JP2004229996A - 床台 - Google Patents
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Abstract
【課題】脚部の取付位置を自由に変えても部材の切断数が少なくて済み、かつ、床台の上面から脚部高さ調整を行うことができ、かつ、床台の最低高さが板材厚さに影響されず最低高さが小さい床台ユニットを提供することを目的とする。また、あわせて、床面の耐荷重強度が大きい床台を提供することを目的とする。
【解決手段】平面視形状が方形の板材と、高さ調整可能な脚部を有する支持材にて床架台を形成し、前記床架台とその上部を覆う平面視形状が方形の表面材より成る床台において、前記板材の長手方向の任意位置に複数の前記支持材が取り付け可能で、かつ前記脚部が前記板材の長手側方に位置することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】平面視形状が方形の板材と、高さ調整可能な脚部を有する支持材にて床架台を形成し、前記床架台とその上部を覆う平面視形状が方形の表面材より成る床台において、前記板材の長手方向の任意位置に複数の前記支持材が取り付け可能で、かつ前記脚部が前記板材の長手側方に位置することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内床に複数の床台を敷設し、床高さを所定の高さに嵩上げする床台ユニットに関するもので、特に浴室洗い場床面と出入り口との段差を解消するために洗い場床面に複数敷設する床台に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の室内床に複数の床台を敷設し、床高さを所定の高さに嵩上げする床台ユニットは、高さ調整可能な脚部を有する支持材を複数配置し、各支持材間を複数の板材で架け渡し床架台を形成し、床架台の上面を表面材で覆った床台からなるものが考案されている。(例えば、特許文献1参照)
また、複数枚の支持材の上面に長尺の板材をすのこ状に複数枚取り付け、支持材の裏面に高さ調整可能な脚部を取り付けた床台からなるものが考案されている。(例えば、特許文献2参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平11−131754号公報(第6頁、第3図)
【特許文献2】
特開2001−57944号公報(第6頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の高さ調整可能な脚部を有する支持材を複数配置し、各支持材間を複数の板材で架け渡し床架台を形成し、床架台の上面を表面材で覆った床台では、設置する室内の広さに応じて床台の長さを調整する際、床架台を形成するため支持材の必要数と隣り合う支持材の間隔を調整し、板材を支持材の間隔に合わせて長さ調整して切断する必要があり、表面材の長さも調整して切断する必要があるが、各支持材間に複数の板材を架け渡した構造である為、上記の作業で切断個所が多くなり、施工に手間と時間がかかるといった問題がある。
【0005】
さらに設置床面の排水溝などの障害を避けて脚部を設置させたい場合は、脚部を有する支持材の取付位置や取付個数を個々の床台ごとに個別に変え、そのために板材の長さを個別に変えて切断する必要があり、施工に手間と時間がかかるといった問題がある。
【0006】
また特許文献2の複数枚の支持材の上面に長尺の板材をすのこ状に複数枚取り付け、支持材の裏面に高さ調整可能な脚部を取り付けた床台では、板材の長手方向の任意位置に脚部を配置できるものの、板材の直下に位置する支持材脚部の高さ調整を板材上面から、すなわち床台上面から行うことができず、床台裏面から行う必要があり、床に複数の床台を敷きつめたまま脚部の高さ調整を行うことができず、施工に手間と時間がかかるといった問題がある。
【0007】
さらに、支持材は板材の裏面に取り付けるため、脚部の高さ調整により調整した床台の最低高さは、支持材脚部の高さに板材厚さを加えた高さとなり、床台の最低高さが板材厚さの影響を受け最低高さがその分大きくなり、わずかな高低差の床の嵩上げができないといった問題がある。
【0008】
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、脚部の取付位置を自由に変えても部材の切断数が少なくて済み、かつ、床台の上面から脚部高さ調整を行うことができ、かつ、床台の最低高さが板材厚さに影響されず最低高さが小さい床台ユニットを提供することにある。また、あわせて、床面の耐荷重強度が大きい床台を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、平面視形状が方形の板材と、高さ調整可能な脚部を有する支持材にて床架台を形成し、前記床架台とその上部を覆う平面視形状が方形の表面材より成る床台において、前記板材の長手方向の任意位置に複数の前記支持材が取り付け可能で、かつ前記脚部が前記板材の長手側方に位置することを特徴とする。
【0010】
本発明において、長尺の板材の一端部のみ設置室内の広さに応じて切断して、板材の長手方向の任意位置に複数の支持材を自由に取り付けられ、かつ、表面材を外した床架台を床面に敷きつめた状態で上方から脚部の高さ調整を行い、その後表面材で床架台上部を覆うことができ、かつ、脚部の上部には板材が位置せず表面材のみ覆っているので、その分床台の最低高さを小さくすることができるので、脚部の取付位置を自由に変えても部材の切断数が少なくて済み、かつ、床台の上面から脚部高さ調整を行うことができ、かつ、床台の最低高さが板材厚さに影響されず最低高さが小さい床台ユニットを提供できる。
【0011】
請求項2の発明は、前記表面材の裏面四隅が前記支持材で支持されていることを特徴とする。
【0012】
本発明により、床架台上部に複数の表面材を並列して覆った場合、板材両端部下方および隣り合う表面材の境界部下方に支持材を取り付けると、各表面材の裏面四隅を板材または支持材で支持できるので、各表面材の四隅の耐荷重強度が向上する。
【0013】
請求項3の発明は、前記板材の長手側方において隣り合う、前記支持材の前記板材側面から突出した部分で両端支持される補助板材を有することを特徴とする。
【0014】
本発明により、板材で支持されない表面材の裏面部分を補助板材で支持でき、表面材の耐荷重強度が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の例を説明する。図1は第一実施例の構成図で、床台13は一枚の平面視形状が方形の板材1と四つの支持材2および支持材2の幅方向両端部に取り付けられる支持脚3にて形成される床架台12と、一枚の平面視形状が方形の表面材4とで構成される。床架台12の上面に表面材4を取り付けて床面とする。設置する室内の広さに合わせて床台長さを決め施工するには、板材1と、表面材4の長手寸法をそれぞれ一箇所切断するだけで可能である。
【0016】
支持材2の幅方向断面は凹形状をしており、凹部で板材1下面および長手方向両側面の三面を支持し、板材1の長手方向の任意位置に取り付けることができる。また、支持材2の幅方向両端の突出部5の上面は板材1の上面と同一面上となっている。
【0017】
突出部5にはそれぞれ上下に貫通したネジ穴部6を有し、ネジ軸部を有した支持脚3がネジ穴部6に螺入出自在にネジ止めされている。床台13の高さの調整は支持脚3とネジ穴部6の螺入量によって行い、支持脚3のネジ軸部上面には十字溝が施され、床架台上面からドライバーを十字溝に差し込み支持脚3を回転させることで高さ調整が可能となる。
【0018】
上記のような構成により、脚部を有する支持材の取付位置を自由に変えても部材の切断数が少なくて済み、表面材を外した床架台を床面に敷きつめた状態で上方から脚部の高さ調整を行い、その後表面材で床架台上部を覆うことができ、かつ、脚部の上部には板材が位置せず表面材のみ覆っているので、その分床台の最低高さが小さくできる。なお、本実施例では支持材は四つとしたが、少なくとも板材両端に支持材があれば他の個所の個数はいくつでも構わない。
【0019】
図2は第二実施例の構成図で、床台15は一枚の平面視形状が方形の板材1と三つの支持材2および支持材2の幅方向両端部に取り付けられる支持脚3にて形成される床架台14と、二枚の平面視形状が方形の表面材4とで構成される。床架台14の上面に表面材4を取り付けて床面とする。設置する室内の広さに合わせて床台長さを決め施工するには、板材1と、表面材4の長手寸法をそれぞれ一箇所切断するだけで可能である。
【0020】
支持材2の幅方向断面は凹形状をしており、凹部で板材1下面および長手方向両側面の三面を支持し、板材1の長手方向の任意位置に取り付けることができる。また、支持材2の幅方向両端の突出部5の上面は板材1の上面と同一面上とし、板材1の長手方向両端部および二枚の表面材4の境界部の下方に支持材2を取り付け、二枚の表面材4の裏面四隅は支持材2の突出部5の上面で支持され、かつ二枚の表面材4は長手方向全長にわたって板材1の上面で支持される。
【0021】
突出部5にはそれぞれ上下に貫通したネジ穴部6を有し、ネジ軸部を有した支持脚3がネジ穴部6に螺入出自在にネジ止めされている。床台15の高さの調整は支持脚3とネジ穴部6の螺入量によって行い、支持脚3のネジ軸部上面には十字溝が施され、床架台上面からドライバーを十字溝に差し込み支持脚3を回転させることで高さ調整が可能となる。
【0022】
上記のような構成により、施工の際、部材の切断数が少なくて済み、表面材を外した床架台を床面に敷きつめた状態で上方から脚部の高さ調整を行い、その後表面材で床架台上部を覆うことができ、かつ、脚部の上部には板材が位置せず表面材のみ覆っているので、その分床台の最低高さが小さくできる。また、表面材の裏面四隅は支持材で支持されるため、表面材の隅部に荷重が加えられても耐荷重強度が大きく、たわみにくい。
【0023】
図3は本発明の第三実施例の構成図である。床台17は一枚の平面視形状が方形の板材1と二つの端部支持材7と、中間支持材10と、端部支持材7および中間支持材10の幅方向両端部に取り付けられる支持脚3および補助板材8にて形成される床架台16と、二枚の平面視形状が方形の表面材4とで構成される。床架台16の上面に表面材4を取り付けて床面とする。
【0024】
構成内容は第一実施例とほぼ同様であり、追加した補助板材8に関して説明を行う。補助板材8は平面視形状が方形で、長手方向両端の下面を、隣り合う端部支持材7と中間支持材10の突出部5の幅方向側面に設けられた補助板支持部9に架け渡され支持される。補助板材8の上面は、板材1および突出部5の上面と同一面上とし、表面材4の裏面を支持する。
【0025】
上記のような構成により、脚部を有する支持材の取付位置を自由に変えても部材の切断数が少なくて済み、表面材を外した床架台を床面に敷きつめた状態で上方から脚部の高さ調整を行い、その後表面材で床架台上部を覆うことができ、かつ、脚部の上部には板材が位置せず表面材のみ覆っているので、その分床台の最低高さが小さくできる。また、板材と支持材と補助板材とで表面材は裏面全面を支持されるので、表面材の耐荷重強度が向上する。
【0026】
図4は本発明の第四実施例の構成図である。床台19は、一枚の平面視形状が方形の板材1と、7つの支持材11と、各支持材11に一本ずつ取り付けられる支持脚3にて形成される床架台18と、二枚の平面視形状が方形の表面材4とで構成される。支持材11の上面は板材1の上面と同一面上として板材1の長手方向側面に取り付けられている。支持材11は上下に貫通したネジ穴部6を有し、支持脚3を取り付ける。支持脚3の高さ調整方法は第一実施例と同様で説明を省略する。
【0027】
上記のような構成により、前述の第一実施例と同様の効果の他に、支持材を板材の長手方向両側面のそれぞれ任意の位置に自由に取り付けられ、個数は増減できるので、例えば設置床面の排水溝などの障害を避けて脚部を設置させたい場合は、支持材の取付位置や取付個数を長手方向両側面のそれぞれで自由に変えることができ、より安定した床設置ができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明により、脚部の取付位置を自由に変えても部材の切断数が少なくて済み、かつ、床台の上面から脚部高さ調整を行うことができ、かつ、床台の最低高さが板材厚さに影響されず最低高さが小さい床台ユニットを提供できる。また、床面の耐荷重強度が大きい床台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の外観図である。
【図2】本発明の第二実施例の外観図である。
【図3】本発明の第三実施例の外観図である。
【図4】本発明の第四実施例の外観図である。
【符号の説明】
1…板材
2…支持材
3…支持脚
4…表面材
5…突出部
6…ネジ穴部
7…端部支持材
8…補助板材
9…補助板支持部
10…中間支持材
11…支持材
12…床架台
13…床台
14…床架台
15…床台
16…床架台
17…床台
18…床架台
19…床台
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内床に複数の床台を敷設し、床高さを所定の高さに嵩上げする床台ユニットに関するもので、特に浴室洗い場床面と出入り口との段差を解消するために洗い場床面に複数敷設する床台に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の室内床に複数の床台を敷設し、床高さを所定の高さに嵩上げする床台ユニットは、高さ調整可能な脚部を有する支持材を複数配置し、各支持材間を複数の板材で架け渡し床架台を形成し、床架台の上面を表面材で覆った床台からなるものが考案されている。(例えば、特許文献1参照)
また、複数枚の支持材の上面に長尺の板材をすのこ状に複数枚取り付け、支持材の裏面に高さ調整可能な脚部を取り付けた床台からなるものが考案されている。(例えば、特許文献2参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平11−131754号公報(第6頁、第3図)
【特許文献2】
特開2001−57944号公報(第6頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の高さ調整可能な脚部を有する支持材を複数配置し、各支持材間を複数の板材で架け渡し床架台を形成し、床架台の上面を表面材で覆った床台では、設置する室内の広さに応じて床台の長さを調整する際、床架台を形成するため支持材の必要数と隣り合う支持材の間隔を調整し、板材を支持材の間隔に合わせて長さ調整して切断する必要があり、表面材の長さも調整して切断する必要があるが、各支持材間に複数の板材を架け渡した構造である為、上記の作業で切断個所が多くなり、施工に手間と時間がかかるといった問題がある。
【0005】
さらに設置床面の排水溝などの障害を避けて脚部を設置させたい場合は、脚部を有する支持材の取付位置や取付個数を個々の床台ごとに個別に変え、そのために板材の長さを個別に変えて切断する必要があり、施工に手間と時間がかかるといった問題がある。
【0006】
また特許文献2の複数枚の支持材の上面に長尺の板材をすのこ状に複数枚取り付け、支持材の裏面に高さ調整可能な脚部を取り付けた床台では、板材の長手方向の任意位置に脚部を配置できるものの、板材の直下に位置する支持材脚部の高さ調整を板材上面から、すなわち床台上面から行うことができず、床台裏面から行う必要があり、床に複数の床台を敷きつめたまま脚部の高さ調整を行うことができず、施工に手間と時間がかかるといった問題がある。
【0007】
さらに、支持材は板材の裏面に取り付けるため、脚部の高さ調整により調整した床台の最低高さは、支持材脚部の高さに板材厚さを加えた高さとなり、床台の最低高さが板材厚さの影響を受け最低高さがその分大きくなり、わずかな高低差の床の嵩上げができないといった問題がある。
【0008】
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、脚部の取付位置を自由に変えても部材の切断数が少なくて済み、かつ、床台の上面から脚部高さ調整を行うことができ、かつ、床台の最低高さが板材厚さに影響されず最低高さが小さい床台ユニットを提供することにある。また、あわせて、床面の耐荷重強度が大きい床台を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、平面視形状が方形の板材と、高さ調整可能な脚部を有する支持材にて床架台を形成し、前記床架台とその上部を覆う平面視形状が方形の表面材より成る床台において、前記板材の長手方向の任意位置に複数の前記支持材が取り付け可能で、かつ前記脚部が前記板材の長手側方に位置することを特徴とする。
【0010】
本発明において、長尺の板材の一端部のみ設置室内の広さに応じて切断して、板材の長手方向の任意位置に複数の支持材を自由に取り付けられ、かつ、表面材を外した床架台を床面に敷きつめた状態で上方から脚部の高さ調整を行い、その後表面材で床架台上部を覆うことができ、かつ、脚部の上部には板材が位置せず表面材のみ覆っているので、その分床台の最低高さを小さくすることができるので、脚部の取付位置を自由に変えても部材の切断数が少なくて済み、かつ、床台の上面から脚部高さ調整を行うことができ、かつ、床台の最低高さが板材厚さに影響されず最低高さが小さい床台ユニットを提供できる。
【0011】
請求項2の発明は、前記表面材の裏面四隅が前記支持材で支持されていることを特徴とする。
【0012】
本発明により、床架台上部に複数の表面材を並列して覆った場合、板材両端部下方および隣り合う表面材の境界部下方に支持材を取り付けると、各表面材の裏面四隅を板材または支持材で支持できるので、各表面材の四隅の耐荷重強度が向上する。
【0013】
請求項3の発明は、前記板材の長手側方において隣り合う、前記支持材の前記板材側面から突出した部分で両端支持される補助板材を有することを特徴とする。
【0014】
本発明により、板材で支持されない表面材の裏面部分を補助板材で支持でき、表面材の耐荷重強度が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の例を説明する。図1は第一実施例の構成図で、床台13は一枚の平面視形状が方形の板材1と四つの支持材2および支持材2の幅方向両端部に取り付けられる支持脚3にて形成される床架台12と、一枚の平面視形状が方形の表面材4とで構成される。床架台12の上面に表面材4を取り付けて床面とする。設置する室内の広さに合わせて床台長さを決め施工するには、板材1と、表面材4の長手寸法をそれぞれ一箇所切断するだけで可能である。
【0016】
支持材2の幅方向断面は凹形状をしており、凹部で板材1下面および長手方向両側面の三面を支持し、板材1の長手方向の任意位置に取り付けることができる。また、支持材2の幅方向両端の突出部5の上面は板材1の上面と同一面上となっている。
【0017】
突出部5にはそれぞれ上下に貫通したネジ穴部6を有し、ネジ軸部を有した支持脚3がネジ穴部6に螺入出自在にネジ止めされている。床台13の高さの調整は支持脚3とネジ穴部6の螺入量によって行い、支持脚3のネジ軸部上面には十字溝が施され、床架台上面からドライバーを十字溝に差し込み支持脚3を回転させることで高さ調整が可能となる。
【0018】
上記のような構成により、脚部を有する支持材の取付位置を自由に変えても部材の切断数が少なくて済み、表面材を外した床架台を床面に敷きつめた状態で上方から脚部の高さ調整を行い、その後表面材で床架台上部を覆うことができ、かつ、脚部の上部には板材が位置せず表面材のみ覆っているので、その分床台の最低高さが小さくできる。なお、本実施例では支持材は四つとしたが、少なくとも板材両端に支持材があれば他の個所の個数はいくつでも構わない。
【0019】
図2は第二実施例の構成図で、床台15は一枚の平面視形状が方形の板材1と三つの支持材2および支持材2の幅方向両端部に取り付けられる支持脚3にて形成される床架台14と、二枚の平面視形状が方形の表面材4とで構成される。床架台14の上面に表面材4を取り付けて床面とする。設置する室内の広さに合わせて床台長さを決め施工するには、板材1と、表面材4の長手寸法をそれぞれ一箇所切断するだけで可能である。
【0020】
支持材2の幅方向断面は凹形状をしており、凹部で板材1下面および長手方向両側面の三面を支持し、板材1の長手方向の任意位置に取り付けることができる。また、支持材2の幅方向両端の突出部5の上面は板材1の上面と同一面上とし、板材1の長手方向両端部および二枚の表面材4の境界部の下方に支持材2を取り付け、二枚の表面材4の裏面四隅は支持材2の突出部5の上面で支持され、かつ二枚の表面材4は長手方向全長にわたって板材1の上面で支持される。
【0021】
突出部5にはそれぞれ上下に貫通したネジ穴部6を有し、ネジ軸部を有した支持脚3がネジ穴部6に螺入出自在にネジ止めされている。床台15の高さの調整は支持脚3とネジ穴部6の螺入量によって行い、支持脚3のネジ軸部上面には十字溝が施され、床架台上面からドライバーを十字溝に差し込み支持脚3を回転させることで高さ調整が可能となる。
【0022】
上記のような構成により、施工の際、部材の切断数が少なくて済み、表面材を外した床架台を床面に敷きつめた状態で上方から脚部の高さ調整を行い、その後表面材で床架台上部を覆うことができ、かつ、脚部の上部には板材が位置せず表面材のみ覆っているので、その分床台の最低高さが小さくできる。また、表面材の裏面四隅は支持材で支持されるため、表面材の隅部に荷重が加えられても耐荷重強度が大きく、たわみにくい。
【0023】
図3は本発明の第三実施例の構成図である。床台17は一枚の平面視形状が方形の板材1と二つの端部支持材7と、中間支持材10と、端部支持材7および中間支持材10の幅方向両端部に取り付けられる支持脚3および補助板材8にて形成される床架台16と、二枚の平面視形状が方形の表面材4とで構成される。床架台16の上面に表面材4を取り付けて床面とする。
【0024】
構成内容は第一実施例とほぼ同様であり、追加した補助板材8に関して説明を行う。補助板材8は平面視形状が方形で、長手方向両端の下面を、隣り合う端部支持材7と中間支持材10の突出部5の幅方向側面に設けられた補助板支持部9に架け渡され支持される。補助板材8の上面は、板材1および突出部5の上面と同一面上とし、表面材4の裏面を支持する。
【0025】
上記のような構成により、脚部を有する支持材の取付位置を自由に変えても部材の切断数が少なくて済み、表面材を外した床架台を床面に敷きつめた状態で上方から脚部の高さ調整を行い、その後表面材で床架台上部を覆うことができ、かつ、脚部の上部には板材が位置せず表面材のみ覆っているので、その分床台の最低高さが小さくできる。また、板材と支持材と補助板材とで表面材は裏面全面を支持されるので、表面材の耐荷重強度が向上する。
【0026】
図4は本発明の第四実施例の構成図である。床台19は、一枚の平面視形状が方形の板材1と、7つの支持材11と、各支持材11に一本ずつ取り付けられる支持脚3にて形成される床架台18と、二枚の平面視形状が方形の表面材4とで構成される。支持材11の上面は板材1の上面と同一面上として板材1の長手方向側面に取り付けられている。支持材11は上下に貫通したネジ穴部6を有し、支持脚3を取り付ける。支持脚3の高さ調整方法は第一実施例と同様で説明を省略する。
【0027】
上記のような構成により、前述の第一実施例と同様の効果の他に、支持材を板材の長手方向両側面のそれぞれ任意の位置に自由に取り付けられ、個数は増減できるので、例えば設置床面の排水溝などの障害を避けて脚部を設置させたい場合は、支持材の取付位置や取付個数を長手方向両側面のそれぞれで自由に変えることができ、より安定した床設置ができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明により、脚部の取付位置を自由に変えても部材の切断数が少なくて済み、かつ、床台の上面から脚部高さ調整を行うことができ、かつ、床台の最低高さが板材厚さに影響されず最低高さが小さい床台ユニットを提供できる。また、床面の耐荷重強度が大きい床台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の外観図である。
【図2】本発明の第二実施例の外観図である。
【図3】本発明の第三実施例の外観図である。
【図4】本発明の第四実施例の外観図である。
【符号の説明】
1…板材
2…支持材
3…支持脚
4…表面材
5…突出部
6…ネジ穴部
7…端部支持材
8…補助板材
9…補助板支持部
10…中間支持材
11…支持材
12…床架台
13…床台
14…床架台
15…床台
16…床架台
17…床台
18…床架台
19…床台
Claims (3)
- 平面視形状が方形の板材と、高さ調整可能な脚部を有する支持材にて床架台を形成し、前記床架台とその上部を覆う平面視形状が方形の表面材より成る床台において、前記板材の長手方向の任意位置に複数の前記支持材が取り付け可能で、かつ前記脚部が前記板材の長手側方に位置することを特徴とする床台。
- 前記表面材の裏面四隅が前記支持材で支持されていることを特徴とする請求項1に記載の床台。
- 前記板材の長手側方において隣り合う、前記支持材の前記板材側面から突出した部分で両端支持される補助板材を有することを特徴とする請求項1に記載の床台。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003023904A JP2004229996A (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | 床台 |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2004229996A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8796076B2 (en) | 2011-09-01 | 2014-08-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Stacked semiconductor devices and fabrication method/equipment for the same |
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2003
- 2003-01-31 JP JP2003023904A patent/JP2004229996A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8796076B2 (en) | 2011-09-01 | 2014-08-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Stacked semiconductor devices and fabrication method/equipment for the same |
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