JP2004245383A - トロイダル型無段変速機およびトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法 - Google Patents

トロイダル型無段変速機およびトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法 Download PDF

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Abstract

【課題】動力伝達不能になるのを回避することができるトロイダル型無段変速機を提供する。
【解決手段】金属製の入力側ディスク9と、金属製の出力側ディスク11と、これらの入力側ディスク9と出力側ディスク11との間に設けられて、入力側ディスク9と出力側ディスク11とに潤滑油を介して転接する金属製のパワーローラ13とを備えているトロイダル型無段変速機において、出力側ディスク11のトラクション面11aの残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定するX線回折測定装置41を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車や各種産業機械等に用いられるトロイダル型無段変速機およびトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用変速機として、従来、例えば図4に示すトロイダル型無段変速機が知られている(例えば、特許文献1参照)。このトロイダル型無段変速機は、ケーシング1内に、第1バリエータ3と、第2バリエータ4と、動力源5の動力軸6に結合されて動力源5により回転駆動される入力軸7とを備えている。
【0003】
第1バリエータ3は、入力軸7に同軸的に配置され、かつ入力軸7にボールスプライン等を介して結合されて、入力軸7とともに回転する金属製の入力側ディスク9と、入力軸7に同軸的に配置され、かつニードル軸受等により入力軸7に対して回転自在に支持された金属製の出力側ディスク11と、これらの入力側ディスク9と出力側ディスク11との間に設けられて、入力側ディスク9と出力側ディスク11とに潤滑油を介して転接する複数個の金属製のパワーローラ13とを備えている。
第2バリエータ4は、入力軸7に同軸的に配置され、かつ入力軸7にスプライン等を介して結合されて入力軸7とともに回転する入力側ディスク15と、入力軸7に同軸的に配置され、かつニードル軸受等により入力軸7に対して回転自在に支持された出力側ディスク17と、これらの入力側ディスク15と出力側ディスク17との間に設けられて、入力側ディスク15と出力側ディスク17とに潤滑油を介して転接する複数個のパワーローラ19とを備えている。
【0004】
入力側ディスク9,15および出力側ディスク11,17はそれぞれ、断面円弧状のトラクション面(転動面)9a,15a,11a,17aを有しており、第1バリエータ3の入力側ディスク9と出力側ディスク11とは、これらのトラクション面9a,11aが互いに対向した状態で設けられ、第2バリエータ4の入力側ディスク15と出力側ディスク17とは、これらのトラクション面15a,17aが互いに対向した状態で設けられている。
【0005】
また、パワーローラ13,19の周面13a,19aはそれぞれ、入力側ディスク9,15のトラクション面9a,15aおよび出力側ディスク11,17のトラクション面11a,17aに潤滑油を介して接触するトラクション面とされている。また、パワーローラ13,19はそれぞれ、スラスト玉軸受21,23を介して図示しないトラニオンに傾転自在に支持されている。
スラスト玉軸受21,23は、パワーローラ13,19に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、パワーローラ13,19の回転を許容するものである。これらのスラスト玉軸受21,23は、複数個ずつの金属製の玉25,27と、これらの玉25,27を転動自在に支持する図示しない保持器と、円環状の外輪29,31とから構成されている。
スラスト玉軸受21,23の内輪軌道はそれぞれ、パワーローラ13,19の大端面に形成され、スラスト玉軸受21,23の外輪軌道はそれぞれ、外輪29,31の内側面に形成されている。これらの内輪軌道および外輪軌道に、上記玉25,27が潤滑油を介して接触されている。
【0006】
また、第1バリエータ3の出力側ディスク11と第2バリエータ4の出力側ディスク17との間には、出力歯車33が設けられており、この出力歯車33は、出力軸35に設けられた歯車37に歯合されている。
【0007】
このトロイダル型無段変速機においては、動力源5から入力軸7にトルクが伝達されると、このトルクは図示しない押圧装置を介して第1バリエータ3の入力側ディスク9に伝達されるとともに、入力軸7を介して第2バリエータ4の入力側ディスク15に伝達され、これらの入力側ディスク9,15が回転する。
入力側ディスク9,15に入力されたトルクはそれぞれ、パワーローラ13,19を介して出力側ディスク11,17に伝達される。このとき、パワーローラ13,19が傾転制御されることで、パワーローラ13,19の傾転角に応じた変速比が、第1バリエータ3の入力側ディスク9と出力側ディスク11との間および第2バリエータ4の入力側ディスク15と出力側ディスク17との間に無段階に発生する。そして、出力側ディスク11,17に伝達されたトルクはそれぞれ、出力歯車33に集合され、歯車37を介して出力軸35に伝達されて、出力部36に出力される。
【0008】
このようなトロイダル型無段変速機は、稼動時に、入力側ディスク9,15のトラクション面9a,15a、出力側ディスク11,17のトラクション面11a,17aおよびパワーローラ13,19のトラクション面13a,19aがそれぞれ、動力源5からのトルクの入力によって面圧を受ける。さらには、ケーシング1内の潤滑油中には、種々の摺動部品等からコンタミネーション(夾雑物)が発生したり、組立時に混入する可能性がある。このようなコンタミネーションがトラクション面9a,11a,13a,15a,17a,19aに噛み込まれると、これらのトラクション面9a,11a,13a,15a,17a,19aに圧痕が生じる。この圧痕の周囲にかかる応力集中により、トラクション面9a,11a,13a,15a,17a,19aに亀裂や剥離等が生じる虞がある。したがって、入力側ディスク9,15、出力側ディスク11,17およびパワーローラ13,19は、面疲労強度(転動疲労強度)に優れていることが要求され、高い表面硬度等を有していることが必要となる。そのため、従来においては、入力側ディスク9,15、出力側ディスク11,17およびパワーローラ13,19の素材として、残留オーステナイト量等を一定の範囲に制限した耐久性に優れたものを用いている(例えば、特許文献2、特許文献3および特許文献4参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平01−229158号公報
【特許文献2】
特開平09−079336号公報
【特許文献3】
特開平09−079337号公報
【特許文献4】
特開平09−079338号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、入力側ディスク9,15、出力側ディスク11,17およびパワーローラ13,19の素材として耐久性に優れたものを用いても、入力側ディスク9,15のトラクション面9a,15a、出力側ディスク11,17のトラクション面11a,17aおよびパワーローラ13,19のトラクション面13a,19aが、疲労寿命を超えた状態で使用された場合には、トラクション面9a,15a,11a,17a,13a,19aが剥離するなどして、入力側ディスク9,15から出力側ディスク11,17への動力伝達が不能になる虞がある。
また、トロイダル型無段変速機の分解作業等の際に、許容できないほどのコンタミネーションが混入した場合には、上記入力側ディスク9,15、出力側ディスク11,17、パワーローラ13,19等の寿命が大幅に短くなって、上述の場合と同様に、トラクション面9a,15a,11a,17a,13a,19aが剥離するなどして、入力側ディスク9,15から出力側ディスク11,17への動力伝達が不能になる虞がある。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、動力伝達不能になるのを回避することができるトロイダル型無段変速機およびトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のトロイダル型無段変速機は、潤滑油を介して互いに接触する金属製転動体を備えているトロイダル型無段変速機において、前記転動体の転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定する測定手段を備えていることを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項1に記載の発明において、前記測定手段は、X線回折法を用いて前記転動体の前記転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定するものであることを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記測定手段が測定した測定値が所定値になったときに、警告を発する警告手段を備えていることを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、動力源により回転駆動されて前記動力源の動力を前記転動体に入力する入力軸と、この入力軸の回転に基づく動力を前記転動体を介して取り出す出力軸と、前記測定手段が測定した測定値が所定値になったときに、前記動力源から前記入力軸への動力を遮断するとともに、前記動力源から前記転動体を介さずに前記出力軸に動力を伝達する動力断続手段とを備えていることを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、前記測定手段は、前記転動体が停止しているときに、前記転動体の前記転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定するものであることを特徴とする。
【0017】
請求項6に記載のトロイダル型無段変速機は、潤滑油を介して互いに接触する転動体を備えているトロイダル型無段変速機において、トロイダル型無段変速機の振動を測定する測定手段を備えていることを特徴とする。
【0018】
請求項7に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項6に記載の発明において、前記測定手段が測定した振動の大きさが許容範囲外になったときに、警告を発する警告手段を備えていることを特徴とする。
【0019】
請求項8に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項6または請求項7に記載の発明において、動力源により回転駆動されて前記動力源の動力を前記転動体に入力する入力軸と、この入力軸の回転に基づく動力を前記転動体を介して取り出す出力軸と、前記測定手段が測定した振動の大きさが許容範囲外になったときに、前記動力源から前記入力軸への動力を遮断するとともに、前記動力源から前記転動体を介さずに前記出力軸に動力を伝達する動力断続手段とを備えていることを特徴とする。
【0020】
請求項9に記載のトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法は、潤滑油を介して互いに接触する金属製転動体を備えているトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法であって、前記転動体の転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定して、前記転動体の疲労度を検知することを特徴とする。
【0021】
請求項10に記載のトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法は、請求項9に記載の発明において、X線回折法を用いて前記転動体の前記転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定することを特徴とする。
【0022】
請求項11に記載のトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法は、請求項9または請求項10に記載の発明において、測定した測定値が所定値になったときに、警告を発することを特徴とする。
【0023】
請求項12に記載のトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法は、請求項9乃至請求項11のいずれかに記載の発明において、前記トロイダル型無段変速機は、動力源により回転駆動されて前記動力源の動力を前記転動体に入力する入力軸と、この入力軸の回転に基づく動力を前記転動体を介して取り出す出力軸とを備え、測定した測定値が所定値になったときに、前記動力源から前記入力軸への動力を遮断するとともに、前記動力源から前記転動体を介さずに前記出力軸に動力を伝達することを特徴とする。
【0024】
請求項13に記載のトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法は、請求項9乃至請求項12のいずれかに記載の発明において、前記転動体が停止しているときに、前記転動体の前記転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定することを特徴とする。
【0025】
請求項14に記載のトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法は、潤滑油を介して互いに接触する転動体を備えているトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法であって、前記トロイダル型無段変速機の振動を測定して、前記トロイダル型無段変速機の異常を検知することを特徴とする。
【0026】
請求項15に記載のトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法は、請求項14に記載の発明において、測定した振動の大きさが許容範囲外になったときに、警告を発することを特徴とする。
【0027】
請求項16に記載のトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法は、請求項14または請求項15に記載の発明において、前記トロイダル型無段変速機は、動力源により回転駆動されて前記動力源の動力を前記転動体に入力する入力軸と、この入力軸の回転に基づく動力を前記転動体を介して取り出す出力軸とを備え、測定した振動の大きさが許容範囲外になったときに、前記動力源から前記入力軸への動力を遮断するとともに、前記動力源から前記転動体を介さずに前記出力軸に動力を伝達することを特徴とする。
【0028】
ここで、上記各請求項において、転動体とは、入力側ディスク、出力側ディスク、パワーローラおよびこのパワーローラに加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、パワーローラの回転を許容するスラスト玉軸受の玉を含む。
【0029】
請求項1および請求項9に記載の発明においては、転動体の転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定することにより、転動体の疲労度を知ることができるため、転動体が疲労寿命に達する時期を予測したり、あるいは油膜切れ等の異常を検知したりすることができる。したがって、トロイダル型無段変速機が動力伝達不能になる前に、転動体の交換等の対策をとることができる。
【0030】
請求項2および請求項10に記載の発明においては、金属に対する非破壊検知方法であるX線回折法により転動体の転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定するので、残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定するときに、転動体を傷つける虞がない。
【0031】
請求項3および請求項11に記載の発明においては、測定した測定値が所定値になったとき、すなわち転動体が疲労寿命に近くなったときなどに、使用者等に警告を発する。したがって、使用者等は、この警告に基づいて転動体の交換等の対策をとることができる。
【0032】
請求項4および請求項12に記載の発明においては、測定した測定値が所定値になったときに、動力源から入力軸への動力を遮断するとともに、動力源から転動体を介さずに出力軸に動力を伝達するので、例えば転動体が疲労寿命を超えて機能しなくなり、転動体を介して出力軸に動力が伝達されないような状態になったとしても、動力源から出力軸に動力を伝達することができる。
【0033】
請求項5および請求項13に記載の発明においては、転動体が停止しているときに、転動体の転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定するので、残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量をより正確に測定することができる。
【0034】
請求項6および請求項14に記載の発明においては、トロイダル型無段変速機の振動を測定するので、例えば転動体の異常摩耗やがたつき等の異常に起因した振動の変化を知ることができる。したがって、トロイダル型無段変速機が動力伝達不能になる前に、転動体の交換等の対策をとることができる。
【0035】
請求項7および請求項15に記載の発明においては、測定した振動の大きさが許容範囲外になったとき、すなわち転動体等の異常摩耗やがたつき等の異常が発生して、トロイダル型無段変速機の振動が許容範囲よりも大きくなったり、あるいは小さくなったりしたときに、使用者等に警告を発するので、トロイダル型無段変速機が動力伝達不能になる前に、転動体の交換等の対策をとることができる。
【0036】
請求項8および請求項16に記載の発明においては、測定した振動の大きさが許容範囲外になったときに、動力源から入力軸への動力を遮断するとともに、動力源から転動体を介さずに出力軸に動力を伝達するので、例えば転動体が疲労寿命を超えて機能しなくなり、転動体を介して出力軸に動力が伝達されないような状態になったとしても、動力源から出力軸に動力を伝達することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の各図において、図4と同一構成要素には同一符号を付してその説明を簡略化する。
【0038】
図1は、本発明の第1実施の形態に係るトロイダル型無段変速機を示す図である。このトロイダル型無段変速機には、X線回折法により第1バリエータ3の出力側ディスク(転動体)11のトラクション面(転動面)11aの残留オーステナイト量とマルテンサイト量とを測定するX線回折測定装置(測定手段)41が設けられている。このX線回折測定装置41には、警告ランプ(警告手段)43が電気的に接続されており、この警告ランプ43は、X線回折測定装置41から送られる信号により、点灯あるいは点滅するようになっている。
【0039】
また、X線回折測定装置41には、予め設定された残留オーステナイト量の閾値Aとマルテンサイト量の閾値Bとが入力されている。上記閾値Aは、疲労寿命近くの所定時点の出力側ディスク11のトラクション面11aの残留オーステナイト量であり、上記閾値Bは、疲労寿命近くの所定時点の出力側ディスク11のトラクション面11aのマルテンサイト量である。なお、上記閾値A,Bは、疲労寿命近くの所定時点の出力側ディスク11のトラクション面11aの残留オーステナイト量およびマルテンサイト量をそれぞれ試験等により調査し、これに基づいて設定される。
【0040】
このように構成されたトロイダル型無段変速機において、出力側ディスク11の疲労寿命を予測するには、トロイダル型無段変速機の稼動が停止したときに、X線回折測定装置41により出力側ディスク11のトラクション面11aの残留オーステナイト量およびマルテンサイト量を測定し、その測定値C,Dと上記閾値A,Bとを比較する。
【0041】
出力側ディスク11のトラクション面11aの残留オーステナイト量は、出力側ディスク11の疲労度が大きいほど減少する。残留オーステナイト量が減少すると、X線回折測定装置41の測定により現れる回折ピークが小さくなり、その測定値Cも小さいものとなる。
また、出力側ディスク11のトラクション面11aのマルテンサイト量は、出力側ディスク11の疲労度が大きいほど結晶化が進む。このように結晶化が進むと、X線回折測定装置41の測定により現れる回折ピークの半値幅が小さくなり、その測定量Dも小さいものとなる。
このため、測定値Cと閾値Aおよび測定値Dと閾値Bを比較して、残留オーステナイト量の測定値Cが閾値A以下になったとき、あるいはマルテンサイト量の測定値Dが閾値B以下になったときには、出力側ディスク11の疲労寿命が近い状態であることを知ることができる。
【0042】
このような場合、X線回折測定装置41は、警告ランプ43に信号を送る。そして、この信号を受けた警告ランプ43が点灯あるいは点滅して、使用者に出力側ディスク11の疲労寿命が近いことを警告する。これにより、使用者は出力側ディスク11の交換等を行って、疲労寿命を超えた出力側ディスク11の使用を未然に防止することができる。
【0043】
このようなトロイダル型無段変速機にあっては、X線回折測定装置41が、出力側ディスク11のトラクション面11aの残留オーステナイト量およびマルテンサイト量を測定することにより、出力側ディスク11のトラクション面11aの疲労度を知ることができるので、出力側ディスク11のトラクション面11aが疲労寿命に達する時期を予測することができる。したがって、トロイダル型無段変速機が動力伝達不能になる前に、出力側ディスク11の交換等の対策をとることができる。
【0044】
また、金属に対する非破壊検知方法であるX線回折法により、出力側ディスク11のトラクション面11aの残留オーステナイト量およびマルテンサイト量を測定するX線回折測定装置41を用いているため、残留オーステナイト量およびマルテンサイト量を測定するときに、出力側ディスク11のトラクション面11aが傷つくのを防止することができる。
【0045】
また、X線回折測定装置41による残留オーステナイト量の測定値Cが閾値A以下になったとき、あるいはマルテンサイト量の測定値Dが閾値B以下になったとき、すなわち出力側ディスク11が疲労寿命に近いときに、警告ランプ43によって使用者に警告を発するので、使用者等は、この警告に基づいて出力側ディスク11の交換等の対策をとることができる。
【0046】
また、X線回折測定装置41は、トロイダル型無段変速機の稼動が停止しているとき、すなわち出力側ディスク11が停止しているときに、出力側ディスク11のトラクション面11aの残留オーステナイト量およびマルテンサイト量を測定するので、残留オーステナイト量およびマルテンサイト量をより正確に測定することができる。
【0047】
図2は、本発明の第2実施の形態に係るトロイダル型無段変速機を示す図である。なお、図2において、図1と同一構成要素には、同一符号を付してその説明を簡略化する。
同図に示すように、入力軸7と動力源5の動力軸6との間には、第1クラッチ45が設けられている。
また、動力軸6には、歯車47が固定されている。動力軸6の側方には、動力源5からの動力を出力軸35に伝達する伝達軸49が、出力軸35と一直線状に設けられている。この伝達軸49には、動力軸6の歯車47に歯合する歯車51が固定されている。また、出力軸35と伝達軸49との間には、第2クラッチ53が設けられている。この第2クラッチ53と上記第1クラッチ45とにより、クラッチ部(動力断続手段)54が構成されており、クラッチ部54は、X線回折測定装置41から送られた信号により、動力軸6と入力軸7との断続を行うとともに、伝達軸49と出力軸35との断続を行うようになっている。
【0048】
また、出力軸35の歯車37は、図示しないワンウェイクラッチを介して出力軸35に取り付けられている。このワンウェイクラッチは、入力軸7から第1バリエータ3および第2バリエータ4を介して出力歯車33に動力が伝達されてこの出力歯車33が回転したときには、出力軸35と歯車37とを連結状態にし、一方、動力源5から伝達軸49を介して出力軸35に動力が伝達されてこの出力軸35が回転したときには、出力軸35と歯車37との連結状態を解除するものである。
【0049】
このように構成されたトロイダル型無段変速機において、X線回折測定装置41による残留オーステナイト量の測定値Cが閾値A以下になったとき、あるいはマルテンサイト量の測定値Dが閾値B以下になったときには、X線回折測定装置41は、警告ランプ43に信号を送るとともに、クラッチ部54の第1クラッチ45および第2クラッチ53にそれぞれ信号を送る。
そうすると、第1クラッチ45が動力軸6と入力軸7とを切り離し、第2クラッチ53が伝達軸49と出力軸35とを連結する。これにより、動力源5から入力軸7への動力の伝達が遮断されるとともに、動力源5からの動力は、歯車47,51、および伝達軸49を介して、出力軸35に伝達されて出力部36に出力される。また、ワンウェイクラッチの作用により、出力軸35と歯車37との連結状態が解除されているため、動力源5から出力軸35に伝達された動力は、歯車37および出力歯車33を介して第1バリエータ3および第2バリエータ4に伝達されない。
【0050】
一方、出力側ディスク11を交換して、X線回折測定装置41による残留オーステナイト量の測定値Cが閾値Aよりも大きく、かつマルテンサイト量の測定値Dが閾値Bよりも大きくなったときには、X線回折測定装置41からの信号により、第1クラッチ45が動力軸6と入力軸7とを連結し、第2クラッチ53が伝達軸49と出力軸35とを切り離す。これにより、動力源5からの動力は、入力軸7を介して第1バリエータ3および第2バリエータ4に伝達されて出力歯車33に集合される。このとき、出力軸35と歯車37とはワンウェイクラッチの作用により連結しているため、出力歯車33に集合された動力は、歯車37を介して出力軸35に伝達される。
【0051】
このようなトロイダル型無段変速機にあっては、第1実施の形態と同様な効果を奏する。さらには、出力側ディスク11が疲労寿命に近づいたときに、X線回折測定装置41から送られる信号により、クラッチ部54が、動力源5から入力軸7への動力を遮断するとともに、動力源5から伝達軸49を介して出力軸35に動力を伝達するので、例えば疲労寿命を超えて出力側ディスク11等が機能しなくなって、第1バリエータ3および第4バリエータ4から出力軸35に伝達されないような状態になったとしても、動力源5から伝達軸49を介して出力軸35に動力を伝達することができる。
【0052】
図3は、本発明の第3実施の形態に係るトロイダル型無段変速機を示す図である。なお、図3において、図1と同一構成要素には、同一符号を付してその説明を簡略化する。
同図に示すように、このトロイダル型無段変速機には、振動を測定する振動測定器55が設けられている。この振動測定器(測定手段)55には、ケーシング1の外側面に固定された振動測定子57が接続されており、振動測定器55は、振動測定子57を介して稼動時のケーシング1の振動を測定するようになっている。また、振動測定器55には、警告ランプ43が電気的に接続されており、この警告ランプ43は、振動測定器55から送られた信号により、点灯あるいは点滅するようになっている。
【0053】
振動測定器55には、トロイダル型無段変速機の振動の許容範囲Eが予め設定されている。この許容範囲Eは、正常な状態のトロイダル型無段変速機の振動の範囲である。本実施の形態では、上記許容範囲Eは、例えば、初期の状態の1.2倍〜1.3倍程度に設定されている。なお、上記許容範囲Eは、正常な状態のトロイダル型無段変速機の振動の範囲を試験等により調査し、これに基づいて設定される。
【0054】
トロイダル型無段変速機の異常を検知するには、このトロイダル型無段変速機の稼動中に、振動測定器55によりトロイダル型無段変速機のケーシングの振動を測定する。
そして、測定した振動の大きさと上記許容範囲Eとを比較する。この比較の結果、測定した振動の大きさが許容範囲E外になったとき、すなわち出力側ディスク11等の異常摩耗や、第1バリエータ3あるいは第2バリエータ4の各部材のがたつき等の異常が発生して、トロイダル型無段変速機の振動が許容範囲Eよりも大きくなったり、あるいは小さくなったりしたときには、振動測定器55は、警告ランプ43に信号を送って、警告ランプ43を点灯あるいは点滅させる。これにより、使用者はトロイダル型無段変速機を点検し、例えば出力側ディスク11の交換等を行う。
【0055】
このようなトロイダル型無段変速機にあっては、振動測定器55によりトロイダル型無段変速機の振動を測定するので、この振動の大きさによりトロイダル型無段変速機の異常を知ることができるため、トロイダル型無段変速機が動力伝達不能になる前に、出力側ディスク11の交換等の対策を行うことができる。
【0056】
また、振動測定器55が測定した振動が許容範囲E外になったとき、すなわちトロイダル型無段変速機に異常が発生しているときに、警告ランプ43によって使用者に警告を発するので、使用者は、この警告に基づいて出力側ディスク11の交換等の対策をとることができる。
【0057】
本発明は、上述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、第1実施の形態および第2実施の形態において、出力側ディスク11のトラクション面11aの残留オーステナイト量の閾値Aは、疲労寿命近くの所定時点の出力側ディスク11のトラクション面11aの残留オーステナイト量であったが、この残留オーステナイト量は、油膜切れ等が発生したときにも減少するため、このときの残留オーステナイト量を閾値Aとするようにしても良い。この場合、油膜切れ等の異常を知ることができるので、油膜切れ等により異常摩耗した出力側ディスク11の交換等の対策を行い、トロイダル型無段変速機が動力伝達不能になるのを防止することができる。
【0058】
また、第1実施の形態および第2実施の形態においては、第1キャビティ3の出力側ディスク11のトラクション面11aを、X線回折測定装置41による測定対象としたが、これに代えて、例えば、入力側ディスク(転動体)9,15のトラクション面(転動面)9a,15a、パワーローラ(転動体)13,19のトラクション面(転動面)13a,19a、スラスト玉軸受21,23の玉(転動体)25,27の表面(転動面)あるいは第2キャビティ4の出力側ディスク(転動体)17のトラクション面(転動面)17aを、X線回折測定装置41による測定対象とするようにしても良い。
【0059】
また、第1実施の形態および第2実施の形態においては、トロイダル型無段変速機にX線回折測定装置41を設置して、出力側ディスク11のトラクション面11aの残留オーステナイト量およびマルテンサイト量を測定したが、これに代えて、トロイダル型無段変速機にX線回折測定装置41を設置せずに、トロイダル型無段変速機の整備時・分解時に、X線回折測定装置41を別途準備して、入力側ディスク9,15のトラクション面9a,15a、出力側ディスク11,17のトラクション面11a,17a、パワーローラ13,19のトラクション面13a,19aあるいはスラスト玉軸受21,23の玉25,27の表面等の残留オーステナイト量およびマルテンサイト量を測定するようにしても良い。
【0060】
また、第1実施の形態および第2実施の形態においては、X線回折測定装置41は、残留オーステナイト量およびマルテンサイト量を測定したが、これに代えて、残留オーステナイト量のみまたはマルテンサイト量のみを測定して、出力側ディスク11の疲労寿命の時期を予測するようにしても良い。
【0061】
また、第1実施の形態および第2実施の形態においては、X線回折測定装置41は、トロイダル型無段変速機の停止時に、残留オーステナイト量およびマルテンサイト量の測定を行ったが、これに代えて、トロイダル型無段変速機の稼動時に、上記測定を行うようにしても良い。
【0062】
また、第2実施の形態においては、クラッチ部54は、X線回折測定装置41からの信号により作動するようにしたが、X線回折測定装置41に代えて、第3実施の形態の振動測定器55を設けて、この振動測定器55からの信号によりクラッチ部54が作動するようにしても良い。さらには、X線回折測定装置41に加えて、上記振動測定器55を設け、この振動測定器55からの信号により、クラッチ部54が作動するようにしても良い。
【0063】
また、上記各実施の形態においては、警告手段として、警告ランプ43を用いたが、これに代えて、例えば、音による警告を行うブザー等を警告手段として用いるようにしても良い。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、動力伝達不能になるのを回避することができるトロイダル型無段変速機およびトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るトロイダル型無段変速機を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第2実施の形態に係るトロイダル型無段変速機を示す概略構成図である。
【図3】本発明の第3実施の形態に係るトロイダル型無段変速機を示す概略構成図である。
【図4】従来のトロイダル型無段変速機を示す概略構成図である。
【符号の説明】
5 動力源
7 入力軸
9,15 入力側ディスク(転動体)
9a,15a トラクション面(転動面)
11,17 出力側ディスク(転動体)
11a,17a トラクション面(転動面)
13,19 パワーローラ(転動体)
25,27 玉(転動体)
35 出力軸
41 X線回折測定装置(測定手段)
43 警告ランプ(警告手段)
54 クラッチ部(動力断続手段)
55 振動測定器(測定手段)

Claims (16)

  1. 潤滑油を介して互いに接触する金属製転動体を備えているトロイダル型無段変速機において、
    前記転動体の転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定する測定手段を備えていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 前記測定手段は、X線回折法を用いて前記転動体の前記転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定するものであることを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。
  3. 前記測定手段が測定した測定値が所定値になったときに、警告を発する警告手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトロイダル型無段変速機。
  4. 動力源により回転駆動されて前記動力源の動力を前記転動体に入力する入力軸と、この入力軸の回転に基づく動力を前記転動体を介して取り出す出力軸と、前記測定手段が測定した測定値が所定値になったときに、前記動力源から前記入力軸への動力を遮断するとともに、前記動力源から前記転動体を介さずに前記出力軸に動力を伝達する動力断続手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のトロイダル型無段変速機。
  5. 前記測定手段は、前記転動体が停止しているときに、前記転動体の前記転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のトロイダル型無段変速機。
  6. 潤滑油を介して互いに接触する転動体を備えているトロイダル型無段変速機において、
    トロイダル型無段変速機の振動を測定する測定手段を備えていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  7. 前記測定手段が測定した振動の大きさが許容範囲外になったときに、警告を発する警告手段を備えていることを特徴とする請求項6に記載のトロイダル型無段変速機。
  8. 動力源により回転駆動されて前記動力源の動力を前記転動体に入力する入力軸と、この入力軸の回転に基づく動力を前記転動体を介して取り出す出力軸と、前記測定手段が測定した振動の大きさが許容範囲外になったときに、前記動力源から前記入力軸への動力を遮断するとともに、前記動力源から前記転動体を介さずに前記出力軸に動力を伝達する動力断続手段とを備えていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のトロイダル型無段変速機。
  9. 潤滑油を介して互いに接触する金属製転動体を備えているトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法であって、
    前記転動体の転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定して、前記転動体の疲労度を検知することを特徴とするトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法。
  10. X線回折法を用いて前記転動体の前記転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定することを特徴とする請求項9に記載のトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法。
  11. 測定した測定値が所定値になったときに、警告を発することを特徴とする請求項9または請求項10に記載のトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法。
  12. 前記トロイダル型無段変速機は、動力源により回転駆動されて前記動力源の動力を前記転動体に入力する入力軸と、この入力軸の回転に基づく動力を前記転動体を介して取り出す出力軸とを備え、測定した測定値が所定値になったときに、前記動力源から前記入力軸への動力を遮断するとともに、前記動力源から前記転動体を介さずに前記出力軸に動力を伝達することを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれかに記載のトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法。
  13. 前記転動体が停止しているときに、前記転動体の前記転動面の残留オーステナイト量および/またはマルテンサイト量を測定することを特徴とする請求項9乃至請求項12のいずれかに記載のトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法。
  14. 潤滑油を介して互いに接触する転動体を備えているトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法であって、
    前記トロイダル型無段変速機の振動を測定して、前記トロイダル型無段変速機の異常を検知することを特徴とするトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法。
  15. 測定した振動の大きさが許容範囲外になったときに、警告を発することを特徴とする請求項14に記載のトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法。
  16. 前記トロイダル型無段変速機は、動力源により回転駆動されて前記動力源の動力を前記転動体に入力する入力軸と、この入力軸の回転に基づく動力を前記転動体を介して取り出す出力軸とを備え、測定した振動の大きさが許容範囲外になったときに、前記動力源から前記入力軸への動力を遮断するとともに、前記動力源から前記転動体を介さずに前記出力軸に動力を伝達することを特徴とする請求項14または請求項15のいずれかに記載のトロイダル型無段変速機の動力伝達機能保持方法。
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