JP2004239096A - 容量可変型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない部品点数で組み立ての手間がかからない可変オリフィスを持つ小型化可能な構造の容量可変型圧縮機を提供すること。
【解決手段】この容量可変型斜板式圧縮機1の場合、クランク室26内からピストンシリンダの吸入側に至る圧力逃がし通路は、シリンダブロック4のシリンダボア9近傍の所定箇所に設けられた二つの異なる径を持つ弁用案内通路34及びこの弁用案内通路34に繋がる通路33,35を含むと共に、通路35の端部に繋がる弁板6に設けられた通気孔38を含んで成り、オリフィスは、球状弁体36を冷媒ガス流に関して上流方向へコイルスプリング37により付勢するように弁用案内通路内34に設けて成ると共に、クランク室26の圧力Pcと吸入室27の圧力Psとの差圧△P(△P=Pc−Ps)が所定値以上であるときにオリフィス断面積を小さくするように働く可変オリフィスとなっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として車両用空調装置に用いられる容量可変型圧縮機であって、詳しくはクランク室内からピストンシリンダの吸入側に至る圧力逃がし通路内に可変オリフィスを設けた小型化可能な構造の容量可変型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の容量可変型圧縮機としては、シリンダブロックに配備されたピストンシリンダの吐出側からクランク室内に連通する吐出圧供給通路に介設した制御弁をピストンシリンダの吸入圧により制御すると共に、クランク室内からオリフィスを介してピストンシリンダの吸入側に至る圧力逃がし通路を設けた構造の容量可変型斜板式圧縮機(特許文献1参照)が挙げられる。
【0003】
この容量可変型斜板式圧縮機では、起動時のオリフィス断面積が容量制御運転時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可変制御する可変制御手段を備えることにより、起動後には吐出容量が速やかに増加するが、容量制御運転時に空調回路の負荷の増加に応じて吐出容量を増加制御する際には吐出容量の急激な増加が抑制される機能を得ている。
【0004】
即ち、ここでの可変制御手段は、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下の時のオリフィス断面積が差圧の所定値を超える時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可変制御するもので、具体的には圧力逃がし通路を流れる冷媒ガス流に関してオリフィス本体に設けられた上流側の大径部と下流側の小径部とを有するオリフィス孔と、オリフィス孔内に配設された球状弁体と、球状弁体を冷媒ガス流に関して上流方向へ付勢するバネと、球状弁体がバネにより付勢される状態で装着されたオリフィス孔内の両端に装着されると共に、中心部分に穴が形成された一対の蓋とを有して可変オリフィスとして構成されている。
【0005】
この可変オリフィスは、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下のときに球状弁体により一方のオリフィス孔を開き、差圧が所定値を超えるときに球状弁体により一方のオリフィス孔を閉じるようにオリフィス断面積を制御することにより、起動時の立上がり性が向上し、吐出容量制御中の消費馬力が低減されるようになっている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−48059号公報(特許請求の範囲、図1、図2、第4頁−第5頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した容量可変型(斜板式)圧縮機の場合、起動時の立ち上がり性を向上させ、且つ吐出容量制御中の消費馬力を低減させるために設けられた可変オリフィスが構造上、シリンダブロックの中心部分で駆動軸の延在方向における端面側から隔てられて軸孔に繋がるように設けられた空室(クランク室の圧力に維持される)に取り付けられるものであり、駆動軸の延在方向へのスペースを要するために圧縮機全体の小型化を図ることが困難であるという問題があるばかりでなく、可変オリフィスの部品点数が多いためにコスト高を招くと共に、組み立ての手間がかかってしまうという問題がある。
【0008】
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、少ない部品点数で組み立ての手間がかからない可変オリフィスを持つ小型化可能な構造の容量可変型圧縮機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、シリンダブロックに配備されたピストンシリンダの吐出側からクランク室内に連通する吐出圧供給通路に介設した制御弁を該ピストンシリンダの吸入圧により制御すると共に、該クランク室内からオリフィスを介して該ピストンシリンダの吸入側に至る圧力逃がし通路を設けた構造の容量可変型圧縮機において、圧力逃がし通路は、シリンダブロックのシリンダボア近傍の所定箇所に設けられた二つの異なる径を持つ弁用案内通路及び該弁用案内通路に繋がる通路を含むと共に、該通路の端部に繋がる弁板に設けられた通気孔を含んで成り、オリフィスは、球状弁体を冷媒ガス流に関して上流方向へバネにより付勢するように弁用案内通路内に設けて成ると共に、クランク室と吸入室との差圧が所定値以上であるときにオリフィス断面積を小さくするように働く可変オリフィスである容量可変型圧縮機が得られる。
【0010】
又、本発明によれば、上記容量可変型圧縮機において、弁用案内通路は、シリンダブロックにおける吐出室側の面で一端部分が露呈されて大径部となっており、且つ該大径部からクランク室側へ向かって小径部が繋がって延在するように形成されており、通路は、シリンダブロックの中央部分のクランク室の圧力に維持される空室から弁用案内通路の大径部に繋がるように延在して形成された第1の通路と、一端部分がシリンダブロックにおける吐出室側の面で大径部近傍に露呈し、且つ他端部分が弁用案内通路の他端部分に繋がるように延在して形成された第2の通路とを含む容量可変型圧縮機が得られる。
【0011】
更に、本発明によれば、上記容量可変型圧縮機において、第1の通路は、シリンダブロックにおける吐出室側の面で弁用案内通路の大径部に繋がるように露呈して形成されると共に、弁板の装着により弁用案内通路と共に通気路を成す容量可変型圧縮機が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一つの実施の形態に係る容量可変型斜板式圧縮機1の基本構成を示した側面断面図である。
【0013】
この容量可変型斜板式圧縮機1の場合も、基本構造としては、特許文献1に示されるものと同様となっており、周方向に互いに間隔を隔てて配設された複数のシリンダボア9とセンターボアとが形成されたシリンダブロック4と、シリンダブロック4の一方の端面に取り付けられてクランク室26を形成するフロントハウジング3と、弁板6を介してシリンダブロック4の他方の端面に取り付けられ、吸入室27と吐出室28とを形成するシリンダヘッド5とを備えている。
【0014】
その他、クランク室26内でシリンダボア9の延在方向に平行に延在し、一端がフロントハウジング3を貫通して外部へ延び、他端がシリンダブロック4のセンターボアに挿入され、フロントハウジング3とシリンダブロック4とにより回転可能に支持された駆動軸2が備えられている。駆動軸2の一端は、フロントハウジング3の中央部から外へ突出している軸支持部17に形成されている内壁孔18にフロントラジアルベアリング19及び軸封止装置を介して回転可能に支持されている。駆動軸2の他端は、シリンダブロック4の中央部に形成されている軸孔21に軸受装置を介して支持されており、軸受装置には駆動軸2の他端近傍に接するようにリアラジアルベアリング20が設けられている。クランク室26内に配設されたロータ16は、駆動軸2に固定されてフロントハウジング3により駆動軸2の延在方向に支持されている。ロータ16には長孔14が形成されている。
【0015】
又、斜板7は、駆動軸2に対して軸方向に摺動可能に、且つ駆動軸2に対して傾角変動可能に取り付けられており、ロータ16ヘ向けて延在する耳部15を有している。耳部15に固定されたピン13は、ロータ16の長孔14に挿通されている。斜板7は、駆動軸2に外嵌合するコイルスプリング12を介してロータ16に連結されている。斜板7の周縁部には、斜板7を挟んで片側に球面を有する一対のシュー11a,11bが摺動可能に当接しており、一対のシュー11a,11bは周方向に互いに間隔を隔てて配設されている。これらのシュー11a,11bは、それぞれピストン連結部10により摺動可能に挟持されている。各ピストン連結部10はシリンダブロック4へ向けて延在しており、対応するシリンダボア9に摺動可能に挿通されたピストン8を形成している。
【0016】
更に、各シリンダボア9に対峙して弁板6に吸入孔24と吐出孔25とが形成されている。弁板6のシリンダボア9に対峙する端面には吸入室27から吸入孔24を通ってシリンダボア9へ流入する冷媒ガスの流れを制御するための吸入弁31が取り付けられ、弁板6の吐出室28に対峙する端面にはシリンダボア9から吐出孔25を通って吐出室28へ流出する冷媒ガスの流れを制御するための吐出弁23が取り付けられ、吐出弁23上のはリテーナ22が設けられている。尚、吸入室27は吸入ポート29に連通し、吐出室28は図示されない吐出ポートに連通している。
【0017】
加えて、クランク室26と吐出室28とを連通させる吐出圧供給通路32がシリンダブロック4と弁板6とシリンダヘッド5の内壁とを通って形成され、吐出圧供給通路32を開閉するための制御弁30が配設されている。
【0018】
以上に説明した構造部分は、特許文献1に示される圧縮機の構造と同様であるが、この容量可変型斜板式圧縮機1の場合、クランク室26内からピストンシリンダの吸入側に至る圧力逃がし通路は、シリンダブロック4のシリンダボア9近傍の所定箇所に設けられた二つの異なる径を持つ弁用案内通路34及びこの弁用案内通路34に繋がる通路33,35を含むと共に、通路35の端部に繋がる弁板6に設けられた通気孔38を含んで成り、オリフィスは、球状弁体36を冷媒ガス流に関して上流方向へコイルスプリング37により付勢するように弁用案内通路内34に設けて成ると共に、クランク室26の圧力Pcと吸入室27の圧力Psとの差圧△P=Pc−Psが所定値以上であるときにオリフィス断面積を小さくするように働く可変オリフィスとなっている。
【0019】
図2は、この容量可変型斜板式圧縮機1に備えられるシリンダブロック4のA−A矢視方向における平面図である。ここでは、上述した弁用案内通路34とこれに繋がる通路33,35との位置関係及び細部構造を示している。
【0020】
即ち、ここでは弁用案内通路34に繋がる通路33,35の細部構造として、シリンダブロック4の中央部分のクランク室26の圧力Pcに維持される空室 (センターボア)からシリンダブロック4における吐出室28側(弁板6側)の面で弁用案内通路34の大径部に繋がるように露呈して形成されると共に、弁板6の装着により弁用案内通路34と共に通気路を成す第1の通路33と、一端部分がシリンダブロック4における吐出室28側の面で弁用案内通路34の大径部近傍に露呈し、且つ他端部分が弁用案内通路34の他端部分に繋がるように延在して設けられた第2の通路35とを有することを示している。尚、図2中ではシリンダブロック4における通路35の近傍に吐出圧供給通路32の一端部分が露呈して設けられている様子を示している。
【0021】
図3は、本願発明の要部であるシリンダブロック4における圧力逃がし通路内に配備される可変オリフィスの冷媒ガスの圧力状態に応じた動作推移を部分拡大して示した側面断面図であり、同図(a)はクランク室26の圧力Pcと吸入室27の圧力Psとの差圧△P(=Pc−Ps)が零状態の場合に関するもの,同図(b)はクランク室26の圧力Pcと吸入室27の圧力Psとの差圧△P(=Pc−Ps)が所定値未満の場合に関するもの,同図(c)はクランク室26の圧力Pcと吸入室27の圧力Psとの差圧△P(=Pc−Ps)が所定値以上の場合に関するものである。
【0022】
ここでは、コイルスプリング37により付勢される直径Dの球状弁体36が二つの異なる径φ=D1,D2(但し、D1>D2>Dなる関係が成立する)を持つ弁用案内通路34内に配備された状態にあって、球状弁体36の差圧△Pに応じた動きを示している。
【0023】
具体的に言えば、差圧△Pが零状態の場合には、図3(a)に示されるように、直径Dの球状弁体36が弁用案内通路34内の大径部(φ=D1)に位置されて弁板6に当接された様子を示しており、圧力逃がし通路による冷媒ガス流は大径部における径φ=D1から球状弁体36の直径Dを差し引いた最大空間部分のスペースが確保される。これにより、可変オリフィスは、圧縮機起動時に差圧△Pが零であればオリフィス断面積を一定にするため、吐出容量を安定して増加させることができる。
【0024】
又、圧縮機起動後に吐出容量を増加させたときに差圧△Pが所定値未満の場合には、図3(b)に示されるように、直径Dの球状弁体36が差圧△Pにより小径部(φ=D2)側(クランク室26側)に移動するが、この状態においても弁用案内通路34内の大径部(φ=D1)に位置されているため、圧力逃がし通路による冷媒ガス流は大径部における径φ=D1から球状弁体36の直径Dを差し引いた最大空間部分のスペースが確保される。これにより、可変オリフィスは、圧縮機起動後にも差圧△Pが所定値未満であればオリフィス断面積を一定に維持するため、吐出容量を安定して増加させることができる。
【0025】
更に、圧縮機起動後に吐出容量を増加させたときに差圧△Pが所定値以上の場合には、図3(c)に示されるように、直径Dの球状弁体36が差圧△Pにより小径部(φ=D2)内に移動し、圧力逃がし通路による冷媒ガス流は小径部における径φ=D2から球状弁体36の直径Dを差し引いた最小空間部分のスペースが確保される。これにより、可変オリフィスは、圧縮機起動後の容量制御運転時に空調回路の負荷の増加に応じて吐出容量を増加制御する際、差圧△Pが所定値以上になればオリフィス断面積を小さくするため、吐出容量の急激な増加を抑制することができる。
【0026】
即ち、ここでの可変オリフィスにおけるコイルスプリング37の弾性(バネ定数)は、所定の質量の球状弁体36が弁用案内通路34内で冷媒ガス流による所定値の圧力を受けたときに大径部の奥行き寸法を越えて小径部の位置に至るように圧縮される条件を満たす必要がある。
【0027】
ところで、この容量可変型斜板式圧縮機1の場合、シリンダブロック4に設けられた圧力逃がし通路に含まれる二つの異なる径を持つ弁用案内通路34内にコイルスプリング37により付勢される球状弁体36から成る可変オリフィスを設けているため、図1に示した構造のものよりもシリンダブロック4の中心部分で駆動軸2の延在方向における端面側から隔てられて軸孔21に繋がるように設けられた空室(クランク室26の圧力Pcに維持されるセンターボア)の軸方向における寸法(即ち、シリンダブロック4全体の軸方向における寸法)を短縮することで小型化された構造とすることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上に述べた通り、本発明の容量可変型(斜板式)圧縮機によれば、従来の部品点数が多くて組み立ての手間がかかり、しかもシリンダブロックの中心部分で駆動軸の延在方向における端面側から隔てられて軸孔に繋がる空室(クランク室の圧力に維持される)に別品として取り付けられることにより軸方向の寸法が必要であって圧縮機全体の小型化を困難にしていた可変オリフィスの構造上の問題点を改良し、シリンダブロックに設けられた圧力逃がし通路を成す二つの異なる径を持つ弁用案内通路内にコイルスプリングにより付勢される球状弁体から成る可変オリフィスを設けているため、従来よりも可変オリフィスの部品点数が少なくて低コストが可能になると共に、組み立ての手間がかからず、しかもシリンダブロックにおける駆動軸の延在方向へのスペースを要しないために圧縮機全体の小型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る容量可変型斜板式圧縮機の基本構成を示した側面断面図である。
【図2】図1に示す容量可変型斜板式圧縮機に備えられるシリンダブロックのA−A矢視方向における平面図である。
【図3】図1及び図2で説明した本願発明の要部であるシリンダブロックにおける圧力逃がし通路内に配備される可変オリフィスの冷媒ガスの圧力状態に応じた動作推移を部分拡大して示した側面断面図であり、(a)はクランク室と吸入室との差圧が零状態の場合に関するもの,(b)はクランク室と吸入室との差圧が所定値未満の場合に関するもの,(c)はクランク室と吸入室との差圧が所定値以上の場合に関するものである。
【符号の説明】
1 容量可変型斜板式圧縮機
2 駆動軸
3 フロントハウジング
4 シリンダブロック
5 シリンダヘッド
6 弁板
7 斜板
8 ピストン
9 シリンダボア
10 ピストン連結部
11a,11b シュー
12 コイルスプリング
13 ピン
14 長孔
15 耳部
16 ロータ
17 軸支持部
18 内壁孔
19 フロントラジアルベアリング
20 リアラジアルベアリング
21 軸孔
22 リテーナ
23 吐出弁
24 吸入孔
25 吐出孔
26 クランク室
27 吸入室
28 吐出室
29 吸入ポート
30 制御弁
31 吸入弁
32 吐出圧供給通路
33,35 通路
34 弁用案内通路
36 球状弁体
37 コイルスプリング
38 通気孔

Claims (3)

  1. シリンダブロックに配備されたピストンシリンダの吐出側からクランク室内に連通する吐出圧供給通路に介設した制御弁を該ピストンシリンダの吸入圧により制御すると共に、該クランク室内からオリフィスを介して該ピストンシリンダの吸入側に至る圧力逃がし通路を設けた構造の容量可変型圧縮機において、前記圧力逃がし通路は、前記シリンダブロックのシリンダボア近傍の所定箇所に設けられた二つの異なる径を持つ弁用案内通路及び該弁用案内通路に繋がる通路を含むと共に、該通路の端部に繋がる弁板に設けられた通気孔を含んで成り、前記オリフィスは、球状弁体を冷媒ガス流に関して上流方向へバネにより付勢するように前記弁用案内通路内に設けて成ると共に、クランク室と吸入室との差圧が所定値以上であるときにオリフィス断面積を小さくするように働く可変オリフィスであることを特徴とする容量可変型圧縮機。
  2. 請求項1記載の容量可変型圧縮機において、前記弁用案内通路は、前記シリンダブロックにおける吐出室側の面で一端部分が露呈されて大径部となっており、且つ該大径部から前記クランク室側へ向かって小径部が繋がって延在するように形成されており、前記通路は、前記シリンダブロックの中央部分の前記クランク室の圧力に維持される空室から前記弁用案内通路の前記大径部に繋がるように延在して形成された第1の通路と、一端部分が前記シリンダブロックにおける吐出室側の面で前記大径部近傍に露呈し、且つ他端部分が前記弁用案内通路の他端部分に繋がるように延在して形成された第2の通路とを含むことを特徴とする容量可変型圧縮機。
  3. 請求項2記載の容量可変型圧縮機において、前記第1の通路は、前記シリンダブロックにおける吐出室側の面で前記弁用案内通路の前記大径部に繋がるように露呈して形成されると共に、前記弁板の装着により前記弁用案内通路と共に通気路を成すことを特徴とする容量可変型圧縮機。
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