JP2004242096A - 携帯型端末装置、携帯型端末装置における盗撮防止方法およびその方法をコンピュータに実行させる盗撮防止プログラム - Google Patents

携帯型端末装置、携帯型端末装置における盗撮防止方法およびその方法をコンピュータに実行させる盗撮防止プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】盗撮行為を効果的に抑止することを課題とする。
【解決手段】カメラ付き携帯電話10は、操作入力部11から撮像指示を受け付けた後に、撮像を実行する旨の内容を含んだ音声メッセージ(例えば、「撮影を行います。準備はよろしいでしょうか。」と言った音声メッセージ)を音声入出力部13を介して利用者の周囲に出力し、この音声メッセージが出力されてから所定の時間後に、カメラ14によって撮像を実行する。そして、この撮像された画像の出所を示す出所情報(例えば、携帯電話10に付与されている電話番号や、画像の撮像日時、画像の撮像場所)を電子透かしによって当該画像に対して一体不可分に付加し、これを記憶部18の画像メモリ18aに格納する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、利用者から撮像指示を受け付けてカメラによる撮像を行う携帯型端末装置、携帯型端末装置における盗撮防止方法およびその方法をコンピュータに実行させる盗撮防止プログラムに関し、特に、盗撮行為を効果的に抑止することができる携帯型端末装置、盗撮防止方法および盗撮防止プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、いわゆるカメラ付き携帯電話など、撮像機能を備えた携帯型端末装置が爆発的に普及しているが、最近になり、カメラの解像度の飛躍的向上と相まって、これを悪用した盗撮行為が社会問題になっている。つまり、電車内や階段などの公共の場での盗撮行為であるが、この盗撮行為に留まらず、盗撮画像を不特定多数の者にメール送信する行為や、盗撮画像に誹謗中傷のメッセージを付けてメール送信する行為など、プライバシー侵害や、肖像権侵害、人権侵害に該当するような犯罪行為が所見されるところとなっている。
【0003】
ところで、例えば、特許文献1に開示されているように、撮影者がシャッターボタンを押したときに、シャッター音などの擬似的なデジタル音を出力することで、撮影者が撮像の実行を確認できるようにしたものが一般的に普及している。そして、かかるシャッター音によって撮像の実行が周囲に知らされることもあるため、このシャッター音が上記した盗撮行為に対して抑止効果を発揮している面もある。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−125167号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術で説明したシャッター音は、あくまでも撮像が実行された旨を利用者に認識させるためのものであり、盗撮行為を効果的に抑止するには自ずと限界があった。
【0006】
すなわち、上記の従来技術では、シャッターボタンの押下と同時にシャッター音は出力され、シャッター音が出力された時点で既に撮像が実行されているため、盗撮者が撮像直後にカメラを隠したような場合には、結局のところ誰が撮影を行ったのかを周囲が特定することは難しかった。さらに、上記の従来技術では、盗撮者がシャッターボタンの押下に合わせて故意に咳やクシャミを出したような場合には、シャッター音がかき消されてしまうため、撮影が行われたこと自体を周囲が気づかないおそれが多分にあった。このようなことから、上記の従来技術では、盗撮行為を効果的に抑止することは困難であった。
【0007】
そこで、この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、盗撮行為を効果的に抑止することができる携帯型端末装置、盗撮防止方法および盗撮防止プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る携帯型端末装置は、利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行い、当該撮像に伴って報知手段による報知を行う携帯型端末装置であって、前記撮像指示を受け付けた後に、前記撮像を実行する旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御する報知制御手段と、前記報知手段によって前記撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、前記撮像を実行するように前記撮像手段を制御する撮像制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、撮像指示を受け付けた後に、撮像を実行する旨を利用者の周囲に報知し、この撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、撮像を実行する。したがって、撮影者の周囲の者は誰が撮影を実行しようとしているかを事前に特定して盗撮行為を警戒することができるところ、誰にも気づかれずに盗撮行為を成功させることは困難になるので、結果として、盗撮行為を効果的に抑止することが可能になる。
【0010】
また、請求項2の発明に係る携帯型端末装置は、請求項1に記載の発明において、前記報知手段は、音声を出力する音声出力手段であって、前記報知制御手段は、前記撮像を実行する旨の内容を含んだ音声メッセージを前記利用者の周囲に出力するように前記音声出力手段を制御することを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、撮像を実行する旨の内容を含んだ音声メッセージを利用者の周囲に出力する。したがって、一瞬しか聞こえないシャッター音などと比較して、周囲の者は音声メッセージを介して確実に盗撮行為を警戒することができるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0012】
また、請求項3の発明に係る携帯型端末装置は、請求項1に記載の発明において、前記報知手段は、光を発する発光手段であって、前記報知制御手段は、前記撮像を実行する旨を示す光を前記利用者の周囲に発するように前記発光手段を制御することを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、撮像を実行する旨を示す光を利用者の周囲に発する。したがって、聴覚を介した報知が困難な場合(例えば、撮影者の周囲が大きな音で騒がしいような場合や、盗撮者が故意に咳やクシャミを出したような場合、周囲に視覚障害者が居るような場合など)であっても、周囲の者は発光を介して確実に盗撮行為を警戒することができるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0014】
また、請求項4の発明に係る携帯型端末装置は、請求項1、2または3に記載の発明において、前記報知制御手段は、前記撮像を実行する旨の報知を無作為のタイミングで行うように前記報知手段を制御することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、撮像を実行する旨の報知を無作為のタイミングで行う。したがって、例えば、盗撮者が故意に咳やクシャミを出して報知をかき消そうとしても、タイミングを合わせることが困難になるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0016】
また、請求項5の発明に係る携帯型端末装置は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記報知制御手段は、さらに、前記撮像手段による撮像の実行中に、当該撮像が実行中である旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御することを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、さらに、撮像の実行中に、当該撮像が実行中である旨を利用者の周囲に報知する。したがって、撮像を実行する旨の報知が不十分であったとしても、撮像が実行されている時点で周囲の者は改めて盗撮行為を警戒することができるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。特に、動画による撮像の場合には、離れたところで撮像を開始してから目的の場所に移動して盗撮が行われると、撮像開始時の報知が不十分になってしまうので、撮像実行中の報知は、これに対抗し得る措置として非常に有効である。
【0018】
また、請求項6の発明に係る携帯型端末装置は、請求項5に記載の発明において、前記報知制御手段は、前記撮像が実行中である旨の報知を無作為の間隔で行うように前記報知手段を制御することを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、撮像が実行中である旨の報知を無作為の間隔で行う。したがって、例えば、盗撮者が故意に咳やクシャミを出して撮像実行中の報知をかき消そうとしても、タイミングを合わせることが困難になるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0020】
また、請求項7の発明に係る携帯型端末装置は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明において、前記報知制御手段は、さらに、前記撮像手段による撮像の実行後に、当該撮像が実行された旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御することを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、さらに、撮像の実行後に、当該撮像が実行された旨を利用者の周囲に報知する。したがって、撮像を実行する旨の報知や撮像が実行中である旨の報知が不十分であったとしても、撮像が実行された時点で周囲の者は事後的に盗撮行為を警戒することができるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0022】
また、請求項8の発明に係る携帯型端末装置は、利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行う携帯型端末装置であって、前記撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する出所情報付加手段を備えたことを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する。したがって、撮像された画像がどこに移動されようとも(例えば、メモリに格納されても、または、メールなどによって外部に出力されても)、画像に一体不可分に付加された出所情報に基づいて撮像者を特定することができるところ、仮に盗撮行為が成功しても後から犯行が露見するので(足が付くので)、結果として、盗撮行為を効果的に抑止することが可能になる。
【0024】
また、請求項9の発明に係る携帯型端末装置は、請求項8に記載の発明において、前記出所情報付加手段は、前記出所情報として、前記携帯型端末装置に付与されている電話番号、前記画像の撮像日時、および/または、前記画像の撮像場所を付加することを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、出所情報として、携帯型端末装置に付与されている電話番号、前記画像の撮像日時、および/または、画像の撮像場所を付加する。したがって、撮像者を簡易に特定することができるので、結果として、盗撮行為を簡単かつ効果的に抑止することが可能になる。
【0026】
また、請求項10の発明に係る携帯型端末装置は、請求項9に記載の発明において、前記出所情報付加手段は、前記出所情報として、さらに、前記携帯型端末装置に固有の製造番号、製造業者名、および/または、機種名を付加することを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、出所情報として、さらに、携帯型端末装置に固有の製造番号、製造業者名、および/または、機種名を付加する。したがって、機器に対応付けて撮像者を特定することができるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0028】
また、請求項11の発明に係る携帯型端末装置は、請求項8、9または10に記載の発明において、前記出所情報付加手段は、前記出所情報が前記携帯型端末装置において表示可能になるように当該出所情報を前記画像に対して付加することを特徴とする。
【0029】
この発明によれば、出所情報が携帯型端末装置において表示可能になるように当該出所情報を画像に対して付加する。したがって、出所情報の確認が容易になり、誰もが簡易に撮像者を特定することができるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0030】
また、請求項12の発明に係る携帯型端末装置は、請求項8、9または10に記載の発明において、前記出所情報付加手段は、前記出所情報が前記携帯型端末装置において表示不可能になるように当該出所情報を前記画像に対して付加することを特徴とする。
【0031】
この発明によれば、出所情報が携帯型端末装置において表示不可能になるように当該出所情報を画像に対して付加する。したがって、犯罪行為の証拠を揉み消すために行われるであろう出所情報の改竄が困難になるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0032】
また、請求項13の発明に係る携帯型端末装置は、請求項12に記載の発明において、前記出所情報付加手段は、前記出所情報を電子透かしによって前記画像に埋め込むことを特徴とする。
【0033】
この発明によれば、出所情報を電子透かしによって画像に埋め込む。したがって、簡易かつ確実に出所情報の改竄を防止することができるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0034】
また、請求項14の発明に係る携帯型端末装置は、利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行い、当該撮像に伴って報知手段による報知を行う携帯型端末装置であって、前記撮像指示を受け付けた後に、前記撮像を実行する旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御する報知制御手段と、前記報知手段によって前記撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、前記撮像を実行するように前記撮像手段を制御する撮像制御手段と、前記撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する出所情報付加手段と、を備えたことを特徴とする。
【0035】
この発明によれば、撮像指示を受け付けた後に、撮像を実行する旨を利用者の周囲に報知し、この撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、撮像を実行するとともに、撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する。したがって、撮影者の周囲の者は誰が撮影を実行しようとしているかを事前に特定して盗撮行為を警戒することができるところ、誰にも気づかれずに盗撮行為を成功させることは困難になり、さらに、撮像された画像がどこに移動されようとも、画像に一体不可分に付加された出所情報に基づいて撮像者を特定することができるところ、仮に盗撮行為が成功しても後から犯行が露見する。このため、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0036】
また、請求項15の発明に係る盗撮防止方法は、利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行い、当該撮像に伴って報知手段による報知を行う携帯型端末装置における盗撮防止方法であって、前記撮像指示を受け付けた後に、前記撮像を実行する旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御する報知制御工程と、前記報知手段によって前記撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、前記撮像を実行するように前記撮像手段を制御する撮像制御工程と、を含んだことを特徴とする。
【0037】
この発明によれば、撮像指示を受け付けた後に、撮像を実行する旨を利用者の周囲に報知し、この撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、撮像を実行する。したがって、撮影者の周囲の者は誰が撮影を実行しようとしているかを事前に特定して盗撮行為を警戒することができるところ、誰にも気づかれずに盗撮行為を成功させることは困難になるので、結果として、盗撮行為を効果的に抑止することが可能になる。
【0038】
また、請求項16の発明に係る盗撮防止方法は、利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行う携帯型端末装置における盗撮防止方法であって、前記撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する出所情報付加工程を含んだことを特徴とする。
【0039】
この発明によれば、撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する。したがって、撮像された画像がどこに移動されようとも(例えば、メモリに格納されても、または、メールなどによって外部に出力されても)、画像に一体不可分に付加された出所情報に基づいて撮像者を特定することができるところ、仮に盗撮行為が成功しても後から犯行が露見するので(足が付くので)、結果として、盗撮行為を効果的に抑止することが可能になる。
【0040】
また、請求項17の発明に係る盗撮防止方法は、利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行い、当該撮像に伴って報知手段による報知を行う携帯型端末装置における盗撮防止方法であって、前記撮像指示を受け付けた後に、前記撮像を実行する旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御する報知制御工程と、前記報知手段によって前記撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、前記撮像を実行するように前記撮像手段を制御する撮像制御工程と、前記撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する出所情報付加工程と、を含んだことを特徴とする。
【0041】
この発明によれば、撮像指示を受け付けた後に、撮像を実行する旨を利用者の周囲に報知し、この撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、撮像を実行するとともに、撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する。したがって、撮影者の周囲の者は誰が撮影を実行しようとしているかを事前に特定して盗撮行為を警戒することができるところ、誰にも気づかれずに盗撮行為を成功させることは困難になり、さらに、撮像された画像がどこに移動されようとも、画像に一体不可分に付加された出所情報に基づいて撮像者を特定することができるところ、仮に盗撮行為が成功しても後から犯行が露見する。このため、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0042】
また、請求項18の発明に係る盗撮防止プログラムは、利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行い、当該撮像に伴って報知手段による報知を行うコンピュータに盗撮防止方法を実行させる盗撮防止プログラムであって、前記撮像指示を受け付けた後に、前記撮像を実行する旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御する報知制御工程と、前記報知手段によって前記撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、前記撮像を実行するように前記撮像手段を制御する撮像制御工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0043】
この発明によれば、撮像指示を受け付けた後に、撮像を実行する旨を利用者の周囲に報知し、この撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、撮像を実行する。したがって、撮影者の周囲の者は誰が撮影を実行しようとしているかを事前に特定して盗撮行為を警戒することができるところ、誰にも気づかれずに盗撮行為を成功させることは困難になるので、結果として、盗撮行為を効果的に抑止することが可能になる。
【0044】
また、請求項19の発明に係る盗撮防止プログラムは、利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行うコンピュータに盗撮防止方法を実行させる盗撮防止プログラムであって、前記撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する出所情報付加工程をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0045】
この発明によれば、撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する。したがって、撮像された画像がどこに移動されようとも(例えば、メモリに格納されても、または、メールなどによって外部に出力されても)、画像に一体不可分に付加された出所情報に基づいて撮像者を特定することができるところ、仮に盗撮行為が成功しても後から犯行が露見するので(足が付くので)、結果として、盗撮行為を効果的に抑止することが可能になる。
【0046】
また、請求項20の発明に係る盗撮防止プログラムは、利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行い、当該撮像に伴って報知手段による報知を行うコンピュータに盗撮防止方法を実行させる盗撮防止プログラムであって、前記撮像指示を受け付けた後に、前記撮像を実行する旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御する報知制御工程と、前記報知手段によって前記撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、前記撮像を実行するように前記撮像手段を制御する撮像制御工程と、前記撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する出所情報付加工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0047】
この発明によれば、撮像指示を受け付けた後に、撮像を実行する旨を利用者の周囲に報知し、この撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、撮像を実行するとともに、撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する。したがって、撮影者の周囲の者は誰が撮影を実行しようとしているかを事前に特定して盗撮行為を警戒することができるところ、誰にも気づかれずに盗撮行為を成功させることは困難になり、さらに、撮像された画像がどこに移動されようとも、画像に一体不可分に付加された出所情報に基づいて撮像者を特定することができるところ、仮に盗撮行為が成功しても後から犯行が露見する。このため、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る携帯型端末装置、携帯型端末装置における盗撮防止方法およびその方法をコンピュータに実行させる盗撮防止プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下では、本実施の形態に係る携帯型端末装置であるカメラ付き携帯電話の概要および特徴を説明した後に、このカメラ付き携帯電話の構成および処理手順(盗撮防止方法)を説明し、最後に、他の実施の形態として種々の変形例を説明することとする。
【0049】
(カメラ付き携帯電話の概要および特徴)
まず最初に、本実施の形態に係るカメラ付き携帯電話の概要および特徴を説明する。図1は、本実施の形態に係るカメラ付き携帯電話の内部構成を示すブロック図である。同図に示すカメラ付き携帯電話10(以下、適宜「携帯電話10」と略称する。)は、概略的に、通信機能、時計機能、GPS機能といった基本的な機能に付加してカメラ機能を有する携帯電話であって、利用者から撮像指示を受け付けてカメラ14による撮像を行うものである。
【0050】
そして、この携帯電話10は、カメラ14による撮像に伴う処理に特徴があり、具体的には、カメラの解像度の飛躍的向上と相まって社会問題になっている盗撮行為に対して、これを種々の観点から効果的に抑制することができるようにしている点に特徴がある。すなわち、携帯電話10では、撮像指示を受け付けた後に、撮像を実行する旨を利用者の周囲に報知し(例えば「撮影を行います。準備はよろしいでしょうか。」と言った音声メッセージを出力し)、この報知がされてから所定の時間後に撮像を実行するようにしている。したがって、撮影者の周囲の者は誰が撮影を実行しようとしているかを事前に特定して盗撮行為を警戒することができるところ、誰にも気づかれずに盗撮行為を成功させることは困難になり、結果として、盗撮行為を効果的に抑止することが可能になる。
【0051】
さらに、携帯電話10では、撮像された画像の出所を示す出所情報(例えば、携帯電話に付与されている電話番号、画像の撮像日時、画像の撮像場所(具体的には、GPSの位置情報)などの情報)を当該画像に対して一体不可分に付加するようにしている。したがって、撮像された画像がどこに移動されようとも(例えば、メモリに格納されても、または、メールなどによって外部に出力されても)、画像に一体不可分に付加された出所情報に基づいて撮像者を特定することができるところ、仮に盗撮行為が成功しても後から犯行が露見するので(足が付くので)、結果として、盗撮行為を効果的に抑止することが可能になる。
【0052】
(カメラ付き携帯電話の構成)
次に、本実施の形態に係るカメラ付き携帯電話の構成を説明する。同図に示すように、この携帯電話10は、操作入力部11と、画像出力部12と、音声入出力部13と、カメラ14と、通信部15と、時計部16と、GPS部17と、記憶部19と、制御部20とから構成される。
【0053】
このうち、操作入力部11は、利用者から携帯電話10の操作に関する各種の入力を受け付ける入力手段であり、例えば、電話番号を入力するためのテンキーや、撮像指示を入力するための撮像ボタンなどの各種ボタンを備えて構成される。画像出力部12は、利用者に対して各種の情報を出力する出力手段であり、例えば、カメラ14による撮像画像や通信部15を介して受信したメールの内容などを表示するためのモニタとして構成される。
【0054】
音声入出力部13は、利用者から音声を受け付けるとともに利用者(あるいは利用者の周囲)に対して各種の音を出力する入出力手段であり、例えば、電話による会話を入力するためのマイクと、電話による会話や着信音、さらには、後述する音声メッセージを出力するためのスピーカとを備えて構成される。カメラ14は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOSイメージセンサなどの撮像素子を用いて被写体の映像を電気信号に変換し、画像データとして入力する撮像手段であり、レンズ、CDS回路、A/D変換器、制御信号生成部などを備えて構成される。
【0055】
通信部15は、外部の通信装置(例えば、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、サーバ装置、PHS端末、携帯端末、移動体通信端末またはPDAなどの情報処理装置)との間で、電話による会話やメール、さらにはカメラ14による撮像画像などの各種情報に関する通信を制御する手段である。時計部16は、現在時刻を計時するとともに、携帯電話10の動作に関する各種のタイミング(例えば、撮像ボタンが押下されてから、撮像を実行する旨の音声メッセージを出力するまでの時間や、かかる音声メッセージが出力されてから、実際に撮像を実行するまでの時間など)を計時する手段である。GPS部17は、いわゆるGPS(Global Positioning System:全地球無線測位システム)衛星から現在の位置情報を取得する手段である。
【0056】
記憶部18は、制御部19による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段(記憶手段)であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、機能概念的に、画像メモリ18aと、音声メモリ18bと、出所情報メモリ18cとを備える。このうち、画像メモリ18aは、カメラ14により撮像された画像や外部の通信装置から受信した画像を記憶するメモリである。
【0057】
また、音声メモリ18bは、撮像を実行する旨の内容を含んだ音声メッセージ(例えば、「撮影を行います。準備はよろしいでしょうか。」などの音声メッセージ)や、撮像が実行された旨の内容を含んだ音声メッセージ(例えば、「撮影しました。」などの音声メッセージ)を記憶するメモリである。なお、かかる音声メッセージは、後述する制御部19の制御によって、音声入出力部13から携帯電話10の周囲に出力される。
【0058】
さらに、出所情報メモリ19cは、撮像された画像の出所を示すための出所情報として、例えば、携帯電話10に付与されている電話番号を記憶するメモリである。なお、かかる電話番号は、後述する制御部19の制御によって、カメラ14による撮像画像に対して一体不可分に付加される。
【0059】
制御部19は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、機能概念的に、報知制御部19aと、撮像制御部19bと、出所情報付加部19cとを備える。
【0060】
このうち、報知制御部19aは、操作入力部11から撮像指示を受け付けた後に、撮像を実行する旨を利用者の周囲に報知するように音声入出力部13を制御する報知制御手段である。すなわち、撮像ボタンの押下後に、撮像を実行する旨の内容を含んだ音声メッセージ(例えば、「撮影を行います。準備はよろしいでしょうか。」など、これから撮像が実行されることを周囲の誰もが認識することができるような音声メッセージ)を音声メモリ18bから取り出して、音声入出力部13を介して利用者の周囲に出力する。このように、音声メッセージを出力するようにしたのは、一瞬しか聞こえないシャッター音などと比較して、周囲の者が確実に盗撮行為を警戒することができるようにするためである。
【0061】
また、報知制御部19aは、上記の報知に関して、撮像指示を受け付けてから無作為のタイミングで音声メッセージを出力するように音声入出力部13を制御する。すなわち、毎回同じタイミングで音声メッセージを出力するのではなく、異なるタイミング(例えば、撮像指示を受け付けてから1秒後、2秒後若しくは3秒後など、その都度でランダムなタイミング)で出力する。このように、ランダムなタイミングで音声メッセージを出力するようにしたのは、例えば、盗撮者が故意に咳やクシャミを出して音声メッセージをかき消そうとしても、音声メッセージにタイミングを合わせることを困難にするためである。
【0062】
さらに、報知制御部19aは、上記の報知とは別に、カメラ14による撮像の実行後に、当該撮像が実行された旨を利用者の周囲に報知するように音声入出力部13を制御する。すなわち、確実に撮影が行われ、画像メモリ18aに画像が格納される時点で、撮像が実行された旨の内容を含んだ音声メッセージ(例えば、「撮影しました。」など、撮像が実行されたことを周囲の誰もが認識することができるような音声メッセージ)を音声メモリ18bから取り出して、音声入出力部13を介して利用者の周囲に出力する。このように、撮像の実行後に音声メッセージを出力するようにしたのは、撮像を実行する旨の報知が不十分であったとしても、撮像が実行された時点で周囲の者が事後的に盗撮行為を警戒することができるようにするためである。
【0063】
なお、報知制御部19aは、上記の報知(撮像を実行する旨の報知および撮像を実行した旨の報知)に際して、音声入出力部13の音量が如何なる設定になっていたとしても、常に一定の音量にて音声メッセージを出力するように音声入出力部13を制御する。つまり、仮に、サイレントモードや最小音量モードになっていたとしても、音量調整を不可にして、周囲の誰もが音声メッセージを確実に認識することができるようにするためである。
【0064】
撮像制御部19bは、上記した撮像を実行する旨の報知がなされてから所定の時間後に、撮像を実行するようにカメラ14を制御する撮像制御手段である。すなわち、「撮影を行います。準備はよろしいでしょうか。」と言った音声メッセージの出力(若しくは、撮像ボタンの押下)から所定の時間後に、カメラ14による撮像が実行される。なお、かかる所定の時間としては、例えば、3秒後や5秒後など、上記の音声メッセージを聞いた周囲の者において、撮影を実行しようとしている者が誰であるかを特定するのに十分な時間が設定される。
【0065】
出所情報付加部19cは、カメラ14による撮像の実行後に、カメラ14によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する出所情報付加手段である。すなわち、出所情報として、携帯電話10に付与されている電話番号を出所情報メモリ18cから取り出すとともに、画像の撮像日時を時計部16から取得し、さらに、画像の撮像場所(GPSによる位置情報)をGPS部17から取得し、これらの出所情報を画像に一体不可分に付加して画像メモリ18cに格納する。このように、出所情報として電話番号や、撮像時刻、撮像場所の情報を付加することとしたのは、これらの容易に取得が可能な情報を用いて、撮像者を簡易に特定することができるようにするためである。
【0066】
また、出所情報付加部19cは、上記の出所情報の付加に関して、出所情報が携帯電話10において表示不可能になるように出所情報を画像に対して付加する。すなわち、出所情報を電子透かしによって画像に埋め込むことで、出所情報を携帯電話10において表示不可能にする。このように、出所情報を携帯電話10において表示不可能にすることとしたのは、犯罪行為の証拠を揉み消すために行われるであろう出所情報の改竄を困難にするためであり、また、電子透かしによって出所情報を画像に埋め込むこととしたのは、簡易かつ確実に出所情報の改竄を防止するためである。
【0067】
なお、電子透かしを用いた場合でも、専用の電子透かし検出ソフトによって出所情報を読み出すことは可能であり、これによって撮像者を特定できることは勿論のことである。すなわち、専用の出所情報読出装置を警察署や携帯電話会社などの然るべき機関に設置し、ここに持ち込まれた画像について撮像者を特定したり、あるいは、かかる専用の出所情報読出装置がネットワークを介して受信した画像について撮像者を特定して返信するなどの利用形態が考えられる。
【0068】
(カメラ付き携帯電話の処理手順)
次に、本実施の形態に係るカメラ付き携帯電話の処理手順(盗撮防止方法)を説明する。図2は、本実施の形態に係るカメラ付き携帯電話による盗撮防止処理の手順を示すフローチャートである。同図に示すように、携帯電話10では、操作入力部11の撮像ボタンが押下され、利用者から撮像指示を受け付けると(ステップS201肯定)、「撮影を行います。準備はよろしいでしょうか。」と言った音声メッセージを、撮像指示を受け付けから無作為のタイミングで、さらに、周囲の誰もが確実に認識することができるような一定の音量で、音声入出力部13から利用者の周囲に出力する(ステップS202)。
【0069】
そして、携帯電話10では、かかる音声メッセージが出力されてから所定の時間後(音声メッセージを聞いた周囲の者において、撮影を実行しようとしている者が誰であるかを特定するのに十分な時間の経過後)に、カメラ14により撮像を実行する(ステップS203)。さらに、携帯電話10では、カメラ14による撮像の実行後に、カメラ14によって撮像された画像の出所を示す出所情報(電話番号や、撮像時刻、撮像場所の情報)を当該画像に対して一体不可分に電子透かしによって付加する(ステップS204)。
【0070】
続いて、携帯電話10では、出所情報が一体不可分に付加された画像を画像メモリ18aに格納し(ステップS205)、最後に、「撮影しました。」と言った音声メッセージを、周囲の誰もが確実に認識することができるような一定の音量で、音声入出力部13から利用者の周囲に出力する(ステップS206)。なお、本発明においては、上記したステップS204〜S206の各処理は、図示した順序に限定されるものではなく、結果として「出所情報が一体不可分に付加された画像」が画像メモリ18aに格納されていれば、如何なる順序でもよい。
【0071】
上述してきたように、本実施の形態によれば、撮影者の周囲の者は誰が撮影を実行しようとしているかを事前に特定して盗撮行為を警戒することができるところ、誰にも気づかれずに盗撮行為を成功させることは困難になり、結果として、盗撮行為を効果的に抑止することが可能になる。さらに、本実施の形態によれば、撮像された画像がどこに移動されようとも(例えば、メモリに格納されても、または、メールなどによって外部に出力されても)、画像に一体不可分に付加された出所情報に基づいて撮像者を特定することができるところ、仮に盗撮行為が成功しても後から犯行が露見するので(足が付くので)、結果として、盗撮行為を効果的に抑止することが可能になる。
【0072】
なお、本実施の形態に係る携帯電話10は、上記した盗撮行為の抑止効果に寄与するだけでなく、正常にカメラ14を使用する利用者の利便性向上にも寄与するものである。すなわち、携帯電話10では、撮像ボタンの押下と同時に撮像が実行されるのではなく、押下から所定の時間後に撮像が実行されるので、撮像ボタンの押下に伴う「手ぶれ」を防止することができる。また、携帯電話10では、撮像前と撮像後に音声メッセージが出力されるので、これから撮影を実行する旨および撮影が完了した旨を利用者において確実に認識することができる。
【0073】
(他の実施の形態)
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてもよいものである。そこで、以下では、(1)適用構成、(2)報知制御、(3)出所情報付加、(4)その他にそれぞれ区分けして異なる実施の形態を説明することとする。
【0074】
(1)適用構成
本実施の形態では、カメラ付き携帯電話に本発明を適用した場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、既知のPHS端末、携帯端末、移動体通信端末またはPDAなどの情報処理装置であって、カメラ機能を有するものであれば、同様に適用することができる。
【0075】
また、本実施の形態では、カメラ14によって静止画像を撮像する場合を想定して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、動画像を撮像する場合にも同様に適用することができる。なお、この場合には、動画像の撮像開始に対応して「これから撮影を開始する」旨の音声メッセージを出力することとなり、さらに、動画像の撮像終了に対応して「撮影を完了した」旨の音声メッセージを出力することとなる。
【0076】
また、本実施の形態では、撮像開始前の報知(音声メッセージの出力)および出所情報の付加によって盗撮行為を抑止する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、撮像開始前の報知のみを行う場合や、出所情報の付加のみを行う場合にも同様に適用することができる。
【0077】
(2)報知制御
本実施の形態では、撮像前および撮像後に一度ずつ音声メッセージを出力する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ブザーなどの警告音を出力する場合や、さらに、かかる警告音や音声メッセージを連続して複数回出力する場合にも同様に適用することができる。
【0078】
また、本実施の形態では、撮像前および撮像後に報知する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、撮像の実行中にも、当該撮像が実行中である旨を利用者の周囲に報知するようにしてもよい。すなわち、撮像を実行する旨の報知が不十分であったとしても、撮像が実行されている時点で周囲の者が改めて盗撮行為を警戒することができるようにするためである。特に、動画による撮像の場合には、離れたところで撮像を開始してから目的の場所に移動して盗撮が行われると、撮像開始時の報知が不十分になってしまうので、撮像実行中の報知は、これに対抗し得る措置として非常に有効である。
【0079】
さらに、動画による撮像に際して撮像実行中の報知を行う場合には、かかる報知を無作為の間隔で行うようにしてもよい。すなわち、例えば、盗撮者が故意に咳やクシャミを出して撮像実行中の報知をかき消そうとしても、タイミングを合わせることを困難にするためである。
【0080】
また、本実施の形態では、聴覚を介して(音声メッセージを用いて)報知を行う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、撮像を実行する旨を示す光を利用者の周囲に発するなど、視覚を介して報知を行う場合にも同様に適用することができる。すなわち、聴覚を介した報知が困難な場合(例えば、撮影者の周囲が大きな音で騒がしいような場合や、盗撮者が故意に咳やクシャミを出したような場合、周囲に視覚障害者が居るような場合など)であっても、周囲の者が確実に盗撮行為を警戒することができるようにするためである。なお、聴覚および視覚の両者を介して報知を行うことで、周囲の者が一層確実に盗撮行為を警戒できるようにしてもよい。
【0081】
(3)出所情報付加
本実施の形態では、出所情報として、電話番号、画像の撮像日時、画像の撮像場所を付加する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯電話10に固有の製造番号、製造業者名、および/または、機種名をさらに付加する場合にも同様に適用することができる。すなわち、機器に対応付けて撮像者を特定することができるようにするためであるが、その一方で、盗撮行為が頻繁に行われる機器を特定することができるので、製造業者に対して機器の改善を促し、結果として、盗撮行為を減少させることも可能である。
【0082】
また、本実施の形態では、出所情報を携帯電話10において表示不可能にする場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これとは反対に、出所情報を携帯電話10において表示可能になるように当該出所情報を画像に対して付加するようにしてもよい。すなわち、画像データのプロパティ情報として出所情報を付加するなどによって、出所情報の確認を容易にし、誰もが簡易に撮像者を特定することができるようにするためである。なお、この場合でも、出所情報の改竄防止のために、プロパティ情報の変更削除は不可能にすることが好ましい。さらに、この場合には、画像を削除してもプロパティ情報は永遠にメモリに記憶されるようにして、盗撮行為の証拠が確実に残るようにしてもよい。
【0083】
(4)その他
本実施の形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、撮像のタイミングなど)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0084】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
【0085】
なお、本実施の形態で説明した盗撮防止方法(盗撮防止処理)は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、15または18の発明によれば、撮影者の周囲の者は誰が撮影を実行しようとしているかを事前に特定して盗撮行為を警戒することができるところ、誰にも気づかれずに盗撮行為を成功させることは困難になるので、結果として、盗撮行為を効果的に抑止することが可能になる。
【0087】
また、請求項2の発明によれば、一瞬しか聞こえないシャッター音などと比較して、周囲の者は音声メッセージを介して確実に盗撮行為を警戒することができるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0088】
また、請求項3の発明によれば、聴覚を介した報知が困難な場合(例えば、撮影者の周囲が大きな音で騒がしいような場合や、盗撮者が故意に咳やクシャミを出したような場合、周囲に視覚障害者が居るような場合など)であっても、周囲の者は発光を介して確実に盗撮行為を警戒することができるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0089】
また、本発明4によれば、例えば、盗撮者が故意に咳やクシャミを出して報知をかき消そうとしても、タイミングを合わせることが困難になるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0090】
また、請求項5の発明によれば、撮像を実行する旨の報知が不十分であったとしても、撮像が実行されている時点で周囲の者は改めて盗撮行為を警戒することができるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。特に、動画による撮像の場合には、離れたところで撮像を開始してから目的の場所に移動して盗撮が行われると、撮像開始時の報知が不十分になってしまうので、撮像実行中の報知は、これに対抗し得る措置として非常に有効である。
【0091】
また、請求項6の発明によれば、例えば、盗撮者が故意に咳やクシャミを出して撮像実行中の報知をかき消そうとしても、タイミングを合わせることが困難になるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0092】
また、請求項7の発明によれば、撮像を実行する旨の報知や撮像が実行中である旨の報知が不十分であったとしても、撮像が実行された時点で周囲の者は事後的に盗撮行為を警戒することができるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0093】
また、請求項8、16または19の発明によれば、撮像された画像がどこに移動されようとも(例えば、メモリに格納されても、または、メールなどによって外部に出力されても)、画像に一体不可分に付加された出所情報に基づいて撮像者を特定することができるところ、仮に盗撮行為が成功しても後から犯行が露見するので(足が付くので)、結果として、盗撮行為を効果的に抑止することが可能になる。
【0094】
また、請求項9の発明によれば、撮像者を簡易に特定することができるので、結果として、盗撮行為を簡単かつ効果的に抑止することが可能になる。
【0095】
また、請求項10の発明によれば、機器に対応付けて撮像者を特定することができるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0096】
また、請求項11の発明によれば、出所情報の確認が容易になり、誰もが簡易に撮像者を特定することができるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0097】
また、請求項12の発明によれば、犯罪行為の証拠を揉み消すために行われるであろう出所情報の改竄が困難になるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0098】
また、請求項13の発明によれば、簡易かつ確実に出所情報の改竄を防止することができるので、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【0099】
また、請求項14、17または20の発明によれば、撮影者の周囲の者は誰が撮影を実行しようとしているかを事前に特定して盗撮行為を警戒することができるところ、誰にも気づかれずに盗撮行為を成功させることは困難になり、さらに、撮像された画像がどこに移動されようとも、画像に一体不可分に付加された出所情報に基づいて撮像者を特定することができるところ、仮に盗撮行為が成功しても後から犯行が露見する。このため、結果として、盗撮行為を一層効果的に抑止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るカメラ付き携帯電話の内部構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に係るカメラ付き携帯電話による盗撮防止処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 カメラ付き携帯電話
11 操作入力部
12 画像出力部
13 音声入出力部
14 カメラ
15 通信部
16 時計部
17 GPS部
18 記憶部
18a 画像メモリ
18b 音声メモリ
18c 出所情報メモリ
19 制御部
19a 報知制御部
19b 撮像制御部
19c 出所情報付加部

Claims (20)

  1. 利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行い、当該撮像に伴って報知手段による報知を行う携帯型端末装置であって、
    前記撮像指示を受け付けた後に、前記撮像を実行する旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御する報知制御手段と、
    前記報知手段によって前記撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、前記撮像を実行するように前記撮像手段を制御する撮像制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯型端末装置。
  2. 前記報知手段は、音声を出力する音声出力手段であって、
    前記報知制御手段は、前記撮像を実行する旨の内容を含んだ音声メッセージを前記利用者の周囲に出力するように前記音声出力手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の携帯型端末装置。
  3. 前記報知手段は、光を発する発光手段であって、
    前記報知制御手段は、前記撮像を実行する旨を示す光を前記利用者の周囲に発するように前記発光手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の携帯型端末装置。
  4. 前記報知制御手段は、前記撮像を実行する旨の報知を無作為のタイミングで行うように前記報知手段を制御することを特徴とする請求項1、2または3に記載の携帯型端末装置。
  5. 前記報知制御手段は、さらに、前記撮像手段による撮像の実行中に、当該撮像が実行中である旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の携帯型端末装置。
  6. 前記報知制御手段は、前記撮像が実行中である旨の報知を無作為の間隔で行うように前記報知手段を制御することを特徴とする請求項5に記載の携帯型端末装置。
  7. 前記報知制御手段は、さらに、前記撮像手段による撮像の実行後に、当該撮像が実行された旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の携帯型端末装置。
  8. 利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行う携帯型端末装置であって、
    前記撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する出所情報付加手段を備えたことを特徴とする携帯型端末装置。
  9. 前記出所情報付加手段は、前記出所情報として、前記携帯型端末装置に付与されている電話番号、前記画像の撮像日時、および/または、前記画像の撮像場所を付加することを特徴とする請求項8に記載の携帯型端末装置。
  10. 前記出所情報付加手段は、前記出所情報として、さらに、前記携帯型端末装置に固有の製造番号、製造業者名、および/または、機種名を付加することを特徴とする請求項9に記載の携帯型端末装置。
  11. 前記出所情報付加手段は、前記出所情報が前記携帯型端末装置において表示可能になるように当該出所情報を前記画像に対して付加することを特徴とする請求項8、9または10に記載の携帯型端末装置。
  12. 前記出所情報付加手段は、前記出所情報が前記携帯型端末装置において表示不可能になるように当該出所情報を前記画像に対して付加することを特徴とする請求項8、9または10に記載の携帯型端末装置。
  13. 前記出所情報付加手段は、前記出所情報を電子透かしによって前記画像に埋め込むことを特徴とする請求項12に記載の携帯型端末装置。
  14. 利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行い、当該撮像に伴って報知手段による報知を行う携帯型端末装置であって、
    前記撮像指示を受け付けた後に、前記撮像を実行する旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御する報知制御手段と、
    前記報知手段によって前記撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、前記撮像を実行するように前記撮像手段を制御する撮像制御手段と、
    前記撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する出所情報付加手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯型端末装置。
  15. 利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行い、当該撮像に伴って報知手段による報知を行う携帯型端末装置における盗撮防止方法であって、
    前記撮像指示を受け付けた後に、前記撮像を実行する旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御する報知制御工程と、
    前記報知手段によって前記撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、前記撮像を実行するように前記撮像手段を制御する撮像制御工程と、
    を含んだことを特徴とする盗撮防止方法。
  16. 利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行う携帯型端末装置における盗撮防止方法であって、
    前記撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する出所情報付加工程を含んだことを特徴とする盗撮防止方法。
  17. 利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行い、当該撮像に伴って報知手段による報知を行う携帯型端末装置における盗撮防止方法であって、
    前記撮像指示を受け付けた後に、前記撮像を実行する旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御する報知制御工程と、
    前記報知手段によって前記撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、前記撮像を実行するように前記撮像手段を制御する撮像制御工程と、
    前記撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する出所情報付加工程と、
    を含んだことを特徴とする盗撮防止方法。
  18. 利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行い、当該撮像に伴って報知手段による報知を行うコンピュータに盗撮防止方法を実行させる盗撮防止プログラムであって、
    前記撮像指示を受け付けた後に、前記撮像を実行する旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御する報知制御工程と、
    前記報知手段によって前記撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、前記撮像を実行するように前記撮像手段を制御する撮像制御工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする盗撮防止プログラム。
  19. 利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行うコンピュータに盗撮防止方法を実行させる盗撮防止プログラムであって、
    前記撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する出所情報付加工程をコンピュータに実行させることを特徴とする盗撮防止プログラム。
  20. 利用者から撮像指示を受け付けて撮像手段による撮像を行い、当該撮像に伴って報知手段による報知を行うコンピュータに盗撮防止方法を実行させる盗撮防止プログラムであって、
    前記撮像指示を受け付けた後に、前記撮像を実行する旨を前記利用者の周囲に報知するように前記報知手段を制御する報知制御工程と、
    前記報知手段によって前記撮像を実行する旨が報知されてから所定の時間後に、前記撮像を実行するように前記撮像手段を制御する撮像制御工程と、
    前記撮像手段によって撮像された画像の出所を示す出所情報を当該画像に対して一体不可分に付加する出所情報付加工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする盗撮防止プログラム。
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