JP2004228022A - 回転操作型入力装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転操作されるツマミ1と、ツマミ1に力覚を付与する力覚付与手段9と、ツマミ1の操作方向や機能を示す意匠3aが設けられたスクリーン3と、スクリーン3を照光して意匠3aをツマミ1の天面に照射させる照光部材6と、力覚付与手段9を収納するホルダー8と、ホルダー8が固着されると共に、スクリーン3及び照光部材6を保持するケース2とを備え、ツマミ1の回転操作に応じて力覚付与手段9からツマミ1に力覚が付与されるものとされ、ツマミ1の天面には環状に透光部1dが設けられ、この透光部1dの下面に意匠3aが対向するようにスクリーン3を配設した。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車に搭載されるエアコンなどの操作に用いられる回転操作型入力装置に係り、特に手動操作されるツマミの回転方向や回転量に応じて、そのツマミを操作する操作者に所定の力覚(操作感触)を付与するようにした回転操作型入力装置のツマミの意匠表示の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の回転操作型入力装置のツマミの意匠表示の構造としては、前面に透光部材で施された機能文字及び操作文字を表示する意匠面を有し、回転機能を持たない内軸に嵌着された第1のツマミと、内部光源からの光線を透過し第1のツマミの意匠面を照射させるドーナツ状の透明部を有し、回転機能を有する外軸に嵌着されると共にその第1のツマミの外周を覆うように形成された第2のツマミとを備えた構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、従来の回転操作型入力装置の構造を図に基づいて説明する。
図5及び図6は従来の回転操作型入力装置の構造を示し、図5は回転操作型入力装置を示す断面図、図6は照光ツマミを示す平面図である。
【0004】
図において、51は内側の第1のつまみであり、この第1のつまみの前面は、透光部材で施された操作文字、機能文字などの意匠面を有し、回転機能を持たないボリューム52の内軸52aに嵌着されている。53はこの第1のツマミ51の外周を覆うように形成し、回転機能を有する外軸52bに嵌着された第2のツマミである。53aはこの第2のツマミ53にドーナツ状に設けられた透明部である。54はプリント基板55にとりつけられた光源、56は導光体、56aは光屈折部である。57は筐体、58は前面パネルである。
【0005】
次に動作について説明する。光源54からの光線は導光体56を通過し、光屈曲部56aにより第2のツマミ53に導かれる。次にこの光線は第2のツマミ53のドーナツ状に形成された透明部53aを通過し、第1のツマミの意正面51aに到達する。そして、この光線により透光部材で施された操作文字、機能文字が照明される。このとき、第2のツマミ53が回転され、外軸52bが回転されたとしても、ドーナツ状の透光部53aは、任意の角度において透過する光量を変化させることなく同一光量を意匠面51aに照射する。また、導光体56の光屈折部56aが一箇所しかないので光量の減衰が少なく、高輝度表示ができる利点がある。
【0006】
上記構成によれば、第1のツマミの意匠面に機能文字及び操作文字を表示することができ、操作性を大幅に向上させることが出来る。
【0007】
【特許文献1】
特開平06−036641号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の回転操作型入力装置の構造においては、操作用のツマミを2つに分離して、回転しないで固定された第1のツマミ51と、回転操作される第2のツマミ53とをそれぞれ設け、固定された第1のツマミ51に機能文字や操作文字などの意匠を設けることで視認性の向上を図っているが、反面、外周に回転操作用の第2のツマミ53を配置し、その内側にプッシュ操作用の第1のツマミ51を配置する形でそれぞれの操作用のツマミを分離していることから、操作時に回転操作とプッシュ操作を同時に行う操作がしにくくなり、操作性が悪いという問題があった。
【0009】
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、操作時に一つのツマミで回転操作とプッシュ操作が同時にできて操作性が向上されると共に、操作部に設けられた機能文字や操作文字などの意匠を操作部の操作に関わらず一定位置に表示することで意匠の視認性を向上させることができる回転操作型入力装置の構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では第1の手段として、回転操作されるツマミと、このツマミに力覚を付与する力覚付与手段と、前記ツマミの操作方向や機能を示す意匠が設けられたスクリーンと、このスクリーンを照光して前記意匠を前記ツマミの天面に照射させる照光部材と、前記力覚付与手段を収納するホルダーと、このホルダーが固着されると共に、前記スクリーン及び前記照光部材を保持するケースとを備え、前記ツマミの回転操作に応じて前記力覚付与手段から前記ツマミに力覚が付与されるものとされ、前記ツマミの天面には環状に透光部が設けられ、この透光部の下面に前記意匠が対向するように前記スクリーンが配設されていることを特徴とする。
【0011】
また、第2の手段として、前記ツマミを前記ケース上に回転操作可能に配設すると共に、前記ツマミの透光部を透明あるいはスモーク状に形成し、前記ツマミを回転操作する際に前記ケースに保持された前記スクリーンの意匠が、ツマミの回転操作に関わらず前記透光部を介して一定位置に照光表示されるようにしたことを特徴とする。
【0012】
また、第3の手段として、前記力覚付与手段は、モーターとエンコーダーを有すると共に前記モーターの出力軸に前記ツマミが連結されており、前記ツマミが回転操作された際の回転方向及び回転量に応じて前記ツマミに所定の力覚を付与するようにしたことを特徴とする。
【0013】
また、第4の手段として、前記力覚付与手段は、プッシュ操作検出部を備え、前記モーターの出力軸に連結された前記ツマミがプッシュ操作可能に形成されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1乃至図4に示す。図1は回転操作型入力装置の分解斜視図、図2は同じく断面図、図3は意匠表示部分を示す平面図、図4は異なる意匠表示部分示す平面図である。
【0015】
図において、ツマミ1は、合成樹脂などの絶縁材で形成されており、基台となる円盤状のフランジ1aと、このフランジ1aの中央に凸状に膨出されて設けられた把持部1bとから形成されている。この把持部1bの中央下面側には、後述する力覚付与手段9のモータの出力軸9bの先端と嵌合される連結部1cが形成されている。また、前記把持部1bの天面には、前記連結部1cを囲むように透明又はスモークからなる円環状の透光部1dが形成されている。この透光部1dに、後述する第1のスクリーン3に設けられた機能文字や操作文字などの意匠3aが照光部材(LED)6によって照射されることにより、前記透光部1d表面に意匠3aが照光表示されるものとなっている。
【0016】
前記透光部1dは、本実施例においては前記ツマミ1と同じ合成樹脂材で一体的に成形し、このツマミ1の前記透光部1dを除いた前面に黒などのカラー塗装を施すことにより形成してあるが、これに限らずに、前記ツマミ1を黒色の合成樹脂材で形成し、前記透光部1dを透明又はスモーク状の合成樹脂材で形成して、後で2重成形などの方法を用いて一体的に成形する方法で形成してもよい。
【0017】
ケース2は、同じく合成樹脂などの絶縁材で形成されており、基台となる平板状の平板部2aと、この平板部2a上に突出して形成された基軸部2bが形成されている。この基軸部2bは、中空の略円筒状に形成されており、その上面側には円環状及びこの円環状の外周から放射状に延びる複数の桟部とからなるガイド部2cが形成されている。このガイド部2cの上面側には、後述する第1のスクリーン3が固着されると共に、下面側には第2のスクリーン4が固着されるものとなっている。
【0018】
また、前記基軸部2bの下面側には、複数のスリット部2dが設けられており、このスリット部2dに連続して前記平板部2a上に、後述するホルダー8の係合突起8aと嵌合する係合凹部2eが形成されている。また、前記スリット部2dには後述する回路基板5を保持する保持アーム部2fが設けられている。また、基軸部2bの下面側には前記平板部2aと連接する補強用のリブ2gが複数個設けられている。
【0019】
第1のスクリーン3は、薄厚の透過性を有するフィルム状の樹脂材からなり、円環状に形成されている。この第1のスクリーン3には、前記ツマミ1を操作させる際の操作方向や機能を表示する操作文字や機能文字などを示す意匠3aが形成されており、例えば、透明なスクリーンに黒抜きの文字などを表示したり、スモークのスクリーンに白抜きの記号などを表示したりして構成されている。前記第1のスクリーン3は、前記ケース2の基軸部2bの上面側に形成された前記ガイド部2cの上側に固着されると共に、前記ツマミ1の円環状の透光部1dと前記意匠3aとが対向された状態で配置されるものとなっている。
【0020】
第2のスクリーン4は、同じく薄厚の透過性を有するフィルム状の樹脂材からなり、同じく円環状に形成されている。この第2のスクリーン4は、乳白色の材料で形成されており、前記第1のスクリーン3の下側に配設されて照光用の光の拡散用として用いられるものとなっている。前記第2のスクリーン4は、前記ケース2の基軸部2bの上面側に形成された前記ガイド部2cの下側に、前記第1のスクリーン3と対向して配置され固着されるものとなっている。
【0021】
回路基板5は、フェノール樹脂などの絶縁性の樹脂材からなり、同じく円環状に形成されている。この回路基板5の上面には、図示しない回路パターンが形成されており、この回路パターン上には複数(本実施例では4個)の照光部材であるLED6が配設されている。また、前記回路基板5の下面側には配線用コネクタ7が設けられており、外部回路部からの信号が前記配線用コネクタ7を介して前記LED6へ供給されるようになっている。
【0022】
前記LED6からの照光により、前記第1のスクリーン3に形成された意匠3aが照光されて、前記ツマミ1の透光部1dに前記意匠3aが照射されて、機能文字や操作文字などの意匠3aが前記ツマミ1の天面に表示されるものとなっている。この場合、前記意匠3aが形成された前記第1のスクリーン3と前記LED6との間には、前記第2のスクリーン4が介在されており、この第2のスクリーン4が光拡散用として作用することから、照光表示の光ムラの発生が抑えられるものとなっている。
【0023】
このように、前記ツマミ1は前記ケース2上に回転操作可能に配設されており、前記ツマミ1の前記透光部1dを透明あるいはスモーク状に形成してあるので、前記ツマミ1を回転操作する際には、前記ケース2に固着保持された前記第1のスクリーン3に形成された前記意匠3aは、前記ツマミ1を回転操作したとしても、前記透光部1dを介して一定位置に照光表示されるようになっている。すなわち、前記意匠3aは、前記ツマミ1の回転と共に回転することがないので、前記ケース2や前記ツマミ1の表面等に、直接機能文字や操作文字などの前記意匠3aを表示することなしに、簡易な構造でツマミの意匠表示を行うことができるものとなっている。
【0024】
また、前記回路基板5の外周部には、一対の凸部5aが設けられており、この凸部5aが前記ケース2の基軸部2bの内周に設けられた図示しない凹部に係止されて位置決めされるものとなっている。前記回路基板5は、前記ケース2の基軸部2bに設けられた前記保持アーム部2fに嵌合されることで前記ケース2内に保持されるものとなっている。
【0025】
ホルダー8は、合成樹脂などの絶縁材で上面が開口された円筒状に形成されている。このホルダー8の上面開口側には、複数の係合突起8aが形成されており、この係合突起8aが前記ケース2の平板部2aに設けられた前記係合凹部2eと嵌合されて前記ホルダー8が前記ケース2に固着されるものとなっている。
【0026】
また、前記上面開口側には、前記係合突起8aとは別に位置決め用の規制突起8bが対向して一対形成されており、この規制突起8bが前記ケース2の基軸部2bの内周に設けられた図示しない凹部に係止されて位置決めされるものとなっている。また、前記ホルダー8の底面側には、後述する力覚付与手段9からの制御信号を出力し、また外部制御回路からの信号を入力するための配線用コード10が導出されるコード孔8cが形成されたものとなっている。
【0027】
力覚付与手段9は、図示はしないが、内部にモータと光学式のエンコーダと押釦スイッチとが適宜配設されて構成されたものとなっており、合成樹脂などの絶縁材などで形成された略円筒状の筐体9aを有し、この筐体9aの上面側には、モータの出力軸9bが突出されて形成されている。また、前記筐体9aの下面側には、光学式のエンコーダ及び押釦スイッチの検出信号を外部の制御回路へ出力し、また外部制御回路からの制御信号を入力する配線用コード10が延出されている。この力学付与手段9は、前記ホルダー8の開口内に挿入されて保持されるものとなっている。
【0028】
そして、前記力覚付与手段9が保持された前記ホルダー8の上面側に設けられた前記複数の係合突起8aが、前記ケース2の平板部2aに設けられた前記係合凹部2eと嵌合することによりホルダー8がケース2に固着される。この時、前記出力軸9bが、前記ケース2の基軸部2b及び上面側に設けられた前記ガイド部2cに固着された前記回路基板5及び、前記第1、第2のスクリーン3、4の環状部中央を貫通して、前記ケース2の上面から突出した状態で保持されたものとなる。
【0029】
そして、前記出力軸9bの先端に、前記ツマミ1の把持部1bの中央下面側に設けられた連結部1cが連結されることにより、前記ツマミ1は、前記ケース2上に回転可能に配設されることとなる。この時、前記ツマミ1の天面に円環状に形成された前記透光部1dが、前記ケース2の基軸部2b上面側に設けられた前記ガイド部2cに固着された前記第1及び第2のスクリーン3及び4と対向されて配設されたものとなっている。
【0030】
前記力覚付与手段9は、前記ツマミ1を操作者が操作する場合に、ツマミ1の回転方向や回転量に応じて、そのツマミ1を操作する操作者に異なる操作感触を与えることができるもので、例えば自動車のエアコンの温度調整や風向調整を1つのツマミの操作で行えるようにして、操作性を向上させることにより運転の妨げにならないようにしているものである。
【0031】
前記力覚付与手段9においては、前記ツマミ1を回転させると、前記モータの出力軸9bを介して、図示しないエンコーダの回転板が回転し、光センサ部により検出信号を出力する。この検出信号に応じて演算部から制御信号が出力されて、この制御信号により、モータは前記ツマミ1の回転量や回転方向に応じて前記出力軸9bを介して前記ツマミ1に適宜回転力を伝えるようになっている。
【0032】
このように、回転力が与えられる前記ツマミ1では、例えば、エアコンの温度が調整される際に、操作者が温度の上がる方向にツマミ1を回転させると、その回転方向に対向する方向の回転力がモータによってツマミ1に与えられ、これにより、操作者に抵抗感が与えられるものとなる。逆に、操作者が温度の下がる方向にツマミ1を回転させると、その回転方向と同方向の回転力がモータによってツマミ1に与えられ、これにより、操作者に加速感が与えられるものとなっている。
【0033】
このように、前記力覚付与手段9は、内部にモーターと光学式のエンコーダーを有すると共に、モーターの前記出力軸9bに操作者が操作するための前記ツマミ1が連結されて構成されており、前記ツマミ1が回転操作された際には、その回転方向及び回転量に応じてモータの出力軸9bから、前記ツマミ1に対して、所定の力覚を付与するように構成されていることから、前記ツマミ1の回転方向や回転量に応じて操作者が把持するツマミ1に、所定の操作感覚が与えられるようになっているので、エアコンなどの温度調整や風向の調整などを一つの操作ツマミで適宜行うことができるものとなっている。
【0034】
また、前記力覚付与手段9には、内部に図示しないプッシュ操作検出部としての押釦スイッチが配設されている。そして、前記モータの出力軸9bが上下移動可能に形成されており、前記出力軸9bに連結された前記ツマミ1がプッシュ操作可能に形成され、このツマミ1がプッシュ操作されることにより押釦スイッチが押されることでプッシュ操作検出が可能となっている。プル操作についても同様に、プル操作をすると押釦スイッチが押されることでプル操作検出が可能となっている。
【0035】
プッシュ操作としては、例えばエアコンの温度(風量など)の調整をツマミ1のプッシュ時に行い、風向(噴出し方向など)の調整をプル時に行うようにしてもよい。このように、操作時に一つのツマミで回転操作とプッシュ操作が同時にできるので、操作性が向上されるものとなっている。
【0036】
図3と図4に示すのは、前記ツマミ1の透光部1dに照光表示される機能文字や操作文字を表した意匠3a部分を示すもので、図3は、エアコンの温度(風量)の調整をツマミ1のプッシュ時、風向(噴出し方向)の調整をプル時に行うようにした場合を示している。また、図4は、プッシュ、プル操作を、左右の傾倒操作により行うようにした例を示すもので、この場合、エアコンの温度(風量)の調整をツマミ1のLEFT(左)操作時、風向(噴出し方向)の調整をツマミ1のRIGHT(右)操作時に行うようにした場合を示している。この場合にも、操作時に1つのツマミで同時に操作ができるので、操作性が向上されるものとなる。
【0037】
このように、本実施例によれば、操作者が操作する前記ツマミ1の回転操作に応じて、前記力覚付与手段9から前記ツマミ1に異なる力覚が付与されるものとされ、前記ツマミ1の回転方向や回転量に応じて操作者が把持するツマミ1に、所定の操作感覚が与えられるようになっているので、エアコンなどの温度調整や風向の調整などを一つの操作ツマミで適宜行うことができるものとなっている。
【0038】
また、前記ツマミ1の天面には環状に透明あるいはスモーク状の前記透光部1dが設けられ、この透光部1dの下面に前記意匠3aが対向するように前記第1のスクリーン3を対向させて配設するようにしている。すまわち、回転操作される前記ツマミ1の表面には直接意匠が表示されておらず、天面の環状の前記透光部1dに、ツマミ1の下面に配設された前記第1のスクリーン3に形成した前記意匠3aを照射するように構成しているため、例え前記ツマミ1が回転操作されたとしても、機能文字や操作文字などの前記意匠3aを、前記ツマミ1の回転に関わらず前記透光部1dの一定位置に表示することができるので、意匠の視認性を向上させることができるものとなっている。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の回転操作型入力装置の構造は、回転操作されるツマミと、このツマミに力覚を付与する力覚付与手段と、ツマミの操作方向や機能を示す意匠が設けられたスクリーンと、このスクリーンを照光して意匠をツマミの天面に照射させる照光部材と、力覚付与手段を収納するホルダーと、このホルダーが固着されると共に、スクリーン及び照光部材を保持するケースとを備え、ツマミの回転操作に応じて力覚付与手段からツマミに力覚が付与されるものとされ、ツマミの天面には環状に透光部が設けられ、この透光部の下面に意匠が対向するようにスクリーンが配設されていることから、回転操作されるツマミの表面には直接意匠が表示されておらず、天面の環状の透光部に、下面に配設されたスクリーンの意匠が照射されるようになっているため、例えツマミが回転されたとしても、機能文字や操作文字などの意匠をツマミの回転に関わらず一定位置に表示することができるので、意匠の視認性を向上させることができる。
【0040】
また、ツマミをケース上に回転操作可能に配設すると共に、ツマミの透光部を透明あるいはスモーク状に形成し、ツマミを回転操作する際にケースに保持されたスクリーンの意匠が、ツマミの回転操作に関わらず透光部を介して一定位置に照光表示されるようにしたことから、ケースやツマミの表面等に、直接機能文字や操作文字などの意匠を表示することなしに、簡易な構造でツマミの意匠表示を行うことができる。
【0041】
また、力覚付与手段は、モーターとエンコーダーを有すると共にモーターの出力軸にツマミが連結されており、ツマミが回転操作された際の回転方向及び回転量に応じてツマミに所定の力覚を付与するようにしたことから、ツマミの回転方向や回転量に応じて操作者が把持するツマミに所定の操作感覚を与えるようになっているので、エアコンなどの温度調整や風向の調整などを一つの操作ツマミで適宜行うことができる。
【0042】
また、力覚付与手段は、プッシュ操作検出部を備え、モーターの出力軸に連結されたツマミがプッシュ操作可能に形成されていることから、操作時に一つのツマミで回転操作とプッシュ操作が同時にできるので、操作性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である回転操作型入力装置を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の同じく回転操作型入力装置を示す断面図である。
【図3】本発明の同じく意匠表示部を示す平面図である。
【図4】本発明の同じく異なる意匠表示部を示す平面図である。
【図5】従来の回転操作型入力装置を示す断面図である。
【図6】従来の意匠表示部を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ツマミ
1a フランジ
1b 把持部
1c 連結部
1d 透光部
2 ケース
2a 平板部
2b 基軸部
2c ガイド部
2d スリット部
2e 係合凹部
2f 保持アーム部
2g リブ
3 第1のスクリーン
3a 意匠
4 第2のスクリーン
5 回路基板
5a 凸部
6 LED(照光部材)
7 配線用コネクタ
8 ホルダー
8a 係合突部
8b 規制突起
8c コード孔
9 力覚付与手段
9a 筐体
9b 出力軸
10 配線用コード
Claims (4)
- 回転操作されるツマミと、このツマミに力覚を付与する力覚付与手段と、前記ツマミの操作方向や機能を示す意匠が設けられたスクリーンと、このスクリーンを照光して前記意匠を前記ツマミの天面に照射させる照光部材と、前記力覚付与手段を収納するホルダーと、このホルダーが固着されると共に、前記スクリーン及び前記照光部材を保持するケースとを備え、前記ツマミの回転操作に応じて前記力覚付与手段から前記ツマミに力覚が付与されるものとされ、前記ツマミの天面には環状に透光部が設けられ、この透光部の下面に前記意匠が対向するように前記スクリーンが配設されていることを特徴とする回転操作型入力装置。
- 前記ツマミを前記ケース上に回転操作可能に配設すると共に、前記ツマミの透光部を透明あるいはスモーク状に形成し、前記ツマミを回転操作する際に前記ケースに保持された前記スクリーンの意匠が、ツマミの回転操作に関わらず前記透光部を介して一定位置に照光表示されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の回転操作型入力装置。
- 前記力覚付与手段は、モーターとエンコーダーを有すると共に前記モーターの出力軸に前記ツマミが連結されており、前記ツマミが回転操作された際の回転方向及び回転量に応じて前記ツマミに所定の力覚を付与するようにしたことを特徴とする請求項1、又は2記載の回転操作型入力装置。
- 前記力覚付与手段は、プッシュ操作検出部を備え、前記モーターの出力軸に連結された前記ツマミがプッシュ操作可能に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の回転操作型入力装置。
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