JP2004242541A - 魚釣用スピニングリ−ル - Google Patents

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JP2004242541A
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line
fishing
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shaft
fishing line
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Kazuyuki Matsuda
和之 松田
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Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

【課題】釣糸巻回胴部の前側で巻回量が多く、後側で巻回量が少なく巻けてスム−ズに釣糸放出が出来る魚釣用スピニングリ−ルを提供することである。
【解決手段】リ−ル本体1内のスプ−ル軸6と平行に前後往復動機構のトラバ−スカム軸8が支承され、トラバ−スカム軸8の外周にカム溝8aが刻設されてカム溝8aはピッチ幅a、b、c、d、e、fが後側から前側に向けて漸次大きくなるようにa<b<c<d<e<fに形成されている。
スプ−ル軸6の後方にビス16で取り付けられた摺動子7の中の係合子はカム溝8aに係合されている。
スプ−ル5の外側は前側鍔部5aと釣糸巻回胴部5bと円筒部5cを備えた後側鍔部5dが形成され、釣糸巻回胴部5bの糸巻面αは、スプ−ル軸6方向後方に向けて順次大径となるテ−パ状に形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣り糸の放出性の改良を図った魚釣用スピニングリ−ルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
実用新案登録第3007531号公報(図1)
【特許文献2】
特開平10−201403号公報(図1)
【0003】
魚釣用スピニングリ−ルは、釣竿を振り下ろして釣糸を放出操作する際に、スプ−ルに充分な糸巻量を巻回したスプ−ルの後側鍔部近傍に巻回された釣糸は比較的スム−ズに繰り出されるが、前側鍔部近傍の釣糸は、前方へ螺旋状に放出される釣糸の勢いや釣糸相互の糸抵抗によって前鍔部の前方側に糸崩れしてしまい、スム−ズな釣糸放出操作が行えない。
そこで、スプ−ルの釣糸巻回胴部の糸巻面を前方から後方に向けて小径となる逆テ−パ形状に形成し、充分な糸巻量を巻回した糸巻状態からの前方への糸崩れの防止を図るようにしたものが従来から知られている。
(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、前記特許文献1、特許文献2のように、スプ−ルの釣糸巻回胴部の糸巻面を逆テ−パ形状に形成することにより、最大釣糸巻回状態からの釣糸放出初期時においては、糸崩れ等のトラブルを防止でき、スム−ズな放出操作が出来るようになったが、遠方への放出操作に伴って釣糸巻回量が減少する釣糸放出操作後半においては、スプ−ルの前側鍔部及び逆テ−パ糸巻面の両方の抵抗が作用して、飛距離が伸びなくなる問題がある。
【0005】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、釣糸巻回胴部の前側で巻回量が多く、後側で巻回量が少なく巻けてスム−ズに釣糸放出が出来る魚釣用スピニングリ−ルを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、
請求項1に係わる本発明は、スプ−ルを前部に有するスプ−ル軸の後部に取り付けられる摺動子をリ−ル本体に支持され且つハンドルの回転により連動回転するトラバ−スカム軸のカム溝に係合してスプ−ル軸を前後往復動自在とした魚釣用スピニングリ−ルにおいて、前記スプ−ルの前側と後側に夫々鍔部を形成した釣糸巻回胴部の糸巻面を、スプ−ル軸方向後方に向けて順次大径となるテ−パ状に形成すると共に前記トラバ−スカム軸のカム溝のピッチ幅を後側から前側に向けて漸次大きくなるように形成したことを要旨とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1の本発明により、釣糸放出操作前半は、後方に向けて小径となる糸巻き状態(逆テ−パ糸巻き状態)から釣糸が繰り出されるので、釣糸相互の糸抵抗による前方への糸崩れ現象が防止できてトラブルなくスム−ズな放出操作が行えると共に、更に、釣糸放出操作後半は、後方に向けて大径となる糸巻き状態(正テ−パ糸巻き状態)から釣糸32が繰り出されるので、釣糸相互の抵抗の影響を受けずに前側鍔部5aのみの抵抗となり、放出後半時の飛距離が伸びることになる。
【0008】
【実施例】
以下、図示の一実施例によって本発明を説明すると、図1は魚釣用スピニングリ−ルの要部断面側面図と要部拡大断面側面図、図2は釣糸放出操作前半のスプ−ルの側面図、図3は釣糸放出操作後半のスプ−ルの側面図である。
【0009】
魚釣用スピニングリ−ルは、リ−ル本体1と図示しない蓋体の図示しない軸受で駆動歯車2の回動軸2aが軸支され、回動軸2aの中心多角形孔にハンドル10が固定されたハンドル軸11が左右交換自在に挿入嵌合されている。
リ−ル本体1の前部には軸受12で回転軸筒3が回転自在に軸受されると共に前側に突出されている。
軸受12より前側の回転軸筒3の外周に逆転防止歯車13が回り止め嵌合されてその前側にロ−タ4の筒部4aが回り止め嵌合されてナット14で固定されている。
【0010】
回転軸筒3の基端3aは軸受部1aの透孔1bで軸承されている。
回転軸筒3の基端3aの前側に一体的にピニオン3bと連動歯車3cが形成されてピニオン3bに駆動歯車2が噛合されてロ−タ4はハンドル10の回転に連動して回転されるように支持されている。
回転軸筒3の中心孔には先端部にスプ−ル5が装着されたスプ−ル軸6が前後往復動可能に摺動自在に挿入され、スプ−ル軸6の後方には前後往復動機構の摺動子7が嵌合されて摺動子7に係止板15が重ねられてビス16で取り付けられている。
リ−ル本体1内の下側には案内面1cが形成されて摺動子7から突出された下側部が当接されている。
【0011】
リ−ル本体1内のスプ−ル軸6と平行に前後往復動機構のトラバ−スカム軸8が支承されている。
トラバ−スカム軸8は軸受部1aの透孔1dとリ−ル本体1の後側の軸受17に軸承されている。
トラバ−スカム軸8の先端には小歯車18が回り止め嵌合されてEリング19で抜け止めされ、小歯車18は連動歯車3cに噛合されている。
トラバ−スカム軸8の外周にカム溝8aが刻設されている。
カム溝8aはピッチ幅a、b、c、d、e、fがリ−ル本体1の後側からスプ−ル5の前側に向けて漸次大きくなるようにa<b<c<d<e<fに形成されている。
摺動子7の中には図示しない係合子が設けられて係合子はカム溝8aに係合されている。
【0012】
ロ−タ4は筒部4aで回転軸筒2に取り付けられ、筒部4aと前壁4bと大径の筒部4cと大径の筒部4cの基部の外周から前方に向けて突出された一対の支持腕4d、4eとで形成されて支持腕4d、4eに凹部4f、4gが形成されている。
凹部4gの後壁に隙間4hが形成され、反転部材20が出没自在に設けられている。
凹部4f、4gに軸部4i、4jが形成されている。
【0013】
一対のベ−ル支持腕4d、4eの軸部4i、4jに夫々一方のベ−ル支持部材9の透孔と他方のベ−ル支持部材9′の透孔が嵌合されて押え板21、22挾んで夫々ビス23、24で止められている。
一対のベ−ル支持腕4d、4eの外側は夫々カバ−25、26で覆われてビス27と図示しないビスで止められている。
一方のベ−ル支持部材9には釣糸案内ロ−ラ28の取付部29が取り付けられている。
他方のベ−ル支持部材9′と釣糸案内ロ−ラ28の取付部29の間にベ−ル30が取り付けられている。
リ−ル本体1のリ−ル脚部1eには一方のベ−ル支持部材9が放出状態にある時衝接される衝接部材31が突出して設けられている。
【0014】
スプ−ル5の外側は前側鍔部5aと釣糸巻回胴部5bと円筒部5cを備えた後側鍔部5dが形成されている。
釣糸巻回胴部5bの糸巻面αは、スプ−ル軸6方向後方に向けて順次大径となるテ−パ状に形成されている。
【0015】
前記魚釣用スピニングリ−ルの動作は、ハンドル10が回転されると、駆動歯車2が回転されてピニオン3bを介して回転軸筒3が回転され、ロ−タ4が回転される。
更に連動歯車3cと小歯車18を介してトラバ−スカム軸8が連動回転されて摺動子7とスプ−ル軸6とスプ−ル5が前後に往復動される。
【0016】
摺動子7とスプ−ル軸6とスプ−ル5の前後往復動は、トラバ−スカム軸8のカム溝8aがピッチ幅a、b、c、d、e、fで後側から前側に向けて漸次大きくなるように形成されているので、摺動子7とスプ−ル軸6とスプ−ル5の前後動速度は前方に移動する往動時に除々に速くなり、そして、後方に移動する時復動時に除々に遅くなる非等速となり、スプ−ル5に巻回される釣糸32は釣糸巻回胴部5bの後側で粗に巻回され、釣糸巻回胴部5bの前側で密に巻回されて図2の前側の糸巻径が後側に比べて大きく逆テ−パ状態に釣糸案内ロ−ラ28を介して巻回される。
釣糸が放出される時は、ベ−ル30が放出状態に反転されてスプ−ル5から直接放出される。
【0017】
前記のような釣糸巻回状態となる構成としているので、図2の釣糸放出操作前半は、後方に向けて小径となる糸巻き状態(逆テ−パ糸巻き状態)から釣糸32が繰り出されるので、釣糸相互の糸抵抗による前方への糸崩れ現象が防止できてトラブルなくスム−ズな放出操作が行えると共に、更に、図3の釣糸放出操作後半は、後方に向けて大径となる糸巻き状態(正テ−パ糸巻き状態)から釣糸32が繰り出されるので、釣糸相互の抵抗の影響を受けずに前側鍔部5aのみの抵抗となり、放出後半時の飛距離が伸びる。
【0018】
前記のように魚釣用スピニングリ−ルが構成されると、釣糸放出操作前半は、後方に向けて小径となる糸巻き状態(逆テ−パ糸巻き状態)から釣糸32が繰り出されるので、釣糸相互の糸抵抗による前方への糸崩れ現象が防止できてトラブルなくスム−ズな放出操作が行えると共に、更に、釣糸放出操作後半は、後方に向けて大径となる糸巻き状態(正テ−パ糸巻き状態)から釣糸32が繰り出されるので、釣糸相互の抵抗の影響を受けずに前側鍔部5aのみの抵抗となり、放出後半時の飛距離が伸びることになる。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0020】
請求項1により、釣糸放出操作前半は、後方に向けて小径となる糸巻き状態(逆テ−パ糸巻き状態)から釣糸が繰り出されるので、釣糸相互の糸抵抗による前方への糸崩れ現象が防止できてトラブルなくスム−ズな放出操作が行えると共に、更に、釣糸放出操作後半は、後方に向けて大径となる糸巻き状態(正テ−パ糸巻き状態)から釣糸が繰り出されるので、釣糸相互の抵抗の影響を受けずに前側鍔部のみの抵抗となり、放出後半時の飛距離が伸びることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】魚釣用スピニングリ−ルの要部断面側面図と要部拡大断面側面図である。
【図2】釣糸放出操作前半のスプ−ルの側面図である。
【図3】釣糸放出操作後半のスプ−ルの側面図である。
【符号の説明】
1 リ−ル本体
5 スプ−ル
5a 前側鍔部
5b 釣糸巻回胴部
5d 後側鍔部
6 スプ−ル軸
8 トラバ−スカム軸
8a カム溝
α 糸巻面
a、b、c、d、e、f ピッチ幅

Claims (1)

  1. スプ−ルを前部に有するスプ−ル軸の後部に取り付けられる摺動子をリ−ル本体に支持され且つハンドルの回転により連動回転するトラバ−スカム軸のカム溝に係合してスプ−ル軸を前後往復動自在とした魚釣用スピニングリ−ルにおいて、前記スプ−ルの前側と後側に夫々鍔部を形成した釣糸巻回胴部の糸巻面を、スプ−ル軸方向後方に向けて順次大径となるテ−パ状に形成すると共に前記トラバ−スカム軸のカム溝のピッチ幅を後側から前側に向けて漸次大きくなるように形成したことを特徴とする魚釣用スピニングリ−ル。
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