JP2004242073A - 印刷制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業効率を向上させると共にユーザに最適なサイズのシートに印刷を簡単に行える印刷制御方法を提供する。
【解決手段】複写機A101とネットワーク上の複写機B102に対して同時に複写機A101から印刷指示した場合、複写機B102に最適サイズのシートがあれば、複写機A101に最適サイズのシートがなくても、複写機B102側で印刷処理を行う。また、複写機B102に最適サイズのシートがある場合には、複写機B102には最適サイズのシートがあることがユーザに通知され、ユーザが複写機A101で別のサイズのシートを選択して印刷してしまうということもなくなる(S108,S109,S110)。
【選択図】 図3
【解決手段】複写機A101とネットワーク上の複写機B102に対して同時に複写機A101から印刷指示した場合、複写機B102に最適サイズのシートがあれば、複写機A101に最適サイズのシートがなくても、複写機B102側で印刷処理を行う。また、複写機B102に最適サイズのシートがある場合には、複写機B102には最適サイズのシートがあることがユーザに通知され、ユーザが複写機A101で別のサイズのシートを選択して印刷してしまうということもなくなる(S108,S109,S110)。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1画像形成装置と、第1画像形成装置にネットワークを介して接続されているネットワーク上の第2画像形成装置と、を用いた印刷制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、第1複写機とネットワーク上の第2複写機とに対して同時に印刷指示した場合、第1複写機の画像読取装置から読み込もうとしている画像データを印刷するための最適サイズのシートが第1複写機に無いと画像読取装置からの読み込みを一時中断してしまう。そして、第2複写機に最適サイズのシートが収納されているか否かに関わらず、ユーザが最適サイズのシートを第1複写機に収納するかあるいは別のサイズのシートを指定するまで画像データの読み込みを再開しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
第1複写機とネットワーク上の第2複写機に対して同時に印刷指示した場合、第2複写機に最適サイズのシートがあるにも関わらず、第1複写機に最適サイズのシートがないという理由で、ユーザが第1複写機に最適サイズのシートを収納するまで画像データの読み込みを中断してしまうと、第2複写機側での処理が遅れることになり、作業効率の低下を招いていた。
【0004】
また、画像読み込み停止の際にユーザが別のサイズのシートを選択してしまうと、第2複写機には最適サイズのシートがあるにも関わらずユーザの欲しているサイズのシートとは別のサイズのシートに印刷してしまうという問題があった。
【0005】
本発明は上記の従来技術に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、作業効率を向上させると共にユーザに最適なサイズのシートに印刷を簡単に行える印刷制御方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、画像読取装置を有する第1画像形成装置と、該第1画像形成装置にネットワークを介して接続されているネットワーク上の第2画像形成装置と、を用いた印刷制御方法であって、前記第1及び第2画像形成装置に対して同時に両方を出力先として印刷指示を受けるステップと、前記画像読取装置における原稿のサイズを検知するステップと、検知した原稿のサイズから印刷に最適なシートの最適サイズを計算するステップと、計算した最適サイズのシートが前記第1画像形成装置に使用可能に収納されているかどうかを判断するステップと、前記第1画像形成装置に最適サイズのシートが収納されていないと判断した場合に、前記第2画像形成装置に最適サイズのシートが使用可能に収納されているかどうかを判断するステップと、前記第2画像形成装置に最適サイズのシートが使用可能に収納されていると判断した場合に、ユーザに再度出力先を指定させるステップと、ユーザが再度の出力先指定で前記第2画像形成装置のみに出力先を変更した場合に、前記第1画像形成装置に出力する予定だった部数も合わせた部数に前記第2画像形成装置の部数を設定し直すステップと、前記画像読取装置で原稿の画像読み取りを行うステップと、読み込んだ原稿の画像を指定の出力先にて印刷するステップと、を有することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0008】
図1〜図4を参照して、実施の形態について説明する。
【0009】
図1は実施の形態に係る印刷制御方法が適用されるネットワーク上に構築された複写機システムのネットワーク構成を示すブロック図である。
【0010】
本実施の形態では、複写機A101をユーザが印刷指示する印刷指示元の第1画像形成装置として使用する。複写機A101はユーザの印刷指示によって直接印刷することのできるローカルプリンタとしての役割を果たす。
【0011】
また、複写機B102をネットワークを介してネットワーク上で複写機A101に接続された第2画像形成装置として使用する。複写機B102はネットワークを介して複写機A101から印刷指示を受けて複写機A101からの画像データを印刷することができるリモートプリンタとしての役割を果たす。
【0012】
図2は実施の形態に係る複写機のハードウェアの構成を示すブロック図である。複写機A101と複写機B102はほぼ同様な構成であり、図2がその代表である。
【0013】
この複写機は、中央処理装置201、主記憶装置202、表示装置203、入力装置204、外部記憶装置205、印刷装置206、画像読取装置207、ネットワーク装置208、電子メール装置209及びファクス装置210からその主要部が構成されている。
【0014】
中央処理装置201は、主記憶装置202、表示装置203、入力装置204、外部記憶装置205、印刷装置206、画像読取装置207、ネットワーク装置208、電子メール装置209及びファクス装置210を制御し、また四則演算、論理演算を受け持っている。
【0015】
主記憶装置202は、この複写機が情報処理を行う上で必要な情報を記憶し、必要に応じて取り出すことができる。
【0016】
表示装置203は、図形や文字等の処理した結果を表示するもので、例えばCRTや液晶、タッチパネル等がある。
【0017】
入力装置204は、中央処理装置201への種々の入力を行うもので、例えばキーボードやマウス、カードリーダ、タッチパネル等がある。
【0018】
外部記憶装置205は、各種情報を記憶するもので、例えば磁気記憶装置や光磁気記憶装置等がある。
【0019】
印刷装置206は、図形や文字等の処理したデータ結果をシートに印刷するものである。
【0020】
画像読取装置207は、シート状の原稿を電子情報に変換するものである。
【0021】
ネットワーク装置208は、ネットワークと複写機(複写機A101又は複写機B102)を接続するものである。
【0022】
電子メール装置209は、ネットワークを通じて外部とのメールの送受信を受け持つものである。
【0023】
ファクス装置210は、外部とのファクスの送受信を受け持つものである。
【0024】
図3は、実施の形態に係る印刷制御方法の複写機A101側での動作処理の流れを示すフローチャートである。この図3に基づいて動作処理を説明する。
【0025】
まず、ユーザが複写機A101の入力装置204から複写機A101及び複写機B102を出力先とするコピーの開始を指示(印刷指示)する(S101)。つまり、本実施の形態では複写機A101をローカルプリンタとしてM部の部数の出力、複写機B102をリモートプリンタとしてN部の部数の出力指示(印刷指示)を複写機A101で受ける。
【0026】
次に、複写機A101が有する画像読取装置207でフィーダからコピーの対象である原稿を1枚引き込み、原稿のサイズを検知する(S102)。本実施の形態では、複写機A101の画像読取装置207のフィーダからサイズの異なる原稿を連続して引き込み、原稿のサイズを検知するものとする。
【0027】
S102でフィーダから原稿サイズを検知した後、最適な印刷用のシートのサイズを計算する(S103)。本実施の形態では、原稿サイズがA4サイズで等倍でのコピーとするので、最適サイズはA4と計算される。
【0028】
S103で算出した最適サイズのシートが複写機A101に使用可能に収納されているかを判断する(S104)。
【0029】
S104で最適サイズのシートが収納されていると判断した場合には、複写機A101の画像読取装置207から原稿を画像データとして読み込み(S105)、画像データを複写機A101及び複写機B102に送信して画像データが各々の複写機A101及び複写機B102で指定された部数ずつ印刷される(S106)。
【0030】
そして、印刷終了後、その原稿が最後の原稿かどうかを判断する(S107)。S107で最後の原稿と判断した場合には、処理を終了する。S107で最後の原稿ではないと判断した場合には、S102に戻り、次の原稿をフィーダから引き込み原稿のサイズを検知する。
【0031】
一方、S104で複写機A101に最適サイズのシートがないと判断した場合には、複写機B102に最適サイズのシートが収納されているかどうかを判断する(S108)。
【0032】
S108で複写機B102に最適サイズのシートが収納されていると判断した場合には、ユーザに再度出力先を指定させる(S109)。
【0033】
本実施の形態では、再度の出力先の指定はダイアログボックス(図4)を表示装置203に表示し、ユーザがいずれかのボタンを押すことによって出力先を指示するものとする。
【0034】
ここで、図4は、実施の形態に係る出力先を再度指定するためのダイアログボックスである。本実施の形態では、[継続]ボタンを押した場合には複写機A101及び複写機B102に画像データを出力し、[複写機B(リモートプリンタ)のみに出力]ボタンを押した場合はローカルプリンタである複写機A101に出力する予定だった部数も合わせてリモートプリンタである複写機B102のみに画像データを出力し、[中止]ボタンを押した場合はコピー動作を中止する。
【0035】
S109で[継続]ボタンが押されたと判断した場合には、複写機A101の画像読取装置207から原稿を画像データとして読み込み(S105)、画像データを複写機A101及び複写機B102に送信して各々の複写機A101及び複写機B102にて画像データが印刷される(S106)。
【0036】
ここで、複写機A101では最適サイズのシートがないことから、複写機A101で出力されるシートは最適サイズと異なるシートに印刷が行われることとなる。複写機B102では最適サイズのシートがあるので、最適サイズのシートに印刷が行われる。
【0037】
また、S109で[複写機Bのみに出力]ボタンが押されたと判断した場合には、リモートプリンタである複写機B102で出力する部数を複写機A101で出力するはずであった部数分を加えて、M+N部に再設定し、ローカルプリンタである複写機A101で出力する部数を0部に再設定する(S110)。
【0038】
そして、複写機A101の画像読取装置207から原稿を画像データとして読み込み(S105)、画像データを複写機B102に送信して複写機B102のみで画像データが指定された部数(M+N部)印刷される(S106)。
【0039】
または、S109で[中止]ボタンが押されたと判断した場合には、原稿の読み込みを中止する。
【0040】
また、S108で複写機B102に最適サイズのシートがないと判断した場合には、最適サイズのシートがないことを複写機A101の表示装置203に表示してユーザに通知し(S111)、ユーザに別のサイズのシートを選択するかコピーを中止するかを指示させる(S112)。
【0041】
S112でユーザが別のサイズのシートを選択したら、そのサイズに合わせて原稿を画像データとして読み込み(S105)、複写機A101及び複写機B102に送信した画像データで印刷される(S106)。また、S112でユーザがコピーの中止を指示した場合には処理を終了する。
【0042】
以上のように、複写機A101とネットワーク上の複写機B102に対して同時に複写機A101から印刷指示した場合、複写機B102に最適サイズのシートがあれば、複写機A101に最適サイズのシートがなくても、ユーザが複写機A101に最適サイズのシートを入れるまで画像データの読み込みを中断することなく複写機B102側で印刷処理を行うことができ作業効率の向上を図ることができる。
【0043】
また、複写機B102には最適サイズのシートがある場合には、複写機B102に最適サイズのシートがあることがユーザに通知され、ユーザが複写機A101で別のサイズのシートを選択して印刷してしまうということもなくなり、最適なサイズのシートに印刷ができる。
【0044】
以下に本発明の実施態様を列挙する。
【0045】
[実施態様1]
画像読取装置を有する第1画像形成装置と、該第1画像形成装置にネットワークを介して接続されているネットワーク上の第2画像形成装置と、を用いた印刷制御方法であって、
前記第1及び第2画像形成装置に対して同時に両方を出力先として印刷指示を受けるステップと、
前記画像読取装置における原稿のサイズを検知するステップと、
検知した原稿のサイズから印刷に最適なシートの最適サイズを計算するステップと、
計算した最適サイズのシートが前記第1画像形成装置に使用可能に収納されているかどうかを判断するステップと、
前記第1画像形成装置に最適サイズのシートが収納されていないと判断した場合に、前記第2画像形成装置に最適サイズのシートが使用可能に収納されているかどうかを判断するステップと、
前記第2画像形成装置に最適サイズのシートが使用可能に収納されていると判断した場合に、ユーザに再度出力先を指定させるステップと、
ユーザが再度の出力先指定で前記第2画像形成装置のみに出力先を変更した場合に、前記第1画像形成装置に出力する予定だった部数も合わせた部数に前記第2画像形成装置の部数を設定し直すステップと、
前記画像読取装置で原稿の画像読み取りを行うステップと、
読み込んだ原稿の画像を指定の出力先にて印刷するステップと、
を有することを特徴とする印刷制御方法。
【0046】
[実施態様2]
ユーザに再度の出力先を指定させる場合には、継続印刷、前記第2画像形成装置のみで印刷又は印刷中止のいずれかを選択させて指定させることを特徴とする実施態様1に記載の印刷制御方法。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、作業効率を向上させると共にユーザに最適なサイズのシートに印刷を簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る印刷制御方法を適用するシステム構成を示す図である。
【図2】実施の形態に係る複写機のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態に係る印刷制御方法の複写機A(ローカルプリンタ)での動作処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】実施の形態に係る出力先を再度指定するためのダイアログボックスである。
【符号の説明】
101 複写機A
102 複写機B
201 中央処理装置
202 主記憶装置
203 表示装置
204 入力装置
205 外部記憶装置
206 印刷装置
207 画像読取装置
208 ネットワーク装置
209 電子メール装置
210 ファクス装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1画像形成装置と、第1画像形成装置にネットワークを介して接続されているネットワーク上の第2画像形成装置と、を用いた印刷制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、第1複写機とネットワーク上の第2複写機とに対して同時に印刷指示した場合、第1複写機の画像読取装置から読み込もうとしている画像データを印刷するための最適サイズのシートが第1複写機に無いと画像読取装置からの読み込みを一時中断してしまう。そして、第2複写機に最適サイズのシートが収納されているか否かに関わらず、ユーザが最適サイズのシートを第1複写機に収納するかあるいは別のサイズのシートを指定するまで画像データの読み込みを再開しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
第1複写機とネットワーク上の第2複写機に対して同時に印刷指示した場合、第2複写機に最適サイズのシートがあるにも関わらず、第1複写機に最適サイズのシートがないという理由で、ユーザが第1複写機に最適サイズのシートを収納するまで画像データの読み込みを中断してしまうと、第2複写機側での処理が遅れることになり、作業効率の低下を招いていた。
【0004】
また、画像読み込み停止の際にユーザが別のサイズのシートを選択してしまうと、第2複写機には最適サイズのシートがあるにも関わらずユーザの欲しているサイズのシートとは別のサイズのシートに印刷してしまうという問題があった。
【0005】
本発明は上記の従来技術に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、作業効率を向上させると共にユーザに最適なサイズのシートに印刷を簡単に行える印刷制御方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、画像読取装置を有する第1画像形成装置と、該第1画像形成装置にネットワークを介して接続されているネットワーク上の第2画像形成装置と、を用いた印刷制御方法であって、前記第1及び第2画像形成装置に対して同時に両方を出力先として印刷指示を受けるステップと、前記画像読取装置における原稿のサイズを検知するステップと、検知した原稿のサイズから印刷に最適なシートの最適サイズを計算するステップと、計算した最適サイズのシートが前記第1画像形成装置に使用可能に収納されているかどうかを判断するステップと、前記第1画像形成装置に最適サイズのシートが収納されていないと判断した場合に、前記第2画像形成装置に最適サイズのシートが使用可能に収納されているかどうかを判断するステップと、前記第2画像形成装置に最適サイズのシートが使用可能に収納されていると判断した場合に、ユーザに再度出力先を指定させるステップと、ユーザが再度の出力先指定で前記第2画像形成装置のみに出力先を変更した場合に、前記第1画像形成装置に出力する予定だった部数も合わせた部数に前記第2画像形成装置の部数を設定し直すステップと、前記画像読取装置で原稿の画像読み取りを行うステップと、読み込んだ原稿の画像を指定の出力先にて印刷するステップと、を有することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0008】
図1〜図4を参照して、実施の形態について説明する。
【0009】
図1は実施の形態に係る印刷制御方法が適用されるネットワーク上に構築された複写機システムのネットワーク構成を示すブロック図である。
【0010】
本実施の形態では、複写機A101をユーザが印刷指示する印刷指示元の第1画像形成装置として使用する。複写機A101はユーザの印刷指示によって直接印刷することのできるローカルプリンタとしての役割を果たす。
【0011】
また、複写機B102をネットワークを介してネットワーク上で複写機A101に接続された第2画像形成装置として使用する。複写機B102はネットワークを介して複写機A101から印刷指示を受けて複写機A101からの画像データを印刷することができるリモートプリンタとしての役割を果たす。
【0012】
図2は実施の形態に係る複写機のハードウェアの構成を示すブロック図である。複写機A101と複写機B102はほぼ同様な構成であり、図2がその代表である。
【0013】
この複写機は、中央処理装置201、主記憶装置202、表示装置203、入力装置204、外部記憶装置205、印刷装置206、画像読取装置207、ネットワーク装置208、電子メール装置209及びファクス装置210からその主要部が構成されている。
【0014】
中央処理装置201は、主記憶装置202、表示装置203、入力装置204、外部記憶装置205、印刷装置206、画像読取装置207、ネットワーク装置208、電子メール装置209及びファクス装置210を制御し、また四則演算、論理演算を受け持っている。
【0015】
主記憶装置202は、この複写機が情報処理を行う上で必要な情報を記憶し、必要に応じて取り出すことができる。
【0016】
表示装置203は、図形や文字等の処理した結果を表示するもので、例えばCRTや液晶、タッチパネル等がある。
【0017】
入力装置204は、中央処理装置201への種々の入力を行うもので、例えばキーボードやマウス、カードリーダ、タッチパネル等がある。
【0018】
外部記憶装置205は、各種情報を記憶するもので、例えば磁気記憶装置や光磁気記憶装置等がある。
【0019】
印刷装置206は、図形や文字等の処理したデータ結果をシートに印刷するものである。
【0020】
画像読取装置207は、シート状の原稿を電子情報に変換するものである。
【0021】
ネットワーク装置208は、ネットワークと複写機(複写機A101又は複写機B102)を接続するものである。
【0022】
電子メール装置209は、ネットワークを通じて外部とのメールの送受信を受け持つものである。
【0023】
ファクス装置210は、外部とのファクスの送受信を受け持つものである。
【0024】
図3は、実施の形態に係る印刷制御方法の複写機A101側での動作処理の流れを示すフローチャートである。この図3に基づいて動作処理を説明する。
【0025】
まず、ユーザが複写機A101の入力装置204から複写機A101及び複写機B102を出力先とするコピーの開始を指示(印刷指示)する(S101)。つまり、本実施の形態では複写機A101をローカルプリンタとしてM部の部数の出力、複写機B102をリモートプリンタとしてN部の部数の出力指示(印刷指示)を複写機A101で受ける。
【0026】
次に、複写機A101が有する画像読取装置207でフィーダからコピーの対象である原稿を1枚引き込み、原稿のサイズを検知する(S102)。本実施の形態では、複写機A101の画像読取装置207のフィーダからサイズの異なる原稿を連続して引き込み、原稿のサイズを検知するものとする。
【0027】
S102でフィーダから原稿サイズを検知した後、最適な印刷用のシートのサイズを計算する(S103)。本実施の形態では、原稿サイズがA4サイズで等倍でのコピーとするので、最適サイズはA4と計算される。
【0028】
S103で算出した最適サイズのシートが複写機A101に使用可能に収納されているかを判断する(S104)。
【0029】
S104で最適サイズのシートが収納されていると判断した場合には、複写機A101の画像読取装置207から原稿を画像データとして読み込み(S105)、画像データを複写機A101及び複写機B102に送信して画像データが各々の複写機A101及び複写機B102で指定された部数ずつ印刷される(S106)。
【0030】
そして、印刷終了後、その原稿が最後の原稿かどうかを判断する(S107)。S107で最後の原稿と判断した場合には、処理を終了する。S107で最後の原稿ではないと判断した場合には、S102に戻り、次の原稿をフィーダから引き込み原稿のサイズを検知する。
【0031】
一方、S104で複写機A101に最適サイズのシートがないと判断した場合には、複写機B102に最適サイズのシートが収納されているかどうかを判断する(S108)。
【0032】
S108で複写機B102に最適サイズのシートが収納されていると判断した場合には、ユーザに再度出力先を指定させる(S109)。
【0033】
本実施の形態では、再度の出力先の指定はダイアログボックス(図4)を表示装置203に表示し、ユーザがいずれかのボタンを押すことによって出力先を指示するものとする。
【0034】
ここで、図4は、実施の形態に係る出力先を再度指定するためのダイアログボックスである。本実施の形態では、[継続]ボタンを押した場合には複写機A101及び複写機B102に画像データを出力し、[複写機B(リモートプリンタ)のみに出力]ボタンを押した場合はローカルプリンタである複写機A101に出力する予定だった部数も合わせてリモートプリンタである複写機B102のみに画像データを出力し、[中止]ボタンを押した場合はコピー動作を中止する。
【0035】
S109で[継続]ボタンが押されたと判断した場合には、複写機A101の画像読取装置207から原稿を画像データとして読み込み(S105)、画像データを複写機A101及び複写機B102に送信して各々の複写機A101及び複写機B102にて画像データが印刷される(S106)。
【0036】
ここで、複写機A101では最適サイズのシートがないことから、複写機A101で出力されるシートは最適サイズと異なるシートに印刷が行われることとなる。複写機B102では最適サイズのシートがあるので、最適サイズのシートに印刷が行われる。
【0037】
また、S109で[複写機Bのみに出力]ボタンが押されたと判断した場合には、リモートプリンタである複写機B102で出力する部数を複写機A101で出力するはずであった部数分を加えて、M+N部に再設定し、ローカルプリンタである複写機A101で出力する部数を0部に再設定する(S110)。
【0038】
そして、複写機A101の画像読取装置207から原稿を画像データとして読み込み(S105)、画像データを複写機B102に送信して複写機B102のみで画像データが指定された部数(M+N部)印刷される(S106)。
【0039】
または、S109で[中止]ボタンが押されたと判断した場合には、原稿の読み込みを中止する。
【0040】
また、S108で複写機B102に最適サイズのシートがないと判断した場合には、最適サイズのシートがないことを複写機A101の表示装置203に表示してユーザに通知し(S111)、ユーザに別のサイズのシートを選択するかコピーを中止するかを指示させる(S112)。
【0041】
S112でユーザが別のサイズのシートを選択したら、そのサイズに合わせて原稿を画像データとして読み込み(S105)、複写機A101及び複写機B102に送信した画像データで印刷される(S106)。また、S112でユーザがコピーの中止を指示した場合には処理を終了する。
【0042】
以上のように、複写機A101とネットワーク上の複写機B102に対して同時に複写機A101から印刷指示した場合、複写機B102に最適サイズのシートがあれば、複写機A101に最適サイズのシートがなくても、ユーザが複写機A101に最適サイズのシートを入れるまで画像データの読み込みを中断することなく複写機B102側で印刷処理を行うことができ作業効率の向上を図ることができる。
【0043】
また、複写機B102には最適サイズのシートがある場合には、複写機B102に最適サイズのシートがあることがユーザに通知され、ユーザが複写機A101で別のサイズのシートを選択して印刷してしまうということもなくなり、最適なサイズのシートに印刷ができる。
【0044】
以下に本発明の実施態様を列挙する。
【0045】
[実施態様1]
画像読取装置を有する第1画像形成装置と、該第1画像形成装置にネットワークを介して接続されているネットワーク上の第2画像形成装置と、を用いた印刷制御方法であって、
前記第1及び第2画像形成装置に対して同時に両方を出力先として印刷指示を受けるステップと、
前記画像読取装置における原稿のサイズを検知するステップと、
検知した原稿のサイズから印刷に最適なシートの最適サイズを計算するステップと、
計算した最適サイズのシートが前記第1画像形成装置に使用可能に収納されているかどうかを判断するステップと、
前記第1画像形成装置に最適サイズのシートが収納されていないと判断した場合に、前記第2画像形成装置に最適サイズのシートが使用可能に収納されているかどうかを判断するステップと、
前記第2画像形成装置に最適サイズのシートが使用可能に収納されていると判断した場合に、ユーザに再度出力先を指定させるステップと、
ユーザが再度の出力先指定で前記第2画像形成装置のみに出力先を変更した場合に、前記第1画像形成装置に出力する予定だった部数も合わせた部数に前記第2画像形成装置の部数を設定し直すステップと、
前記画像読取装置で原稿の画像読み取りを行うステップと、
読み込んだ原稿の画像を指定の出力先にて印刷するステップと、
を有することを特徴とする印刷制御方法。
【0046】
[実施態様2]
ユーザに再度の出力先を指定させる場合には、継続印刷、前記第2画像形成装置のみで印刷又は印刷中止のいずれかを選択させて指定させることを特徴とする実施態様1に記載の印刷制御方法。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、作業効率を向上させると共にユーザに最適なサイズのシートに印刷を簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る印刷制御方法を適用するシステム構成を示す図である。
【図2】実施の形態に係る複写機のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態に係る印刷制御方法の複写機A(ローカルプリンタ)での動作処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】実施の形態に係る出力先を再度指定するためのダイアログボックスである。
【符号の説明】
101 複写機A
102 複写機B
201 中央処理装置
202 主記憶装置
203 表示装置
204 入力装置
205 外部記憶装置
206 印刷装置
207 画像読取装置
208 ネットワーク装置
209 電子メール装置
210 ファクス装置
Claims (1)
- 画像読取装置を有する第1画像形成装置と、該第1画像形成装置にネットワークを介して接続されているネットワーク上の第2画像形成装置と、を用いた印刷制御方法であって、
前記第1及び第2画像形成装置に対して同時に両方を出力先として印刷指示を受けるステップと、
前記画像読取装置における原稿のサイズを検知するステップと、
検知した原稿のサイズから印刷に最適なシートの最適サイズを計算するステップと、
計算した最適サイズのシートが前記第1画像形成装置に使用可能に収納されているかどうかを判断するステップと、
前記第1画像形成装置に最適サイズのシートが収納されていないと判断した場合に、前記第2画像形成装置に最適サイズのシートが使用可能に収納されているかどうかを判断するステップと、
前記第2画像形成装置に最適サイズのシートが使用可能に収納されていると判断した場合に、ユーザに再度出力先を指定させるステップと、
ユーザが再度の出力先指定で前記第2画像形成装置のみに出力先を変更した場合に、前記第1画像形成装置に出力する予定だった部数も合わせた部数に前記第2画像形成装置の部数を設定し直すステップと、
前記画像読取装置で原稿の画像読み取りを行うステップと、
読み込んだ原稿の画像を指定の出力先にて印刷するステップと、
を有することを特徴とする印刷制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003029545A JP2004242073A (ja) | 2003-02-06 | 2003-02-06 | 印刷制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003029545A JP2004242073A (ja) | 2003-02-06 | 2003-02-06 | 印刷制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004242073A true JP2004242073A (ja) | 2004-08-26 |
Family
ID=32956695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003029545A Withdrawn JP2004242073A (ja) | 2003-02-06 | 2003-02-06 | 印刷制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004242073A (ja) |
-
2003
- 2003-02-06 JP JP2003029545A patent/JP2004242073A/ja not_active Withdrawn
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