JP2004241026A - 情報記録装置と情報記録システム - Google Patents

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Abstract

【課題】リアルタイムに記録する必要のある動画データを記録媒体にすぐに記録できるようにする。
【解決手段】DVD+RWドライブ装置1は、CPU17の制御により、通常モードとRTRモードのそれぞれの記録モードでホストコンピュータ20から入力されるデータを光ディスク18に記録することができ、ホストコンピュータ20からの命令又は自装置に設けられたジャンパーピン,スイッチ等の設定手段の設定に基づいてRTRモードと通常モードのいずれかに切り替える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、データの追記が可能なDVD+Rディスク,データの上書きが可能なDVD+RWディスクなどの記録媒体にデータを記録する光ディスクドライブ等の情報記録装置と、その情報記録装置とホストコンピュータとを接続してなる情報記録システムとに関する。
【0002】
【従来の技術】
TVの番組などの動画データを録画する手段として、ビデオレコーダ(Video Recorder)やDVDレコーダ(DVD Recorder)などの民生のオーディオビジュアル(AV)機器が一般的であったが、現在はパーソナルコンピュータ(「パソコン」と称する)のハードウェアやソフトウェアの機能が充実し、TVチューナーを搭載したパソコンも市場で多く見られるようになってきており、そのようなパソコンにDVD+R/RWドライブやDVD−R/RWドライブ等の情報記録装置を接続し、その情報記録装置を利用してTV番組などの動画データが記録できるようになってきた。
【0003】
DVD+R/RWドライブやDVD−R/RWドライブ等の情報記録装置は、追記可能なDVD+RディスクやDVD−Rディスク,上書き可能なDVD+RWディスクやDVD−RWディスク等の記録媒体に通常のファイルデータや画像データを記録したり、動画データなどの大容量のデータを記録させるための装置である。特に、最近ではDVD−RWディスク,DVD+RWディスクがデータ書き換え可能な記録媒体として一般的な存在になってきた。
それらの記録媒体にデータを記録する前にはフォーマットが必要である。そのフォーマットとは、データ未記録の記録媒体にイニシャライズと呼ばれる必要最小限の記録媒体情報(「ディスク情報」と称する)の記録を行う動作を実施した後に、ユーザデータ領域に所定のパターンのデータを記録させる動作(De−Ice)である。
【0004】
DVD+RWディスクを例にとると、イニシャライズを実施した後に、ホストコンピュータから転送されたデータの記録が可能になる。そのイニシャライズはフォーマット時に行われ、イニシャライズ前にはデータを記録させるために発光するレーザ光の最適記録パワーを求めるパワーキャリブレーションの動作が必要になる。そのイニシャライズやパワーキャリブレーションの動作には数十秒から数分の時間を要する。イニシャライズやフォーマットなどの動作は、その記録媒体がDVD−ROMドライブで再生できるようにすることを目的として、ファイルなどのデータを記録する際には必要なものになっている。
従来の情報記録装置では、ディスク記録時にリアルタイム性を持たせるための交代処理を実施し、実際に記録中にエラーが発生したときの交代処理の時間効率をよくするようにしており、特にDVD−RAMドライブなどの交代処理が可能なドライブ装置においては効果がある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−150714号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の情報記録装置では、パワーキャリブレーションやイニシャライズに時間を要するために、ユーザの要望に合わせてパソコンのTVチューナーから受信されるTV番組の動画データをすぐに録画したりリアルタイムで録画したくてもできず、録画したい場面を録画し損なう不具合が発生し、使い勝手上ビデオレコーダ(Video Recorder),DVDレコーダ(DVD
Recorder)の代替えには適応できないという問題があった。
このように、記録中のリアルタイム性を維持することは最も重要であるが、記録開始時のリアルタイム性も維持することは大切である。
【0007】
例えば、現在のDVD+RWディスクのようにフォーマット動作をしてからでないとデータが記録できないような規格ではリアルタイム性がないので、リアルタイム性を持たせるための手段として、DVD+RWディスクにおいてもブランクメディアに対して即記録できるような技術が必要である。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、リアルタイムに記録する必要のある動画データを記録媒体にすぐに記録できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、次の(1)〜(10)の情報記録装置を提供する。
(1)ホストコンピュータを接続し、リアルタイム記録モードによって上記ホストコンピュータからリアルタイムに入力される動画データを記録するための記録シーケンスと記録設定条件で上記動画データを記録媒体に記録し、通常記録モードによって上記ホストコンピュータから入力されるデータを記録するための記録シーケンスと記録設定条件で上記データを記録媒体に記録する記録手段と、上記記録手段をリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれかに切り替える記録モード切替手段を備えた情報記録装置。
【0009】
(2)(1)の情報記録装置において、上記記録モード切替手段を、上記ホストコンピュータからの命令に基づいてリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれかに切り替える手段にした情報記録装置。
(3)(1)の情報記録装置において、上記記録モード切替手段を、自装置に設けられたジャンパーピン,スイッチ等の設定手段の設定に基づいてリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれかに切り替える手段にした情報記録装置。
【0010】
(4)(1)の情報記録装置において、上記記録手段がリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれに切り替えられているかを示す情報を上記ホストコンピュータへ通知する通知手段を設けた情報記録装置。
(5)(1)の情報記録装置において、上記記録手段がリアルタイム記録モードと通常記録モードの両方を保有していることを示す情報を上記ホストコンピュータへ通知する通知手段を設けた情報記録装置。
【0011】
(6)(1)の情報記録装置において、上記記録手段に、リアルタイム記録モードのときには記録媒体の挿入時にパワーキャリブレーションを実施する手段を設けた情報記録装置。
(7)(1)の情報記録装置において、上記記録手段に、挿入された記録媒体にデータが未記録の時にパワーキャリブレーションを実施する手段を設けた情報記録装置。
【0012】
(8)(1)の情報記録装置において、上記記録手段に、リアルタイム記録モードのときにはデータが未記録の記録媒体にイニシャライズ処理又はフォーマット処理を実施せずに直ちに上記ホストコンピュータからのデータを記録する手段を設けた情報記録装置。
(9)(1)の情報記録装置において、上記記録手段に、リアルタイム記録モードのときには上記ホストコンピュータから記録媒体管理情報記録命令を受信した際に記録媒体のイニシャライズ領域を記録する手段を設けた情報記録装置。
(10)(1)の情報記録装置において、上記記録手段がリアルタイム記録モードのときにはデータ記録終了又はデータ記録中断後に自装置の電力消費を抑える省エネルギーモードに移行する時間を、通常記録モード時よりも長い時間にする手段を設けた情報記録装置。
【0013】
さらに、次の(11)の情報記録システムも提供する。
(11)ホストコンピュータと、リアルタイム記録モードによって上記ホストコンピュータからリアルタイムに入力される動画データを記録するための記録シーケンスと記録設定条件で上記動画データを記録媒体に記録し、通常記録モードによって上記ホストコンピュータから入力されるデータを記録するための記録シーケンスと記録設定条件で上記データを記録媒体に記録する記録手段と、上記記録手段をリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれかに切り替える記録モード切替手段を有する情報記録装置とを接続してなる情報記録システムにおいて、上記ホストコンピュータに、上記情報記録装置の記録手段がリアルタイム記録モードに切り替えられているときには、上記情報記録装置に対する上記記録媒体へのフォーマット命令の発行を禁止する手段を設けた情報記録システム。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態であるDVD+RWドライブ装置とホストコンピュータとからなる情報記録システムの構成を示すブロック図である。
このDVD+RWドライブ装置1は、マイクロコンピュータによって実現され、ホストインタフェースコントローラ(HOST I/F CONTROLLER)3を介してホストコンピュータ20とデータのやり取りが可能に接続されており、ホストコンピュータ20からの動画データ,ファイルデータ,画像データ等の各種の情報(データ)を光ディスク18に記録し、光ディスク18に記録されている動画データ,ファイルデータ,画像データ等の各種の情報(データ)を再生してホストコンピュータへ送る。
【0015】
不揮発性メモリ2は、フラッシュROM(Flash ROM)等のCPU17がデータ内容を消去,書き換え可能な不揮発性メモリである。
ホストI/Fコントローラ3は、ホストコンピュータ20とこのDVD+RWドライブ装置1とのデータ通信を司るLSDである。
バッファマネージャ(BUFFER MANAGER)4は、ホストコンピュータ20から転送されるデータ及び光ディスク18から読み出したデータの転送制御をするLSIである。
バッファメモリ5は、ホストコンピュータ20から転送されるデータ及び光ディスク18から読み出したデータを一時格納するDRAM等のメモリである。
【0016】
サブコードオペレーションコントローラ(SUB CODE OPERATION CONTROLLER)6は、光ディスク18上に記録するサブコードを生成したり、光ディスク18から読み出したサブコードを分離(SUB P,Q,R,…、W)するLSIである。
CD−ROMエンコーダ(CD−ROM ENCORDER)7は、CD−ROMデータを光ディスク18に書く前に変調するLSIである。
メモリ8は、プログラム変数等を格納するSRAM等のメモリである。
CD−ROMデコーダ(CD−ROM DECORDER)9は、光ディスク18から再生したCD−ROMデータを復調するLSIである。
【0017】
オーディオコントローラ(AUDIO CONTROLLER)10は、音楽再生をコントロールするLSIである。
システムコントローラ(SYSTEM CONTROLLER)11は、光ディスク18に対するデータの記録と再生を制御するLSIである。
CD/DVDエンコーダ(CD/DVD ENCORDER)12は、光ディスク18にデータを記録する前にユーザデータとサブコードをディスク規格に適合できるように変調するLSIである。
CD/DVDデコーダ(CD/DVD DECORDER)13は、光ディスク18から再生した情報を、ユーザデータとサブコードに分離,復調するLSI(CD)と、光ディスク18から再生したデータをユーザデータとしてデコードするLSI(DVD)である。
【0018】
サーボ(SERVO)部14は、図示を省略した公知の光ピックアップの光ディスク18に対する位置決め制御を行う。その光ピックアップは光ディスク18にデータを記録・再生する際にレーザ光を発生させて照射する装置である。
スピンドルコントローラ(SPINDLE CONTROLLER)15は、光ディスク18の回転制御を行うLSIである。
ホストインタフェース(ホストI/F)16は、ホストコンピュータ20と接続するATAPIバス等のATAPIインタフェースであり、ホストコンピュータ20との間でATAPIインタフェース(ATAPI I/F)規格に基づくデータの転送を行う通信線である。
【0019】
CPU17は、ユーザマイクロコントローラ(User Micro Controller)等の中央演算処理LSIであり、このDVD+RWドライブ装置1の全動作を制御し、この発明に係わる機能を実現する制御処理を実行する。
光ディスク18は、記録媒体であり、CD−ROMディスク,CD−Rディスク,CD−RWディスク,DVD−ROMディスク,DVD−Rディスク,DVD−RWディスク,DVD−RAMディスク,DVD+Rディスク,DVD+RWディスク等の光ディスクである。
【0020】
ホストコンピュータ20は、CPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータを内蔵し、また衛星放送や地上放送のデジタルやアナログの映像を受信するTVチューナーも内蔵し、さらにビデオカメラやデジタルカメラ等の機器も接続可能であり、DVD+RWドライブ装置1から転送された動画データに基づく動画(映像)再生,ファイルや画像データの再生等の処理や光ディスク18に記録するTVチューナで受像した動画の動画データ,ビデオカメラから取り込んだ動画の動画データの生成処理,及びDVD+RWドライブ装置1への転送処理等を行う。
【0021】
すなわち、上記CPU17等が、ホストコンピュータを接続し、リアルタイム記録モードによってホストコンピュータからリアルタイムに入力される動画データを記録するための記録シーケンスと記録設定条件で動画データを記録媒体に記録し、通常記録モードによってホストコンピュータから入力されるデータを記録するための記録シーケンスと記録設定条件でデータを記録媒体に記録する記録手段と、その記録手段をリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれかに切り替える記録モード切替手段の機能を果たす。
【0022】
また、ホストコンピュータからの命令に基づいてリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれかに切り替える記録モード切替手段の機能も果たす。
さらに、自装置に設けられたジャンパーピン,スイッチ等の設定手段の設定に基づいてリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれかに切り替える記録モード切替手段の機能も果たす。
また、上記記録手段がリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれに切り替えられているかを示す情報をホストコンピュータへ通知する通知手段の機能も果たす。
さらに、上記記録手段がリアルタイム記録モードと通常記録モードの両方を保有していることを示す情報をホストコンピュータへ通知する通知手段の機能も果たす。
【0023】
また、リアルタイム記録モードのときには記録媒体の挿入時にパワーキャリブレーションを実施する手段の機能も果たす。
さらに、挿入された記録媒体にデータが未記録の時にパワーキャリブレーションを実施する手段の機能も果たす。
また、リアルタイム記録モードのときにはデータが未記録の記録媒体にイニシャライズ処理又はフォーマット処理を実施せずに直ちにホストコンピュータからのデータを記録する手段の機能も果たす。
さらに、リアルタイム記録モードのときにはホストコンピュータから記録媒体管理情報記録命令を受信した際に記録媒体のイニシャライズ領域を記録する手段の機能も果たす。
さらにまた、上記記録手段がリアルタイム記録モードのときにはデータ記録終了又はデータ記録中断後に自装置の電力消費を抑える省エネルギーモードに移行する時間を、通常記録モード時よりも長い時間にする手段の機能も果たす。
【0024】
また、この情報記録システムは、ホストコンピュータと、リアルタイム記録モードによってホストコンピュータからリアルタイムに入力される動画データを記録するための記録シーケンスと記録設定条件で動画データを記録媒体に記録し、通常記録モードによってホストコンピュータから入力されるデータを記録するための記録シーケンスと記録設定条件でデータを記録媒体に記録する記録手段と、その記録手段をリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれかに切り替える記録モード切替手段を有する情報記録装置とを接続してなる情報記録システムに相当する。
さらに、上記ホストコンピュータ20が、上記情報記録装置の記録手段がリアルタイム記録モードに切り替えられているときには、上記情報記録装置に対する上記記録媒体へのフォーマット命令の発行を禁止する手段の機能を果たす。
【0025】
次に、上記DVD+RWドライブ装置1におけるこの発明の請求項1に係る機能について説明する。
このDVD+RWドライブ装置1は、CPU17の制御により、通常記録モード(通常モード:Normal Recording Mode)とリアルタイム記録モード(Realtime Recordingモード:RTRモード)のそれぞれの記録モードでホストコンピュータ20から入力されるデータを光ディスク18に記録することができ、ホストコンピュータ20からの命令又は自装置に設けられたジャンパーピン,スイッチ等の設定手段の設定に基づいてリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれかに切り替える。
【0026】
通常モードでは、データの通常記録の記録シーケンスと記録設定条件によってハードディスクドライブ(HDD)に記録されたデータのバックアップとしてファイルデータ,画像データ,動画データを、デジタルカメラの画像データ,ビデオカメラの動画データの保存などの目的で使用される用途(通常モード)で光ディスク18に記録する。
RTRモードでは、ホストコンピュータ20のTVチューナでリアルタイムに受信し、ホストコンピュータ20からリアルタイムに入力される動画データを記録するための記録シーケンスと記録設定条件で動画データを光ディスク18に記録する。
【0027】
通常モードとRTRモードの主な相違点を列挙する。
・通常モードは、光ディスク18にデータを記録する前に記録領域のイニシャライズ及びフォーマット(バックグランドフォーマット)が必要になる。
・RTRモードは、光ディスク18にデータを記録する前のイニシャライズ及びフォーマットが不要であり、ブランクディスクに対して即座にユーザデータの記録が可能になる。
また、RTRモードにおいては、クローズセッション(Close Session)でイニシャライズ領域の記録を行うし、データ記録開始時のパワーキャリブレーションを実施しない。
このようにして、このDVD+RWドライブ装置は、ユーザが用途に合わせて記録モードをRTRモードもしくは通常モードに選択して切り替えることができ、各々のモードに応じて動作を変えることができるので、ユーザの用途に応じた最適な記録が可能になる。
【0028】
次に、上記DVD+RWドライブ装置1におけるこの発明の請求項2に係る機能について説明する。
CPU17は、ホストコンピュータからの記録モードを切り替えるモードセレクトコマンド(Mode Select Command)のライトパラメータモードページのページコード0h5の命令に基づいて上記通常モードとRTRモードのいずれかに自装置の記録モードを切り替える。
【0029】
図2は、ホストコンピュータ20が発行するモードセレクトコマンドのライトパラメータモードページ(Write Parameter Mode Page)のフォーマットを示す図である。
このモードセレクトコマンドのライトパラメータモードページは、ページコード0h5のデータ内容を示しており、その4バイト4ビット目(Byte4,Bit4)のRTRビット(RTR Bit:図中破線を施して示した領域)に“1”が設定されていた場合、CPU17はRTRモードが選択されと判断し、現在が通常モードの状態であればRTRモードに切り替えてRTRモードの記録設定条件を設定して記録シーケンスの実行を可能にする(RTRモードの場合はそのまま)。また、RTRビットに“0”が設定されていた場合、CPU17は通常モードが選択されたと判断し、現在がRTRモードの状態であれば通常モードに切り替えて通常モードの記録設定条件を設定して記録シーケンスの実行を可能にする(通常モードの場合はそのまま)。
【0030】
図3は、図1に示したDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項2に係る処理を示すフローチャート図である。
CPU17は、ステップ(図中「S」で示す)1でモードセレクトコマンド(Mode Select Command)を受信すると、ステップ2でモードセレクトコマンドのライトパラメータモードページがページコード05hか否を判断し、ページコード05hでなければ、ステップ5へ進んでそのページコード05h以外の他のページ示す処理を実施し、この処理を終了する。
ステップ2の判断でページコード05hであれば、ステップ3でRTRビット(RTR Bit)=“1”か否かを判断し、RTRビット=“1”であれば、ステップ4でRTRモードを設定(RTRモードに切り替え)し、RTRビット=“0”であれば、ステップ6で通常モードを設定(通常モードに切り替え)し、それぞれこの処理を終了する。
このようにして、このDVD+RWドライブ装置は、ホストコンピュータからの指示によって自装置の記録モードの設定を容易に切り替えることができる。
【0031】
次に、上記DVD+RWドライブ装置1におけるこの発明の請求項3に係る機能について説明する。
CPU17は、自装置に設けられたハードウェア(H/W)のジャンパーピン,スイッチ等の設定手段(図示を省略)の設定に基づいて上記通常モードとRTRモードのいずれかに切り替える自装置の記録モードを切り替える。このようにすれば、いつもRTRモードに固定しておきたい場合などに有効である。
【0032】
図4は、図1に示したDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項3に係る処理を示すフローチャート図である。
ステップ(図中「S」で示す)11で電源投入(パワーオン:PowerOn)後に実施するCPUやLSIなどのハードウェア(H/W)の初期設定であるデバイス初期化の処理を実施(実行)し、CPU17は、ステップ12でプログラム変数の初期化を実施(実行)し、ステップ13でATAPIのIDであるマスター(Master)/スレーブ(Slave),H/W上のCPUポート(CPU PORT)を確認し、RTRモードなどのポートリードを実施してRTRポート(PORT)の値を確認し、ステップ14でRTRポートのRTRビット(RTR Bit)=“1”か否かを判断し、RTRビット=“1”であればステップ15でRTRモードを設定(RTRモードに切り替え)し、RTRビット=“0”であれば、ステップ16で通常モードを設定(通常モードに切り替え)し、それぞれこの処理を終了する。
このようにして、このDVD+RWドライブ装置は、自装置のハードウェアスイッチで自装置の記録モードの設定を容易に切り替えることができる。
【0033】
次に、上記DVD+RWドライブ装置1におけるこの発明の請求項4に係る機能について説明する。
ホストコンピュータからの設定命令による記録モード設定時には、ホストコンピュータは自分が命令を下しているので現在の設定モードを知ることができるが、上述のようにジャンパーピンなどのハードウエア設定によってユーザがDVD+RTドライブ装置の記録モードを変更した場合には、ホストコンピュータは現在の設定記録モードを認識することが不可能である。そこで、DVD+RTドライブ装置がどの記録モードに設定されているのかをホストコンピュータが知ることができるようにするとよい。
CPU17は、自装置が上記通常モードとRTRモードのいずれに切り替えられているかを示す情報をホストI/F16を介してホストコンピュータ20へ通知する。
【0034】
図1に示したDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項4に係る処理について説明する。
上述のように、DVD+RWドライブ装置1のH/Wで記録モードが切り替えられた場合、ホストコンピュータ20はどの記録モードが設定されているかがわからない。そこで、DVD+RWドライブ装置1はホストコンピュータからのモードセンスコマンド(Mode Sense Command)の問い合わせに応じて現在設定されている記録モードの種類を通知する。
そのモードセンスコマンドは上記モードセレクトコマンドと対で使用されるコマンドであり、モードなどの設定状況を確認できるコマンドである。
ここでは、CPU17はH/Wで切り替えられた記録モードの種類を示すビットデータを図2に示したモードセレクトコマンドのライトパラメータモードページのRTRビット(Byte4,Bit4)の値に格納する。
【0035】
上述したように、図2に示したモードセレクトコマンドのライトパラメータモードページのRTRビット(Byte4,Bit4)の値をモードセンスコマンドで確認することによって現在の設定された記録モードの種類がわかる。つまり、CPU17はホストコンピュータ20からモードセンスコマンドを受け取るとモードセレクトコマンドのライトパラメータモードページのRTRビット=“1”であればRTRモードが設定されており、RTRモードを示す情報をホストコンピュータ20へ通知し、RTRビット=“0”であれば通常モードが設定されており、通常モードを示す情報をホストコンピュータ20へ通知する。
このようにして、このDVD+RWドライブ装置は、自装置の記録モードをホストコンピュータへ通知できるので、ジャンパーピンなどのハードウエア設定によってユーザが記録モードを変更した場合にもホストコンピュータは現在の設定記録モードを容易に認識することが可能になる。
【0036】
次に、上記DVD+RWドライブ装置1におけるこの発明の請求項5に係る機能について説明する。
ホストコンピュータから記録モードを設定させるには、ホストコンピュータに対してDVD+RW装置がRTRモードを保有していることを認識させる必要がある。そこで、CPU17は、自装置が通常モードとRTRモードの両方を保有していることを示す情報をホストコンピュータへ通知する。
【0037】
図1に示したDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項5に係る処理について説明する。
ホストコンピュータ20は、DVD+RWドライブ装置1がRTRモードをサポートしているか否かを、ゲットコンフィグレーションコマンド(Get Configuration Command)で確認することができる。
CPU17は、ホストコンピュータ20からゲットコンフィグレーションコマンドを受け取ると、フューチャーコード2AhのDVD+RWフューチャー(Feature Code 2AhのDVD+RW Feature)の内容を確認することによって、RTRモードをサポートしているか否かがわかるので、サポートしているときにはホストコンピュータへ通常モードとRTRモードの両方を保有していることを示す情報を通知する。
【0038】
図5は、フューチャーコード2AhのDVD+RWフューチャーディスクリプター(Feature Code 2AhのDVD+RW Feature Descriptor)のフォーマットを示す図である。
このフューチャーコード2AhのDVD+RWフューチャーディスクリプターの4バイト1ビット目(Byte4,Bit1)のRTRS(Real Time Recording Supported)のビット(Bit:図中破線を施して示した領域)に“1”が設定されている場合、RTRモードがサポートされており、CPU17はホストコンピュータ20へRTRモードと通常モードの両方を保有していることを示す情報を通知する。
このようにして、このDVD+RWドライブ装置は、ホストコンピュータにRTRモードと通常モードを保有していることを通知するので、ホストコンピュータでは接続されているDVD+RWドライブ装置がRTRモードを保有しているか否かの判断を容易にすることが可能になる。
【0039】
次に、上記DVD+RWドライブ装置1におけるこの発明の請求項6と7に係る機能について説明する。
RTRモード時には、ホストコンピュータからの記録命令時にすぐに記録できる準備をしておく必要がある。
また、データ記録済みの光ディスクが挿入された場合には再度パワーキャリブレーションを実施する必要がない。特にライトワンス(Write Once)の光ディスクではパワーキャリブレーション領域は有限であり、他の記録装置で記録できなくなる不具合が生じてしまうので、不揮発性メモリ2にパワーキャリブレーションで得られた記録パワーをディスクID(Disc ID)と共に記憶しておき、再度パワーキャリブレーションを実施しなくてもいいようにするとよい。そこで、CPU17は、RTRモードのときには光ディスク18の挿入時にパワーキャリブレーションを実施する。また、挿入された光ディスク18にデータが未記録の時にパワーキャリブレーションを実施する。
【0040】
図1に示したDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項6と7に係る処理について説明する。
図6は、図1に示したDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項6と7に係る処理を示すフローチャート図である。
CPU17は、光ディスクが挿入されたら、ステップ(図中「S」で示す)21でスピンドルモータを定常回転させるスピンアップ処理を実施し、ステップ22でフォーカス(Fucus),トラッキング(Tracking)などのサーボ処理を実施し、ステップ23でディスクの種類を判別するディスク(Disc)判別処理を実施し、ステップ24のディスク情報取得処理でディスク情報を取得する。
【0041】
ステップ25でDVD+RWディスク且つブランクディスクか否かを判断し、DVD+RWディスクでないか、もしくは記録済みDVD+RWディスクと判断した場合にはマウント処理を終了させる。また、DVD+RWディスクであり且つブランクディスクであれば、ステップ26へ進んで現在の記録モードがRTRモードか否かを判断し、RTRモードであると判断した場合には、ステップ27へ進んでオプティカルパワーキャリブレーション(OPC)処理(パワーキャリブレーション処理)を実施して、マウント処理を終了させる。また、RTRモードでなく通常モードと判断した場合にはマウント処理を終了させる。
【0042】
このように、RTRモード設定の場合にディスクマウント時にOPCを実施する。また、記録済みディスクが挿入された場合にも再度パワーキャリブレーションを実施する必要はない。そこで、不揮発性メモリ2にその記録パワーを光ディスク18のディスクID(ディスクの識別情報)と共に記憶し、光ディスク18の挿入時にはそのディスクIDに基づいて記録パワーを読み出して使用することにより、再度パワーキャリブレーションを実施しなくてもいいようにする。
このようにして、このDVD+RWドライブ装置は、RTRモード時にはホストコンピュータからの記録命令時にすぐにデータ記録することが可能である。
また、光ディスクに対して無駄にパワーキャリブレーション領域を使用するようなことがなくなる。
【0043】
次に、上記DVD+RWドライブ装置1におけるこの発明の請求項8に係る機能について説明する。
DVD+RWドライブ装置に光ディスクが挿入されたことをホストコンピュータが認識した後、すぐにデータを記録できる状態にしなければならない。そこで、CPU17は、RTRモードのときにはデータが未記録の光ディスク18にイニシャライズ処理又はフォーマット処理を実施せずに直ちにホストコンピュータ20からのデータを記録する。
【0044】
図1に示したDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項8に係る処理について説明する。
通常、イニシャライズを伴うフォーマット処理は、ホストコンピュータからのフォーマットユニットコマンド(Format Unit Command)を受信した際に実施する。RTRモードでは、このフォーマットユニットコマンド受信時には何もせずにエラー終了させる必要がある。
【0045】
図7は、図1に示したDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項8に係る処理を示すフローチャート図である。
CPU17は、ステップ(図中「S」で示す)31でホストコンピュータからのフォーマットユニットコマンドを受信すると、ステップ32でRTRモードか否かを判断し、RTRモードであった場合には、ステップ33へ進んでそのフォーマットユニットコマンドに対してエラーコードを設定し、この処理を終了する。また、通常モードと判断した場合には、ステップ34へ進んでイニシャライズ処理から始まるフォーマット処理を実施し、この処理を終了する。
このように、DVD+RWディスクが挿入された場合に、RTRモード時は時間短縮のためにイニシャライズ処理を実施しない。
【0046】
図8は、ホストコンピュータからのライトコマンド(Write Command)受信時の処理を示すフローチャート図である。
CPU17は、ステップ(図中「S」で示す)41でホストコンピュータからライトコマンド(Write Command)を受信すると、ステップ42でRTRモードか否かを判断し、RTRモードであった場合には、ステップ44でデータ記録処理を実施し、この処理を終了する。また、ステップ42の判断でRTRモードでなく通常モードであった場合には、ステップ43へ進んでフォーマット済みか否かを判断し、フォーマット済みであれば、ステップ44へ進んでデータ記録処理を実施し、この処理を終了する。さらに、ステップ43の判断で未フォーマットディスクであれば、データを記録できないのでステップ45でエラーコードを設定して、この処理を終了する。
このようにして、このDVD+RWドライブ装置は、RTRモード時にはホストコンピュータからの記録命令時にすぐにデータ記録することが可能である。
【0047】
次に、上記DVD+RWドライブ装置1におけるこの発明の請求項9に係る機能について説明する。
通常モードでは、データ記録に先立ってイニシャライズ処理が終了している必要があった。このイニシャライズ領域は、DVD−ROMドライブ装置で再生させるために必要なディスク情報などが記録される場所でもある。また、RTRモードで記録された場合にも、そのデータを後に再生させるためにはイニシャライズ領域にディスク管理情報を記録しておく必要がある。
RTRモード時は、このディスク管理情報をホストコンピュータ20からのクローズセッションコマンド(Close Session Command)で記録させる。この処理を実施して今後、このRTRモードで記録した光ディスク18が自他のドライブ装置で再生できるようになる。
【0048】
ここで、DVD+RWドライブ装置1において、排出(イジェクト:Eject)された場合に、ディスク管理情報が記録されていないとディスク再生ができなくなる。このように、DVD+RWドライブ装置1としてはデータ記録の完了時がわからないし、当該光ディスク18に記録されたコンテンツを他の情報再生装置で再生させるためには、光ディスク18の所定の場所にディスク管理情報を記録しなければならない。そこで、CPU17は、RTRモードのときにはホストコンピュータ20からディスク管理情報記録命令(記録媒体管理情報記録命令)を受信した際に光ディスク18のイニシャライズ領域を記録する。
【0049】
図1に示したDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項9に係る処理について説明する。
図9は、図1に示したDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項9に係る処理を示すフローチャート図である。
CPU17はデータ記録終了後に、ステップ(図中「S」で示す)51でホストコンピュータからクローズセッションコマンドを受信すると、ステップ52でRTRモードか否かを判断し、RTRモードであると判断した場合に、ステップ53へ進んでイニシャライズ領域の記録を実施し、ステップ54でリードアウト(Lead−Out:LO)領域にデータを記録して、この処理を終了させる。
【0050】
また、ステップ52でRTRモードでなく通常モードと判断した場合には、ステップ55へ進んでフォーマットが終了しているか否かを判断し、フォーマット動作が終了しているのであれば何もせずにこの処理を終了させる。
一方、ステップ55でフォーマットが終了していないと判断した場合には、ステップ56へ進んでテンポラリリードアウト(Temporary Lead−out:TLO)領域にデータを記録して、この処理を終了させる。
このようにして、DVD+RWドライブ装置は、ホストコンピュータからのデータ記録完了を認識できると共に、光ディスクの所定の場所にディスク管理情報を記録することによって他の情報再生装置でコンテンツが再生できるようにすることができる。
【0051】
次に、上記DVD+RWドライブ装置1におけるこの発明の請求項10に係る機能について説明する。
例えば、TV録画をしている際に、コマーシャルの時間を記録しないでいたとき、コマーシャル中に所定時間が過ぎて省エネモードに移行してしまった場合には、コマーシャルが終了して再度記録開始をしようとすると、光ディスクを記録速度にスピンアップさせる処理が必要になるので、ここでもまたリアルタイム性を損なわせてしまう。
そこで、CPU17は、RTRモードのときにはデータ記録終了又はデータ記録中断後に自装置の電力消費を抑える省エネルギーモードに移行する時間を、通常記録モード時よりも長い時間に設定する。
【0052】
図1に示したDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項10に係る処理について説明する。
RTRモードは、リアルタイム性が問われるデータ記録方式であり、記録と中断を繰り返すような場合において、その記録と中断の間の時間があると省エネモードに移行してしまう。そして、再開するときにはスピンドルモータを定常回転させる必要があるので、この時間が録画に影響を及ぼす。
したがって、省エネルギーモードに移行させるための時間を通常モード時より大きな値に設定しておく必要がある。
【0053】
図10は、省エネモードに移行するまでの時間の一例を比較して示す表の図である。
このように、アクティブからアイドル状態になり、アイドル状態が所定時間続いたときにはスタンバイ(省エネルギーモード)するときの時間を、RTRモード時は通常モード時より長い時間(300秒)に設定する。
このようにして、省エネルギーモードへの移行時間を延長させるので、上述のような不具合を回避することができ、動画データ記録時のリアルタイム性を確保できる。
【0054】
次に、この情報記録再生システムにおけるこの発明の請求項11に係る機能について説明する。
DVD+RWドライブ装置1は、光ディスク18にフォーマットを実施しなくてもホストコンピュータ20からのデータが記録可能であるので、ホストコンピュータ20はフォーマット命令を実施する必要はない。しかし、ホストコンピュータ20がフォーマット命令を発行して、DVD+RWドライブ装置1がフォーマット動作に入ってしまうとリアルタイム性が失われる。
そこで、ホストコンピュータ20は、DVD+RWドライブ装置1がRTRモードに切り替えられているときには、DVD+RWドライブ装置1に対する光ディスク18へのフォーマット命令の発行を禁止する。
【0055】
図1に示したこの情報記録再生システムにおけるこの発明の請求項11に係る処理について説明する。
図11は、図1に示した情報記録再生システムにおけるこの発明の請求項11に係る処理を示すフローチャート図である。
ホストコンピュータ20はDVD+RWドライブ装置1に光ディスク18が挿入された場合に、ステップ(図中「S」で示す)61、モードセンスコマンドページ05h(Mode Sense Command Page05h)を発行してDVD+RWドライブ装置に現在設定されている記録モードの種類を確認し、ステップ62でRTRモードか否かを判断し、RTRモードであった場合には、何もせずにこの処理を終了させる。
【0056】
一方、RTRモードでなく通常モードであれば、ステップ63へ進んでDVD+RWドライブ装置へ光ディスクを記録可能にするためのフォーマットユニットコマンド(Format Unit Command)を発行し、DVD+RWドライブ装置にフォーマット処理を実施させ、データ記録できる準備をさせて、この処理を終了する。
このようにして、ホストコンピュータは、RTRモード時にDVD+RWドライブ装置へのフォーマットユニットコマンドの発行を禁止するので、DVD+RWドライブ装置がフォーマット動作に入らずに動画データ記録のリアルタイム性を失わずに済む。
【0057】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の情報記録装置と情報記録システムによれば、リアルタイムに記録する必要のある動画データを記録媒体にすぐに記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるDVD+RWドライブ装置とホストコンピュータとからなる情報記録システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すホストコンピュータ20が発行するモードセレクトコマンドのライトパラメータモードページのフォーマットを示す図である。
【図3】図1に示すDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項2に係る処理を示すフローチャート図である。
【図4】図1に示すDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項3に係る処理を示すフローチャート図である。
【図5】フューチャーコード2AhのDVD+RWフューチャーディスクリプターのフォーマットを示す図である。
【図6】図1に示すDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項6と7に係る処理を示すフローチャート図である。
【図7】図1に示すDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項8に係る処理を示すフローチャート図である。
【図8】ホストコンピュータからのライトコマンド(Write Command)受信時の処理を示すフローチャート図である。
【図9】図1に示すDVD+RWドライブ装置におけるこの発明の請求項9に係る処理を示すフローチャート図である。
【図10】省エネモードに移行するまでの時間の一例を比較して示す表の図である。
【図11】図1に示す情報記録再生システムにおけるこの発明の請求項11に係る処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1:DVD+RWドライブ装置 2:不揮発性メモリ
3:ホストインタフェースコントローラ
4:バッファマネージャ 5:バッファメモリ
6:サブコードオペレーションコントローラ
7:CD−ROMエンコーダ 8:メモリ
9:CD−ROMデコーダ 10:オーディオコントローラ
11:システムコントローラ 12:CD/DVDエンコーダ
13:CD/DVDデコーダ 14:サーボ(SERVO)部
15:スピンドルコントローラ 16:ホストI/F
17:CPU 18:光ディスク
20:ホストコンピュータ

Claims (11)

  1. ホストコンピュータを接続し、リアルタイム記録モードによって前記ホストコンピュータからリアルタイムに入力される動画データを記録するための記録シーケンスと記録設定条件で前記動画データを記録媒体に記録し、通常記録モードによって前記ホストコンピュータから入力されるデータを記録するための記録シーケンスと記録設定条件で前記データを記録媒体に記録する記録手段と、前記記録手段をリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれかに切り替える記録モード切替手段を備えたことを特徴とする情報記録装置。
  2. 請求項1記載の情報記録装置において、前記記録モード切替手段は、前記ホストコンピュータからの命令に基づいてリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれかに切り替える手段であることを特徴とする情報記録装置。
  3. 請求項1記載の情報記録装置において、前記記録モード切替手段は、自装置に設けられたジャンパーピン,スイッチ等の設定手段の設定に基づいてリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれかに切り替える手段であることを特徴とする情報記録装置。
  4. 請求項1記載の情報記録装置において、前記記録手段がリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれに切り替えられているかを示す情報を前記ホストコンピュータへ通知する通知手段を設けたことを特徴とする情報記録装置。
  5. 請求項1記載の情報記録装置において、前記記録手段がリアルタイム記録モードと通常記録モードの両方を保有していることを示す情報を前記ホストコンピュータへ通知する通知手段を設けたことを特徴とする情報記録装置。
  6. 請求項1記載の情報記録装置において、前記記録手段に、リアルタイム記録モードのときには記録媒体の挿入時にパワーキャリブレーションを実施する手段を設けたことを特徴とする情報記録装置。
  7. 請求項1記載の情報記録装置において、前記記録手段に、挿入された記録媒体にデータが未記録の時にパワーキャリブレーションを実施する手段を設けたことを特徴とする情報記録装置。
  8. 請求項1記載の情報記録装置において、前記記録手段に、リアルタイム記録モードのときにはデータが未記録の記録媒体にイニシャライズ処理又はフォーマット処理を実施せずに直ちに前記ホストコンピュータからのデータを記録する手段を設けたことを特徴とする情報記録装置。
  9. 請求項1記載の情報記録装置において、前記記録手段に、リアルタイム記録モードのときには前記ホストコンピュータから記録媒体管理情報記録命令を受信した際に記録媒体のイニシャライズ領域を記録する手段を設けたことを特徴とする情報記録装置。
  10. 請求項1記載の情報記録装置において、前記記録手段がリアルタイム記録モードのときにはデータ記録終了又はデータ記録中断後に自装置の電力消費を抑える省エネルギーモードに移行する時間を、通常記録モード時よりも長い時間にする手段を設けたことを特徴とする情報記録装置。
  11. ホストコンピュータと、リアルタイム記録モードによって前記ホストコンピュータからリアルタイムに入力される動画データを記録するための記録シーケンスと記録設定条件で前記動画データを記録媒体に記録し、通常記録モードによって前記ホストコンピュータから入力されるデータを記録するための記録シーケンスと記録設定条件で前記データを記録媒体に記録する記録手段と、前記記録手段をリアルタイム記録モードと通常記録モードのいずれかに切り替える記録モード切替手段を有する情報記録装置とを接続してなる情報記録システムにおいて、
    前記ホストコンピュータに、前記情報記録装置の記録手段がリアルタイム記録モードに切り替えられているときには、前記情報記録装置に対する前記記録媒体へのフォーマット命令の発行を禁止する手段を設けたことを特徴とする情報記録システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016122925A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 キヤノン株式会社 記録装置及び記録装置の制御方法

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