JP2004236984A - 内視鏡用処置具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】挿入部に設けられたシース126の先端部に鉗子部を設け,挿入部の基端部に設けられた操作部114によりシースに対してワイヤ124を進退させることにより鉗子部を開閉操作可能とする内視鏡用処置具112において,操作部は,シースの基端部を支持するシース支持部139と,ワイヤをシース支持部に対して進退操作可能に支持するワイヤ支持部135とを設け,例えばワイヤカシメ部132の進退方向をそれぞれ支持する壁部を備えるワイヤ支持部のかかる壁部のうち,鉗子部の開閉操作時に,より強い力が作用する方向とは逆方向側の壁部を薄くすることにより,破損容易な脆弱部を形成する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,内視鏡用処置具にかかり,特にシングルユース用として使用される内視鏡用処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡用処置具である生検鉗子は,主に内視鏡的処置等で,例えば病変部位の粘膜の一部の採取に使用される。かかる内視鏡用生検鉗子は,操作部に連設され,内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱される挿入部を備える。挿入部は,例えば密着コイル等から形成される可撓性のシースと,シースの先端部分に設けられている処置機能部となる鉗子部とから構成される。
【0003】
上記シース内には,軸線方向に操作部と鉗子部を接続する操作ワイヤが進退自在に挿通され,シースの基端に連結された操作部において操作ワイヤを進退操作することにより,シースの先端部分に開閉自在に配置された一対の鉗子片が,操作ワイヤの進退操作に連動して開閉駆動するようになっている。
【0004】
上記の内視鏡用処置具として,消毒,滅菌処理により再使用可能としたリユース用のものと,消毒,滅菌処理を必要としない1回限りの使用となるシングルユース用(使い切り用)のものがある(例えば,特許文献1参照)。シングルユース用の処置具は,リユース用の処置具と比べると安価に製造されて市場に供給されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−95982号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
シングルユース用の処置具でも,機能上は,再使用することが可能な場合がある。しかし,シングルユース用の処置具を再使用することによって,感染症の誘発や処置具破損等の事故が発生する虞がある。
【0007】
このような再使用を防止するため,シングルユース用医療用処置具として,例えば上記特許文献1に記載のものもある。この処置具は,体腔内粘膜と直接触れない部分の少なくとも一部の部材を親水性を有するポリマーを含む材料で構成し,かかるポリマーを含む材料で構成した一部の部材が洗浄によって溶解,膨張あるいは柔軟化することにより,一度使用した処置具の再使用を防ぐようになっている。しかし,このような構造の処置具でも,使用者の意図しない取り扱いによって,使用前あるいは使用中に親水性を有するポリマーを含む材料部位に濡れた手で触れてしまったり,検査中に使用する患部洗浄水等が不意にこぼれて付着したりして使用不能となる虞がある。
【0008】
そこで,本発明は,上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,使用中に使用不能となることなく,使用後に確実に再使用を不能にすることができる,新規かつ改良されたシングルユース用の内視鏡用処置具を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,挿入部を構成するシースの先端部に鉗子部を設け,挿入部の基端部に設けられた操作部によりシースに対してワイヤを進退させることにより鉗子部を開閉操作可能とする内視鏡用処置具において,操作部は,シースの基端部を支持するシース支持部と,ワイヤをシース支持部に対して進退操作可能に支持するワイヤ支持部とを設け,ワイヤ支持部またはシース支持部のいずれかに,破損容易な脆弱部を設けたことを特徴とする,内視鏡用処置具が提供される。
【0010】
このとき,脆弱部は,ワイヤ支持部の進退方向のいずれかに鉗子部の開閉操作の範囲を越える力が作用したときに破損する程度の脆弱性を有し,かかる脆弱部は,ワイヤ支持部の進退方向のうち,鉗子部の開閉操作時に,より強い力が作用する方向とは逆方向へ鉗子部の開閉操作の範囲を越える力が作用したときに破損する程度の脆弱性を有することとしてもよい。
【0011】
また,このときワイヤ支持部は,ワイヤの基端部に設けたワイヤカシメ部の進退方向をそれぞれ支持する壁部を有し,脆弱部は,かかる壁部のうち,鉗子部の開閉操作時に,より強い力が作用する方向とは逆方向側の壁部に形成され,かかる逆方向側の壁部の厚みを強い力が作用する方向側の壁部の厚みより薄くすることにより形成されていることとしてもよい。
【0012】
更に,このときワイヤ支持部は,ワイヤの基端部に設けたワイヤカシメ部の進退方向をそれぞれ支持する壁部と,これらの壁部に連設してワイヤカシメ部の外周面を覆う側壁部とを有し,脆弱部は,ワイヤ支持部の側壁部外周面に沿って切欠を設け,この側壁部の一部の進退方向強度を脆弱にすることにより形成されていることとしてもよい。
【0013】
かかる構成とすることにより,シングルユース用処置具を使用後に,使用者が意図的にワイヤ支持部に設けられた脆弱部を破損することにより,処置具を再使用不能にすることができるので,シングルユース用の処置具の再使用による感染症や処置具破損等の事故の発生を未然に防止可能となる。
【0014】
また,このときシース支持部は,シースの基端部に設けたシースカシメ部の進退方向をそれぞれ支持する壁部と,これらの壁部のうちの少なくとも一方に連設してシースカシメ部の外周面を覆う側壁部とを有し,脆弱部は,側壁部に形成され,具体的には,シース支持部の側壁部外周面に切欠を設けて,側壁部の一部の進退方向強度を脆弱にすることにより形成されていることとしてもよい。
【0015】
かかる構成とすることにより,シングルユース用処置具を使用後に,使用者が意図的にシース支持部に設けられた脆弱部を破損することにより,処置具を再使用不能にすることができるので,シングルユース用の処置具の再使用による感染症や処置具破損等の事故の発生を未然に防止可能となる。
【0016】
また,このとき操作部は,シース支持部が設けられた軸体と,ワイヤ支持部が設けられ,軸体に対して進退方向に摺動操作可能な操作滑動部とを備え,軸体の操作滑動部との摺動面には,操作滑動部を少なくとも脆弱部が破損する位置以上に摺動操作したときに,操作滑動部に形成した操作滑動部側係合部と係合する軸体側係合部が形成され,かかる軸体側係合部は,軸体の操作滑動部との摺動面のうち,操作滑動部の摺動操作可能な範囲のうち少なくとも鉗子部の開閉操作範囲を越えた位置に形成してもよい。
【0017】
このとき,具体的には,軸体の操作滑動部との摺動面には,軸体側係合部として凸部を形成し,操作滑動部の軸体との摺動面には,操作滑動部側係合部として凹部を形成したこととしてもよい。
【0018】
かかる構成とすることにより,処置具使用後に操作滑動部を軸体に対して摺動させて凸部と凹部を嵌合させるので,未使用の処置具と使用済みの処置具との区別が容易となるので,使用済みの処置具を誤って再使用することを未然に防ぐことが出来るようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0020】
(第1の実施の形態)
図1は,本発明にかかる内視鏡用処置具を適用する内視鏡100全体の概略構成図である。内視鏡100は,主として,挿入部102と,操作部104と,ユニバーサルコード部106を介して接続されるコネクタ部(図示せず)とから構成されている。挿入部102内には,後述の内視鏡用処置具,例えば生検鉗子112を内視鏡先端部に導出させるための処置具挿通チャンネル108が設けられている。また,操作部104には,処置具挿通口110が設けられ,かかる処置具挿通口110は,処置具挿通チャンネル108に接続されている。
【0021】
次に,本発明の第1の実施の形態にかかる内視鏡用処置具を図面を参照しながら説明する。本実施形態にかかる内視鏡用処置具として,例えば生検鉗子の全体構成図を図2に示す。なお,本実施の形態は,ワイヤ支持部に破損容易な脆弱部を設けた場合の例である。
【0022】
同図に示される生検鉗子112は,使用時に術者が操作可能な操作部114と,使用時に上記内視鏡100の処置具挿通口110から処置具挿通チャンネル108に挿入される挿入部116とを備える。
【0023】
操作部114には,軸体118が設けられ,かかる軸体118の基端側には,略リング状の指掛け部120が装着されている。
【0024】
また,軸体118には,略筒状に形成された操作滑動部122が軸方向に対して摺動自在に設けられている。
【0025】
操作滑動部122には,操作ワイヤ124の基端部を支持する後述のワイヤ支持部が設けられている。
【0026】
また,操作ワイヤ124は,細長で可撓性を有する密着コイル等で形成されているシース126を貫通して,かかる操作ワイヤ124の先端部が処置機能部として作用する鉗子部128に連結されている。更に,シース126の基端部を支持する後述のシース支持部が設けられている。
【0027】
この生検鉗子112には,操作滑動部122が軸体118に対して操作されることにより,シース126に対して操作ワイヤ124が進退操作されて,鉗子部128が開閉操作されるようになっている。
【0028】
具体的には,本実施形態の生検鉗子112は,操作滑動部122を挿入部116側に移動させると鉗子部128が開き,操作滑動部122を指掛け部120側に移動させると鉗子部128が閉じるようになっている。
【0029】
次に,本実施形態の生検鉗子112の操作部114の構成の詳細を図面を用いて説明する。図3は,本実施形態の生検鉗子112の操作部114の内部構成を示す部分断面図である。
【0030】
軸体118には,略全長にわたり操作滑動部122を進退方向にガイドするスリット130が形成されている。操作滑動部122は,内部に形成された穴に軸体118が挿入された状態で,上記スリット130に沿って,進退方向(軸方向)に移動可能になっている。
【0031】
操作滑動部122に設けられたワイヤ支持部135は,例えば次のように構成される。スリット130の内側にある操作滑動部122の内部には,操作ワイヤ124の基端部に設けられたワイヤカシメ部132を収めるワイヤカシメ収容部134が形成されている。このワイヤカシメ収容部134にワイヤカシメ部132が収められることにより,操作ワイヤ124は,軸方向に進退操作可能に支持される。これにより,操作滑動部122を軸体118に対して摺動させると,操作ワイヤ124を進退方向に操作できる。なお,ワイヤ支持部135の詳細については,後述する。
【0032】
操作部114の先端側には,シースカシメ収容部140が設けられ,かかるシースカシメ収容部140には,シース126の端部に設けられたシースカシメ部136が収められている。これにより,シース126は,操作部114に支持される。
【0033】
また,本実施形態では,操作滑動部122との摺動面には,操作滑動部122を少なくとも脆弱部が破損する位置以上に摺動操作したときに,操作滑動部122に形成した操作滑動部側係合部と係合する軸体側係合部が形成されている。具体的には,軸体118の先端近傍の外周面に,軸体側係合部として例えば凸部142が形成され,操作滑動部122の軸体118に接する内側部分に,操作滑動部側係合部として例えば凹部144が形成されている。これにより,処置具使用者が使用後に,操作滑動部122を先端側に摺動させ,凹部144と凸部142とを係合させることにより,操作滑動部122が軸体118に対して摺動させることが不能になるので,生検鉗子112を一度使用したことがわかるようになる。
【0034】
次に,操作ワイヤ124の基端部を支持するワイヤ支持部135の詳細について,図面を参照しながら説明する。
【0035】
図4は,図3に示すワイヤ支持部135,すなわちA部の拡大図である。操作滑動部122を鉗子部128の通常の開閉操作の範囲を超える力が作用したときに破損されるように構成した,この脆弱部は,例えばワイヤカシメ部132を収めるワイヤカシメ収容部134の軸方向(操作滑動部122の進退方向)の壁部のうち基端側の壁部134aの厚みの方を先端側の壁部134bの厚みより薄く形成することにより構成する。また,基端側の壁部134aの厚みは,例えば操作滑動部122を鉗子部128の通常の開閉操作の範囲を超える力を作用させて,先端側へ更に移動させると,ワイヤカシメ部132により基端側の壁部134aが押圧されることにより破損される程度の脆弱性を有する薄さとする。
【0036】
次に,本実施形態の内視鏡用処置具の作用について,図面を参照しながら説明する。図5は,本実施形態の生検鉗子112の作用説明図である。
【0037】
本実施形態では,鉗子部128を閉じるときは,図5(a)に示すように,操作滑動部122を指掛け部120側に移動させる。また,鉗子部128を開くときは,図5(b)に示すように,操作滑動部122を挿入部116側に移動させる。
【0038】
この鉗子部128の開閉操作においては,処置部位の粘膜等を掴むのに力を加えるため,通常の鉗子部128の開閉操作時には,鉗子部128を開くよりも閉じる方が操作滑動部122を摺動させるのに,より強い力を作用させることとなる。従って,操作滑動部122を基端側に摺動させる方向に,より強い力が作用される可能性が高い。
【0039】
このため,本実施形態では,生検鉗子112を使用後は,(c)に示すように,強い力を作用させる方向とは逆方向,すなわち操作滑動部122を鉗子部128の開閉操作の範囲外となる挿入部116側へ,更に移動させると,基端側の壁部134aがワイヤカシメ部132に押圧されることにより破損される。
【0040】
脆弱部を構成する基端側の壁部134aの破損後は,操作滑動部122を再び挿入部116側に移動させても,ワイヤカシメ部132が基端側の壁部134aに支持されなくなるため,鉗子部128が開かなくなる。従って,使用者は,生検鉗子112の開閉操作を再び行うことが不可能となる。換言すると,一度使用した生検鉗子112の再使用を未然に防ぐことが出来るようになる。
【0041】
なお,脆弱部となる基端側の壁部134aの破損後でも,操作滑動部122を基端側に移動させることにより鉗子部128を閉じることは出来る。この場合,外見上では,生検鉗子112が使用済みであるか否かの判断がつかないため,使用済みの処置具を誤使用する虞がある。
【0042】
そこで本実施形態では,上述のような誤使用を防ぐために,生検鉗子112を使用後は,操作滑動部122を更に挿入部116側に摺動させて,前述したように軸体118の先端側の近傍に形成された凸部142と,操作滑動部122の軸体118に接する内側部分に形成された凹部144とを係合させる。
【0043】
上記の作用により,操作滑動部122が軸体118に対して摺動させることが出来なくなる。また,鉗子部128が開いたままの状態となるので,処置具を一度使用したことが外見上でわかるようになる。更に,鉗子部128が開いたままの状態であるため,生検鉗子112を再び処置具挿通チャンネル108に挿入できなくなることより,一度使用した生検鉗子112の再使用を未然に防ぐことが出来るようになる。
【0044】
次に,ワイヤ支持部135に設けられる脆弱部の変形例について図面を参照して説明する。図6は,本実施形態においてワイヤ支持部135に設けられた脆弱部の第1の変形例,図7は,第2の変形例である。
【0045】
図6に示すように,第1の変形例では,操作滑動部122基端側の壁部134aの端部に溝部146が形成されている。かかる構成とすることにより,基端側の壁部134aが操作滑動部122を鉗子部128の通常の開閉操作の範囲を超える力が作用したときに溝部146がより破損され易くなる。
【0046】
また,図6は,一体で形成した例を示したが,図7に示すように,ワイヤカシメ収容部134が形成されるワイヤ支持部135を操作滑動部122と別体にしてもよい。この場合,ワイヤ支持部135は,側壁部の外周面に沿って切欠部148が形成されている。そして,操作滑動部122のフランジ部122aに形成された孔(図示せず)から切欠部148にそれぞれ挿通された支持部材150により,ワイヤ支持部135は,操作滑動部122に対して支持される。これにより,軸体118に対しワイヤ支持部135と操作滑動部122とが一体となって摺動されるようになる。
【0047】
この第2の変形例では,ワイヤカシメ収容部134の基端側の壁部134aを脆弱部にしてもよく,また支持部材150を支持する突出部135aを脆弱部としてもよい。操作滑動部122を鉗子部128の通常の開閉操作の範囲を超える力が作用したとき,基端側の壁部134aまたはワイヤ支持部135の基端側の突出部135aが破損され,使用者が生検鉗子112の開閉操作を再び行うことが不可能となり,一度使用した生検鉗子112の再使用を未然に防ぐことが出来るようになる。
【0048】
(第2の実施の形態)
次に,本発明の第2の実施の形態にかかる内視鏡用処置具,例えば生検鉗子を図面を参照しながら説明する。本実施形態にかかる生検鉗子の全体の概略構成図は,図2に示すものと同様である。
【0049】
図8は,第2の実施の形態の生検鉗子212の操作部214の内部構成を示す部分断面図である。なお,本実施の形態にかかる生検鉗子212の操作部は,第1の実施の形態のものとほぼ同様であるが,ワイヤ支持部235には脆弱部を設けずに,シース支持部239に脆弱部を設けている点で第1の実施の形態のものと異なる。
【0050】
本実施の形態にかかる生検鉗子212の軸体218には,略全長にわたり操作滑動部222を進退方向にガイドするスリット230が形成されている。かかるスリット230の内側にある操作滑動部222の内部には,操作ワイヤ224の基端部に設けられたワイヤカシメ部232を収めるワイヤカシメ収容部234が形成されている。このワイヤカシメ収容部234にワイヤカシメ部232が収められることにより,操作ワイヤ224は,軸方向に進退操作可能に支持される。これにより,操作滑動部222を軸体218に対して摺動させると,操作ワイヤ224を進退方向に操作できる。
【0051】
操作部214の先端部には,シース226の基端部を支持するシース支持部239が設けられている。このシース支持部239は,例えば図9に示すように構成される。すなわち,操作部214における軸体218の先端部には,シース226の基端部を装着するシース取付け部材238を取付けるための取付け孔233が形成されている。なお,シース支持部239の詳細は,後述する。
【0052】
また,操作滑動部222との摺動面には,第1の実施形態と同様に操作滑動部222を少なくとも脆弱部が破損する位置以上に摺動操作したときに,操作滑動部222に形成した操作滑動部側係合部例えば凹部244と,係合する軸体側係合部例えば凸部242が形成されている。これにより,処置具使用者が使用後に,操作滑動部222を先端側に摺動させ,凹部244と凸部242とを係合させることにより,操作滑動部222が軸体218に対して摺動させることが出来なくなるので,処置具を一度使用したことがわかるようになる。
【0053】
次に,シース226の基端部を支持するシース支持部239の詳細について図面を参照しながら説明する。
【0054】
図9は,図8に示すシース支持部239,すなわちB部の拡大図である。図9に示すように,シース取付け部材238には,その基端から開口した開口部が設けられ,この開口部にシースカシメ部236が収められる。この開口部は,シースカシメ収容部240における軸方向一方側の壁部231と側壁部237を構成する。シース取付け部材238の開口端は,軸体218先端部の取付け孔233を構成する壁に当接しており,この壁は,シースカシメ収容部240の軸方向他方側の壁部241を構成する。こうして,シースカシメ部236の軸方向は,シースカシメ収容部240を構成するシース取付け部材238の壁部231と軸体218の壁部241により支持される。
【0055】
上記軸体218の取付け孔233の内側面には,雌ねじ部252が形成されている。この雌ねじ部252の根元側(操作部214の基端側)には,雌ねじ逃げ部248が形成されている。この雌ねじ逃げ部248は,軸体218の先端部の取付け孔233内側の内周に沿って切欠を設けることにより形成される。
【0056】
一方,シース取付け部材238の軸体218側の端部の外側面には,雄ねじ部250が形成されている。この雄ねじ部250は,上記軸体218の先端部に設けられた雌ねじ部252に螺着される。この雄ねじ部250の根元側(操作部214の先端側)には,雄ねじ逃げ部246が形成されている。この雄ねじ逃げ部246は,シース取付け部材238の外周に沿って切欠を設けることにより形成される。
【0057】
このように,軸体218の先端部とシース取付け部材238とを螺着することにより,軸体218にシース取付け部材238を軸方向に容易に取付けることができる。
【0058】
本実施形態のシース支持部239には,操作滑動部222を鉗子部228の通常の開閉操作の範囲を超える力が作用したときに破損されるように構成した脆弱部を設ける。本実施の形態では,例えば上記雄ねじ逃げ部246,雌ねじ部逃げ部248のいずれか一方を脆弱部とする。
【0059】
すなわち,本実施の形態における脆弱部は,雄ねじ逃げ部246または雌ねじ部逃げ部248が形成される部位の厚みを薄くして,この部位の軸方向(操作滑動部222の進退方向)に対する強度を低くすることにより形成する。
【0060】
雄ねじ逃げ部246または雌ねじ部逃げ部248が形成される部位の厚みは,次のような脆弱性を有する程度とする。すなわち操作滑動部222を鉗子部228の通常の開閉操作範囲外となる先端側へ更に移動させると,シースカシメ部236によりシースカシメ収容部240の先端側の壁部231が押圧される。
【0061】
従って本実施形態では,シースカシメ部236によりシースカシメ収容部240の先端側の壁部231が押圧されることにより,雄ねじ逃げ部246または雌ねじ部逃げ部248が破損される程度の脆弱性を有するように上記脆弱部を形成する。
【0062】
これにより,操作滑動部222を通常の鉗子部228の開閉操作範囲外に移動させることにより,雄ねじ逃げ部246または雌ねじ部逃げ部248が破損されるので,生検鉗子212の再使用が出来なくなる。
【0063】
なお,本実施の形態では,雄ねじ逃げ部246または雌ねじ逃げ部248が破損する前に,雄ねじ部250および雌ねじ部252が破損しないようにするため,雄ねじ部250および雌ねじ部252の軸方向(操作ワイヤ224の進退方向)の強度は,雄ねじ逃げ部246および雌ねじ逃げ部248の軸方向の強度より大きいことが必要である。
【0064】
次に,シース支持部239の構成の変形例について図面を参照して説明する。図9に示すものでは,シースカシメ部236をシース取付け部材238に装着する場合について説明したが,シースカシメ部236を軸体218の先端部に備えた場合の構成例を図10に示す。
【0065】
図10に示す変形例におけるシース支持部339は,次のように構成される。操作部214における軸体318の先端部には,軸体318の外径よりも小さい径の段部351が形成されている。この段部351内には,先端側が開口する開口部が設けられ,この開口部にシースカシメ部336が装着される。軸体318の段部351内の開口部を構成する側壁と軸方向の壁は,それぞれシースカシメ収容部340の側壁部337と軸方向他方側の壁341を構成する。
【0066】
軸体318の段部351の開口端は,シース取付け部材338の取付け孔333を構成する壁に当接しており,この壁は,シースカシメ収容部340の軸方向一方側の壁部331を構成する。こうして,シースカシメ部336の軸方向は,シースカシメ収容部340を構成するシース取付け部材338の壁部331と軸体318の壁部341により支持される。
【0067】
上記軸体318の段部351の外側の側面に当接するように,シース取付け部材338の軸体318側の端部には,取付け孔333が設けられている。この取付け孔333の内側面には,雌ねじ部352が形成されている。この雌ねじ部352の根元側(操作部214の先端側)には,雌ねじ逃げ部348が形成されている。この雌ねじ逃げ部348は,シース取付け部材338の内周に沿って切欠を設けることにより形成される。
【0068】
また,上記の段部351の外側面には,雄ねじ部350が形成されている。この雄ねじ部350の根元側(操作部214の基端側)には,雄ねじ逃げ部346が形成されている。この雄ねじ逃げ部346は,軸体318の段部351外周に沿って切欠を設けることにより形成される。このようにしても,図9に示すものと同様に軸体318にシース取付け部材338を軸方向に容易に取付けることができる。
【0069】
図10に示すシース支持部339には,操作滑動部222を鉗子部228の通常の開閉操作の範囲を超える力が作用したときに破損されるように構成した脆弱部を設ける。本変形例では,例えば上記雄ねじ逃げ部346,雌ねじ部逃げ部348のいずれか一方を脆弱部とする。
【0070】
すなわち,本変形例における脆弱部は,雄ねじ逃げ部346または雌ねじ部逃げ部348が形成される部位の厚みを薄くして,この部位の軸方向(操作滑動部222の進退方向)に対する強度を低くすることにより形成する。
【0071】
雄ねじ逃げ部346または雌ねじ部逃げ部348が形成される部位の厚みは,次のような脆弱性を有する程度とする。すなわち本変形例においても,図9で示す実施形態と同様に,操作滑動部222を鉗子部228の通常の開閉操作範囲外となる先端側へ更に移動させると,シースカシメ部336によりシースカシメ収容部340の先端側の壁部331が押圧されることにより,雄ねじ逃げ部346または雌ねじ逃げ部348が破損される程度の脆弱性を有するように上記脆弱部を形成する。
【0072】
これにより,雄ねじ逃げ部346または雌ねじ逃げ部348が操作滑動部222を通常の鉗子部228の開閉操作範囲外に移動させることにより破損されるので,生検鉗子212の再使用が出来なくなる。
【0073】
なお,本変形例においても,雄ねじ逃げ部346または雌ねじ逃げ部348が破損する前に,雄ねじ部350または雌ねじ部352が破損しないようにするため,雄ねじ部350および雌ねじ部352の軸方向(操作ワイヤ324の進退方向)の強度は,雄ねじ逃げ部346および雌ねじ逃げ部348の軸方向の強度より大きいことが必要である。
【0074】
次に,本実施形態の内視鏡用処置具の作用について,図面を参照しながら説明する。図11は,本実施形態の生検鉗子212の作用説明図である。同図において,シース支持部239近傍は,部分的に断面図で示す。
【0075】
本実施形態では,第1の実施の形態と同様に,鉗子部228を閉じるときは,図11(a)に示すように,操作滑動部222を指掛け部220側に移動させる。また,鉗子部228を開くときは,図11(b)に示すように,操作滑動部222を挿入部216側に移動させる。従って,第1の実施の形態と同様に,鉗子部228の通常の開閉操作時は,鉗子部228を閉じる方向,つまり操作滑動部222を基端側に摺動させる方向により強い力が作用する可能性が高い。
【0076】
このため本実施形態では,生検鉗子212を使用後は,図11(c)に示すように,強い力を作用させる方向とは逆方向,すなわち操作滑動部222を鉗子部228の開閉操作の範囲外となる挿入部216側へ更に移動させると,シース取付け部材238内に設けられたシースカシメ収容部240の先端側の壁部231aがシースカシメ部236に押圧される。この壁部231aが押圧されることによって,脆弱部となる雄ねじ逃げ部246が破損されて,この雄ねじ逃げ部246より先端側のシース取付け部材238が抜けていく。
【0077】
本実施形態では,第1の実施の形態と同様に,脆弱部となる雄ねじ逃げ部246の破損後でも,操作滑動部222を基端側に移動させることにより鉗子部228を閉じることは出来る。しかし,操作滑動部222を再び挿入部216側に移動させても,雄ねじ逃げ部246より先端側のシース取付け部材238が抜け落ちてしまい,シースカシメ部236がシースカシメ収容部240の先端側の壁部231aに支えられなくなるために,鉗子部228が開かなくなる。このため使用者は,生検鉗子212の開閉操作を再び行うことが不可能となる。これにより,一度使用した生検鉗子212の再使用を未然に防ぐことが出来るようになる。
【0078】
しかも,本実施形態では,上述したように,操作滑動部222を鉗子部228の開閉操作範囲外となる先端側に移動させることにより,雄ねじ逃げ部246より先端側のシース取付け部材238が抜け落ちてしまうので,生検鉗子212が使用済みであるか否かを容易に判断できる。このため,使用済みの処置具の誤使用を未然に防ぐことが出来る。従って,第2の実施の形態では,上述した操作滑動部側係合部例えば凹部244と軸体側係合部例えば凸部242を形成しなくても,生検鉗子212が使用済みであるか否かを容易に判断できる。
【0079】
また,本実施形態では,雄ねじ逃げ部246または雌ねじ逃げ部248を脆弱部としているため,操作滑動部222を通常の鉗子部228の開閉操作範囲外に移動させることにより雌ねじ逃げ部248が先に破損されることもある。このときは,雌ねじ逃げ部248より先端側の軸体218とシース取付け部材238とが同時に抜け落ちることにより,生検鉗子212の開閉操作を再び行うことが不可能となる。
【0080】
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0081】
例えば,本発明の第1および第2の実施の形態では,内視鏡用処置具のうち生検鉗子について取り上げているが,操作部,挿入部から構成されるような,生検鉗子と同様な構成の把持鉗子等の内視鏡用処置具も,本実施形態と同様な構成,作用とすることにより,やはり同様に再使用防止が可能なシングルユース用の処置具として使用することができる。
【0082】
また,本発明の第1および第2の実施の形態では,鉗子部が閉じる方向により強い力を作用させて操作滑動部を軸体に対して摺動させる処置具について取り上げているが,鉗子部の開閉操作時に,鉗子部を開く方向により強い力を作用させる処置具においては,脆弱部をワイヤ支持部の先端側に設けることにより,同様の効果が得られる。
【0083】
更に,第1および第2の実施の形態では,ワイヤ支持部またはシース支持部のいずれかに,破損容易な脆弱部を設けているが,ワイヤ支持部およびシース支持部の双方に脆弱部を設けてもよい。このとき,脆弱部破損後に使用済みであることが容易に出来るようにするために,シース支持部の脆弱部の方の脆弱性が強い方が好ましい。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,ワイヤ支持部またはシース支持部に設けた脆弱部を使用後に破損することにより,使用済みのシングルユース用の処置具の再使用を不可能にすることができるので,使用済み処置具の再使用による感染症や処置具破損等の事故の発生を未然に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡全体の概略構成図である。
【図2】内視鏡用処置具の全体構成図である。
【図3】第1の実施の形態の内視鏡用処置具の操作部の内部構成を示す部分断面図である。
【図4】図3でのA部の拡大図である。
【図5】第1の実施の形態の内視鏡用処置具の作用説明図である。
【図6】第1の実施の形態の内視鏡用処置具に設けられた脆弱部の他の変形例である。
【図7】第1の実施の形態の内視鏡用処置具に設けられた脆弱部の他の変形例である。
【図8】第2の実施の形態の内視鏡用処置具の操作部の内部構成を示す部分断面図である。
【図9】図8でのB部の拡大図である。
【図10】第2の実施の形態の内視鏡用処置具に設けられた脆弱部の他の変形例である。
【図11】第2の実施の形態の内視鏡用処置具の作用説明図である。
【符号の説明】
100 内視鏡
102 挿入部
104 操作部
106 ユニバーサルコード部
108 処置具挿通チャンネル
110 処置具挿通口
112,212 生検鉗子
114,214 操作部
116,216 挿入部
118,218,318 軸体
120,220 指掛け部
122,222 操作滑動部
124,224,324 操作ワイヤ
126,226,326 シース
128,228 鉗子部
130,230 スリット
132,232 ワイヤカシメ部
134,234 ワイヤカシメ収容部
135,235 ワイヤ支持部
136,236,336 シースカシメ部
138,238,338 シース取付け部材
139,239,339 シース支持部
140,240,340 シースカシメ収容部
142,242 凸部
144,244 凹部
146 溝部
148 切欠部
150 支持部材
231,241,331,341 壁部
233,333 取付け孔
237,337 側壁部
246,346 雄ねじ逃げ部
248,348 雌ねじ逃げ部
250,350 雄ねじ部
252,352 雌ねじ部
351 段部
Claims (11)
- 挿入部を構成するシースの先端部に鉗子部を設け,前記挿入部の基端部に設けられた操作部により前記シースに対してワイヤを進退させることにより前記鉗子部を開閉操作可能とする内視鏡用処置具において;
前記操作部は,前記シースの基端部を支持するシース支持部と,前記ワイヤを前記シース支持部に対して進退操作可能に支持するワイヤ支持部とを設け,
前記ワイヤ支持部または前記シース支持部のいずれかに,破損容易な脆弱部を設けたことを特徴とする,内視鏡用処置具。 - 前記脆弱部は,前記ワイヤ支持部の進退方向のいずれかに前記鉗子部の開閉操作の範囲を越える力が作用したときに破損する程度の脆弱性を有することを特徴とする,請求項1に記載の内視鏡用処置具。
- 前記脆弱部は,前記ワイヤ支持部の進退方向のうち,前記鉗子部の開閉操作時に,より強い力が作用する方向とは逆方向へ前記鉗子部の開閉操作の範囲を越える力が作用したときに破損する程度の脆弱性を有することを特徴とする,請求項1に記載の内視鏡用処置具。
- 前記ワイヤ支持部は,前記ワイヤの基端部に設けたワイヤカシメ部の進退方向をそれぞれ支持する壁部を有し,
前記脆弱部は,前記壁部のうち,前記鉗子部の開閉操作時に,より強い力が作用する方向とは逆方向側の壁部に形成されていることを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の内視鏡用処置具。 - 前記脆弱部は,前記ワイヤ支持部に設けた前記壁部のうち,前記鉗子部の開閉操作時に,より強い力が作用する方向側の壁部よりも,その逆方向側の壁部の厚みを薄くすることにより形成されていることを特徴とする,請求項4に記載の内視鏡用処置具。
- 前記ワイヤ支持部は,前記ワイヤの基端部に設けたワイヤカシメ部の進退方向をそれぞれ支持する壁部と,該壁部に連設して前記ワイヤカシメ部の外周面を覆う側壁部とを有し,
前記脆弱部は,前記ワイヤ支持部の側壁部外周面に沿って切欠を設け,前記側壁部の一部の進退方向強度を脆弱にすることにより形成されていることを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の内視鏡用処置具。 - 前記シース支持部は,前記シースの基端部に設けたシースカシメ部の進退方向をそれぞれ支持する壁部と,該壁部のうちの少なくとも一方に連設して前記シースカシメ部の外周面を覆う側壁部とを有し,
前記脆弱部は,前記側壁部に形成されていることを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の内視鏡用処置具。 - 前記脆弱部は,前記シース支持部の側壁部外周面に切欠を設けて,前記側壁部の一部の進退方向強度を脆弱にすることにより形成されていることを特徴とする,請求項7に記載の内視鏡用処置具。
- 前記操作部は,前記シース支持部が設けられた前記軸体と,前記ワイヤ支持部が設けられ前記軸体に対して前記進退方向に摺動操作可能な操作滑動部とを備え,
前記軸体の前記操作滑動部との摺動面には,前記操作滑動部を少なくとも前記脆弱部が破損する位置以上に摺動操作したときに,前記操作滑動部に形成した操作滑動部側係合部と係合する前記軸体側係合部が形成されていることを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載の内視鏡処置具。 - 前記軸体側係合部は,前記軸体の前記操作滑動部との摺動面のうち,前記操作滑動部の摺動操作可能な範囲のうち少なくとも前記鉗子部の開閉操作範囲を越えた位置に形成したことを特徴とする,請求項9に記載の内視鏡用処置具。
- 前記軸体の前記操作滑動部との摺動面には,前記軸体側係合部として凸部を形成し,
前記操作滑動部の前記軸体との摺動面には,前記操作滑動部側係合部として凹部を形成したことを特徴とする,請求項9または10に記載の内視鏡処置具。
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