JP2004231147A - アシストグリップ及びインフレータの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】僅かな部品点数の増加で、アシストグリップ及びインフレータの取付作業性を向上する。
【解決手段】車両のボデー11にアシストグリップ用ブラケット14及びトリム12を介してアシストグリップ16が取付けられ、ボデーにインフレータ用ブラケット21を介してインフレータ13が取付けられる。インフレータとこのインフレータを保持するインフレータ用ブラケットは、補助ブラケット24及びアシストグリップ用ブラケットを介してボデーとトリムとの間に位置するようにボデーに取付けられる。
【選択図】 図1
【解決手段】車両のボデー11にアシストグリップ用ブラケット14及びトリム12を介してアシストグリップ16が取付けられ、ボデーにインフレータ用ブラケット21を介してインフレータ13が取付けられる。インフレータとこのインフレータを保持するインフレータ用ブラケットは、補助ブラケット24及びアシストグリップ用ブラケットを介してボデーとトリムとの間に位置するようにボデーに取付けられる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車内にアシストグリップとインフレータとを取付けるための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車内にアシストグリップ及びエアバッグが配設され、このエアバッグが折畳まれた状態でエアバッグカバーに覆われるとともに収納され、更にエアバッグが、ルーフサイドレールに固定されたインフレータからの膨張用ガスの流入時に、上記エアバッグカバーを押し開いて展開膨張するように構成された頭部保護エアバッグ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、インフレータがアシストグリップより車外側となる位置に設けられ、インフレータ及びアシストグリップがルーフサイドレールにブラケットを介して取付ボルトにより共締めされる。またエアバッグカバーはアシストグリップとブラケットとの間に介装される。
【0003】
このように構成された頭部保護エアバッグ装置では、インフレータをアシストグリップより車外側となる位置に設けたので、乗員がインフレータに接触する方向に移動しても、乗員はクッション性を有するアシストグリップと干渉し、乗員に衝撃を与えることはない。またインフレータをアシストグリップとともにルーフサイドレールに共締めしたので、インフレータ及びアシストグリップの取付部品点数及び取付工数を低減できるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−322525号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の特許文献1に示された頭部保護エアバッグ装置では、インフレータ及びアシストグリップをルーフサイドレールに共締めするときに、アシストグリップとブラケットとの間に比較的大きなエアバッグカバーを介装しなければならず、取付ボルトを螺合するためにルーフサイドレールに形成された雌ねじを視認できず、インフレータ及びアシストグリップの取付作業性が悪い不具合があった。
本発明の目的は、僅かな部品点数の増加で、アシストグリップ及びインフレータの取付作業性を向上できる、アシストグリップ及びインフレータの取付構造を提供することにある。
本発明の別の目的は、インフレータ又はアシストグリップのいずれか一方をボデーに取付けない場合でも、共通のブラケットを用いることにより、部品点数を削減でき、部品管理を容易に行える、アシストグリップ及びインフレータの取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1〜図3に示すように、車両のボデー11にアシストグリップ用ブラケット14及びトリム12を介してアシストグリップ16が取付けられ、ボデー11にインフレータ用ブラケット21を介してインフレータ13が取付けられたアシストグリップ及びインフレータの取付構造の改良である。その特徴ある構成は、インフレータ13とこのインフレータを保持するインフレータ用ブラケット21が、補助ブラケット24及びアシストグリップ用ブラケット14を介してボデー11とトリム12との間に位置するようにボデー11に取付けられたところにある。
【0007】
この請求項1に記載されたアシストグリップ及びインフレータの取付構造では、先ずアシストグリップ用ブラケット14をボデー11に取付ける。次にインフレータ要部ラケット21を嵌入したインフレータ13をアシストグリップ用ブラケット14に載せて仮置きし、この状態でインフレータ13をアシストグリップ用ブラケット14にインフレータ用ブラケット21及び補助ブラケット24を介して取付ける。更にアシストグリップ16をアシストグリップ用ブラケット14にトリム12を介して取付ける。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、自動車のルーフサイドレール11とルーフトリム12との間には、乗員の頭部を保護するエアバッグ装置のインフレータ13が自動車の進行方向に延びて設けられる。ルーフサイドレール11は、車外側に位置するアウタパネル11aの側縁と車内側に位置するインナパネル11bの側縁とを互いに接合することにより、自動車の進行方向に延びる筒状に形成される(図1及び図2)。また上記ルーフサイドレール11にはアシストグリップ用ブラケット14及びルーフトリム12を介してアシストグリップ16が取付けられる(図1)。アシストグリップ用ブラケット14は、基端がルーフサイドレール11に取付けられた略チャンネル状のブラケット本体14aと、基端がブラケット本体14aの下面に溶着され先端がルーフサイドレール11に取付けられたリヤステー14bとを有する。
【0009】
上記インナパネル11bの筒内側にはアシストグリップ用ブラケット14を取付けるための3個のナット17が溶着される(図1)。これらのナット17にはボルト18が螺合可能に構成される。またブラケット本体14aの車室内方に位置する先端には一対のグリップ取付孔14c(図3)が自動車の進行方向に所定の間隔をあけて形成され、ブラケット本体14a先端のルーフサイドレール11に対向する面には一対のグリップ用ナット19が上記グリップ取付孔14cに一致した状態でそれぞれ溶着される。これらのグリップ用ナット19にはグリップ用ボルト20が螺合可能に構成される。
【0010】
一方、インフレータ13はルーフサイドレール11にインフレータ用ブラケット21を介して取付けられる(図1〜図3)。インフレータ用ブラケット21は、インフレータ13の前部を保持してルーフサイドレール11に取付けるためのフロントブラケット22(図2及び図3)と、インフレータ13の後部を保持してルーフサイドレール11に取付けるためのリヤブラケット23(図1及び図3)とを有する。リヤブラケット23は補助ブラケット24及びアシストグリップ用ブラケット14を介してルーフサイドレール11に取付けられる(図1)。
【0011】
フロントブラケット22は、インフレータ13の前部に嵌入されるフロント嵌入部22aと、フロント嵌入部22aの両端に連設され互いに対向する一対のフロント取付部22b,22bとからなる(図2)。一対のフロント取付部22b,22bには、互いに対向する一対の第1フロント通孔22c,22cがそれぞれ形成される。またルーフサイドレール11のインナパネル11bには補助ステー26の基端が溶着され、補助ステー26の車室内方に位置する先端には上記第1フロント通孔22cに一致する第2フロント通孔26aが形成される。更に補助ステー26先端のルーフサイドレール11に対向する面にはフロント側ナット27が第2フロント通孔26aに一致した状態で溶着され、このフロント側ナット27にはフロント側ボルト28が螺合可能に構成される。
【0012】
一方、リヤブラケット23は、インフレータ13の後部に嵌入されるリヤ嵌入部23aと、リヤ嵌入部23aの両端に連設され互いに対向する一対のリヤ取付部23b,23bとからなる(図1)。一対のリヤ取付部23b,23bには、互いに対向する一対の第1リヤ通孔23c,23cがそれぞれ形成される。また補助ブラケット24の基端はブラケット本体14aの中央上面に溶着され、補助ブラケット24の車室内方に位置する先端には上記第1リヤ通孔23cに一致する第2リヤ通孔24aが形成される。更に一方のリヤ取付部23bにはリヤ側ナット31が第1リヤ通孔23cに一致した状態で溶着され、このリヤ側ナット31にはリヤ側ボルト32が螺合可能に構成される。
【0013】
なお、インフレータ13がルーフサイドレール11に取付けられたときに、インフレータ13はルーフサイドレール11とルーフトリム12との間に位置するように構成される。またブラケット本体14aの自動車の進行方向の長さはインフレータ13の後部から中央部に至る長さを有し、インフレータ13をルーフサイドレール11に取付ける前にインフレータ13の後部から中央部をブラケット本体14aに載せたときにインフレータ13が安定した状態でブラケット本体14aに載るように構成される。
【0014】
このように構成されたアシストグリップ16及びインフレータ13の取付方法を図1〜図4を用いて説明する。
先ずアシストグリップ用ブラケット14を3本のボルト18及び3個のナット17によりルーフサイドレール11のインナパネル11bに取付ける(図1及び図4(a))。次いでフロントブラケット22及びリヤブラケット23が嵌入されたインフレータ13を持って自動車の前方から後方に、即ち図4(b)の破線矢印で示す方向に移動させ、インフレータ13をアシストグリップ用ブラケット14のブラケット本体14aに載せて仮置きする。この状態でインフレータ13後部に嵌入されたリヤブラケット23のリヤ取付部23bの第1リヤ通孔23cを、補助ブラケット24先端の第2リヤ通孔24aに一致させた後に、これらの通孔23c,24aにリヤ側ボルト32を挿入して、このボルト32をリヤ側ナット31に螺合する(図1及び図4(c))。これによりインフレータ13後部がリヤブラケット23、補助ブラケット24及びアシストグリップ用ブラケット14を介してルーフサイドレール11に取付けられる(図1)。
【0015】
次にインフレータ13前部に嵌入されたフロントブラケット22のフロント取付部22bの第1フロント通孔22cを、補助ステー26先端の第2フロント通孔26aに一致させた後に、これらの通孔22c,26aにフロント側ボルト28を挿入して、このボルト28をナット27に螺合する(図2及び図4(c))。これによりインフレータ13前部がフロントブラケット22及び補助ステー26を介してサイドルーフレール11に取付けられる(図2)。更にグリップ用ボルト20をアシストグリップ16及びルーフトリム12に挿通した後にグリップ用ナット19に螺合する(図1)。これによりアシストグリップ16がルーフトリム12を介してアシストグリップ用ブラケット14に取付けられる。このような比較的簡単な作業でインフレータ13及びアシストグリップ16をルーフサイドレール11に取付けることができる。
【0016】
なお、この実施の形態では、インフレータ用ブラケットがフロントブラケット及びリヤブラケットを有し、インフレータの前部をルーフサイドレールにフロントブラケットを介して取付け、インフレータの後部をルーフサイドレールにリヤブラケット、補助ブラケット及びアシストグリップ用ブラケットを介して取付けたが、インフレータ用ブラケットがフロントブラケット及びリヤブラケットを有し、インフレータの前部をルーフサイドレールにフロントブラケット、補助ブラケット及びアシストグリップ用ブラケットを介して取付け、インフレータの後部をルーフサイドレールにリヤブラケットを介して取付けてもよい。この場合、インフレータはルーフサイドレールとルーフトリムとの間に位置し、インフレータの前部から中央部をアシストグリップ用ブラケットに載せたときにインフレータが安定した状態でアシストグリップ用ブラケットに載るように構成される。
【0017】
また、インフレータ用ブラケットがインフレータの中央部に嵌入されたミドルブラケットのみを有し、インフレータの中央部をルーフサイドレールにミドルブラケット、補助ブラケット及びアシストグリップ用ブラケットを介して取付けてもよい。この場合、インフレータはルーフサイドレールとルーフトリムとの間に位置し、インフレータの中央部をアシストグリップ用ブラケットに載せたときにインフレータが安定した状態でアシストグリップ用ブラケットに載るように構成される。
【0018】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、インフレータとこのインフレータを保持するインフレータ用ブラケットを、補助ブラケット及びアシストグリップ用ブラケットを介してボデーとトリムとの間に位置するようにボデーに取付けたので、インフレータをボデーに取付けるときにインフレータをアシストグリップ用ブラケットに載せて仮置きすることができ、インフレータの取付作業性を向上できる。
またインフレータ及びアシストグリップをルーフサイドレールに共締めするときに、アシストグリップとブラケットとの間に比較的大きなエアバッグカバーを介装するため、インフレータ及びアシストグリップの取付作業性が悪い従来の頭部保護エアバッグ装置と比較して、本発明ではアシストグリップ用ブラケットとトリムとがボデーに取付けられて位置決めされた状態で、アシストグリップをアシストグリップ用ブラケットにトリムを介して取付けるので、アシストグリップの取付作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態アシストグリップ及びインフレータの取付構造を示す図3のA−A線断面図。
【図2】図3のB−B線断面図。
【図3】そのインフレータを車内側から見た側面図。
【図4】そのインフレータの取付手順を示す要部斜視図。
【符号の説明】
11 ルーフサイドレール(ボデー)
12 ルーフトリム(トリム)
13 インフレータ
14 アシストグリップ用ブラケット
16 アシストグリップ
21 インフレータ用ブラケット
24 補助ブラケット
【発明の属する技術分野】
本発明は、車内にアシストグリップとインフレータとを取付けるための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車内にアシストグリップ及びエアバッグが配設され、このエアバッグが折畳まれた状態でエアバッグカバーに覆われるとともに収納され、更にエアバッグが、ルーフサイドレールに固定されたインフレータからの膨張用ガスの流入時に、上記エアバッグカバーを押し開いて展開膨張するように構成された頭部保護エアバッグ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、インフレータがアシストグリップより車外側となる位置に設けられ、インフレータ及びアシストグリップがルーフサイドレールにブラケットを介して取付ボルトにより共締めされる。またエアバッグカバーはアシストグリップとブラケットとの間に介装される。
【0003】
このように構成された頭部保護エアバッグ装置では、インフレータをアシストグリップより車外側となる位置に設けたので、乗員がインフレータに接触する方向に移動しても、乗員はクッション性を有するアシストグリップと干渉し、乗員に衝撃を与えることはない。またインフレータをアシストグリップとともにルーフサイドレールに共締めしたので、インフレータ及びアシストグリップの取付部品点数及び取付工数を低減できるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−322525号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の特許文献1に示された頭部保護エアバッグ装置では、インフレータ及びアシストグリップをルーフサイドレールに共締めするときに、アシストグリップとブラケットとの間に比較的大きなエアバッグカバーを介装しなければならず、取付ボルトを螺合するためにルーフサイドレールに形成された雌ねじを視認できず、インフレータ及びアシストグリップの取付作業性が悪い不具合があった。
本発明の目的は、僅かな部品点数の増加で、アシストグリップ及びインフレータの取付作業性を向上できる、アシストグリップ及びインフレータの取付構造を提供することにある。
本発明の別の目的は、インフレータ又はアシストグリップのいずれか一方をボデーに取付けない場合でも、共通のブラケットを用いることにより、部品点数を削減でき、部品管理を容易に行える、アシストグリップ及びインフレータの取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1〜図3に示すように、車両のボデー11にアシストグリップ用ブラケット14及びトリム12を介してアシストグリップ16が取付けられ、ボデー11にインフレータ用ブラケット21を介してインフレータ13が取付けられたアシストグリップ及びインフレータの取付構造の改良である。その特徴ある構成は、インフレータ13とこのインフレータを保持するインフレータ用ブラケット21が、補助ブラケット24及びアシストグリップ用ブラケット14を介してボデー11とトリム12との間に位置するようにボデー11に取付けられたところにある。
【0007】
この請求項1に記載されたアシストグリップ及びインフレータの取付構造では、先ずアシストグリップ用ブラケット14をボデー11に取付ける。次にインフレータ要部ラケット21を嵌入したインフレータ13をアシストグリップ用ブラケット14に載せて仮置きし、この状態でインフレータ13をアシストグリップ用ブラケット14にインフレータ用ブラケット21及び補助ブラケット24を介して取付ける。更にアシストグリップ16をアシストグリップ用ブラケット14にトリム12を介して取付ける。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、自動車のルーフサイドレール11とルーフトリム12との間には、乗員の頭部を保護するエアバッグ装置のインフレータ13が自動車の進行方向に延びて設けられる。ルーフサイドレール11は、車外側に位置するアウタパネル11aの側縁と車内側に位置するインナパネル11bの側縁とを互いに接合することにより、自動車の進行方向に延びる筒状に形成される(図1及び図2)。また上記ルーフサイドレール11にはアシストグリップ用ブラケット14及びルーフトリム12を介してアシストグリップ16が取付けられる(図1)。アシストグリップ用ブラケット14は、基端がルーフサイドレール11に取付けられた略チャンネル状のブラケット本体14aと、基端がブラケット本体14aの下面に溶着され先端がルーフサイドレール11に取付けられたリヤステー14bとを有する。
【0009】
上記インナパネル11bの筒内側にはアシストグリップ用ブラケット14を取付けるための3個のナット17が溶着される(図1)。これらのナット17にはボルト18が螺合可能に構成される。またブラケット本体14aの車室内方に位置する先端には一対のグリップ取付孔14c(図3)が自動車の進行方向に所定の間隔をあけて形成され、ブラケット本体14a先端のルーフサイドレール11に対向する面には一対のグリップ用ナット19が上記グリップ取付孔14cに一致した状態でそれぞれ溶着される。これらのグリップ用ナット19にはグリップ用ボルト20が螺合可能に構成される。
【0010】
一方、インフレータ13はルーフサイドレール11にインフレータ用ブラケット21を介して取付けられる(図1〜図3)。インフレータ用ブラケット21は、インフレータ13の前部を保持してルーフサイドレール11に取付けるためのフロントブラケット22(図2及び図3)と、インフレータ13の後部を保持してルーフサイドレール11に取付けるためのリヤブラケット23(図1及び図3)とを有する。リヤブラケット23は補助ブラケット24及びアシストグリップ用ブラケット14を介してルーフサイドレール11に取付けられる(図1)。
【0011】
フロントブラケット22は、インフレータ13の前部に嵌入されるフロント嵌入部22aと、フロント嵌入部22aの両端に連設され互いに対向する一対のフロント取付部22b,22bとからなる(図2)。一対のフロント取付部22b,22bには、互いに対向する一対の第1フロント通孔22c,22cがそれぞれ形成される。またルーフサイドレール11のインナパネル11bには補助ステー26の基端が溶着され、補助ステー26の車室内方に位置する先端には上記第1フロント通孔22cに一致する第2フロント通孔26aが形成される。更に補助ステー26先端のルーフサイドレール11に対向する面にはフロント側ナット27が第2フロント通孔26aに一致した状態で溶着され、このフロント側ナット27にはフロント側ボルト28が螺合可能に構成される。
【0012】
一方、リヤブラケット23は、インフレータ13の後部に嵌入されるリヤ嵌入部23aと、リヤ嵌入部23aの両端に連設され互いに対向する一対のリヤ取付部23b,23bとからなる(図1)。一対のリヤ取付部23b,23bには、互いに対向する一対の第1リヤ通孔23c,23cがそれぞれ形成される。また補助ブラケット24の基端はブラケット本体14aの中央上面に溶着され、補助ブラケット24の車室内方に位置する先端には上記第1リヤ通孔23cに一致する第2リヤ通孔24aが形成される。更に一方のリヤ取付部23bにはリヤ側ナット31が第1リヤ通孔23cに一致した状態で溶着され、このリヤ側ナット31にはリヤ側ボルト32が螺合可能に構成される。
【0013】
なお、インフレータ13がルーフサイドレール11に取付けられたときに、インフレータ13はルーフサイドレール11とルーフトリム12との間に位置するように構成される。またブラケット本体14aの自動車の進行方向の長さはインフレータ13の後部から中央部に至る長さを有し、インフレータ13をルーフサイドレール11に取付ける前にインフレータ13の後部から中央部をブラケット本体14aに載せたときにインフレータ13が安定した状態でブラケット本体14aに載るように構成される。
【0014】
このように構成されたアシストグリップ16及びインフレータ13の取付方法を図1〜図4を用いて説明する。
先ずアシストグリップ用ブラケット14を3本のボルト18及び3個のナット17によりルーフサイドレール11のインナパネル11bに取付ける(図1及び図4(a))。次いでフロントブラケット22及びリヤブラケット23が嵌入されたインフレータ13を持って自動車の前方から後方に、即ち図4(b)の破線矢印で示す方向に移動させ、インフレータ13をアシストグリップ用ブラケット14のブラケット本体14aに載せて仮置きする。この状態でインフレータ13後部に嵌入されたリヤブラケット23のリヤ取付部23bの第1リヤ通孔23cを、補助ブラケット24先端の第2リヤ通孔24aに一致させた後に、これらの通孔23c,24aにリヤ側ボルト32を挿入して、このボルト32をリヤ側ナット31に螺合する(図1及び図4(c))。これによりインフレータ13後部がリヤブラケット23、補助ブラケット24及びアシストグリップ用ブラケット14を介してルーフサイドレール11に取付けられる(図1)。
【0015】
次にインフレータ13前部に嵌入されたフロントブラケット22のフロント取付部22bの第1フロント通孔22cを、補助ステー26先端の第2フロント通孔26aに一致させた後に、これらの通孔22c,26aにフロント側ボルト28を挿入して、このボルト28をナット27に螺合する(図2及び図4(c))。これによりインフレータ13前部がフロントブラケット22及び補助ステー26を介してサイドルーフレール11に取付けられる(図2)。更にグリップ用ボルト20をアシストグリップ16及びルーフトリム12に挿通した後にグリップ用ナット19に螺合する(図1)。これによりアシストグリップ16がルーフトリム12を介してアシストグリップ用ブラケット14に取付けられる。このような比較的簡単な作業でインフレータ13及びアシストグリップ16をルーフサイドレール11に取付けることができる。
【0016】
なお、この実施の形態では、インフレータ用ブラケットがフロントブラケット及びリヤブラケットを有し、インフレータの前部をルーフサイドレールにフロントブラケットを介して取付け、インフレータの後部をルーフサイドレールにリヤブラケット、補助ブラケット及びアシストグリップ用ブラケットを介して取付けたが、インフレータ用ブラケットがフロントブラケット及びリヤブラケットを有し、インフレータの前部をルーフサイドレールにフロントブラケット、補助ブラケット及びアシストグリップ用ブラケットを介して取付け、インフレータの後部をルーフサイドレールにリヤブラケットを介して取付けてもよい。この場合、インフレータはルーフサイドレールとルーフトリムとの間に位置し、インフレータの前部から中央部をアシストグリップ用ブラケットに載せたときにインフレータが安定した状態でアシストグリップ用ブラケットに載るように構成される。
【0017】
また、インフレータ用ブラケットがインフレータの中央部に嵌入されたミドルブラケットのみを有し、インフレータの中央部をルーフサイドレールにミドルブラケット、補助ブラケット及びアシストグリップ用ブラケットを介して取付けてもよい。この場合、インフレータはルーフサイドレールとルーフトリムとの間に位置し、インフレータの中央部をアシストグリップ用ブラケットに載せたときにインフレータが安定した状態でアシストグリップ用ブラケットに載るように構成される。
【0018】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、インフレータとこのインフレータを保持するインフレータ用ブラケットを、補助ブラケット及びアシストグリップ用ブラケットを介してボデーとトリムとの間に位置するようにボデーに取付けたので、インフレータをボデーに取付けるときにインフレータをアシストグリップ用ブラケットに載せて仮置きすることができ、インフレータの取付作業性を向上できる。
またインフレータ及びアシストグリップをルーフサイドレールに共締めするときに、アシストグリップとブラケットとの間に比較的大きなエアバッグカバーを介装するため、インフレータ及びアシストグリップの取付作業性が悪い従来の頭部保護エアバッグ装置と比較して、本発明ではアシストグリップ用ブラケットとトリムとがボデーに取付けられて位置決めされた状態で、アシストグリップをアシストグリップ用ブラケットにトリムを介して取付けるので、アシストグリップの取付作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態アシストグリップ及びインフレータの取付構造を示す図3のA−A線断面図。
【図2】図3のB−B線断面図。
【図3】そのインフレータを車内側から見た側面図。
【図4】そのインフレータの取付手順を示す要部斜視図。
【符号の説明】
11 ルーフサイドレール(ボデー)
12 ルーフトリム(トリム)
13 インフレータ
14 アシストグリップ用ブラケット
16 アシストグリップ
21 インフレータ用ブラケット
24 補助ブラケット
Claims (1)
- 車両のボデー(11)にアシストグリップ用ブラケット(14)及びトリム(12)を介してアシストグリップ(16)が取付けられ、前記ボデー(11)にインフレータ用ブラケット(21)を介してインフレータ(13)が取付けられたアシストグリップ及びインフレータの取付構造において、
前記インフレータ(13)とこのインフレータを保持する前記インフレータ用ブラケット(21)が、補助ブラケット(24)及び前記アシストグリップ用ブラケット(14)を介して前記ボデー(11)と前記トリム(12)との間に位置するように前記ボデー(11)に取付けられた
ことを特徴とするアシストグリップ及びインフレータの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003025351A JP2004231147A (ja) | 2003-02-03 | 2003-02-03 | アシストグリップ及びインフレータの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003025351A JP2004231147A (ja) | 2003-02-03 | 2003-02-03 | アシストグリップ及びインフレータの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004231147A true JP2004231147A (ja) | 2004-08-19 |
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ID=32953656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003025351A Pending JP2004231147A (ja) | 2003-02-03 | 2003-02-03 | アシストグリップ及びインフレータの取付構造 |
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