JP2004231296A - 燃料添加剤添加システム、燃料添加剤添加方法、および燃料添加剤添加プログラム - Google Patents

燃料添加剤添加システム、燃料添加剤添加方法、および燃料添加剤添加プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 顧客の要望に応じて添加剤を添加できる燃料添加剤添加システムを提供すること。
【解決手段】 車内のナビゲーション装置4から給油所のサーバ装置10へ無線通信すると、その給油所において燃料に添加できる添加剤の添加剤選択コース選択画面が表示される。顧客が添加剤選択コースを選択すると、次に添加剤の種類および添加濃度が予め設定された添加剤グループ選択画面が表示される。添加剤グループを選択すると、その添加剤グループに設定された添加剤が添加剤添加手段によって燃料に添加され、車に給油される。顧客が添加剤を選択できるので、顧客の様々な燃料性能に対する要望に対応することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、燃料に添加剤を添加する燃料添加剤添加システム、これを用いた燃料添加剤添加方法および燃料添加剤添加プログラムに関する。
ガソリンなどの燃料には、その性能を向上あるいは維持するために様々な添加剤が添加されている。例えばガソリンに添加される酸化防止剤では、ガム状物質の生成を抑制して車のキャブレター各部やインジェクターノズル、フューエルフィルタなどの詰まりを抑制する。また金属不活性剤では、銅などの金属によって促進されるガソリンの酸化、劣化を防止する。これらのような添加剤は、燃料油販売会社によってそれぞれ種類や添加量が異なるので、通常製油所において燃料製造時に添加剤を添加するか、または油槽所の油槽タンク内において添加剤を混合した後に出荷している。
近年では、各燃料油販売会社の物流提携により、製油所あるいは油槽所からの燃料を融通し合う燃料のバーター取引が行われている。バーター取引では、添加剤が添加されていない共通の燃料の形で燃料を取引し、各燃料油販売会社において独自の添加剤を添加することで流通の簡易化およびコストの削減を図る必要がある。このようなバーター取引において燃料油販売会社各社が燃料に添加剤を添加するシステムとしては、給油所において燃料に添加剤を添加するものが提案されている(例えば特許文献1)。これは、給油所の燃料に添加剤を入れずに貯蔵しておき、顧客の車への給油の際に燃料の種類に応じて予め設定された添加剤を投入するものである。これにより、給油所に配送される燃料の種類の共通化を図ることができ、各燃料油販売会社間の燃料のバーター取引をより容易にできる。
特開平5−162799号公報 (第3−4頁)
ところで、昨今では顧客の燃料についての知識が向上し、顧客が燃料や添加剤に求める性能が多様化している。しかしながら、前述のような添加剤の添加システムは、バーター取引をより有効にするために提案されたものであり、燃料の種類に対して添加される添加剤は依然として燃料油販売会社によって予め決定されている。つまり、この添加システムは、燃料油販売会社が貯蔵する基本燃料に、その性能を維持あるいは向上させるための添加剤を添加するようにしたもので、給油所における手順としてかえって手間となり、利点に乏しい。
一方、顧客側は例えばレギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油などの燃料の種類を選択するのみなので、従来からのサービスとなんら変わるところがなく、従って昨今の顧客の様々なニーズに十分に応えることができない。
本発明の目的は、顧客の要望に応じて添加剤を添加できる燃料添加剤添加システム、燃料添加剤添加方法、および燃料添加剤添加プログラムを提供することにある。
本発明の燃料添加剤添加システムは、給油所で燃料に添加剤を添加する燃料添加剤添加システムであって、添加剤の情報を蓄積する添加剤情報蓄積手段と、この添加剤情報蓄積手段から得た添加剤情報より、選択された添加剤を燃料に添加する添加剤添加手段とを備えたことを特徴とする。
このような本発明によれば、添加剤情報蓄積手段にはその給油所で添加できる添加剤の種類の情報が蓄積されており、これらの添加剤情報から顧客の所望の添加剤が選択されると、添加剤添加手段によりその添加剤が燃料に添加される。給油所で添加剤を選択可能となるので、顧客の燃料の性能に対する様々な要望に応じることが可能となる。またこれにより給油所では添加剤を添加しない状態で燃料が貯蔵されるので、燃料のバーター取引も容易となる。
本発明では、添加剤情報蓄積手段には、添加剤の燃料に対する添加濃度が予め設定されて蓄積されており、添加剤情報蓄積手段から得た添加濃度の情報より、選択された添加剤の燃料に対する添加濃度を設定する添加濃度設定手段を備えたことが望ましい。
このような本発明によれば、各添加剤に対して燃料への添加濃度が予め設定されているので、添加濃度設定手段はこの添加濃度の情報から燃料に対する添加濃度を設定すればよく、燃料添加剤添加システムの情報の処理が簡便になる。また、添加濃度が予め設定されているので、添加剤が燃料に最適の濃度で添加され、燃料の性能が確実に発揮される。
本発明では、添加剤の種類が予め設定された添加剤グループを備え、選択された添加剤グループに設定された種類の添加剤を燃料に添加することが望ましい。
このような本発明によれば、添加剤グループが予め設定されているので、顧客は添加剤グループを選択すればよく、添加剤の選択が簡単になる。また、これにより、添加剤の知識が少ない顧客でも容易に所望の添加剤を選択可能となり、様々な顧客に対応可能な柔軟なシステムとなる。
本発明では、燃料は、ガソリン、軽油、灯油、A重油、およびC重油のいずれかであることが望ましい。
このような本発明によれば、これらの燃料は、異なる添加剤を添加することで、それぞれの特色を活かしやすく、したがって、顧客の燃料の性能に対する様々な要望に応じることが可能となる。
本発明では、添加剤は、セタン価向上剤、流動性向上剤、潤滑性向上剤、酸化防止剤、燃費向上剤、加速性向上剤、窒素酸化物低減剤、水抜剤、清浄剤、識別剤、着色剤、香料、臭気改善剤、腐食防止剤、帯電防止剤、オクタン価向上剤、摩擦低減剤、防錆剤、抗乳化剤、粒子状物質(Particulate Matter, PM)低減剤、残炭分、クマリン、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル、メチルターシャリーブチルエーテル、エチルターシャリーブチルエーテル、メチルターシャリーアミルエーテル、脂肪酸メチルエステル、およびGTL(Gas To Liquid)のいずれか一つまたは二つ以上の組み合わせを含むことが望ましい。
このような本発明では、顧客が選択した燃料に最も適切な添加剤が選択されるので、これらのうちいずれか一つまたは二つ以上の組み合わせの添加剤が燃料に添加されれば、燃料の性能が顧客の所望に維持あるいは発揮されることになる。
ここで、粒子状物質とは、燃料および潤滑油由来のすす、未燃炭化水素、サルフェート(硫酸ミスト、水など)などから構成される複合体をいう。
また、脂肪酸メチルエステルとしては、酪酸メチルエステル、ラウリン酸メチルエステル、ステアリン酸メチルエステル、オレイン酸メチルエステル、リノール酸メチルエステル、リノレン酸メチルエステル、ドコサヘキサエン酸メチルエステル、エルカ酸メチルエステル等の他、動植物油、例えば大豆油、菜種油、ひまわり油、パーム油、アマニ油、落花生油、イワシ油、牛脂肪油、廃食用油等をメチルエステル化した脂肪酸メチルエステルが挙げられる。
本発明では、無線通信により添加剤または添加剤グループを選択可能な遠隔操作手段を備えたことが望ましい。
このような本発明によれば、無線通信等による遠隔操作手段により添加剤の選択が可能なので、例えば遠隔操作手段を車内に設置した場合では、添加剤選択のために車から降りる必要がなく操作が簡単となる。
本発明では、添加剤および燃料の供給量に基づいて料金を算出する料金算出手段と、この料金算出手段により算出された料金を自動で収受する料金収受手段とを備えたことが望ましい。
このような本発明によれば、料金収受手段により料金の支払いが自動で行われるので、現金が不要となり、支払いが簡便で迅速となる。
本発明の燃料添加剤添加方法は、給油所で燃料に添加剤を添加する燃料添加剤添加方法であって、添加剤の情報を蓄積する添加剤情報蓄積手段から得た添加剤情報より、選択された添加剤に応じて、添加剤を燃料に添加する添加剤添加手順を踏むことを特徴とする。
このような本発明によれば、給油所で添加剤を選択可能となるので、顧客の燃料の性能に対する様々な要望に応じることが可能となる。またこれにより給油所では添加剤を添加しない状態で燃料が貯蔵されるので、燃料のバーター取引が容易となる。
本発明の燃料添加剤添加プログラムは、給油所で燃料に添加剤を添加する燃料添加剤添加方法をコンピュータに実行させるための燃料添加剤添加プログラムであって、添加剤の情報を蓄積する添加剤情報蓄積手段から得た添加剤情報より、選択された添加剤に応じて、添加剤を燃料に添加する添加剤添加手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
このような本発明によれば、燃料添加剤添加方法をプログラムとして構成することにより、汎用のコンピュータで本発明の方法を実施できるため、広範囲の普及が容易となる。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、後述する第二実施形態以降で、以下に説明する第一実施形態での構成部品と同じ部品および同様な機能を有する部品には同一符号を付し、説明を簡単にあるいは省略する。
〔第一実施形態〕
図1には、本実施形態にかかる燃料添加剤添加システム1の概略構成図が示されている。この図1において、燃料添加剤添加システム1は、給油所の給油機2で用いられるものである。車3にはナビゲーション装置(遠隔操作手段)4が搭載されており、給油所に入車すると給油機2とナビゲーション装置4が無線通信などにより通信可能となっている。また、給油機2は給油所に設置されたサーバ装置10に接続されている。
ナビゲーション装置4は、図2に示されるように、給油機2との間で情報を送受信する送受信部41と、送受信部41で受信した情報を画面に表示する表示部42と、この表示部42で表示された情報を操作する操作部43と、これらの情報を処理する制御部44とを備えている。
一方、サーバ装置10は、図3に示されるように、ナビゲーション装置4との間で情報を送受信する送受信部11と、情報を処理し、給油機2の動作を制御する制御部12と、燃料の給油量に応じて料金を算出する料金算出手段13と、燃料や添加剤などの情報を蓄積する記憶部14と、記憶部14の添加剤情報から添加剤の燃料への添加濃度を設定する添加剤濃度設定手段15とを備えている。
給油機2は、車3の燃料タンク31に添加剤および燃料を給油する給油手段21と、サーバ装置10からの情報を表示する表示部22とを備えている。
記憶部14は、燃料の情報を蓄積する燃料情報蓄積手段141と、添加剤の情報を蓄積する添加剤情報蓄積手段142と、売上情報を蓄積する売上情報蓄積手段143とを備えている。
燃料情報蓄積手段141には、燃料油販売会社によって予め燃料の種類や単価などの情報が入力されて蓄積されている。
添加剤情報蓄積手段142は、顧客が添加剤を選択しやすいように、燃料油販売会社によって予め数種類の添加剤の選択コースに分類されている。本実施形態では、選択コースは「目的別」および「行先別」に分かれており、また顧客が添加剤を選択しない場合に燃料油販売会社が推奨する添加剤が添加される「標準」が設定されている。
添加剤情報蓄積手段142には、図4にも示されるように、これらの各選択コースごとに添加剤データベース142A,142B,142Cが構築され、例えば「目的別」の選択コースであれば、目的別データベース142Aには、その目的に応じて「加速性向上」や、「燃費向上」、「NOx低減」などの添加剤グループが設定されている。これらの添加剤グループは、それぞれの目的が達成されるように添加剤の種類と燃料への添加量とが設定されており、添加する添加剤の種類と、これらの添加剤の単価、燃料に対する添加濃度などの情報が設定入力され、蓄積されている。
なお、各添加剤の添加濃度は、各添加剤の性能や燃料への混ざりやすさなどを考慮して適宜設定される。つまり、均一に混合された状態で約10ppmから約40容量%の濃度となるように設定すればよく、例えばセタン価向上剤、流動性向上剤、潤滑性向上剤、酸化防止剤、燃費向上剤、加速性向上剤、窒素酸化物低減剤、水抜剤、清浄剤、識別剤、着色剤、香料、臭気改善剤、腐食防止剤、帯電防止剤、オクタン価向上剤、摩擦低減剤、防錆剤、抗乳化剤、粒子状物質(Particulate Matter, PM)低減剤、残炭分、クマリン等は、10ppmから10,000ppmの間の濃度に設定すればよい。また例えば、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル、メチルターシャリーブチルエーテル、エチルターシャリーブチルエーテル、メチルターシャリーアミルエーテル、GTL(Gas To Liquid)等は、0.5容量%から20容量%の間に設定すればよい。また、例えば脂肪酸メチルエステルは、0.5容量%から40容量%の間に設定すればよい。
給油手段21は、燃料が貯蔵される燃料貯蔵手段211から図示しないポンプなどにより燃料を汲み上げ、車3の燃料タンク31へ給油ノズル212から給油できるようになっている。燃料貯蔵手段211と給油ノズル212との間には、燃料に添加剤を添加する添加剤添加手段213が設けられており、添加剤が貯蔵される添加剤貯蔵手段213Aから図示しないポンプなどによって燃料に添加剤を添加可能となっている。添加剤は、燃料油販売会社によって予め複数種類が設定されており、各添加剤に対して個別に添加剤添加手段213が設けられてそれぞれ燃料に添加可能となっている。
また、燃料および添加剤の車3への給油量は、それぞれ燃料流量検出手段214および添加剤流量検出手段213Bによって検出されるようになっている。
ここで、本実施形態では、例えばレギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油など、燃料の種類によって別の給油機2を使用することとし、従って、燃料貯蔵手段211には一種類の燃料が貯蔵されている。また、燃料情報蓄積手段141にも一種類の燃料情報が蓄積されている。
なお、添加剤貯蔵手段213Aに貯蔵される添加剤の種類としては、任意のものが採用でき、例えばレギュラーガソリンやハイオクガソリンであれば、燃費向上剤、加速性向上剤、NOx(窒素酸化物)低減剤、オクタン価向上剤、PM低減剤、水抜剤、清浄剤、メタノール、エタノール、メチルターシャリーブチルエーテル、エチルターシャリーブチルエーテル、メチルターシャリーアミルエーテルなどが採用できる。また燃料が軽油である場合では、例えば流動性向上剤、PM(粒子状物質)低減剤、NOx低減剤、水抜剤、セタン価向上剤、潤滑性向上剤、ジメチルエーテル、脂肪酸メチルエステル、GTL(Gas To Liquid)などが採用できる。
次に、燃料に添加剤を添加する燃料添加剤添加システム1の利用形態について図5を用いて説明する。
車3が給油所へ入車してレギュラーガソリンやハイオクガソリン、軽油などのその車3の燃料に該当する給油機2に接近すると、ナビゲーション装置4が送受信部41においてサーバ装置10から発信される無線信号等を受信して通信を開始する。ナビゲーション装置4が給油のメインメニューにアクセスすると(S1)、サーバ装置10ではこの信号を受信して、図6に示されるような添加剤選択コース選択画面を送信する(S2)。ここで、ナビゲーション装置4を操作する顧客は、燃料に添加する添加剤を選択するか、あるいは添加剤を選択せず、燃料油販売会社が推奨する標準の添加剤を添加するかの選択をする。また、添加剤を選択する場合には、「目的別」あるいは「行先別」の選択コースを選択する。この結果をナビゲーション装置4を操作して操作部43から入力すると、制御部44が送受信部41から選択結果をサーバ装置10に送信する(S3)。
サーバ装置10では、ナビゲーション装置4の選択結果から顧客が添加剤を選択するかどうかを判断する(S4)。添加剤を選択する場合には、どの選択コースで選択するかを判断し、図7および図8に示されるような、選択された選択コースにおける添加剤グループを示した添加剤グループ選択画面を送信する(S5)。なお、図7は「目的別」の選択コースを選択した場合の画面であり、「加速性向上」や、「燃費向上」、「NOx低減」などの目的別の添加剤グループが選択可能となっており、それぞれの添加剤グループについて添加剤の性能の説明や、添加される主な添加剤の種類の説明などが表示されている。また、図8は「行先別」の選択コースを選択した場合の画面であり、「寒冷地」や「温暖地」などの行先別の添加剤グループと、これらの添加剤グループの説明が表示されている。
一方、選択コース選択画面において、添加剤を選択しない方を選んだ場合には、後述のS7へ進む。
添加剤を選択する場合において、ナビゲーション装置4の表示部42に表示された前述の図7または図8のような添加剤グループ選択画面から、顧客は添加剤グループを選択する。制御部44は、その選択結果情報を送受信部41でサーバ装置10に送信する(S6)。サーバ装置10では、添加剤濃度設定手段15が、選択された添加剤グループにおける添加剤の種類および添加濃度を、添加剤情報蓄積手段142の目的別データベース142Aあるいは行先別データベース142Bから取り込み、各添加剤の添加濃度を設定する(S7)。
一方、S4において添加剤を選択しない場合には、添加剤濃度設定手段15は、添加剤情報蓄積手段142の標準データベース142Cから燃料油販売会社が推奨する標準の添加剤の種類および添加濃度を取り込んで各添加剤の添加濃度を設定する(S7)。
添加剤の種類および添加濃度の設定が終了すると、給油ノズル212が車3の燃料タンク31に接続された後に、給油機2は燃料の給油および添加剤の添加を行う(S8)。この時、燃料貯蔵手段211から燃料タンク31に給油される燃料の流量は、燃料流量検出手段214によって検出される。また、添加剤の添加流量も添加剤流量検出手段213Bで検出される。サーバ装置10の制御部12は、燃料の流量に対して添加剤の添加量がS17で設定された添加濃度となるように、燃料および各添加剤の流量を監視し、各添加剤の添加量を制御する。
燃料および添加剤の供給(給油)が終了すると、料金算出手段13は、燃料および添加剤のそれぞれの流量検出手段214,213Bによって検出された流量から給油量を算出し、また、燃料情報蓄積手段141および添加剤情報蓄積手段142から取り込んだ燃料および添加剤の単価の情報から料金を算出する(S9)。そして給油量および料金情報が表示された料金情報画面をナビゲーション装置4に送信する(S10)。
顧客は、ナビゲーション装置4に表示された料金情報を確認し、料金を支払って給油所から出車する。一方、サーバ装置10は、図9に示されるように売上年月日、選択された添加剤選択コースや添加剤グループ、給油量、料金などの売上情報を売上情報蓄積手段143に記録し(S11)、終了する。
このような燃料添加剤添加システム1によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 各種の添加剤に対して添加剤添加手段213が設けられ、それぞれ個別に燃料に添加できるので、燃料に対してそれぞれの添加剤の配分や種類を調整できる。従って、顧客の燃料性能に対する要望に応じて顧客が給油所で選択する添加剤を添加でき、簡単なシステムで高まるニーズに確実かつ柔軟に対応できる。
(2) 車3内部に搭載されたナビゲーション装置4からサーバ装置10に通信可能となっているので、顧客が車3から降りる必要がなく、車内から直接操作できる。従って、操作が簡単となり、燃料添加剤添加システム1の取扱性を向上させることができる。
(3) 予め燃料油販売会社によって選択コースや添加剤グループが設定されているので、顧客が添加剤を簡単に選択できる。また燃料油販売会社が推奨する「標準」の添加剤グループも設定されているので、添加剤についての知識が少ないあるいは興味がない顧客は、この「標準」を選択すれば従来と同様のサービスを受けることができる。従って、様々な顧客層に対応できる柔軟な燃料販売システムが構築できる。
(4) 燃料油販売会社が、予め添加剤情報蓄積手段142に添加剤の選択コースや添加剤グループを自由に設定して添加剤の配合や種類を設定できる。従って、例えば山間部に近い給油所では走行性を重視した添加剤選択コースを設定したり、寒冷地の給油所では、寒冷地走行に関してより細かい添加剤グループを設定するなど、それぞれの給油所の個性を出すことができる。
(5) 燃料がガソリンまたは軽油であるので、燃料に適切な添加剤を添加することでガソリンまたは軽油の特色を活かすことができ、顧客の要望に応じた燃料を供給できる。また、添加剤がセタン価向上剤や、流動性向上剤など、前述の添加剤のなかから一つまたは二つ以上の組み合わせから選択されているので、燃料に応じて適切な添加剤を設定することにより、顧客の要望に応じて燃料の性能を十分に維持または発揮できる。
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態について説明する。第二実施形態は、燃料の料金収受を自動的に行うものである。
図10には、第二実施形態にかかる燃料添加剤添加システム1が示されている。この図10において、燃料添加剤添加システム1は、第一実施形態でのナビゲーション装置4の代わりにサーバ装置10と無線通信可能な車載器5が設けられている。また、給油所の入口および出口には、サーバ装置10および車載器5と通信可能な入口アンテナ16および出口アンテナ17が設けられている。
車載器5は、第一実施形態のナビゲーション装置4と同様に表示部、操作部、制御部、送受信部を備え、また外部入力としてカード51を挿入可能となっている。カード51は、クレジットカード会社等との提携などによってクレジットカード機能を有しており、車載器5での通信を介して料金支払を行うことにより、当該料金が指定口座から引き落とされる仕組みとなっている。このカード51には、クレジットカード情報や、給油所での以前の給油記録などの顧客情報を蓄積可能である。つまり、本実施形態ではサーバ装置10および車載器5が、料金を自動的に収受する料金収受手段となっている。
このような燃料添加剤添加システム1では、図11および図12のように作用する。
図11および図12において、まず車載器5にカード51を挿入した状態で入口アンテナ16を通過すると、カード51に予め入力された顧客情報が車載器5の送受信部を介して入口アンテナ16に送信される(S21)。この顧客情報は入口アンテナ16からサーバ装置10に送信され、サーバ装置10は、この顧客情報に含まれるクレジットカード情報などの情報が有効かどうかの認証を行う(S22)。顧客情報が認証さると、サーバ装置10は車載器5に認証確認画面を送信する(S23)。
次にサーバ装置10は、カード51に蓄積された給油所での以前の給油記録があるかどうかを確認する(S24)。給油記録がある場合には、図13に示されるように、その記録、つまり以前給油した際の燃料の種類と添加剤選択コース、添加剤グループなどの添加剤情報を車載器5に送信する(S25)。顧客は表示された添加剤情報を確認し、今回も前回と同じ添加剤を添加するか、あるいは新たに添加剤を選択するか選択し、その選択結果をサーバ装置10に送信する(S26)。
サーバ装置10では、車載器5からの選択結果を判定し(S27)、顧客が前回と同じ添加剤を選択した場合にはS33へ進む。一方、顧客が新たに添加剤を選択する場合には、第一実施形態と同様に予め設定された添加剤選択コース選択画面を送信し(S28)、顧客が選択した選択結果(S29)に応じて(S30)添加剤グループ選択画面を送信する(S31)。顧客からの添加剤グループの選択結果(S32)に応じて、添加剤情報蓄積手段142から添加剤の種類および燃料への添加濃度を取り込んで添加濃度を設定する(S33)。
給油機2は、第一実施形態と同様に給油手段21によって、燃料に各添加剤を、燃料の流量に応じて必要添加濃度となるように添加し、車3の燃料タンク31に給油する(S34)。
なお、S26で前回と同じ添加剤を選択した場合には、添加剤濃度設定手段15は、前回選択された添加剤グループの添加剤の種類および添加濃度を取り込んで、各添加剤の添加濃度を設定する。
料金算出手段13は、車3の燃料タンク31に供給された燃料および添加剤の供給量と、燃料情報蓄積手段141および添加剤情報蓄積手段142から得た燃料および添加剤の単価情報とより、料金を算出する(S35)。サーバ装置10は、料金情報を表示した画面を車載器5に送信する(S36)。
顧客は車載器5の表示部でその料金情報を確認して出車すると、出口アンテナ17において、カード51の有するクレジットカード機能により料金が支払われる(S37)。サーバ装置10は料金の支払いを確認し、売上情報を売上情報蓄積手段143に記録して(S38)、終了する。
したがって、このような第二実施形態によれば、第一実施形態の(1)、(3)、(4)および(5)の効果と同様の効果が得られる他、次のような効果が得られる。
(6) 車載器5によって車3の内部からサーバ装置10と通信できるので、第一実施形態の(2)の効果と同様に、顧客が車3から降りる必要がなく、車内から直接操作できる。従って、操作が簡単となり、燃料添加剤添加システム1の取扱性を向上させることができる。
(7) カード51がクレジットカード機能を有するので、車載器5とサーバ装置10との無線通信により燃料の料金を自動で収受できる。従って、現金が不要となり、スムーズに料金の支払いを行うことができる。
また、入口アンテナ16によってカード51に記録された情報を入手し、出口アンテナ17によって料金の収受を行うので、車3が給油機2で停車する時間が少なくなり、給油所の処理効率を向上させることができる。
(8) カード51に以前に給油したことがある燃料および添加剤情報を蓄積できるので、顧客が繰り返し同じ燃料および添加剤を所望する場合に毎回同じ添加剤を選択する手間が省け、より利便性を向上させることができる。
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、第一実施形態ではナビゲーション装置4によって、そして第二実施形態では車載器5によってサーバ装置10と無線通信していたが、これに限らず例えば顧客が口頭で給油所の従業員に燃料および所望の添加剤を伝え、従業員が給油機2を操作することによって添加剤を選択して給油してもよい。この場合には、給油機2に表示部22の他、操作部などを設けて、従業員が操作しやすいように構成すればよい。
あるいは、ナビゲーション装置4や車載器5のような無線通信するものに限らず例えば給油機2と有線により接続された汎用コンピュータなどによって操作してもよい。
サーバ装置10の通信は、車3が給油所に入車して、所望の燃料の給油機2に停車して行っていたが、各実施形態ではナビゲーション装置4あるいは車載器5によって無線通信が可能なので、例えば給油所が混み合っている場合などでは順番待ちしてる間に顧客がそれぞれナビゲーション装置4や車載器5を操作してもよい。このようにすれば、給油機2に到達するまでに添加剤選択などの処理が終了するので、給油機2ではすぐに給油ができ、顧客の待ち時間および給油所の処理時間を短縮できる。
第二実施形態では、入口アンテナ16および出口アンテナ17を設けて車載器5との情報の送受信を行っていたが、これに限らず、入口アンテナ16および出口アンテナ17を設けず、給油機2に停車中にサーバ装置10の送受信部11で直接情報を送受信することにより顧客情報の入手や料金の収受を行ってもよい。
カード51は、第二実施形態ではクレジットカード機能を有していたが、これに限らず例えばプリペイドカード方式としてもよい。この場合には、予めある程度の金額を入金(チャージ)しておき、料金支払いの際には、入金額から差し引いて料金収受を行ってもよい。
また、顧客が以前に選択した燃料および添加剤の記録は、第二実施形態ではカード51に記憶されていたが、これに限らず例えばサーバ装置10側で記憶部14に顧客情報蓄積部を設けて蓄積させてもよい。
遠隔操作手段は、車3の内部からサーバ装置10と通信する場合には、ナビゲーション装置4や車載器5で行っていたが、これらに限らず携帯電話や携帯情報端末(PDA)などの携帯機器や、その他サーバ装置10と通信可能な任意の端末を採用できる。
燃料に添加される添加剤は複数種類用意されていたが、一種類のみでもよく、この一種類の添加剤を添加するかどうかを顧客が選択するシステムとしてもよい。
あるいは、予め燃料に必要不可欠な添加剤のみを添加して貯蔵しておき、顧客がさらに追加したい添加剤を選択して添加するシステムとしてもよい。
さらには、添加剤グループに応じて予め必要な種類の添加剤を調合しておき、顧客がその添加剤グループを選択した際に、調合された添加剤を必要濃度で燃料に添加してもよい。この場合には、各添加剤の流量をそれぞれ測る必要がなく、調合された添加剤の流量のみを検出して制御すればよいので、燃料および添加剤添加の制御がより簡単になる。
添加剤の選択にあたっては、添加剤選択コースや添加剤グループが設定されていたが、これらに限らず、顧客に添加剤の選択を促す手段は燃料油販売会社や給油所の営業所などが任意に設定してよい。つまり、添加剤コースや添加剤グループを各実施形態のものに限らず、例えば古いディーゼル車でPMの排出量が多い顧客のためにPM低減剤を添加する添加剤グループや、冬季に都市部から山間部にスキーへ行く顧客のために軽油の添加剤として流動性向上剤を添加する添加剤グループを用意するなど、自由に設定してよいし、またこれらの添加剤コースや添加剤グループを設定しなくてもよい。例えば、添加剤コースや添加剤グループを設定せず、添加できる添加剤のリストを表示して、顧客が直接添加剤を指定選択できるようにしてもよい。
添加剤添加濃度は、各添加剤について予め設定されていたが、これに限らず例えば顧客が添加濃度も選択できるように構成してもよい。この時、燃料油販売会社で環境面あるいは安全面から添加できる濃度範囲を予め設定し、顧客はその濃度範囲内で添加剤の添加濃度を選択するようにしてもよい。
また、選択された添加剤の種類に応じて、燃料に対する添加剤の添加濃度を計算式により算出する構成としてもよい。
またこれらの添加剤の選択処理をコンピュータに実行させるプログラムがインストールされた装置(サーバ装置10)や、プログラムを記録しこのプログラムが読み出されてコンピュータに処理を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体の形態で流通させてもよい。記録媒体の形態で流通させれば、燃料油販売会社が全国の給油所に同じプログラムを容易かつ迅速に配布できる。また、プログラムを簡単に変更することができるので、添加剤の選択処理を簡単に設定でき、例えばシーズン毎に添加剤グループや添加剤選択コースを設定し直すなどの、柔軟な設定が可能となる。
添加剤添加手段213は、燃料貯蔵手段211および給油ノズル212の間に設けられ、添加剤は燃料の燃料タンク31への給油と同時に添加されていたが、これに限らず例えば燃料タンク31への給油前に一度混合工程を設けて、燃料と添加剤とを均一に混ぜてから燃料タンク31への給油を行ってもよい。この場合には添加剤が燃料に対して均一に混合され、またこれにより必要濃度を達成するための添加剤の量を必要最小限に抑制することができる。
燃料は、レギュラーガソリンやハイオクガソリン、軽油などの他、任意の燃料を使用でき、例えば灯油、A重油、およびC重油などが採用できる。要するに、燃料は、ガソリン、軽油、灯油、A重油、およびC重油のいずれかであれば、添加剤添加手段によってそれぞれ適した添加剤を添加することで、それぞれの特色を活かし易くできる。これにより、顧客の燃料の性能に対する様々な要望に柔軟に応じることができる。また、これら以外の燃料を適宜採用してもよい。
添加剤は、セタン価向上剤、流動性向上剤、潤滑性向上剤、酸化防止剤、燃費向上剤、加速性向上剤、窒素酸化物低減剤、水抜剤、清浄剤、識別剤、着色剤、香料、臭気改善剤、腐食防止剤、帯電防止剤、オクタン価向上剤、摩擦低減剤、防錆剤、抗乳化剤、粒子状物質(Particulate Matter, PM)低減剤、残炭分、クマリン、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル、メチルターシャリーブチルエーテル、エチルターシャリーブチルエーテル、メチルターシャリーアミルエーテル、脂肪酸メチルエステル、およびGTL(Gas To Liquid)のいずれか一つまたは二つ以上の組み合わせであれば、それぞれ顧客の要望に応じて添加剤を添加することで、十分な性能を発揮または維持できる。なお、添加剤は、これら以外のものであってもよい。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明は、ガソリンスタンドでの燃料供給システムなどに利用することができる。
本発明の第一実施形態にかかる燃料添加剤添加システムの概略構成図。 本発明の第一実施形態にかかる遠隔操作手段の概略ブロック図。 本発明の第一実施形態にかかる燃料添加剤添加システムの概略ブロック図。 本発明の第一実施形態にかかる添加剤情報蓄積手段の構造を示す模式図。 本発明の第一実施形態にかかる燃料添加剤添加システムのフローチャート。 本発明の第一実施形態にかかる添加剤選択コース選択画面の表示例を示す図。 本発明の第一実施形態にかかる添加剤グループ選択画面の表示例を示す図。 本発明の第一実施形態にかかる添加剤グループ選択画面の別の表示例を示す図。 本発明の第一実施形態にかかる売上情報蓄積手段の構造を示す模式図。 本発明の第二実施形態にかかる燃料添加剤添加システムの概略構成図。 本発明の第二実施形態にかかる燃料添加剤添加システムのフローチャート。 本発明の第二実施形態にかかる燃料添加剤添加システムのフローチャート。 本発明の第二実施形態にかかる添加剤情報送信画面の表示例を示す図。
符号の説明
1 燃料添加剤添加システム
2 給油機
3 車
4 ナビゲーション装置(遠隔操作手段)
5 車載器(遠隔操作手段)
10 サーバ装置
21 給油手段
24 料金算出手段
26 添加濃度設定手段
51 カード
142 添加剤情報蓄積手段
213 添加剤添加手段

Claims (9)

  1. 給油所で燃料に添加剤を添加する燃料添加剤添加システムであって、
    前記添加剤の情報を蓄積する添加剤情報蓄積手段と、
    この添加剤情報蓄積手段から得た添加剤情報より、選択された前記添加剤を前記燃料に添加する添加剤添加手段とを備えた
    ことを特徴とする燃料添加剤添加システム。
  2. 請求項1に記載の燃料添加剤添加システムにおいて、
    前記添加剤情報蓄積手段には、前記添加剤の前記燃料に対する添加濃度が予め設定されて蓄積されており、
    前記添加剤情報蓄積手段から得た添加濃度の情報より、選択された前記添加剤の前記燃料に対する添加濃度を設定する添加濃度設定手段を備えた
    ことを特徴とする燃料添加剤添加システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料添加剤添加システムにおいて、
    前記添加剤の種類が予め設定された添加剤グループを備え、
    選択された前記添加剤グループに設定された種類の前記添加剤を前記燃料に添加する
    ことを特徴とする燃料添加剤添加システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の燃料添加剤添加システムにおいて、
    前記燃料は、ガソリン、軽油、灯油、A重油、およびC重油のいずれかである
    ことを特徴とする燃料添加剤添加システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の燃料添加剤添加システムにおいて、
    前記添加剤は、セタン価向上剤、流動性向上剤、潤滑性向上剤、酸化防止剤、燃費向上剤、加速性向上剤、窒素酸化物低減剤、水抜剤、清浄剤、識別剤、着色剤、香料、臭気改善剤、腐食防止剤、帯電防止剤、オクタン価向上剤、摩擦低減剤、防錆剤、抗乳化剤、粒子状物質(Particulate Matter, PM)低減剤、残炭分、クマリン、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル、メチルターシャリーブチルエーテル、エチルターシャリーブチルエーテル、メチルターシャリーアミルエーテル、脂肪酸メチルエステル、およびGTL(Gas To Liquid)のいずれか一つまたは二つ以上の組み合わせを含む
    ことを特徴とする燃料添加剤添加システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の燃料添加剤添加システムにおいて、
    無線通信により前記添加剤または前記添加剤グループを選択可能な遠隔操作手段を備えた
    ことを特徴とする燃料添加剤添加システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の燃料添加剤添加システムにおいて、
    前記添加剤および前記燃料の供給量に基づいて料金を算出する料金算出手段と、
    この料金算出手段により算出された料金を自動で収受する料金収受手段とを備えた
    ことを特徴とする燃料添加剤添加システム。
  8. 給油所で燃料に添加剤を添加する燃料添加剤添加方法であって、
    添加剤の情報を蓄積する添加剤情報蓄積手段から得た添加剤情報より、選択された前記添加剤に応じて、前記添加剤を前記燃料に添加する添加剤添加手順を踏む
    ことを特徴とする燃料添加剤添加方法。
  9. 給油所で燃料に添加剤を添加する燃料添加剤添加方法をコンピュータに実行させるための燃料添加剤添加プログラムであって、
    添加剤の情報を蓄積する添加剤情報蓄積手段から得た添加剤情報より、選択された前記添加剤に応じて、前記添加剤を前記燃料に添加する添加剤添加手順をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする燃料添加剤添加プログラム。
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