JP2004243965A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ Download PDF

Info

Publication number
JP2004243965A
JP2004243965A JP2003037959A JP2003037959A JP2004243965A JP 2004243965 A JP2004243965 A JP 2004243965A JP 2003037959 A JP2003037959 A JP 2003037959A JP 2003037959 A JP2003037959 A JP 2003037959A JP 2004243965 A JP2004243965 A JP 2004243965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
mounting base
sliding roof
weather strip
roof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003037959A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4061538B2 (ja
Inventor
Yuki Ota
友樹 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2003037959A priority Critical patent/JP4061538B2/ja
Publication of JP2004243965A publication Critical patent/JP2004243965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4061538B2 publication Critical patent/JP4061538B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

【課題】自動車のルーフパネル開口部を開閉する複数に分割されたスライディングルーフの相互の間をシールするウエザストリップの端末部のシール性を向上させるものである。
【解決手段】車体の前後方向に複数に分割されたスライディングルーフにより自動車のルーフパネル開口部を開閉し、分割されたスライディングルーフの間をシールするウエザストリップ20において、端末部22kのフロント側シール22の取付基部22aが、底面に連結部23と平行にリヤ方向に延びる取付基部カバーリップ22gを設け、取付基部カバーリップ22gと連結部23が溝部24を形成し、溝部24を形成する取付基部22aの表面に長手方向に対して斜めに突条22mを複数設けたことを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のルーフパネル開口部を開閉するスライディングルーフが複数のスライディングルーフパネルに分割されており、その分割されたスライディングルーフパネルの相互の間をシールする自動車用ウエザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車のルーフパネル1の開口部とその開口部を開閉するスライディングルーフ110においては、図7に示すように、スライディングルーフ110は分割されずに1枚のパネルで構成されている。スライディングルーフ110と車体のルーフパネル開口縁2との間をシールするウエザストリップは、図8に示すように、スライディングルーフ110の周囲に取付けられたスライディングルーフウエザストリップ50であり、取付基部51と中空シール部52とから形成されている。取付基部51は、スライディングルーフのガラスパネルを挟持して、かつフレームのフランジ部にスライディングルーフウエザストリップ50を取付けることができるように断面略U字状のトリムとして形成されている。そして、取付基部51の外壁に中空シール部52が一体に形成されて、中空シール部52がルーフパネル開口縁2に当接している。これによってルーフパネル開口縁2と中空シール部52との間でシールをすることができる(例えば、特許文献1参照。)。
なお、図8は、図7のA−A線に沿った部分断面図である。
【0003】
しかし、車室内を明るくして、空気の流れを良くし、開放感の向上を図り、また展望もよくするためにルーフパネル1の開口部を大きくしたいとする要望があった。
この場合に、スライディングルーフ110が1枚のパネルの場合は、開口部を開いたときにスライディングルーフ110の後方への移動距離が長くなり、駆動機構も大きくなるとともに、デザイン的にも好ましくなく、スライディングルーフ110が車体の後方にはみ出してしまう恐れもあった。
【0004】
そこでスライディングルーフ110を車体の前後方向に複数のパネルに分割することも試みられているが、分割したスライディングルーフパネルの相互間のシールが必要である。
この分割したスライディングルーフ110、110の相互間のシールのため、図9に示すようにフロント側のスライディングルーフ110の後端部とリヤ側のスライディングルーフ110の先端部にそれぞれウエザストリップ60、61を取付けてシールするものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
しかしながら、両方のスライディングルーフ110、110にウエザストリップ60、61を取付けることは手間がかかるとともにコストもアップする。
また、両方のスライディングルーフ110、110の組み付け等のバラツキや両方に取付けられたウエザストリップ60、61の形状変化等により必ずしもウエザストリップ60、61同士の当接が適切になされない場合があった。
そこで、一方のスライディングルーフ110に中空状のウエザストリップを取付けて、両方のスライディングルーフ110、110の間のシールをすることが試みられている。この場合には,ウエザストリップは、スライディングルーフ110の前端部に設けられたモールド部に両面接着テープ等により取付けられる。しかしながら、このウエザストリップの両端の端末部分では、モールド部とウエザストリップとの両者の寸法を完全に同一にすることが製造上のバラツキ等のため困難であった。その場合には、ウエザストリップの長手方向の両端の端末部分とモールド部の長手方向の端末部分のシール性が低下する場合があった。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−335255号公報(第3−4頁、第1図)
【特許文献2】
実開平7−35142号公報(第6−8頁、第2図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、自動車のルーフパネル開口部を開閉するスライディングルーフを複数に分割し、この分割されたスライディングルーフパネルの相互の間をシールするウエザストリップの長手方向の端末部とスライディングルーフあるいはスライディングルーフの前端部に設けられたモールド部との間のシール性を向上させた自動車用ウエザストリップを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、車体の前後方向に複数に分割されたスライディングルーフにより自動車のルーフパネル開口部を開閉し、分割されたスライディングルーフの間をシールするウエザストリップにおいて、ウエザストリップは、車体の幅方向に平行な断面中空状の2本のシールであるリヤ側に位置するリヤ側シールとフロント側に位置するフロント側シールを有するとともに、リヤ側シールとフロント側シールは、押出成形により形成された直線部と、直線部の長手方向の両端に型成形により形成された端末部からなり、両端の端末部のリヤ側シールとフロント側シールは、スライディングルーフに取付けられるソリッド材の取付基部と、取付基部から一体に設けられたスポンジ材の中空シール部からなり、リヤ側シールの取付基部とフロント側シールの取付基部をソリッド材の連結部で一体に接続し、端末部のフロント側シールの取付基部が、底面に連結部と平行にリヤ方向に延びる取付基部カバーリップを設け、取付基部カバーリップと連結部が袋状の溝部を形成し、溝部の各内表面にそれぞれ長手方向に対して斜めに突条を複数設けられたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項1の本発明では、分割されたスライディングルーフの間をシールするウエザストリップにおいて、ウエザストリップは、車体の幅方向に平行な断面中空状の2本のシールであるリヤ側に位置するリヤ側シールとフロント側に位置するフロント側シールを有するため、リヤ側シールとフロント側シールとで2重シールをすることができシール性が高い。
リヤ側シールとフロント側シールは、押出成形により形成された直線部と、直線部の長手方向の両端に型成形により形成された端末部からなるため、ウエザストリップの長手方向の両端末部は取付基部と中空シール部をともに型成形により形成することによりスライディングルーフとルーフパネル開口縁の車体側部の形状に合わせた形状とすることができる。
両端の端末部のリヤ側シールとフロント側シールは、スライディングルーフに取付けられるソリッド材の取付基部と、取付基部から一体に設けられたスポンジ材の中空シール部からなるため、柔軟性の有る2本の中空シール部により分割されたスライディングルーフの間をシールすることができるので、相手部材の形状に合わせて変形でき、シール性がよい。
【0010】
リヤ側シールの取付基部とフロント側シールの取付基部をソリッド材の連結部で一体に接続したため、剛性が高く、一方のシールをスライディングルーフの前端部に取付ければ、両方のシールを固定することができるため、取付けが容易である。
端末部のフロント側シールの取付基部が、底面に連結部と平行にリヤ方向に延びる取付基部カバーリップを設けられたため、リヤ側のスライディングルーフの前端部に設けられたモールド部の前端部の長手方向の端末部を挿入することができることにより、ウエザストリップの両端末部を確実にモールド部で保持することができ、安定したシールを得ることができる。
取付基部カバーリップと連結部が袋状の溝部を形成し、溝部の各内表面にそらぞれ長手方向に対して斜めの突条を複数設けられたため、リヤ側のスライディングルーフの前端部に設けられたモールド部の前端部の端末部を溝部内に挿入した時に、各突条がモールド部の端末部の各端面(先端面、上端面、下端面、側端面)に線状に当接するので、当接力が強く、モールド部の前端部の長手方向の端末部とウエザストリップの端末部の間のシール性が良い。
【0011】
請求項2の本発明は、突条の形成方向は、型成形時のスライドコアのスライド方向と平行に設定されているものである。
【0012】
請求項2の本発明では、突条の成形方向が型成形時の金型のスライドコアのスライド方向と平行に設定されているので、1つのスライドコアだけの使用ですみ、金型構造を簡素化できるとともに、製造が容易となり、製造コストを下げることができる。しかも、複数の突条が複数の端面をまたいで形成されるので、ウエザストリップの端末部のシール性が向上する。
なお、溝部は袋状に形成されてモールド部の端末部の角部を包むようにして装着されるので、モールド部の端末部の角部と溝部との間のシール性が高い。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1〜図6に基づき、3分割されたスライディングルーフのうち、フロント側の第1スライディングルーフ11の後端部と中間の第2スライディングルーフ12の前端部との間をシールする自動車用ウエザストリップを例にとり説明するが、中間の第2スライディングルーフ12の後端部とリヤ側の第3スライディングルーフ13の前端部との間をシールする自動車用ウエザストリップや、2分割されたスライディングルーフの相互の間をシールする自動車用ウエザストリップにも適用することができる。
【0014】
図1は、第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20の端末部21k、22kの裏面図である。
図2は、フロント側の第1スライディングルーフ11の後端部と中間の第2スライディングルーフ12の前端部との間をシールするウエザストリップである、第2スライディングルーフ12の前端部に取付けられた第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20の断面図であり、(a)は、その端末部21k、22kの断面図、(b)は、その直線部21j、22jの断面図である。
【0015】
図3は、3分割されたスライディングルーフ10の平面図であり、フロント側から第1スライディングルーフ11、第2スライディングルーフ12と第3スライディングルーフ13とされている。ルーフパネル開口縁2のフロント側と第1スライディングルーフ11の前端部との間には、第1スライディングルーフフロントウエザストリップ40が取付けられ、第1スライディングルーフ11と第2スライディングルーフ12の間には第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20が取付けられ、第2スライディングルーフ12と第3スライディングルーフ13の間には第3スライディングルーフフロントウエザストリップ30が取付けられて、ルーフパネル開口縁2のリヤ側と第3スライディングルーフ13の間には第3スライディングルーフリヤウエザストリップ41が取付られて、それぞれシールがなされている。
【0016】
図4は、第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20と第3スライディングルーフフロントウエザストリップ30が取付けられたスライディングルーフ10をルーフパネル開口縁2に取付ける構成を示すとともに、ルーフパネルウエザストリップ3aとルーフパネル側部ウエザストリップ3bを取付けたベース部材3をルーフパネル開口縁2に取付ける状態を示す斜め上方から見た斜視図である。
【0017】
スライディングルーフ10とルーフパネル開口縁2との間の全体のシールは、スライディングルーフ10の下面にルーフパネル開口縁2の形状に合わせた略四角形状のルーフパネルウエザストリップ3aの中空部を当接させ、ルーフパネル開口縁2の車体側部に沿った部分に、ルーフパネル側部ウエザストリップ3bを取付け、スライディングルーフ10の側部をルーフパネル側部ウエザストリップ3bの中空部に当接させて行う。ルーフパネルウエザストリップ3aとルーフパネル側部ウエザストリップ3bはベース部材3に取付けられ、このベース部材3をルーフパネル開口縁2に取付けることによりルーフパネル開口縁2に取付けられる。
なお、図5〜図6は、スライディングルーフフロントウエザストリップ20が取付けられるスライディングルーフ10の構成と動きを示す図である。
【0018】
まず、図1と図2(a)、(b)に基づき第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20の形状を説明する。図1は、第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20の端末部の裏面図であり、図2(a)は、第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20の端末部21k、22kの図1と図3におけるB−B線に沿った断面図であり、図2(b)は、中央部分の図3のC−C線に沿った断面図である。
第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20は押出成形による直線部21j、22jとその直線部21j、22jの両側の端部に型成形により成形された端末部21k、22kを有する。直線部21jは、第2スライディングルーフ12の前端部に取付けられるように略直線状をなし、2本の中空状のシール部から構成され、リヤ側に位置するリヤ側シール21とフロント側に位置するフロント側シール22およびこのフロント側シール22とリヤ側シール21を連結する平板状の連結部23からなる。
【0019】
まず、第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20の両側の端末部21k、22kについて説明する。
フロント側シール22の両端部は、図1と図2(a)に示すように取付基部22aも中空シール部22bもともに張出部を有している。
フロント側シール22の両端部の取付基部22aは、図2(a)に示すように断面が中央部が凹んだ湾曲をなした板状であり、フロント側の先端は、取付基部張出部22hをなし、先端が斜め上方に延びているとともに先端に行くにつれて断面の肉厚が徐々に薄くなり、先細りの尖った形状である。
【0020】
取付基部22aの底面に連結部23方向に向けて連結部23と隙間を設けて平行にリヤ方向に延びる取付基部カバーリップ22gを設けられた。取付基部カバーリップ22gと連結部23が少なくとも下端面、上端面となる袋状の溝部24を形成し、溝部24に第2スライディングルーフ12の前端部に設けられた前部樹脂製モールド部16の前端部16dを挿入する。これにより、取付基部22aは前部樹脂製モールド部16に固定することができろ。取付基部22aはソリッド材で形成されているため、フロント側シール22を前部樹脂製モールド部16に確実に取付けることができる。
【0021】
さらに、上記溝部24において、連結部23側の表面である上端面には長手方向に対して斜めに突条22mが設けられている。このため前部樹脂製モールド部16の前端部が溝部24に挿入されると、その前端部と突条22mが当接する。このとき、突条22mは前部樹脂製モールド部16の前端部の上面にいわゆる線接触をするため、接触部分の当接力が強く、溝部24におけるシール性が向上する。
同様にして,溝部24の一番奥,即ち先端面や、溝部24の他方の壁である取付基部カバーリップ22gの上面である下端面、および溝部24の側方の壁の側端面に突条22mがそれぞれ2本ずつ形成されており、上記と同様に線接されている。
なお、これらの突条22mは、ウエザストリップの端末部の型成形時における金型のスライドコアのスライド方向と平行に形成されているので、袋状の溝部24内にあっても、容易に形成することができる。
【0022】
また、フロント側シール22の両端部では、前端より若干根元の方向に戻った取付基部張出部22hから中空シール部22のシール壁張出部22cが一体に形成されている。取付基部22aのリヤ側の側端からシール壁後部22fが一体に設けられ、シール壁張出部22cの先端とシール壁後部22fの先端をシール壁上部22dが連続的に連結して中空シール部22bを形成する。このシール壁張出部22cと取付基部張出部22hで中空シール部22bの張出部を形成する。
【0023】
次に、リヤ側シール21について説明する。
リヤ側シール21の端末部21kは、前述のとおり型成形により形成され、直線部21jと略同じ断面形状であり、断面が中空状の形状をなし、取付基部21aと中空シール部21bからなる。取付基部21aは、断面略平板状をなし、取付基部21aの幅方向の両端部から中空シール部21bのシール壁が一体に突出されている。
取付基部21aは、EPDM等の合成ゴムや熱可塑性エラストマー等のソリッド材により形成され、中空シール部21bは、EPDM等の合成ゴムや熱可塑性エラストマーのスポンジ材またはソリッド材により形成される。
【0024】
取付基部21aの中空シール部21bが形成された側と反対側、即ち取付基部21aの底面には、直線部21jと端末部21kもともに両面接着テープ21hが貼着されている。この両面接着テープ21hにより、第2スライディングルーフ12の前部モールド部16に第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20を取付けることができる。取付基部21aは、ソリッド材で形成されているので、強固に前部モールド部16に取付けることができる。
【0025】
次に、図2(b)に基づき、第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20の直線部21j、22jについて説明する。
直線部21j、22jのフロント側シール22においては、直線部22jは、張出部を有しなく直線状をなしている。
まず、フロント側シール22の直線部22jを図2(b)に基づき説明する。
フロント側シール22は、断面が中空状の形状をなし、取付基部22aと中空シール部22bからなる。取付基部22aは、両端部以外は断面略平板状をなし、取付基部22aの幅方向の両端部から中空シール部22bのシール壁が一体に形成されている。
取付基部22aは、EPDM等の合成ゴムや熱可塑性エラストマー等のソリッド材により形成され、中空シール部22bはEPDM等の合成ゴムや熱可塑性エラストマーのスポンジ材により形成され、押出成形により直線状に一体で成形される
【0026】
中空シール部22bは、取付基部22aの幅方向のフロント側端部から突出されたシール壁前部22cと、取付基部22aの幅方向のリヤ側端部から突出されたシール壁後部22fと、シール壁前部22cおよびシール壁後部22fの先端を連結するシール壁上部22dからなる断面中空状をなしている。
中空シール部22bのシール壁上部22dには、第1スライディングルーフ11の後部モールド部15の下面が当接してシールする。
【0027】
リヤ側シール21の直線部21jは、フロント側シール22と同様に、断面が中空状の形状をなし、取付基部21aと中空シール部21bからなる。取付基部21aは、断面略平板状をなし、取付基部21aの幅方向の両端部から中空シール部21bのシール壁が一体に形成されている。取付基部21aは、EPDM等の合成ゴムや熱可塑性エラストマー等のソリッド材により形成され、中空シール部21bはEPDM等の合成ゴムや熱可塑性エラストマーのスポンジ材により形成され、押出成形により直線状に一体で成形される。
【0028】
フロント側シール22の取付基部22aとリヤ側シール21の取付基部21aとを断面平板状の連結部23が一体に連結している。取付基部22a、取付基部21aと連結部23は、ソリッド材で形成されているので、フロント側シール22とリヤ側シール21は強固に連結されており、リヤ側シール21の取付基部21aを両面接着テープ21hで取付けることにより、フロント側シール22も固定することができる。
なお、直線部のリヤ側シール21、フロント側シール22と連結部23は押出成形により同時に一体的に成形することができる。
【0029】
次に、第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20の取付状態を説明する。
図3は上述のとおり、第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20と第3スライディングルーフフロントウエザストリップ30をスライディングルーフ10に取付けた状態を示す平面図である。
第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20は、第2スライディングルーフ12の前端部に設けられた前部モールド部16に取付けられ、第3スライディングルーフフロントウエザストリップ30は、第3スライディングルーフ13の前端部に設けられた前部モールド部13bに取付けられる。
【0030】
スライディングルーフ10は、前後方向に3枚に分割されたものを例にとり説明するが、2枚に分割されたものでもよい。
スライディングルーフ10のフロント側の第1スライディングルーフ11は、スライディングルーフ10が閉じられたときは、スライディングルーフ10のルーフパネル開口縁2のフロント側に当接する。
このとき、第1スライディングルーフ11の前端部にはモールド部11bが設けられており、このモールド部11bに第1スライディングルーフフロントウエザストリップ40が取付けられている。この第1スライディングルーフフロントウエザストリップ40がルーフパネル開口縁2のフロント側に当接してシールすることができる。
【0031】
次に第2スライディングルーフ12の前端部には前部モールド部16が設けられている。
図1(b)に示すように、前部モールド部16は、ルーフ取付部16bと、ルーフ取付部16bから断面L字状に延接されたシール取付部16cを備えている。が延接されている。この断面L字状のシール取付部16cの平面部分に第2スライディングルーフフロントウエザストリップ20のリヤ側シール21の取付基部21aの直線部21jと端末部21kが両面接着テープにより取付けられる。
【0032】
このスライディングルーフ10は、図5に示すようにベース部材3の上に第1スライディングルーフ11では、前端部を回転中心にして後部が上がるように取付けられており、第2スライディングルーフ12と第3スライディングルーフ13は前端部を中心に後部が上がるとともに前後方向にスライド移動可能に取付けられている。
【0033】
スライディングルーフ10を開けるときは、駆動装置(図示せず)によってまず、第1スライディングルーフ11が前端部を回転中心として回転し、後部が上がるように作動するいわゆるチルトアップをする。さらに、第2スライディングルーフ12と第3スライディングルーフ13もその前端部を回転中心として回転し、後部が上がるようにチルトアップするとともに、後方にスライド移動する。そして、第2スライディングルーフ12はさらに後方にスライド移動して、第3スライディングルーフ13の上まで移動して、ルーフパネル開口部が全開する。このため、ルーフパネル開口部は第2・第3スライディングルーフ12、13が重なった状態で開くため、スライディングルーフ10が後方に突出することなく、最大限大きく開くことが出来る。
スライディングルーフ10を閉じるときは、その逆の動作でスライディングルーフ10が動き、ルーフパネル開口部が閉じられる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、自動車のルーフパネル開口部を開閉する複数に分割されたスライディングルーフの相互の間をシールするウエザストリップの端末部に溝部を設け,その溝部に突条を設けられたため、このウエザストリップの端末部におけるシール性に優れた自動車用ウエザストリップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、スライディングルーフフロントウエザストリップの端部の裏面図である。
【図2】(a)は本発明の実施の形態を示すもので、図1及び図3のB−B線に沿った断面図であり、スライディングルーフフロントウエザストリップの端部の断面図である。(b)は本発明の実施の形態を示すもので、図3のC−C線に沿った断面図であり、スライディングルーフフロントウエザストリップの中央部の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すスライディングルーフフロントウエザストリップをスライディングルーフに取付けた状態の平面図である。
【図4】本発明の実施の形態の3枚に分割されたスライディングルーフを示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態の3枚に分割されたスライディングルーフがリヤ側にスライドしたときのルーフパネルの開口部の部分断面図である。
【図6】本発明の実施の形態を示す3枚に分割されたスライディングルーフがリヤ側にスライドしたときのルーフパネルの開口部の斜め上方から見た斜視図である。
【図7】車体のルーフパネルの一部平面図である。
【図8】従来のスライディングルーフウエザストリップの取付状態を示す図7のA−A線に沿った断面図である。
【図9】従来のスライディングルーフの間をシールするスライディングルーフウエザストリップの取付状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ルーフパネル
2 ルーフパネル開口縁
10 スライディングルーフ
11 第1スライディングルーフ
12 第2スライディングルーフ
15 後部モールド部
16 前部モールド部
20 スライディングルーフフロントウエザストリップ
21 リヤ側シール
21a、22a 取付基部
21b、22b 中空シール部
21j、22j 直線部
22k、22k 端末部
22g 取付基部カバーリップ
22m 突条
23 連結部

Claims (2)

  1. 車体の前後方向に複数に分割されたスライディングルーフにより自動車のルーフパネル開口部を開閉し、分割された上記スライディングルーフの間をシールするウエザストリップにおいて、
    上記ウエザストリップは、車体の幅方向に平行な断面中空状の2本のシールであるリヤ側に位置するリヤ側シールとフロント側に位置するフロント側シールを有するとともに、上記リヤ側シールとフロント側シールは、押出成形により形成された直線部と、該直線部の長手方向の両端に型成形により形成された端末部からなり、
    上記両端の端末部の上記リヤ側シールと上記フロント側シールは、上記スライディングルーフに取付けられるソリッド材の取付基部と、該取付基部から一体に設けられたスポンジ材の中空シール部からなり、上記リヤ側シールの上記取付基部とフロント側シールの上記取付基部をソリッド材の連結部で一体に接続し、上記端末部のフロント側シールの上記取付基部が、底面に上記連結部と平行にリヤ方向に延びる取付基部カバーリップを設け、上記取付基部カバーリップと上記連結部が袋状の溝部を形成し、該溝部の各内表面にそれぞれ長手方向に対して斜めの突条を複数設けられたことを特徴とする自動車用ウエザストリップ。
  2. 上記突条の形成方向は、型成形時のスライドコアのスライド方向と平行に設定されている請求項1記載の自動車用ウエザストリップ。
JP2003037959A 2003-02-17 2003-02-17 自動車用ウエザストリップ Expired - Fee Related JP4061538B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003037959A JP4061538B2 (ja) 2003-02-17 2003-02-17 自動車用ウエザストリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003037959A JP4061538B2 (ja) 2003-02-17 2003-02-17 自動車用ウエザストリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004243965A true JP2004243965A (ja) 2004-09-02
JP4061538B2 JP4061538B2 (ja) 2008-03-19

Family

ID=33022609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003037959A Expired - Fee Related JP4061538B2 (ja) 2003-02-17 2003-02-17 自動車用ウエザストリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4061538B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014210522A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 アイシン精機株式会社 ルーフ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014210522A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 アイシン精機株式会社 ルーフ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4061538B2 (ja) 2008-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4344809B2 (ja) ドアウエザストリップ
US7178809B2 (en) Roof weather strip for convertible car
US8807641B2 (en) Roof weather strip for motor vehicle
JP4924894B2 (ja) ドアウエザストリップ
JP2010036602A (ja) ドアウエザストリップ
JP4061538B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP2002103985A (ja) シールリップ付ドアウエザーストリップ
JP2006015768A (ja) ドアウエザストリップ、その取付構造及びその製造方法
JP2004243792A (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP4143915B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP4032303B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP4147957B2 (ja) 自動車用ウエザストリップの取付構造
JP2004243964A (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP4032239B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP4062530B2 (ja) 自動車用スライドウインドガラスラン
JPH10181351A (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP2007314143A (ja) ドアウエザストリップ
JP2002144882A (ja) ドアサッシュコーナー部のシール構造
JP3420053B2 (ja) 自動車のドアシール構造
JPH09156371A (ja) ドアガラスウエザストリップの取付構造
JP4057490B2 (ja) 自動車用スライドウインドガラスラン
JP2001105888A (ja) ドアウェザーストリップ
JP3214227B2 (ja) 自動車のシール構造
JP2004114810A (ja) 自動車用ウェザーストリップ
JP2005088809A (ja) 自動車用オープニングトリムウエザストリップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees