JP2004242931A - 医療用ギブス材 - Google Patents
医療用ギブス材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004242931A JP2004242931A JP2003036828A JP2003036828A JP2004242931A JP 2004242931 A JP2004242931 A JP 2004242931A JP 2003036828 A JP2003036828 A JP 2003036828A JP 2003036828 A JP2003036828 A JP 2003036828A JP 2004242931 A JP2004242931 A JP 2004242931A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core material
- fabric
- medical
- moisture
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
【課題】特公平8−24692号公報に開示された医療用材料であるギブス材のもつ水分供給時、並に、患者に当てがったときの欠点を解消した医療用ギブス材を提供する。
【解決課題】外気を遮断する機能をもつ包袋内に密封して保存する医療用ギブス材であって、水分にさらされると材料を硬化して剛性の自己維持構造を形成する合成樹脂調合溶剤を塗布するか含滲させて、水分供給により硬化現象を呈する反応システムを備えた芯材の一方の面には、疎水性繊維から成る不織布等の布地を配し、その芯材の他方の面には、その芯材の面に接する側の面を、前記芯材の反応システム形成材の逆滲を可及的に阻止する加工を施して成る面とした親水性繊維から成る水分供給機能をもつ布地を配して三層構造とした医療用ギブス材。
【選択図】 図1
【解決課題】外気を遮断する機能をもつ包袋内に密封して保存する医療用ギブス材であって、水分にさらされると材料を硬化して剛性の自己維持構造を形成する合成樹脂調合溶剤を塗布するか含滲させて、水分供給により硬化現象を呈する反応システムを備えた芯材の一方の面には、疎水性繊維から成る不織布等の布地を配し、その芯材の他方の面には、その芯材の面に接する側の面を、前記芯材の反応システム形成材の逆滲を可及的に阻止する加工を施して成る面とした親水性繊維から成る水分供給機能をもつ布地を配して三層構造とした医療用ギブス材。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の技術分野】
本発明は、骨折した患部を治療目的を達成するまでの期間中、その患部を治療目的を達成するのに好適な状態で固定できるように患部に当接するようにした医療用ギブス材に関する。
【0002】
【従来の技術】
骨折した患者の患部を治療目的を達成するまでの期間中、その患部を治療目的を達成するのに好適な状態で固定できるようにした医療用ギブス材に関する発明が、既に、発明の名称を医療用包帯製品およびその製造方法として特公平8−24692号公報に開示されている。
前記公報に開示されている医療用ギブス材の発明の概要は、長尺の芯材である支持層を、その長さ方向に沿ってクッション材で包囲すると言うものである。
【0003】
前記発明を構成する芯材(支持層)は、グラスファイバーのような材料から成る長尺の目の粗い布地を複数枚重ね合わせた帯状体とし、その帯状体の芯材(支持層)に水分を含滲しない状態下では、その帯状体を自由に変形できるがこの帯状体に水分を十分に含滲したときは、その帯状体をあるがままの状態で、或は、変形したときは、変形したときの状態で硬化する機能を発揮する親水性の合成樹脂調合溶剤を含滲させるか塗布して、水分供給により硬化する反応システムを備えた芯材(支持層)とすると言うものである。
前記した反応システムを備えた芯材(支持層)の構成は、前記公報の5欄19〜22行に記載されている構成であって、米国特許第4,411,262号、第4,502,479号に開示された発明を実施して作ったギブスを施す材料を芯材(支持層)としたものである。
前記した反応システムを備えた芯材(支持層)とする前記親水性合成樹脂調合溶剤については、前記公報の8欄1〜18行にその実例が開示されている。
【0004】
前記特公平8−24692号公報に開示された発明は、前記米国特許に開示された発明を基にした発明であって、いわば米国特許に開示された発明のギブスを施す材料を芯材(支持層)とし、その芯材(支持層)の長さ方向に沿って撓み性のある物質から成る保護包みで包囲して医療用材料である医療用ギブス材を作ると言うものである。
前記発明の医療用ギブス材の構成部材である芯材(支持層)を包囲する保護包を作る物質は、前記医療用ギブス材を患者の患部に当てがったとき前記医療用ギブスを構成する前記芯材(支持層)と患者の患部の皮膚の間に緩衝材としての役割を果す物質から成るものを用いると言うものである。そして、その保護包を作る物質は、ポリプロピレンかまたは何か他の疎水性の繊維から形成されたものであり、それは、前記芯材(支持層)が中に配置される管の形式に形成されているものであるとしている。これ以外については何ら記載されていない。
【0005】
前記発明の芯材(支持層)を包囲した保護包から成る医療用材料であるギブス材は、使用されるまでは大気中の湿気との接触を遮断するためスリーブ内に収容される。このスリーブはレトルト食品を封入する袋を作るのに使われているようなシートを以て作られる。そのシートは熱可塑性のプラスチックフィルム間にアルミニウム箔を挟んで三層構造としたシートであって、普通アルミホイールと言われるシートである。そのスリーブを作るには、前記したシートを前記医療用ギブス材の長手方向に沿った両側縁を熱封止するとともに、その始端と終端も熱封止すると言うものである。
【0006】
前記発明にかかる医療用材料であるギブス材を使用するに当たっては、前記スリーブからスリーブと共に所望の長さの分だけの医療用材料であるギブス材を切り取る。そして、スリーブと共に医療用材料であるギブス材を切り取った後は、スリーブの切口を封止して大気中の湿気がスリーブ中に入ってスリーブ中に収容されている医療用材料であるギブス材と接触し、前記医療用材料であるギブス材が湿気を含むことにより硬化するのを阻止するためスリーブを再封鎖すると言うものである。
【0007】
前記発明にかかる医療用材料であるギブス材の用法は、切り取ったスリーブ中の医療用材料であるギブス材をスリーブから抜き取る。
スリーブから抜き取った医療用材料であるギブス材を患部に当てがう前に、医療用材料であるギブス材に水分を付与する。
その医療用材料であるギブス材に水分を付与する手段は、医療用材料であるギブス材を構成する保護包が前記の通りに疎水性材料を以て構成されているところから保護包みの面から水分供給を行っても芯材である支持層にはその水分を付与することはできないので、同公報の第7図に図解されているとおりの手段を以て、容器中に注がれた水に浸すことによって行う。前記作業の終了後、前記容器から前記医療用材料であるギブス材を引き上げ、医療用材料であるギブス材から水を流し出すことになる。同公報にはその後、医療用材料であるギブス材に含まれた余分な水を絞り出すと記載されている。この操作を行ってから、患者の患部に水分を付与した医療用材料であるギブス材を、治療の目的を達成するまで患部が動かないで最適な状態を維持するよう押し当て、その状態で包帯を巻きつけ、経時変化によって、該医療用材料であるギブス材を硬化した医療用材料であるギブス材として機能させるとすると言うものである。
【0008】
医療用材料であるギブス材に含まれた水分の絞り出しには、医療用材料であるギブス材を構成する保護包の内側にある芯材(支持層)を水分による硬化現象が促進するのに必要にして、且つ、充分な水分を供給した状態の絞り出し作業が行なわなければならないとしている。
【0009】
この発明は、該芯材である支持層を包み込む前記保護包は管状形式に形成しているので、医療用材料であるギブス材を作るのに前期保護包中に該芯材である支持層を挿入して医療用ギブス材を作るのには特殊な設備を用意しなければならないと言う製法上の欠点がある。
【0010】
また、前記医療用材料であるギブス材から含滲した水分を絞り出すには、必要以上に水分が保護包に浸透しないよう、水分の絞り出しに加減をしなければならない。不馴れな者が、水分の絞り出し作業を行うと水分を絞り出す場所を濡らし、その後かたずけをしなければならないと言う欠点、それだけでなく、水分の絞り出し加減を誤り水分によって粘度をゆるくした親水性調合樹脂溶剤が疎水性物質で作られている保護包に逆滲し、これをそのままの状態で患部に当てがうときは、保護包みが湿った状態で患部に当てがわれると言うことになり、患者に不快感を与えると言う欠点があった。
その水分絞り加減がむずかしいことも言うまでもない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記した発明にかかる医療用材料であるギブス材の製法上の欠点並に前記した医療用材料であるギブス材に水分を付与する操作上の欠点、及び、前記した医療用材料であるギブスの使用に当っての欠点を解消し、簡単な設備で医療用材料であるギブス材が製造でき、簡単な手段で医療用材料であるギブス材に水分付与ができ、不馴れな者でも取扱いが容易な医療用材料であるギブス材を提供できるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
アルミホイール等のシートから成る外気を遮断する機能をもつ包袋内に密封して保存する医療用ギブス材であって、グラスファイバー等から成る織目の粗い布地を積層し、この積層布地に、水分にさらされると材料を硬化して剛性の自己維持構造を形成する合成樹脂調合溶剤を塗布するか含滲させて、水分供給により硬化現象を呈する反応システムを備えた芯材とし、その芯材の一方の面には、疎水性繊維から成る不織布等の布地を配し、その芯材の他方の面には、その芯材の面に接する側の面を、前記芯材の反応システム形成材の逆滲を可及的に阻止する加工を施して成る面とした親水性繊維から成る水分供給機能をもつ布地を配して、前記芯材を挟持させた状態で、前記疎水性繊維から成る不織布等の布地と前記親水性繊維から成る不織布等の布地の両側縁を接着して三層構造とした医療用ギブス材とし、前記包袋に密封封入する前記ギブス材は、芯材を所望の長さ、巾に設定し、芯材の一方の面に配する疎水性繊維から成る不織布と、芯材の他方の面に配する芯材の面に接する側の面を、前記芯材の反応システム形成材の逆滲を可及的に阻止する加工を施して成る面とした親水性繊維から成る水分供給機能をもつ布地は、それぞれ前記芯材に適応する長さ、巾のものを、その長さ方向に沿った両側縁を接着して三層構造とした医療用ギブス材とし、前記ギブス材を密封封入する前記包袋は、前記ギブス材の巾、長さに応じた巾、長さに形成した医療用ギブス材、及び、前記親水性繊維から成る不織布等の布地と前記疎水性繊維から成る水分供給機能をもつ布地とは両者を識別する手段としていずれかの布地に着色した。
【0013】
【実施例】
本発明にかかる医療用ギブス材を作るための芯材を作るには、図1に示すようにグラスファイバー、合成樹脂繊維、天然繊維等を素材とした織物、編物、不織物等から成る目の粗い布地の中から選択した布地1を用い、これを複数枚重ねて変形自在な積層布地から成る芯材2とする。
前記した布地1、或はこれを複数枚重ねた積層布地に、米国特許第4,411,262号に開示されている水分を含むまでは、該布地1、或はこれを複数枚重ねた積層布地から成る芯材を自由に変形できるが、水分を含ませると変形させた積層布地から成る芯材2は、変形させた状態で該積層布地から成る芯材2を硬化する現象を呈する親水性合成樹脂調合溶剤を塗布するか、或は、含滲させる(図示しない)かして、水分を供給することによって硬化現象を呈する反応システムを備えた積層布地から成る芯材とする。
長尺の布地1を積層したときは、前記した積層布地から成る芯材2は、帯状の積層布地から成る芯材2として形成され長尺の芯材2となる。
【0014】
この芯材2の一方側の面には、芯材2の長手方向に沿って、該芯材2よりやや巾広で、且つ長尺の疎水性の繊維から成る柔軟な編物、不織物から成る布地3を(以下疎水性当布と略称する)を配する。
また、この芯材2の他方の面には、該芯材2の長さ方向に沿って、該芯材2よりやや巾広で、且つ長尺の親水性の繊維から成る柔軟な織物、編物、不織布から成る布地4(以下水分透過機能をもつ布地と称する)を配する。
【0015】
この水分透過機能をもつ布地4は、薄手の布地を用い、その布地は、芯材2に接する側の面には水分は透過するが、芯材2に形成する水分供給によって硬化する現象を呈する反応システムの形成材である親水性合成樹脂調合溶剤が水分供給によって粘度がゆるくなったときでも、その溶剤が水分透過機能をもつ布地4の側に逆滲しないような水分透過コントロール加工(図示しない)を施されている。
【0016】
即ち、本発明にかかる医療用ギブス材5は柔軟な緩衝機能をもつ疎水性当布3と、水分透過機能をもつ布地4の特性を生かし、該芯材2の一方面には、該芯材2の長手方向に沿って芯材2よりやや巾広で長尺の疎水性当布4と、他方の面には上記加工を施した水分透過機能をもつ布地4を配し、前記芯材2を前記当布3と前記布地4との間に図2に示すように挟んで配置する。
【0017】
この状態で疎水性当布3と、水分透過機能をもつ布地4とを、その長手方向に沿った両側縁を従来法の中から選択した所望の手段を以て断面を図2に示すように接着する。
例えば、疎水性当布3と水分透過機能をもつ布地4が素材を合成樹脂繊維とするものであれば、その両側縁を通常の超音波シート法によって接着する。
或は、素材の性質如何にかかわらず両前記当布3と前記布地4の両側縁を接着剤で接着してもよいことは勿論である。その接着の仕方は常法に従って行われる。
【0018】
本発明にかかる医療用ギブス材5は、前記の構成から成るものであるから疎水性当布3と水分透過機能をもつ布地4を以て芯材2を挟持し、その長手方向の両側縁を接着する作業には、従来方による設備を用いればよく、特殊の設備を必要としない。
【0019】
治療に際して本発明にかかる医療用ギブス材5に水分を付与する手段を説明する。
本件発明に係る医療用ギブス材5に水分を供給するには、特公平8−24692号公報に開示された公知技術のように、容器中の水に医療用材料であるギブス材を浸す必要はなく、医療用ギブス材5の水分透過機能をもつ布地4の面から、適量の水を注水する。その手段は、図3に示すように噴霧器5によって噴霧するか、その他適宜手段によって疎水性当布3を濡らさないようにして水分透過機能をもつ布地4の側から水分を透過して水分供給を行って医療用ギブス材5を構成する芯材2に水分付与を行う。この手段によって疎水性当布3を濡らさずに反応システムを備えた芯材2の硬化現象を促進する状態にすることができる。
【0020】
本発明は、反応システムを備えた芯材2を包囲するのに疎水性当布3と水分透過機能をもつ布地4の特性を生かした発明である。即ち、本発明は、公知技術である前記公報に記載された発明の医療用材料であるギブス材に対する水分供給手段の欠点を解消する医療用ギブス材を提供するために開発されたものである。
【0021】
その水分透過機能をもつ布地4を薄手のものとし、前記した加工を施した構成とした特記する点は、医療用ギブス材5に水分を供給するとき、なるべく迅速に且つ少量の水分で反応システムを備えた芯材2に水分が供給することができるように配慮したもので、また、親水性の水分透過機能をもつ布地4を薄手のものとしたことによって、前記芯材2に含滲させるか塗布するかする反応システム形成材が、親水性のものであるところから、余分な水分が反応システム形成材が付与されると反応システム形成材の粘度がゆるみ、これが親水性の水分透過機能をもつ布地4に逆に滲み出てしまうことがあることに着眼して、親水性の水分透過機能をもつ布地4についてそのようなことがおこらないよう特殊加工(図示しない)をすることにしたことである。
その特殊加工とは、芯材2の面と対向して向けられる合成樹脂繊維を素材とした親水性の水分透過機能をもつ布地の面に、熱容融化加工を施し、いわば親水性の水分供給機能をもつ布地4の面をいわゆる目つぶし加工を施して(図示しない)形成してあることである。
【0022】
これによって、親水性の水分透過機能をもつ布地4の外部から芯材2に向かって浸透する水分供給は速やかに且つ少量の水分で足り、且つ、その反面、芯材を構成する帯状体に含滲させられた或は塗布されたギブス材は反応システム形成材としての合成樹脂調合溶剤が親水性の水分透過機能をもつ布地4に逆滲するのを阻止することができる。
【0023】
本発明の医療用ギブス材5は、患者の皮膚に当てがう側は、いつでもさっぱりとした感触で接する疎水性の当布3を使い、水分供給側には前記布地4を使うと言うように当布と布地の使い分けをした。
【0024】
また、疎水性当布3と、この加工を施した親水性の水分透過機能をもつ布地4には、他方の疎水性当布3と色彩によって区別できるような着色を施した。これによって水分供給側と患部に当てがう側とを取り違えることがないようにした。
【0025】
本発明は、上記のように構成されているところから、色分けされた区分に従い、親水性布地側から噴霧等の簡単な作業により水分供給操作を加減しながら芯材に水分を供給する注水を行い、水分によって濡れていない疎水性当布側を直に患部に押し当て、その状態で包帯を以て本発明にかかる医療用ギブス材を患部に巻き付ける作業を行える。
【0026】
そして、その作業を経た状態で医療用ギブス材5の硬化を待って所期の目的を達成することができる。
【0027】
前記のようにして作られた医療用ギブス材5の保存手段は、保存中に大気中の湿気との接触を阻止するため、湿気との接触を遮断する機能をもつフィルムで作られた包袋(図示しない)に収納されることは前記公報に記載された発明と同じである。
また、使用に際して、所望の長さに裁断して使うことがあること、並に、保存に際して、積み重ね、或は、折り畳んだり、ロール状に巻き取って保存することがあることは勿論である。
【0028】
実施例の記載は、長尺の医療用ギフト材5を作ることを例記したが、この医療用ギブス材5は、用いる材料を任意に選択して短冊型、梯形型の医療用ギブス材として作ることがあることは勿論である。
その包袋は、ギブス材が短冊型、長尺型のものであるときは、その長さに合った長さの収納袋とし、帯状体であるときはその長さにあった包袋とすることは当然である。
また、包袋は、真空パック食品、レトルト食品の包袋のように開封した後はその開口を別に用意した部材で再封止は可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上の通りに構成した本発明にかかる医療用ギブス材は、発明が解決しようとする課題の項に記載したように、特公平8−24692号公報に開示された医療用材料であるギブス材のもつ水分供給時、並に、患者に当てがったときの欠点を解消した医療用ギブス材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】芯材を疎水性当布と水分透過機能をもつ布地で挟んで構成した本発明にかかる医療用材料の材料配置関係を示す斜視図
【図2】本発明の医療用材料の断面図
【図3】本発明に係る医療用ギブス材に対する水分供給手段の一例を示す斜視図
【符号の説明】
1.積層布地
2.芯材
3.疎水性当布
4.水分透過機能をもつ布地
5.本発明にかかる医療用ギブス材
6.噴霧器
【産業上の技術分野】
本発明は、骨折した患部を治療目的を達成するまでの期間中、その患部を治療目的を達成するのに好適な状態で固定できるように患部に当接するようにした医療用ギブス材に関する。
【0002】
【従来の技術】
骨折した患者の患部を治療目的を達成するまでの期間中、その患部を治療目的を達成するのに好適な状態で固定できるようにした医療用ギブス材に関する発明が、既に、発明の名称を医療用包帯製品およびその製造方法として特公平8−24692号公報に開示されている。
前記公報に開示されている医療用ギブス材の発明の概要は、長尺の芯材である支持層を、その長さ方向に沿ってクッション材で包囲すると言うものである。
【0003】
前記発明を構成する芯材(支持層)は、グラスファイバーのような材料から成る長尺の目の粗い布地を複数枚重ね合わせた帯状体とし、その帯状体の芯材(支持層)に水分を含滲しない状態下では、その帯状体を自由に変形できるがこの帯状体に水分を十分に含滲したときは、その帯状体をあるがままの状態で、或は、変形したときは、変形したときの状態で硬化する機能を発揮する親水性の合成樹脂調合溶剤を含滲させるか塗布して、水分供給により硬化する反応システムを備えた芯材(支持層)とすると言うものである。
前記した反応システムを備えた芯材(支持層)の構成は、前記公報の5欄19〜22行に記載されている構成であって、米国特許第4,411,262号、第4,502,479号に開示された発明を実施して作ったギブスを施す材料を芯材(支持層)としたものである。
前記した反応システムを備えた芯材(支持層)とする前記親水性合成樹脂調合溶剤については、前記公報の8欄1〜18行にその実例が開示されている。
【0004】
前記特公平8−24692号公報に開示された発明は、前記米国特許に開示された発明を基にした発明であって、いわば米国特許に開示された発明のギブスを施す材料を芯材(支持層)とし、その芯材(支持層)の長さ方向に沿って撓み性のある物質から成る保護包みで包囲して医療用材料である医療用ギブス材を作ると言うものである。
前記発明の医療用ギブス材の構成部材である芯材(支持層)を包囲する保護包を作る物質は、前記医療用ギブス材を患者の患部に当てがったとき前記医療用ギブスを構成する前記芯材(支持層)と患者の患部の皮膚の間に緩衝材としての役割を果す物質から成るものを用いると言うものである。そして、その保護包を作る物質は、ポリプロピレンかまたは何か他の疎水性の繊維から形成されたものであり、それは、前記芯材(支持層)が中に配置される管の形式に形成されているものであるとしている。これ以外については何ら記載されていない。
【0005】
前記発明の芯材(支持層)を包囲した保護包から成る医療用材料であるギブス材は、使用されるまでは大気中の湿気との接触を遮断するためスリーブ内に収容される。このスリーブはレトルト食品を封入する袋を作るのに使われているようなシートを以て作られる。そのシートは熱可塑性のプラスチックフィルム間にアルミニウム箔を挟んで三層構造としたシートであって、普通アルミホイールと言われるシートである。そのスリーブを作るには、前記したシートを前記医療用ギブス材の長手方向に沿った両側縁を熱封止するとともに、その始端と終端も熱封止すると言うものである。
【0006】
前記発明にかかる医療用材料であるギブス材を使用するに当たっては、前記スリーブからスリーブと共に所望の長さの分だけの医療用材料であるギブス材を切り取る。そして、スリーブと共に医療用材料であるギブス材を切り取った後は、スリーブの切口を封止して大気中の湿気がスリーブ中に入ってスリーブ中に収容されている医療用材料であるギブス材と接触し、前記医療用材料であるギブス材が湿気を含むことにより硬化するのを阻止するためスリーブを再封鎖すると言うものである。
【0007】
前記発明にかかる医療用材料であるギブス材の用法は、切り取ったスリーブ中の医療用材料であるギブス材をスリーブから抜き取る。
スリーブから抜き取った医療用材料であるギブス材を患部に当てがう前に、医療用材料であるギブス材に水分を付与する。
その医療用材料であるギブス材に水分を付与する手段は、医療用材料であるギブス材を構成する保護包が前記の通りに疎水性材料を以て構成されているところから保護包みの面から水分供給を行っても芯材である支持層にはその水分を付与することはできないので、同公報の第7図に図解されているとおりの手段を以て、容器中に注がれた水に浸すことによって行う。前記作業の終了後、前記容器から前記医療用材料であるギブス材を引き上げ、医療用材料であるギブス材から水を流し出すことになる。同公報にはその後、医療用材料であるギブス材に含まれた余分な水を絞り出すと記載されている。この操作を行ってから、患者の患部に水分を付与した医療用材料であるギブス材を、治療の目的を達成するまで患部が動かないで最適な状態を維持するよう押し当て、その状態で包帯を巻きつけ、経時変化によって、該医療用材料であるギブス材を硬化した医療用材料であるギブス材として機能させるとすると言うものである。
【0008】
医療用材料であるギブス材に含まれた水分の絞り出しには、医療用材料であるギブス材を構成する保護包の内側にある芯材(支持層)を水分による硬化現象が促進するのに必要にして、且つ、充分な水分を供給した状態の絞り出し作業が行なわなければならないとしている。
【0009】
この発明は、該芯材である支持層を包み込む前記保護包は管状形式に形成しているので、医療用材料であるギブス材を作るのに前期保護包中に該芯材である支持層を挿入して医療用ギブス材を作るのには特殊な設備を用意しなければならないと言う製法上の欠点がある。
【0010】
また、前記医療用材料であるギブス材から含滲した水分を絞り出すには、必要以上に水分が保護包に浸透しないよう、水分の絞り出しに加減をしなければならない。不馴れな者が、水分の絞り出し作業を行うと水分を絞り出す場所を濡らし、その後かたずけをしなければならないと言う欠点、それだけでなく、水分の絞り出し加減を誤り水分によって粘度をゆるくした親水性調合樹脂溶剤が疎水性物質で作られている保護包に逆滲し、これをそのままの状態で患部に当てがうときは、保護包みが湿った状態で患部に当てがわれると言うことになり、患者に不快感を与えると言う欠点があった。
その水分絞り加減がむずかしいことも言うまでもない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記した発明にかかる医療用材料であるギブス材の製法上の欠点並に前記した医療用材料であるギブス材に水分を付与する操作上の欠点、及び、前記した医療用材料であるギブスの使用に当っての欠点を解消し、簡単な設備で医療用材料であるギブス材が製造でき、簡単な手段で医療用材料であるギブス材に水分付与ができ、不馴れな者でも取扱いが容易な医療用材料であるギブス材を提供できるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
アルミホイール等のシートから成る外気を遮断する機能をもつ包袋内に密封して保存する医療用ギブス材であって、グラスファイバー等から成る織目の粗い布地を積層し、この積層布地に、水分にさらされると材料を硬化して剛性の自己維持構造を形成する合成樹脂調合溶剤を塗布するか含滲させて、水分供給により硬化現象を呈する反応システムを備えた芯材とし、その芯材の一方の面には、疎水性繊維から成る不織布等の布地を配し、その芯材の他方の面には、その芯材の面に接する側の面を、前記芯材の反応システム形成材の逆滲を可及的に阻止する加工を施して成る面とした親水性繊維から成る水分供給機能をもつ布地を配して、前記芯材を挟持させた状態で、前記疎水性繊維から成る不織布等の布地と前記親水性繊維から成る不織布等の布地の両側縁を接着して三層構造とした医療用ギブス材とし、前記包袋に密封封入する前記ギブス材は、芯材を所望の長さ、巾に設定し、芯材の一方の面に配する疎水性繊維から成る不織布と、芯材の他方の面に配する芯材の面に接する側の面を、前記芯材の反応システム形成材の逆滲を可及的に阻止する加工を施して成る面とした親水性繊維から成る水分供給機能をもつ布地は、それぞれ前記芯材に適応する長さ、巾のものを、その長さ方向に沿った両側縁を接着して三層構造とした医療用ギブス材とし、前記ギブス材を密封封入する前記包袋は、前記ギブス材の巾、長さに応じた巾、長さに形成した医療用ギブス材、及び、前記親水性繊維から成る不織布等の布地と前記疎水性繊維から成る水分供給機能をもつ布地とは両者を識別する手段としていずれかの布地に着色した。
【0013】
【実施例】
本発明にかかる医療用ギブス材を作るための芯材を作るには、図1に示すようにグラスファイバー、合成樹脂繊維、天然繊維等を素材とした織物、編物、不織物等から成る目の粗い布地の中から選択した布地1を用い、これを複数枚重ねて変形自在な積層布地から成る芯材2とする。
前記した布地1、或はこれを複数枚重ねた積層布地に、米国特許第4,411,262号に開示されている水分を含むまでは、該布地1、或はこれを複数枚重ねた積層布地から成る芯材を自由に変形できるが、水分を含ませると変形させた積層布地から成る芯材2は、変形させた状態で該積層布地から成る芯材2を硬化する現象を呈する親水性合成樹脂調合溶剤を塗布するか、或は、含滲させる(図示しない)かして、水分を供給することによって硬化現象を呈する反応システムを備えた積層布地から成る芯材とする。
長尺の布地1を積層したときは、前記した積層布地から成る芯材2は、帯状の積層布地から成る芯材2として形成され長尺の芯材2となる。
【0014】
この芯材2の一方側の面には、芯材2の長手方向に沿って、該芯材2よりやや巾広で、且つ長尺の疎水性の繊維から成る柔軟な編物、不織物から成る布地3を(以下疎水性当布と略称する)を配する。
また、この芯材2の他方の面には、該芯材2の長さ方向に沿って、該芯材2よりやや巾広で、且つ長尺の親水性の繊維から成る柔軟な織物、編物、不織布から成る布地4(以下水分透過機能をもつ布地と称する)を配する。
【0015】
この水分透過機能をもつ布地4は、薄手の布地を用い、その布地は、芯材2に接する側の面には水分は透過するが、芯材2に形成する水分供給によって硬化する現象を呈する反応システムの形成材である親水性合成樹脂調合溶剤が水分供給によって粘度がゆるくなったときでも、その溶剤が水分透過機能をもつ布地4の側に逆滲しないような水分透過コントロール加工(図示しない)を施されている。
【0016】
即ち、本発明にかかる医療用ギブス材5は柔軟な緩衝機能をもつ疎水性当布3と、水分透過機能をもつ布地4の特性を生かし、該芯材2の一方面には、該芯材2の長手方向に沿って芯材2よりやや巾広で長尺の疎水性当布4と、他方の面には上記加工を施した水分透過機能をもつ布地4を配し、前記芯材2を前記当布3と前記布地4との間に図2に示すように挟んで配置する。
【0017】
この状態で疎水性当布3と、水分透過機能をもつ布地4とを、その長手方向に沿った両側縁を従来法の中から選択した所望の手段を以て断面を図2に示すように接着する。
例えば、疎水性当布3と水分透過機能をもつ布地4が素材を合成樹脂繊維とするものであれば、その両側縁を通常の超音波シート法によって接着する。
或は、素材の性質如何にかかわらず両前記当布3と前記布地4の両側縁を接着剤で接着してもよいことは勿論である。その接着の仕方は常法に従って行われる。
【0018】
本発明にかかる医療用ギブス材5は、前記の構成から成るものであるから疎水性当布3と水分透過機能をもつ布地4を以て芯材2を挟持し、その長手方向の両側縁を接着する作業には、従来方による設備を用いればよく、特殊の設備を必要としない。
【0019】
治療に際して本発明にかかる医療用ギブス材5に水分を付与する手段を説明する。
本件発明に係る医療用ギブス材5に水分を供給するには、特公平8−24692号公報に開示された公知技術のように、容器中の水に医療用材料であるギブス材を浸す必要はなく、医療用ギブス材5の水分透過機能をもつ布地4の面から、適量の水を注水する。その手段は、図3に示すように噴霧器5によって噴霧するか、その他適宜手段によって疎水性当布3を濡らさないようにして水分透過機能をもつ布地4の側から水分を透過して水分供給を行って医療用ギブス材5を構成する芯材2に水分付与を行う。この手段によって疎水性当布3を濡らさずに反応システムを備えた芯材2の硬化現象を促進する状態にすることができる。
【0020】
本発明は、反応システムを備えた芯材2を包囲するのに疎水性当布3と水分透過機能をもつ布地4の特性を生かした発明である。即ち、本発明は、公知技術である前記公報に記載された発明の医療用材料であるギブス材に対する水分供給手段の欠点を解消する医療用ギブス材を提供するために開発されたものである。
【0021】
その水分透過機能をもつ布地4を薄手のものとし、前記した加工を施した構成とした特記する点は、医療用ギブス材5に水分を供給するとき、なるべく迅速に且つ少量の水分で反応システムを備えた芯材2に水分が供給することができるように配慮したもので、また、親水性の水分透過機能をもつ布地4を薄手のものとしたことによって、前記芯材2に含滲させるか塗布するかする反応システム形成材が、親水性のものであるところから、余分な水分が反応システム形成材が付与されると反応システム形成材の粘度がゆるみ、これが親水性の水分透過機能をもつ布地4に逆に滲み出てしまうことがあることに着眼して、親水性の水分透過機能をもつ布地4についてそのようなことがおこらないよう特殊加工(図示しない)をすることにしたことである。
その特殊加工とは、芯材2の面と対向して向けられる合成樹脂繊維を素材とした親水性の水分透過機能をもつ布地の面に、熱容融化加工を施し、いわば親水性の水分供給機能をもつ布地4の面をいわゆる目つぶし加工を施して(図示しない)形成してあることである。
【0022】
これによって、親水性の水分透過機能をもつ布地4の外部から芯材2に向かって浸透する水分供給は速やかに且つ少量の水分で足り、且つ、その反面、芯材を構成する帯状体に含滲させられた或は塗布されたギブス材は反応システム形成材としての合成樹脂調合溶剤が親水性の水分透過機能をもつ布地4に逆滲するのを阻止することができる。
【0023】
本発明の医療用ギブス材5は、患者の皮膚に当てがう側は、いつでもさっぱりとした感触で接する疎水性の当布3を使い、水分供給側には前記布地4を使うと言うように当布と布地の使い分けをした。
【0024】
また、疎水性当布3と、この加工を施した親水性の水分透過機能をもつ布地4には、他方の疎水性当布3と色彩によって区別できるような着色を施した。これによって水分供給側と患部に当てがう側とを取り違えることがないようにした。
【0025】
本発明は、上記のように構成されているところから、色分けされた区分に従い、親水性布地側から噴霧等の簡単な作業により水分供給操作を加減しながら芯材に水分を供給する注水を行い、水分によって濡れていない疎水性当布側を直に患部に押し当て、その状態で包帯を以て本発明にかかる医療用ギブス材を患部に巻き付ける作業を行える。
【0026】
そして、その作業を経た状態で医療用ギブス材5の硬化を待って所期の目的を達成することができる。
【0027】
前記のようにして作られた医療用ギブス材5の保存手段は、保存中に大気中の湿気との接触を阻止するため、湿気との接触を遮断する機能をもつフィルムで作られた包袋(図示しない)に収納されることは前記公報に記載された発明と同じである。
また、使用に際して、所望の長さに裁断して使うことがあること、並に、保存に際して、積み重ね、或は、折り畳んだり、ロール状に巻き取って保存することがあることは勿論である。
【0028】
実施例の記載は、長尺の医療用ギフト材5を作ることを例記したが、この医療用ギブス材5は、用いる材料を任意に選択して短冊型、梯形型の医療用ギブス材として作ることがあることは勿論である。
その包袋は、ギブス材が短冊型、長尺型のものであるときは、その長さに合った長さの収納袋とし、帯状体であるときはその長さにあった包袋とすることは当然である。
また、包袋は、真空パック食品、レトルト食品の包袋のように開封した後はその開口を別に用意した部材で再封止は可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上の通りに構成した本発明にかかる医療用ギブス材は、発明が解決しようとする課題の項に記載したように、特公平8−24692号公報に開示された医療用材料であるギブス材のもつ水分供給時、並に、患者に当てがったときの欠点を解消した医療用ギブス材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】芯材を疎水性当布と水分透過機能をもつ布地で挟んで構成した本発明にかかる医療用材料の材料配置関係を示す斜視図
【図2】本発明の医療用材料の断面図
【図3】本発明に係る医療用ギブス材に対する水分供給手段の一例を示す斜視図
【符号の説明】
1.積層布地
2.芯材
3.疎水性当布
4.水分透過機能をもつ布地
5.本発明にかかる医療用ギブス材
6.噴霧器
Claims (4)
- アルミホイール等のシートから成る外気を遮断する機能をもつ包袋内に密封して保存する医療用ギブス材であって、グラスファイバー等から成る織目の粗い布地を積層し、この積層布地に、水分にさらされると材料を硬化して剛性の自己維持構造を形成する合成樹脂調合溶剤を塗布するか含滲させて、水分供給により硬化現象を呈する反応システムを備えた芯材とし、その芯材の一方の面には、疎水性繊維から成る不織布等の布地を配し、その芯材の他方の面には、その芯材の面に接する側の面を、前記芯材の反応システム形成材の逆滲を可及的に阻止する加工を施して成る面とした親水性繊維から成る水分供給機能をもつ布地を配して、前記芯材を挟持させた状態で、前記疎水性繊維から成る不織布等の布地と前記親水性繊維から成る不織布等の布地の両側縁を接着して三層構造としたことを特徴とする医療用ギブス材。
- 前記包袋に密封封入する前記ギブス材は、芯材を所望の長さ、巾に設定し、芯材の一方の面に配する疎水性繊維から成る不織布と、芯材の他方の面に配し、芯材の面に接する側の面を前記芯材の反応システム形成材の逆滲を可及的に阻止する加工を施して成る面とした親水性繊維から成る水分供給機能をもつ布地は、それぞれ前記芯材に適応する長さ、巾のものを、その長さ方向に沿った両側縁を接着して三層構造としたことを特徴とする請求項1に記載した医療用ギブス材。
- 前記ギブス材を密封封入する前記包袋は、前記ギブス材の巾、長さに応じた巾、長さに形成したことを特徴とする請求項1に記載した医療用ギブス材。
- 前記親水性繊維から成る不織布等の布地と前記疎水性繊維から成る水分供給機能をもつ布地とは両者を識別する手段として、いずれかの布地に着色したことを特徴とする請求項1に記載した医療用ギブス材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003036828A JP2004242931A (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | 医療用ギブス材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003036828A JP2004242931A (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | 医療用ギブス材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004242931A true JP2004242931A (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=33021814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003036828A Pending JP2004242931A (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | 医療用ギブス材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004242931A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06133994A (ja) * | 1991-11-28 | 1994-05-17 | Unitika Ltd | 整形外科用シート状組成物 |
JPH10500585A (ja) * | 1994-02-23 | 1998-01-20 | キルシュナー・メディカル・コーポレーション | 医療用バンド体並びにパッキングシステム |
JP2002159518A (ja) * | 2000-11-28 | 2002-06-04 | Alcare Co Ltd | 整形外科用スプリント |
-
2003
- 2003-02-14 JP JP2003036828A patent/JP2004242931A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06133994A (ja) * | 1991-11-28 | 1994-05-17 | Unitika Ltd | 整形外科用シート状組成物 |
JPH10500585A (ja) * | 1994-02-23 | 1998-01-20 | キルシュナー・メディカル・コーポレーション | 医療用バンド体並びにパッキングシステム |
JP2002159518A (ja) * | 2000-11-28 | 2002-06-04 | Alcare Co Ltd | 整形外科用スプリント |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4549653A (en) | Adhesive bandage and package | |
US4610685A (en) | Fibrous web with reinforced marginal portions, method for making the same and absorbent article incorporating the same | |
CA1232806A (en) | Topical dressings | |
FI121001B (fi) | Tuotepakkaus | |
JP2002543009A (ja) | 少なくとも2つのエレメントをその場で接触させるユニットおよびその使用方法 | |
JPS63288156A (ja) | 医療用包帯製品およびその製造方法 | |
MXPA04006423A (es) | Hisopo limpiador hemostatico. | |
JPS59183752A (ja) | ユニツト状粘着バンデージおよびその製造方法 | |
JP2004500907A (ja) | 管状編み上げ基材のある医療包帯用製品 | |
JPH01118606A (ja) | 長手方向に弾性材を取付けたおむつとかかるおむつの連続製造法 | |
US3674021A (en) | Plastic bandage or splint | |
KR100913731B1 (ko) | 응급골절환자용 휴대용 스프린트 어셈블리 | |
US5470306A (en) | Medical bandaging article and packaging system | |
JP2010142263A (ja) | フェイスマスク包装体 | |
JP2004242931A (ja) | 医療用ギブス材 | |
JP3840592B2 (ja) | 医療用包帯製品・医療用包帯製品の製造方法及び包帯具システム | |
TWI549703B (zh) | 止血敷材 | |
KR200478627Y1 (ko) | 휴대용 스플린트 팩 | |
JPH0451178B2 (ja) | ||
CN220237171U (zh) | 一种一次性无菌敷贴 | |
JP2565475B2 (ja) | 止血バンド | |
JPH0282973A (ja) | スクィーズ不可能な吸収パッド | |
JP2009160297A (ja) | 使い捨てカイロ | |
JP2508617B2 (ja) | 脱酸素剤二重包装体 | |
JP6317716B2 (ja) | 絆創膏及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090317 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100105 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100601 |