JP2004229953A - 床用吸込具 - Google Patents

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Abstract

【課題】床用吸込具の回転ブラシにシートの自動的な装着、取り外しを可能とするのに役立つシートの案内トレーを備えた床用吸込み具をを提供する。
【解決手段】吸込口6を下面に有する吸込具の本体ケース2内部に回転ブラシ3を収納し、塵埃吸着シート12を前記床用吸込具の回転ブラシに巻き付けて装着可能な構成とする。前記本体ケースの前端部には、前カバー5下部を回動可能に軸支10して設け、該前カバーが本体ケースの前壁として本体前方口を塞いでいる状態から前方に開放されとき、その円滑な内面側にて前記シートを回転ブラシに案内挿入する案内トレーとなるように構成する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気掃除機の床用吸具に係わり、特に吸込具内の回転ブラシに塵埃吸着シートを装着して床面の拭き、磨きを行い、効率良く清掃ができる床用吸込具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機として床用吸込具内に、毛のブラシ又はゴム製のブレードを形成した回転ブラシを収納し、該回転ブラシが掃除機がけの時に回転駆動して床面の塵埃を掻き取り、掻き取った塵埃を吸引することで効率的に掃除ができるようにしたものが知られている。またこうした回転ブラシを持つ床用吸込具において、近年の住宅で増えている床面(フローリング)の居室の掃除に適した拭き掃除も行えるように、ゴミが付着し易いパイル状部材などの布部材を回転ブラシに螺旋状に貼着させた床用吸込具(例えば、特許文献1)や、回転ブラシのブレード部の先端に同様な布部材を設けた床用吸込具(例えば、特許文献2)なども提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−192271号公報
【特許文献2】
特開平11−56707号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に開示されたものは、布部材が回転ブラシに貼り付けて設けてあるので、布部材はゴミ処理時に回転ブラシから取り外すには、剥がさねばならずその取り外し作業が面倒であった。また交換装着するときも、いちいち吸込具を裏返し、狭いケース部内空間で回転ブラシに布部材を巻き付ける作業が要り、しかも粘着性のある布部材を吸込具本体ケースなど回転ブラシ以外の箇所に貼り付かないよう注意しながら慎重に装着しなければならないといった困難さがあった。
【0005】
また上記特許文献2に開示されたものは、回転ブラシのブレード部の先に、別途布ブレード部を形成したものであるため、複雑な構造の回転ブラシとなってしまい、また布ブレードが消耗し交換するときも回転ブラシ全体を交換する必要があるなどコスト的な面、および回転ブラシ自体の面倒な再装着など実用性の面でも十分とは言い難いものであった。
【0006】
本発明は上記点に鑑みなされたもので、回転ブラシの回転により塵埃付着性のシートを回転ブラシに自動的に巻き付かせて装着が行え、この装着したシートの回転により拭き掃除と磨き効果とを行い清掃性を一層向上させるとと共に、特にシートの取付けを容易に行えるように図ったものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、横手方向に細長な吸込口を下面に有する吸込具の本体ケース内部に、前記吸込口に臨ませて回転ブラシを収納した構造の床用吸込具において、塵埃吸着シートを前記床用吸込具の回転ブラシに巻き付けて装着可能な構成とすると共に、前記本体ケースの前端部に、本体ケース両側下部に軸支されて上部が開閉自在に形成され、かつ、上部が開放されとき前記シートを回転ブラシに案内挿入する案内トレーとなる前カバーを設けたものである。
【0008】
また本発明は、横手方向に細長な吸込口を下面に有する吸込具の本体ケース内部に、前記吸込口に臨ませて回転ブラシを収納した構造の床用吸込具において、塵埃吸着シートを前記床用吸込具の回転ブラシに巻き付けて装着可能な構成とすると共に、前記本体ケースの前端部に、前記シートを挿入するシート挿入口を設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1から図20において、電気掃除機の床用吸込具1は、上ケース2aと下ケース2bから成って下面から前面にかけて広範囲に開口された吸込口6が形成された横長の吸込具本体ケース2と、吸込具本体ケース2内の長手方向両端に軸受部を介して回転自在に支持された回転ブラシ3と、吸込具本体ケース2の後面側に上記吸込口6と連通すると共に上下左右に回動自在に取り付けられたベンド4と、本体ケース1の前端部に回動自在に形成され、本体ケース1の前壁を構成すると共に、前方に開かれたときに後述する塵埃吸着用のシート12を前記回転ブラシ3に巻き付ける際に該シートを挿入し易いように案内する案内トレーともなる前カバー5とから構成されており、ベンド4が図示しない延長管やホースを介して掃除機本体に接続されるようになっている。
【0010】
そして、前記下ケース2bの底面後方に形成された溝には、横長な毛ブラシ90が配設され、被掃除面に接触して清掃できるようになってている。また、前記毛ブラシ90は、前記したケース2bに着脱可能な構造となっており、毛先が汚れてきた時は、下ケース2bから取り外して水洗できるようになっている。
【0011】
上記回転ブラシ3には、図4〜図8等に示すように、その芯体7の外周面にブラシ体(またはブレード体)8が等分な角度間隔、例えば90゜あるいは60゜間隔で長手方向に複数本、螺旋状に形成されている。ブラシ体8の具体的な設け方は、その根本部を芯体7の外周面に形成した螺旋状の溝に嵌め込むことで取付けることができる。またブラシ体8は、図示はしないが、吸込具本体ケース2に内蔵されたブラシモータ(図示せず)によりその駆動力が伝導ベルトなどを介して伝達され回転駆動されるように構成されている。このブラシ体8が回転することで、床面の塵埃が掻き取られ、吸込口6から効果的に吸い込まれ効率よく掃除が行われる。
【0012】
ところで、本発明では、上記吸込具1における回転ブラシ3は、布や紙、例えばキッチンペーパーなどの塵埃を吸着し得る吸着シート(以下、シートと略記する)12を自動的に巻き付け拭き掃除することを可能としている。
【0013】
このため、回転ブラシ3はシート12が巻き付き易いように、図15〜17に示すような構成としている。すなわち、回転ブラシ3Aは、長くて軟らかい2本の毛ブラシ15aを外側に、短くて硬い2本の毛ブラシ15bを内側に配置した第1のブラシ体15と、一番長い毛ブラシ16aを植設した第2ブラシ体16と、二番目の長さの毛ブラシ17aを植設した第3ブラシ体17の3種類のブラシ体からなる回転ブラシ3Aで、その第1ブラシ体15は、芯体7の外周面に120゜間隔で3列軸方向に沿って螺旋状に配置し、第2ブラシ体16と第3ブラシ体17は、上記第1ブラシ体15を挟むようその間に配列している。また、このシート装着時には、回転ブラシ3をシート12が破れたりしない適切な回転数に制御するようにしている。
【0014】
これに対して、従来の回転ブラシ14は、図13に示すような、芯体7の外周に単に同一長さのブラシ体13bが一定間隔(この場合90゜)で設けられた一般的な構造の回転ブラシであって、ブラシ体13bのある部分と無い部分とで段差Dがあり、シート12が均一に巻き付き難い。また巻き付いても図14に示すように、シート12が角ばって巻き付けられ、拭き掃除がスムースに行われない上、ブラシ体13bが根本部13dから倒され、シート12を除去した後もその変形したままとなり、ブラシ体13bによる塵埃掻き取り効果が悪くなるという不具合があった。
【0015】
しかし、上記した回転ブラシ3Aによれば、シート12の先端(前端)が回転ブラシ3Aと接触すると、ブラシ3Aの回転に伴いシート12は引き込まれながらブラシ体15〜17の周りに絡み付いていく。シート12が絡み付くとき、3種類あるブラシ体15〜17は、図16に示すようにそれぞれがその毛の硬さ(軟さ)に応じた変形(曲がり方)をし、その毛先がシート12内面に無理なく接触し、シート12をいびつにならない丸い形を維持するようになる。これによってシート12は丸く張った状態で巻き付けられる。また、第1ブラシ体15においては、外側の長い毛ブラシ15aは直立状態が保たれその毛先がシート12の内面に直角に突き当たるようになる。第1ブラシ体15はこの場合120度間隔で3個配設されているので、このような全体的にシート12の内側を3個のブラシ体15が均等に3点支持している状況は、シート12に張りを保たせ均一に巻き付けることに役立つ。また第1ブラシ体15における短いブラシ体15bは、シート12との絡み付きに係わらないので、従来のようなブラシ体13bのような根元が折れ曲がってしまうという不具合も生じない。
【0016】
また先の第2、第3のブラシ体16,17が曲がる場合も、互いの両隣に上記第1から第3のいずれかの種類のブラシ体が間隔を大きく空けず(間隔を埋めるよう)に存在するので、それぞれのブラシ体15〜17はシート12からの応力を分散して受け適度に曲がり、従来のようなブラシ体13bの根元が極度に曲がるよう極端な変形をしなくなり、ブラシ体15〜17が極度に曲がって磨き効果が失なわれることも無くなる。また芯体7の周囲に、3種類のブラシ体15〜17を合計7個と数多く均等的に配置し、ブラシ体とブラシ体との間の段差Dを無くした回転ブラシ3Aとしたことで、シート12の張りを保った巻き付けも可能になる。
【0017】
図18に示す回転ブラシ3Bも、シート巻き付けを可能にする別の実施態様のものである。この場合は、回転ブラシ3Bの芯体7にリブ18、18を設けるようにしている。リブ18、18は、外向きハの字状に開いた二股状の形状物で、ブラシ体19とブラシ体19の間に存在するよう、芯体7の外周部に一体的に突出形成されている。なお、リブ18、18は芯体7と同心円的に形成され、かつその長さはブラシ体19より短い長さに設定されている。このようにブラシ体19間の空間20を埋めるようにリブ18、18がある回転ブラシ3Bであれば、リブ18、18は従来の回転ブラシ14のように、シート12の巻き付きを阻害するブラシ体のある部分と無い部分にて生まれる段差を無くすものとなり、シート12の均一な巻き付けが可能となる。
【0018】
ところで、上記したような回転ブラシを用いシートを巻き付ける場合に、本発明では、本体ケース2の前部にある前カバー5を開くことによって、前カバー5の内面側がシート12の案内トレーとなって、シート12を回転ブラシ3に着実に導き、均一に巻き付き易いようにしている。
【0019】
すなわち、図1に示すように、前カバー5は本体ケース2の前端部に、下部を軸部10にて軸支され前後に回動可能な構造で取り付けられている。前カバー5は通常時、直立状態にあって、このときは、本体ケース2の前方口9を閉鎖し本体ケース2の前壁を構成している。なお、この本体ケース2の前壁となる前カバー5閉鎖時には、前カバー5をこの直立状態を保つように、適宜な固定手段(爪や凹凸部による係合手段など)により前カバー5と本体ケース2とは互いに固定されている。
【0020】
前カバー5は、その上部を図3および図5に示すように、前方に回動して開くことができる。この開いた時には、カバー5内面側が滑らかに形成され、シート12の案内面として役立つようになっている。すなわち、シート装着時、前カバー5を適当な傾斜角度になるように手で開くことができる。こうして開かれたとき、前カバー5はシート12の案内トレーとなる。
【0021】
この場合、前カバー5は本体ケース2との間で、或いは前記軸部10周辺などにクリックモーション機構などを設けて、シート12が挿入し易い傾斜角度範囲内で、随意な位置(開き角度)で保持固定されるような構成とすることができる。
【0022】
前カバー5の内面側には、一様な高さでガイド側壁11、11が立設されている。この両側壁11,11によって、シート12が真っ直ぐな姿勢で挿入されるよう規制され、案内される途中でシート12が外側にずれ落ちたり、またシート12が斜めになったりしないように防止されて、図3に示すように、真っ直ぐに正しい姿勢で案内される(送られる)ようになる。
【0023】
従って、シート12の装着に当たって、前カバー5上部を前方に回動し適当な傾斜角度で開いてその開き角度に保持すると、図5のような案内トレーとして利用できる状態になる。そこでシート12をこの案内トレーの上に乗せ、シート先が回転ブラシ3のブラシ先に触れるようにセットした後、掃除機の運転スイッチを押し回転ブラシ3を回転させればよい。回転ブラシ3が回転すると、ブラシ先がシート12と引掛っかり、シート12は案内トレー上を奥へと移動して引っ張り込まれ、徐々に回転ブラシ3に絡み付いて行き、やがて巻き付けられ装着される。
【0024】
このように本体ケース2の前壁となる前カバー5上部を手前に開きシート12の案内トレーとなるので、事前にシートを回転ブラシの前で慎重に真っ直ぐな姿勢で合わせるという面倒なセット作業をしなくても、シート12を案内トレーに挿入しさえすれば、シート12は自動的にかつ真っ直ぐに送り込まれて回転ブラシ3に自然と均一に巻き付くようになり、シート装着が頗る簡単にまた熟練も要らずに誰でも容易に装着できるようになる。
【0025】
シート12が回転ブラシ3に巻き付いたら、前カバー5を閉める。これにて開方口9が塞がれ、回転ブラシに手が触れたりしないように防止され、安全となる。
【0026】
こうして回転ブラシ3に均一な状態で巻き付けることができる。このシート12が回転し、床磨き(拭き取り)がなされ高い清掃効果が得られる。
【0027】
図6と図7は、他の実施例を示す。この場合は、本体ケース2の前部壁の下部にシート12を挿入可能とする大きさのシート挿入口13を開口形成する。そして、本体ケース2の前端部に、前記シート挿入口13を前から塞ぐように、案内トレーを兼ねる前カバー5が下部を軸にて軸支されて前後に回動可能に設けられている。シート12は前カバー5を手前に開け、現れるシート挿入口13に差し込むことにより、回転ブラシ3巻き付かせることができる。
【0028】
またこの構造によると、本体ケース2の前部は、シート挿入口13の部分だけが開口していて、それ他の部分は本体ケース前壁2cが存在しているものなので、回転ブラシ3が回転しシート12を巻き付けている最中に、シート挿入口13から指などが入り難くなりり回転ブラシ3に触れたりしなくなるので安全性が増すと共に、異物が入ったり、入れらたりする悪戯なども防止できるようになる。なお、この場合も、前カバー5が閉鎖時にあるとき、また適宜な傾斜角度で開いているときに、その状態を保持するように、適宜な保持手段を設ける。なお、また前カバー5は、案内トレーを兼ねることなく、シート挿入口13を蓋するだけのものであってもよい。
【0029】
一方、シート12として、図9のような、シート12の後端を斜めにカットし三角形状にしたものや、図10のようなシート12の後端をM字形状にカットしたものを使うと、シート12の端があばれ、床面を叩いて出る異音が減少される。
【0030】
すなわち、シートとして一般的な長方形状のシートを巻き付けて運転した場合、シートの後方部(巻き終わりの端部)があばれたり、吸込口6にシート端部が吸いこまれることにより、異音が発生する。これに対し、上記シート12のように先を三角形状若しくはM字形状とすると、シート端片部12b、12c,12cは、床面やケース(吸込具本体ケース)とは当たり面積が小さい先部分だけとなり、従来の長方形状シートのように端部全体で床面を叩く現象は無くなるので、異常音の発生が抑えられる。またシート端部のあばれ(はためき)も抑えられる。
【0031】
図11および図12は、シート12の巻き付く先がくしゃくしゃになって巻かれないようにした別のシートを示す。
【0032】
図11のシート12では、シート12の前端部(巻き始め端)に、ひも25を縫製や接着にて設けるようにした。この場合、ひも25が回転ブラシ3の任意のブラシ体8に絡みつくことにより、前端部から着実に巻き付くようになる。
【0033】
図12のシート12では、先端にワイヤー26など硬い材質を縫い付け、先(巻き始め端)を硬い構造、すなわち硬質化した端縁部27にしてある。この構成により、シート装着時には、このワイヤー26などによりシート前方端部がピンと張ることで、前端部がくしゃくしゃにならず、回転ブラシ3に均一な状態で装着し、安定した巻き付けが行える。
【0034】
このようにシート12の形状を変えたり、回転ブラシ3への取り付け手段を設けたりして、シート12が巻き付け易くなるが、回転ブラシ3のブラシ体(ブレード)8が図8に示すごとくのような一方向の螺旋形状のものの場合、シート12を巻き付ける際あるいは巻き付け後運転を続けるに従って、シート12が片側に偏ってしまい、拭き効果及び床磨き効果が低下する場合もある。
【0035】
その点を考え、芯体7の周面にブラシ体(ブレード)8を設けるに当たって、図19に示すように、芯体7を水平に見たときにブラシ体(ブレード)8がV字状になるような配置形態のものとすると良い。即ち、ブラシ体(ブレード)8を軸長手方向中央部に向かって一方向斜めに芯体7に巻き付けた形状とし、中央部から折り返して逆方向斜めに芯体7に巻き付けた形状に配置すると良い。
【0036】
こうすると、ブラシ体8の表面に接して巻き付いているシート12には、回転ブラシ3の回転により、V字型配置のブラシ体8から接触抵抗を受けるが、その抵抗分力としてシート12を互いに引き伸ばす方向の力が左右に発生する。これによって、シート12が一方へずれ動き偏り出すような不具合は防止される。よって、回転中もシート12は正規の位置に巻き付き維持され、拭き掃除および磨き効果を十二分に得ることができる。
【0037】
図20は本体ケース2側に同様なシート引き伸ばし作用を及ぼすガイドリブ30を設けた構成を示し、本体ケース2(上ケース2a)の内部壁面には、ブラシの上方部位を囲むごとくその回転軌跡に沿う形状のガイドリブ30が形設されている。そして、このガイドリブ30は、回転ブラシ3の軸長手方向中央部から両側方向に開くようなV字形状に配置形成されている。またガイドリブ30は、その先が回転ブラシ3に巻き付いたシート12に当たり合うほどに突出するような長さに設定されて形成されている。こうした形態で設けたガイドリブ30によりシート12が案内され、かつシート12と当たる合うときに発生する接触抵抗にて、シート12を引き伸ばす方向に作用する分力が生まれる。この結果、回転するシート12の巻き付け時は勿論のこと、巻き付け後もピンとした張り状態が保たれると同時に、芯体7上を横ずれするようなことはなくなり、正規の位置に巻き付け保持される。このため、先のブラシ体8をV字型に配置したときと同様の拭き掃除および磨き効果を得られる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、床吸込具本体の前部で、常態時では本体前壁となっている前カバーを前方に回動し適宜な傾斜角度とすれば、回転ブラシに巻き付けて床磨きをさせるシートの案内トレーとなり、シートが斜めになったりすることなく、正しい姿勢で自動挿入することができる。これによりシートの装着作業が容易になり、また破れたり、先端がくしゃくしゃになったりしないで、回転ブラシに均一かつ確実に巻き付けることができるので、シートを装着した回転ブラシによる床磨き、拭き掃除が効果的に行なわれる。
【0039】
また本体ケースの前壁にシートを挿入する挿入口を設けることにより、シートはこの挿入口より差し込んで容易に回転ブラシに巻き付けられるようになり、従来のように、シートを回転ブラシの前に置いて装着させる煩わしさがなくなり、効率よく楽に装着できるようになる。また、この挿入口を使用時(回転ブラシに回転中)には、案内トレーを兼ねる前カバーで塞ぐものなので、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電気掃除機の床用吸込具の側面図。
【図2】同じく、上面図。
【図3】同じく、シート挿入時の上面図。
【図4】同じく、床用吸込具の縦断面図。
【図5】同じく、床用吸込具のシート挿入時の縦断面図。
【図6】本発明の他の実施形態に係る床用吸込具の縦断面図。
【図7】同じく、シート挿入時の縦断面図。
【図8】床用吸込具の裏面図。
【図9】騒音発生の抑制に有効な形状のシートの平面図。
【図10】同じく他の実施例に係る騒音発生の抑制に有効な形状のシートの平面図。
【図11】同じく本発明の他の実施形態に係る巻き付け易い構造のシートの平面図。
【図12】同じく本発明の他の実施形態に係る巻き付け易い構造のシートの平面図。
【図13】従来の回転ブラシのブラシ配置形態を示す側面図。
【図14】上記図13の回転ブラシの不具合を説明するための側面図。
【図15】本発明の一実施形態に係る回転ブラシの側面図(A図)とそのうちの1つのブラシ体の正面図(B図)。
【図16】上記図15の回転ブラシのシート巻き付け時の様相を示すブラシ体の側面図。
【図17】同じく、上記回転ブラシを有する床用吸込具のシート巻き付け時の様相を示す縦断面図。
【図18】同じく本発明の他の実施形態に係る回転ブラシの側面図。
【図19】シートの偏り装着防止機能を有した、本発明の他の実施形態に係る回転ブラシの正面図。
【図20】同じくシートの偏り装着機能を発揮する、本発明の他の実施形態に係る床用吸込具の裏面図。
【符号の説明】
1 床用吸込具
2 吸込具本体ケース
3 回転ブラシ
5 前カバー
6 吸込口
8 ブラシ体
12 シート
13 シート挿入口
5c 本体ケース前壁

Claims (2)

  1. 横手方向に細長な吸込口を下面に有する吸込具の本体ケース内部に、前記吸込口に臨ませて回転ブラシを収納した構造の床用吸込具において、塵埃吸着シートを前記床用吸込具の回転ブラシに巻き付けて装着可能な構成とすると共に、前記本体ケースの前端部に、本体ケース両側下部に軸支されて上部が開閉自在に形成され、かつ、上部が開放されとき前記シートを回転ブラシに案内挿入する案内トレーとなる前カバーを設けたことを特徴とする床用吸込具。
  2. 横手方向に細長な吸込口を下面に有する吸込具の本体ケース内部に、前記吸込口に臨ませて回転ブラシを収納した構造の床用吸込具において、塵埃吸着シートを前記床用吸込具の回転ブラシに巻き付けて装着可能な構成とすると共に、前記本体ケースの前端部に、前記シートを挿入するシート挿入口を設けたことを特徴とする床用吸込具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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