JP2004239775A - 位置検出器 - Google Patents

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Shotaro Takeuchi
正太郎 竹内
Yoshihide Tonogai
佳英 殿貝
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Abstract

【課題】更なる小型化を可能にした位置検出器を提供する。
【解決手段】位置検出器10は、ケース14内に、抵抗体19とこの抵抗体19の表面を摺動する接点部材20とを備えた位置検出器において、ケース14内に位置する駆動軸16をもったギアドモータGと、ケース14に固定されると共に、抵抗体19が設けられた抵抗体搭載プレート18と、接点部材20が設けられると共に、駆動軸16が差し込まれる軸挿入孔17aを有し、ケース14から端部が突出して、出力部A側への取り付けが予定されている連結部材17と、連結部材17の軸挿入孔17aの壁面と駆動軸16の周面との間に配置されて、軸挿入孔17aの壁面と駆動軸16の周面とを摩擦係合させるリング体22とを備え、部品点数の可能な限りの削減によって小型化を追求した発明である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動玩具、電気製品、自転車の変速機などの電動機器の可動部分に利用されるギアドモータ付きの位置検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術として、実開昭58−153561号公報がある。この公報に記載されたエンコーダ付きのギアドモータは、位置検出又は角度制御を可能にし、ギアドモータの駆動軸には、抵抗体上を摺動するワイパ(接点部材)が設けられている。よって、ギアドモータの回転角度に応じてワイパが抵抗体上を摺動し、抵抗値の変化に伴って、駆動軸の回転角度の変化を出力電圧の変化として検出する。このような検出手段をもったギアドモータは、ギア機構の破損を防止する必要があるので、その駆動軸にトルクリミッタを組み付けて利用するのが一般的である。
【0003】
【特許文献1】
実開昭58−153561号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来のギアドモータ付きの位置検出器は、ギア機構の破損を防止するために、トルクリミッタを別途用意する必要があるので、機器への占有スペースが大きくなるといった問題点がある。
【0005】
本発明は、特に、更なる小型化を可能にした位置検出器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る位置検出器は、ケース内に、抵抗体とこの抵抗体の表面を摺動する接点部材とを備えた位置検出器において、ケース内に位置する駆動軸をもったギアドモータと、ケースに固定されると共に、抵抗体が設けられた抵抗体搭載プレートと、接点部材が設けられると共に、駆動軸が差し込まれる軸挿入孔を有し、ケースから端部が突出して、出力部側への取り付けが予定されている連結部材と、連結部材の軸挿入孔の壁面と駆動軸の周面との間に配置されて、軸挿入孔の壁面と駆動軸の周面とを摩擦係合させるリング体とを備えたことを特徴とする。
【0007】
この位置検出器は、ポテンショメータ機能とトルクリミッタ機能とを併せもったギアドモータと換言することができ、部品点数の可能な限りの削減により更なる小型化を追求して生み出された発明である。このような位置検出器では、ギアドモータの駆動軸が所定の角度だけ回転すると、これに追従して接点部材が抵抗体上を所定角度だけ摺動する。さらに、この位置検出器では、ギア機構の破損を防止するためにトルクリミッタ機能をも有し、トルクリミッタ機能をもった位置検出器の更なる小型化を図るため、抵抗体搭載プレートと連結部材とリング体とを主たる構成部品として採用している。特に、連結部材と駆動軸とをリング体を介して摩擦係合させる構成は、位置検出器の更なる小型化をもたらしている。
【0008】
また、リング体は、径方向に弾性を有する断面C字状の筒形バネであると好適である。このような形状のリング体は、バネ性を有するので、駆動軸に装着させ易く、しかも、連結部材と駆動軸とに対して適正な摩擦抵抗力を発揮させることができる。
【0009】
また、リング体の位置に対応して、ケースの前端には、連結部材の軸受部が設けられていると好適である。軸受部をリング体の位置に対応させることで、連結部材のラジアル方向の軸ブレを防止しながら、摩擦抵抗力の変動を可能な限り少なくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明に係る位置検出器の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0011】
図1及び図2に示すように、位置検出器10は、電動玩具の関節、電気製品の回転箇所、自転車の変速機などの電動機器の可動部分に利用される。この位置検出装置10は、ギアドモータGを備えた位置検出器であり、このギアドモータGは、胴回りの直径が5mm〜30mm程度の小型のモータ11を駆動源として備えている。このモータ11は、コアードモータからなると共に、円筒形状の金属製モータケース(胴部)12を有する。さらに、モータケース12の内壁面には、N,S極をもった永久磁石からなる固定子が固定され、モータケース12の内部には、鉄芯にコイルが巻かれた回転子が収容されている。この回転子の中心には、軸受で支持された回転軸が固定され、モータケース12内において、回転軸の後端には整流子が固定され、この整流子には一対のブラシが摺動接触している。
【0012】
さらに、この回転軸は、モータケース12から突出して、ギアドモータGの一部をなすギア機構部13内の減速歯車列に連結されている。このギア機構部13は、モータケース12と略同径のギアケース14を有し、このギアケース14内には、所望の出力と減速とを達成させるための種々のギアが組み込まれている。そして、ギア機構部13からは駆動軸16が突出し、駆動軸16はギアケース14の中央に位置する。
【0013】
この駆動軸16は、ハット形状の連結部材17に設けられた軸挿入孔17a内に差し込まれ、この軸挿入孔17aは軸線L方向に延在して連結部材17を貫通する。そして、この連結部材17は、ギアケース14の端部から突出して、出力部A側への取り付けが予定されている。この出力部Aとしては、電動玩具の関節部品、電気製品の回転部品、自転車における変速機などの可動部分が相当し、連結部材17の円筒状胴部17dの先端部は、このような出力部Aへの嵌め込みが予定された形状になっている。さらに、連結部材17は、ギアケース14内に配置されるフランジ部17bを有する。このフランジ部17bに対峙するように、ギアケース14には、軸線Lに対し直交する方向に延在する略ドーナツ円板状の抵抗体搭載プレート18が固定されている。この抵抗体搭載プレート18の貫通孔18a内には駆動軸16が差し込まれ、駆動軸16は、抵抗体搭載プレート18の影響を受けずに自由に回転する。
【0014】
さらに、位置検出器10にポテンショメータ機能をもたせるため、抵抗体搭載プレート18の平面には、C字状の抵抗体19が一体的に形成されている。これに対し、連結部材17におけるフランジ部17bの平面には、いわゆるワイパと呼ばれる接点部材20が固定され、この接点部材20は、バネ性を有する導電性金属からなると共に、ベース部20aから片持ち支持状態で湾曲して延在する。
【0015】
連結部材17と接点部材20との一体化を図るため、フランジ部17bに設けられた突起片17cは、ベース部20aに設けられた開口20a内に差し込まれ、その後、突起片17cの頭部を潰すことで、ベース部20aは連結部材17に加締め固定される。このようにして固定された接点部材20はバネ性をもつ故に、その先端は、抵抗体19に常に押し当てられながら摺動することになる。よって、連結部材17が駆動軸16と一緒に回転する限りにおいて、接点部材20は抵抗体19上を摺動し、駆動軸16の回転角度に応じて抵抗値が変化する。そして、駆動軸16の回転角度の変化は出力電圧の変化として外部で検出される。なお、駆動軸16の先端は、連結部材17の端部から突出し、この突出部分には、連結部材17の抜けを防止するためにCリング21が嵌め込まれている。また、Cリング21と連結部材17との接触を防止するために、駆動軸16にはワッシャ23が装着される。
【0016】
さらに、この位置検出器10では、ギア機構部13の破損を防止するためにトルクリミッタ機能をも併せもっている。そこで、連結部材17の軸挿入孔17aの壁面と駆動軸16の周面との間に、摩擦抵抗体としてのリング体22を配置させ、このリング体22を介して、軸挿入孔17aの壁面と駆動軸16の周面とを摩擦係合させる。このリング体22は、径方向に弾性を有する断面C字状の筒形バネであり、押し広げるようにして駆動軸16に装着されている。このような筒形バネ22は、駆動軸16に装着させ易く、しかも、連結部材17と駆動軸16とに対して適正な摩擦抵抗力を発揮させる上で最適な形態である。
【0017】
さらに、抵抗体搭載プレート18、連結部材17及びリング体22の組み込みを容易にするため、ギアケース14の前端には前面カバー23が設けられている。この前面カバー23の突起23aをギアケース14のスリット14aに差し込むことで、抵抗体搭載プレート18に設けられた舌片18aの挟み込み固定が達成される。また、この前面カバー23の中央開口23aには、連結部材17の胴部17dにおけるラジアル方向の軸ブレを防止するため、環状な軸受部24が圧入されている。そして、リング体22に対応させた位置に軸受部24を配置することで、軸ブレを防止しながら、リング体22による摩擦抵抗力の変動を可能な限り少なくし、安定したトルクリミッタ機能を発揮させている。
【0018】
次に、前述の構成に基づいて、位置検出器10の動作について簡単に説明する。
【0019】
先ず、出力部Aを所定の方向に回転させるために、モータ11をONすると、ギア機構部13を介して駆動軸16が所定角度だけ回転し、駆動軸16の回転は、リング体22による摩擦抵抗を介して連結部材17に伝達され、この連結部材17が回転すると、出力部Aが所定角度だけ回転する。このとき、連結部材17の所定角度の回転によって、接点部材20が抵抗体19上を所定角度だけ摺動する。よって、駆動軸16の回転角度に応じて抵抗値が変化し、駆動軸16の回転角度の変化を出力電圧の変化として外部で検出する。
【0020】
このような定常使用状態においては、位置検出器10内のポテンショメータ機能が有効に利用される。しかしながら、出力部Aの回転が何らかの原因によって途中で強制的に止められてしまったような場合、ギア機構部13の破損を防止するためにトルクリミッタ機能が働くことになる。すなわち、リング体22の部分で滑りが発生し、強制的に制止させられている連結部材17に対し駆動軸16のみが空転し続け、ギア機構部13内のギア列が損傷するといった事態が回避されることになる。
【0021】
【発明の効果】
本発明による位置検出器は、以上のように構成されているため、次のような効果を得る。すなわち、ケース内に、抵抗体とこの抵抗体の表面を摺動する接点部材とを備えた位置検出器において、ケース内に位置する駆動軸をもったギアドモータと、ケースに固定されると共に、抵抗体が設けられた抵抗体搭載プレートと、接点部材が設けられると共に、駆動軸が差し込まれる軸挿入孔を有し、ケースから端部が突出して、出力部側への取り付けが予定されている連結部材と、連結部材の軸挿入孔の壁面と駆動軸の周面との間に配置されて、軸挿入孔の壁面と駆動軸の周面とを摩擦係合させるリング体とを備えたことにより、更なる小型化を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位置検出器の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示した位置検出器の組立後の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10…位置検出器、14…ギアケース(ケース)、16…駆動軸、17…連結部材、17a…軸挿入孔、18…抵抗体搭載プレート、19…抵抗体、20…接点部材、22…リング体(筒形バネ)、24…軸受部、A…出力部、G…ギアドモータ。

Claims (3)

  1. ケース内に、抵抗体とこの抵抗体の表面を摺動する接点部材とを備えた位置検出器において、
    前記ケース内に位置する駆動軸をもったギアドモータと、
    前記ケースに固定されると共に、前記抵抗体が設けられた抵抗体搭載プレートと、
    前記接点部材が設けられると共に、前記駆動軸が差し込まれる軸挿入孔を有し、前記ケースから端部が突出して、出力部側への取り付けが予定されている連結部材と、
    前記連結部材の前記軸挿入孔の壁面と前記駆動軸の周面との間に配置されて、前記軸挿入孔の前記壁面と前記駆動軸の前記周面とを摩擦係合させるリング体とを備えたことを特徴とする位置検出器。
  2. 前記リング体は、径方向に弾性を有する断面C字状の筒形バネであることを特徴とする請求項1記載の位置検出器。
  3. 前記リング体の位置に対応して、前記ケースの前端には、前記連結部材の軸受部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の位置検出器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014225228A1 (de) * 2014-12-09 2016-06-09 Robert Bosch Gmbh Elektrische Maschine mit einer Potentialausgleichsvorrichtung

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