JP2004236790A - ヘアカッター - Google Patents

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JP2004236790A
JP2004236790A JP2003027972A JP2003027972A JP2004236790A JP 2004236790 A JP2004236790 A JP 2004236790A JP 2003027972 A JP2003027972 A JP 2003027972A JP 2003027972 A JP2003027972 A JP 2003027972A JP 2004236790 A JP2004236790 A JP 2004236790A
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秀友 伊澤
Kenichi Izawa
健一 伊澤
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Abstract

【課題】髪の毛にVカット部を形成するに際し、きわめて容易かつ速やかにカットできるようにし、また、均一性のある品位の高い髪形を得るとともに、安全性を高める。
【解決手段】髪の毛Hをカットするためのヘアカッター1を構成するに際して、対向する一対のベースプレート部2,3の一端2r,3r同士を一体化することによりヒンジ部4として機能させ、かつ各他端2s,3sを相互に所定幅だけ離間させて、カッター本体5を構成するとともに、各ベースプレート部2,3の他端2s,3s側における相対向する内面2i,3iに、髪の毛HにVカット部Hc…を形成する一対のV形刃部6,7を設ける。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、理美容室等において髪の毛にVカット部を形成する際に用いて好適なヘアカッターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、理美容室で用いるヘアカッターとしては、実開平1−153183号公報で開示される「理髪鋏」や実開昭62−76969号公報で開示される「すき鋏」等が知られている。
【特許文献1】
実開平1−153183号公報
【特許文献2】
実開昭62−76969号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した理髪鋏やすき鋏で代表されるヘアカッターをはじめ、従来のヘアカッターは、一対の鋏片を軸部を介して回動自在に結合し、軸部に対して先端側に位置する鋏片を直線刃部として形成するとともに、軸部に対して後端側に位置する鋏片を指掛用リングを有するグリップとして形成していたため、次のような不具合があった。
【0004】
即ち、髪形の場合、その時代によって様々な髪形が流行するが、図6に示すような髪の毛Hの先端に多数のVカット部Hc…(ジグザグ調カット,シャギー調カット等)を形成する場合、従来、美容師は、同図に示すように、顧客の髪の毛Hを一方の手Aで持ち上げるとともに、他方の手で理髪鋏を持ち、この理髪鋏で髪の毛Hの先端をカットすることにより、多数のVカット部Hc…を形成していた。したがって、Vカット部Hcをカットする度に手の角度(向き)を変える必要があるなど、カット技術が要求され、カットが面倒で時間がかかるとともに、各Vカット部Hc…における形状的な均一性、さらには品位の高い髪形を得にくく、しかも手指を傷めやすいなど、安全性の面からも難点があった。
【0005】
本発明は、このような従来の技術に存在する課題を解決したものであり、特に、髪の毛にVカット部を形成するに際し、きわめて容易かつ速やかにカットできるとともに、均一性のある品位の高い髪形を得ることができ、しかも、安全性に優れたヘアカッターの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】
本発明は、髪の毛Hをカットするためのヘアカッター1を構成するに際して、対向する一対のベースプレート部2,3の一端2r,3r同士を一体化することによりヒンジ部4として機能させ、かつ各他端2s,3sを相互に所定幅だけ離間させて、カッター本体5を構成するとともに、各ベースプレート部2,3の他端2s,3s側における相対向する内面2i,3iに、髪の毛HにVカット部Hc…を形成する一対のV形刃部6,7を設けたことを特徴とする。
【0007】
この場合、好適な実施の形態により、少なくとも一方のベースプレート部2,3には、弾性板2d,3dを用いることができる。また、少なくとも一方のベースプレート部2,3の内面2i,3iには、櫛部12,13を設けることができるとともに、少なくとも一方のベースプレート部3の外面3oには、指を掛けることができる指掛用リング15を設けることができる。
【0008】
【実施例】
次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0009】
まず、本実施例に係るヘアカッター1の構成について、図1〜図5を参照して説明する。
【0010】
ヘアカッター1は、カッター本体5を備える。このカッター本体5は、相対向する一対のベースプレート部2,3を備え、このベースプレート部2,3の一端2r,3r同士は、溶接等により接合して一体化するとともに、各他端2s,3sは、相互に所定幅だけ離間させて自由端とする。これにより、カッター本体5の一端側は、ヒンジ部4として機能させる。各ベースプレート部2,3は、ステンレス素材(バネステンレス素材)等を用いたプレート材を打抜いて形成できる。この場合、少なくとも一方のベースプレート部3は、弾性板3dとして機能させる。これにより、カッター本体5は、少なくともベースプレート部3の他端3sを、ベースプレート部2の他端2sに対して弾性変位させることができる。このような構成により、一般の理髪鋏における軸部等が不要になるため、製造の容易化及び低コスト化を図ることができる。また、各ベースプレート部2,3の全体形状は、図1に示すように、細長に形成するとともに、特に、他端2s,3s側は、先端が尖形となるV形に形成する。さらに、必要に応じて、ベースプレート部2,3の一方又は他方には、開孔部21を形成する。この開孔部21は、カットした髪の毛Hの排出及びベースプレート部3(2)における弾性度合の調整に利用できるとともに、軽量化にも寄与できる。
【0011】
一方、各ベースプレート部2,3の他端2s,3s側における相対向する内面2i,3iには、髪の毛HにVカット部Hc…を形成する一対のV形刃部6,7を設ける。一方のV形刃部6は、図5に示すように、一本の刃材6mにおける略中央を折曲して全体をV形に形成する。そして、ベースプレート部2の内面2iに、V形刃部6が嵌合するV形の取付溝22を形成し、この取付溝22に、V形刃部6を溶接或いは接着剤等により固着する。これにより、V形刃部6は、ベースプレート部2の内面2iに、正確に位置決めされた状態で固定される。この場合、V形刃部6は、替刃に対応できるように、ベースプレート部2に対してネジ止め等により着脱式(交換式)に取付けてもよい。なお、ベースプレート部3側も同様に構成する。図中、3iはベースプレート部3の内面、7はV形刃部、23はベースプレート部3の取付溝をそれぞれ示す。このように、ベースプレート部2側と3側の基本的な構成は同じとなるが、V形刃部6と7は、髪の毛HをV形にカットする機能を有するため、図3及び図4に示すように、一方のV形刃部6は、他方のV形刃部7に対して一回り大きく形成する。即ち、V形刃部7をV形刃部6側へ変位させた際に、V形刃部6の内面にV形刃部7の外面が接触又は近接するように位置関係を設定し、V形刃部6と7の交差時においてV形刃部6と7間に挟んだ髪の毛HをV形にカットできるようにする。
【0012】
さらに、ベースプレート部2,3の内面2i,3iにそれぞれ固定する櫛部12,13を用意する。一方の櫛部12は、図5に示すように、V形刃部6の内側に収容可能な形状を有する台板部12bと、この台板部12bの一方の面から傾斜突出し、かつ台板部12bの長手方向に所定間隔おきに配した複数(実施例は四つ)の櫛片部12p…により一体形成する。そして、この櫛部12は、V形刃部6の内側におけるベースプレート部2の内面2iに接着剤等により固定する。他方の櫛部13も基本的には櫛部12と同様に構成し、ベースプレート部3の内面3iに固定することができる。櫛部13における13bは台板部、13p…は複数(実施例は三つ)の櫛片部をそれぞれ示す。なお、櫛部12と13は、図4に示すように、直接衝突しないように、その位置関係を考慮する。
【0013】
また、ベースプレート部3の外面3oには、図1及び図2に示すように、指を掛けることができる指掛用リング15を固定する。実施例はベースプレート部3のみに指掛用リング15を設けた場合を示したが、同様の指掛用リングをベースプレート部2側に設けてもよい。
【0014】
次に、本実施例に係るヘアカッター1の使用方法について、図6を参照して説明する。
【0015】
ヘアカッター1は、いわば爪切りと同様の感覚で使用することができる。即ち、図6に示すように、美容師は、顧客の髪の毛Hを、一方の手Aにおける人差指と中指で挟み、持ち上げることにより髪の毛Hが面状になるように保持する。一方、他方の手でヘアカッター1を持ち、そのまま爪切りと同様の感覚で髪の毛Hの先端をカットすればよい。
【0016】
この際、ベースプレート部2,3の外面3o…は、他方の手の指で加圧又は加圧解除されるため、ベースプレート部3は、図4に示すようにベースプレート部2に対して、矢印F方向に弾性変位する。この結果、同図に実線で示すように、V形刃部6と7の交差時に、V形刃部6と7間に挟まれた髪の毛Hがカットされる。この際、V形刃部6と7は、V形形状のため、髪の毛Hの先端にVカット部Hc…を形成することができる。なお、ベースプレート部2,3の加圧時には、V形刃部7の後部がベースプレート部2の内面2iに当たるため、この位置でV形刃部7(V形刃部6)の前進が規制される。
【0017】
よって、このようなヘアカッター1を用いれば、髪の毛Hの先端に、きわめて容易かつ速やかに多数のVカット部Hc…をカット(形成)できるとともに、手指を刺したり切ったりする虞れが少なくなり高い安全性を確保できる。また、従来の理髪鋏によりカットする場合に比べ、均一性のある品位の高い髪形を得ることができるとともに、斬新でソフト感のある髪形を容易につくりだすことができる。しかも、カットする際には、V形刃部6と7の内方に備える櫛部12,13により、髪の毛Hが保持されるため、髪の毛Hを安定した状態でより綺麗にカットすることができるとともに、特に、ウェーブの付いた髪の毛は、櫛部12,13により梳かしながら毛先を引っ張り、直毛に近い状態にしてカットできるため、髪の毛の中間部をカットしてしまう不具合を回避できる。さらに、指掛用リング15に指を掛けて使用できるため、ヘアカッター1の取扱いが容易となり、操作性及び利便性をより高めることができる。
【0018】
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することができる。
【0019】
例えば、実施例は、ベースプレート部2,3とV形刃部6,7をそれぞれ別体に形成した場合を示したが、図7に示すように、ベースプレート部2とV形刃部6或いはベースプレート部3とV形刃部7をそれぞれ一体形成してもよい。また、実施例は、ヒンジ部4として、ベースプレート部2,3における他端2rと3rを直接固着した場合を示したが、その他、図8に示すように、他端2rと3r間に結合部材31を介在させる構成、一枚のプレート材をU形に湾曲させてカッター本体とし、この湾曲部分をヒンジ部4として機能させる構成、ベースプレート部2,3の他端2rと3rを軸部を介して回動自在に結合し、ベースプレート部2と3間にスプリングを介在させる構成等を採用できる。さらに、図8に示すように、ベースプレート部2,3の双方を弾性板2d,3dにより構成してもよい。なお、本発明における「V形」とは、アルファベットのV字形に限定されるものではなく、U形,W形等の各種の同種形状を含む概念である。
【0020】
【発明の効果】
このように、本発明に係るヘアカッターは、対向する一対のベースプレート部の一端同士を一体化することによりヒンジ部として機能させ、かつ各他端を相互に所定幅だけ離間させて、カッター本体を構成するとともに、各ベースプレート部の他端側における相対向する内面に、髪の毛にVカット部を形成する一対のV形刃部を設けたため、次のような顕著な効果を奏する。
【0021】
(1) 髪の毛にVカット部を形成するに際し、きわめて容易かつ速やかにカットできるとともに、手指を刺したり切ったりする虞れが少ないなど安全性に優れる。
【0022】
(2) 均一性のある品位の高い髪形を得ることができるとともに、斬新でソフト感のある髪形を容易につくりだすことができる。
【0023】
(3) 好適な実施の形態により、ベースプレート部に弾性板を用いれば、軸部等が不要となり、製造の容易化及び低コスト化を図ることができる。
【0024】
(4) 好適な実施の形態により、ベースプレート部の内面に櫛部を設ければ、ヘアカッターの内側で髪の毛を保持できるため、髪の毛を安定した状態でより綺麗にカットすることができるとともに、特に、ウェーブの付いた髪の毛は、櫛部により梳かしながら毛先を引っ張り、直毛に近い状態にしてカットできるため、髪の毛の中間部をカットしてしまう不具合を回避できる。
【0025】
(5) 好適な実施の形態により、ベースプレート部の外面に指を掛けることができる指掛用リングを設ければ、ヘアカッターの取扱いが容易となり、操作性及び利便性をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るヘアカッターの一部断面平面図、
【図2】同ヘアカッターの側面図、
【図3】図1中X−X線位置の断面図、
【図4】同ヘアカッターの断面側面を用いた作用説明図、
【図5】同ヘアカッターの一部を示す分解斜視図、
【図6】同ヘアカッターの使用説明図、
【図7】本発明の変更実施例に係るヘアカッターの断面正面図、
【図8】本発明の他の変更実施例に係るヘアカッターの一部側面図、
【符号の説明】
1 ヘアカッター
2 ベースプレート部
2r ベースプレート部の一端
2s ベースプレート部の他端
2i ベースプレート部の内面
2d 弾性板
3 ベースプレート部
3r ベースプレート部の一端
3s ベースプレート部の他端
3i ベースプレート部の内面
3d 弾性板
3o ベースプレート部の外面
4 ヒンジ部
5 カッター本体
6 V形刃部
7 V形刃部
12 櫛部
13 櫛部
15 指掛用リング
H 髪の毛
Hc Vカット部

Claims (4)

  1. 髪の毛をカットするためのヘアカッターにおいて、対向する一対のベースプレート部の一端同士を一体化することによりヒンジ部として機能させ、かつ各他端を相互に所定幅だけ離間させて、カッター本体を構成するとともに、各ベースプレート部の他端側における相対向する内面に、髪の毛にVカット部を形成する一対のV形刃部を設けたことを特徴とするヘアカッター。
  2. 少なくとも一方のベースプレート部には、弾性板を用いることを特徴とする請求項1記載のヘアカッター。
  3. 少なくとも一方のベースプレート部の内面には、櫛部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のヘアカッター。
  4. 少なくとも一方のベースプレート部の外面には、指を掛けることができる指掛用リングを備えることを特徴とする請求項1,2又は3記載のヘアカッター。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008212202A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Kai R & D Center Co Ltd 櫛付き鋏

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