JPH11241716A - 吸着具 - Google Patents
吸着具Info
- Publication number
- JPH11241716A JPH11241716A JP8787598A JP8787598A JPH11241716A JP H11241716 A JPH11241716 A JP H11241716A JP 8787598 A JP8787598 A JP 8787598A JP 8787598 A JP8787598 A JP 8787598A JP H11241716 A JPH11241716 A JP H11241716A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction
- skirt
- main body
- peripheral edge
- suction cup
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸盤本体の上部中央に係着軸を突出し、内面
に二重構造の吸着面を有する吸着具において、吸盤本体
の下端周縁から空間内面に渡る吸着面を真空吸着に関与
させないで、スカート上面を押圧する押圧面とし、スカ
ート内面のみを吸着面とし、しかも、前記押圧面を所要
形状に分割してスカートの吸着端面の取着面への凹凸に
決め細かに追従できるものとした吸着具を提供するもの
である。 【解決手段】 吸着具ａは、前記吸着具において、吸盤
本体１の下端周縁２と該吸盤本体１の凹状の吸着面３に
内設するスカート４の下端周縁５とを同一平面６に配設
するとともに、吸盤本体１の下端周縁２の近傍の内面と
スカート４の上面間に形成される空間７の範囲内におい
て、該下端周縁２の全周に渡って多数の切り込み８を放
射状に刻設しで成る
に二重構造の吸着面を有する吸着具において、吸盤本体
の下端周縁から空間内面に渡る吸着面を真空吸着に関与
させないで、スカート上面を押圧する押圧面とし、スカ
ート内面のみを吸着面とし、しかも、前記押圧面を所要
形状に分割してスカートの吸着端面の取着面への凹凸に
決め細かに追従できるものとした吸着具を提供するもの
である。 【解決手段】 吸着具ａは、前記吸着具において、吸盤
本体１の下端周縁２と該吸盤本体１の凹状の吸着面３に
内設するスカート４の下端周縁５とを同一平面６に配設
するとともに、吸盤本体１の下端周縁２の近傍の内面と
スカート４の上面間に形成される空間７の範囲内におい
て、該下端周縁２の全周に渡って多数の切り込み８を放
射状に刻設しで成る
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はドーム状の吸盤本体
の吸着面に一巻きのスカートを内設し、該スカート内面
の吸着面における真空吸着力により、前記吸盤本体を取
着面に吸着する吸着具に関する。
の吸着面に一巻きのスカートを内設し、該スカート内面
の吸着面における真空吸着力により、前記吸盤本体を取
着面に吸着する吸着具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から提供されている吸盤本体の吸着
面に一巻きのスカートを内設した、いわゆる二重構造の
吸着面を有する吸着具は、吸盤本体の下端周縁に対して
スカートの下端周縁が上方に位置するため、真空吸着時
の押圧量が大となり、しばしば両者の吸着面が十分な真
空状態に確保されないで、すなわち、吸盤本体の下端周
縁のみが吸着された状態で使用されるため、区々な保持
力で使用される欠点を内在していた。
面に一巻きのスカートを内設した、いわゆる二重構造の
吸着面を有する吸着具は、吸盤本体の下端周縁に対して
スカートの下端周縁が上方に位置するため、真空吸着時
の押圧量が大となり、しばしば両者の吸着面が十分な真
空状態に確保されないで、すなわち、吸盤本体の下端周
縁のみが吸着された状態で使用されるため、区々な保持
力で使用される欠点を内在していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑み、
二重構造の吸着面、すなわち、吸盤本体の下端周縁から
空間内面に渡る吸着面を真空吸着に関与させないで、ス
カート上面を押圧する押圧面とし、スカート内面のみを
吸着面とし、しかも、前記押圧面を所要形状に分割して
吸着端面の取着面への凹凸にきめ細かに追従できるもの
とした吸着具を提供するものである。
二重構造の吸着面、すなわち、吸盤本体の下端周縁から
空間内面に渡る吸着面を真空吸着に関与させないで、ス
カート上面を押圧する押圧面とし、スカート内面のみを
吸着面とし、しかも、前記押圧面を所要形状に分割して
吸着端面の取着面への凹凸にきめ細かに追従できるもの
とした吸着具を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】第１発明の吸着具は、ド
ーム状の吸盤本体の凹状の吸着面に一巻きのスカートを
内設し、該スカートの上面と前記吸着面間に空間を周設
し、前記吸盤本体の上部中央に係着軸を一体に突出して
成る吸着具において、吸盤本体の下端周縁とスカートの
下端周縁とを同一平面に配設するとともに、前記空間内
において、吸盤本体の下端周縁全周に渡っで多数の切り
込みを刻設して成る。
ーム状の吸盤本体の凹状の吸着面に一巻きのスカートを
内設し、該スカートの上面と前記吸着面間に空間を周設
し、前記吸盤本体の上部中央に係着軸を一体に突出して
成る吸着具において、吸盤本体の下端周縁とスカートの
下端周縁とを同一平面に配設するとともに、前記空間内
において、吸盤本体の下端周縁全周に渡っで多数の切り
込みを刻設して成る。
【０００５】第２発明の吸着具は、第１発明の吸着具に
おいて、空間の上端隅部にリング溝を周設し、該リング
溝に弾性リングを嵌着して成る。
おいて、空間の上端隅部にリング溝を周設し、該リング
溝に弾性リングを嵌着して成る。
【０００６】
【発明の実施の形態】吸盤本体の下端から空間上端に至
る縦断面が同一断面のものから徐々に増大する断面のも
のまで選択され、吸盤本体の下端周縁から刻設される切
り込みは放射状のものから特定の角度で刻設されるも
の、或はランダムな角度で刻設されるものまで選択さ
れ、また、リング溝は円形溝から角形溝なども選択さ
れ、係着軸は軸心部に上端からネジ孔を螺設するものか
ら、横孔を横設するものなど種々なるものが選択され
る。
る縦断面が同一断面のものから徐々に増大する断面のも
のまで選択され、吸盤本体の下端周縁から刻設される切
り込みは放射状のものから特定の角度で刻設されるも
の、或はランダムな角度で刻設されるものまで選択さ
れ、また、リング溝は円形溝から角形溝なども選択さ
れ、係着軸は軸心部に上端からネジ孔を螺設するものか
ら、横孔を横設するものなど種々なるものが選択され
る。
【０００７】
【実施例】本発明を実施例により説明すると、吸着具ａ
は図１に示すように、吸盤本体１の下端周縁２と該吸盤
本体１の凹状の吸着面３に内設するスカート４の下端周
縁５とを同一平面６に配設するとともに、吸盤本体１の
下端周縁２の近傍の内面とスカート４の上面間に形成さ
れる空間７の範囲内において、図２に示すように、該下
端周縁２の全周に渡って多数の切り込み８を放射状に刻
設し、吸盤本体１の上部中央に突設する係着軸９には横
孔１０を横設し、該横孔１０にフック１１の軸部１２を
係着して成る。
は図１に示すように、吸盤本体１の下端周縁２と該吸盤
本体１の凹状の吸着面３に内設するスカート４の下端周
縁５とを同一平面６に配設するとともに、吸盤本体１の
下端周縁２の近傍の内面とスカート４の上面間に形成さ
れる空間７の範囲内において、図２に示すように、該下
端周縁２の全周に渡って多数の切り込み８を放射状に刻
設し、吸盤本体１の上部中央に突設する係着軸９には横
孔１０を横設し、該横孔１０にフック１１の軸部１２を
係着して成る。
【０００８】このようにして成る吸着具ａは、図３に示
すようにスカート４の内面が取着面１３に押圧され、所
定の真空吸着力で吸着されるのであるが、このとき、吸
盤本体１の下端周縁２から空間７の上端までの内面とス
カート４の上面とが略密着状態となり、吸盤本体１の下
端周縁２の近傍の断面（スカート４の断面より肉厚大）
における圧縮反力が押圧力となってより一層スカート４
の内面真空度を保持しているものである。また、スカー
ト４の吸着端面の取着面１３での凹凸に対しては、吸盤
本体１の下端周縁２が切り込み８によって区画される小
片１４の各個の変形に止まり、したがって、前記吸着端
面は凹凸にきめ細かに追従変形して安定的に真空圧を保
持できる特徴を呈するものである。
すようにスカート４の内面が取着面１３に押圧され、所
定の真空吸着力で吸着されるのであるが、このとき、吸
盤本体１の下端周縁２から空間７の上端までの内面とス
カート４の上面とが略密着状態となり、吸盤本体１の下
端周縁２の近傍の断面（スカート４の断面より肉厚大）
における圧縮反力が押圧力となってより一層スカート４
の内面真空度を保持しているものである。また、スカー
ト４の吸着端面の取着面１３での凹凸に対しては、吸盤
本体１の下端周縁２が切り込み８によって区画される小
片１４の各個の変形に止まり、したがって、前記吸着端
面は凹凸にきめ細かに追従変形して安定的に真空圧を保
持できる特徴を呈するものである。
【０００９】次に、図４に示した吸着具ｂについて説明
すると、このものは、吸着具ａにおいて、空間７の上端
隅部に円形溝によるリング溝１５を周設し、該リング溝
１５にエンドレスの弾性リングであるＯリング１６を嵌
着して成る。
すると、このものは、吸着具ａにおいて、空間７の上端
隅部に円形溝によるリング溝１５を周設し、該リング溝
１５にエンドレスの弾性リングであるＯリング１６を嵌
着して成る。
【００１０】このようにして成る吸着具ｂは、取着面１
３に吸着されたとき、Ｏリング１６には拡径による張力
が生じ、その張力がスカート４の上部を縮径方向に締め
込み、吸盤本体１の下端部断面の押圧反力と共働して真
空吸着力をより強力に保持しようとするものである。
３に吸着されたとき、Ｏリング１６には拡径による張力
が生じ、その張力がスカート４の上部を縮径方向に締め
込み、吸盤本体１の下端部断面の押圧反力と共働して真
空吸着力をより強力に保持しようとするものである。
【００１１】
【発明の効果】以上のように、基本発明の吸着具ａによ
れば、使用時の吸着端面には常に吸盤本体の下端部より
押圧反力が負荷されるので真空吸着力の強化が図られ、
しかも、押圧反力の負荷部が小片群で形成されるから、
スカートの吸着端面の取着面での凹凸部による変形は、
小片各個の変形によってきめ細かに追従変形でき、安定
的に真空圧を保持できる特徴があり、また、吸着具ａを
ベースとした吸着具ｂでは、前記特徴のほか、リング溝
に嵌着した弾性リングの張力により、真空圧をより強固
に保持できるなどの効果を呈するものである。
れば、使用時の吸着端面には常に吸盤本体の下端部より
押圧反力が負荷されるので真空吸着力の強化が図られ、
しかも、押圧反力の負荷部が小片群で形成されるから、
スカートの吸着端面の取着面での凹凸部による変形は、
小片各個の変形によってきめ細かに追従変形でき、安定
的に真空圧を保持できる特徴があり、また、吸着具ａを
ベースとした吸着具ｂでは、前記特徴のほか、リング溝
に嵌着した弾性リングの張力により、真空圧をより強固
に保持できるなどの効果を呈するものである。
【図１】本発明に係わる吸着具ａの縦断面図。
【図２】図１の平面図。
【図３】吸着具ａの使用状態の縦断面図。
【図４】本発明に係わる吸着具ｂの縦断面図。
１ 吸盤本体 ２ 下端周縁 ３ 吸着面 ４ スカート ５ 下端周縁 ６ 平面 ７ 空間 ８ 切り込み ９ 係着軸 １０ 横孔 １１ フック １２ 軸部 １３ 取着面 １４ 小片 １５ リング溝 １６ Ｏリング ａ 吸着具 ｂ 吸着具
Claims (2)
- 【請求項１】 ドーム状の吸盤本体の凹状の吸着面に一
巻きのスカートを内設し、該スカートの上面と前記吸着
面間に空間を周設し、前記吸盤本体の上部中央に係着軸
を一体に突出して成る吸着具において、吸盤本体の下端
周縁とスカートの下端周縁とを同一平面に配設するとと
もに、前記空間内において、吸盤本体の下端周縁全周に
渡って多数の切り込みを刻設して成る吸着具。 - 【請求項２】 前記空間の上端隅部にリング溝を周設
し、該リング溝に弾性リングを嵌着して成る請求項１記
載の吸着具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8787598A JPH11241716A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 吸着具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8787598A JPH11241716A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 吸着具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11241716A true JPH11241716A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=13927052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8787598A Pending JPH11241716A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 吸着具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11241716A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015105338A1 (ko) * | 2014-01-08 | 2015-07-16 | 구홍식 | 진공 흡착장치 |
| CN105673668A (zh) * | 2016-04-24 | 2016-06-15 | 王立云 | 一种方便取下的吸盘 |
| TWI623691B (zh) * | 2017-05-05 | 2018-05-11 | 康得倫事業有限公司 | 吸盤 |
-
1998
- 1998-02-25 JP JP8787598A patent/JPH11241716A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015105338A1 (ko) * | 2014-01-08 | 2015-07-16 | 구홍식 | 진공 흡착장치 |
| CN105673668A (zh) * | 2016-04-24 | 2016-06-15 | 王立云 | 一种方便取下的吸盘 |
| TWI623691B (zh) * | 2017-05-05 | 2018-05-11 | 康得倫事業有限公司 | 吸盤 |
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