JP2005122290A - ジョイスティック型入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載電気機器等の制御をブラインドタッチで確実に行うことができるジョイスティック型入力装置を提供する。
【解決手段】ジョイスティック型入力装置を傾動部材保持部11aを有するケース11と、傾動部材保持部11aに傾動可能に保持された傾動部材19と、傾動部材19の傾動状態を検知する傾動検知手段(スイッチ)と、傾動部材19に押動可能に保持された押動部材7と、押動部材7の押動状態を検知する押動検知手段(スイッチ)と、傾動部材の傾動操作及び押動部材1の押動操作を行う傾動兼押動操作部材1とから構成する。傾動部材保持部11aに、押動部材7の先端部を貫通可能で押動部材7の先端部が貫通されたときに傾動部材19の傾動操作を規制する押動部材貫通孔11bを開設すると共に、傾動部材保持部11aにおける押動部材貫通孔11bの周囲に、傾動部材19が傾動操作されたときに押動部材7の押動操作を規制する押動部材停止部11cを形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車載電気機器のコントローラなどに利用されるジョイスティック型入力装置に係り、特に、傾動兼押動操作部材の誤操作防止手段に関する。
従来より、例えばカーナビゲーションシステムやカーオーディオなどの車載電気機器のコントローラとして、傾動兼押動操作部材と、回動ツマミと、傾動兼押動操作部材を操作することによって切り換えられるスイッチと、回動ツマミを操作することによって切り換えられるスイッチとを備えたジョイスティック型入力装置が知られている。
図10は従来より知られているこの種のジョイスティック型入力装置の一例を示す断面図であって、上ケース101aと下ケース101bとからなるケース101と、ケース101内に収納保持された配線基板102と、配線基板102上に被着されたドーム103a付きの可撓性シート103と、配線基板102の表面に形成された固定接点(図示省略)とドーム103aの天井面に取り付けられた導電体(図示省略)とからなる傾動用、押釦用及び回転操作用の各シート状スイッチ104,105,106と、上ケース101aに傾動自在に支持され、下端部が傾動用シート状スイッチ104と対向に配置されたX−Y操作子107と、X−Y操作子107に摺動自在に保持され、下端部が押釦用シート状スイッチ105と対向に配置された傾動操作軸兼摺動操作軸108と、傾動操作軸兼摺動操作軸108の上端部と一体に形成された傾動兼押動操作部材109と、上ケース101aと傾動操作軸兼摺動操作軸108との間に張設されたスプリング110と、上ケース101aに回動自在に支持された回動ツマミ111と、回動ツマミ111に連結され、回転用シート状スイッチ106と対向に配置された回動操作子112とから主に構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
上記従来例に係るジョイスティック型入力装置は、傾動操作軸兼摺動操作軸108に横方向の力を加えると、傾動操作軸兼摺動操作軸108とX−Y操作子107とがスプリング110の弾性力に抗して力の方向に傾動され、X−Y操作子107の先端部にて力の方向に応じた所要のドーム103aが選択的に圧縮されて、傾動用シート状スイッチ104の1つ又は2つが選択的に導通状態に切り換えられる。また、傾動操作軸兼摺動操作軸108に軸方向の力を加えると、傾動操作軸兼摺動操作軸108がスプリング110の弾性力に抗してX−Y操作子107内を摺動し、傾動操作軸兼摺動操作軸108の先端部にてドーム103aの他の1つが圧縮されて、押釦用シート状スイッチ105が選択的に導通状態に切り換えられる。さらに、回動ツマミ111に回転方向の力を加えると、回動ツマミ111と回動操作子112とが力の方向に回動され、回動方向に配置された所要のドーム103aの側方に回動操作子112に形成された操作片112aが当接して当該所要のドーム103aが傾倒されて、回転操作用シート状スイッチ106が選択的に導通状態に切り換えられる。
したがって、傾動用シート状スイッチ104の1つ又は2つから発信される接点信号、押釦用シート状スイッチ105から発信される接点信号、及び回転操作用シート状スイッチ106から発信される接点信号を利用して、機器の制御を行うことができる。
実開平7−30431号公報
ところで、車載電気機器のコントローラとしてこの種のジョイスティック型入力装置を備えた場合、運転者は自動車の運転中に視線を前方から逸らすことなくブラインドタッチにて傾動兼押動操作部材109や回動ツマミ111を操作しなくてはならないので、操作性が良好で誤操作を確実に防止できることが特に強く求められる。
しかしながら、上記従来例に係るジョイスティック型入力装置は、傾動操作軸兼摺動操作軸108の傾動操作を規制するための手段及び摺動操作を規制するための手段が何ら設けられておらず、傾動操作軸兼摺動操作軸108の傾動操作と摺動操作とを同時に実行可能な構造になっているので、例えば傾動操作軸兼摺動操作軸108を傾動操作することによって傾動用シート状スイッチ104より発信される接点信号に基づいてカーナビゲーションシステムの表示部に表示されたカーソルの移動を制御し、かつ、傾動操作軸兼摺動操作軸108を摺動操作することによって押釦用シート状スイッチ105より発信される接点信号に基づいてカーナビゲーションシステムの表示部に表示されたメニューボタンの選択を制御する場合、傾動操作軸兼摺動操作軸108の傾動操作中に傾動操作軸兼摺動操作軸108の摺動操作が行われたり、反対に傾動操作軸兼摺動操作軸108の摺動操作中に傾動操作軸兼摺動操作軸108の傾動操作が行われやすく、所望のメニューボタンの選択をブラインドタッチで確実に行うことが難しいという問題点がある。
本発明は、かかる従来技術の不備を解決するためになされたものであって、その目的は、車載電気機器等の制御をブラインドタッチで確実に行うことができるジョイスティック型入力装置を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するため、傾動部材保持部を有するケースと、前記傾動部材保持部に傾動可能に保持され傾動中心から離隔する方向に延出する傾動部材と、前記傾動部材の傾動状態を検知する傾動検知手段と、前記傾動部材に押動可能に保持された押動部材と、前記押動部材の押動状態を検知する押動検知手段と、前記傾動部材の傾動操作及び前記押動部材の押動操作を行う傾動兼押動操作部材とを備えたジョイスティック型入力装置であって、前記ケースは操作方向規制部を備え、前記操作方向規制部は、前記傾動中心から離隔した位置に設けられ、前記押動部材の先端部を貫通可能で前記押動部材の先端部が貫通されたときに前記傾動部材の傾動操作を規制する押動部材貫通孔と、前記押動部材貫通孔の周囲に設けられ前記傾動部材が傾動操作されたときに前記押動部材の押動操作を規制する押動部材停止部とから構成されるという構成にした。
このように、傾動部材保持部に所要の押動部材貫通孔と押動部材停止部とを形成すると、押動部材が押動操作され押動部材の先端部が押動部材貫通孔内に貫通されたときには、傾動部材を傾動方向に操作しても押動部材の外面が押動部材貫通孔の内面と衝合するために傾動部材の傾動操作が規制され、また、傾動部材が傾動操作されたときには、押動部材を押動方向に操作しても押動部材の先端部が押動部材停止部と衝合するために押動部材の押動操作が規制される。よって、傾動部材と押動部材との同時操作を確実に防止することができ、車載電気機器等の制御をブラインドタッチで確実に行うことができる。
また、本発明は、前記構成のジョイスティック型入力装置において、前記操作方向規制部は前記傾動中心より傾動兼押動操作部材側に設けられているという構成にした。
このようにすると、傾動部材を前記傾動中心より傾動兼押動操作部材の反対側に延出させる必要がないので、傾動中心付近の設計の自由度を確保することができる。
また、本発明は、前記構成のジョイスティック型入力装置において、前記傾動部材保持部は球面状の摺接面に押動部材貫通孔及び押動部材停止部が形成された前記操作方向規制部を含むと共に、前記傾動部材は前記傾動部材に設けられた摺動部が前記摺接面と摺動することにより傾動可能に保持されるという構成にした。
このように、操作方向規制部が傾動部材保持部に含まれる構成にすると、操作方向規制部を設けるためのスペースを省略することができ、傾動中心付近の設計の自由度を確保することができる。
本発明のジョイスティック型入力装置は、傾動部材保持部に所要の押動部材貫通孔と押動部材停止部とを形成し、傾動部材の傾動操作と押動部材の押動操作とが同時に行われないようにしたので、車載電気機器等の制御をブラインドタッチで確実に行うことができる。
以下、本発明に係るジョイスティック型入力装置の最良の実施形態を、図1乃至図9に基づいて説明する。図1は実施形態例に係るジョイスティック型入力装置の分解斜視図、図2は実施形態例に係るジョイスティック型入力装置の非操作時の断面図、図3は実施形態例に係るジョイスティック型入力装置の傾動操作時の断面図、図4は実施形態例に係るジョイスティック型入力装置の押動操作時の断面図、図5は傾動兼押動操作部材の平面図、図6は第1スライダの下面図、図7は第2スライダの下面図、図8は回転体の下面図、図9は遮光板に対するフォトインタラプタの配設状態を示す要部断面図である。
図1に示すように、本例のジョイスティック型入力装置は、傾動兼押動操作部材1を構成する非透光性キャップ2、透光性キャップ3及びツマミ本体4と、発光ダイオードなどの照光体5aが実装され、ツマミ本体4内に設定される第1配線基板5と、第1配線基板5を保持する止め板6と、止め板6の下面に垂設された押動部材7と、第1配線基板5、止め板6及び押動部材7を保持するツマミホルダ8と、止め板6をツマミホルダ8に締結するねじ9と、ツマミホルダ8にスナップ結合され、第1配線基板5に実装された照光体5aの周囲を覆う照光体カバー10と、中空の傾動部材保持部11aを有する下ケース11と、下ケース11の下面に被着されるカバー12と、下ケース11とカバー12とによって構成される空間内に収納される第2配線基板13と、下ケース11とカバー12と第2配線基板13とを一体に締結するねじ14と、第2配線基板13上に設定される押動検知スイッチ(押動検知手段)用のゴム接点15及び4個の傾動検知スイッチ(傾動検知手段)用のゴム接点16と、ゴム接点15に下端が当接される押動検知スイッチ用の駆動棒17と、ゴム接点16に下端が当接される4個の傾動検知スイッチ用の駆動棒18と、傾動部材保持部11aの上端にて傾動自在に支持される中空の傾動軸19bを有する傾動部材19と、傾動軸19bの貫通孔20aを有し、下ケース11に固定される円筒状の傾動軸ホルダ20と、傾動軸ホルダ20を下ケース11に締結するねじ21と、傾動軸19bの貫通孔22aを有し、傾動軸ホルダ20の上部に所要の間隔を隔てて取り付けられる円筒状のスライダホルダ22と、傾動軸ホルダ20の天板とスライダホルダ22の天板との間に形成される空間内に配置される第1スライダ23及び第2スライダ24と、傾動軸ホルダ20及びスライダホルダ22の外周に回動自在に配置される円筒状の回転体27と、下ケース11に備えられ、回転体27の下面に当接される2個のボール28と、ボール28を常時回転体27側に付勢する2個のスプリング29と、検知手段である2個のフォトインタラプタ30a,30bが実装され、下ケース11に設定される第3配線基板30と、第3配線基板30を下ケース11に締結するねじ31と、回転体27を貫通し、下ケース11の上面に被着される上ケース32と、上ケース32を下ケース11に締結するねじ33と、回転体27の上端部にスナップ結合される回動ツマミ34と、第1乃至第3の配線基板5,13,30に接続される第1乃至第3のハーネス35,36,37とから構成されている。
前記の各部材のうち、止め板6、押動軸7、ねじ9,14,21,31,33、傾動軸19、スプリング26,29及びボール28は金属材料をもって形成され、その他の部材は絶縁性の樹脂材料をもって形成される。
傾動兼押動操作部材1は、非透光性キャップ2と透光性キャップ3、それに透光性キャップ3とツマミ本体4とをスナップ結合することによって組み立てられる。図5に示すように、非透光性キャップ2の表面には、「PUSH」の文字41が表示され、傾動兼押動操作部材1が押釦としての機能を有することが示されている。また、透光性キャップ3の表面には、8個の矢印42が等間隔の放射状に表示され、傾動兼押動操作部材1が傾動操作ツマミとしての機能を有することが示されている。透光性キャップ3の表面に表示された矢印42は、第1配線基板5に実装された照光体5aによって照光され、夜間でも傾動兼押動操作部材1の操作を容易に行えるようになっている。この傾動兼押動操作部材1は、ツマミホルダ8の外周にスナップ結合される。
第1配線基板5は止め板6にスナップ結合され、止め板6はねじ9によってツマミホルダ8に締結される。止め板6の下面に垂設された押動軸7は、ツマミホルダ8に開設された透孔を貫通してツマミホルダ8の下方に突出される。
照光体カバー10は、透明材料又は半透明材料をもってドーム状に形成されており、透光性キャップ3の表面に照光体5aより放射された光を均一に照射する。この照光体カバー10も、ツマミホルダ8にスナップ結合される。
第2配線基板13の表面には、図示しない押動検知スイッチ用の固定接点と傾動検知スイッチ用の固定接点と必要な配線とが所要の配列にて形成されており、押動検知スイッチ用の固定接点と対向に押動検知スイッチ用のゴム接点15が設定されると共に、傾動検知スイッチ用の固定接点と対向に傾動検知スイッチ用のゴム接点16が設定される。ドーム状に突出された各ゴム接点15,16の湾曲部の内面には、第2配線基板13の表面に形成された各固定接点を電気的に導通させるための可動接点が形成されており、ゴム接点15,16の湾曲部を弾性変形させ、固定接点と可動接点とを電気的に接続させることによって、所要のスイッチ信号を出力できるようになっている。図2乃至図4に示すように、押動検知スイッチ用のゴム接点15は、下ケース11に形成された中空の固定軸11aの軸心上に配置され、傾動検知スイッチ用のゴム接点16は、固定軸11aの軸心を中心とする円周上に等分に配置される。
押動検知スイッチ用の駆動棒17は、上部が下ケース11に形成された中空の固定軸11a内に摺動可能に挿入されると共に、その下端部がゴム接点15の上面に当接される。一方、傾動検知スイッチ用の4個の駆動棒18は、それぞれ下ケース11に上下動自在に設定され、その下端部が各ゴム接点16の上面に当接される。
傾動部材19は、下ケース11の傾動部材保持部11aが挿入される大径部19aと、当該大径部19aの上端より上方に延出された小径の傾動軸19bと、大径部19aの下端より放射状に延出された4本の操作片19cとからなる。大径部19aの内径は、下ケース11に形成された傾動部材保持部11aを緩やかに挿入可能な直径に形成されており、その上端部は、後述する摺動面11dと摺動する球面状の摺動面19dが形成された摺動部19eとなっている。一方、下ケース11に形成された傾動部材保持部11aの上端部は、大径部19aの内面に形成された球面状の摺動面19dよりも小径であって摺動面19dが摺動する球面状の摺動面11dが形成されている。したがって、図2乃至図4に示すように、大径部19a内に固定軸11aを挿入し、両球面を突き合わせることによって、傾動部材19は傾動部材保持部11aに傾動自在に支持される。このとき、傾動中心200は、図2及び図3に示すように、球面から球の半径分離隔した位置に表れる。また、これらの図から明らかなように、傾動軸19bに開設された透孔には前記押動部材7が挿入され、当該押動部材7の下端部が傾動部材保持部11a内に挿入された押動検知スイッチ用の駆動棒17の上端部と突き合わされると共に、操作片19cの先端部が、駆動棒18の上端部に当接される。
図1乃至図4に示すように、傾動部材保持部11aの上端中央には、押動部材7の先端部を貫通可能な押動部材貫通孔11bが開設されている。この押動部材貫通孔11bの直径は、押動部材7の先端部の直径よりもやや大きい程度に設定されており、押動部材7の先端部が貫通された状態では、押動部材7及び傾動部材19の傾動が規制され、傾動検知用スイッチを構成する固定接点及び可動接点が電気的に接続されないようになっている。また、傾動部材保持部11aの上端における押動部材貫通孔11bの周囲は、押動部材7及び傾動部材19が傾動された状態で押動部材7が押動操作されたとき、押動部材7の先端部を当接して押動部材貫通孔11b内への押動部材7の貫通を規制する押動部材停止部11cになっている。
即ち、下ケース11は、押動部材貫通孔11bと押動部材停止部11cとから構成される操作方向規制部を備えるものである。そして、操作方向規制部は、傾動中心200より傾動兼押動操作部材1側に離隔した位置に設けられる。
傾動軸ホルダ20はねじ21により下ケース11の上面に締結され、スライダホルダ22は傾動軸ホルダ20の上部にスナップ結合される。これにより、傾動軸ホルダ20の天板とスライダホルダ22の天板との間には、第1スライダ23及び第2スライダ24を収納するための空間が形成される。
第1スライダ23は、傾動部材19の傾動操作又は旋回操作にしたがって傾動部材19の傾動方向又は旋回方向に摺動されるものであり、第2スライダ24は、傾動部材19の傾動操作又は旋回操作に伴う第1スライダ23の傾動部材19回りの回転を防止するためのものである。
即ち、第1スライダ23は傾動軸19aの外面に摺接可能な中央透孔51を有するリング状に形成されており、傾動軸19aの外面に装着される。この第1スライダ23の上面には、図6に破線で示すように、第2スライダ24と噛み合わされる2つの突条53が一列に突設されている。
一方、第2スライダ24は傾動軸19aと摺接しない中央透孔54を有するリング状に形成されており、傾動軸19aの外周には配置されるものの、傾動軸19aによっては直接的に操作されない構造になっている。図7に示すように、この第2スライダ24の下面及び上面には、互いに直交する溝55,56が形成されており、第2スライダ24の下面に形成された溝55には第1スライダ23の上面に形成された突条53が噛み合わされ、上面に形成された溝56にはスライダホルダ22の天板に形成された突条57(図2乃至図4参照)が噛み合わされる。
したがって、傾動部材19が突条53と直交する方向に傾動されたときには、第1スライダ23と第2スライダ24とが共に突条53と直交する方向に移動され、傾動部材19が突条53と平行な方向に傾動されたときには、第1スライダ23のみが突条53と平行な方向に移動されるので、第1スライダ23と第2スライダ24とスライダホルダ22との噛み合いが常時確保され、傾動部材19の傾動操作又は旋回操作に伴う第1スライダ23の傾動軸19a回りの回転が防止される。
なお、本実施形態例においては、ゴム接点16によって傾動用節度手段が構成されている。
回転体27は、傾動軸ホルダ20及びスライダホルダ22よりも大径の筒状部61と筒状部61の下端部より直角に張り出されたコード板62とから構成されており、筒状部61の上端部に回動ツマミ34がスナップ結合されている。図8に示すように、コード板62の下面には、回転体27の回転中心Oを中心とする円周上に多数の小突起63を所定の間隔で配列してなる操作感触付与部64が形成されており、コード板62の外周部には、多数の遮光板65が櫛歯状に起立されている。一方、下ケース11の操作感触付与部64と対向する部分には、ボール28及びスプリング29が、操作感触付与部64の直径と等しい設定間隔で設定されている。したがって、図2に示す非操作状態から回転体27をその回転中心Oの回りに回転すると、ボール28が小突起63を乗り越えるときの感触が筒状部61を介して回動ツマミ34に伝えられ、操作者に所要の操作感触を感得させることができる。
このように、本実施形態例においては、回転体27、回転体27に形成された操作感触付与部64、ボール28及びスプリング29によって回動用節度手段が構成されている。
また、フォトインタラプタ30a,30bを構成する発光素子71と受光素子72とは、図9に示すように、遮光板65の移動経路を介してその内周側及び外周側に対向に配置される。
上ケース32は、回転体27の外周を被覆する筒状部81と下ケース11の上面を被覆する面状部82とから構成されており、ねじ33にて下ケース11に締結される。
以下、前記のように構成された実施形態例に係るジョイスティック型入力装置の動作について説明する。
非操作時においては、図2に示すように、下ケース11に対して傾動部材19が垂直に起立されており、かつ、下ケース11に対して傾動兼押動操作部材1が最上部に位置されている。したがって、ゴム接点15,16には傾動兼押動操作部材1の操作に伴う押圧力が作用せず、押動検知スイッチ及び傾動検知スイッチからはスイッチ信号が出力されない。また、回転体27が回動されないので、フォトインタラプタ30a,30bからも回転検出信号が出力されない。
この状態から傾動兼押動操作部材1を一方向に傾動すると、図3に示すように傾動部材19が傾動兼押動操作部材1の傾動方向に傾動され、傾動部材19の操作片19cにより傾動部材19の傾動方向に配置された1つ又は2つの駆動棒18が押し込まれて、対応する傾動検知スイッチ用ゴム接点16に押圧力が付与され、当該ゴム接点16のうちの1つ又は2つが選択的に弾性変形される。これにより、第2配線基板13に形成された固定接点と弾性変形された傾動検知スイッチ用ゴム接点16に形成された可動接点とが電気的に導通し、これら1つ又は2つの傾動検知スイッチからスイッチ信号が出力される。
傾動部材19が傾動操作された状態では、傾動兼押動操作部材1を押動部材7の軸方向に押し込んでも、押動部材7の先端部が傾動部材保持部11aの押動部材停止部11cに衝合されるため、それ以上の押動部材7の押動操作が規制され、押動検知用スイッチを構成する固定接点及び可動接点が電気的に接続されない。
非操作状態から回動ツマミ34を回動すると、回転体27が操作方向に回動され、フォトインタラプタ30a,30bを構成する発光素子71と受光素子72との間を櫛歯状に形成された遮光板65が横断するので、受光素子72の受光信号に基づく回転検出信号がフォトインタラプタ30a,30bから出力される。また、回動ツマミ34を回動したとき、ボール28が回転体27の下面に形成された操作感触付与部64の小突起63を順次乗り越えるので、このときの感触が回転体27を介して回動ツマミ34に伝えられ、操作者は所要の操作感触を感得することができる。
また、非操作状態から傾動兼押動操作部材1を押動部材7の軸方向に押し込むと、図4に示すように、押動部材7によって駆動棒17が押し込まれ、押動検知スイッチ用ゴム接点15に押圧力が付与されて、当該ゴム接点15が弾性変形される。これにより、第2配線基板13に形成された固定接点と弾性変形された押動検知スイッチ用ゴム接点15に形成された可動接点とが電気的に導通し、押動検知スイッチからスイッチ信号が出力される。
傾動兼押動操作部材1が押動操作され、押動軸7の先端部が傾動部材保持部11aの押動部材貫通孔11b内に貫通された状態では、傾動兼押動操作部材1を傾動部材19の傾動方向に操作しても、押動部材7の外面が押動部材貫通孔11bの内面と衝合するため、それ以上の傾動部材19の傾動操作が規制され、傾動検知用スイッチを構成する固定接点及び可動接点が電気的に接続されない。
実施形態例に係るジョイスティック型入力装置は、傾動部材保持部11aに所要の押動部材貫通孔11bと押動部材停止部11cとを形成し、傾動部材19の傾動操作と押動部材7の押動操作とが同時に行われないようにしたので、例えば傾動部材19を傾動操作することによって傾動検知スイッチから出力される接点信号に基づいてカーナビゲーションシステムの表示部に表示されたカーソルの移動を制御し、かつ、押動部材7を押動操作することによって押動検知スイッチから出力させる接点信号に基づいてカーナビゲーションシステムの表示部に表示されたメニューボタンの選択を制御する場合、傾動部材19を傾動操作してカーナビゲーションシステムの表示部に表示された所要のメニューボタンの表示位置にカーソルを位置付け、次いで傾動兼押動操作部材1を一旦非操作位置に戻した後でなければ押動部材7を押動操作してのメニューボタンの選択を制御することができず、不所望のメニューボタンの選択を防止することができて、これらの制御をブラインドタッチで確実に行うことができる。
実施形態例に係るジョイスティック型入力装置の分解斜視図である。 実施形態例に係るジョイスティック型入力装置の非操作時の断面図である。 実施形態例に係るジョイスティック型入力装置の傾動操作時の断面図である。 実施形態例に係るジョイスティック型入力装置の押動操作時の断面図である。 傾動兼押動操作部材の平面図である。 第1スライダの下面図である。 第2スライダの下面図である。 回転体の下面図である。 遮光板に対するフォトインタラプタの配設状態を示す要部断面図である。 従来例に係るジョイスティック型入力装置の断面図である。
符号の説明
1 傾動兼押動操作部材
7 押動部材
11 下ケース
11a 傾動部材保持部
11b 押動部材貫通孔
11c 押動部材停止部
12 カバー
19 傾動部材
27 回転体
32 上ケース
34 回動ツマミ

Claims (3)

  1. 傾動部材保持部を有するケースと、
    前記傾動部材保持部に傾動可能に保持され傾動中心から離隔する方向に延出する傾動部材と、
    前記傾動部材の傾動状態を検知する傾動検知手段と、
    前記傾動部材に押動可能に保持された押動部材と、
    前記押動部材の押動状態を検知する押動検知手段と、
    前記傾動部材の傾動操作及び前記押動部材の押動操作を行う傾動兼押動操作部材とを備えたジョイスティック型入力装置であって、
    前記ケースは操作方向規制部を備え、
    前記操作方向規制部は、前記傾動中心から離隔した位置に設けられ、前記押動部材の先端部を貫通可能で前記押動部材の先端部が貫通されたときに前記傾動部材の傾動操作を規制する押動部材貫通孔と、前記押動部材貫通孔の周囲に設けられ前記傾動部材が傾動操作されたときに前記押動部材の押動操作を規制する押動部材停止部とから構成されることを特徴とするジョイスティック型入力装置。
  2. 前記操作方向規制部は前記傾動中心より傾動兼押動操作部材側に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のジョイスティック型入力装置。
  3. 前記傾動部材保持部は球面状の摺接面に押動部材貫通孔及び押動部材停止部が形成された前記操作方向規制部を含むと共に、前記傾動部材は前記傾動部材に設けられた摺動部が前記摺接面と摺動することにより傾動可能に保持されることを特徴とする請求項2に記載のジョイスティック型入力装置。
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