JP2004229875A - 就寝用具制御装置 - Google Patents

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Osatoshi Sato
修敏 佐藤
Yoshijirou Watanabe
嘉二郎 渡辺
Toshirou Fujimoto
登四郎 藤元
Yuji Azuma
東  祐二
Tadahiko Yuji
忠彦 湯地
Toshiyo Tamura
俊世 田村
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Abstract

【課題】QOLの向上、省エネ、介護支援に貢献する就寝用具を実現する。
【解決手段】就寝者の生体情報に基づいて推定演算される睡眠段階情報に基づいて、就寝用具のエアセル内部の圧力又は就寝用具の温度を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、就寝者(主として被介護者)の睡眠段階に応じて就寝用具のエアセル内部の圧力又は就寝用具の温度を最適に制御する、就寝用具制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
離床時に、被介護者又は介護者がコントロールボックスのスイッチを押して、就寝用具の全系統のエアセルの圧力を最大にして膨張・収縮動作を停止させる、いわゆる手動操作方式の就寝用具制御装置は実用化されている。
【0003】
出願人の先願になる特許文献において、エアマットレスに設けた高感度の圧力センサで検出される生体情報に基づいて就寝者の睡眠の6段階を名義的に推定演算して介護機器を制御する方法及び装置が提案されている。
【0004】
この提案では、精度の高い診断情報として就寝者の睡眠の6段階を名義的に特定することに重点があり、統計処理等が必要となり、実時間による就寝用具の最適制御は困難であった。
【0005】
次に、本発明においてコア技術として使用する生体情報による睡眠段階の実時間検出手法につき説明する。
【0006】
図9及び図10は、非特許文献(1)で開示されている、無拘束センサ手段による生体情報収集装置及び計測データの波形図である。図9において、1は内部の圧力変化を外部に取り出し可能に設計されたエアマットレス、2はその上に敷かれた通常の蒲団、3はこの蒲団上で就寝している被験者である。
【0007】
4は無拘束型のセンサ手段であり、具体的には高帯域, 高感度の圧力センサで実現されており、エアマットレス1内の微小な圧力変動を検出する。5はフィルタ手段であり、低周波帯域のフィルタ5a、中周波帯域のフィルタ5b、高周波帯域のフィルタ5c並びに各フィルタの出力のゲインコントローラよりなる。
【0008】
低周波帯域のフィルタ5aは、圧力変動信号から呼吸(Respiration)情報を抽出し、ゲインコントローラを経て信号処理部8に出力する。中周波帯域のフィルタ5bは、圧力変動信号から心拍(Heart beating)変動情報を抽出し、ゲインコントローラ及び整流平滑回路6を経て信号処理部8に出力する。高周波帯域のフィルタ5cは、圧力変動信号からいびき(Snoring)情報を抽出し、ゲインコントローラ及び整流平滑回路7を経て信号処理部8に出力する。
【0009】
図10は、信号処理部8の処理結果得られる計測データの波形図であり、(A)は呼吸情報、(B)は心拍変動情報、(C)はいびき情報を夫々示している。
このような無拘束型のセンサ手段とフィルタ手段による信号処理により、無拘束で被験者の生体情報を得ることが可能である。なお、呼吸情報の変動がピークを示す位置から寝返り(Turning over)情報も抽出できる。
【0010】
図11は、非特許文献(2)で開示されている技術内容を説明する波形図である。この論文では、中周波帯域のフィルタより得られる心拍数変動に着目してデータ処理を行い、入眠より目覚めまでの間に推移する睡眠段階を連続的な情報として抽出する。
【0011】
図11(A)は、この研究成果を検証するために、脳波, 眼球運動, 筋電データに基づき、国際的基準であるRechtshaffen & Kales法により計測された6段階(覚睡, レム睡眠, ノンレム睡眠段階 1, 2, 3, 4 )の推移を示す波形図、(B)は無拘束型のセンサ手段で計測された心拍変動の推移を示す波形図。(C)はこの心拍変動をデータ処理して得られた睡眠段階を連続的に表した波形図である。
【0012】
(A)と(C)の比較で明らかなように、(C)に示された無拘束型のセンサ手段で得られる睡眠段階情報と(A)の国際的基準による睡眠段階情報とは、変化の傾向が相当の精度で一致しており、(C)の連続的な情報でも大まかには国際的基準に準拠した睡眠の6段階を実時間で推定することが可能である。
【0013】
【特許文献】
特願2002−155713
「睡眠段階推定方法及びその方法を用いた装置」
【非特許文献】
(1)計測自動制御学会論文集 Vol.36,No.11,894/900
「エアマットレス型無拘束生体計測の実用化研究」
(2)計測自動制御学会論文集 Vol.37,No.9,821/828
「無拘束エアマットレス型生体センサによる睡眠段階の推定」
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
我が国の高齢者は、2010年に5人に1人、2025年には3人に1人となり、それに伴い寝たきり高齢者も現在の約100万人から2025年には2倍の200万人を越すと予測されている。高齢者に限らず、肢体不自由者や長期療養生活者を含めると、一日の多くの時間を寝床で過ごす長期臥床者の人口はさらに増える。
【0015】
これまで様々な寝具及び褥瘡予防用具が開発されてきており、また普及期にあるが、必ずしも快適性の面でニーズを満たしていない。また省エネ性については全く考慮されていない。これらの人達のQOL(Quality Of Life)を高めるために、快適な寝具の開発は必要不可欠であることはもちろん、省エネという新しい観点からの開発が必要となっている。
【0016】
高齢者は寒がりが多いので、特に暖房機能付き寝具を必要とする。寒冷地では尚更である。一般に寝具用暖房器具として電気毛布や電気敷き毛布などがあるが温度制御が難しいことはよく知られている。健常者は寝返り動作や移動などで自発的行為により機器制御の不足点を補っているが、サーカーディアンリズムに乖離して加温された場合、健常者でさえ睡眠が阻害され健康を害する恐れがある。
【0017】
自らの意志を動作に反映することが困難な被介護者、例えば在宅要介護老人などがこのような暖房器具を使うことは、体温上昇を引き起こすことから危険ですらある。また、部分的な発汗で褥瘡を生成・助長する可能性もあり、重度の被介護者には電気毛布などのローカル暖房は不適である。
【0018】
現状は暖房器具として安全なエアコン等を使い室温を下げることなく補助的に布団、毛布等で暖をとる例が多い。このため、使用電力量は比較的多くなる傾向があり、有効なローカル暖房手段が望まれている。
【0019】
一方、褥瘡に関しても温度管理が有効である。自発的意志で動くことの出来ない重度の被介護者には取分け温度管理により福祉機器としての高い効果が期待できるためである。褥瘡管理が適切に行われることは、床離れを促進し健康な状態をより早く獲得する支援になる。このことは被介護者本人に恩恵をもたらすばかりか、介護者負担の軽減だけでなく広く社会的なコストをも削減することに繋がる。
【0020】
従来の寝具類では、快適性向上だけ又は省エネルギーだけを図るための研究は進められているが、そのいずれでも、使用者の生体情報に基づいて制御する方法は見あたらない。使用期間の全期間を通じて使用者に快適さを提供するためには、快適性と関連ある使用者の生体情報により実時間で制御することが必須である。
【0021】
全使用期間を通じて快適性を最大にすれば、それに必要なエネルギーだけを供給することになり、省エネルギーも同時に実現できる。また、高齢になればなるほど、機器を使用しないときに電源を切る作業は忘れられやすい。痴呆が加わるとなおさらである。
【0022】
したがって、高齢化率が高くなればなるほど無駄なエネルギー消費量が大きくなると考えられる。生体情報の有無を検知して、機器のオン/オフを自動的に行うことによっても、今後の高齢社会における省エネルギーを実現できる。
【0023】
本発明の目的は、生体情報による睡眠段階の実時間検出というコア技術を就寝具の制御情報として適用することで、QOLの向上、省エネ、介護支援に貢献する就寝用具御装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するための本発明の構成は次の通りである。
(1)就寝者の生体情報から推定演算される睡眠段階情報に基づいて、就寝用具のエアセル内部の圧力を制御することを特徴とする、就寝用具制御装置。
【0025】
(2)就寝者の生体情報から推定演算される睡眠段階情報に基づいて、就寝用具の温度を制御することを特徴とする、就寝用具制御装置。
【0026】
(3)前記睡眠段階は、前記就寝用具に設けた無拘束センサ手段よりの生体情報に基づいて実時間で推定演算されることを特徴とする、請求項1又は2記載の就寝用具制御装置。
【0027】
(4)前記睡眠段階が連続的な信号で推定演算されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の就寝用具制御装置。
【0028】
(5)前記睡眠段階は、前記就寝者の離床状態を含む複数段階で推定演算されることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の就寝用具制御装置。
【0029】
(6)前記就寝者の生体情報が検出されない場合に、離床状態と推定することを特徴とする、請求項5記載の就寝用具制御装置。
(7)前記就寝用具は、褥瘡予防具、体位変換器、エアマット、毛布、蒲団、カーペット、枕、こたつのいずれかであることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載の就寝用具制御装置。
(8)前記褥瘡予防具又は体位変換器のエアセルは、複数の系統を有することを特徴とする、請求項7記載の就寝用具制御装置。
(9)前記睡眠段階の深さに応じて、前記褥瘡予防具又は体位変換器のエアセルの最大圧力及び最小圧力、又はエアセル系統間の圧力差、又はエアセルの膨張・収縮の繰り返し周期、又は膨張に要する時間、又は収縮に要する時間を変化させることを特徴とする、請求項8記載の就寝用具制御装置。
【0030】
(10)前記睡眠段階の深さに応じて、前記褥瘡予防具又は体位変換器のエアセルの最大圧力及び最小圧力を小さくする、又はエアセル系統間の圧力差を小さくする、又はエアセルの膨張・収縮の繰り返し周期を長くする、又は膨張に要する時間を長くする、又は収縮に要する時間を長くすることを特徴とする、請求項9記載の就寝用具制御装置。
【0031】
(11)前記就寝者が離床状態の場合は、前記エアセル内の圧力を最大にする、又は前記エアセル系統間の圧力差をゼロとする、又は前記膨張及び収縮動作を停止することを特徴とする、請求項9又は10記載の就寝用具制御装置。
【0032】
(12)前記睡眠段階の深さに応じて、前記就寝用具への暖房エネルギー供給の制御により、前記就寝用具の温度を低くすることを特徴とする、請求項7記載の就寝用具制御装置。
【0033】
(13)前記就寝用具の暖房エネルギー供給制御は、前記暖房エネルギーのオンオフデューティ比の変化によることを特徴とする、請求項12記載の就寝用具制御装置。
【0034】
(14)前記就寝者が離床状態の場合は、前記暖房エネルギー供給をオフとすることを特徴とする、請求項12又は13記載の就寝用具制御装置。
【0035】
(15)前記推定演算された睡眠段階の表示手段を設けたことを特徴とする、請求項1乃至5記載の就寝用具制御装置。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下本発明実施形態を、図面を用いて説明する。図1は本発明を適用した就寝用具制御装置の一例を示す機能ブロック図である。
【0037】
本発明の特徴は、生体情報による睡眠段階の実時間検出というコア技術を用いて、就寝用具の圧力または温度を実時間で制御することにあり、この結果、被介護者のQOLの向上、省エネ、介護支援を実現する。
【0038】
図1は、就寝用具の圧力制御に本発明を適用した実施形態を示す機能ブロック図である。10a1,10a2,…10anは褥瘡防止機能を有するエアマットのA系列エアセル群、10b1,10b2,…10bnは、同様のB系列エアセル群である。A系列とB系列のエアセルは、交互にエアマットの長手方向と直交方向に互いに接して配列されている。
【0039】
11は加圧装置であり、A系列(B系列)の圧力を高めて膨張操作している時にはB系列(A系列)の圧力を下げて収縮操作をし、この操作を周期的に繰り返す。
【0040】
12は就寝者である被介護者である。13は無拘束センサ手段であり、マットレスに設けられた圧力導入部13aから導かれる被介護者12の呼吸、心拍、いびき等による圧力変動を高感度の圧力センサで無拘束に検出する。
【0041】
14はフィルタ手段であり、各種バンドパスフィルタ回路により圧力変動信号より呼吸、心拍、いびき等の生体情報Sを抽出する。15は睡眠段階推定演算部であり、生体情報Sに基づいて睡眠の段階を実時間で推定演算する。
【0042】
睡眠段階は、次のように分類される。
(1)6段階分類
▲1▼覚醒 W
▲2▼レム睡眠 R
▲3▼ノンレム睡眠1 1
▲4▼ノンレム睡眠2 2
▲5▼ノンレム睡眠3 3
▲6▼ノンレム睡眠4 4
【0043】
(2)4段階分類
ノンレム睡眠1と2、ノンレム睡眠3と4を一緒にまとめて、
▲1▼覚醒 W
▲2▼レム睡眠 R
▲3▼ノンレム睡眠1〜2
▲4▼ノンレム睡眠3〜4
【0044】
(3)3段階分類
ノンレム睡眠1〜4を一緒にまとめて、
▲1▼覚醒 W
▲2▼レム睡眠 R
▲3▼ノンレム睡眠1〜4
【0045】
本発明における睡眠段階推定の特徴は、前記の6段階、4段階、3段階に加えて、就寝者が就寝用具を離れた離床状態を、「生体信号なし」を検出することにより推定し、離床状態を睡眠段階の形態の一つとみなして就寝用具の実時間制御の情報として用いる点にある。
【0046】
睡眠段階推定演算部15において、15aはエンコード手段であり、離床状態を含む睡眠段階をコード化した睡眠段階推定情報Fを出力する。16はこの情報Fを入力する制御部であり、Fの情報に基づいて加圧装置11に操作信号Mを出力し、A系統及びB系統のエアセル内の圧力を最適値に操作する。尚睡眠段階推定情報Fは、連続的な睡眠段階情報又はエンコード処理をしないディジタル的な睡眠段階情報であってもよい。
【0047】
17は推定演算された睡眠段階の表示部であり、就寝者の睡眠状態監視を支援する。エンコード手段15aより出力される睡眠段階推定情報Fを入力するデコード手段17a及びデコード出力の表示手段17bよりなる。この表示部の機能は、汎用の通信ネットワークを介して遠隔点に設けても良い。
【0048】
図2は圧力制御のパターンの一例を示すタイムチャート図である。Y軸左側は睡眠段階を示し、連続的な信号で与えられる推定演算結果より離散的な睡眠段階を特定している。Y軸右側は圧力Pのレベルを示している。離床を含めた入眠から覚睡までの7段階に対応したエアセル内の圧力Pの遷移は、離床を最大圧力として睡眠が深くなるほど圧力は低く制御される傾向を示している。
【0049】
図3は他の圧力制御のパターンの一例を示すタイムチャート図であり、睡眠段階は3段階分類で、離床状態を含めて4段階の実時間推定情報に基づいてエアセルのA系統及びB系統の圧力を制御する。制御の特徴は、エアセルの最大圧力及び最小圧力、又はエアセル系統間の圧力差、又はエアセルの膨張・収縮の繰り返し周期、又は膨張に要する時間、又は収縮に要する時間を変化させる。
【0050】
具体的には、睡眠段階の深さに応じて、エアセルの最大圧力及び最小圧力を小さくする、又はエアセル系統間の圧力差を小さくする、又はエアセルの膨張・収縮の繰り返し周期を長くする、又は膨張に要する時間を長くする、又は収縮に要する時間を長くする。
【0051】
図3(A)は離床状態の制御を示し、A系統及びB系統の圧力差はゼロで内圧は最大値をとる。この状態では、介護者が被介護者を離床又は着床させる場合に、エアセルがフワフワせずパンパンに膨張しているので介護し易い。又、被介護者自身が離床又は着床する場合に、エアセルがフワフワせずパンパンに膨張しているので動作が楽である
【0052】
図3(B)は覚醒状態の制御パターンを示し、比較的早い周期でA系統及びB系統の内圧を交互に加圧、減圧させる。(C)はレム睡眠の制御パターンであり、覚醒状態より両系統の圧力を下げると共に加圧、減圧の周期を長く設定する。(D)はノンレム睡眠1〜4の制御パターンであり、レム睡眠の制御より両系統の圧力を下げると共に加圧、減圧の周期を更に長く設定する。
【0053】
図4は、体位変換器に本発明を適用した実施形態を示す機能ブロック図である。図1の褥瘡予防具との構成上の差は、A系列エアセル18aとB系列エアセル18bが就寝具の長手方向に並列配置されている点であり、その他の構成要素は図1で説明した要素と同一である。
【0054】
体位変換器における睡眠段階に応じた制御パターンも図3で説明したパターンをそのまま適用することが可能である。図3の説明で「膨張に要する時間」は、体位変換に要する時間であり、「膨張・収縮動作を停止する」は、体位変換動作を停止することと同等である。
【0055】
次に、就寝用具の温度制御に本発明を適用した実施形態につき説明する。高齢者が一日のうちで最も長い時間使用する生活日用品は寝具類であり、それらを使用してQOLを高める要素で重要なものとして温度制御がある。長時間使用されるがゆえに、QOLの向上がなおさら要求されるし、省エネを実現できればその効果は大きい。また、睡眠段階の実時間センシング機能は、その監視時間が長ければ長いほどその効果を上げることができるので、実時間センシング機能を持たせる生活日用品としては、就寝用具類が最適である。
【0056】
図5は、就寝用具の温度制御に本発明を適用した実施形態を示す機能ブロック図である。19は暖房機能付きのエアマットであり、商用電源ACで加熱されるヒータ20を内蔵する。エアマットの温度は内部に設置された温度センサ21で測定され、温度検出信号Tが温度制御部22に入力される。
【0057】
温度制御部22は、睡眠段階推定情報Fに基づいて操作出力Mを発信し、ヒータ20の電力を操作して温度Tを調節する。無拘束センサ手段13、フィルタ手段14、睡眠段階推定演算部15の構成は図1と同一である。
【0058】
図6は、図2で説明した圧力制御パターンと同様の温度制御のパターンの一例を示すタイムチャート図であり、離床を含めた入眠から覚睡までの7段階に対応したエアマットの温度Tの遷移を示しており、覚醒Wを最大温度として睡眠が深くなるほど温度は低く制御される傾向を示している。図2の制御パターンとの相違は離床状態の温度制御であり、ヒータの電源をオフにし、省電力化を図っている点である。
【0059】
図7は、図3の他の圧力制御パターンと同様に睡眠段階は3段階分類で、離床状態を含めて4段階の実時間推定情報に基づいてエアマットの温度を、電源のオンオフのデューティサイクルで制御する。(A)は離床状態の制御を示し電源スイッチはオフとされ、温度制御は実行されない省エネ状態である。
【0060】
図7(B)は覚醒状態の制御パターンを示し、オン時間が比較的長く、オフ時間が短い高温制御パターンである。(C)はレム睡眠の制御パターンであり、覚醒状態よりオン時間が短くオフ時間が長い中温制御パターンである。(D)はノンレム睡眠1〜4の制御パターンであり、オフ時間が比較的長く、オン時間が短い低温制御パターンである。
【0061】
図8は、市販のエアマットを加工しないで利用できる実施形態を示す機能ブロック図である。23は暖房用のヒータ24を有する市販のエアマットであり、ヒータ24は電力調節機能を持たない。25はヒータ24への商用電源ACの供給をオンオフする電源スイッチ、26はこのスイッチのオンオフを操作する電源制御部である。
【0062】
電源制御部26からの操作出力Mにより、電源スイッチ25を、図7で説明したデューティサイクルでオンオフ制御することで温度制御が可能である。この場合、睡眠段階推定情報Fの値が離床状態であれば、電源制御部26は操作出力Mにより電源スイッチ25をオフとし、ヒータ24への電力供給をカットするだけの制御も可能である。このような電源スイッチ操作型のメリットは、エアマットとして市販品をそのまま利用できる点であり、本発明の導入コストを低く抑えることが可能である。
【0063】
本発明において温度制御の対象となる就寝用具の対象は、図1の褥瘡予防具、図4の体位変換器、図5,図8のエアマットの他、毛布、蒲団、カーペット、枕、こたつ等にも適用可能である。
【0064】
以上説明した実施形態では、就寝者として被介護者を例示したが、褥瘡予防具,体位変換器以外の就寝用具では、健常者向けの快適睡眠用具として本発明を適用することができる。
【0065】
一般に、就寝用具の圧力又は温度の制御系は所定の時定数を有するので、本発明の睡眠段階推定演算部15の推定演算は、厳密な実時間演算ではなく、快適な制御に支障がない範囲で時間遅れを持った推定演算であっても差し支えない。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば離床状態を含む睡眠段階に応じた就寝用具の圧力及び温度の実時間制御により、次のような効果を期待することができる。
(1)快適性の向上並びに快眠により、就寝者のQOLを向上させることができる。
(2)適正な温度管理により無駄な電力消費を防止すると共に、就寝者の離床で自動的に電源をオフとすることにより、暖房器具の消し忘れを防止し、省エネ環境を実現することができる。
(3)就寝者の離床でエアセル内圧を最大とすることで、介護者が被介護者を離床又は着床させる場合に介護し易く、更に被介護者自身が離床又は着床する場合にも、動作が楽になる等の介護支援に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】就寝用具の圧力制御に本発明を適用した実施形態を示す機能ブロック図である。である。
【図2】圧力制御のパターンの一例を示すタイムチャート図である。
【図3】他の圧力制御のパターンの一例を示すタイムチャート図である。
【図4】体位変換器に本発明を適用した実施形態を示す機能ブロック図である。
【図5】就寝用具の温度制御に本発明を適用した実施形態を示す機能ブロック図である。
【図6】温度制御のパターンの一例を示すタイムチャート図である。
【図7】他の温度制御のパターンの一例を示すタイムチャート図である。
【図8】電源スイッチ操作による温度制御の実施形態を示す機能ブロック図である。
【図9】非特許文献(1)記載の、無拘束センサ手段による生体情報収集装置の構成図である。
【図10】図9の計測データの波形図である。
【図11】非特許文献(2)記載の、図9の計測データに基づく連続的な睡眠段階推定の波形図である。
【符号の説明】
10a1,10a2,…10an A系列エアセル群
10b1,10b2,…10bn B系列エアセル群
11 加圧装置
12 被介護者
13無拘束センサ手段
13a 圧力導入部
14 フィルタ手段
15 睡眠段階推定演算部
15a エンコード手段
16 制御部
17 表示部
17a デコード手段
17b 表示手段
F 睡眠段階推定情報

Claims (15)

  1. 就寝者の生体情報から推定演算される睡眠段階情報に基づいて、就寝用具のエアセル内部の圧力を制御することを特徴とする、就寝用具制御装置。
  2. 就寝者の生体情報から推定演算される睡眠段階情報に基づいて、就寝用具の温度を制御することを特徴とする、就寝用具制御装置。
  3. 前記睡眠段階は、前記就寝用具に設けた無拘束センサ手段よりの生体情報に基づいて実時間で推定演算されることを特徴とする、請求項1又は2記載の就寝用具制御装置。
  4. 前記睡眠段階が連続的な信号で推定演算されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の就寝用具制御装置。
  5. 前記睡眠段階は、前記就寝者の離床状態を含む複数段階で推定演算されることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の就寝用具制御装置。
  6. 前記就寝者の生体情報が検出されない場合に、離床状態と推定することを特徴とする、請求項5記載の就寝用具制御装置。
  7. 前記就寝用具は、褥瘡予防具、体位変換器、エアマット、毛布、蒲団、カーペット、枕、こたつのいずれかであることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載の就寝用具制御装置。
  8. 前記褥瘡予防具又は体位変換器のエアセルは、複数の系統を有することを特徴とする、請求項7記載の就寝用具制御装置。
  9. 前記睡眠段階の深さに応じて、前記褥瘡予防具又は体位変換器のエアセルの最大圧力及び最小圧力、又はエアセル系統間の圧力差、又はエアセルの膨張・収縮の繰り返し周期、又は膨張に要する時間、又は収縮に要する時間を変化させることを特徴とする、請求項8記載の就寝用具制御装置。
  10. 前記睡眠段階の深さに応じて、前記褥瘡予防具又は体位変換器のエアセルの最大圧力及び最小圧力を小さくする、又はエアセル系統間の圧力差を小さくする、又はエアセルの膨張・収縮の繰り返し周期を長くする、又は膨張に要する時間を長くする、又は収縮に要する時間を長くすることを特徴とする、請求項9記載の就寝用具制御装置。
  11. 前記就寝者が離床状態の場合は、前記エアセル内の圧力を最大にする、又は前記エアセル系統間の圧力差をゼロとする、又は前記膨張及び収縮動作を停止することを特徴とする、請求項9又は10記載の就寝用具制御装置。
  12. 前記睡眠段階の深さに応じて、前記就寝用具への暖房エネルギー供給の制御により、前記就寝用具の温度を低くすることを特徴とする、請求項7記載の就寝用具制御装置。
  13. 前記就寝用具の暖房エネルギー供給制御は、前記暖房エネルギーのオンオフデューティ比の変化によることを特徴とする、請求項12記載の就寝用具制御装置。
  14. 前記就寝者が離床状態の場合は、前記暖房エネルギー供給をオフとすることを特徴とする、請求項12又は13記載の就寝用具制御装置。
  15. 前記推定演算された睡眠段階の表示手段を設けたことを特徴とする、請求項1乃至5記載の就寝用具制御装置。
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