JP2016206479A - 画像形成装置、画像形成方法及び制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法及び制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016206479A
JP2016206479A JP2015089268A JP2015089268A JP2016206479A JP 2016206479 A JP2016206479 A JP 2016206479A JP 2015089268 A JP2015089268 A JP 2015089268A JP 2015089268 A JP2015089268 A JP 2015089268A JP 2016206479 A JP2016206479 A JP 2016206479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
unit
roller
print medium
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015089268A
Other languages
English (en)
Inventor
公彦 小林
Kimihiko Kobayashi
公彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2015089268A priority Critical patent/JP2016206479A/ja
Publication of JP2016206479A publication Critical patent/JP2016206479A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】印刷処理を行いつつエージング動作を行うことができる。
【解決手段】画像データに応じて印刷媒体に画像を形成する画像形成装置1は、画像データに基づいて印刷媒体Pにトナーを転写する画像形成部20と、第1のローラ31と、第2のローラ32と、第1のローラ31と第2のローラ32の少なくとも一方を加熱する加熱部33とを有する定着部30と、画像形成部20から定着部30まで印刷媒体Pを搬送する搬送部40と、画像形成部20と搬送部40とを制御する制御部10とを備える。制御部10は、画像データに基づいて印刷枚数を算出し、算出された印刷枚数が予め設定された枚数を超えた場合に、印刷媒体の搬送の時間的な間隔を長くする制御を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、加圧ローラと定着ローラを使用して印刷媒体に画像を定着させる画像形成装置に関する。
典型的な画像形成装置(たとえばプリンター、多機能プリンター、又は複合機(Multifunction Printer)は、印刷媒体上に転写したトナーを印刷媒体に定着する定着部を有している。定着部は、一般に加圧ローラと定着ローラとで印刷媒体を加熱・加圧してトナーを印刷媒体に定着させる。定着部は、必要に応じてエージング動作と呼ばれる動作を行うことがある。エージング動作とは、印刷媒体を通過させることなく、定着ローラを加熱しつつ加圧ローラと定着ローラとを回転させる動作である。たとえば特許文献1では、エージング動作は、印刷ジョブを実行した後に一定時間行われ、次の印刷ジョブの開始時に定着に適した温度とすることができる。これにより、次の印刷ジョブにおけるファーストコピーまでの時間を短縮化することができる。
特開2011−48275号公報
しかし、エージング動作については、上述の技術では、ファーストコピーまでの時間を短縮化しつつエネルギー消費を小さくするという観点のみから検討がなされており、他の観点からは定着ローラの温度管理について十分に検討されてはいなかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、定着ローラの温度管理を向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、画像データに応じて印刷媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記画像データに基づいて印刷媒体にトナーを転写する画像形成部と、第1のローラと、第2のローラと、前記第1のローラと前記第2のローラの少なくとも一方を加熱する加熱部とを有する定着部と、前記画像形成部から前記定着部まで前記印刷媒体を搬送する搬送部と、前記画像形成部と前記搬送部とを制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記画像データに基づいて印刷枚数を算出し、前記算出された印刷枚数が予め設定された枚数を超えた場合に、前記印刷媒体の搬送の時間的な間隔を長くする制御を行う。
上記画像形成装置において、前記制御部は、前記画像データに基づいて印刷処理を開始した後に、前記印刷媒体の搬送の時間的な間隔を長くする制御を行うようにしてもよい。
上記画像形成装置において、前記制御部は、前記画像データに基づいて印刷処理を開始した後に前記印刷媒体の搬送の時間的な間隔を長くする場合には、複数の段階で前記時間的な間隔を長くする制御を行うようにしてもよい。
本発明の画像形成方法は、画像データに基づいて印刷媒体にトナーを転写する画像形成工程と、前記画像形成部から前記定着部まで前記印刷媒体を搬送する搬送工程と、第1のローラと、第2のローラと、前記第1のローラと前記第2のローラの少なくとも一方を加熱する加熱部とを有する定着部により印刷媒体にトナーを定着する工程と、前記画像データに基づいて印刷枚数を算出し、前記算出された印刷枚数が予め設定された枚数を超えた場合に、前記印刷媒体の搬送の時間的な間隔を長くする制御を行う制御工程とを備える。
本発明の制御プログラムは、画像データに応じて印刷媒体にトナーを転写する画像形成部と、第1のローラと、第2のローラと、前記第1のローラと前記第2のローラの少なくとも一方を加熱する加熱部とを有する定着部と、前記画像形成部から前記定着部まで前記印刷媒体を搬送する搬送部とを備える画像形成装置を制御するための制御プログラムであって、前記制御プログラムは前記画像データに基づいて印刷枚数を算出し、前記算出された印刷枚数が予め設定された枚数を超えた場合に、前記印刷媒体の搬送の時間的な間隔を長くする制御を行う。
本発明の画像形成装置や画像形成方法によれば、印刷処理を行いつつエージング動作を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロックダイアグラムである。 一実施形態に係る画像形成装置1の加圧ローラ31と定着ローラ32の配置構成を示す模式図である。 一実施形態に係る画像形成装置1における印刷処理手順を示すフローチャーである。 一実施形態に係る画像形成装置1における第1の印刷処理(サブルーチン)を示すフローチャートである。 一実施形態に係る画像形成装置1における第2の印刷処理(サブルーチン)を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロックダイアグラムである。画像形成装置1は、制御部10と、画像形成部20と、定着部30と、搬送部40と、記憶部50とを備えている。画像形成部20は、複数の原稿をセット可能な自動原稿送り装置(ADF)21と、ADF21から供給される原稿から画像を読み取って画像データを生成する画像読取部22と、画像データに基づいてトナーを印刷用紙に転写する転写部23とを備えている。定着部30は、加圧ローラ31と、定着ローラ32と、定着ローラ32を加熱する誘導加熱部33とを備えている。
制御部10は、RAMやROM等の主記憶手段、及びMPU(Micro Processing Unit)やCPU(Central Processing Unit)等の制御手段を備えている。また、制御部10は、各種I/O、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、バス、その他バードウェア等のインターフェイスに関連するコントローラ機能を備え、画像形成装置1全体を制御する。
記憶部50は、非一時的な記録媒体であるハードディスクドライブやフラッシュメモリー等からなる記憶装置で、制御部10が実行する処理の制御プログラムやデータを記憶する。
図2は、一実施形態に係る画像形成装置1の加圧ローラ31と定着ローラ32の配置構成を示す模式図である。定着工程は、誘導加熱部33によって加熱された定着ローラ32に対して印刷媒体Pを加圧ローラ31で押しつけることによって印刷媒体Pに転写されたトナーを印刷媒体Pに定着する工程である。一方、エージング動作とは、前述のように印刷媒体Pを加圧ローラ31と定着ローラ32との間に通過させることなく、定着ローラ32を加熱しつつ加圧ローラ31と定着ローラ32とを回転させる動作である。加圧ローラ31と定着ローラ32は、それぞれ第1のローラと第2のローラとも呼ばれる。
特許文献1の技術では、ジョブ終了後における定着ローラ32の温度管理を目的としてエージング動作が行われている。すなわち、特許文献1の技術は、定着工程の時間が長くなって定着ローラが加熱される時間も長くなると、定着ローラの温度が定着に必要な温度を超えた温度となることに着目して省エネルギーを目的としてジョブ間のエージング動作を省略する。しかしながら、本願発明者は、印刷処理速度の高速度化に伴って別の観点から定着ローラ32の温度管理が望まれることを見いだした。
本願発明者は、定着ローラ32が加熱される時間が長くなると、定着ローラ32の温度の不均一が生じて熱膨張等によって定着ローラ32にダメージが発生する可能性があることを見いだした。温度の不均一は、印刷媒体Pによって定着ローラ32から熱が奪われることによって生じる。
定着ローラ32は、その外表面において印刷媒体Pが通過する通紙領域32S2と、印刷媒体Pが通過しない両端の非通紙領域32S1、32S3とを有している。すなわち、定着ローラ32の3つの領域32S1、32S2、32S3のうち印刷媒体Pによって熱が奪われる通紙領域32S2が比較的に低い温度となる一方、印刷媒体Pによって熱が奪われない両端の非通紙領域32S1、32S3が比較的に高い温度となる。
本願発明者は、エージング動作によって3つの領域32S1、32S2、32S3の熱の不均一を緩和できることを見いだした。このエージング動作は、定着エージングとも呼ばれ、特許文献1に開示されているエージング動作と同一の動作である。具体的には、印刷媒体Pを加圧ローラ31と定着ローラ32との間に通過させることなく、定着ローラ32を誘導加熱部33によって加熱しつつ加圧ローラ31と定着ローラ32とを回転させる動作である。
これにより、高温となった定着ローラ32の両端の非通紙領域32S1、32S3から定着ローラ32の中央の通紙領域32S2に熱伝導で熱が伝達されるとともに、定着ローラ32の両端の非通紙領域32S1、32S3から加圧ローラ31の両端の非通紙領域31S1、31S3と加圧ローラ31の中央の通紙領域31S2を経て定着ローラ32の中央の通紙領域32S2に熱伝導で熱が伝達される。この結果、定着ローラ32の3つの領域32S1、32S2、32S3における温度の不均一が緩和されることになる。
このような問題は、画像形成装置の性能の向上による印刷処理速度の高速化に伴って、今後ますます顕在化する問題である。
図3は、一実施形態に係る画像形成装置1における印刷処理手順を示すフローチャートである。印刷処理手順は、定着エージングを行いつつ印刷処理を行う。
ステップS10では、ユーザは、ADF21に原稿をセットする。画像形成装置1は、ADF21にセットされた原稿を検知する。本検知によって本印刷処理手順は起動される。ADF21に複数枚の原稿がセットされた場合には、エージング動作が必要となる可能性があるからである。
ステップS20では、ユーザは、部数その他の設定後にコピースイッチ(図示せず)を操作する。本操作によって、制御部10は、以下の処理を開始して平行して実行する。(1)定着部30のウォームアップ処理、(2)ADF21による画像形成部20への給紙、(3)画像形成部20による原稿画像の読み取り。
ステップS30では、制御部10は、定着部30のウォームアップ処理が完了すると、処理をステップS40に進める。ステップS40では、制御部10は、画像形成部20による原稿画像の読み取りが完了しているか否かに応じてステップS50又はステップS60に処理を進める。すなわち、制御部10は、原稿画像の読み取りが完了している場合には、処理をステップS50に進め、原稿画像の読み取りが完了していない場合には、処理をステップS60に進める。
ステップS50では、制御部10は、第1の印刷処理を実行する。この場合は、原稿画像の読み取りが完了しているので、印刷予定の印刷枚数が確定していることになる。本実施形態では、たとえば原稿画像の読み取りが完了した原稿の枚数が50枚と仮定して説明する。
図4は、一実施形態に係る画像形成装置1における第1の印刷処理(サブルーチン)を示すフローチャートである。ステップS51では、制御部10は、印刷枚数算出処理を実行する。印刷枚数算出処理とは、印刷処理が行われる印刷用紙Pの枚数を予測する処理である。
印刷用紙Pの枚数は、原稿画像の読み取りが完了した原稿の枚数(50枚)と印刷設定に応じて決定される。具体的には、以下のケースがある。
(1)複数部数(たとえば5部)印刷する場合:250枚(=50枚×5部)。
(2)2頁分の原稿画像が1枚の印刷用紙Pに印刷される場合:25枚(=50枚÷2)。
(3)両面印刷の場合:50枚(=25枚(印刷用紙P)×2面)。
なお、両面印刷の場合には、1枚の印刷用紙Pが定着部30を2回通過するので、印刷用紙Pの枚数の2倍として印刷枚数が算出される。このように、本実施形態における印刷枚数とは、印刷用紙Pが定着部30を通過する回数(定着枚数)を意味している。
ステップS52では、制御部10は、印刷枚数が予め設定されている設定値(150枚と仮定)よりも大きいか否かを判定する。制御部10は、印刷枚数が設定値よりも大きい場合には、ステップS53を経由してステップS54に処理を進める。一方、制御部10は、印刷枚数が設定値以下の場合にはステップS53を経由せずに処理をステップS54に進める。すなわち、印刷枚数が設定値以下の場合には、紙間調整処理を行うことなく印刷処理が実行される。ここでは、印刷枚数を250枚と仮定する。
ステップS53では、制御部10は、紙間調整処理を行う。紙間調整処理は、印刷処理の対象となる印刷用紙Pの紙送りの時間的な間隔(時間間隔)を長くする処理である。本実施形態では、予め設定されている連続印刷枚数(たとえば201枚)に達した場合には、印刷処理を途中で停止して予め設定された時間(たとえば50秒)だけ連続してエージング動作が実行される画像形成装置に本発明を適用した場合を想定する。
印刷用紙Pの紙送りの時間間隔は、たとえば以下のようにして設定することができる。本実施形態では、予め設定されている連続印刷枚数である設定値(たとえば200枚)の印刷中に予め設定されたエージング動作の時間Ta(たとえば50秒)だけエージング動作を実行するものとする。具体的には、画像形成装置1の印字速度が60枚/分と仮定すると、印刷用紙Pの紙送りの時間間隔Tiは、1秒となる。この時間間隔Ti(1秒)に対して、追加時間間隔Tia(0.25秒=50秒÷(201枚−1))だけ追加して、時間間隔Ti(1.25秒)とすると、201枚の印刷中に約50秒のエージング動作が実行されたことになる。なお、紙間は、印刷枚数(201枚)より1つ少ないため1を減算している。
エージング動作は、前述のように印刷媒体Pを加圧ローラ31と定着ローラ32との間に通過させることなく、定着ローラ32を加熱しつつ加圧ローラ31と定着ローラ32とを回転させる動作である。一方、時間間隔Tiは、印刷媒体Pの紙送りの時間間隔Tiである。よって、時間間隔Tiを延長すれば、実質的にエージング動作が実行されたことになる。
図5は、一実施形態に係る画像形成装置1における第2の印刷処理(サブルーチン)を示すフローチャートである。ステップS61では、制御部10は、印刷予定の印刷枚数が確定する前なので、紙間調整処理を行うことなく印刷処理を開始する。制御部10は、原稿画像の読み取りが完了すると、処理をステップS63に進める(ステップS62)。第2の印刷処理では、印刷処理を開始した後に紙間調整処理が行われる。
ステップS63では、制御部10は、印刷枚数算出処理を実行する。印刷枚数算出処理の処理内容は、印刷枚数算出処理(ステップS51)と同一である。ステップS64では、制御部10は、印刷枚数が予め設定されている設定値よりも大きいか否かを判定する。制御部10は、印刷枚数が設定値よりも大きい場合には、ステップS65を経由してステップS66に処理を進める。一方、制御部10は、印刷枚数が設定値以下の場合にはステップS65を経由せずに処理をステップS66に進める。すなわち、印刷枚数が設定値以下の場合には、紙間調整処理を行うことなく最後まで印刷処理が実行される。
ステップS65では、制御部10は、紙間調整処理を行う。ステップS65の紙間調整処理は、印刷処理の対象となる印刷用紙Pの紙送りの時間間隔を長くする処理である点で、ステップS53の紙間調整処理と共通する。ただし、ステップS65の紙間調整処理は、以下の点でステップS53の本紙間調整処理と相違する。
ステップS65の紙間調整処理においては、制御部10は、印刷用紙Pの紙送りの時間間隔は、たとえば以下のようにして設定する。本実施形態では、残りの印刷枚数の印刷中に予め設定されたエージング動作の時間Ta(たとえば50秒)だけエージング動作を実行するものとする。具体的には、たとえば既に74枚印刷済みであると仮定すると、残りの印刷枚数(126枚=200枚−74枚)の印刷中に予め設定されたエージング動作の時間Ta(たとえば50秒)だけエージング動作を実行することになる。この結果、追加時間間隔Tia(0.4秒=50秒÷(126枚−1枚))だけ追加して、時間間隔Ti(1.4秒)とすると、残り126枚の印刷中に約50秒のエージング動作が実行されたことになる。なお、紙間は、印刷枚数(126枚)より1つ少ないため1を減算している。
ただし、時間間隔Tiが突然1秒から1.4秒に変更されると、ユーザに違和感を与える可能性があるので、複数の段階で段階的に増やすようにすることが好ましい。具体的には、たとえば1.2秒に変更して40枚印刷し、1.4秒に変更して40枚印刷し、1.6秒に変更して46枚印刷するようにしてもよい。こうすれば、残り126枚の印刷中に約51秒のエージング動作が実行されたことになる。
このように、一実施形態に係る制御部10は、印刷用紙Pの紙送りの時間間隔を延長することによってエージング動作を行う。よって、印刷途中で印刷処理を停止してエージング動作を行う場合と比較して、ユーザに与えるストレスを小さくする事ができる。特に、印刷途中で印刷処理を停止してエージング動作を行う場合には、一定間隔で排出されていた印刷用紙Pが排出されなくなるので、ユーザは印刷処理が完了したものと誤認識する可能性がある。本実施形態は、このようなユーザの誤認識を防ぐことできるという顕著な効果を奏することもできる。
本発明は、上記実施形態だけでなく、以下のような変形例でも実施することができる。
変形例1:本発明は、紙送りの時間間隔を延長することによって印刷処理の最中にエージング動作を実行しているが、たとえば用紙搬送の速度を低下させるようにしてもよい。ただし、上述の実施形態は以下のような優れた点を有している。
(1)用紙搬送の速度を低下させるためには、用紙搬送の様々なパラメータ(たとえばモータ回転数)を変更することになるため制御が複雑になり様々なケースに対応することが難しくなる。これに対して、紙送りの時間間隔を延長する方法は、紙送りのタイミングを変更するだけなので簡易な実装が可能である。
(2)用紙搬送の速度を途中で低下させることは困難であるが、紙送りのタイミングを途中で変更することは容易である。このように、紙送りの時間間隔を延長する方法は、第2の印刷処理(ステップS60)の実装を容易にすることができる。特に、パーソナルコンピュータからの印刷ジョブの処理では、1枚分の印刷データが画像形成装置に入力された時点で印刷処理を開始し、印刷処理の最中にエージング動作と並行して実行する印刷処理の準備(たとえば時間間隔の設定)を実行することができるという利点がある。
(3)用紙搬送の速度を低下させると、ファーストプリントタイムが長くなってしまうのに対して、紙送りの時間間隔を変更する構成では、ファーストプリントタイムへの影響がないという利点がある。
変形例2:本発明は、ウォームアップ処理が完了した時点で原稿画像の読み取りが完了しているか否かに応じて処理内容を切り替えているが、たとえば読み取りが完了したときに割り込み処理で紙送りの時間間隔を変更するようにしてもよい。本発明は、印刷処理を「開始前」、「開始後」、及び「双方(上記実施形態)」のいずれのタイミングで印刷媒体の搬送の時間的な間隔を長くするように構成してもよい。ただし、双方のタイミングで搬送の時間的な間隔を長くするようにできれば、ファーストプリントタイムへの影響を小さくする事ができるという利点がある。
1 画像形成装置
10 制御部
20 画像形成部
21 自動原稿送り装置(ADF)
22 画像読取部
23 転写部
30 定着部
31 加圧ローラ
32 定着ローラ
33 誘導加熱部
40 搬送部
50 記憶部

Claims (5)

  1. 画像データに応じて印刷媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記画像データに基づいて印刷媒体にトナーを転写する画像形成部と、
    第1のローラと、第2のローラと、前記第1のローラと前記第2のローラの少なくとも一方を加熱する加熱部とを有する定着部と、
    前記画像形成部から前記定着部まで前記印刷媒体を搬送する搬送部と、
    前記画像形成部と前記搬送部とを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記画像データに基づいて印刷枚数を算出し、前記算出された印刷枚数が予め設定された枚数を超えた場合に、前記印刷媒体の搬送の時間的な間隔を長くする制御を行う画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記画像データに基づいて印刷処理を開始した後に、前記印刷媒体の搬送の時間的な間隔を長くする制御を行う画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記画像データに基づいて印刷処理を開始した後に前記印刷媒体の搬送の時間的な間隔を長くする場合には、複数の段階で前記時間的な間隔を長くする画像形成装置。
  4. 画像を形成する方法であって、
    画像データに基づいて印刷媒体にトナーを転写する画像形成工程と、
    前記画像形成部から前記定着部まで前記印刷媒体を搬送する搬送工程と、
    第1のローラと、第2のローラと、前記第1のローラと前記第2のローラの少なくとも一方を加熱する加熱部とを有する定着部により印刷媒体にトナーを定着する工程と、
    前記画像データに基づいて印刷枚数を算出し、前記算出された印刷枚数が予め設定された枚数を超えた場合に、前記印刷媒体の搬送の時間的な間隔を長くする制御を行う制御工程と、
    を備える画像形成方法。
  5. 画像データに応じて印刷媒体にトナーを転写する画像形成部と、第1のローラと、第2のローラと、前記第1のローラと前記第2のローラの少なくとも一方を加熱する加熱部とを有する定着部と、前記画像形成部から前記定着部まで前記印刷媒体を搬送する搬送部とを備える画像形成装置を制御するための制御プログラムであって、
    前記制御プログラムは前記画像データに基づいて印刷枚数を算出し、前記算出された印刷枚数が予め設定された枚数を超えた場合に、前記印刷媒体の搬送の時間的な間隔を長くする制御を行う制御プログラム。

JP2015089268A 2015-04-24 2015-04-24 画像形成装置、画像形成方法及び制御プログラム Pending JP2016206479A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015089268A JP2016206479A (ja) 2015-04-24 2015-04-24 画像形成装置、画像形成方法及び制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015089268A JP2016206479A (ja) 2015-04-24 2015-04-24 画像形成装置、画像形成方法及び制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016206479A true JP2016206479A (ja) 2016-12-08

Family

ID=57489898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015089268A Pending JP2016206479A (ja) 2015-04-24 2015-04-24 画像形成装置、画像形成方法及び制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016206479A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017218611A1 (de) 2016-10-21 2018-04-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Anzeigevorrichtung, elektronische Vorrichtung und Betriebsverfahren dafür

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017218611A1 (de) 2016-10-21 2018-04-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Anzeigevorrichtung, elektronische Vorrichtung und Betriebsverfahren dafür

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9869958B2 (en) Image forming apparatus that controls movement of a continuous sheet through a fixing unit
CN107526267B (zh) 定影装置及其间隙宽度的调节方法、图像形成装置
US7949274B2 (en) Fixing apparatus and temperature control method
JP6833377B2 (ja) 画像形成装置および定着装置
JP2004045699A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JPH1124493A (ja) 複写装置
US10788774B2 (en) Fixing device that controls rotation speed of press roller, according to temperature of fixing element at start of job, type of recording sheet, ambient temperature, and elapsed time after start of paper feed, and image forming apparatus
JP2016206479A (ja) 画像形成装置、画像形成方法及び制御プログラム
JP2017198936A (ja) 画像形成システム及び冷却制御方法
JP2010271410A (ja) 画像形成装置
US8873987B2 (en) Image forming apparatus, control method, and recording medium
US5790919A (en) Method for controlling temperature of heater of image processing apparatus in accordance with consecutive image forming operations
JP2015214064A (ja) 搬送装置
JP2007304362A (ja) トナー定着装置
JP2005043821A (ja) 画像形成装置
JP6234126B2 (ja) 画像形成装置
JP2007140400A (ja) 画像形成装置およびその定着器制御方法
JP2008122518A (ja) 画像形成装置、制御装置、画像形成システム、画像形成プログラム、および制御プログラム
JP2004233390A (ja) 定着装置
JP2006251729A (ja) 画像形成装置
JP6852507B2 (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2017026651A (ja) 画像形成装置
JP2005338369A (ja) 画像形成装置
JP2015222382A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2017198724A (ja) 画像形成装置