JP2004228997A - 映像再生装置 - Google Patents

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Takashi Maeda
孝志 前田
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Abstract

【課題】プリンタ駆動用信号を記録していない記録媒体であっても、当該媒体に収録されている字幕を用紙に印刷することができる映像再生装置を提供する。
【解決手段】DVDプレーヤ10に、プリンタと接続しプリンタにデータを送信するためのUSBインターフェイス8と、プリンタに送信する前のデータを格納するためのスプーラ11とを設け、EEPROM9にプリンタに対応したプリンタドライバDを予め記憶しておく。そして、DVDに記録されている字幕データをプリンタドライバDに基づいてプリンタに印刷させることが可能な印刷用のデータに変換し、変換したデータを一旦スプーラ11に格納した後、USBインターフェイス8によってプリンタに送信し、プリンタによって字幕を用紙に印刷する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DVD等に記録されている字幕データを読み出して、プリンタによって字幕を用紙に印刷することができる映像再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
洋画等のコンテンツを収録したDVD(Digital Versatile Disk)では、ディスクのデータ中に主映像データや音声データに加えて字幕データが含まれており、ディスクをDVDプレーヤで再生した場合に、字幕を含んだ映像が表示されるようになっている。また、字幕データとしては、日本語、英語、フランス語というように複数の言語体系のものが含まれていることがあるが、例えば下記の特許文献1に記載されているようなDVDプレーヤによると、ユーザは所望の言語体系の字幕を容易に選択し、その字幕を含んだ映像を表示させることができる。
【0003】
ところが、上記のように表示される字幕は次々と切り替わって表示されるので、ユーザは字幕をじっくり読んで洋画等のコンテンツを楽しむことができなかった。また、素早く切り替わる場面では、字幕を読み逃してしまうことがあった。
【0004】
一方、下記の特許文献2には、ビデオディスクに記録されている文字情報等のデータをプリンタによって用紙に印刷するビデオディスクプレーヤが記載されている。これは、ビデオディスクのデータの所定の位置に予めプリンタ駆動用信号を記録しておき、ビデオディスクの再生中にプリンタ駆動用信号を取り出して、この信号によって文字情報等のデータをプリンタに送信し、プリンタを駆動して文字情報等を用紙に印刷している。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−359042号公報
【特許文献2】
特開昭58−204682号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したビデオディスクの文字情報等のように、字幕も用紙に印刷すれば、ユーザは字幕をじっくり読んで楽しむことができる。しかし、特許文献2のビデオディスクプレーヤでは、データ中にプリンタ駆動用信号を記録したビデオディスクの文字情報等は用紙に印刷することができるが、ビデオディスクとはデータの記録フォーマットが異なり、データ中にプリンタ駆動用信号を記録していないDVD等の字幕は用紙に印刷することができない。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するものであって、その課題とするところは、プリンタ駆動用信号を記録していない記録媒体であっても、当該媒体に収録されている字幕を用紙に印刷することができる映像再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、記録媒体に記録されている主映像データと字幕データとを読み出して字幕を含む映像を再生する映像再生装置において、プリンタと接続しプリンタにデータを送信するためのプリンタ接続手段と、プリンタを動作させるためのプログラムであるプリンタドライバを記憶したメモリと、プリンタドライバに基づいてプリンタを動作させる制御部とを設ける。この構成において、制御部は、プリンタドライバに基づいて字幕データをプリンタに印刷させることが可能な印刷用のデータに変換し、変換したデータをプリンタ接続手段によってプリンタに送信して、プリンタによって字幕を用紙に印刷する。
【0009】
このように、記録媒体に記録されている字幕データをプリンタドライバによって印刷用のデータに変換し、プリンタに送信してプリンタで字幕を用紙に印刷することで、ユーザは印刷された字幕をじっくり読んで洋画等のコンテンツを楽しむことができる。また、視聴時に素早く切り替わる場面の字幕を読み逃した場合でも、印刷された字幕によりセリフ等を容易に確認することができる。また、特許文献2のビデオディスクプレーヤのように、記録媒体のデータ中にプリンタ駆動用信号を予め記録しておく必要がない。さらに、映像再生装置に用紙搬送機構や印字機構等のようなプリンタ特有の機構を設ける必要がなく、映像再生装置のコストを低く抑えることができる。
【0010】
また、本発明においては、字幕を用紙に印刷するか否かを指定するための印刷指定手段を設ける。
【0011】
このようにすると、ユーザは所望のタイミングで字幕を用紙に印刷することができる。
【0012】
また、本発明においては、記録媒体に記録されている全ての字幕データから用紙に印刷する字幕の対象を選択するための印刷対象選択手段を設ける。
【0013】
このようにすると、ユーザは必要な箇所の字幕を自由に選択して用紙に印刷することができる。
【0014】
また、本発明においては、プリンタドライバを記録した記録媒体からプリンタドライバを取得するためのプリンタドライバ取得手段を設ける。この場合、制御部は、プリンタドライバ取得手段によって取得したプリンタドライバをメモリに予め記憶されたプリンタドライバととともに記憶させ、メモリに記憶されたプリンタドライバからプリンタに対応したプリンタドライバを選択するためのプリンタドライバ選択手段を設けるのが好ましい。
【0015】
このようにすると、メモリに予め記憶されていなかったプリンタドライバを映像再生装置に設定することができるので、ユーザは所望のプリンタで字幕を用紙に印刷することが可能となる。また、メモリに予め記憶されていたプリンタドライバのバージョンアップ版を映像再生装置に設定することもできるので、ユーザはプリンタドライバのアップデイトを行うことが可能となる。
【0016】
また、本発明においては、プリンタドライバ取得手段を、コンピュータと接続しコンピュータから記録媒体に記録されたプリンタドライバを受信するためのコンピュータ接続手段から構成するのが好ましい。
【0017】
このようにすると、コンピュータを利用してインターネット上のサーバやCD−ROM等の記録媒体からプリンタドライバを取得することができるので、映像再生装置にインターネットに接続するための機能やCD−ROM等のデータを読み取る機能を設ける必要がなく、映像再生装置のコストを低く抑えることができる。
【0018】
さらに、本発明は、典型的には、DVDに記録されているビデオパックとサブピクチャーパックの各データを読み出し、ビデオパックに格納されている主映像データとサブピクチャーパックに格納されている字幕データとに基づいて字幕を含む映像を再生する映像再生装置において、プリンタと接続しプリンタにデータを送信するためのインターフェイスと、プリンタを動作させるためのプログラムであるプリンタドライバを記憶したEEPROMと、プリンタに送信する前のデータを格納するためのRAMであるスプーラと、プリンタドライバに基づいてプリンタを動作させる制御部とを設ける。この構成の場合、制御部は、プリンタドライバに基づいて字幕データをプリンタに印刷させることが可能な印刷用のデータに変換し、変換したデータを一旦スプーラに格納した後インターフェイスによってプリンタに送信し、プリンタによって字幕を用紙に印刷する。
【0019】
このように、DVDに記録されている字幕データをプリンタドライバによって印刷用のデータに変換し、プリンタに送信してプリンタで字幕を用紙に印刷することで、ユーザは印刷された字幕をじっくり読んで洋画等のコンテンツを楽しむことができる。また、視聴時に素早く切り替わる場面の字幕を読み逃した場合でも、印刷された字幕によりセリフ等を容易に確認することができる。また、特許文献2のビデオディスクプレーヤのように、DVDのデータ中にプリンタ駆動用信号を予め記録しておく必要がなく、DVDの規格を変更しなくてもよくなる。また、印刷用のデータを一旦スプーラに格納した後、プリンタに送信することで、字幕の印刷中にDVDを再生する等の他の処理を行うことができる。さらに、映像再生装置に用紙搬送機構や印字機構等のようなプリンタ特有の機構を設ける必要がなく、映像再生装置のコストを低く抑えることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、DVDプレーヤを用いたシステムの一例を示している。図1において、10はDVD(Digital Versatile Disk)30に記録されているデータを読み取って再生するDVDプレーヤ、20はDVDプレーヤ10の再生、停止、早送り等の動作を制御するリモコンである。なお、DVDプレーヤ10は、本実施形態では再生機能だけを備えたDVDプレーヤであるが、再生機能に加えて外部から受信したデータをDVD30に記録する記録機能を備えたDVDプレーヤであってもよい。40はDVDプレーヤ10とケーブルAによって接続されたテレビであって、DVDプレーヤ10で再生された音声を出力するためのスピーカ40aと、再生された映像を表示するモニタ40bとを備えている。50はDVDプレーヤ10とUSB(Universal Serial Bus)規格に準拠したケーブル(以下、USBケーブル)U1によって接続されたプリンタ、60はプリンタ50が切断された後DVDプレーヤ10とUSBケーブルU2によって接続されるコンピュータ(PC(Personal Computer)、以下では単にPCと記す)である。本実施形態では、DVDプレーヤ10に、USBケーブルU1、U2を装着できるコネクタRを1つだけ設けている。DVDプレーヤ10は、本発明における映像再生装置を構成し、DVD30は、本発明における記録媒体を構成する。
【0021】
図2は、DVDプレーヤ10の電気的構成を示したブロック図である。図2において、1は本発明における制御部であって、CPUやメモリから構成される。2は図1に示したリモコン20からの信号を受信するリモコン受信部であって、DVDプレーヤ10の筐体の前面に設けられる。3はDVDプレーヤ10の筐体に備えられた操作部であって、各種のキーやスイッチなどから構成される。4はDVDプレーヤ10の動作状態などを表示する表示部、5はDVD30に記録された情報を再生するディスク再生部、6はDVD30に情報を記録するディスク記録部である。7は入出力インターフェイスであって、図1に示したケーブルAが装着されるコネクタを備えている。この入出力インターフェイス7によってDVDプレーヤ10とテレビ40とが電気的に接続され、制御部1は後述するアナログの音声信号やテレビ用の映像信号をテレビ40に出力する。
【0022】
8はUSBインターフェイスであって、図1に示したUSBケーブルU1またはUSBケーブルU2が装着されるコネクタRを備えている。このUSBインターフェイス8によってDVDプレーヤ10とプリンタ50とが電気的に接続され、制御部1は後述する印刷用のデータをプリンタ50に送信する。また、USBインターフェイス8によってDVDプレーヤ10とPC60とが電気的に接続され、制御部1は後述するプリンタドライバをPC60から受信する。このように、プリンタ50用のインターフェイスとPC60用のインターフェイスを1つのUSBインターフェイス8で兼用することで、DVDプレーヤ10のコストを低く抑えることができる。USBインターフェイス8は、本発明におけるインターフェイスと、プリンタ接続手段と、コンピュータ接続手段と、プリンタドライバ取得手段とを構成する。
【0023】
9は不揮発性のメモリであるEEPROMであって、本発明におけるメモリを構成する。EEPROM9は、書換え可能なROMの中でも電気的にデータの書き込みまたは消去の処理が容易に行える。このEEPROM9には、DVDプレーヤ10の製造時に、プリンタ50を動作させるためのプログラムであるプリンタドライバDが予め記憶されている。制御部1はこのプリンタドライバDに基づいて、DVD30に記録されている字幕データをプリンタ50に印刷させることが可能な印刷用のデータに変換する。11はRAM等のメモリから構成されるスプーラであって、プリンタ50に送信する前の印刷用のデータを格納する。
【0024】
図3は、DVD30のデータ構造を階層的に示した図である。図3(a)はディスクのボリューム空間を表しており、ボリューム空間はボリューム及びファイル構成ゾーンと、DVDビデオゾーンと、その他のゾーンとから構成される。DVDビデオゾーンは、図3(b)に示すように、ビデオマネージャVMGと、ビデオタイトルセットVTS#1〜VTS#nからなる。ビデオマネージャVMGは、全ビデオタイトルセットの内容を表すテーブルであって、ビデオマネージャ・インフォメーションVMGIと呼ばれる制御データと、VMGメニュー表示用のビデオオブジェクトセットと、バックアップ用の制御データとで構成される。ビデオタイトルセットVTS(#1〜#n)はタイトルの集合であって、各VTSは、図3(c)に示すように、ビデオタイトルセット・インフォメーションVTSIと呼ばれる制御データと、VTSメニュー表示のためのメニュー用ビデオオブジェクトセットVOBSと、映像を表示するための映像用ビデオオブジェクトセットVOBSと、バックアップ用の制御データとで構成される。
【0025】
ビデオタイトルセットVTSの映像用ビデオオブジェクトセットVOBSは、図3(d)に示すように複数のセル(Cell)から構成される。セルは再生されるコンテンツの基本単位となるものであり、映像の切換はこのセル単位で行なわれる。また、各セルは図3(e)に示すように、複数のビデオオブジェクトユニットVOBUから構成される。そして、各ビデオオブジェクトユニットVOBUは、図3(f)に示すように、ナビゲーションパック、ビデオパック、オーディオパック、サブピクチャーパックから構成される。それぞれのパックは、1つである場合もあるし、複数である場合もある。
【0026】
ナビゲーションパックは、ビデオオブジェクトユニットVOBUの先頭に置かれ、主として所属するVOBU内のデータの再生表示制御やデータ検索を行なうための制御データとして用いられる。ビデオパックは、映像信号をMPEG規格に従って圧縮した主映像データである。オーディオパックは、音声信号をPCM方式等により処理した音声データである。サブピクチャーパックは字幕などの信号をランレングス圧縮処理した副映像データである。すなわち、このサブピクチャーパックに字幕データが含まれている。
【0027】
それぞれのビデオオブジェクトユニットVOBUにある各サブピクチャーパックのヘッダには、当該サブピクチャーパックにより構成されるサブピクチャーストリーム(後述)のストリームIDが格納されており、同一のストリームIDが付与されたサブピクチャーパックが集合して1つのサブピクチャーストリームが形成される。そして、字幕の言語はストリームごとに日本語、英語、フランス語等のように異なっており、たとえば字幕を日本語に設定した場合は、日本語に対応するストリームの字幕データのみが取得され、他の言語に対応するストリームの字幕データは破棄される。
【0028】
図4は、DVDプレーヤ10においてDVD30に記録されているデータを処理するときの処理フローを表した図である。図4において、まず、DVD30を再生する場合の処理を説明する。ディスク再生部5は、DVD30に記録されているデータを順次読み取って、ビデオパック、オーディオパック、サブピクチャーパックの各データを種類別に振分ける。そして、オーディオパックを集めて音声ストリームを生成し(S1)、ビデオパックを集めて映像ストリームを生成し(S2)、サブピクチャーパックを集めてサブピクチャーストリームを生成する(S3)。
【0029】
ディスク再生部5は、生成した音声ストリームからPCM方式等で処理された音声データを取り出してデコードし(S4)、再生用のデジタルの音声データを作成する(S5)。ディスク再生部5によってデジタルの音声データが作成されると、制御部1が、デジタルの音声データをアナログの音声信号に変換した(S6)後、入出力インターフェイス7によってテレビ40へ出力する(S7)。この後は、テレビ40がアナログの音声信号に基づいてスピーカ40aから音声を出力する。
【0030】
また、ディスク再生部5は、生成した映像ストリームからMPEG規格で圧縮された主映像データを取り出してデコードし(S8)、圧縮されていない主映像データを作成するとともに(S9)、サブピクチャーストリームからランレングス圧縮処理された字幕データを取り出してデコードし(S10)、ビットマップデータ形式の字幕データを作成する(S11)。そしてさらに、作成した主映像データと字幕データとを合成して、主映像と字幕とを含む再生用の映像データを作成する(S12)。ディスク再生部5によって再生用の映像データが作成されると、制御部1が、再生用の映像データをテレビ用の映像信号に変換した(S13)後、入出力インターフェイス7によってテレビ40へ出力する(S14)。この後は、テレビ40がテレビ用の映像信号に基づいてモニタ40bに字幕を含む映像を表示する。
【0031】
次に、字幕を用紙に印刷する場合の処理を説明する。後述する画面(図6)によってユーザが字幕の印刷を指定すると、ディスク再生部5は、前述のようにして、DVD30に記録されているデータを読み取ってサブピクチャーストリームを生成し(S3)、サブピクチャーストリームの字幕データをデコードして(S10)、ビットマップデータ形式の字幕データを作成する(S11)。ディスク再生部5によってビットマップデータ形式の字幕データが作成されると、制御部1は、EEPROM9に記憶されたプリンタドライバDを用いて字幕データを印刷用のデータに変換し(S15)、変換したデータを一旦スプーラ11に格納する(S16)。そして、印刷用のデータがスプーラ11に所定量蓄積されると、USBインターフェイス8によってプリンタ50へ送信する(S17)。この後は、プリンタ50が印刷用のデータに基づいて字幕を用紙に印刷する。
【0032】
図5は、字幕の印刷設定をするための初期メニュー画面の図である。なお、この画面は、制御部1のメモリに記憶されている画面データに基づいて、テレビ40のモニタ40bに表示される。後述する図6および図9に示す画面も同様である。初期メニュー画面G1は、例えば、DVD30をDVDプレーヤ10にセットした直後に表示される図示しないメインメニュー画面上に「初期メニュー表示ボタン」を設けておき、このボタンがリモコン20(図1)または操作部3(図2)の操作によって選択されたときに表示される。また、リモコン20に「初期メニュー表示ボタン」を設けておき、このボタンが押されたときに表示されるようにしてもよい。
【0033】
初期メニュー画面G1上の、「Print Script」ボタンB1を選択すると、図6に示す画面が表示され、「Printer Driver」ボタンB2を選択すると、図9に示す画面が表示される。また、「Exit」ボタンB3を選択すると、初期メニュー画面G1が表示されなくなって、印刷設定が終了する。なお、ボタンB1〜B3の選択は、リモコン20または操作部3を操作して画面G1上のカーソルK1を移動させることにより行うことができる。
【0034】
図6は、字幕を用紙に印刷するか否かを指定するための印刷指定画面の図である。図6において、印刷指定画面G2上の「PRINT TARGET SELECT」W1は、印刷する字幕の対象を選択するための印刷対象選択ウインドウであって、DVD30に収録されている全てのコンテンツのタイトルと、各タイトル毎のチャプターとが階層的に表わされている。それぞれのタイトルおよびチャプターの前にはチェックボックスC1が設けられていて、このチェックボックスC1を「TITLE#1のCHAPTER#1」や「TITLE#2のCHAPTER#2」のようにチェックすることにより、チェックしたタイトルおよびチャプターに含まれる字幕が印刷対象として選択される。なお、チェックボックスC1のチェックは、リモコン20または操作部3を操作して行うことができる。
【0035】
ウインドウW1で印刷対象の字幕を選択した後、印刷指定画面G2上の「Print」ボタンB4を選択すると、図4で説明した字幕の印刷処理が実行され、印刷対象の字幕がプリンタ50によって用紙に印刷される。また、「Cancel」ボタンB5を選択すると、印刷指定画面G2が表示されなくなり、字幕の印刷処理は実行されない。なお、ボタンB4、B5の選択は、リモコン20または操作部3を操作して画面G2上のカーソルK2を移動させることにより行うことができる。印刷指定画面G2は、本発明における印刷指定手段を構成し、印刷対象選択ウインドウW1は、本発明における印刷対象選択手段を構成する。
【0036】
図7は、用紙に印刷された字幕の印刷イメージの一例を示す図である。図7において、用紙S上には、印刷対象を示すヘッダーHと、日本語の字幕Jと、用紙Sのページ数を示すフッターFとがそれぞれ印刷されている。このように字幕Jが印刷された用紙Sを複数枚集めると、映画等の台本が再現できる。
【0037】
以上のように、DVD30に記録されている字幕データをプリンタドライバDによって印刷用のデータに変換し、プリンタ50に送信してプリンタ50で字幕を用紙に印刷することで、ユーザは印刷された字幕をじっくり読んで洋画等のコンテンツを楽しむことができる。また、視聴時に素早く切り替わる場面の字幕を読み逃した場合でも、印刷された字幕によりセリフ等を容易に確認することができる。また、特許文献2のビデオディスクプレーヤのように、DVD30のデータ中にプリンタ駆動用信号を予め記録しておく必要がなく、DVD30の規格を変更しなくてもよくなる。また、印刷用のデータを一旦スプーラ11に格納した後、プリンタ50に送信することで、字幕の印刷中にDVD30を再生する等の他の処理を行うことができる。さらに、DVDプレーヤ10に用紙搬送機構や印字機構等のようなプリンタ特有の機構を設ける必要がなく、DVDプレーヤ10のコストを低く抑えることができる。
【0038】
また、印刷指定画面G2(図6)によって字幕を印刷するか否かを指定することで、ユーザは所望のタイミングで字幕を用紙に印刷することができる。さらに、ウインドウW1(図6)によって印刷する字幕の対象を選択することで、ユーザは必要な箇所の字幕を自由に選択して用紙に印刷することができる。
【0039】
図8は、プリンタドライバをDVDプレーヤ10のEEPROM9に記憶させる手順を説明する図である。なお、この手順は、DVDプレーヤ10のユーザによる使用時に、図1に示したプリンタ50以外の別のプリンタに対応したプリンタドライバや、EEPROM9に予め記憶されているプリンタドライバDのバージョンアップ版のプリンタドライバをEEPROM9に記憶させて、後述する図9の画面によってDVDプレーヤ10に設定するために行われる。
【0040】
図8において、70は外部に設置されているサーバであって、内蔵するハードディスク等の記録媒体にプリンタ50以外の別のプリンタに対応したプリンタドライバや、EEPROM9に予め記憶されているプリンタドライバDのバージョンアップ版のプリンタドライバを記録していて、それらをインターネットW上で提供している。ユーザは、DVDプレーヤ10とPC60とをUSBケーブルU2によって接続すると、PC60のモニタ(図示省略)を見ながらマウスやキーボード(図示省略)を操作してインターネットWに接続し、サーバ70からプリンタドライバをダウンロードする(T1)。そして、ダウンロードしたプリンタドライバをPC60において実行し(T2)、これをプログラムとして使用できる状態のデータにして、DVDプレーヤ10に転送する(T3)。なお、プリンタドライバがCD−ROM80等の記録媒体に記録されて提供されている場合は、CD−ROM80等をPC60のディスクドライブに挿入し、CD−ROM80等からプリンタドライバを読み取ってPC60に保存した(T1a)後、保存したプリンタドライバを実行し(T2)、DVDプレーヤ10に転送してもよい(T3)。
【0041】
プリンタドライバが転送されると、DVDプレーヤ10はUSBインターフェイス8によってこれを受信し、受信したプリンタドライバを制御部1がEEPROM9に記憶させる(T4)。これにより、EEPROM9には、予め記憶されたプリンタドライバDと、PC60によってサーバ70から取得したプリンタドライバとがそれぞれ記憶された状態となる。この後は、後述する図9の画面によってプリンタドライバが選択され、DVDプレーヤ10に設定される。
【0042】
図9は、プリンタドライバを選択するためのプリンタドライバ選択画面の図である。図9において、プリンタドライバ選択画面G3上の「DRIVER SELECT」W2は、プリンタに対応したプリンタドライバを選択するためのウインドウであって、EEPROM9に記憶されている全てのプリンタドライバが表示されている。ウインドウW2上の「Driver A ver.1.0」は、図1のプリンタ50に対応したプリンタドライバDであって、「Driver A ver.2.0」は、図8の手順によって取得したプリンタドライバDのバージョンアップ版のプリンタドライバD1である。また、「Driver B ver.1.0」は、図8の手順によって取得したプリンタ50以外の別のプリンタに対応したプリンタドライバD2である。それぞれのプリンタドライバD、D1、D2の前にはチェックボックスC2が設けられていて、このチェックボックスC2を「Driver B ver.1.0」のようにチェックすることにより、チェックしたプリンタドライバD2が選択される。なお、チェックボックスC2のチェックは、リモコン20または操作部3を操作して行うことができる。
【0043】
ウインドウW2でプリンタドライバD2を選択した後、プリンタドライバ選択画面G3上の「OK」ボタンB6を選択すると、プリンタドライバD2が字幕データを印刷用のデータに変換するために用いるプリンタドライバとして設定される。そしてこの後、DVDプレーヤ10と別のプリンタとを接続すると、図4で説明したようにして、別のプリンタで字幕を用紙に印刷することができる。また、ウインドウW2でプリンタドライバD1を選択した場合は、ボタンB6を選択すると、プリンタドライバDがプリンタドライバD1にアップデイトされる。そしてこの後、プリンタ50で引き続き字幕を用紙に印刷することができる。
【0044】
一方、「OK」ボタンB6を選択せずに「Cancel」ボタンB7を選択すると、プリンタドライバ選択画面G3が表示されなくなり、ウインドウW2で選択したプリンタドライバD2は設定されない。なお、ボタンB6、B7の選択は、リモコン20または操作部3を操作して画面G3上のカーソルK3を移動させることにより行うことができる。プリンタドライバ選択画面G3は、本発明におけるプリンタドライバ選択手段を構成する。
【0045】
上記のようにすると、EEPROM9に予め記憶されていなかったプリンタドライバD2をDVDプレーヤ10に設定することができるので、ユーザは所望のプリンタで字幕を用紙に印刷することが可能となる。また、EEPROM9に予め記憶されていたプリンタドライバDのバージョンアップ版のプリンタドライバD1をDVDプレーヤ10に設定することもできるので、ユーザはプリンタドライバDのアップデイトを行うことが可能となる。
【0046】
また、図8で説明したように、PC60を利用してインターネットW上のサーバ70やCD−ROM80等の記録媒体からプリンタドライバを取得することで、DVDプレーヤ10にインターネットWに接続するための機能やCD−ROM80等のデータを読み取る機能を設ける必要がなく、DVDプレーヤ10のコストを低く抑えることができる。
【0047】
本発明では、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。例えば、上記実施形態においては、EEPROM9にプリンタ50に対応したプリンタドライバDを予め記憶しておき、これ以外の別のプリンタドライバはPC60によってサーバ70やCD−ROM80等から取得する場合を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、EEPROM9に汎用のプリンタに対応したプリンタドライバを予め複数記憶しておいてもよい。また、別のプリンタドライバがDVDに記録されて提供されている場合は、PC60を利用することなく、直接DVDプレーヤ10でDVDから別のプリンタドライバを読み取って取得してもよい。さらに、本発明に係る映像再生装置を、DVDのデータを読み取り可能であるとともに、CD−ROM等のデータも読み取り可能な映像再生装置で構成した場合は、PC60を利用することなく、直接映像再生装置でCD−ROM等から別のプリンタドライバを取得してもよい。なお、PC60を利用せずに別のプリンタドライバを取得する場合は、DVDやCD−ROM等からデータを読み取るためのピックアップや、ピックアップによって読み取ったデータを処理する信号処理回路等が、本発明におけるプリンタドライバ取得手段を構成する。
【0048】
また、上記実施形態においては、DVD30の再生処理と、DVD30に収録された字幕の印刷処理とを別々に実行するようにしたが、これらの処理を同時に実行してもよい。その場合、リモコン20や操作部3が操作されてDVD30の再生が指定されたときや、テレビ40のモニタ40bにDVD30の映像が表示される前に、図5の初期メニュー画面G1を自動的に表示すると、ユーザは字幕の印刷設定を忘れることなく行える。
【0049】
また、上記実施形態においては、DVDプレーヤ10とプリンタ50またはPC60を接続するためのインターフェイスとしてUSBインターフェイス8を例に挙げたが、本発明はこれのみに限定するものではなく、これ以外に、IEEE1394の規格に準拠したインターフェイスや、パラレルインターフェースのようなものであってもよい。
【0050】
また、上記実施形態においては、記録媒体としてDVDを例に挙げたが、本発明の記録媒体は、例えばハードディスクのようなものであってもよい。
【0051】
さらに、上記実施形態においては、映像再生装置としてDVDプレーヤ10を例に挙げたが、本発明の映像再生装置は、例えばPC(Personal Computer)に組み込まれるディスクドライブのようなものであってもよい。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザは印刷された字幕をじっくり読んで洋画等のコンテンツを楽しむことができる。また、視聴時に素早く切り替わる場面の字幕を読み逃した場合でも、印刷された字幕によりセリフ等を容易に確認することができる。また、特許文献2のビデオディスクプレーヤのように、記録媒体のデータ中にプリンタ駆動用信号を予め記録しておかなくても、字幕を用紙に印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVDプレーヤを用いたシステムの一例である。
【図2】DVDプレーヤの電気的構成を示したブロック図である。
【図3】DVDのデータ構造を階層的に示した図である。
【図4】DVDのデータを処理するときの処理フローを表した図である。
【図5】印刷設定をするための初期メニュー画面の図である。
【図6】印刷指定画面の図である。
【図7】字幕の印刷イメージの一例を示す図である。
【図8】プリンタドライバを記憶させる手順を説明する図である。
【図9】プリンタドライバ選択画面の図である。
【符号の説明】
1 制御部
8 USBインターフェイス
9 EEPROM
11 スプーラ
10 DVDプレーヤ
30 DVD
50、50a プリンタ
D、D1、D2 プリンタドライバ
G2 印刷指定画面
G3 プリンタドライバ選択画面
J 字幕
S 用紙
W1 印刷対象選択ウインドウ

Claims (6)

  1. DVDに記録されているビデオパックとサブピクチャーパックの各データを読み出し、ビデオパックに格納されている主映像データとサブピクチャーパックに格納されている字幕データとに基づいて字幕を含む映像を再生する映像再生装置において、
    プリンタと接続しプリンタにデータを送信するためのインターフェースと、
    プリンタを動作させるためのプログラムであるプリンタドライバを記憶したEEPROMと、
    プリンタに送信する前のデータを格納するためのRAMであるスプーラと、
    前記プリンタドライバに基づいてプリンタを動作させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記プリンタドライバに基づいて前記字幕データをプリンタに印刷させることが可能な印刷用のデータに変換し、変換したデータを一旦前記スプーラに格納した後前記インターフェースによってプリンタに送信し、プリンタによって字幕を用紙に印刷することを特徴とする映像再生装置。
  2. 記録媒体に記録されている主映像データと字幕データとを読み出して字幕を含む映像を再生する映像再生装置において、
    プリンタと接続しプリンタにデータを送信するためのプリンタ接続手段と、
    プリンタを動作させるためのプログラムであるプリンタドライバを記憶したメモリと、
    前記プリンタドライバに基づいてプリンタを動作させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記プリンタドライバに基づいて前記字幕データをプリンタに印刷させることが可能な印刷用のデータに変換し、変換したデータを前記プリンタ接続手段によってプリンタに送信して、プリンタによって字幕を用紙に印刷することを特徴とする映像再生装置。
  3. 請求項2に記載の映像再生装置において、
    字幕を用紙に印刷するか否かを指定するための印刷指定手段を設けたことを特徴とする映像再生装置。
  4. 請求項3に記載の映像再生装置において、
    記録媒体に記録されている全ての字幕データから用紙に印刷する字幕の対象を選択するための印刷対象選択手段を設けたことを特徴とする映像再生装置。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の映像再生装置において、
    プリンタドライバを記録した記録媒体から前記プリンタドライバを取得するためのプリンタドライバ取得手段を備え、
    前記制御部は、前記プリンタドライバ取得手段によって取得したプリンタドライバを前記メモリに予め記憶されたプリンタドライバととともに記憶させ、
    前記メモリに記憶されたプリンタドライバからプリンタに対応したプリンタドライバを選択するためのプリンタドライバ選択手段を設けたことを特徴とする映像再生装置。
  6. 請求項5に記載の映像再生装置において、
    前記プリンタドライバ取得手段を、コンピュータと接続しコンピュータから記録媒体に記録されたプリンタドライバを受信するためのコンピュータ接続手段から構成したことを特徴とする映像再生装置。
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