JP2010142263A - フェイスマスク包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材シートに化粧液を保持させたフェイスマスクを包装体から取出すときに、手間をかけることなく簡単に拡開可能にして該フェイスマスク包装体を提供すること。
【解決手段】使用時に拡開できるように折り畳まれているフェイスマスクが、取外し可能にシールされた包装袋内にフェイスマスクの一部が包装袋の内側面に固着して拡開を容易にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、フェイスマスクを取り出すときに、優れた拡開性、利便性を有するフェイスマスク包装体に関する。
また、本発明は、化粧液を保持したフェイスマスクを折り畳まれた状態から使用のために平面状に戻すときに拡布性や拡開性等の取扱い性に優れたフェイスマスクを収納したフェイスマスク包装体に関する。
化粧法の一つとして、液状又はシート状のパック材を皮膚表面にパックして皮膚の角質に保湿性と柔軟性を与え、皮膚表面の汚れや垢を取り除くパック材が汎用されている。
パック材の代表的なものとして、顔面全体乃至顔面各域に対応する形状に形成され、化粧料を保持させたシート基材をユーザーの顔面の全体乃至各域に貼り付けるフェイスマスクがある(特許文献1〜5)が、これらのフェイスマスクは、コンパクトに収納するために折り畳まれた状態で平袋のような包装袋内に収納、包装されているので、使用時には折り畳まれたフェイスマスクを顔面の適宜の個所に貼り付けるために、袋からまず取り出したのち、平面状態に戻す拡開又は拡布(以下、「拡開」という)作業をする必要があった。
近年、フェイスマスクの技術分野において、パック効果を高めるために、また液ダレによる化粧料の損失を抑制するために、増粘剤を配合した高粘度の化粧液や、ペースト状、クリーム状、ゲル状のような粘ちょうな化粧料を基材に保持せしめる技術が多用されている。しかし、これら化粧料の粘性のためにフェイスマスクの折り畳み状態で重なった域がくっついて離れ難いので、フェイスマスクの重なりを手間をかけて引き剥がさざるを得ず、そのときにフェイスマスクの保持液の付着で手がべとつき、ユーザーにとって満足すべきものではなかった。また、基材が薄いシートであると拡開時に、シートが引っ張られ過ぎて破断したり、過度に伸びて顔面へ装着したとき、目、鼻、口に対応する部分がズレてしまう場合もあった。
例えば、特許文献1では、フェイスマスク周縁部に摘み部を設け、フェイスマスクが折り畳まれていても、摘み部を摘んで簡単に広げられるようにしたり、特許文献2では、フェイスマスクの拡開し易いような折り畳みをしたり、特許文献3では、フェイスマスクの折り畳み方を拡開しやすいようにした上に補助具を用いて開放しやすくしたり、特許文献4では、フェイスマスク周縁部に摘み部を設け、シート基材の湿潤時の伸び率、剛軟度や保持液粘度等を特定して拡開しやすいようにしたり、特許文献5では、特許文献2と同様にフェイスマスクの折り畳み方を工夫することが提案がされている。
また、フェイスマスク自体の構造改善でなく、それを収納袋との関連において容易な拡開のためにフェイスマスクの収容構造に工夫をこらし、フェイスマスクを左右に開く略板状ケース内に収容する構造を提案している(特許文献6)が、フェイスマスクの左右の半分が直接重ならないようカバーフィルムを必要とし、製造工程がわずらわしく、経済性に欠ける問題があった。
さらに、基布上にパック剤の表面に剥離シートを設けたシート状パック材を剥離シートを介して包装袋内面に固着し、該包装袋内でのずれを防止するようにしている(特許文献7)が、剥離シートの貼着等の製造工程が付加され、経済性にも欠けるという問題があった。
実用登録第3072027号公報 特開2006−042981号公報 特開2006−340847号公報 特許第3836445号公報 仏国特許出願公開第2870698号明細書 特許第3768879号公報 特許第3335569号公報
かかる従来技術に鑑み、本発明では、包装袋内に折り畳まれて収納されたフェイスマスクを拡開するのに、袋を開封するのと連動して、いわばワンタッチでフェイスマスクを拡開でき、以後の拡開操作も簡便で、手間がかからず、使用性が良く、利便性の高いフェイスマスク包装体を提供することを課題とする。
さらには、薄い基材シートを使用する場合でもフェイスマスクが拡開に伴って過度に延伸されることを低減することをも課題とする。
本発明の発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、基本的な構成として、基材シートに液状化粧料が保持されて折り畳まれた状態のフェイスマスクの少なくとも一部が包装袋の内側面に剥離可能に固着されることによってフェイスマスクの拡開性が良好な包装体とすることが出来ることを見出し、本発明を完成するに至った。
なお、本発明では、包装袋とは袋自体を意味し、包装体とは包装袋内にフェイスマスクを収納して包装された状態を意味する。
また、本発明では、化粧料の保持とは、粘度の低い化粧液であれば、フェイスマスクに含浸状態になるし、粘度の高い化粧料であれば、含浸というよりはむしろ表面付着の状態となるが、この両者の意味を含んでいる。
本発明では、少なくとも2回以上折り曲げられたフェイスマスクが収納されるときに、フェイスマスクの一部が包装袋に固着された後に保持液又は化粧液を容器内に充填し、フェイスマスク全体に保持させるとともに包装袋の外周縁をピールオフ可能に熱シールまたは接着してフェイスマスク包装体とすることを特徴とするものである。
また、次の一の発明は、先の基本発明のフェイスマスク包装体であって、フェイスマスクが、繊維シート又は繊維シートと樹脂シートとの積層体であることを特徴とするものである。
また、次の一の発明は、先の基本発明のフェイスマスク包装体であって、上記化粧料の保持が、化粧液、ゲル又はペーストの含浸又は付着であることを特徴とする請求項1又は2に記載のフェイスマスク包装体。
また、次の一の発明は、先の基本発明のフェイスマスク包装体であって、上記フェイスマスクが、包装袋の内側面の端部側で剥離可能に固着されていることを特徴とするものである。
また、次の発明は、先の基本発明のフェイスマスク包装体であって、上記フェイスマスクが、包装袋の内側面に開封端部側で剥離可能に固着されており、該両固着部間の距離のうち、フェイスマスクに沿う距離が、包装袋に沿う距離より短くなるように設定されていることを特徴とするものである。
また、次の発明は、先の基本発明のフェイスマスク包装体であって、上記フェイスマスクが、ドット状、線状又は帯状で剥離可能に固着されていることを特徴とするものである。
また、次の発明が、先の基本発明のフェイスマスク包装体であって、上記剥離可能な固着が、熱溶着又は接着剤によることを特徴とするものである。
また、次の発明は、先の基本発明のフェイスマスク包装体であって、上記熱溶着が、超音波又は高周波によることを特徴とするものである。
本発明のフェイスマスク包装体は、以下に示すように、優れた拡開性、利便性、経済性を持っており、ユーザーの満足度を満たす優れた効果を有する。
すなわち、本発明のフェイスマスク包装体は、対向する気密性シートで形成される包装袋の内側面に、折り畳まれたフェイスマスクの少なくとも一部分を固着することにより、包装袋を開封すると同時に並行的にフェイスマスクの拡開が容易に行え、さらにフェイスマスクを顔に装着して使用するのに、片手で包装袋を支え、他方の手でフェイスマスクを拡開できるので、折り畳まれたフェイスマスクを上下方向・左右方向に容易に拡開できる。
また、本発明のフェイスマスク包装体では、折り畳まれたフェイスマスクを使用時に拡開するのに、例えば右の手で上記折り畳みの順とは逆順に上下方向・左右方向にフェイスマスクを平面に戻し、同時にフェイスマスクと包装袋との固着域を剥がすが、この時に左の手は包装袋を掴んでいるので、化粧液でべとつくことがない(正確には、右手がフェイスマスクに接触した域だけは多少べとつく)。
さらに、例えば略半分拡開したフェイスマスクを左手で顔に当て、右手で包装袋を引張り、フェイスマスクの残りの部分の拡開と同時に、フェイスマスクと包装袋との固着域を引き剥がすこともでき、手を化粧液でべとつかせることなく簡便に顔面に貼り付けることができるという優れた使用性もある。
さらに、拡開操作に際して、フェイスマスクの基材シートが包装材で補強された形でもあるので、薄いシートを使用した場合でも過度に伸びることが抑制できるという利点を有する。
従来のフェイスマスクのように、拡開するのにフェイスマスクの端部に拡開用の摘み片を特別の位置に設けて折り畳み構造を厳密に調整する必要もなく、その分、製造も容易であり、包装袋の外形寸法を小さくできるので、経済性に優れている。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明のフェイスマスク包装体(三つ折り状態のフェイスマスクと、包装袋材を対称に二つ折りにして外周縁をシールした平袋状包装物)を開封して縦方向に広げた直後の状態の平面図、図2は、図1のフェイスマスクを横方向にさらに拡開した状態を示す平面図、図3は、図2のC−C断面図を示す。
図中、10は、密閉性のある柔軟な樹脂シートからなる包装袋(平袋)で、一般には長方形に形成されており、コーナーは隅切りされていてもよい(図面では、Cカット11で示す)。12は、包装袋10とフェイスマスク30とをA側とB側が重なるように内側に折り曲げた折畳み線である。
本発明では包装袋の平面形状は任意のものでよいが、平面が長方形状(図1)で説明すると、図中、20は、包装袋10の長さ方向に沿った方向の両側部に、21は長さ方向の両端部より若干の間隔(ツマミ域13)をおいて塗布された接着剤21であり、この域で接着して袋を形成する。
長さ方向の端部より若干の間隔をおくのは、接着剤21が塗布されていない摘み域13を引っ張って包装袋10の開封を助けるためであるが、図1に示すように、長さ方向の両端部でなくとも、長さ方向の少なくとも一端部であればよい。
なお、接着剤21の塗布域は、包装袋10両端に塗布された接着剤20と包装袋10のCカットで形成される楔状部22が形成されるように、W1寸法を設けた位置に塗布される。
包装袋の構造は、中身のフェイスマスクの折り畳み構造が袋の開封と同時に拡開されるものであれば特段限定されるものではない。使用前までは、内容物の化粧料が漏れ出さないように密封でき、使用時に本を開くように開封できる袋構造であれば良い。
一例を挙げると、接着剤やヒートシール法によって袋の周縁部を接着し、使用時にはこの部分をピールオフによって剥離できるように袋を形成することが製造面、使用時の操作性の点で好ましいが、他に、袋の周縁部に互いに嵌合可能な凸部と凹部とを備えた線状シール部、チャックシール部や、切り離して開封できるようにハーフカット部を設け、使用時にフェイスマスクを挟んで対面する袋材を分離して開封できるようにすることも出来る。
また、包装袋形成用の接着剤20塗布幅W2は、接着剤21塗布幅W3より大きく塗布されている。30は、包装袋10A側とB側に跨って配置されたフェイスマスクで、折線12に沿って折り畳まれた状態から拡開された状態が示されている。
接着剤20が塗布された楔状部22は、フェイスマスク包装体を開封時、接着面積が少ないので、摘み部13を掴んで引き剥がし易いという効果があり、また接着剤21塗布幅W3は、接着剤20塗布幅W2より小さく、固着面積が少ないので開封時に引き剥がし易いという効果がある。
図2は、フェイスマスク30を図1の状態から、さらに横方向に拡開した状態を示すもので、31はフェイスマスクを包装袋10を開封する方向に略直角方向に形成した折畳み線、32は、包装袋10の開封方向と略平行に折り畳む複数の折線で、包装袋10からフェイスマスクがはみ出す形で拡開された、フェイスマスク30の平面図が示されている。
袋の開封方向と折り畳み線31のなす角度は、必ずしも直角でなくとも、袋内に収容できればこれ以外の角度であってもよい。また折り畳み線31と32も互いに適宜の角度に交差するように設けても良い。
また、図1の状態から、さらにフェイスマスクを完全に拡開しやすいように、フェイスマスクに適宜の摘み部を設けることも可能である。このようにすると、操作時に手指が化粧料に接触することを最低限にすることもできる。
図2のフェイスマスク30は、顔全体を覆うものであるから、顔に貼り付けるための、目、鼻、口に相当する域の適宜の切り抜き(符号なし)、顔面曲部に容易に沿うための周縁に適宜の切り込み(符号なし)が設けられている。顔の部分単位、例えば目周辺、鼻周辺、口周辺等を覆うものであれば、それに対応する適宜の形状であればよく、同時にそれに対応した折畳み線を設けて折り畳めばよい。
図3は、図2で示すC−C断面図で、23は、フェイスマスク30裏面に設けた感圧接着剤で、包装袋10の適宜の個所に1個所又は2個所以上で固着する。図では2個所に固着部を設けた場合について例示されている。
好ましくは、図1に示される折り畳み線12を基準線として、これから離れた位置、つまり包装袋の開封起点に近い側に袋包材とフェイスマスクとの固着部(固着剤を設けた部位)を設けるのが適切である。袋を開封するまでは、折り畳まれたフェイスマスクシートは化粧料の粘性によって重なり部分で密着しあった状態であるので、これをピールオフ方式による袋の開封操作と連動して全体的に引き剥がすことによって、図1の拡開状態にするうえで有利に作用するからである。もし、固着部が折り畳み線12付近に設けられていると、袋は開封されても、フェイスマスクに作用する引き剥がし力のモーメントは折り畳まれたシートに働いている粘着力より小さくなり、フェイスマスク同士は密着したままの状態となりやすく、新たにこれを拡開することは手間がかかるからである。
上記固着部は、該基準線に対して略対称位置に設けることができる。この方が、包装袋をピールオフして開封するときに、粘着性を有する化粧料によって、折り畳み部が粘着したフェイスマスクを引き剥がす力が対称的に左右ほぼ同時に作用するために、拡開しやすくなるからである。固着部の数は、フェイスマスク装着時の取り外し性を考慮すると、2個所ないし3個所程度の必要最低限数だけ設けるのが最も適当である。
また、図3においては、固着剤が2個所に設けられており、この2点間の距離はフェイスマスクに沿った距離(L1)と包装袋に沿った距離(L2)とが相等しくなるようになっているが、包装袋を開封する時にフェイスマスク側が緊張状態となって袋内面からの引き剥がしが一層やりやすくなるように、L1<L2となるようにすることがより好ましい。
固着部23の形状は、ドット状、線状又は帯状等、包装袋10からの剥離が容易であるように、フェイスマスクの折畳みの形態で適宜決められる。
包装袋の20,21の接着剤は、保管状態で内部に収容した化粧料が漏出しないためであるから、ある程度強力な接着力が必要であるが、フェイスマスクと包装袋との感圧接着剤による固着は、フェイスマスクの移動を防止する程度の固着力で、かつ弱い引張力で剥がれる程度の接着力があればよいから、例えば上記包装袋の20,21の接着剤よりは弱い接着力の感圧接着剤を使用する。
なお、本発明では包装袋の20,21の接着、フェイスマスクと包装袋との固着をいずれも接着剤又は感圧接着剤の使用で説明したが、この実施態様に限定されるものではなく、プラスチック類、ことに合成樹脂フィルムや、織物、編み物、不織布のような繊維シート類の接着の常套手段である超音波ないし高周波による熱接着で行うことも十分可能である。
この方法によれば、所定の部位のみを選択的に接着することができて、かつ、超音波ないし高周波の出力調整により接着強度の強弱の制御が行いやすく、オンラインでの連続生産にも適するのでより好ましい。この場合は、低融点成分を用いた熱接着に適した適宜の袋用包装材を選定するのが基本である。また、フェイスマスク基材としては、常用されるコットン、レーヨンのようなセルロース繊維基材以外に、合成繊維を配合したフェイスマスク用基材を選定するとより好ましい。また、ポリウレタンのような伸縮性素材を配合した繊維基材を使用することも好ましい。
図2では、包装袋10の開封方向に略直角方向に折畳み線31を、フェイスマスク30上下を略水平3等分して2本設け、該フェイスマスク30上部側折線(図示せず)が、包装袋10の折線12と一致させ、フェイスマスク下部側折線(図示せず)でフェイスマスク30を折り畳めば、包装袋10の上下寸法を小さくすることができ、フェイスマスク包装体をコンパクトにできる。このように折線の本数は、縦方向、横方向ともフェイスマスクの形状や大きさに応じて任意に決定することができる。
図1で示すフェイスマスク包装体を開封した状態で、さらに両サイドの摘み部13を手で強く引っ張ると、固着部23が剥がされるようになる。フェイスマスク30は、繊維シート又は繊維シートと樹脂シートとの積層体で形成されているので、繊維の一部が固着部23とくっついており、完全に剥離する状態ではなく、フェイスマスク30を若干包装袋10に保持する状態になる。その状態で、図2に示すようなフェイスマスク30の拡開状態で、顔に装着し、軽く包装袋10を引っ張ると、フェイスマスク30が容易に包装袋10から剥離するので、使用性が良い。
フェイスマスクの基材シートが、繊維シートと樹脂シートとの積層シートである場合、該樹脂シート側を包装袋内面に弱く固着するようにすると、包装袋に設けた両摘み部13を引っ張ったとき、包装袋内面と樹脂シートとの間が界面剥離のみとなり、フェイスマスクを取り外しやすくなる。
また、本発明において、フェイスマスク基材に化粧料を保持せしめるために、好ましい手段を例示するが、この手段に限定されるものではなく、公知の任意の手段を使用することができる。
比較的化粧料の粘度が低い液体の場合は、所定形状に成形したフェイスマスクの一部分を包装材に固着して所定構造に折り畳み、化粧料の注入部を残して包装袋の他の部分をシールした後、化粧料を所定量だけ注入し、開口部をシールするという、いわゆる注入含浸法を適用することもできる。
また、クリーム、ペースト、あるいはゲル剤型のように化粧料の粘度が高い場合であると、包装材に一部分で固着したフェイスマスクシートの表面に化粧料を塗工又は展膏したのち折り畳み、包装袋の周縁部をシールすることもできる。この方法を、塗工法又は展膏法ということもある。
包装袋は、長方形など四辺形状の平袋の場合、一枚の包装材を二つ折りにして三方シールすることによっても形成できるし、二枚の包装材を相対するように配置して四方シールとすることもできる。
本発明のフェイスマスク包装体を開封した直後のフェイスマスクが一部拡開された状態の平面図 本発明のフェイスマスク包装体において、フェイスマスクをさらに拡開した状態の平面図 図2のC−C断面図
符号の説明
10 包装袋
11 Cカット
12 折線
13 摘み部
14 折線
20 接着剤(包装袋形成用)
21 接着剤(包装袋形成用)
22 楔状部
23 固着部(フェイスマスクと包装袋内側面)
30 フェイスマスク
31 折線
32 折線

Claims (8)

  1. 基材シートに化粧料が保持され、折り畳まれた状態のフェイスマスクが包装袋に収納されたフェイスマスク包装体において、該フェイスマスクの少なくとも一部が該包装袋の内側の面に二個所以上で剥離可能に固着されていることを特徴とするフェイスマスク包装体。
  2. 上記基材シートが、繊維シート自体又は繊維シートと樹脂シートとの積層体であることを特徴とする請求項1に記載のフェイスマスク包装体。
  3. 上記化粧料の保持が、化粧液、ゲル又はペーストの含浸又は付着であることを特徴とする請求項1又は2に記載のフェイスマスク包装体。
  4. 上記フェイスマスクが、包装袋の内側面の開封端部側で剥離可能に固着されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフェイスマスク包装体。
  5. 上記フェイスマスクが、包装袋の内側面に開封端部側で剥離可能に固着されており、該両固着部間の距離のうち、フェイスマスクに沿う距離が、包装袋に沿う距離より短くなるように設定されていることを特徴とする請求項4に記載のフェイスマスク。
  6. フェイスマスクが、ドット状、線状又は帯状で剥離可能に固着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のフェイスマスク包装体。
  7. 上記剥離可能な固着が、熱溶着又は接着剤によることを特徴とする請求項1〜6に記載のフェイスマスク包装体。
  8. 上記熱溶着が、超音波又は高周波によることを特徴とする請求項7に記載のフェイスマスク包装体。

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