JP2004245299A - 密封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジング11とハウジング11の装着溝12に装着されるゴム状弾性体製のシール21との組み合わせよりなり、装着溝12にシール21を非接着で抜け止めする抜け止め構造16が設けられている密封装置1において、装着溝12に対するシール21の装着作業等を容易化することができる密封装置1を提供する。
【解決手段】ハウジング11を装着溝12にてその幅方向に分割して複数のハウジング分割体13,14を有し、シール21を一方のハウジング分割体13における装着溝12に装着してから他方のハウジング分割体14を組み付けることによりシール21の装着作業をなすことにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、密封装置に係り、更に詳しくは、ハウジングとハウジングの装着溝に装着されるゴム状弾性体製のシールとの組み合わせよりなる密封装置に関するものである。本発明の密封装置は例えば、半導体産業、液晶産業またはセンサー産業等で各種真空処理システムを活用する分野、特にゲートバルブやスリットバルブのシールプレート部位に用いられ、またはその他の分野でゴム状弾性体製のシールを使用する部位に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造装置や液晶製造装置等では、各種真空処理システムを利用し、真空環境下において、ウエハーや液晶ガラス等を製造している。この場合、真空処理室で一つの製造工程が終わると次の工程に移る必要があるが、このとき真空処理室の真空度を保つために、ゲートバルブやスリットバルブと云った開閉システムを備えたシール機構を利用する場合が多い。図12はゲートバルブ51の一例を示しており、これらのゲートバルブ51やスリットバルブは、シールプレート52と称される金属プレートよりなるハウジングの装着溝にエラストマーやゴム等よりなるゴム状弾性体製シール53を組み付けたものである。シールプレート52に使用されるシール53はスクィーズシールタイプであり、またシールプレート52が開閉作動したときにシール53が装着溝から抜け出ることがないように従来は抜け止め対策として、
▲1▼図13に示すように、装着溝54を蟻溝状とし、この蟻溝状の装着溝54にシール53としてOリング53Aを装着する、
▲2▼図14に示すように、装着溝54を蟻溝状とし、この蟻溝状の装着溝54にシール53として抜け止め対策を施した特殊断面形状シール53Bを装着する(特許文献1参照)、
▲3▼または図15に示すように、シール53を接着剤55を用いて装着溝54内に接着する、などの構造が用いられている。
【0003】
しかしながら、上記従来技術には、以下の問題がある。
【0004】
▲1▼▲2▼Oリング53Aまたは特殊断面形状シール53Bの場合
図示したようにシール53A,53Bの幅よりも装着溝54の開口部の幅の方が狭いために、装着作業が困難で、かつ装着作業時にシール53A,53Bが捩れ易い。捩れはシール性の低下や捩れ応力の集中によるシール53A,53Bの破断の原因となる。また、装着溝54の開口縁部でシール53A,53Bを傷付ける可能性があり、傷はシール性の低下やパーティクルの原因となる。
【0005】
同じくシール53A,53Bの幅よりも装着溝54の開口部の幅の方が狭いために、一旦装着したシール53A,53Bを装着溝54から外しにくく、よってシール53A,53Bを新品と交換する等のメンテナンス作業が困難である。
【0006】
上記蟻溝による抜け止め保持力がそれほど大きくないために、シール53A,53Bが部分的に相手ハウジング56に粘着する事態が発生すると、シールプレート52の開閉運動の際にシール53A,53Bが装着溝54から抜け出てしまうことがある。この場合もシール53A,53Bが捩れ易い。
【0007】
上記シール53A,53Bは何れも装着状態において装着溝54の外部に突出している部分の幅が装着溝54の開口部の幅よりも小さい。したがって、シール53A,53Bの圧縮荷重(もしくはつぶし代またはギャップ)を適切に制御しないと、シールプレート52の開閉運動の際にシール53A,53Bの全ての部分が装着溝54内に埋没してしまい、シール性を維持することができなくなる。
また、シール53A,53Bの全ての部分が装着溝54内に埋没すると、シールプレート52と相手ハウジング56とが直接接触(メタルタッチ)して摩耗が発生し、パーティクルやコンタミが発生する。したがって、このパーティクルやコンタミ等により製造品である半導体等に製品不良が発生することがある(尚、上記ギャップはシールプレート52および相手ハウジング56間に設定する隙間のことをいい、このようにシールプレート52および相手ハウジング56間にギャップないし隙間を設定するのは、シールプレート52および相手ハウジング56が直接接触(メタルタッチ)して摩耗によるパーティクルやコンタミが発生するのを防止するためである。半導体は微細な異物でも不良を引き起こすため、半導体製造装置における開閉部分はメタルタッチが起こらないようにギャップないし隙間を適切に設定する必要がある)。
【0008】
▲3▼接着タイプの場合
シール53を接着剤55を用いて装着溝54内に接着するために、一旦接着したシール53を装着溝54から外しにくく、または全く外すことができない。したがって、やはりメンテナンス作業が困難であるという不都合がある。
【0009】
【特許文献1】
特表平9−510286号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の点に鑑みて、上記したようにハウジングとこのハウジングの装着溝に装着されるシールとの組み合わせよりなる密封装置において、装着溝に対するシールの装着作業等を容易化することができる密封装置を提供することを目的とし、加えて、抜け止め保持力が大きく、シールの全ての部分が装着溝内に埋没してしまうことがない密封装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による密封装置は、ハウジングと前記ハウジングの装着溝に装着されるゴム状弾性体製のシールとの組み合わせよりなり、前記装着溝に前記シールを非接着で抜け止めする抜け止め構造が設けられている密封装置において、前記ハウジングを前記装着溝にてその幅方向に分割して複数のハウジング分割体を有し、前記シールを一方の前記ハウジング分割体における装着溝に装着してから他方の前記ハウジング分割体を組み付けることにより前記シールの装着作業をなすことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項2による密封装置は、上記した請求項1の密封装置において、装着溝は、溝底部の幅よりも開口部の幅の方が狭い形状を有し、シールは、装着溝の内部に収容される部分の幅および装着溝の外部に突出する部分の幅よりも装着溝の開口縁部に係合する部分の幅の方が狭い形状を有し、かつ前記装着溝の内部に収容される部分の幅および装着溝の外部に突出する部分の幅は前記開口部の幅よりも大きく形成されていることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項3による密封装置は、上記した請求項1または2の密封装置において、ハウジングが、ゲートバルブまたはスリットバルブにおけるシールプレートであることを特徴とする。
【0014】
更にまた、本発明の請求項4による密封装置は、上記した請求項3の密封装置において、シールの型割り構造が斜め割りであり、かつその割り方は内径側で溝底部側、外径側で開口部側とすることを特徴とする。
【0015】
上記構成を備えた本発明の請求項1による密封装置においては、装着溝を設けたハウジングが装着溝にてその幅方向に分割されて複数のハウジング分割体を有しているために、装着溝に対するシールの装着作業としては、シールを一方のハウジング分割体における装着溝に非接着で装着してから他方のハウジング分割体を組み付けることが可能である。したがって、例えば装着溝がシール抜け止め構造として蟻溝状に形成されている場合であっても、その狭い開口部からシールを装着する必要がない。また、シールの取外し作業としては、反対に先ず他方のハウジング分割体を取り外してからシールを取り外すことが可能である。したがって、例えば装着溝がシール抜け止め構造として蟻溝状に形成されている場合であっても、その狭い開口部からシールを取り外す必要がない。
【0016】
また、上記構成を備えた本発明の請求項2による密封装置においては、装着溝が溝底部の幅よりも開口部の幅の方が狭い形状を有し、シールが装着溝の内部に収容される部分の幅および装着溝の外部に突出する部分の幅よりも装着溝の開口縁部に係合する部分の幅の方が狭い形状を有し、かつ装着溝の内部に収容される部分の幅および装着溝の外部に突出する部分の幅が装着溝の開口部の幅よりも大きく形成されているために、シールは高さ方向の中央部が括れた形状であり、この括れた部分において装着溝の左右の開口縁部に挟まれることになる。したがって、比較的大きな抜け止め保持力を確保することが可能となる。また、シールにおける装着溝の外部に突出する部分の幅が装着溝の開口部の幅よりも大きく形成されているために、シールは相手部品によって相対に押されてもその全ての部分が装着溝内に埋没することがない。
【0017】
本発明の密封装置は、例えば上記したゲートバルブやスリットバルブ等に用いられ、この場合、分割されるハウジングは、ゲートバルブやスリットバルブにおけるシールプレートがこれに相当する(請求項3)。
【0018】
尚、この場合、シールにはプラズマガス(真空圧)が作用するので、このプラズマガスが作用する部分に成形品としてのパーティングラインがあるとこれが劣化し、コンタミやパーティクルが発生する虞がある。したがってこれを回避する目的をもって本発明の請求項4による密封装置においては、シールにおける装着溝の外部に突出する部分の内径面(ここにプラズマガスが作用する)にパーティングラインが設定されないよう、シールの型割り構造を斜め割りとし、かつその割り方を内径側で溝底部側、外径側で開口部側とすることにした。
【0019】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
【0020】
図1は、本発明の第一実施例に係る密封装置を示しており、同図(A)はシール装着作業中の断面図、同図(B)はシール装着作業終了後の断面図をそれぞれ示している。
【0021】
当該実施例に係る密封装置1は、ハウジング11と、このハウジング11に設けた装着溝12に非接着で装着されるシール21との組み合わせにより構成されている。また当該密封装置1は、ハウジング11の平面11a上の装着溝12に装着したシール21をハウジング11とこのハウジング11に対向するように配置した相手ハウジング(図示せず)との間で平面圧縮することによりシール作用をなすものであって、例えば半導体製造装置、液晶製造装置(エッチング、アッシング、プラズマCVD、真空ポンプ等)のゲートバルブ部、スリットバルブ部におけるシール部として用いられる。この場合、ハウジング11は上記したようにこれらのバルブにおけるシールプレートを構成するが、シールプレートとしての詳細構造は後述する。
【0022】
ハウジング11は、所定の金属によってプレート状に形成されており、その平面11a上に装着溝12が所定の平面レイアウトをもって設けられている。装着溝12はその溝底部12aの幅wよりも開口部12bの幅wの方が狭くかつ内外周の側面12cがそれぞれ傾斜面状に形成された断面台形の蟻溝状の溝として形成されている。
【0023】
また、このハウジング11は、装着溝12においてその幅方向に二分割されて図上左右一対のハウジング分割体13,14を有しており、両分割体13,14の分割線15は装着溝12の溝底部12aにおける幅方向一方の端部位置に配置され、かつ装着溝12の一方の側面12cの延長線に沿って斜めに配置されている。両分割体13,14は分解可能に組み合わされるが、後(のち)の分解が不要な場合には一体化される。当該実施例では分解可能に組み合わされている。
【0024】
シール21は、所定のゴム状弾性体によってスクィーズシールタイプとして形成されており、その高さ方向の中央に、高さ方向一端部(装着溝12の外部に突出する部分)21aおよび高さ方向他端部(装着溝12の内部に収容される部分)21bよりも幅狭に形成された括れ部(装着溝12の開口縁部に係合する部分)21cが設けられている(高さ方向一端部21aの幅をw、高さ方向他端部21bの幅をw、括れ部21cの幅をwとして、w>w、w>w)。この括れ部21cは、シール21の内外周面にそれぞれ断面円弧状の係合凹部21dを全周に亙って設けることにより形成されており、この係合凹部21dに対してそれぞれ装着溝12の開口部12bの縁部に設けられた断面円弧状の係合凸部12dが係合することによって、装着溝12に対するシール21の抜け止め構造16が形成されている。
【0025】
また、装着状態において装着溝12の外部に配置されるシール21の高さ方向一端部21aおよび装着状態において装着溝12の内部に配置されるシール21の高さ方向他端部21bはそれぞれ、その下方または上方に括れ部21cが設けられていることによってそのボリュームが比較的大きなものとして形成されており、具体的には、両端部21a,21bの幅w,wがそれぞれ装着溝12の開口部12bの幅wよりも大きく形成されている(w>w、w>w)。
【0026】
また、高さ方向一端部21aには、その幅方向中央に位置して溝状部21eが全周に亙って設けられており、この溝状部21eの内周側および外周側にそれぞれ、相手ハウジングに密接するリップ状のシール部21fが設けられている。また、高さ方向他端部21bにはここにも、その幅方向中央に位置して溝状部21gが全周に亙って設けられており、この溝状部21gの内周側および外周側にそれぞれ装着溝12の溝底部12aに密接するリップ状のシール部21hが設けられている。
【0027】
上記構成の密封装置1によれば、装着溝12を設けたハウジング11が装着溝12の幅方向に分割されることにより一対のハウジング分割体13,14が設けられているために、装着溝12にシール21を装着するに際しては、図1(A)から(B)へと示すように、シール21を一方の分割体13における装着溝12に装着してから分割体13,14同士を組み合わせることにより装着が可能とされている。したがって、装着溝12がシール抜け止め構造16として蟻溝状に形成されていても、その狭い開口部12bからシール21を装着する必要がなく、余裕をもって装着することができるために、シール21の装着作業を容易化することができる。
【0028】
また、装着溝12からシール21を取り外すに際しては、反対に図1(B)から(A)へと示すように、ハウジング分割体13,14同士を分解してからシール21を取り外すことが可能とされている。したがって、装着溝12がシール抜け止め構造16として蟻溝状に形成されていても、その狭い開口部12bからシール21を取り外す必要がなく、余裕をもって取り外すことができるために、シール21の取外し作業を容易化することができる。
【0029】
したがってこれらのことから、シール21の装着作業および取外し作業を共に容易化することができ、しかも装着に際してシール21が捩れることがない密封装置1を提供することができる。
【0030】
また併せて、上記構成の密封装置1によれば、以下の作用効果を奏することが可能である。
【0031】
▲1▼ 装着溝12にシール21を装着するに際して、シール21を一方の分割体13における装着溝12に装着してから他方の分割体14を全周同時に組み込む構造であるために、シール21に弛みが生じることがない。また、シール21に局部的な応力が生じることがないために、他方の分割体14を組み込み易い。
【0032】
▲2▼ シール21の係合凹部21dに対してハウジング11側の係合凸部12dが係合することによって装着溝12に対するシール21の抜け止め構造16が形成されているために、係合凸部12dによるシール21の保持力が大きい。したがって、ハウジング11および相手部品が開閉作動する際に、シール21が装着溝12から抜け出たり、シール21に捩れが生じたりするのを有効に防止することができる。
【0033】
▲3▼ 上記したようにシール21の取外し作業が容易であるために、シール21の交換等のメンテナンス作業を併せて容易化することができる。また、シール21をハウジング11に接着するものでないために、シール21単体での交換が可能である。
【0034】
▲4▼ 装着状態において装着溝12の外部に配置されて相手ハウジングに密接するシール21の高さ方向一端部21aが、その下方に括れ部21cが設けられていることによってボリュームの比較的大きなものとして形成されている。したがって、このシール21はへたりにくく、よってシール性能が高い。また、この構成によりシール21が相手ハウジングによって相対に押されてもその全ての部分が装着溝12内に埋没することがないために、シール性を維持することができる。
また同じくシール21が相手ハウジングによって相対に押されてもその全ての部分が装着溝12内に埋没することがないために、ハウジング11と相手ハウジングとが直接接触(メタルタッチ)するのを防止することができる。したがって、摩耗によるパーティクルやコンタミの発生を防止することができ、これにより製造品である半導体にパーティクルやコンタミを原因とする製品不良が発生するのを防止することができる。
【0035】
▲5▼ シール21の高さ方向一端部21aに相手ハウジングに密接する複数のリップ状シール部21fが設けられているために、該部シール性能が高い。また、シール21の高さ方向他端部21bに装着溝12の溝底部12aに密接する複数のリップ状シール部21hが設けられているために、該部シール性能が高い。
【0036】
尚、これらリップ状シール部21f,21hの形成は任意であって、第二実施例として図2に示すように、これらリップ状シール部21f,21hはその形成を省略しても良く、この場合には、シール21の高さ方向一端面および他端面が直接、相手ハウジングまたは装着溝12の溝底部12aに密接する。
【0037】
また、装着溝12に対してシール21を抜け止めする抜け止め構造16については、装着溝12を断面台形の蟻溝状とするほか、シール21を物理的機械的に抜け止めできるものであれば、その構造を限定されない。図3の第三実施例および図4の第四実施例では、装着溝12の断面形状が矩形状とされ、その開口部12bの縁部にそれぞれ断面矩形状の係合凸部12dが設けられている。
【0038】
更にまた、シール21の形状もハウジング11側の係合凸部12dに係合する係合凹部21dを有するものであれば、特に限定されない。
【0039】
図3の第三実施例では、シール21の断面形状が、断面弓形の高さ方向一端部21aと、内外周に係合凹部21dを設けた括れ部21cと、断面矩形の高さ方向他端部21bとの組み合わせによって形成されており、このシール21は装着溝12内に空隙を残すことなく充填配置される。
【0040】
また、図4の第四実施例では、シール21の断面形状が、断面弓形の高さ方向一端部21aと、内外周に係合凹部21dを設けた括れ部21cと、断面弓形の高さ方向他端部21bとの組み合わせによって形成されており、このシール21は装着溝12内に空隙22を残して充填配置される。
【0041】
つぎに、ハウジング11がゲートバルブやスリットバルブにおけるシールプレートを構成する場合の詳細構造を説明する。
【0042】
すなわち、図5は本発明の第五実施例として、シールプレート111の正面図を示しており、図6(A)は図5におけるA−A線拡大断面図、図6(B)は図5におけるB−B線拡大断面図をそれぞれ示している。
【0043】
シールプレート111は、所定の金属によってプレート状に形成されており、その正面(シール面)111aに装着溝112が所定のレイアウトをもってエンドレス状に設けられている。装着溝112はその溝底部112aの幅wよりも開口部112bの幅wの方が狭く、かつ内外周の側面112cがそれぞれ傾斜面状に形成された断面台形の蟻溝状の溝として形成されている。
【0044】
また、このシールプレート111は、装着溝112においてその幅方向に二分割されて、外側分割体としてのボディ113と、内側分割体としてのスリーブ114とを有しており、両者113,114は、前者のボディ113の組付凹部115に後者のスリーブ114を組み付け、正面(シール面)111a側から六角穴付きボルト等の組立ボルト116を締め込むことにより着脱自在に一体化されている。両者の分割線117は装着溝112の溝底部112aにおける幅方向内側の端部位置に配置されており、ボディ113側は普通(垂直)の段、スリーブ114側は装着溝112の一方の側面112cの延長線に沿ったテーパー状の段として形成されている。
【0045】
また、ボディ113の背面には、当該シールプレート111を装置に取り付けるための雌ネジ部または穴部等よりなる取付部118が設けられている。この取付部118を設けるに際してボディ113の厚さを十分に確保するには必要に応じて図6(B)に示すように、取付部118の周辺部に限って段差部119を設けるのが好ましい。
【0046】
上記構成のシールプレート111によれば、ゲートバルブやスリットバルブに用いられるシールプレートとして、上記第一実施例と同じ作用効果を奏することができる。
【0047】
尚、シールプレート111の分割・組立構造は、この第五実施例の正面(シール面)より固定する構造のほかに、第六実施例として図7に示すように、背面より固定する構造としても良く、また第七実施例として図8ないし図10に示すように、側面より固定する構造としても良い。
【0048】
図7の第六実施例では、シールプレート111ないしボディ113の背面側から六角穴付きボルト等の組立ボルト116が締め込まれている。
【0049】
図8ないし図10の第七実施例では、ボディ113が分割線120においてプレート平面方向に二つ割り構造とされており、一対のボディ分割体121,122を有している。
【0050】
また、このようにハウジング11がゲートバルブやスリットバルブにおけるシールプレート111を構成して密封装置1がゲートバルブやスリットバルブに用いられる場合には、シールプレート111の装着溝112に装着されるゴム状弾性体製のシール21にプラズマガス(真空圧)が作用するため、このプラズマガスが作用する部分にゴム成形品としてのパーティングライン痕があるとこれが劣化し、コンタミやパーティクルが発生する虞がある。したがってこれを回避するには、図11に示すように、シール21における装着溝の外部に突出する部分21aの内径面21j(シール21の内径側に真空室が設定されるため、装着溝112からはみ出たこの内径面21jにプラズマガスが作用する)に金型31のパーティングライン32が設定されないよう、シール21の型割り構造を斜め割りとし、かつその割り方をシール21の内径側で溝底部側、外径側で開口部側とする。この割り方は、金型31のキャビティ空間33の内径側と外径側とでパーティングライン32の高さ位置に高低差を設定するものである(内径側が低、外径側が高)。したがって、このようにすると装着溝の外部に突出する部分21aの内径面21jに金型31のパーティングライン32が設定されず、よってパーティングライン痕が形成されないことから、これが劣化してコンタミやパーティクルが発生するのを未然に防止することができる。
【0051】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0052】
すなわち、上記構成を備えた本発明の請求項1による密封装置においては、装着溝を設けたハウジングが装着溝でその幅方向に分割されて複数のハウジング分割体を有しているために、装着溝に対するシールの装着作業として、シールを一方のハウジング分割体における装着溝に非接着で装着してから他方のハウジング分割体を組み付けることが可能とされている。したがって、例えば装着溝がシール抜け止め構造として蟻溝状に形成されている場合であっても、その狭い開口部からシールを装着する必要がないために、シールの装着作業を容易化することができる。したがって、シールの装着作業等を容易化することができ、しかも装着に際してシールが捩れることがない密封装置を提供することができる。
【0053】
またこれに加えて、上記構成を備えた本発明の請求項2による密封装置においては、装着溝が溝底部の幅よりも開口部の幅の方が狭い形状を有し、シールが装着溝の内部に収容される部分の幅および装着溝の外部に突出する部分の幅よりも装着溝の開口縁部に係合する部分の幅の方が狭い形状を有し、かつ装着溝の内部に収容される部分の幅および装着溝の外部に突出する部分の幅が装着溝の開口部の幅よりも大きく形成されているために、シールは高さ方向の中央部が括れた形状とされ、この括れた部分において装着溝の左右の開口縁部に挟まれる。したがって、比較的大きな抜け止め保持力を確保することができ、これによりシールの装着安定性を向上させることができる。
【0054】
また、シールにおける装着溝の外部に突出する部分の幅が装着溝の開口部の幅よりも大きく形成されているために、シールは相手部品によって相対に押されてもその全ての部分が装着溝内に埋没することがない。したがって、シールによるシール性を維持することができる。また、同じくシールが相手部品によって相対に押されてもその全ての部分が装着溝内に埋没することがないために、ハウジングと相手部品とが直接接触(メタルタッチ)するのを防止することができる。したがって、摩耗によるパーティクルやコンタミ等の発生を防止することができ、これにより製造品である半導体等にパーティクルやコンタミ等を原因とする製品不良が発生するのを防止することができる。
【0055】
また、上記構成を備えた本発明の請求項3による密封装置においては、各種真空処理システムにおけるゲートバルブやスリットバルブ等に用いられる密封装置として上記請求項1および2と同じ効果を得ることができ、本発明の請求項4による密封装置においては、加えて、耐プラズマ性に優れた密封装置を提供することができ、その耐久性やシール性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る密封装置の要部断面図であって、同図(A)はシール装着作業中の断面図、同図(B)はシール装着作業終了後の断面図
【図2】本発明の第二実施例に係る密封装置の要部断面図であって、同図(A)はシール装着作業中の断面図、同図(B)はシール装着作業終了後の断面図
【図3】本発明の第三実施例に係る密封装置の要部断面図であって、同図(A)はシール装着作業中の断面図、同図(B)はシール装着作業終了後の断面図
【図4】本発明の第四実施例に係る密封装置の要部断面図であって、同図(A)はシール装着作業中の断面図、同図(B)はシール装着作業終了後の断面図
【図5】本発明の第五実施例に係る密封装置におけるシールプレートの正面図
【図6】(A)は図5におけるA−A線拡大断面図、(B)は図5におけるB−B線拡大断面図
【図7】本発明の第六実施例に係る密封装置におけるシールプレートの断面図
【図8】本発明の第七実施例に係る密封装置におけるシールプレートの正面図
【図9】同シールプレートの分解した状態を示す正面図
【図10】(A)は同シールプレートの断面図、(B)は同シールプレートの分解した状態を示す断面図
【図11】シール型割り構造を示す説明図
【図12】ゲートバルブの説明図
【図13】従来例に係る密封装置の要部断面図
【図14】従来例に係る密封装置の要部断面図
【図15】従来例に係る密封装置の要部断面図
【符号の説明】
1 密封装置
11 ハウジング
11a 平面
12,112 装着溝
12a,112a 溝底部
12b,112b 開口部
12c,112c 側面
12d 係合凸部
13,14 ハウジング分割体
15,117,120 分割線
16 抜け止め構造
21 シール
21a 一端部
21b 他端部
21c 括れ部
21d 係合凹部
21e,21g 溝状部
21f,21h シール部
21j 内径面
22 空隙
31 金型
32 パーティングライン
33 キャビティ空間
111 シールプレート
111a 正面
113 ボディ
114 スリーブ
115 組付凹部
116 組立ボルト
118 取付部
119 段差部
121,122 ボディ分割体

Claims (4)

  1. ハウジング(11)と前記ハウジング(11)の装着溝(12)に装着されるゴム状弾性体製のシール(21)との組み合わせよりなり、前記装着溝(12)に前記シール(21)を非接着で抜け止めする抜け止め構造(16)が設けられている密封装置(1)において、
    前記ハウジング(11)を前記装着溝(12)にてその幅方向に分割して複数のハウジング分割体(13)(14)を有し、前記シール(21)を一方の前記ハウジング分割体(13)における装着溝(12)に装着してから他方の前記ハウジング分割体(14)を組み付けることにより前記シール(21)の装着作業をなすことを特徴とする密封装置。
  2. 請求項1の密封装置において、
    装着溝(12)は、溝底部(12a)の幅(w)よりも開口部(12b)の幅(w)の方が狭い形状を有し、
    シール(21)は、装着溝の内部に収容される部分(21b)の幅(w)および装着溝の外部に突出する部分(21a)の幅(w)よりも装着溝の開口縁部に係合する部分(21c)の幅(w)の方が狭い形状を有し、かつ前記装着溝の内部に収容される部分(21b)の幅(w)および装着溝の外部に突出する部分(21a)の幅(w)は前記開口部(12b)の幅(w)よりも大きく形成されていることを特徴とする密封装置。
  3. 請求項1または2の密封装置において、
    ハウジング(11)が、ゲートバルブまたはスリットバルブにおけるシールプレートであることを特徴とする密封装置。
  4. 請求項3の密封装置において、
    シール(21)の型割り構造が斜め割りであり、かつその割り方は内径側で溝底部側、外径側で開口部側とすることを特徴とする密封装置。
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