JP5029526B2 - 回転式圧縮機における冷媒ガスの吸入量制御装置 - Google Patents
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Description
図1〜図3に示した第1の実施形態は以下のように構成される。図1に示すように、ベーン式圧縮機のハウジング1は図の左方に位置するフロントハウジング2に図の右方に位置する有底筒状のリヤハウジング3が接合された状態で一体に形成されている。リヤハウジング3のフロント側内部には楕円筒状の内周面4を有するシリンダブロック5が収容され、その前後両端面にはフロントサイドプレート6及びリヤサイドプレート7が嵌合し、固定されている。フロントサイドプレート6及びリヤサイドプレート7には回転軸8がラジアルベアリング9を介して支持されている。
ベーン式圧縮機の一般的な動作を説明すると、回転軸8がエンジンの動力により回転されるため、ロータ10及びベーン12が回転され、吸入ポート17から吸入室16に流入した冷媒ガスは吸入通路15及び14を介して吸入行程中の作動室13に吸入される。作動室13内の冷媒ガスは、圧縮行程に入った作動室13の容積減少により圧縮される。圧縮された冷媒ガスは吐出口19及び吐出弁20を介して吐出室18に吐出される。
(1)低速回転領域及び高速回転領域における冷媒ガスの吸入量を適切に制御することができるので、全回転領域において最適な冷房能力が得られる。
(2)絞り弁35の弁座38及び弁体39は、吸入通路37の中心軸線X3に対して偏心させた中心軸線を有する貫通孔43、46を備えているため、冷媒ガスの流動抵抗が少なく、効率の良い絞り機能が得られる。
(3)弁座38及び弁体39の貫通孔43、46は吸入通路37に対して共に偏心させた構成であるため、絞り量の設定における自由度を高めることができる。
(4)弁座38及び弁体39は板状のスプールを円形状に形成し、また貫通孔43、46を真円に形成するため、絞り弁35の構成が簡素化され、かつ小型化され、ベーン式圧縮機への搭載性を向上させることができる。
(5)絞り弁35は弁座38、弁体39及びコイルスプリング48を本体36に装着することによってユニット化した構成であるため、ベーン式圧縮機への組み付けが容易である。
図4及び図5に示す第2の実施形態は、第1の実施形態におけるスプール式の絞り弁35をリード弁式の絞り弁に変更したもので、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6に示す第3の実施形態は、第1の実施形態における貫通孔43、46を変更したもので、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
(2)第1〜第3の各実施形態では、吸入部を構成する吸入ポート17あるいは吸入通路から独立した別体構成の弁座38、54が吸入ポート17あるいは吸入通路37に装着される構成であるが、吸入ポート17あるいは吸入通路37の内壁の一部を加工して弁座を構成することが可能である。この場合、弁座に形成される貫通孔は吸入ポート17あるいは吸入通路37を兼用することになるため、弁座の貫通孔の中心軸線は吸入ポート17あるいは吸入通路37の中心軸線と一致し、弁体の貫通孔の中心軸線のみが偏心する。
(5)弁座38、54、65及び弁体39、55、61の各貫通孔43、46、57、58、60、62、66あるいは吸入ポート17及び吸入通路14、15、37、51は真円あるいは楕円に限らず角孔に形成することが可能である。
(6)本願発明は、ベーン式圧縮機に限らず、スクロール式圧縮機、スクリュー式圧縮機あるいはルーツ式圧縮機等の回転式圧縮機において実施することができる。
2 フロントハウジング
3 リヤハウジング
8 回転軸
10 ロータ
11 ベーン軸
12 ベーン
13 作動室
14、15、37、51 吸入通路
16 吸入室
17 吸入ポート
18 吐出室
25 吐出ポート
35、50、59、64 絞り弁
38、54、65 弁座
39、61 弁体
40 案内溝
43、46、57、58、60、62、66 貫通孔
47、63 突起
48 コイルスプリング
55 リード弁
S1、S2、S3、S4 開口面積
X1、X2、X3、X4 中心軸線
Claims (8)
- 吸入ポートと吸入通路と吸入室を含む冷媒ガスの吸入部、前記冷媒ガスの圧縮機構を含む圧縮部及び吐出ポートと吐出通路と吐出室を含む冷媒ガスの吐出部を備えた回転式圧縮機において、
前記吸入部に弁座及び前記弁座に対して接近及び離間可能な弁体からなる絞り弁を配設し、前記弁座及び弁体にそれぞれ前記冷媒ガスの流通方向に貫通する貫通孔を形成し、
前記弁座及び前記弁体の双方の貫通孔の中心軸線を前記吸入通路の中心軸線からそれぞれ異なる位置に偏心して配設し、
前記弁体を前記弁座から離間する方向に付勢するとともに前記冷媒ガスの流量増加により前記弁座に接近させることを特徴とする回転式圧縮機における冷媒ガスの吸入量制御装置。 - 前記弁座及び前記弁体を備えた前記絞り弁をユニット化したことを特徴とする請求項1に記載の回転式圧縮機における冷媒ガスの吸入量制御装置。
- 前記弁座は前記吸入部と別体に形成され、前記吸入部に装着されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転式圧縮機における冷媒ガスの吸入量制御装置。
- 前記弁体を板状のスプールと前記スプールを付勢するコイルばねによって構成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の回転式圧縮機における冷媒ガスの吸入量制御装置。
- 前記スプールの外周面に前記吸入部の内周面に形成した案内溝と嵌合する突起を形成したことを特徴とする請求項4に記載の回転式圧縮機における冷媒ガスの吸入量制御装置。
- 前記弁体を弾性体からなるリード弁によって構成し、前記弁座を前記リード弁が当接する剛体の弁座によって形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の回転式圧縮機における冷媒ガスの吸入量制御装置。
- 前記弁座及び前記弁体の通孔を真円によって形成したことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の回転式圧縮機における冷媒ガスの吸入量制御装置。
- 前記弁座及び前記弁体の通孔を楕円によって形成したことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の回転式圧縮機における冷媒ガスの吸入量制御装置。
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