JP2004240338A - 現像装置及びこれを備えたプロセスカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】現像装置の使用開始時に現像剤担持体の表面にトナーが直接付着することのない現像装置及びプロセスカートリッジを提供する。
【解決手段】未使用状態にあっては現像剤、トナーを密閉し、使用時に取り除いて使用するシール部材38,37を備え、未使用時にトナーホッパー8内部で回転可能に支持されたトナーアジテータ11から延設された可撓性部材40によってトナー供給口10をトナーホッパー8の内面から密閉するように構成した現像装置2において、トナーを密閉するシール部材37とトナーホッパー8内面から密閉する可撓性部材40で囲まれたトナー供給口10のスペースを埋めるための装填部材50を備えた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に用いる現像装置に係り、詳しくは、トナー及び磁性粒子からなる二成分現像剤を用いて像担持体に形成された潜像を現像する現像装置及びプロセスカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トナーと磁性粒子(以下、「キャリア」と言う。)を混合させてなる二成分系現像剤による現像装置においては、現像剤を現像剤担持体に供給する現像剤収納部を有し、現像剤収納部にトナー補給開口部を設けて、トナー収納部よりトナーを供給する装置が多く用いられている。例えば、現像剤のトナー濃度が適正範囲にある時は、現像剤滞留部に対するトナー補給のためのトナー補給開口部が滞留した現像剤によって閉鎖され、トナーが補給されない一方、現像作用によりトナーが消費されると、トナー補給開口部に滞留していた現像剤はなくなり、トナーが入り込んで所定のトナー濃度に復帰しようとし、これによりトナーと磁性粒子(キャリア)からなる現像剤のトナー濃度(磁性粒子とトナーの重量比で定義される)が一定の範囲内になるようにする技術が知られている(特許文献1参照)。
また、現像装置の使用開始時に、現像剤担持体上の現像剤が存在しない部分へのトナー付着を防止しつつ、現像剤担持体の回転に伴って順次トナー補給用開口に対向する現像剤担持体表面に現像剤が存在する状態になるまでは、トナー補給用開口を確実に塞ぐことのできる現像装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、このような現像装置の未使用状態(製造された現像装置がユーザに届き使用するまでの間)では、現像剤(磁性粒子)とトナーはそれぞれ密封されていることが望ましい。理由は、トナー飛散による汚れの防止、ならびに、予め所定の濃度に混合した現像剤(磁性粒子)とトナーが混ざり合うのを防止するためである。現像剤を現像剤密封シールで密封し、トナーをトナー密封シールで密封した現像装置を使用開始する際には、各密封シールを取り除くことになる。
ここで、現像剤担持体である現像スリーブの表面ははじめ現像剤(磁性粒子)で覆われていない部分が存在するので、トナー補給路から供給されてくるトナーが現像スリーブに直接付着することが懸念される。現像スリーブの表面に現像剤(磁性粒子)が行き渡った後に、トナー補給動作が開始されるのが望ましい。そのためには、現像剤密封シールを取り除いた後に現像スリーブを回転させて現像スリーブの表面に現像剤を行き渡らせ、その後にトナー密封シールを取り除くことになる。
【特許文献1】特開平9−197833号公報
【特許文献2】特開2002−023477公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現像剤密封シール除去、現像スリーブ回転、トナー密封シール除去をこの順序で操作するのは、操作が煩わしい。また、先にトナー密封シールを取り除いた場合や現像スリーブの回転が不十分な状態でトナー密封シールを取り除いた場合に、現像スリーブにトナーが直接付着してしまうことがある。現像スリーブにトナーが直接付着すると、トナー濃度が適正でない状態がしばらく継続されることになり、望ましくない。また、トナー収容部にトナーを充填する際の流動圧、あるいは、輸送等の振動により、密閉シールとトナー供給口との間にトナーが入り込んでしまう事が分かった。これは、密閉シールの厚さが薄いこと、収納部と密閉シールの摺動抵抗が小さいことにより、端部より侵入しているためである。
現像剤密封シール除去、現像スリーブ回転、トナー密封シール除去をこの順序で自動的に行なうようにすることも考えられるが、現像装置の構成が複雑で高価となってしまう。また、現像剤密封シール除去とトナー密封シール除去の操作を2回に分けて行なうのもその操作が煩わしく、1回の操作で各シールを除去できるものが望まれている。
そこで、本発明は、上述の問題点を解決するためになされたもので、現像装置の使用開始時に現像剤担持体の表面にトナーが直接付着することのない現像装置及びプロセスカートリッジを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の問題点を解決するために、請求項1記載の発明では、内部に磁界発生手段を有し、トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持されて搬送される前記現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、前記現像剤規制部材により掻き落とされた前記現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に隣接し、前記現像剤担持体に前記トナーを供給するトナー収容部とを備え、前記現像剤担持体上の前記現像剤のトナー濃度の変化により、前記現像剤と前記トナーとの接触状態を変化させて、前記現像剤担持体上の前記現像剤の前記トナー取り込み状態を変化させる現像装置であって、未使用状態にあっては前記現像剤、前記トナーを密閉し、使用時に取り除いて使用するシール部材を備え、未使用時に前記トナー収容部内部で回転可能に支持されたトナー撹拌搬送手段から延設された可撓性部材によってトナー供給口を前記トナー収容部の内面から密閉するように構成した現像装置において、前記トナーを密閉する前記シール部材と前記トナー収容部内面から密閉する前記可撓性部材で囲まれたトナー供給口のスペースを埋めるための装填部材を備えた現像装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明では、前記装填部材を前記トナーを密閉する前記シール部材に取り付けた現像装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明では、前記トナーを密閉する前記シール部材に取り付けられている前記装填部材を弾性部材で構成した現像装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明では、前記トナーを密閉する前記シール部材に取り付けられている前記装填部材の上に可撓性付設部材を付設し、少なくとも前記トナーを密閉する前記シール部材の引き抜き進行方向の前方については前記可撓性付設部材が延長され前記トナーを密閉する前記シール部材と貼り合わせた現像装置を主要な特徴とする。
請求項5記載の発明では、像担持体と、請求項1から4のいずれかに記載の現像装置を用いた現像手段と、帯電手段、クリーニング手段より選ばれる少なくとも1つの手段とを一体に支持し画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジを主要な特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は画像形成装置などに用いるプロセスカートリッジ60の概略構成を示す断面図である。プロセスカートリッジ60は現像装置2を備えている。現像装置2は像担持体である感光体ドラム1の側方に配設され、現像ハウジング3、現像剤担持体としての現像スリーブ4、現像剤収容部5a、5b、現像剤規制部材としての第1ドクターブレード6、等から主に構成されている。
感光体ドラム1側に開口を有する現像ハウジング3と、内部にトナー7を収容するトナー収容部としてのトナーホッパー8を形成し、トナーホッパー8に隣接して感光体ドラム1側寄りには、トナー7と磁性粒子であるキャリアとからなる現像剤9を収容する現像剤収容部5aが設けられている。トナーホッパー8の内部には、図示しない駆動手段によって回動されるトナー撹拌搬送手段としてのトナーアジテータ11が配設されている。
トナーアジテータ11は、トナーホッパー8内のトナー7をトナー供給口10に向けて撹拌しながら送り出すべく矢印の方向に回転している。感光体ドラム1とトナーホッパー8との間の空間には、現像スリーブ4が配設されている。図示しない駆動手段で図の矢印方向に回転駆動される現像スリーブ4は、その内部に、現像装置2に対して相対位置不変に配設された、磁界発生手段としての磁石4aを有している。現像剤収容部5aの、現像ハウジング3に取り付けられた側と対向する側には、第1ドクターブレード6が取り付けられている。第1ドクターブレード6は、その先端と現像スリーブ4の外周面との間に一定の隙間を保った状態で配設されている。現像剤収容部5aのトナー供給口10の近傍に位置する部位には、規制部材としての第2現像剤規制部材12が配設されている。
【0006】
上記構成により、トナーホッパー8の内部からトナーアジテータ11によって送り出されたトナー7は、トナー供給口10を通って現像スリーブ4に担持された現像剤(磁性粒子、キャリア)9に供給され、現像剤収容部5aへ運ばれる。そして、現像剤収容部5a内の現像剤9は、現像スリーブ4に担持されて感光体ドラム1の外周面と対向する位置まで搬送され、トナー7のみが感光体ドラム1上に形成された静電潜像と静電的に結合することにより、感光体ドラム1上にトナー像が形成される。
現像スリーブ4に連れ回っている現像剤9は現像剤収容部5aを通過するとき内部に滞留している現像剤によってブレーキをかけられるため搬送速度の低下が起き、これによって第2現像剤規制部材12付近の現像スリーブ4上の現像剤9の層厚が増してくる。トナー濃度が上昇してくると現像剤9同士の摩擦力が低下し搬送速度を低下させることから更に層厚が増して第2現像剤規制部材12に進行を阻止される。このような状態に達すると開口部14は進行を阻止された滞留現像剤13によって遮断されるためトナーの取込を停止する。逆にトナー濃度が低下してくると現像剤同士の摩擦力が増し滞留現像剤13を現像剤収容部5aの内部に取り込む為連れ回りしている現像剤とトナーが接触しトナーが取り込まれる。以上の様な作用によって現像剤のトナー濃度が自動的に制御可能になっている。
像担持体である感光体ドラム1の周囲には、現像装置2以外に、帯電手段36、クリーニング手段35、廃トナー収容ケース31、廃トナー32、クリーニング手段35でクリーニングされた廃トナーを廃トナー収容ケース31へ送り込む廃トナー回収ローラ33、感光体ドラム1や帯電手段36やクリーニング手段35を保持するドラムケース34が配設されている。以上のドラムケース類や現像装置2が一体となってプロセスカートリッジ60は構成されている。
プロセスカートリッジ60は、大きく分けると図2のように3つの構成要素に分けられるよう構成されている。図の左側から感光体ユニット、現像ユニット、トナー収容部となっている。尚、トナーホッパー8のトナー供給口10には、引き抜き可能なシール部材37が、現像ユニット上部の現像剤収容部5aの開口部にも引き抜き可能なシール部材38が貼りつけられている。これは、新品時輸送保管時のトナー飛散を防止する為にあり、プロセスカートリッジ60を使用し始める際にユーザーが取り去るものである。
【0007】
図2の如くトナーアジテータ11には可撓性部材(マイラー)40、41が貼りつけられている。新品時は図のようにトナーアジテータ11が配置されており、長い可撓性部材40がトナー供給口10を塞いでいる。現像剤は現像剤収容部5bの内部にシール部材38によって密封されている。トナー供給口10も同様にシール部材37によって密封され、更にトナーホッパー8の内面もトナーアジテータ11に貼り付けられた可撓性部材40がトナー供給口10を塞ぐ位置に来るように組み立てられている。
シール部材37、38は熱溶着などの手段で完全に密封しており、使用時はユーザーが現像装置2の外側から引き抜くことが可能になっている。可撓性部材40はPETフィルム等、可撓性の部材からなりその弾性によりトナーホッパー8の内壁面に押しつけられている。
使用開始にあたってシール部材37、38を引き抜くと現像剤は5bから5aに落下するが、現像スリーブ4が回転するまでは現像スリーブ4表面はまだ現像剤に覆われていない為、可撓性部材40がトナー供給口10を塞いでいないと現像スリーブ4に直接トナーが接触しトナー濃度過多の状態になってしまい地汚れ等の不具合を発生してしまう。本発明の実施の形態である現像装置2では可撓性部材40でトナー供給口10を確実に塞ぐために次のように構成している。
図2の矢印aに示す方向にトナーアジテータ11を回転させていき可撓性部材40の先端がトナーホッパー8の内壁面に設けられた突起16を乗り越えた位置でトナーアジテータ11を逆転させると、可撓性部材40の先端は突起16に引っかかり回転方向外側に膨らむように変形する。この状態でトナーアジテータ11の角度を保っていれば可撓性部材40はトナー供給口10に押しつけられた状態でトナー供給口10を塞ぐためトナーの進入を防ぐことが可能になる。
トナーアジテータ11の角度を保つ手段としてはトナーアジテータ11の駆動を現像スリーブ4からギヤ列を介して伝達するように構成し現像スリーブ4からトナーアジテータ11への減速比を大きくとる(例えば10:1)ことによりトナーアジテータ11の角度を決めた後ギヤを連結すれば現像スリーブ4の摩擦負荷が大きく作用しトナーアジテータ11の角度が固定される。
【0008】
図3は図2で示したA−A部分の断面図であり、トナー供給口10の長手方向が横方向となるようにして見た場合である。同図に示すように、トナー供給口10におけるシール部材37と可撓性部材40とで囲まれた空間にはこれを埋めるようにして装填部材50が内設されている。装填部材50はこの例では発泡ポリウレタンを材料とした弾性部材であり、装填部材50には所定の可撓性を有するポリウレタンシートを用いた可撓性付設部材51が付設されている。弾性部材や可撓性の部材を用いたのは、後述するように、除去時の変形に対応できるようにするためである。
図3(a)に示すように、シール部材37はトナー供給口10の長手方向を完全に塞ぐ分にトナー供給口10の一方の端部から折り返されてトナー供給口10の他方の端部側へ届く分の長さが加えられた長さに設定されている。トナー供給口10の他方の端部側へ配設されたシール部材37はトナーホッパー8の筐体の外側まで達しており、筐体のシール部材37が貫通する部分にはCの大きさの開口部56が穿設されている。これにより、装置の使用時にはトナー供給口10を塞いでいるシール部材37を筐体外側(図3のB方向)へ引き抜き出すことができるようになっている。なお、開口部56には、図3(b)のようにシール材57を設けてもよい。
【0009】
図4(a)は可撓性付設部材51の上面図であり、図4(b)は可撓性付設部材51、装填部材50、シール部材37の側面図である。図4(b)に示すように、装填部材50の一方の面にはシール部材37が両面テープ58によって貼着され、装填部材50の他方の面には可撓性付設部材51が両面テープ59によって貼着されている。可撓性付設部材51は装填部材50及び両面テープ58、59の厚さ分とシール部材37への貼着代の分だけ装填部材50よりも長く設定され、シール材37の引き抜き時にシール材37が引っ張られる側であって、装填部材50の端部から延長された可撓性付設部材51の先端側は両面テープ59によりシール部材37に貼着されている。このように、シール部材37に貼着された装填部材50は弾性を有し、可撓性付設部材51は可撓性を有しているので、屈曲や変形が容易で、狭い空間でも容易に通すことができため、装填部材50の除去を確実に行うことができ、また、除去作業が容易になる。
したがって、現像装置2及びこれを備えたプロセスカートリッジ60では、トナー供給口10におけるシール部材37と可撓性部材40とで囲まれた空間に装填部材50を内設したので、トナーホッパー8にトナーを充填する際の流動圧、あるいは、輸送等の振動により、可撓性部材40とトナー供給口10の間にトナーが入り込むことを防止し、現像装置2の使用開始時に現像スリーブ4の表面にトナーが直接付着することを防止することができる。
【0010】
また、装填部材50はシール部材37に取り付けているので、現像装置2を使用する際にはシール部材37と共に装填部材50を除去することができる。例えば、トナーアジテータ11から延設された可撓性部材40に装填部材を設けた場合には回転時に剥がれてしまう恐れがあるが、現像装置2を備えたプロセスカートリッジ60では、装置の使用時に装填部材50が装置内に残留してしまうような不具合を未然に防止し、安定した性能を発揮することができる。
また、装填部材50を弾性部材としたので、装填部材50はシール部材37の除去時にはつぶれてシール部材37が通る隙間を通過することが可能となり、装填部材50を確実に除去することができ、また、装填部材50の除去作業が容易になる。
また、シール材37の引き抜き時にシール材37が引っ張られる側であって、装填部材50の端部から延長された可撓性付設部材51の先端側は両面テープ59によりシール部材37に貼着されているので、装填部材50はシール部材37を引き抜く隙間にスムーズに入っていくことが可能になり、シール部材37を引き抜く際に装填部材50がちぎれたりすることがなくなる。また、可撓性付設部材51を装填部材50の上に貼着することでシール部材37の引き抜き時の摺動抵抗を減少できるので、ユーザーの取り扱い性が向上する。
また、プロセスカートリッジ60は現像装置2を有し、現像装置2はトナー供給口10におけるシール部材37と可撓性部材40とで囲まれた空間を埋めるための装填部材50を備えているので、装置の使用開始時に現像スリーブ4の表面にトナーが直接付着することのないプロセスカートリッジを提供することができる。
なお、この実施の形態における説明では、弾性部材として発泡ポリウレタンを使用した例を示したが、弾性部材としては発泡ポリウレタンに限定されることはない。また、可撓性付設部材51の材料としては可撓性を有する部材であればよく、ポリウレタンシートに限定されることはない。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、トナー供給口におけるシール部材と可撓性部材とで囲まれた空間に装填部材を内設したので、トナー収容部にトナーを充填する際の流動圧、あるいは、輸送等の振動により、可撓性部材とトナー供給口の間にトナーが入り込むことを防止し、現像装置の使用開始時に現像材担持体の表面にトナーが直接付着することを防止することができる。
請求項2によれば、装填部材はシール部材に取り付けているので、現像装置を使用する際にはシール部材と共に装填部材を除去することができる。例えば、トナー撹拌搬送手段から延設された可撓性部材に装填部材を設けた場合には回転時に剥がれてしまう恐れがあるが、本発明の現像装置及びこれを備えたプロセスカートリッジでは、装置の使用時に装填部材が装置内に残留してしまうような不具合を未然に防止し、安定した性能を発揮することができる。
請求項3によれば、装填部材を弾性部材としたので、装填部材はシール部材の除去時にはつぶれてシール部材が通る隙間を通過することが可能となり、装填部材を確実に除去することができ、また、装填部材の除去作業が容易になる。
請求項4によれば、シール材の引き抜き時にシール材が引っ張られる側であって、装填部材の端部から延長された可撓性付設部材の先端側は両面テープによりシール部材に貼着されているので、装填部材はシール部材を引き抜く隙間にスムーズに入っていくことが可能になり、シール部材を引き抜く際に装填部材がちぎれたりすることがなくなる。また、可撓性付設部材を装填部材の上に貼着することでシール部材の引き抜き時の摺動抵抗を減少できるので、ユーザーの取り扱い性が向上する。
請求項5によれば、本発明のプロセスカートリッジは現像装置を有し、該現像装置はトナー供給口におけるシール部材と可撓性部材とで囲まれた空間を埋めるための装填部材を備えているので、装置の使用開始時に現像スリーブの表面にトナーが直接付着することのないプロセスカートリッジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロセスカートリッジ60の概略構成図である。
【図2】プロセスカートリッジ60を3つに分けた状態を示す図である。
【図3】トナー供給口10の長手方向が横方向となるようにして見た場合の図2で示したA−A部分の断面図である。
【図4】可撓性付設部材51の上面図及び可撓性付設部材51、装填部材50、シール部材37の側面図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム、2 現像装置、3 現像ハウジング、4 現像スリーブ、4a 磁石、5a、5b 現像剤収容部、6 第1ドクターブレード、7 トナー、8 トナーホッパー、9 現像剤、10 トナー供給口、11 トナーアジテータ、12 第2現像剤規制部材、13 滞留現像剤、14、56 開口部、16 突起、17、17a ガイド部材、31 廃トナー収容ケース、32 廃トナー、33 廃トナー回収ローラ、34 ドラムケース、35 クリーニング手段、36 帯電手段、37、38 シール部材、40、41 可撓性部材、50 装填部材、51 可撓性付設部材、57 シール材、58、59 両面テープ、60 プロセスカートリッジ。

Claims (5)

  1. 内部に磁界発生手段を有し、トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持されて搬送される前記現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、前記現像剤規制部材により掻き落とされた前記現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に隣接し、前記現像剤担持体に前記トナーを供給するトナー収容部とを備え、前記現像剤担持体上の前記現像剤のトナー濃度の変化により、前記現像剤と前記トナーとの接触状態を変化させて、前記現像剤担持体上の前記現像剤の前記トナー取り込み状態を変化させる現像装置であって、
    未使用状態にあっては前記現像剤、前記トナーを密閉し、使用時に取り除いて使用するシール部材を備え、未使用時に前記トナー収容部内部で回転可能に支持されたトナー撹拌搬送手段から延設された可撓性部材によってトナー供給口を前記トナー収容部の内面から密閉するように構成した現像装置において、
    前記トナーを密閉する前記シール部材と前記トナー収容部内面から密閉する前記可撓性部材で囲まれたトナー供給口のスペースを埋めるための装填部材を備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において、前記装填部材を前記トナーを密閉する前記シール部材に取り付けたことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像装置において、前記トナーを密閉する前記シール部材に取り付けられている前記装填部材を弾性部材で構成したことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の現像装置において、前記トナーを密閉する前記シール部材に取り付けられている前記装填部材の上に可撓性付設部材を付設し、少なくとも前記トナーを密閉する前記シール部材の引き抜き進行方向の前方については前記可撓性付設部材が延長され前記トナーを密閉する前記シール部材と貼り合わせたことを特徴とする現像装置。
  5. 像担持体と、請求項1から4のいずれかに記載の現像装置を用いた現像手段と、帯電手段、クリーニング手段より選ばれる少なくとも1つの手段とを一体に支持し画像形成装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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