JP2004244774A - 繊維機械におけるローラ駆動方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の繊維機械では、一本のシャフトを複数のモータにて駆動する場合、各モータに付き制御装置が備えられていたので、多くの制御装置が必要となってコスト高となるとともに、制御装置間の誤差等により各モータを同一回転に制御することが困難であった。
【解決手段】複数錘の糸処理ユニットより成る繊維機械において、前記複数錘分のローラ10・10・・・を一斉駆動するための共通のシャフト21を備えた装置であって、シャフト21の複数箇所に、シャフト回転駆動用の駆動モータ22を設けるとともに、該複数の駆動モータ22を共通に制御する一つのコントローラ32を設け、一の駆動モータ22の回転を検出する回転数検出手段28を設け、前記コントローラ32は、回転数検出手段28により検出された一の駆動モータ22の回転数に基づいて、複数の駆動モータ22の制御を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数錘の糸処理ユニットによる繊維機械において、共通のシャフトに取り付けられた複数のローラを駆動するローラ駆動方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紡績機等の繊維機械においては、多数の錘が並設されており、糸をパッケージに巻き取るために、パッケージに押し当てられて回転するローラが設けられている。各錘のローラは一本の共通のシャフトに設けられており、一つのモータにて該シャフトを駆動することにより、各錘のローラの全てを回転駆動するように構成されていた。
近年、このような繊維機械では、装置の多錘化や、パッケージに押し当てられるローラの接圧が大きくなってきたことにより、シャフトを駆動するために必要なトルクが増加してきたため、モータの容量アップが必要となってきた。
【0003】
しかし、必要なトルクを得るためには、モータの容量をアップする必要があるとともに、モータが大型化して装置全体が大きくなるため好ましくない。
そこで、装置が大型化しないように、装置に複数のモータを設けて、該複数のモータによりシャフトを駆動するように構成し、モータの大型化やシャフトが必要以上に太くなることを防ぐことが考えられる。
一本のシャフトを複数のモータにて駆動する技術としては、例えば、技術文献1に記載されるように、2台のモータをシャフトの両端に接続したものがある。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−130193号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の技術文献1に記載される技術のように、一本のシャフトを複数のモータにて駆動する場合、各モータに付き制御装置が備えられている。即ち、一つのモータを一つの制御装置にて制御することが行われている。
このように、各モータに制御装置を設けていると、多くの制御装置が必要となってコスト高となるとともに、制御装置間の誤差等により各モータを同一回転に制御することが困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、複数錘の糸処理ユニットより成る繊維機械において、前記複数錘分のローラを一斉駆動するための共通のシャフトを備えたローラ駆動装置であって、シャフトの複数箇所に、シャフト回転駆動用のモータを設けるとともに、該複数のモータを共通に制御する一つの制御装置を設け、一のモータの回転を検出する回転数検出手段を設け、前記制御装置は、回転数検出手段により検出された一のモータの回転数に基づいて、複数のモータの制御を行う。
【0007】
請求項2においては、複数錘の糸処理ユニット間を移動可能な作業台車と、機台の端部に開放端を備え、該開放部から作業台車を軌道の延長線上に抜き出し可能なものにおいて、前記ローラ、複数のモータ及び制御装置を設ける。
【0008】
請求項3においては、複数錘の糸処理ユニットより成る繊維機械において、共通のシャフトに取り付けられた複数のローラを一斉駆動する方法であって、シャフトの複数箇所に設けられた該シャフト回転駆動用のモータを、一のモータの回転を検出する回転数検出手段により検出される一のモータの回転数に基づいて、一つの制御装置により駆動する。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付の図面を用いて説明する。
図1は本発明のローラ駆動装置を示す図、図2は駆動モータを、シャフトの両端部のみならずシャフトの途中部に設けたローラ駆動装置を示す図、図3は一本のシャフトに並設される複数のローラを複数行並べて、各行間のシャフト1を同期ベルトにて連結した構成のローラ駆動装置を示す図、図4は本発明のローラ駆動装置を備える繊維機械としての紡績機を示す正面図、図5は同じく紡績機を示す平面図である。
【0010】
本発明のローラ駆動装置について説明する。
図1に示すように、ローラ駆動装置においては、複数の駆動ローラ10が取り付けられるシャフト21の両端に、該駆動ローラ10を回転駆動する駆動モータ22・22が、それぞれベルト23を介して連結されている。例えば、駆動ローラ10にはパッケージ11が当接しており、該パッケージ11は駆動ローラ10により回転駆動されている。
ベルト23は、歯付ベルトのようなタイミングベルト等にて構成されており、駆動モータ22(モータシャフト31)の回転を同期してシャフト21に伝達するように構成されている。
【0011】
駆動モータ22・22は、それぞれ共通に設けられた一つのコントローラ32(制御装置)に接続されている。コントローラ32は、指令周波数演算部25と、回転数演算部26とから成り、回転数演算部26は、パルス発生用突出歯34の近傍に設けられた回転数検出器28からの検出値により、シャフト21(駆動ローラ10)の回転数を算出している。ここで、回転数検出器28は、シャフト21(モータシャフト31)の回転に伴いパルス発生用突出歯34が発するパルスを検出し、回転数算出部26に検出結果を送信する。また、回転数検出器28は一つのモータ22のみに対応して一つ設けられている。
尚、回転数検出器28は、前記のものに限られず、モータシャフト31と同軸にエンコーダ、レゾルバ、又はタコジェネレータ等を適宜取り付けたものであってもよい。
該駆動モータ22・22は、回転数検出手段28の検出結果により算出される回転数演算部26の回転数算出値に基づいて演算され出力される指令周波数に応じて、指令周波数演算部25を介してフィードバック型の駆動制御がなされる。
つまり、複数の駆動モータ22・22は、一つのコントローラ32及び回転検出器28により一斉に駆動制御がなされている。
この場合、シャフト21の複数箇所に設けられる複数の駆動モータ22・22は、全て同一の仕様、及び容量に構成されたものを用いる必要がある。
なお、ローラ駆動装置33は、一点鎖線で囲んで示すように、駆動ローラ10、シャフト21、ベルト23、駆動モータ22、インバータ25、及びコントローラ32等により構成されている。
【0012】
このように、一つのコントローラ32及び回転数検出手段28により複数の駆動モータ22・22を駆動することで、駆動モータ毎にコントローラ26等の制御装置を設けた場合に比べて、これらの制御装置の数量を削減してコストダウンを図ることが可能となる。
【0013】
また、駆動モータ毎に制御装置や回転検出器を設けた場合には、制御装置間での各駆動モータ22への指令周波数の誤差が生じ易く、この誤差により各駆動モータの回転数に誤差が生じると、シャフト21にねじれを発生させる恐れがある。しかし、単一の制御装置や回転検出器により複数の駆動モータ22・22を駆動することで、駆動モータ22間での指令周波数の誤差を抑えて高精度な制御を行うことができる。
これにより、タイミングベルト等、回転数伝達にずれが生じないベルト23を介して、該シャフト21へ同期して駆動モータ22の駆動を伝達すれば、シャフト21両端の駆動モータ22・22の回転を略完全に同期させることが可能となるため、シャフト21にねじれ方向の負荷をかけることがない。
【0014】
また、駆動モータ22としては、ロータとステータとの間にすべりを有して駆動するインダクションモータを用いる。これは、たとえ、何らかの要因により駆動モータ22の回転数に誤差が生じたとしても、上述した構成によりその誤差は微少なものであり、この微差をインダクションモータが有している前記すべりにより吸収することができるからである。
【0015】
このように、駆動モータ22の駆動制御を行う際に、一方の駆動モータ22の回転数に基づいて、両方の駆動モータ22・22をフィードバック制御することで、両方の駆動モータ22・22の回転数に基づいてフィードバック制御する場合に比べて、使用する回転数検出手段28の数量を削減してコスト低減を図ることができるとともに、コントローラ26による制御を簡単にすることができる。
【0016】
また、図2に示すように、駆動モータ22を、シャフト21の両端部のみならず、シャフト21の途中部に一又は複数設けて、両端部及び途中部の駆動モータ22・22・・・が一つの制御装置、即ちコントローラ32により共通に制御されるような構成とすることもできる。
【0017】
さらに、図3に示すように、一本のシャフト21に取り付けられ並設される複数のローラ10・10・・・を複数行(図3では2行)並べて、各行間のシャフト21・21を互いに同期ベルト24にて連結した構成とすることもできる。
この場合、各行のシャフト21はそれぞれ駆動モータ22により駆動されており、その内の一の駆動モータ22に設けられた回転数検出器28により検出された回転数に基づいて、両方の駆動モータ22・22を前記コントローラ32にてフィードバック制御している。
【0018】
そして、シャフト21に取り付けられる複数のローラ10・10・・・の駆動装置としては、同期ベルト24にて連結した複数のシャフト21・21を一つの単位として構成している。
つまり、図3に示すローラ駆動装置は、複数のローラ10・10・・・を一斉駆動するための共通のシャフト21・21を備えたローラ駆動装置であって、シャフト21・21の複数箇所に、シャフト回転駆動用の駆動モータ22・22を設けるとともに、該複数の駆動モータ22・22を共通に制御する一つの制御装置であるコントローラ32を設け、一の駆動モータ22に回転数検出手段28を設け、前記コントローラ32は、回転数検出手段28により検出された一の駆動モータ22の回転数に基づいて、複数の駆動モータ22・22の制御を行うように構成されている。
【0019】
次に、前述の如く構成したローラ駆動装置を、繊維機械に適用した例について説明する。
図4、図5には、本ローラ駆動装置が適用される繊維機械の一実施例として、作業台車Cが紡績ユニット103間を移動可能な紡績機を示している。
紡績機においては、原動機ボックス101とダストボックス102との間に多数の紡績ユニット103・103・・が並設されている。該紡績ユニット103は、バックローラ104とミドルローラ105とフロントローラ106を備えたドラフト装置107、空気噴射ノズルを備えた紡績部108、紡績部108により生成された紡績糸Yを引き出すニップローラ109、紡績糸の太糸部分(以降スラブと記載する)を検出するスラブキャッチャ110、及び、パッケージ111に糸をトラバースしつつ巻き取る巻取部112等により構成されている。また、前記ドラフト装置107へ供給されるスライバSは機台の背部に設けたスライバケンスから引き出されてバックローラ104へ供給されている。
原動機ボックス101内には、作業台車Cが機台長手方向に通行可能な台車走行スペース101bを有している。
【0020】
前記紡績ユニット103は、側断面視略「コ」字状に形成された枠体上に配置され、該枠体の内部空間を、作業台車Cがレール116に沿って、図4における左右方向に往復走行する。作業台車Cには、パッケージ11側の下糸を吸引把持して上方へ引き出すサクションマウス119が回動可能に設けられるとともに、サクションマウス119に吸引把持された糸を受け取って紡績部108の糸排出口近傍に導くトランスファーアーム118が回動可能に設けられている。
【0021】
前記作業台車Cは、各紡績ユニット103においてパッケージ11が満巻となった場合に、その紡績ユニット103の位置に停止して、満巻のパッケージを回収するとともに、上記サクションマウス119及びトランスファーアーム118を用いた公知のピーシング方法により、種糸と紡出される繊維束とを糸継して次なる空ボビンに対して巻き取り動作を開始させる玉揚装置としての機能を有し、また、紡績ユニット103に糸切れが発生した場合、糸継要求の発生した紡績ユニット103の位置に停止して、玉揚時と同様、公知のピーシング方法により、紡出側の繊維束と巻取側の種糸との糸継ぎを行う機能とを有している。
即ち、作業台車Cは、機台長さ方向に伸びたダクト130を介して、ブロア131による吸引作用を利用して、種糸供給手段(パッケージ11又はそれとは別の種糸パッケージ)から引き出された種糸を、種糸搬送部材により紡績部108まで搬送する。そして、紡績部108の糸排出側からスライバ導入側に種糸を通した後、停止していたドラフト装置107、紡績部108及び種糸走行を開始して、該種糸にドラフト装置107から供給される繊維束を絡ませて糸継ぎするピーシング機能を有している。
【0022】
そして、該作業台車Cは、玉揚動作若しくは糸継動作を終了すると、次の満巻若しくは糸切れが検出された紡績ユニット103へ向けて走行を開始する。
そして、このような動作を行う作業台車Cは、運転制御装置(不図示)により運転制御が行われる。なお、サービス装置(作業台車C)が行う糸継サービスとしては、引き出した種糸に紡出側から供給される繊維束を絡ませて繋ぐピーシングについて説明したが、これに限定されるものではなく、ブロアによる吸引力を利用して、巻取側の糸と紡出側の糸とを共に吸引捕捉して糸継器(機械式ノッター又は空気式スプライサー)に導入する方法でもよく、いずれにおいても本発明の繊維機械に適用可能である。
【0023】
前記巻取部112は、両端の複数の駆動モータ22・22により回転駆動されるシャフト21に一体的に回転可能に取り付けられるローラ10と、該ローラ10に圧接して回転するパッケージ11とを備えており、各紡績ユニット103のローラ11は、共通シャフト21により一斉に駆動されるものである。
【0024】
前記原動機ボックス101の端部には、開閉可能な側板101aが取り付けられた開放部が備えられており、前記作業台車Cは、この開放部からレール116の延長線上に抜き出すことができる。これにより、作業台車Cを機台外部へ引き出してメンテナンスすることが可能となっている。
そして、紡績機のメンテナンスを行う場合には、原動機ボックス101の側板101aを開き、レール116の端部を露見させた後、メンテナンス台車120をレール116に面した通路118に位置させる。
通路118に位置するメンテナンス台車120を紡績機側に移動させて、メンテナンス台車120のレール120aを前記レール116と接合する。
接合後、メンテナンス台車120の軌道120aは、紡績機側のレール116と連結されて位置決めされる。
【0025】
メンテナンス台車120の連結が完了したら作業台車Cの駆動スイッチを切って作業台車Cを停止させてから、作業者が作業台車Cをレール116に沿って機台端まで引き出し、原動機ボックス101の台車走行スペース101bを経て、さらにそのまま移動させて、メンテナンス台車120のレール120aに侵入させる。
そして、作業台車Cのメンテナンス台車120への移載を完了した後に、メンテナンス作業を行うようにしている。
【0026】
このように構成される紡績機は、前述のローラ駆動装置を備えており、各紡績ユニット103のローラ10を、複数の駆動モータ22・22により回転駆動されるシャフト21にて一斉駆動しているので、多数錘化やローラ113とパッケージ111との接圧の増加があったとしても、シャフト21や駆動モータ22の小型化を図ることができる。
従って、作業台車Cをメンテナンスのために前記開放部から抜き出す際に、作業台車Cが通るための台車走行スペース101bに駆動モータ22がはみ出ることを回避することができる。
これにより、制御の簡素化のみならず、作業台車Cの走行スペース101b(原動機ボックス101)の大型化(即ち装置全体の大型化)を回避することができる、という効果を顕著に奏することができる。
【0027】
尚、本発明を実施するにあたり、上述したような紡績機に限られない。共通のシャフトに複数錘分のローラを取り付けて一斉駆動するものであればよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したので、次のような効果を奏する。
請求項1記載の如く、複数錘の糸処理ユニットより成る繊維機械において、前記複数錘分のローラを一斉駆動するための共通のシャフトを備えたローラ駆動装置であって、シャフトの複数箇所に、シャフト回転駆動用のモータを設けるとともに、該複数のモータを共通に制御する一つの制御装置を設け、一のモータの回転を検出する回転数検出手段を設け、前記制御装置は、回転数検出手段により検出された一のモータの回転数に基づいて、複数のモータの制御を行うので、
駆動モータ毎に制御装置を設けた場合に比べて、これらの制御装置の数量を削減してコストダウンを図ることが可能となる。
また、駆動モータ毎に制御装置を設けた場合には、制御装置間での各駆動モータの回転数の誤差が生じ易いが、単一の制御装置により複数の駆動モータを駆動することで、駆動モータ間での誤差を抑えて高精度な制御を行うことができる。
これにより、シャフトに設けられる複数の駆動モータの回転を略完全に同期させることが可能となって、該駆動モータの駆動回転を、シャフトにねじれ方向の負荷をかけることなく、該シャフトへ同期して伝達することができる。
さらに、多数錘化や接圧の増加があったとしても、開ループ制御の場合よりも正確な制御が可能になる。
また、両方の駆動モータの回転数に基づいてフィードバック制御する場合に比べて、使用する回転数検出手段の数量を削減してコスト低減を図ることができるとともに、制御手段による制御を簡単にすることができる。
【0029】
請求項2記載の如く、複数錘の糸処理ユニット間を移動可能な作業台車と、機台の端部に開放端を備え、該開放部から作業台車を軌道の延長線上に抜き出し可能なものにおいて、前記ローラ、複数のモータ及び制御装置を設けるので、
多数錘化や接圧の増加があったとしても、シャフトやローラを駆動するモータの小型化を図ることができるため、作業台車をメンテナンスのために開放部から抜き出す際に、台車が通るための台車走行スペースにモータがはみ出ることを回避することができる。
従って、制御の簡素化のみならず、台車の走行スペース(原動機ボックス)の大型化(即ち装置全体の大型化)を回避することができる、という効果をより顕著に奏することができる。
【0030】
請求項3記載の如く、複数錘の糸処理ユニットより成る繊維機械において、共通のシャフトに取り付けられた複数のローラを一斉駆動する方法であって、シャフトの複数箇所に設けられた該シャフト回転駆動用のモータを、一のモータの回転を検出する回転数検出手段により検出される一のモータの回転数に基づいて、一つの制御装置により駆動するので、
駆動モータ毎に制御装置を設けた場合に比べて、これらの制御装置の数量を削減してコストダウンを図ることが可能となる。
また、駆動モータ毎に制御装置を設けた場合には、制御装置間での各駆動モータの回転数の誤差が生じ易いが、単一の制御装置により複数の駆動モータを駆動することで、駆動モータ間での誤差を抑えて高精度な制御を行うことができる。
これにより、シャフトに設けられる複数の駆動モータの回転を略完全に同期させることが可能となって、該駆動モータの駆動回転を、シャフトにねじれ方向の負荷をかけることなく、該シャフトへ同期して伝達することができる。
さらに、両方の駆動モータの回転数に基づいてフィードバック制御する場合に比べて、使用する回転数検出手段の数量を削減してコスト低減を図ることができるとともに、制御手段による制御を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】撚糸機のローラ駆動装置を示す図である。
【図2】駆動モータを、シャフトの両端部のみならずシャフトの途中部に設けたローラ駆動装置を示す図である。
【図3】一本のシャフトに並設される複数のローラを複数行並べて、各行間のシャフト1を同期ベルトにて連結した構成のローラ駆動装置を示す図である。
【図4】本発明のローラ駆動装置を備える繊維機械としての紡績機を示す正面図である。
【図5】同じく紡績機を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ローラ
21 シャフト
22 駆動モータ
25 インバータ
26 コントローラ
28 回転数検出手段

Claims (3)

  1. 複数錘の糸処理ユニットより成る繊維機械において、前記複数錘分のローラを一斉駆動するための共通のシャフトを備えたローラ駆動装置であって、
    シャフトの複数箇所に、シャフト回転駆動用のモータを設けるとともに、
    該複数のモータを共通に制御する一つの制御装置を設け、一のモータの回転を検出する回転数検出手段を設け、前記制御装置は、回転数検出手段により検出された一のモータの回転数に基づいて、複数のモータの制御を行うことを特徴とする繊維機械におけるローラ駆動装置。
  2. 複数錘の糸処理ユニット間を移動可能な作業台車と、機台の端部に開放端を備え、該開放部から作業台車を軌道の延長線上に抜き出し可能なものにおいて、
    前記ローラ、複数のモータ及び制御装置を設けることを特徴とする請求項1に記載の繊維機械におけるローラ駆動装置。
  3. 複数錘の糸処理ユニットより成る繊維機械において、共通のシャフトに取り付けられた複数のローラを一斉駆動する方法であって、
    シャフトの複数箇所に設けられた該シャフト回転駆動用のモータを、一のモータの回転を検出する回転数検出手段により検出される一のモータの回転数に基づいて、一つの制御装置により駆動することを特徴とする繊維機械におけるローラ駆動方法。
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