JP2004236994A - 健康増進用飾り輪 - Google Patents
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Abstract
【課題】手首腕部などの経穴、経路に接触させる治療具付装飾体で、手首などに装着しても位置づれなどがない飾り輪を提供する。
【解決手段】柔軟で伸縮性のあるストラップ2は留具4で手首や腕部の経穴位置に弱い緊張度で巻回可能となし、該ストラップの断面積より小さい断面積とした通孔を有する装飾体3は下面に経穴を刺激する治療具を設け、ストラップを強く引っ張って細くしながら装飾体を介装し、強い引張りを解除すると装飾体は所定位置に固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】柔軟で伸縮性のあるストラップ2は留具4で手首や腕部の経穴位置に弱い緊張度で巻回可能となし、該ストラップの断面積より小さい断面積とした通孔を有する装飾体3は下面に経穴を刺激する治療具を設け、ストラップを強く引っ張って細くしながら装飾体を介装し、強い引張りを解除すると装飾体は所定位置に固定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、手首、足首などに巻回する紐やバンドなどのストラップに位置調節可能に介装固定した複数個の装飾体からなり、その内側面に治療具を設けた健康増進用飾り輪に関し、特に、手首足首部分の複数の経穴(つぼ)経絡には半導体等の治療具が位置づれすることなく接触させて東洋医学的に生体機能を向上させる健康増進用飾り輪に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から飾り輪その他この種のものについてはネックレス(首飾り)、ブレスレット(手首飾り)、アームレット(腕輪)や足首飾り(アンクレット)等が提案されている。その中で、首飾りなどは美麗な繊維製品や金銀製鎖をループ状にして、ペンダントなどを吊り下げたものが代表的に用いられている。
【0003】
上記のような巻回した飾りをベースとして、これに、東洋医学上の経穴刺激による物理療法を付加させたものが提案されている。それは磁気、イオン浸透具、電気治療具などである。これを具体的に例示すると、導電性チエーン中に、複数個のダイオードを適宜間隔に介装して、介在連結し、該ダイオード間の患部接触チエーン部に生じたイオンを接触チエーン部以外のイオン放散用チエーン部へ一方的に誘導するようにした技術的構成(実開昭55‐161542号)のものが提案されている。
【0004】
更に近時は表面側の金属製又は合成樹脂製装飾要素と内側面側の金属製支持要素からなる有端のブレスレットであって、中央部には装飾体も配設可能な時計用ケースを設けたもの(特開平10‐276808号)等が提案され、これ等のブレスレットの支持要素内面に永久磁石等が一定間隔をおいて添着されて経穴に対する刺激治療をなすものが見受けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来適宜のダイオードを配設したループ状導電性チエ‐ンは頸部にゆるく引掛けた程度であるので、人体の動作に応じて揺れ動くことは勿論、皮膚に接触しないことが多く、且つ位置移動するので、経穴や経絡に確実に配置してもその状態を維持することは困難性がある。しかも、伸縮性のないチエーンで頸部に位置ずれしないように締め付けるとストレスが発生するという問題点がある。
【0006】
更に、前述したブレスレットがたとえ無端のものであっても、略円形であって、手首に巻回したとき皮膚に接触しない部分が生じ、僅かな外力による衝撃や接触でも手首廻り方向や前後方向に位置づれして、経穴、経絡に当接しなくなることは勿論、内側に設けた磁性体は複数の経穴位置に対応配設することが難しいという問題点があった。
【0007】
本発明は手首腕部などの経穴、経絡に接触させる治療具付装飾体を柔軟で伸縮性のあるストラップに介装し、手首に弱い緊張度で巻回して、留具でストラップの両端を係止すると、その全体は位置づれやストレスが発生することはない飾り輪を得ることを目的としており、更に装飾体の通孔はストラップの径より小径となし、ストラップの一端をナイロン繊維などで強く引っ張って細くしながら装飾体を所定位置まで介装移動したのち、引っ張り緊張を解けば、確実に位置固定され、手首などに装着しても位置づれなどがない飾り輪を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の飾り輪においては、ストラップの一端に留具を設け、他側の自由端を係留圧着してループ状に形成する。このストラップには内側面に経穴、経絡刺激用の治療具を設けた装飾体を介装して固定する。
【0009】
前記ストラップは天然ゴム材塩化ビニール樹脂材やシリコン合成ゴムなどの柔軟で伸縮性のある合成樹脂材製のものを主として用いるが、斯様な性質のものであればゴム入り布製品でよい。断面は方形乃至長方形状にして装飾体がストラップの軸廻りに不用意に回動しないようにすることが好ましい。
【0010】
前記装飾体はストラップを貫通させるための通孔を有する台と台の外側面には飾り品を取付けるか、彫刻してもよい。台は木材、陶磁器、金属材製でよい。台が高級ステンレス鋼材や金銀や貴金属でメッキした場合は外側面の彫刻をしたり、飾り品を取付ける必要のない場合がある。台の内側面には凹部を設けて治療具を取付ける。
【0011】
前記治療具は東洋医学上何らかの手段で経穴経絡を刺激するものであればよい。従って、従来から広く用いられているシリコンやゲルマニウム及びこれらに僅かな不純物を混入(ドーピング)した半導体、永久磁石などの磁性体、セラミクス、チタンなどの硬質金属、硬質鉱石である水晶などが用いられる。これ等の治療具は台の内側面の凹部より僅かに突出して経穴経絡部の皮膚への接触を良好にすることが好ましい。
【0012】
手首や肘関節直上部に存在する経穴は主として人体の内臓器官を治療するものであって、しかも該部位に飾り輪を巻回すれば巻回したストラップ位置に添って経穴が存在するので一個の飾り輪の複数の治療具の全部を適確に経穴や経絡に接触させることが可能である。従って持続的に使用すれば全身体が漸進的に健康増進を計り得るものである。そして、複数の経穴のうち1箇所か2箇所の経穴がストラップ部から離れた位置にあるときは、該経穴の経絡線上に装飾体の治療具を配置すればよい。
【0013】
この飾り輪につき不定愁訴を有する人、不健康な人などがブレスレット、アームレット等として使用させるときは医師の指示のもとに物理療法士が経穴経絡探索器で位置を測定のうえ、装飾体の位置決めや、巻回緊張度等を調整して装着させることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図1において、飾り輪1は手首、腕輪などの経穴経絡に適用する構成としたもので、ストラップ2はシリコン合成ゴム製のものであるが、断面は方形形状とすることにより装飾体3がストラップ上を容易に回転することのないようにしたものである。シリコン樹脂は美麗で柔軟で且つ伸縮性のあるものが必要である。
【0016】
ストラップ2の一端は留具4が設けられる。留具4は断面が凹字形状で全体が腕などにフィットするように弯曲した基枠5を設け、基枠5の基部には支軸6により枢支した断面形状の締め付け枠7が枢着される。基枠5の低壁基端に起立した係止杆(図示せず)にストラップ2の基端部の透孔が介装されて掛止される。基枠5の先端側底壁部に起立した係止杆9にはストラップ2の自由端側に複数個設けた透孔10を緊張度が適切な部位で掛止めされ、締付枠7を押しつけることにより緊張調節可能に確実に掛止めされる。更に、基枠の底壁部中央に設けた乗せ台にはストラップ自由端を配置して、締付枠7を押しつけると該自由端が押圧係合されて透孔は係止杆より離脱することはない。
【0017】
装飾体3は本実施例のものは鉄材製のものに銀メッキをしたものであるが、これに限定することなく真鍮材に金銀などをメッキしてもよい。このような金属で成形する装飾体の形状を小型にすることが可能であると共に位置を調節するときストラップに傷つくことがない利点がある。しかも貴金属でメッキすると外側面に飾り品や彫刻をすることも必要ない。
【0018】
装飾体3は図1から図3に示す如く、全体を小型の円柱形状体に形成し、ストラップ2を挿通する通孔14を穿設する。このようにして形成された装飾体3の台15が形成される。台15の円形頂部16の上面は彫刻したり、貴金属からなる飾り品を植付けたりするものであるが、台15が貴金属材を加工したものであるから美麗であるので、部分円球部17として飾り品の代用をなさしめるものである。頂部16下面の両側に設けた支持部18a,18bの下端には皮膚の経穴に接触する円形基板19が形成される。円形基板19の下面には円形の凹所20を形成する。この凹所には経穴、経絡を刺激する治療具21が公知の合成樹脂材からなる接着剤で接着される。
【0019】
上記治療具21に用いられる本実施例のものは精製されたゲルマニウム材に極めて少量のアンチモンを混入(ドーピング)したN型の半導体である。この半導体21は裏面の平面部をくぼみ即ち凹所20に強力に接着し、経穴接触面は部分球面形状にして台の内側面より僅かに突出させて経穴への接触性を良好にしているものである。一方、この治療具21は留具4の基枠5底壁にもその凹所を設けて1個乃至2個程度配設することができる。この場合は治療具が接近していて、そのいずれか1個を使用する必要なことがある。その他の1個は経穴に接触できないこともある。この治療具は位置移動調節ができないため、手首部であれば手甲側の中指を進展する筋すじ状上の経穴(陽池)に整合するか、掌側の手屈曲筋の腱にある大陵に整合指準することが好ましい。そして、このような基本的指準整合位置は腕部足首部、頸部にも飾り輪を巻回配置する整合位置が存在するものである。
【0020】
台15の通孔14はその高さも幅もストラップ2の高さ幅より小径となし、強くストラップ2を引っ張ることにより柔軟伸縮性のあるストラップは通孔14より高さも幅も小径となる。その状態で装飾体3を介装して位置移動する。そして、強い緊張を解除すればその移動位置で固定する。他の実施例として通孔14の高さはストラップ2の断面で示す高さと同一となし、ストラップ2の断面の幅は通孔の幅より大として充分に固定可能である。
【0021】
本発明飾り輪1を右手の手首部前面(図4‐掌側)後面(図5−甲側)の夫々3個の経穴及び経絡にブレスレットとして装着する場合を説明すれば、先ず経穴探索器で測定して、サインペン等で点乃至丸印を付す。それから、該手首にストラップ2を弱い緊張度で巻回して位置づれやストレスが発生しない程度に留具4で両端を係止する。それから、サインペンの印位置と同一位置のストラップ2の位置にサインペンで印を付す。その後、ストラップ2を手首から取外して強く緊張し細長くした状態で装飾体3を印位置に摺動させながら整合させて強い緊張を解除すると装飾体3は夫々の印位置で固定する。その後、弱い緊張度でストラップ2を手首に巻回する時は手首後面中央の経穴TE位置に特定の装飾体3を整合させれば各経穴乃至経絡に正確に治療具21が接触する。経穴TEの位置は手指を進展させると中指の伸張筋肉位置から容易に判断できる。
【0022】
図4、図5に示す経穴と治療機関を説明すると、経穴LUは肺経、PLは心包経、HTは心経、S1は小腸経、TEは三焦経、L1は大腸経である。
【0023】
この飾り輪1を肘関節の僅か上側に巻回すればアームレットとして用いられ、人体頸部にはネックレスとして用いることが可能である。その場合で、一部の経穴がストラップ2の巻回位置より外れるときは経絡部分に装飾体が接触するように配設すればよい。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているもので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】
飾り輪を構成するストラップは柔軟且つ伸縮性の材料からなり、手首、腕、足首などに弱い緊張度で巻回するときはストラップの断面積は殆ど細くなることがないので皮膚がストレスを発生したり傷つくことなく、そして、位置づれすることもないものである。そして、強く引っ張って断面が小さくなるときは装飾体は通孔により容易に挿通介装して所定位置に配置したとき緊張を解除すれば確実に経穴位置に停止固定して経穴、経絡を持続的に刺激治療することができるものである。
【0026】
ストラップに介装する装飾体は台の外側面に設ける飾り品によって、女性用、男性用に対応する装飾となした飾り輪とすることが可能であり、且つ、身飾り品であっても極めて安価なものから高価なものまで外観を美麗にしたにもかかわらず実質的に同等で有意義な治療効果を有するものである。
【0027】
更に、従来は高価な治療具でも絆創膏などの粘着材で各個の経穴に貼付するので患者自身では経穴位置を誤ったり、二三度反復して使用するうちに皮膚に潰瘍を生じたり、紛失や捨て去ることがほとんどであったが、本発明装飾体は鋭利な角部をなくしたものであって反復使用する構成としたので、毎日巻回装着しても半永久的に使用することができ、且つ潰瘍やストレスなどが発生せず、斬進的に健康の増進がなされるものである。
【0028】
本発明に係る飾り輪は主として内臓諸機関の健康を増進する経穴や経絡であって、頭痛や腰肩の痛みその他外部諸機関の病的症状は内臓の健全化の反射的効果として回復するという有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】健康増進用飾り輪の一部切欠全体斜視図である。
【図2】装飾体の斜視図である。
【図3】装飾体の縦断面図である。
【図4】右手首の前面(掌側)の経穴経絡を示す図である
【図5】右手首の後面(手甲側)の経穴、経絡を示す図である
【符号の説明】
1 健康増進用飾り輪
2 ストラップ
3 装飾体
4 留具
14 通孔
15 台
21 治療具
【発明の属する技術分野】
本発明は、手首、足首などに巻回する紐やバンドなどのストラップに位置調節可能に介装固定した複数個の装飾体からなり、その内側面に治療具を設けた健康増進用飾り輪に関し、特に、手首足首部分の複数の経穴(つぼ)経絡には半導体等の治療具が位置づれすることなく接触させて東洋医学的に生体機能を向上させる健康増進用飾り輪に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から飾り輪その他この種のものについてはネックレス(首飾り)、ブレスレット(手首飾り)、アームレット(腕輪)や足首飾り(アンクレット)等が提案されている。その中で、首飾りなどは美麗な繊維製品や金銀製鎖をループ状にして、ペンダントなどを吊り下げたものが代表的に用いられている。
【0003】
上記のような巻回した飾りをベースとして、これに、東洋医学上の経穴刺激による物理療法を付加させたものが提案されている。それは磁気、イオン浸透具、電気治療具などである。これを具体的に例示すると、導電性チエーン中に、複数個のダイオードを適宜間隔に介装して、介在連結し、該ダイオード間の患部接触チエーン部に生じたイオンを接触チエーン部以外のイオン放散用チエーン部へ一方的に誘導するようにした技術的構成(実開昭55‐161542号)のものが提案されている。
【0004】
更に近時は表面側の金属製又は合成樹脂製装飾要素と内側面側の金属製支持要素からなる有端のブレスレットであって、中央部には装飾体も配設可能な時計用ケースを設けたもの(特開平10‐276808号)等が提案され、これ等のブレスレットの支持要素内面に永久磁石等が一定間隔をおいて添着されて経穴に対する刺激治療をなすものが見受けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来適宜のダイオードを配設したループ状導電性チエ‐ンは頸部にゆるく引掛けた程度であるので、人体の動作に応じて揺れ動くことは勿論、皮膚に接触しないことが多く、且つ位置移動するので、経穴や経絡に確実に配置してもその状態を維持することは困難性がある。しかも、伸縮性のないチエーンで頸部に位置ずれしないように締め付けるとストレスが発生するという問題点がある。
【0006】
更に、前述したブレスレットがたとえ無端のものであっても、略円形であって、手首に巻回したとき皮膚に接触しない部分が生じ、僅かな外力による衝撃や接触でも手首廻り方向や前後方向に位置づれして、経穴、経絡に当接しなくなることは勿論、内側に設けた磁性体は複数の経穴位置に対応配設することが難しいという問題点があった。
【0007】
本発明は手首腕部などの経穴、経絡に接触させる治療具付装飾体を柔軟で伸縮性のあるストラップに介装し、手首に弱い緊張度で巻回して、留具でストラップの両端を係止すると、その全体は位置づれやストレスが発生することはない飾り輪を得ることを目的としており、更に装飾体の通孔はストラップの径より小径となし、ストラップの一端をナイロン繊維などで強く引っ張って細くしながら装飾体を所定位置まで介装移動したのち、引っ張り緊張を解けば、確実に位置固定され、手首などに装着しても位置づれなどがない飾り輪を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の飾り輪においては、ストラップの一端に留具を設け、他側の自由端を係留圧着してループ状に形成する。このストラップには内側面に経穴、経絡刺激用の治療具を設けた装飾体を介装して固定する。
【0009】
前記ストラップは天然ゴム材塩化ビニール樹脂材やシリコン合成ゴムなどの柔軟で伸縮性のある合成樹脂材製のものを主として用いるが、斯様な性質のものであればゴム入り布製品でよい。断面は方形乃至長方形状にして装飾体がストラップの軸廻りに不用意に回動しないようにすることが好ましい。
【0010】
前記装飾体はストラップを貫通させるための通孔を有する台と台の外側面には飾り品を取付けるか、彫刻してもよい。台は木材、陶磁器、金属材製でよい。台が高級ステンレス鋼材や金銀や貴金属でメッキした場合は外側面の彫刻をしたり、飾り品を取付ける必要のない場合がある。台の内側面には凹部を設けて治療具を取付ける。
【0011】
前記治療具は東洋医学上何らかの手段で経穴経絡を刺激するものであればよい。従って、従来から広く用いられているシリコンやゲルマニウム及びこれらに僅かな不純物を混入(ドーピング)した半導体、永久磁石などの磁性体、セラミクス、チタンなどの硬質金属、硬質鉱石である水晶などが用いられる。これ等の治療具は台の内側面の凹部より僅かに突出して経穴経絡部の皮膚への接触を良好にすることが好ましい。
【0012】
手首や肘関節直上部に存在する経穴は主として人体の内臓器官を治療するものであって、しかも該部位に飾り輪を巻回すれば巻回したストラップ位置に添って経穴が存在するので一個の飾り輪の複数の治療具の全部を適確に経穴や経絡に接触させることが可能である。従って持続的に使用すれば全身体が漸進的に健康増進を計り得るものである。そして、複数の経穴のうち1箇所か2箇所の経穴がストラップ部から離れた位置にあるときは、該経穴の経絡線上に装飾体の治療具を配置すればよい。
【0013】
この飾り輪につき不定愁訴を有する人、不健康な人などがブレスレット、アームレット等として使用させるときは医師の指示のもとに物理療法士が経穴経絡探索器で位置を測定のうえ、装飾体の位置決めや、巻回緊張度等を調整して装着させることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図1において、飾り輪1は手首、腕輪などの経穴経絡に適用する構成としたもので、ストラップ2はシリコン合成ゴム製のものであるが、断面は方形形状とすることにより装飾体3がストラップ上を容易に回転することのないようにしたものである。シリコン樹脂は美麗で柔軟で且つ伸縮性のあるものが必要である。
【0016】
ストラップ2の一端は留具4が設けられる。留具4は断面が凹字形状で全体が腕などにフィットするように弯曲した基枠5を設け、基枠5の基部には支軸6により枢支した断面形状の締め付け枠7が枢着される。基枠5の低壁基端に起立した係止杆(図示せず)にストラップ2の基端部の透孔が介装されて掛止される。基枠5の先端側底壁部に起立した係止杆9にはストラップ2の自由端側に複数個設けた透孔10を緊張度が適切な部位で掛止めされ、締付枠7を押しつけることにより緊張調節可能に確実に掛止めされる。更に、基枠の底壁部中央に設けた乗せ台にはストラップ自由端を配置して、締付枠7を押しつけると該自由端が押圧係合されて透孔は係止杆より離脱することはない。
【0017】
装飾体3は本実施例のものは鉄材製のものに銀メッキをしたものであるが、これに限定することなく真鍮材に金銀などをメッキしてもよい。このような金属で成形する装飾体の形状を小型にすることが可能であると共に位置を調節するときストラップに傷つくことがない利点がある。しかも貴金属でメッキすると外側面に飾り品や彫刻をすることも必要ない。
【0018】
装飾体3は図1から図3に示す如く、全体を小型の円柱形状体に形成し、ストラップ2を挿通する通孔14を穿設する。このようにして形成された装飾体3の台15が形成される。台15の円形頂部16の上面は彫刻したり、貴金属からなる飾り品を植付けたりするものであるが、台15が貴金属材を加工したものであるから美麗であるので、部分円球部17として飾り品の代用をなさしめるものである。頂部16下面の両側に設けた支持部18a,18bの下端には皮膚の経穴に接触する円形基板19が形成される。円形基板19の下面には円形の凹所20を形成する。この凹所には経穴、経絡を刺激する治療具21が公知の合成樹脂材からなる接着剤で接着される。
【0019】
上記治療具21に用いられる本実施例のものは精製されたゲルマニウム材に極めて少量のアンチモンを混入(ドーピング)したN型の半導体である。この半導体21は裏面の平面部をくぼみ即ち凹所20に強力に接着し、経穴接触面は部分球面形状にして台の内側面より僅かに突出させて経穴への接触性を良好にしているものである。一方、この治療具21は留具4の基枠5底壁にもその凹所を設けて1個乃至2個程度配設することができる。この場合は治療具が接近していて、そのいずれか1個を使用する必要なことがある。その他の1個は経穴に接触できないこともある。この治療具は位置移動調節ができないため、手首部であれば手甲側の中指を進展する筋すじ状上の経穴(陽池)に整合するか、掌側の手屈曲筋の腱にある大陵に整合指準することが好ましい。そして、このような基本的指準整合位置は腕部足首部、頸部にも飾り輪を巻回配置する整合位置が存在するものである。
【0020】
台15の通孔14はその高さも幅もストラップ2の高さ幅より小径となし、強くストラップ2を引っ張ることにより柔軟伸縮性のあるストラップは通孔14より高さも幅も小径となる。その状態で装飾体3を介装して位置移動する。そして、強い緊張を解除すればその移動位置で固定する。他の実施例として通孔14の高さはストラップ2の断面で示す高さと同一となし、ストラップ2の断面の幅は通孔の幅より大として充分に固定可能である。
【0021】
本発明飾り輪1を右手の手首部前面(図4‐掌側)後面(図5−甲側)の夫々3個の経穴及び経絡にブレスレットとして装着する場合を説明すれば、先ず経穴探索器で測定して、サインペン等で点乃至丸印を付す。それから、該手首にストラップ2を弱い緊張度で巻回して位置づれやストレスが発生しない程度に留具4で両端を係止する。それから、サインペンの印位置と同一位置のストラップ2の位置にサインペンで印を付す。その後、ストラップ2を手首から取外して強く緊張し細長くした状態で装飾体3を印位置に摺動させながら整合させて強い緊張を解除すると装飾体3は夫々の印位置で固定する。その後、弱い緊張度でストラップ2を手首に巻回する時は手首後面中央の経穴TE位置に特定の装飾体3を整合させれば各経穴乃至経絡に正確に治療具21が接触する。経穴TEの位置は手指を進展させると中指の伸張筋肉位置から容易に判断できる。
【0022】
図4、図5に示す経穴と治療機関を説明すると、経穴LUは肺経、PLは心包経、HTは心経、S1は小腸経、TEは三焦経、L1は大腸経である。
【0023】
この飾り輪1を肘関節の僅か上側に巻回すればアームレットとして用いられ、人体頸部にはネックレスとして用いることが可能である。その場合で、一部の経穴がストラップ2の巻回位置より外れるときは経絡部分に装飾体が接触するように配設すればよい。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているもので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】
飾り輪を構成するストラップは柔軟且つ伸縮性の材料からなり、手首、腕、足首などに弱い緊張度で巻回するときはストラップの断面積は殆ど細くなることがないので皮膚がストレスを発生したり傷つくことなく、そして、位置づれすることもないものである。そして、強く引っ張って断面が小さくなるときは装飾体は通孔により容易に挿通介装して所定位置に配置したとき緊張を解除すれば確実に経穴位置に停止固定して経穴、経絡を持続的に刺激治療することができるものである。
【0026】
ストラップに介装する装飾体は台の外側面に設ける飾り品によって、女性用、男性用に対応する装飾となした飾り輪とすることが可能であり、且つ、身飾り品であっても極めて安価なものから高価なものまで外観を美麗にしたにもかかわらず実質的に同等で有意義な治療効果を有するものである。
【0027】
更に、従来は高価な治療具でも絆創膏などの粘着材で各個の経穴に貼付するので患者自身では経穴位置を誤ったり、二三度反復して使用するうちに皮膚に潰瘍を生じたり、紛失や捨て去ることがほとんどであったが、本発明装飾体は鋭利な角部をなくしたものであって反復使用する構成としたので、毎日巻回装着しても半永久的に使用することができ、且つ潰瘍やストレスなどが発生せず、斬進的に健康の増進がなされるものである。
【0028】
本発明に係る飾り輪は主として内臓諸機関の健康を増進する経穴や経絡であって、頭痛や腰肩の痛みその他外部諸機関の病的症状は内臓の健全化の反射的効果として回復するという有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】健康増進用飾り輪の一部切欠全体斜視図である。
【図2】装飾体の斜視図である。
【図3】装飾体の縦断面図である。
【図4】右手首の前面(掌側)の経穴経絡を示す図である
【図5】右手首の後面(手甲側)の経穴、経絡を示す図である
【符号の説明】
1 健康増進用飾り輪
2 ストラップ
3 装飾体
4 留具
14 通孔
15 台
21 治療具
Claims (4)
- 手首、腕、足首などに巻回して経穴、経絡を刺激治療するものであって、柔軟で伸縮性のあるストラップの一端側は止具で係止すると共に他側自由端は該留具で開放可能に係留し、該ストラップに位置調節可能に介装固定する複数個の装飾体はストラップの断面より小さい断面とした通孔を有すると共に経穴などの部位に接触する内側面には治療具を取付けたことを特徴とする健康増進用飾り輪。
- 前記ストラップは天然ゴム材、塩化ビニール樹脂材やシリコン合成ゴム等の合成樹脂材、ゴムを被覆した布紐等からなり、断面は方形乃至長方形状であることを特徴とする請求項1記載の健康増進用飾り輪。
- 前記装飾体は木材、セラミックス、金属、貴金属、金属に貴金属をメッキした円柱状の台からなり、該台には前記通孔を穿設し、その外側面には必要に応じて彫刻するか飾り品を設け、経穴に接触する内側面の凹部には外方に向かって部分球面状に形成したことを特徴とする請求項1記載の健康増進用飾り輪。
- 前記治療具は少なくともシリコン、ゲルマニウム及びこれらに少量の不純物を混入した半導体、永久磁石、硬質の金属乃至礦石からなるものであることを特徴とする請求項1記載の健康増進用飾り輪。
Priority Applications (1)
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