JP3090150U - Oリング - Google Patents

Oリング

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JP3090150U
JP3090150U JP2002002975U JP2002002975U JP3090150U JP 3090150 U JP3090150 U JP 3090150U JP 2002002975 U JP2002002975 U JP 2002002975U JP 2002002975 U JP2002002975 U JP 2002002975U JP 3090150 U JP3090150 U JP 3090150U
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JP
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ring
trapezoidal groove
width
ring body
valve gate
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JP2002002975U
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▲呉▼維岳
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▲呉▼維岳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブゲートが滑動中に、Oリングの上端面
がバルブ座と摩擦接触しても、Oリングが捩じられ変形
しないようにする。 【解決手段】 ゴム又は弾性合成ゴム系材質から構成し
たリング体と、開放状態でバルブゲートの中心部に貫挿
される中央孔12を含むOリングにおいて、前記リング
体1の底側面11及び前記底側面と隣接した二側面1
2,12は全て平面状に形成され、かつ前記底側面と前
記側面のなす角度は90度又は90度より大きく、前記
底側面11の幅はバルブゲートに形成した台形溝32の
底端面の幅よりやや小さく形成されている。このOリン
グを前記台形溝32に嵌め込むと、前記三側面11,1
2,12がそれぞれ台形溝の底端面と両側の平面に密接
する。これにより、前記Oリングはその円弧状の上端面
13がバルブ座と摩擦接触しても、捩じられて変形しな
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、半導体製造工程において、各種の処理を行う化学反応チャンバ ーにウエーハを出し入れするため、該チャンバーに形成したスリットを開閉する スリットバルブに使用するOリングに係り、特にスリットバルブを開閉する際、 バルブゲートがバルブ座を滑動中に捩じられて変形しないようにしたOリングに 関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、アメリカ特許第5,226,632号公報に示されているように、 スリットバルブは、バルブゲートをバルブ座に密着させてスリットを閉鎖するよ う構成されているが、このバブルゲートに使用されているOリングは図1から図 3に示すように、ゴム又は弾性合成ゴム系材質で作製されたリング体1aと中央 孔2aを含んでいる。前記リング体1aは断面円形に形成されており、バルブゲ ート3aにはOリング取付用の断面台形の溝4aが形成されている。この台形溝 内にOリングを嵌め込むと、該Oリングのリング体1aの断面が円形であるので 、Oリングが台形溝内に密着した状態で組み込まれることはない。そのため、O リングの保持が不確実であり、前記バルブゲート3aがバルブ座(図示略)に接 して該バルブ座上を滑動しているとき、前記リング体1aはバルブ座との摩擦に より捩じられて変形し、良好な密封効果を得ることができないことがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、Oリングをバルブゲートの台形溝に嵌め込んだときに、Oリン グのリング体が台形溝の内壁面と密接し、前記Oリングがバルブ座上を滑動中に 捩じられて変形することがなく、優れた密封効果が得られるようにしたOリング を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するために本考案によれば、ゴム又は弾性合成ゴム系材質か ら構成したリング体と、開放状態でバルブゲートの中心部に貫挿される中心孔を 含むOリングにおいて、下記の構成を有するOリングが提供される。
【0005】 すなわち、本願の請求項1によれば、前記リング体の底側面及び前記底側面 と隣接した二側面を全て平面状に形成し、且つ前記底側面と前記側面の成す角度 は90度又は90度より大きく、前記底側面の幅はバルブゲートに形成した台形 溝の底端面の幅よりやや小さく設け、前記台形溝に嵌め込んだ際、前記三側面が それぞれ台形溝の内壁面を形成する底端面と両側の平面に密接するようにしたこ とを特徴とするOリングが提供され、前記Oリングは滑動中にその円弧状の上端 面がバルブ座と摩擦接触するが、捩じられて変形しないので優れた密封効果が得 られる。
【0006】 また、本願の請求項2によれば、前記円弧状の上端面の幅を前記台形溝の開 口端の幅と同じ又はより広い幅に形成し、リング体全体の断面をほぼアーチ型の 門状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のOリングが提供される。
【0007】 また、本願の請求項3によれば、前記円弧状の上端面の幅を前記台形溝の開 口端の幅と同じ又はより小さい幅に形成し、リング体全体の断面をほぼ凸字形に 形成したことを特徴とする請求項1に記載のOリングが提供される。
【0008】
【考案の実施の形態】
(実施形態1) 図4から図6には、Oリングを改良した本考案の実施形態1が示されており 、該Oリングはリング体1と中央孔2を含む。
【0009】 前記リング体1は、ゴム又は弾性合成ゴム系材質から構成され、その底側面 11及び前記底側面11に隣接した両側の二側面12、12は全て平面状を呈し 、且つ前記底側面と前記側面の成す角度は90度又は90度より大きく形成され ている。なお、前記底側面11の幅はスリットバルブのバルブゲート3の台形溝 32の底端面の幅よりやや小さい。また、前記二側面12,12の間にある上端 面13は、円弧状を呈し、前記円弧状の上端面13の幅は前記台形溝32の開口 端の幅と同じ又はより大きい幅を有し、リング体1全体の断面は、ほぼアーチ型 の門状に形成されている。
【0010】 Oリングの前記中央孔2は従来のものと同様に開放状態に形成され、バルブ ゲート3の中心部31に貫挿される。
【0011】 図6に示すように、前記Oリングのリング体1をバルブゲート3の台形溝3 2内に嵌め込むと、前記三側面11, 12,12がそれぞれ台形溝32の内壁面 を形成する底側面及び二側面に密接し、且つリング体1の円弧状の上端面13は 台形溝32の外方に突出し、スリットバルブを閉じたときバルブ座(図示略)に 密接する。このように、Oリングのリング体1をバルブゲート3の台形溝32内 に嵌め込んだときに、前記三側面11, 12,12がそれぞれ台形溝32の底側 面及び二側面に密接するので、前記バルブゲートが滑動作中に、Oリングの前記 円弧状の上端面13がバルブ座(図示略)と接触して摩擦を生じても、Oリング は捩じられて変形することはなく、優れた密封効果を得ることができる。
【0012】 (実施形態2) 図7と図8は、Oリングを改良した本考案の実施形態2が示されており、該 Oリングはリング体1と中央孔2を含む。
【0013】 前記リング体1は、ゴム又は弾性合成ゴム系材質から構成され、その底側面 11及び前記底側面11に隣接した両側の二側面12,12は全て平面状を呈し 、且つ前記底側面と前記側面の成す角度は90度又は90度より大きく形成され ている。なお、前記底側面11の幅はスリットバルブのバルブゲート3の台形溝 32の底端面の幅よりやや小さい。また、前記二側面12,12の間にある上端 面13は、円弧状を呈し、前記円弧状の上端面13の幅は前記台形溝32の開口 端の幅と同じ又はより小さい幅を有し、リング体1全体の断面は、ほぼ凸字形に 形成されている。
【0014】 Oリングの前記中央孔2は従来のものと同様に開放状態に形成され、バルブ ゲート3の中心部31に貫挿される。
【0015】 図8に示すように、前記Oリングのリング体1をバルブゲート3の台形溝3 2内に嵌め込むと、前記三側面11, 12,12がそれぞれ台形溝32の内壁面 を形成する底側面及び二側面に密接し、且つリング体1の円弧状の上端面13は 台形溝32の外方に突出して、スリットバルブを閉じたときバルブ座(図示略) に密接する。このように、Oリングのリング体1をバルブゲート3の台形溝32 内に嵌め込んだときに、前記三側面11, 12,12がそれぞれ台形溝32の底 側面及び二側面に密接するので、前記バルブゲートが滑動中に、Oリングの前記 円弧状の上端面13がバルブ座(図示略)と接触して摩擦を生じても、Oリング は捩じられて変形することはなく、優れた密封効果を得ることができる。
【0016】 この考案は、主要な精神及び特徴を逸脱しない範囲で種々の異なった実施形 態があり、前述した好適な実施形態は一例を列挙したにすぎず、この考案の制限 と見られることは出来ない筈である。この考案の要旨は実用新案請求範囲に定義 され、明細書の内容によって限定的に定義されることではない。さらに、この考 案の実用新案請求範囲と同様な改変又は改修は、全てこの考案の実用新案請求範 囲内に属する。
【0017】
【考案の効果】
この考案は上記のように構成されているので、Oリングのリング体1をバル ブゲート3の台形溝32内に嵌め込んだときに、前記リング体の三側面11, 1 2,12がそれぞれ台形溝32の内壁面を形成する底側面及び二側面に密接し、 バルブゲートが滑動中に、Oリングの円弧状の上端面13がバルブ座と接触して 摩擦を生じても、Oリングは捩じられて変形することはなく、優れた密封効果を 得ることができ、スリットバルブ以外のバルブに使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のOリングの斜視図である。
【図2】従来のOリングの断面図である。
【図3】従来のOリングの使用状態を示す図である。
【図4】この考案の実施形態1を示す主要部分の分解斜
視図である。
【図5】図4に示すOリングの断面図である。
【図6】実施形態1のOリングをバルブゲートに嵌め込
んだ状態の断面図である。
【図7】この考案の実施形態2によるOリングの断面図
である。
【図8】図7に示すOリングをバルブゲートに嵌め込ん
だ状態の断面図である。
【符号の説明】
1 リング体 11 底側面 12 側面 13 上端面 2 中央孔 3 バルブゲ
ート 31 中心部 32 台形溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム又は弾性合成ゴム系材質から構成した
    リング体と、開放状態でバルブゲートの中心部に貫挿さ
    れる中心孔を含むOリングにおいて、前記リング体の底
    側面及び前記底側面と隣接した二側面を全て平面状に形
    成し、且つ前記底側面と前記側面の成す角度は90度又
    は90度より大きく、前記底側面の幅はバルブゲートに
    形成した台形溝の底端面の幅より小さく設け、前記台形
    溝に嵌め込んだ際、前記三側面がそれぞれ台形溝の内壁
    面を形成する底端面と両側の平面に密接するようにした
    ことを特徴とするOリング。
  2. 【請求項2】前記円弧状の上端面の幅を前記台形溝の開
    口端の幅と同じ又はより広く形成し、リング体全体の断
    面をほぼアーチ型の門状に形成したことを特徴とする請
    求項1に記載のOリング。
  3. 【請求項3】前記円弧状の上端面の幅を前記台形溝の開
    口端の幅と同じ又はより小さく形成し、リング体全体の
    断面をほぼ凸字形に形成したことを特徴とする請求項1
    に記載のOリング。
JP2002002975U 2002-05-22 2002-05-22 Oリング Expired - Lifetime JP3090150U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004245299A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Nok Corp 密封装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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