JP2004235816A - 移動機 - Google Patents
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Abstract
【課題】基地局の周波数安定度に追随して、移動機同士の通信が行える移動機を提供する。
【解決手段】無線受信部10は、無線基地局から無線周波数信号を受信する基地局間通信用受信回路11と、他の移動機から受信する移動機間通信用受信回路12と、他の移動機からの受信電界を検出するRSSI(受信電界強度)検出回路13とより構成され、無線基地局および相手移動機からの無線周波数信号を受信すると共に、相手移動機からの信号の受信電界を検出した時RSSI検知信号を制御部20に出力する。制御部20は、無線受信部10からの出力信号を信号処理すると共に無線受信部10および操作部/表示部等を含めた全体の制御を行う。切替部30は、切替信号に基づいて基地局受信信号と相手移動機受信信号とを切り替える。
【選択図】 図1
【解決手段】無線受信部10は、無線基地局から無線周波数信号を受信する基地局間通信用受信回路11と、他の移動機から受信する移動機間通信用受信回路12と、他の移動機からの受信電界を検出するRSSI(受信電界強度)検出回路13とより構成され、無線基地局および相手移動機からの無線周波数信号を受信すると共に、相手移動機からの信号の受信電界を検出した時RSSI検知信号を制御部20に出力する。制御部20は、無線受信部10からの出力信号を信号処理すると共に無線受信部10および操作部/表示部等を含めた全体の制御を行う。切替部30は、切替信号に基づいて基地局受信信号と相手移動機受信信号とを切り替える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、狭帯域の移動体通信システムに用いられる移動機に関し、特に無線基地局の周波数安定度に追随して、移動機同士の通信が行える移動機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の移動機は、ディジタル無線回線網の周波数有効利用を図ることを目的とする狭帯域化に対応して周波数安定度を確保するため、無線基地局との通信時に無線基地局経由で得られるマスタクロック成分を抽出し、この抽出されたマスタクロックと移動機自身が保有するクロックとの位相差を検出して位相差情報を保持し、無線基地局と非同期の通信時(移動機同士の通信)において、この位相差情報に基づいて受信局部周波数のAFC制御を行うこととしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、無線基地局側から送信される電波を受信して得られた第2中間周波数信号と、TCXOから出力されるTCXO周波数信号とを指定された分周率で分周した後、これらの周波数および位相を比較し、TCXOの発振周波数が無線基地局から送信される周波数信号の周波数からずれているとき、これを検出して生成した補正信号によりTCXOの発振周波数を制御することとしているものもある。(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
しかしながら、前者の例は、移動機同士の通信において、保持した位相差情報が経時変化、温度変化やドップラー効果等の何らかの要因により最適でない場合が生じるという問題がある。
【0005】
また、後者の例では、移動機間で直接通信を行う場合に、無線基地局からの基準電波を受信することができないため、移動機自身が保有するTCXOをより高安定なものにする必要があるという問題がある。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−196516号公報
【特許文献2】
特開平9−326752号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の移動機は、移動機同士の通信において、無線基地局からの基準電波を受信することができず、また、位相差情報を保持している場合には温度変化等の要因により最適でない場合が生じるという欠点がある。
【0008】
本発明の目的は、このような従来の欠点を除去するため、無線基地局からの基準電波を常に受信することにより、無線基地局の周波数安定度に追随して、移動機同士の通信を行うことができる移動機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の移動機は、無線基地局との通信または他の移動機との直接通信を行う移動機であって、当該移動機が前記無線基地局から無線周波数信号を受信する第1の受信部と前記他の移動機から受信する第2の受信部とを有し、前記他の移動機との直接通信を行う場合には、安定した受信を行うために、前記第1の受信部で受信した前記無線基地局からの基準電波の周波数を参照して前記他の移動機から無線周波数信号を受信することを特徴としている。
【0010】
また、本発明の移動機は、無線基地局との通信または他の移動機との直接通信を行う移動機であって、当該移動機が前記無線基地局から無線周波数信号を受信する第1の受信部と、前記他の移動機から受信する第2の受信部と、前記他の移動機からの受信電界を検出するRSSI(受信電界強度)検出部と、前記第1、第2の受信部出力を切替える切替部とを有し、前記他の移動機との直接通信を行う場合には、安定した受信を行うために、前記第1の受信部で受信した前記無線基地局からの基準電波の周波数を参照して前記他の移動機から無線周波数信号を受信することを特徴としている。
【0011】
また、本発明の移動機は、無線基地局との通信または他の移動機との直接通信を行う移動機であって、当該移動機が前記無線基地局から無線周波数信号を受信する第1の受信部と、前記他の移動機から受信する第2の受信部と、前記他の移動機からの受信電界を検出するRSSI(受信電界強度)検出部と、前記第1、第2の受信部出力を切替える切替部とを有し、前記第1の受信部で受信した前記基地局からの基準電波に基づくAFC(自動周波数制御)動作により、前記無線基地局または前記他の移動機との通信を行うとともに、前記RSSI検出部で検出された信号レベルの大きさに基づいて前記切替部により前記第1、第2の受信部出力を切替えることを特徴としている。
【0012】
また、前記移動機は、前記無線基地局と通信を行う場合には、前記切替部が前記第1の受信部出力を選択して信号処理を行う制御部に出力し、前記他の移動機との直接通信を行う場合には、前記RSSI検出部で前記他の移動機からの受信電界が所定のレベルを超えたと前記制御部で判断された時に前記切替部が前記第2の受信部出力を選択して信号処理を行う前記制御部に出力することを特徴としている。
【0013】
また、前記第1、第2の受信部は、前記無線基地局または他の移動機からの無線周波数信号をそれぞれ受信し、中間周波数あるいはベースバンド周波数に周波数変換する機能と、少なくとも無線周波数を中間周波数に変換するための局部発振器の周波数を制御する機能とを備えることを特徴としている。
【0014】
また、前記制御部は、前記RSSI検出部出力が所定のレベルを超えたと判断したときに、前記切替部を制御して前記第2の受信部出力を入力し信号処理することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の移動機の一つの実施の形態を示す受信部のブロック図である。
【0016】
図1に示す本実施の形態は、無線基地局および相手移動機からの信号を受信すると共に、相手移動機からの信号の受信電界を検出する無線受信部10と、無線受信部10からの出力信号を信号処理すると共に無線受信部10および操作部/表示部等を含めた全体の制御を行う制御部20と、無線基地局受信と相手移動機受信とを切り替える切替部30とより構成されている。
【0017】
次に、本実施の形態の移動機の動作を図1を参照して詳細に説明する。
【0018】
無線受信部10は、無線基地局からの信号を受信する基地局間通信用受信回路11と、相手移動機からの信号を受信する移動機間通信用受信回路12と、相手移動機からの受信信号の電界強度を測定し受信信号のあることを検出し、電界強度がある一定値以上のレベルで検出された場合にこの旨を制御部20の制御回路23に対し通知するRSSI(受信電界強度)検出回路13とより構成されている。
【0019】
切替部30は、制御部20の制御回路23からの制御信号に従って、受信している基地局間通信用受信回路11あるいは移動機間通信用受信回路12の出力を選択して制御部20に出力する。
【0020】
制御部20は、切替部30で選択されたアナログ信号をデジタル変換するA/D変換器21と、A/D変換器21の出力を検波し、例えば、位相変調(π/4QPSK変調)された情報シンボル列を復元する信号処理回路22と、A/D変換器21および信号処理回路22等の制御を行う制御回路23とより構成されている。
【0021】
制御回路23は、RSSI検知信号を受信した場合に切替部30を制御し、移動機間通信用受信回路12からの出力信号を選択する切替信号を出力する。
【0022】
次に、無線基地局との間で通信を行う場合について説明する。
【0023】
無線基地局と通信を行う場合には、基地局間通信用受信回路11は、無線基地局からの無線周波数信号を受信して中間周波数(またはベースバンド周波数)帯に変換した信号を出力するとともに、受信した基準電波信号を参照周波数として基地局間通信用受信回路11に備える局部発振器の周波数(局部発振周波数)を図示しないAFC回路で制御するように動作する。
【0024】
切替部30は、通常、基地局間通信用受信回路11からの出力信号を選択しているので、無線基地局から受信し周波数変換された信号を制御部20に送出する。
【0025】
次に、移動機間での直接通信を行う場合について説明する。
【0026】
RSSI検出回路13は、移動機間通信用受信回路12で受信された信号の電界強度をモニタし、制御部20の制御回路23に送出する。
【0027】
制御部20は、RSSI検出回路13よりモニタ信号を受け付けて、所定のレベルを超えたと判断したとき、移動機間通信を行うために切替部30に切替信号を送出する。
【0028】
移動機間通信用受信回路12は、相手移動機からの無線周波数信号を受信して中間周波数(またはベースバンド周波数)帯に変換した信号を出力するとともに、基地局間通信用受信回路11で受信された無線基地局からの基準電波信号を参照周波数として移動機間通信用受信回路12に備える局部発振器の周波数(局部発振周波数)を図示しないAFC回路で制御するように動作する。
【0029】
したがって、移動機間同士の直接通信であっても、無線基地局から送られてくる基準電波を常に受信し、基準電波信号に基づいて安定した受信が可能となる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の移動機によれば、無線基地局から送られてくる基準電波を常に受信することにより、移動機間同士の直接通信であっても、基準電波に基づいて安定した受信が可能となる。
【0031】
また、移動機間の直接通信において、局部発振周波数の周波数安定度を高くするための、高価な高安定局部発振器(VCXO等)を用いなくても、AFCプルインレンジを狭くしながら迅速かつ安定した自動周波数制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動機の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 無線受信部
20 制御部
30 切替部
11 基地局間通信用受信回路
12 移動機間通信用受信回路
13 RSSI検出回路
21 A/D変換器
22 信号処理回路
23 制御回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、狭帯域の移動体通信システムに用いられる移動機に関し、特に無線基地局の周波数安定度に追随して、移動機同士の通信が行える移動機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の移動機は、ディジタル無線回線網の周波数有効利用を図ることを目的とする狭帯域化に対応して周波数安定度を確保するため、無線基地局との通信時に無線基地局経由で得られるマスタクロック成分を抽出し、この抽出されたマスタクロックと移動機自身が保有するクロックとの位相差を検出して位相差情報を保持し、無線基地局と非同期の通信時(移動機同士の通信)において、この位相差情報に基づいて受信局部周波数のAFC制御を行うこととしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、無線基地局側から送信される電波を受信して得られた第2中間周波数信号と、TCXOから出力されるTCXO周波数信号とを指定された分周率で分周した後、これらの周波数および位相を比較し、TCXOの発振周波数が無線基地局から送信される周波数信号の周波数からずれているとき、これを検出して生成した補正信号によりTCXOの発振周波数を制御することとしているものもある。(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
しかしながら、前者の例は、移動機同士の通信において、保持した位相差情報が経時変化、温度変化やドップラー効果等の何らかの要因により最適でない場合が生じるという問題がある。
【0005】
また、後者の例では、移動機間で直接通信を行う場合に、無線基地局からの基準電波を受信することができないため、移動機自身が保有するTCXOをより高安定なものにする必要があるという問題がある。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−196516号公報
【特許文献2】
特開平9−326752号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の移動機は、移動機同士の通信において、無線基地局からの基準電波を受信することができず、また、位相差情報を保持している場合には温度変化等の要因により最適でない場合が生じるという欠点がある。
【0008】
本発明の目的は、このような従来の欠点を除去するため、無線基地局からの基準電波を常に受信することにより、無線基地局の周波数安定度に追随して、移動機同士の通信を行うことができる移動機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の移動機は、無線基地局との通信または他の移動機との直接通信を行う移動機であって、当該移動機が前記無線基地局から無線周波数信号を受信する第1の受信部と前記他の移動機から受信する第2の受信部とを有し、前記他の移動機との直接通信を行う場合には、安定した受信を行うために、前記第1の受信部で受信した前記無線基地局からの基準電波の周波数を参照して前記他の移動機から無線周波数信号を受信することを特徴としている。
【0010】
また、本発明の移動機は、無線基地局との通信または他の移動機との直接通信を行う移動機であって、当該移動機が前記無線基地局から無線周波数信号を受信する第1の受信部と、前記他の移動機から受信する第2の受信部と、前記他の移動機からの受信電界を検出するRSSI(受信電界強度)検出部と、前記第1、第2の受信部出力を切替える切替部とを有し、前記他の移動機との直接通信を行う場合には、安定した受信を行うために、前記第1の受信部で受信した前記無線基地局からの基準電波の周波数を参照して前記他の移動機から無線周波数信号を受信することを特徴としている。
【0011】
また、本発明の移動機は、無線基地局との通信または他の移動機との直接通信を行う移動機であって、当該移動機が前記無線基地局から無線周波数信号を受信する第1の受信部と、前記他の移動機から受信する第2の受信部と、前記他の移動機からの受信電界を検出するRSSI(受信電界強度)検出部と、前記第1、第2の受信部出力を切替える切替部とを有し、前記第1の受信部で受信した前記基地局からの基準電波に基づくAFC(自動周波数制御)動作により、前記無線基地局または前記他の移動機との通信を行うとともに、前記RSSI検出部で検出された信号レベルの大きさに基づいて前記切替部により前記第1、第2の受信部出力を切替えることを特徴としている。
【0012】
また、前記移動機は、前記無線基地局と通信を行う場合には、前記切替部が前記第1の受信部出力を選択して信号処理を行う制御部に出力し、前記他の移動機との直接通信を行う場合には、前記RSSI検出部で前記他の移動機からの受信電界が所定のレベルを超えたと前記制御部で判断された時に前記切替部が前記第2の受信部出力を選択して信号処理を行う前記制御部に出力することを特徴としている。
【0013】
また、前記第1、第2の受信部は、前記無線基地局または他の移動機からの無線周波数信号をそれぞれ受信し、中間周波数あるいはベースバンド周波数に周波数変換する機能と、少なくとも無線周波数を中間周波数に変換するための局部発振器の周波数を制御する機能とを備えることを特徴としている。
【0014】
また、前記制御部は、前記RSSI検出部出力が所定のレベルを超えたと判断したときに、前記切替部を制御して前記第2の受信部出力を入力し信号処理することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の移動機の一つの実施の形態を示す受信部のブロック図である。
【0016】
図1に示す本実施の形態は、無線基地局および相手移動機からの信号を受信すると共に、相手移動機からの信号の受信電界を検出する無線受信部10と、無線受信部10からの出力信号を信号処理すると共に無線受信部10および操作部/表示部等を含めた全体の制御を行う制御部20と、無線基地局受信と相手移動機受信とを切り替える切替部30とより構成されている。
【0017】
次に、本実施の形態の移動機の動作を図1を参照して詳細に説明する。
【0018】
無線受信部10は、無線基地局からの信号を受信する基地局間通信用受信回路11と、相手移動機からの信号を受信する移動機間通信用受信回路12と、相手移動機からの受信信号の電界強度を測定し受信信号のあることを検出し、電界強度がある一定値以上のレベルで検出された場合にこの旨を制御部20の制御回路23に対し通知するRSSI(受信電界強度)検出回路13とより構成されている。
【0019】
切替部30は、制御部20の制御回路23からの制御信号に従って、受信している基地局間通信用受信回路11あるいは移動機間通信用受信回路12の出力を選択して制御部20に出力する。
【0020】
制御部20は、切替部30で選択されたアナログ信号をデジタル変換するA/D変換器21と、A/D変換器21の出力を検波し、例えば、位相変調(π/4QPSK変調)された情報シンボル列を復元する信号処理回路22と、A/D変換器21および信号処理回路22等の制御を行う制御回路23とより構成されている。
【0021】
制御回路23は、RSSI検知信号を受信した場合に切替部30を制御し、移動機間通信用受信回路12からの出力信号を選択する切替信号を出力する。
【0022】
次に、無線基地局との間で通信を行う場合について説明する。
【0023】
無線基地局と通信を行う場合には、基地局間通信用受信回路11は、無線基地局からの無線周波数信号を受信して中間周波数(またはベースバンド周波数)帯に変換した信号を出力するとともに、受信した基準電波信号を参照周波数として基地局間通信用受信回路11に備える局部発振器の周波数(局部発振周波数)を図示しないAFC回路で制御するように動作する。
【0024】
切替部30は、通常、基地局間通信用受信回路11からの出力信号を選択しているので、無線基地局から受信し周波数変換された信号を制御部20に送出する。
【0025】
次に、移動機間での直接通信を行う場合について説明する。
【0026】
RSSI検出回路13は、移動機間通信用受信回路12で受信された信号の電界強度をモニタし、制御部20の制御回路23に送出する。
【0027】
制御部20は、RSSI検出回路13よりモニタ信号を受け付けて、所定のレベルを超えたと判断したとき、移動機間通信を行うために切替部30に切替信号を送出する。
【0028】
移動機間通信用受信回路12は、相手移動機からの無線周波数信号を受信して中間周波数(またはベースバンド周波数)帯に変換した信号を出力するとともに、基地局間通信用受信回路11で受信された無線基地局からの基準電波信号を参照周波数として移動機間通信用受信回路12に備える局部発振器の周波数(局部発振周波数)を図示しないAFC回路で制御するように動作する。
【0029】
したがって、移動機間同士の直接通信であっても、無線基地局から送られてくる基準電波を常に受信し、基準電波信号に基づいて安定した受信が可能となる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の移動機によれば、無線基地局から送られてくる基準電波を常に受信することにより、移動機間同士の直接通信であっても、基準電波に基づいて安定した受信が可能となる。
【0031】
また、移動機間の直接通信において、局部発振周波数の周波数安定度を高くするための、高価な高安定局部発振器(VCXO等)を用いなくても、AFCプルインレンジを狭くしながら迅速かつ安定した自動周波数制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動機の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 無線受信部
20 制御部
30 切替部
11 基地局間通信用受信回路
12 移動機間通信用受信回路
13 RSSI検出回路
21 A/D変換器
22 信号処理回路
23 制御回路
Claims (6)
- 無線基地局との通信または他の移動機との直接通信を行う移動機であって、当該移動機が前記無線基地局から無線周波数信号を受信する第1の受信部と前記他の移動機から受信する第2の受信部とを有し、前記他の移動機との直接通信を行う場合には、安定した受信を行うために、前記第1の受信部で受信した前記無線基地局からの基準電波の周波数を参照して前記他の移動機から無線周波数信号を受信することを特徴とする移動機。
- 無線基地局との通信または他の移動機との直接通信を行う移動機であって、当該移動機が前記無線基地局から無線周波数信号を受信する第1の受信部と、前記他の移動機から受信する第2の受信部と、前記他の移動機からの受信電界を検出するRSSI(受信電界強度)検出部と、前記第1、第2の受信部出力を切替える切替部とを有し、前記他の移動機との直接通信を行う場合には、安定した受信を行うために、前記第1の受信部で受信した前記無線基地局からの基準電波の周波数を参照して前記他の移動機から無線周波数信号を受信することを特徴とする移動機。
- 無線基地局との通信または他の移動機との直接通信を行う移動機であって、当該移動機が前記無線基地局から無線周波数信号を受信する第1の受信部と、前記他の移動機から受信する第2の受信部と、前記他の移動機からの受信電界を検出するRSSI(受信電界強度)検出部と、前記第1、第2の受信部出力を切替える切替部とを有し、前記第1の受信部で受信した前記基地局からの基準電波に基づくAFC(自動周波数制御)動作により、前記無線基地局または前記他の移動機との通信を行うとともに、前記RSSI検出部で検出された信号レベルの大きさに基づいて前記切替部により前記第1、第2の受信部出力を切替えることを特徴とする移動機。
- 前記移動機は、前記無線基地局と通信を行う場合には、前記切替部が前記第1の受信部出力を選択して信号処理を行う制御部に出力し、前記他の移動機との直接通信を行う場合には、前記RSSI検出部で前記他の移動機からの受信電界が所定のレベルを超えたと前記制御部で判断された時に前記切替部が前記第2の受信部出力を選択して信号処理を行う前記制御部に出力することを特徴とする請求項2又は3記載の移動機。
- 前記第1、第2の受信部は、前記無線基地局または他の移動機からの無線周波数信号をそれぞれ受信し、中間周波数あるいはベースバンド周波数に周波数変換する機能と、少なくとも無線周波数を中間周波数に変換するための局部発振器の周波数を制御する機能とを備えることを特徴とする請求項2、3又は4記載の移動機。
- 前記制御部は、前記RSSI検出部出力が所定のレベルを超えたと判断したときに、前記切替部を制御して前記第2の受信部出力を入力し信号処理することを特徴とする請求項4記載の移動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003020115A JP2004235816A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 移動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003020115A JP2004235816A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 移動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004235816A true JP2004235816A (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=32949830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003020115A Pending JP2004235816A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 移動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004235816A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010136050A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Mitsubishi Electric Corp | 無線通信端末装置 |
-
2003
- 2003-01-29 JP JP2003020115A patent/JP2004235816A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010136050A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Mitsubishi Electric Corp | 無線通信端末装置 |
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