JP2004230852A - サーマルプリンタ - Google Patents

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JP2004230852A
JP2004230852A JP2003024990A JP2003024990A JP2004230852A JP 2004230852 A JP2004230852 A JP 2004230852A JP 2003024990 A JP2003024990 A JP 2003024990A JP 2003024990 A JP2003024990 A JP 2003024990A JP 2004230852 A JP2004230852 A JP 2004230852A
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Shuichi Sakamaki
秀一 坂巻
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Sato Corp
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Sato Corp
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Abstract

【課題】印字の停止時には通電を停止して消費電力の低減を図るとともに、用紙を搬送するプラテンローラの回転トルクを重くして用紙の位置ずれ防止が図れるようにしたサーマルプリンタを提供すること。
【解決手段】印字の終了に伴って、CPU21からステッピングモータ18の所定の相に相励磁を固定するための制御信号をドライバ22に供給し、ステッピングモータ18を停止させる。さらに、CPU21からリレー切替え装置23に制御信号が供給されると、制御信号を受けたリレー切替え装置23は第1のリレー32をOFF側に切り替え、それと同時、またはそれに続いて第2のリレー33をOFF側に切り替えてモータを短絡させる。この状態でステッピングモータ18の回転子24を回転させると、回転子24の磁石による誘電起電力で固定子のコイル25に電流が流れ、回転子24が回転するのを妨げるように磁場が発生するようにした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はサーマルプリンタにかかるもので、特に印字停止時の消費電力の低減を図ったサーマルプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、現場に持ち運んで文字情報やバーコード等の印字物を発行するのに使用される、小型軽量でバッテリー駆動のサーマルプリンタが知られている。一般に、この種のサーマルプリンタは、ステッピングモータに連動して回転駆動するプラテンローラと、複数の発熱体を有するサーマルヘッドとの間に用紙を挿通して圧接し、プラテンローラの回転駆動力により用紙を搬送しながら印字を行うようになっている。このようなバッテリーで駆動するサーマルプリンタは、一回の充電で出来るだけ長時間使用できるのが好ましく、そのためには、印字を停止している間や作業現場を移動する間は、ステッピングモータ等への通電を極力おさえるようにして、バッテリーの消耗防止を図っている。
【0003】
図3は、従来のバッテリーで駆動するサーマルプリンタの基本的な駆動回路図である。プラテンローラを回転駆動させるために用いられるステッピングモータ1には、電力を供給するバッテリー2と、ステッピングモータ1を制御するドライバ3とに接続され、これらのドライバ3はCPU4からの指示を受けて作動するようになっている。またステッピングモータ1は、回転子5を永久磁石とし、各々の相を形成する固定子(図示せず)には、コイル6が巻かれている。
【0004】
ところで、上記構成のサーマルプリンタにおいて、ステッピングモータ1への通電を完全に停止した場合には、固定子のコイル6が消磁して、固定子およびコイル6と回転子5の永久磁石との引き合う力が低下するため、回転子5に連動して設けられたプラテンローラを手動で回転させる際のトルクも低下する。この状態で用紙を引っ張りながら用紙を切断したり、サーマルプリンタを使用現場に持ち運んで振動を与えたりした場合などは、プラテンローラが回転して用紙の位置ずれが発生するなどの不都合が生じることがあった。そこで、一時的に印字や用紙の搬送を停止する場合は、CPU4から所定の相に相励磁を固定するための制御信号をドライバ3に供給し、ステッピングモータ1のコイル6を励磁した状態で停止させることが行われている。このようにすれば、ステッピングモータ1の停止に伴ってそれに連動するプラテンローラも停止するので、プラテンローラとサーマルヘッドとの間に挿通した用紙も固定され、位置ずれの発生が防止できる。しかしながら、この状態を保持するためには、回転子5を固定するための電流をステッピングモータ1に供給し続ける必要があり、このような状態で長期間放置すればバッテリー2に負担を与え、消耗を早めることになるため、改善が求められていた。
【0005】
このような対策として、例えば、サーマルプリンタが停止状態のときは、ステッピングモータへの通電を停止して、サーマルプリンタの電源切断前におけるステッピングモータへの通電状態を不揮発メモリに書き込み、電源再投入時に以前の通電状態を読み出して用紙位置を復元することにより用紙の位置ずれ防止と消費電力の低減を図ることが試みられている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−25604号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の方法は、一度位置ずれを起こした用紙を元の位置に復元するというものであり、ステッピングモータへの通電停止に伴う用紙の位置ずれの発生自体を防止するようにはなっていない。すなわち、この方法では、ステッピングモータへの電力供給を停止した結果、前記のような理由によりサーマルプリンタから用紙が排出され、この排出された用紙の端部に体などが接触した場合に、用紙の端部が折れ曲って用紙が無駄になるようなことがあり、またこのように折れ曲がった用紙に印字することにより、印字に乱れが生ずるなどという問題があった。
【0008】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたものであり、サーマルプリンタ、特にバッテリーで駆動する小型のサーマルプリンタにおいて、印字の停止時には通電を停止して消費電力の低減を図るとともに、用紙を搬送するプラテンローラの回転を規制することにより用紙の位置ずれ防止を図ったサーマルプリンタの提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、用紙を搬送するプラテンローラと、複数の発熱体を備え前記プラテンローラに接離可能なサーマルヘッドと、前記プラテンローラに回転駆動力を与えるモータと、前記モータを制御する制御装置と、を有し、前記プラテンローラと前記サーマルヘッドとの間に挿通した用紙を圧接して搬送しながら印字を行うサーマルプリンタであって、前記モータへの通電停止時には、前記モータと前記制御装置との間の接続を切り離し、モータ固定子のコイル端子を短絡するようにしたことを特徴とするサーマルプリンタである。
【0010】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施の形態によるサーマルプリンタを図1、図2にもとづき説明する。
【0011】
図1は本発明の実施の形態によるサーマルプリンタ10の構成を示す図、図2は同基本的な駆動回路図である。
【0012】
図1に示すように、本実施の形態にかかるサーマルプリンタ10は、用紙11を軸支すると共に用紙11を巻き出すための供給軸12と、用紙11の搬送を助けるガイドローラ13と、用紙11の先頭や終端などを検出するためのピッチセンサ14と、用紙11を搬送するための駆動力を供給するプラテンローラ15と、そのプラテンローラ15に対して印字を行う用紙11の上から接離可能に圧接すると共に、発熱体(図示せず)を発熱させて用紙11に印字を行うサーマルヘッド16と、タイミングベルト17などの動力伝達手段を介してプラテンローラ15を回転駆動するステッピングモータ18と、サーマルヘッド16の発熱体の発熱やステッピングモータ18の動作などを制御する制御装置19と、バッテリー20とを備える。
【0013】
また図2に示すように、この制御装置19は、図示せぬROM(Read Only Memory)に記憶された各種制御プログラムに従って動作し各部を制御するCPU(Central Processing Unit)21、ステッピングモータ18の動作を制御するドライバ22、ステッピングモータ18をバッテリー20やドライバ22等から切り離して短絡するためのリレー切替え装置23などを備える。
【0014】
プラテンローラ15を回転駆動するためのステッピングモータ18は、回転子24を永久磁石とし、2つの相を形成する4つの固定子(図示せず)にはコイル25が巻かれると共に、各々のコイル25の端子をA端子26、B端子27、C端子28、D端子29、COM1端子30、COM2端子31としている。このステッピングモータ18は、COM1端子30とCOM2端子31に第1のリレー32を介して結線されたバッテリー20から電力の供給を受けると共に、ステッピングモータ18のA端子26、B端子27、C端子28、D端子29に第2のリレー33を介して結線されたドライバ22によりステッピングモータ18の消磁、励磁などの制御を受け、さらに第1のリレー32および第2のリレー33には切り替え信号を発信するリレー切替え装置23がつながると共に、これらのドライバ22やリレー切替え装置23はCPU21からの指示を受けて作動するようになっている。
【0015】
以下、図1および図2を参照して、本実施の形態によるサーマルプリンタ10の動作を説明する。まず通紙は、供給軸12で軸支されたロール状の用紙11を巻き出し、ガイドローラ13に案内されてサーマルヘッド16とプラテンローラ15との間に挿通し、サーマルヘッド16をプラテンローラ15側に圧接して行う。印字に当たってはステッピングモータ18に通電し、ステッピングモータ18の回転駆動力をプラテンローラ15にタイミングベルト17を介して伝達し、用紙11の裏面に形成した印字の先頭等を検出するためのタイミングマーク(図示せず)をピッチセンサ14で検出しながら、CPU21からの制御信号によりサーマルヘッド16の発熱体を発熱して行う。このとき、第1のリレー32と第2のリレー33とは、リレー切替え装置23からの信号によりいずれもON側にセットした状態とする。この状態ではCPU21からの制御信号を受けたドライバ22は、バッテリー20からの電力を受けながら制御信号に基づいて所定の相を順次相励磁し、回転子24の永久磁石との反発力と吸引力とを利用して回転子24を回転させるようになっている。
【0016】
印字の終了に伴って用紙11の搬送を中止する場合は、CPU21から所定の相に相励磁を固定するための制御信号をドライバ22に供給し、ステッピングモータ18を停止させる。ステッピングモータ18の停止に伴い、それに連動するプラテンローラ15も停止し、プラテンローラ15とサーマルヘッド16との間に挿通された用紙11が固定される。この状態では、回転子24を固定するために必要な電流がステッピングモータ18に供給され、そのための電力が消費されている。
【0017】
さらに一定時間印字を中断して電源の切断を行う場合には、CPU21からリレー切替え装置23に対してリレーをOFF側に切り替える制御信号が供給され、制御信号を受けたリレー切替え装置23は、バッテリー20に結線した第1のリレー32をOFF側に切り替え、それと同時、又はそれに続いてドライバ22に結線した第2のリレー33をOFF側に切り替えてステッピングモータ18を短絡させる。この結果、ステッピングモータ18への電力の供給が停止し、ステッピングモータ18の回転子24を固定するために要した電力の消費がなくなる。この時点ではステッピングモータ18各相のコイル25や固定子が消磁するので、回転子24の永久磁石との反発力は消失し、回転子24の永久磁石によりコイル25や固定子を引きつける力のみが、回転子24を固定するための力となる。この力は固定子に電流を供給して励磁した場合に比べれば小さい。
【0018】
ところが、この状態でステッピングモータ18の回転子24を回転させようとすると、誘電起電力によりコイル25および固定子に電流が流れ、さらにこの電流により回転子24が回転するのを妨げる方向に働く磁場が発生する。すなわち、プラテンローラ15を回そうとしても、回転子24が回転するのを妨げる方向に発生した磁場により回転子24の回転が妨げられ、それに連動するプラテンローラ15の回転も妨げられるので、ステッピングモータ18への電力の供給を断った後でも、プラテンローラ15の回転による用紙11の位置ずれの防止を図ることが可能となる。
【0019】
また、装置の電源を切った際にも第1のリレー32および第2のリレーはOFF側に切り替わるので、上記と同様の効果を得ることができる。
【0020】
なお、上記実施の形態においてはステッピングモータ18を用いた場合について説明したが、ステッピングモータ18に代えてDCモータを使用した場合であっても同様に適用可能である。
また、プラテンローラ15とステッピングモータ18を連動するタイミングベルト17はギヤ等の公知の伝達機構を用いてもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、本発明のサーマルプリンタによれば、印字の停止時にはモータへの通電を停止するようにしたので、サーマルプリンタの消費電力が低減され、バッテリーの長寿命化を図ることができる。また、印字の停止時あるいはサーマルプリンタの電源切断時には、モータを短絡するようにしたので、短絡しないで通電を停止した場合と比べて、用紙を搬送するプラテンローラを回転するための力が大きくなるため、用紙の位置ずれが防止可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるサーマルプリンタ10の構成を示す図。
【図2】同基本的な駆動回路図。
【図3】従来のサーマルプリンタの基本的な駆動回路図。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ(図3)
2 バッテリー
3 ドライバ
4 CPU
5 回転子
6 コイル
10 サーマルプリンタ(図1)
11 用紙
12 供給軸
13 ガイドローラ
14 ピッチセンサ
15 プラテンローラ
16 サーマルヘッド
17 タイミングベルト
18 ステッピングモータ
19 制御装置
20 バッテリー
21 CPU(図2)
22 ドライバ
23 リレー切替え装置
24 回転子
25 コイル
26 A端子
27 B端子
28 C端子
29 D端子
30 COM1端子
31 COM2端子
32 第1のリレー
33 第2のリレー

Claims (1)

  1. 用紙を搬送するプラテンローラと、
    複数の発熱体を備え前記プラテンローラに接離可能なサーマルヘッドと、
    前記プラテンローラに回転駆動力を与えるモータと、
    前記モータを制御する制御装置と、を有し、前記プラテンローラと前記サーマルヘッドとの間に挿通した用紙を圧接して搬送しながら印字を行うサーマルプリンタであって、
    前記モータへの通電停止時には、前記モータと前記制御装置との間の接続を切り離し、モータ固定子のコイル端子を短絡するようにしたことを特徴とするサーマルプリンタ。
JP2003024990A 2003-01-31 2003-01-31 サーマルプリンタ Pending JP2004230852A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030743A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Kyocera Mita Corp シート搬出方向切換装置、画像形成装置

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