JP2004227241A - バスダイヤ作成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バスダイヤを短時間で自動的に作成するとともに、作成したバスダイヤの情報を後方業務に役立てられるように保存する。
【解決手段】バスダイヤ作成装置10は、停留所マスタファイル15、所要時間マスタファイル16、系統マスタファイル17、順路マスタファイル18、運行パターンマスタファイル19に格納された情報を参照して、入力手段12から入力される指示に従い、バスダイヤを生成する。また、生成したバスダイヤのデータとして、操作者により選択された系統について、運行開始時刻、運行終了時刻、運行間隔、往復区分、運行パターンに基づいて筋ダイヤを生成して表示する。更に、作成したダイヤの情報を、便時刻データテーブル及び時刻データテーブルに保存する。また、入力指示に従って、筋ダイヤの表示色を変更し、運行パターン別の筋ダイヤの表示色を記憶手段14に記憶する。
【選択図】 図1
【解決手段】バスダイヤ作成装置10は、停留所マスタファイル15、所要時間マスタファイル16、系統マスタファイル17、順路マスタファイル18、運行パターンマスタファイル19に格納された情報を参照して、入力手段12から入力される指示に従い、バスダイヤを生成する。また、生成したバスダイヤのデータとして、操作者により選択された系統について、運行開始時刻、運行終了時刻、運行間隔、往復区分、運行パターンに基づいて筋ダイヤを生成して表示する。更に、作成したダイヤの情報を、便時刻データテーブル及び時刻データテーブルに保存する。また、入力指示に従って、筋ダイヤの表示色を変更し、運行パターン別の筋ダイヤの表示色を記憶手段14に記憶する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バスダイヤ作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、路線バス等のダイヤは、手作業により作成されるのが一般的であった。バスダイヤは、路線の系統や順路、出発時間、停留所間の所要時間等の情報に基づいて、専用用紙に手書きで記入される。すなわち、バスダイヤを作成する上で、作成作業者は多くの情報を考慮する必要があった。
【0003】
このため、ダイヤ作成作業には多くの労力を要し、また熟練した者でなければバスダイヤを作成することは難しかった。また、バスダイヤ記入用の専用用紙を使用しなければならず、用紙の調達作業が煩雑であることや、用紙代がかさむという問題があった。
【0004】
また、手書きでダイヤを記入するため、記入を誤った場合には、バスの運行に支障が出る可能性があった。また、一度ダイヤを作成した後に修正することも多々あるが、手作業による修正は煩雑であった。更に、バスダイヤがデータ化されていないため、バスダイヤの作成後の後方業務においてバスダイヤの内容を役立てることができない点においても改善の余地があった。
【0005】
上述した問題点を改善するために、従来、列車、バス、航空機等の交通手段の運行ダイヤを自動的に作成する装置が発明されている(例えば、特許文献1参照。)。この発明では、運行計画を示すダイヤ線(以下、「筋ダイヤ」という。)を作成した後、ダイヤの作成に際しての制約条件に応じて基礎ダイヤ図を接続することによって、自動的に交通機関のダイヤの作成を行う。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−282149号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の発明では、筋ダイヤを作成する手順が詳細に示されていなかった。また、路線バスのダイヤ作成には必要のない複数の筋ダイヤの接続処理を実行していたため、処理が煩雑になり、処理時間がかかるという点において改善の余地があった。
【0008】
そこで本発明の課題は、バスダイヤを短時間で自動的に作成するとともに、作成したバスダイヤの情報を後方業務に役立てられるように保存することが可能なバスダイヤ作成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を達成するために、次のような特徴を備えている。なお、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態に対応する構成を一例として例示する。符号は、後述する図面参照符号等である。
【0010】
請求項1に記載の発明は、
バスの運行ダイヤを自動的に作成するバスダイヤ作成装置(例えば、図1のバスダイヤ作成装置10)であって、
停留所間の所要時間の情報と、複数の系統の順路に含まれる停留所の情報とを記憶する記憶手段(例えば、図1の停留所マスタファイル15、所要時間マスタファイル16、系統マスタファイル17、順路マスタファイル18)と、
系統と、運行開始時刻と、運行終了時刻と、運行間隔とを入力する入力手段(例えば、図1の入力手段12)と、
前記入力手段により入力された系統の順路に含まれる停留所の情報を前記記憶手段から読み出す停留所情報読出手段(例えば、図1のバスダイヤ作成手段11により実行される図17のステップS40、図18のステップS55)と、
前記停留所情報読出手段により読み出された停留所の情報に基づいて、各停留所間の所要時間の情報を前記記憶手段から読み出す所要時間情報読出手段(例えば、図1のバスダイヤ作成手段11により実行される図17のステップS41、図18のステップS56)と、
前記入力手段により入力された運行開始時刻と、前記停留所情報読出手段により読み出された停留所の情報と、前記所要時間情報読出手段により読み出された所要時間の情報とに基づいて、前記入力手段により入力された運行間隔により前記運行終了時刻まで運行可能なバス便について前記各停留所における発時刻を算出する算出手段(例えば、図1のバスダイヤ作成手段11により実行される図17のステップS42、図18のステップS57)と、
前記停留所情報読出手段により読み出された停留所の情報と、前記算出手段により算出された発時刻に基づいて、座標が設定された表示手段(例えば、図1に示す表示手段13)における座標を指定し、この指定した座標を接続することにより前記表示手段にダイヤを表示させる表示制御手段(例えば、図1のバスダイヤ作成手段11により実行される図17のステップS44、図18のステップS62)と、
を備えることを特徴としている。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、バスダイヤを短時間で自動的に作成することが可能となる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記記憶手段は、前記所要時間の情報として、季節や曜日や時間帯に応じて異なる時間を記憶することを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記算出手段は、
季節や曜日や時間帯に応じて、前記所要時間情報読出手段により読み出された所要時間に所定の時間を加算又は減算する第1算出手段(例えば、図1のバスダイヤ作成手段11により実行されるバスダイヤ作成処理)及び/又は当該所要時間に所定の数値を乗算又は除算する第2算出手段(例えば、図1のバスダイヤ作成手段11により実行されるバスダイヤ作成処理)を備え、
前記第1算出手段及び/又は前記第2算出手段により算出された所要時間の情報と、前記入力手段により入力された運行開始時刻と、前記停留所情報読出手段により読み出された停留所の情報とに基づいて、前記入力手段により入力された運行間隔により前記運行終了時刻まで運行可能なバス便について前記各停留所における発時刻を算出することを特徴としている。
【0014】
請求項2又は3に記載の発明によれば、季節や曜日や時間帯に応じて異なる道路の混雑状況を加味してバスダイヤを作成できる。また、これによりバスの運行業務を円滑に実行するために役立てることができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記算出手段により算出された前記各停留所における発時刻を記憶するバスダイヤ情報記憶手段を備える特徴としている。
【0016】
請求項4に記載の発明によれば、作成したバスダイヤの情報を後方業務に役立てることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明を適用したバスダイヤ作成装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
まず、構成を説明する。
図1は、本実施の形態におけるバスダイヤ作成装置10の機能的構成を示すブロック図である。同図に示すように、バスダイヤ作成装置10は、バスダイヤ作成手段11、入力手段12、表示手段13、記憶手段14、停留所マスタファイル15、所要時間マスタファイル16、系統マスタファイル17、順路マスタファイル18、運行パターンマスタファイル19を備えて構成される。各マスタファイルは、HD(Hard Disk)等の大容量の記憶媒体に格納されている。
【0019】
バスダイヤ作成手段11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)等を備えて、CPUの統括的な制御下において、記憶手段14に記憶されているシステムプログラム及びバスダイヤ作成装置10に対応する各種アプリケーションプログラムの中から指定されたアプリケーションプログラムをRAMに展開し、入力手段12から入力される指示に従って各構成部に対する指示やデータの転送を実行する。また、バスダイヤ作成手段11は、記憶手段14に記憶されたバスダイヤ生成処理プログラム及びバスダイヤ作成処理プログラムとの協働により、後述するバスダイヤ生成処理及びバスダイヤ作成処理を実現する。
【0020】
入力手段12は、カーソルキー、数字入力キー、機能キー等の指示入力に必要なキーを有するキーボード及びマウスを備えた入力装置であり、押下されたキーの押下信号やマウスによりポイントされた位置信号をバスダイヤ作成手段11に出力する。
【0021】
表示手段13は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、縦横2軸で構成される座標が設定されている。表示手段13は、入力手段12から入力されるデータや、バスダイヤ作成手段11内の図示しないRAMに展開された表示データ等を表示する。表示手段13の画面上のデータ表示位置は、バスダイヤ作成手段11による座標位置の指定によって制御される。例えば、表示手段13は、ダイヤ作成画面(図12参照)を表示する場合に、縦軸に停留所、横軸に時刻を割り当てて表示したり、停留所と時刻の交点を結んだ筋ダイヤの表示を行う。
【0022】
なお、表示手段13の表示画面は、タッチパネル等の座標入力タブレット装置と一体的に設けられる構成としてもよい。この場合、当該座標入力タブレット装置は、透明電極が配置された感圧式(抵抗膜圧式)の入力装置であり、手指や専用ペン等により押下された力点の位置座標を電圧値により検出し、検出された位置座標をバスダイヤ作成手段11に出力する。
【0023】
記憶手段14は、プログラムやデータ等が予め記憶されている図示しない記憶媒体を有し、この記憶媒体は、磁気的、光学的記憶媒体若しくは半導体メモリにより構成される。この記憶媒体は、記憶手段14に固定的に設けられたものでもよいし、記憶手段14に着脱自在に装着されるものでもよい。記憶手段14は、システムプログラム、バスダイヤ作成装置10に対応する各種アプリケーションプログラム、バスダイヤ生成処理プログラム、バスダイヤ作成処理プログラム、表示手段13に表示するための画面表示用データ、バスダイヤ生成処理プログラム及びバスダイヤ作成処理プログラムを起動するためのアイコンの画像データであるバスダイヤ生成・作成アイコン画像データ等を格納する。
【0024】
また、記憶手段14は、バスダイヤ作成手段11により実行された各種処理の結果データを記憶する。例えば、記憶手段14は、ダイヤデータ情報テーブル14a、便時刻データテーブル14b、時刻データテーブル14c、筋ダイヤ表示色データ14d、発行済みの便番号のデータ等を記憶している。
【0025】
図2に、ダイヤデータ情報テーブル14aの一例を示す。図示のとおり、ダイヤデータ情報テーブル14aには、ダイヤ番号と、改正日と、コメントとが対応付けて格納されている。
【0026】
図3に、便時刻データテーブル14bの一例を示す。便時刻データテーブル14bには、ダイヤ番号、系統番号、運行パターン番号、便番号、往復区分、発時刻、着時刻が、対応付けて記憶されている。同図は、ダイヤ番号「1」、系統番号「00001」、運行パターン番号「1」、の便(便番号「001〜005...」)が、10分間隔で発車する場合を示している。
【0027】
図4に、時刻データテーブル14cの一例を示す。時刻データテーブル14cには、ダイヤ番号、系統番号、運行パターン番号、便番号、往復区分、順番、停留所番号、発時刻が、対応付けて記憶されている。同図には、ダイヤ番号「1」、系統番号「00001」、運行パターン番号「1」、の便(便番号「001」)について、往復の区分と、順番「1〜7…」の順に停車する停留所の停留所番号及び発時刻が例示されている。
【0028】
停留所マスタファイル15は、バスの停留所の情報を格納するデータベースである。図5に停留所マスタファイル15に格納された情報の一例を示す。同図に示すように、停留所マスタファイル15には、停留所を識別するための停留所番号と停留所名称とが対応付けて記憶されている。
【0029】
所要時間マスタファイル16は、バスの停留所間の所要時間の情報を格納するデータベースである。図6に所要時間マスタファイル16に格納された情報の一例を示す。同図に示すように、所要時間マスタファイル16には、出発地の停留所(以下、「自停留所」という。)を識別するための自停留所番号と、自停留所名称と、次の停留所(以下、「至停留所」という。)を識別するための至停留所番号と、至停留所名称と、所要時間1〜5とが対応付けて記憶されている。また、所要時間マスタファイル16には、所要時間設定カレンダ16a(図7(a)参照)が格納されている。
【0030】
ここで、道路の混雑状況は、季節、曜日、時間帯等の条件によって異なるため、停留所間の所要時間も条件により異なる。このため、図6に示すように、所要時間マスタファイル16には所要時間1〜5の5区分の所要時間が記憶されている。所要時間の区分を設定することによって、予め予測可能な道路の混雑状況を加味してバスダイヤを作成することが可能となる。
【0031】
図7(a)は、所要時間設定カレンダ16aを示す図である。所要時間設定カレンダ16aは、1日ごとの所要時間の情報を格納するカレンダであり、それぞれの日について時間帯ごとの所要時間区分が設定されている。例えば、図7(a)の2002年11月1日の時間帯ごとの所要時間区分を、図7(b)に示す。同図に示すように、2002年11月1日の所要時間区分は、5:00〜7:00は「2」、7:00〜9:00は「3」、9:00〜17:00及び19:00〜22:00は「1」、17:00〜19:00は「4」、22:00〜23:00は「5」、に設定されている。
【0032】
系統マスタファイル17は、バスの系統の情報を格納するデータベースである。図8に系統マスタファイル17に格納された情報の一例を示す。同図に示すように、系統マスタファイル17には、系統を識別するための識別番号と、系統名称と、系統の最初の停留所を識別するための始発番号、最初の停留所の名称である始発名称、系統の目的地の停留所を識別するための行先番号、目的地の停留所の名称である行先名称が対応付けて記憶されている。
【0033】
順路マスタファイル18は、バスの順路の情報を格納するデータベースである。図9に順路マスタファイル18に格納された情報の一例を示す。同図に示すように、順路マスタファイル18には、系統番号と、系統名称と、往復の区分と、順路とが対応付けて記憶されている。順路の情報としては、各系統においてバスが停車する順番に停留所の名称が格納されている。
【0034】
運行パターンマスタファイル19は、バスの運行パターンの情報を格納するデータベースである。図10に運行パターン19に格納された情報の一例を示す、同図に示すように、運行パターンマスタファイル19には、運行パターンを識別するための運行パターン番号と、曜日、祝日、休学日、年末年始等、季節や曜日等により異なる複数の運行パターンとが対応付けて記憶されている。
【0035】
ここで、バスダイヤ生成・作成アイコン画像データとは、図示しないバスダイヤ生成・作成アイコンを表示手段13に表示するための画像データである。バスダイヤ生成・作成アイコンは、バスダイヤ生成処理プログラム及びバスダイヤ作成処理プログラムを起動するためのアイコンであり、入力手段12からの入力によってこのアイコンが選択されると、表示手段13にダイヤ作成画面(図12参照)が表示される。
【0036】
次に、図11を参照して、バスダイヤを作成するために必要な処理について説明する。図11は、バスダイヤを作成するための手順を示すフローチャートである。同図に示すように、まず、停留所マスタファイル15、所要時間マスタファイル16、系統マスタファイル17、順路マスタファイル18、運行パターンマスタファイル19の各マスタファイルの情報の設定を行う。具体的には、停留所マスタファイル15には停留所の情報を設定し、所要時間マスタファイル16には停留所間をバスが走行する際の所要時間を設定し、系統マスタファイル17にはバスの運行系統別の停留所の情報を設定し、順路マスタファイル18には運行系統別の停留所の順路に関る情報を設定し、運行パターンマスタファイル19には運行パターンの情報を設定する。これらの各マスタに設定された情報の詳細については、図面を参照して後述する。
【0037】
上記のように各マスタの情報を設定した後、バスダイヤ作成装置10によって後述するバスダイヤ生成処理及びバスダイヤ作成処理が実行される。これにより、バスダイヤが作成される。
【0038】
以下、バスダイヤ作成装置10の動作を説明する。
バスダイヤ作成装置10の電源が投入された場合に、記憶手段14からバスダイヤ生成・作成アイコン画像データが読み出され、表示手段13に図示しないバスダイヤ生成・作成アイコンが表示される。次いで、バスダイヤ生成・作成アイコンがダブルクリック等の操作入力により選択されたことが検知された場合に、表示手段13にダイヤ作成画面が表示される。そして、入力手段12からの指示入力に従って、バスダイヤ作成手段11と記憶手段14に記憶されたバスダイヤ生成処理プログラム及びバスダイヤ作成処理プログラムとの協働により、バスダイヤ生成処理及びバスダイヤ作成処理が実行される。
【0039】
ここで、ダイヤ作成画面について説明する。図12にダイヤ作成画面の表示例を示す。同図に示すように、ダイヤ作成画面において、画面左端部には、選択された系統の往路の停留所が順路どおりに並べて表示され、画面右端部には、復路の停留所が順路どおりに並べて表示され、メニューバーMBの下の画面上端部には、時刻が表示される。ダイヤ作成処理において生成された筋ダイヤは、バスダイヤ作成手段11により指示された画面上の座標位置に表示される。
【0040】
例えば、表示手段13の左右方向をX軸、上下方向にY軸を設定した場合に、バスダイヤ作成画面には、往路の停留所がY軸方向に並べて配置され、時刻がX軸方向に配されて表示される。このとき、各停留所の発時刻が算出された後、各停留所間の表示位置により定まるY軸方向の値と、各停留所の発時刻により定まるX軸方向の値とで決定される座標位置が算出される。そして、この座標位置を順路どおりに接続することによりグラフ化して筋ダイヤを表示する。筋ダイヤは、ラッシュの時間帯には緩やかな傾斜となり、閑散の時間帯には急な傾斜となる。
【0041】
また、ダイヤ作成画面には、メニューバーMBが表示される。操作者がメニューバーMBを押下入力した場合に表示されるメニューについて、図13を参照して説明する。図13(a)は、メニューバーMBの「ダイヤの作成」が選択された場合に表示されるメニューを示す図である。同図に示すように、ダイヤを追加するための「ダイヤの追加」と、便を追加作成するための「便作成」と、ラウンドダイヤを作成するための「ラウンドダイヤ作成」の各メニューが表示される。
【0042】
図13(b)は、メニューバーMBの「表示」が選択された場合に表示されるメニューを示す図である。同図に示すように、「表示」が選択された場合に、停留所マスタファイル15の情報を表示するための「停留所マスタ表示」と、所要時間マスタファイル16の情報を表示するための「所要時間マスタ表示」と、系統マスタファイル17の情報を表示するための「系統マスタ表示」と、順路マスタファイル18の情報を表示するための「順路マスタ表示」と、運行パターンマスタファイル19の情報を表示するための「運行パターンマスタ表示」と、バスダイヤ作成処理において作成された筋ダイヤの表示色を変更するための「表示色の変更」の各メニューが表示される。ユーザは、これらのメニューを選択すると、各マスタの情報を参照することができる。
【0043】
次に、バスダイヤ生成処理及びバスダイヤ作成処理について説明する。
図14は、バスダイヤ生成処理を示すフローチャートである。同図に示すように、ダイヤ作成画面のメニューバーMBの「ダイヤの追加」が選択された場合に(ステップS1;YES)、ダイヤの変更画面(図12参照)がダイヤ作成画面上に重ねて表示される(ステップS2)。
【0044】
図15に、この段階におけるダイヤの変更画面の表示例を示す。同図に示すように、ダイヤの変更画面には、ダイヤの情報を表示するダイヤ情報一覧表示部151、ダイヤ番号とダイヤの改正日とコメントを入力又は表示するためのダイヤ情報入力欄152、「ダイヤ追加」ボタン153、「適用」ボタン154、「中止」ボタン155、「OK」ボタン156、「キャンセル」ボタン157、が表示される。ステップS2において、「適用」ボタン154及び「中止」155ボタンは非アクティブな状態で表示される。
【0045】
次いで、ダイヤの変更画面のダイヤ情報入力欄152に、ダイヤ番号、改正日、コメントが入力されて「ダイヤ追加」ボタン153が押下されたと判別された場合に(ステップS3;YES)、入力された新規ダイヤの情報がダイヤ情報一覧表示部151に追加表示される(ステップS4)。
【0046】
例えば、図15に示すように、ダイヤ情報入力欄152において、ダイヤ番号「1」、改正日「2001/10/01」、コメント「平成13年10月1日改正」が入力されて、「ダイヤ追加」ボタン153が押下された場合、この入力データがダイヤ情報一覧表示部151に新たに表示されることとなる。
【0047】
次に、「OK」ボタン156が押下されたか否かが判別される(ステップS5)。「OK」ボタン156が押下されないと判別された場合は(ステップS5;NO)、「キャンセル」ボタン157が押下されたか否かが更に判別される(ステップS6)。ここで、「キャンセル」ボタン157が押下されたと判別された場合(ステップS6;YES)、ステップS8に移行し、押下されないと判別された場合(ステップS6;NO)、ステップS5に戻る。
【0048】
一方、「OK」ボタン156が押下されたと判別された場合には(ステップS5;YES)、ダイヤ情報入力欄152に入力されたデータが、記憶手段14内のダイヤデータ情報テーブル14aに格納される(ステップS7)。そして、ダイヤの変更画面の表示が終了されて(ステップS8)、バスダイヤ生成処理が終了する。
【0049】
続いて、バスダイヤ作成処理について説明する。
図16〜図18は、バスダイヤ作成処理を示すフローチャートである。各図に示すように、ダイヤ作成画面のメニューバーMBの「ラウンドダイヤ作成」が選択されたと判別された場合に(ステップS21;YES)、ダイヤの変更画面がダイヤ作成画面上に重ねて表示される(ステップS22)。このとき、ダイヤの変更画面に表示された「ダイヤ追加」ボタン153は、非アクティブな状態で表示される。
【0050】
次いで、ダイヤの変更画面のダイヤ情報一覧表示部151に表示されたダイヤが選択されたか否かが判別される(ステップS23)。ダイヤが選択されたと判別されると(ステップS23;YES)、選択されたダイヤの情報がダイヤ情報入力欄152に表示される(ステップS24)。次に、「適用」ボタン154が押下されたか否かが判別されて(ステップS25)、押下されないと判別された場合は(ステップS25;NO)、「中止」ボタン155が押下されたか否かが更に判別される(ステップS26)。「中止」ボタン155が押下されないと判別された場合は(ステップS26;NO)、ステップS25に戻る。一方、「中止」ボタン155が押下されたと判別された場合は(ステップS26;YES)、ダイヤ情報入力欄152に表示された情報がクリアされて(ステップS27)、ステップS23に戻る。
【0051】
ステップS25において、「適用」ボタン154が押下されたと判別された場合には(ステップS25;YES)、選択されたダイヤがバスダイヤ作成手段11内のRAMに記憶され(ステップS28)、「OK」ボタン156が押下されたか否かが判別される(ステップS29)。「OK」ボタン156が押下されないと判別された場合は(ステップS29;NO)、「キャンセル」ボタン157が押下されたか否かが更に判別されて(ステップS30)、押下されないと判別された場合には(ステップS30;NO)、ステップS29に戻る。一方、「キャンセル」ボタン157が押下されたと判別された場合には(ステップS30;YES)、ステップS28においてRAMに記憶されたダイヤの情報とステップS24においてダイヤ情報入力欄152に表示された情報がクリアされ(ステップS31)、バスダイヤ作成処理が終了する。
【0052】
一方、ステップS29において「OK」ボタン156が押下されたと判別されると(ステップS29;YES)、系統選択画面がダイヤ作成画面上に重ねて表示される(ステップS32)。
【0053】
図19に系統選択画面を示す。図示するように、系統選択画面には、系統番号、系統名称、始発番号、始発名称、行先番号、行先名称、系統を選択するための選択記号SE、「OK」ボタン181が表示される。操作者は、入力手段12により選択記号SEを所望の系統に移動させて、「OK」181を押下することにより系統を選択する。
【0054】
系統選択画面において、系統が選択記号SEにより選択されて「OK」ボタン181が押下されたと判別されると(ステップ33;YES)、選択された系統の情報がバスダイヤ作成手段11内のRAMに記憶される(ステップS34)。次に、ステップS21における選択内容が「便作成」である場合は(ステップS35;便作成)、図17のステップS36に移行する。一方、ステップS21における選択内容が「ラウンドダイヤ作成」である場合は(ステップS35;ラウンドダイヤ作成)、図18のステップS51に移行する。
【0055】
図17に示す便作成の処理において、系統選択画面の表示が終了され、便作成画面がダイヤ作成画面上に重ねて表示される(ステップS36)。
図20に便作成画面を示す。同図に示すように、便作成画面には、発時刻及び往復の区分の情報を指定する欄、これらの欄に入力した情報を確定して便を追加するための「便追加」ボタン191、便作成画面を閉じるための「閉じる」ボタン192が表示される。
【0056】
便作成画面において情報が入力されて「便追加」ボタン191が押下されたと判別され(ステップS37;YES)、さらに「閉じる」ボタン192が押下されたと判別されると(ステップS38;YES)、入力された情報がバスダイヤ作成手段11内のRAMに記憶され、便作成画面の表示が終了される(ステップS39)。
【0057】
次いで、系統マスタファイル17及び順路マスタファイル18が参照されて、ステップS34においてRAMに記憶された系統について、往路又は復路の停留所の情報が読みだされ、便番号が発行される。また、発行された便番号が記憶手段14に記憶される(ステップS40)。このとき、同一系統において便番号が重複することがないように、系統ごとの発行済みの便番号が記憶手段14に記憶されて管理される。
【0058】
次いで、RAMに記憶された発時刻とステップS40において読み出された停留所の情報とに基づき、所要時間マスタファイル16及び所要時間設定カレンダ16aが参照され、次の停留所までの所要時間が読み出される(ステップS41)。その後、次停留所までの所要時間が発時刻に加算され、加算後の時刻が次停留所の発時刻としてRAMに記憶される(ステップS42)。
【0059】
続いて、次停留所の有無が判別される(ステップS43)。次停留所があると判別された場合は(ステップS43;YES)、ステップS41に戻り、次停留所がないと判別された場合には(ステップS43;NO)、ステップS44に移行する。
【0060】
ステップS44において、RAMに記憶された各停留所と当該停留所の発時刻の交点となる表示手段13上の座標が算出され、ダイヤ作成画面においてこの交点座標が順路どおりに結ばれて筋ダイヤが表示される。また、筋ダイヤが作成された便の情報は、便時刻データテーブル14b及び時刻データテーブル14cに格納され(ステップS44)、バスダイヤ作成処理が終了する。
【0061】
一方、ステップS35において、図18に示すステップS51に移行した場合には、系統選択画面の表示が終了され、ラウンドダイヤ作成画面が表示される。ここで、ラウンドダイヤとは、ある系統を一定の時間間隔ごとに運行するダイヤをいう。例えば、系統番号「00001」の系統を10分ごとに出発するダイヤ等がラウンドダイヤに相当する。
【0062】
図21にラウンドダイヤ作成画面を示す。同図に示すように、ラウンドダイヤ作成画面には、運行開始時刻、運行終了時刻、運行間隔、往復の区分、運行パターンの各情報を指定する欄、これらの欄に入力した情報を確定して便を追加するための「便追加」ボタン196、ラウンドダイヤ作成画面を閉じるための「閉じる」ボタン197が表示される。
【0063】
ラウンドダイヤ作成画面において、情報が入力されて「便追加」ボタン196が押下されたと判別され(ステップS52;YES)、さらに「閉じる」ボタン197が押下されたと判別されると(ステップS53;YES)、入力された情報がバスダイヤ作成手段11内のRAMに記憶され、ラウンドダイヤ作成画面の表示が終了される(ステップS54)。
【0064】
次に、系統マスタファイル17及び順路マスタファイル18が参照されて、ステップS34においてRAMに記憶された系統について、往復の停留所の情報が読み出されるとともに、便番号が発行される。また、発行された便番号が記憶手段14に記憶される(ステップS55)。このとき、同一系統において便番号が重複することがないように、系統ごとの発行済みの便番号が記憶手段14に記憶されて管理される。
【0065】
次いで、ステップS55において読み出された停留所の情報及び発時刻(始発のバス停については、ステップS54においてRAMに記憶された運行開始時間を発時刻とする。)に基づいて、所要時間マスタファイル16及び所要時間設定カレンダ16aが参照され、次の停留所までの所要時間が読み出される(ステップS56)。その後、次停留所までの所要時間が発時刻に加算され、加算後の時刻が次停留所の発時刻としてRAMに記憶される(ステップS57)。
【0066】
続いて、次停留所の有無が判別される(ステップS58)。次停留所があると判別された場合は(ステップS58;YES)、ステップS56に戻り、次停留所がないと判別された場合には(ステップS58;NO)、ステップS59に移行する。
【0067】
ステップS59において、ステップS54でRAMに記憶した運行間隔の時間が、現在処理されている便の始発の停留所における発時刻に加算される(ステップS59)。次いで、加算後の時刻がステップS54でRAMに記憶した運行終了時刻を過ぎているか否かが判別される(ステップS60)。加算後に得られた時刻が運行終了時刻を過ぎていないと判別された場合は(ステップS60;NO)、この時刻が次の便の始発の停留所における発時刻に設定され、次の便の便番号が発行される。また、次の便の発時刻と発行された便番号の情報が記憶手段14に記憶され(ステップS61)、ステップS56に戻る。
【0068】
一方、ステップS60において、運行間隔に設定された時間を始発の停留所の発時刻に加算した後の時刻が、運行終了時刻を過ぎていると判別された場合には(ステップS60;YES)、ダイヤ作成画面において、RAMに記憶された各便の各停留所と当該停留所の発時刻の交点となる表示手段13上の座標が算出され、この交点座標が順路どおりに結ばれて筋ダイヤが表示される。また、筋ダイヤが作成された便の情報は、便時刻データテーブル14b及び時刻データテーブル14cに格納される(ステップS62)。
【0069】
そして、入力手段12からの指示入力に応じて、次の系統のダイヤを作成するか否かが判別されて(ステップS63)、次の系統のダイヤを作成する場合には(ステップS63;YES)、ステップS32に戻り、作成しない場合には(ステップS63;NO)、バスダイヤ作成処理が終了する。
【0070】
また、バスダイヤ作成処理の終了後、ダイヤ作成画面のメニューバーMBの「表示」のメニュー「表示色の変更」が選択された場合には、ダイヤ作成画面の上に表示色の変更画面が重ねて表示される。図22は、表示色の変更画面の表示例を示す図である。同図に示すように、表示色の変更画面には、運行を選択するための運行パターン表示部201、筋ダイヤの色見本を表示する色サンプル表示部202、「色変更」ボタン203、「OK」ボタン204、「キャンセル」ボタン205が表示される。
【0071】
操作者は、筋ダイヤの表示色を変更する場合には、運行パターン表示部201で運行パターンを選択してから「色変更」ボタン203を押下して、色サンプル表示部202において色を選択し、「OK」ボタン204を押下する。すると、運行パターン別の筋ダイヤの表示色が、筋ダイヤ表示色データ14dとして記憶手段14に格納される。一方、「キャンセル」ボタン205が押下された場合は、筋ダイヤの表示色が変更されずに、表示色の変更画面の表示が終了される。
【0072】
以上のように、バスダイヤ作成装置10は、停留所マスタファイル15、所要時間マスタファイル16、系統マスタファイル17、順路マスタファイル18、運行パターンマスタファイル19に格納された情報を参照して、入力手段12を介して入力される操作者の指示に従い、バスダイヤを生成する。また、生成したバスダイヤのデータとして、操作者により選択された系統について、運行開始時刻、運行終了時刻、運行間隔、往復区分、運行パターンに基づいて筋ダイヤを生成し、作成した筋ダイヤをダイヤ作成画面に表示する。更に、作成したダイヤの情報を、便時刻データテーブル14b及び時刻データテーブル14cに保存する。また、操作者の指示に従って、筋ダイヤの表示色を変更し、運行パターン別の筋ダイヤの表示色を記憶手段14に記憶する。
【0073】
したがって、筋ダイヤを表示する際に複雑な接続演算を実行する必要がなく、バス停ごとの発時刻を算出して、算出した点を線で結ぶことにより筋ダイヤを作成するため、バスダイヤを短時間で自動的に作成することが可能となる。
【0074】
また、季節や曜日や時間帯等の条件により異なる道路の混雑状況を加味して停留所間の所要時間を決定し、バスダイヤを作成するため、バスの運行業務を円滑に実行するために役立てることができる。
【0075】
また、バスダイヤを作成処理の結果生成される便時刻データ14bを仕業表(乗務員の業務を定める表)の作成に利用したり、時刻表データ14cを停留所ごとの時刻表の作成に利用して、後方業務に役立てることができる。
【0076】
更に、ダイヤ作成画面において、運行パターンごとに表示色を設定して筋ダイヤを表示できるため、操作者にとって運行パターンが識別しやすく、ダイヤ作成に関る作業効率を向上させることができる。
【0077】
なお、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0078】
[変形例]
例えば、上記実施の形態においては、所要時間マスタファイル16に、停留所間の所要時間の情報として異なる所要時間1〜5を設定しておき、季節や曜日や時間帯等の条件に応じた所要時間を読み出してバスダイヤを作成する例を説明したが、所要時間マスタファイル16に基本の所要時間(1種類)のみが設定されている場合にも、条件に応じたバスダイヤの作成を実現することができる。この場合には、例えば、条件に応じた演算式を記憶手段14に格納しておき、この演算式と基本の所要時間を利用して、条件に応じた所要時間を算出することによりバスダイヤを作成する。
【0079】
図23に、条件に応じた所要時間を算出するための演算式の例を示す。所要時間マスタファイル16から読み出した基本の所要時間が所要時間1である場合、バスダイヤ作成手段11は、例えば図23(a)に示すように、閑散時には所要時間1から所定の時間を減算し、ラッシュ時には所要時間1に所定の時間を加算することにより、条件に応じた所要時間を算出する。このため、道路の混雑状況を加味したバスダイヤを作成することができる。
また、例えば、図23(b)や(c)に示すように、基本の所要時間1を所定の数値により乗算又は除算することにより、条件に応じた所要時間を算出することとしてもよい。
【0080】
その他、本実施の形態におけるバスダイヤ作成装置10の細部構成、および詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0081】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、バスダイヤを短時間で自動的に作成することが可能となる。
【0082】
請求項2又は3に記載の発明によれば、季節や曜日や時間帯に応じて異なる道路の混雑状況を加味してバスダイヤを作成できる。また、これによりバスの運行業務の円滑な実行に役立てることができる。
【0083】
請求項4に記載の発明によれば、作成したバスダイヤの情報を後方業務に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したバスダイヤ作成装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】ダイヤデータ情報テーブルを示す図である。
【図3】便時刻データテーブルを示す図である。
【図4】時刻データテーブルを示す図である。
【図5】停留所マスタファイルに格納された情報の一例を示す図である。
【図6】所要時間マスタファイルに格納された情報の一例を示す図である。
【図7】(a)は所要時間マスタファイルに格納された所要時間設定カレンダを示す図であり、(b)は所要時間設定カレンダに格納されたの一日分の情報を示す図である。
【図8】系統マスタファイルに格納された情報の一例を示す図である。
【図9】順路マスタファイルに格納された情報の一例を示す図である。
【図10】運行パターンマスタファイルに格納された情報の一例を示す図である。
【図11】バスダイヤを作成するための手順を示すフローチャートである。
【図12】ダイヤ作成画面の表示例を示す図である。
【図13】ダイヤ作成画面のメニューバーについて、(a)は「ダイヤの作成」が選択された場合に表示されるメニューを示す図であり、(b)は「表示」が選択された場合に表示されるメニューを示す図である。
【図14】バスダイヤ生成処理を示すフローチャートである。
【図15】ダイヤの変更画面の表示例を示す図である。
【図16】バスダイヤ作成処理を示すフローチャートである。
【図17】バスダイヤ作成処理の続きを示すフローチャートである。
【図18】バスダイヤ作成処理の続きを示すフローチャートである。
【図19】系統選択画面の表示例を示す図である。
【図20】便作成画面の一例を示す図である。
【図21】ラウンドダイヤ作成画面の表示例を示す図である。
【図22】表示色の変更画面の表示例を示す図である。
【図23】他の実施例における所要時間算出テーブルを示す図である。
【符号の説明】
10 バスダイヤ作成装置
11 バスダイヤ作成手段
12 入力手段
13 表示手段
14 記憶手段
14a ダイヤデータ情報テーブル
14b 便時刻データテーブル
14c 時刻データテーブル
14d 筋ダイヤ表示色データ
15 停留所マスタファイル
16 所要時間マスタファイル
16a 所要時間設定カレンダ
17 系統マスタファイル
18 順路マスタファイル
19 運行パターンマスタファイル
151 ダイヤ情報一覧表示部
152 ダイヤ情報入力欄
153 「ダイヤ追加」ボタン
154 「適用」ボタン
155 「中止」ボタン
156,181,204 「OK」ボタン
157,205 「キャンセル」ボタン
191,196 「便追加」ボタン
192,197 「閉じる」ボタン
201 運行パターン表示部
202 色サンプル表示部
203 「色変更」ボタン
MB メニューバー
SE 選択記号
【発明の属する技術分野】
本発明は、バスダイヤ作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、路線バス等のダイヤは、手作業により作成されるのが一般的であった。バスダイヤは、路線の系統や順路、出発時間、停留所間の所要時間等の情報に基づいて、専用用紙に手書きで記入される。すなわち、バスダイヤを作成する上で、作成作業者は多くの情報を考慮する必要があった。
【0003】
このため、ダイヤ作成作業には多くの労力を要し、また熟練した者でなければバスダイヤを作成することは難しかった。また、バスダイヤ記入用の専用用紙を使用しなければならず、用紙の調達作業が煩雑であることや、用紙代がかさむという問題があった。
【0004】
また、手書きでダイヤを記入するため、記入を誤った場合には、バスの運行に支障が出る可能性があった。また、一度ダイヤを作成した後に修正することも多々あるが、手作業による修正は煩雑であった。更に、バスダイヤがデータ化されていないため、バスダイヤの作成後の後方業務においてバスダイヤの内容を役立てることができない点においても改善の余地があった。
【0005】
上述した問題点を改善するために、従来、列車、バス、航空機等の交通手段の運行ダイヤを自動的に作成する装置が発明されている(例えば、特許文献1参照。)。この発明では、運行計画を示すダイヤ線(以下、「筋ダイヤ」という。)を作成した後、ダイヤの作成に際しての制約条件に応じて基礎ダイヤ図を接続することによって、自動的に交通機関のダイヤの作成を行う。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−282149号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の発明では、筋ダイヤを作成する手順が詳細に示されていなかった。また、路線バスのダイヤ作成には必要のない複数の筋ダイヤの接続処理を実行していたため、処理が煩雑になり、処理時間がかかるという点において改善の余地があった。
【0008】
そこで本発明の課題は、バスダイヤを短時間で自動的に作成するとともに、作成したバスダイヤの情報を後方業務に役立てられるように保存することが可能なバスダイヤ作成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を達成するために、次のような特徴を備えている。なお、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態に対応する構成を一例として例示する。符号は、後述する図面参照符号等である。
【0010】
請求項1に記載の発明は、
バスの運行ダイヤを自動的に作成するバスダイヤ作成装置(例えば、図1のバスダイヤ作成装置10)であって、
停留所間の所要時間の情報と、複数の系統の順路に含まれる停留所の情報とを記憶する記憶手段(例えば、図1の停留所マスタファイル15、所要時間マスタファイル16、系統マスタファイル17、順路マスタファイル18)と、
系統と、運行開始時刻と、運行終了時刻と、運行間隔とを入力する入力手段(例えば、図1の入力手段12)と、
前記入力手段により入力された系統の順路に含まれる停留所の情報を前記記憶手段から読み出す停留所情報読出手段(例えば、図1のバスダイヤ作成手段11により実行される図17のステップS40、図18のステップS55)と、
前記停留所情報読出手段により読み出された停留所の情報に基づいて、各停留所間の所要時間の情報を前記記憶手段から読み出す所要時間情報読出手段(例えば、図1のバスダイヤ作成手段11により実行される図17のステップS41、図18のステップS56)と、
前記入力手段により入力された運行開始時刻と、前記停留所情報読出手段により読み出された停留所の情報と、前記所要時間情報読出手段により読み出された所要時間の情報とに基づいて、前記入力手段により入力された運行間隔により前記運行終了時刻まで運行可能なバス便について前記各停留所における発時刻を算出する算出手段(例えば、図1のバスダイヤ作成手段11により実行される図17のステップS42、図18のステップS57)と、
前記停留所情報読出手段により読み出された停留所の情報と、前記算出手段により算出された発時刻に基づいて、座標が設定された表示手段(例えば、図1に示す表示手段13)における座標を指定し、この指定した座標を接続することにより前記表示手段にダイヤを表示させる表示制御手段(例えば、図1のバスダイヤ作成手段11により実行される図17のステップS44、図18のステップS62)と、
を備えることを特徴としている。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、バスダイヤを短時間で自動的に作成することが可能となる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記記憶手段は、前記所要時間の情報として、季節や曜日や時間帯に応じて異なる時間を記憶することを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記算出手段は、
季節や曜日や時間帯に応じて、前記所要時間情報読出手段により読み出された所要時間に所定の時間を加算又は減算する第1算出手段(例えば、図1のバスダイヤ作成手段11により実行されるバスダイヤ作成処理)及び/又は当該所要時間に所定の数値を乗算又は除算する第2算出手段(例えば、図1のバスダイヤ作成手段11により実行されるバスダイヤ作成処理)を備え、
前記第1算出手段及び/又は前記第2算出手段により算出された所要時間の情報と、前記入力手段により入力された運行開始時刻と、前記停留所情報読出手段により読み出された停留所の情報とに基づいて、前記入力手段により入力された運行間隔により前記運行終了時刻まで運行可能なバス便について前記各停留所における発時刻を算出することを特徴としている。
【0014】
請求項2又は3に記載の発明によれば、季節や曜日や時間帯に応じて異なる道路の混雑状況を加味してバスダイヤを作成できる。また、これによりバスの運行業務を円滑に実行するために役立てることができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記算出手段により算出された前記各停留所における発時刻を記憶するバスダイヤ情報記憶手段を備える特徴としている。
【0016】
請求項4に記載の発明によれば、作成したバスダイヤの情報を後方業務に役立てることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明を適用したバスダイヤ作成装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
まず、構成を説明する。
図1は、本実施の形態におけるバスダイヤ作成装置10の機能的構成を示すブロック図である。同図に示すように、バスダイヤ作成装置10は、バスダイヤ作成手段11、入力手段12、表示手段13、記憶手段14、停留所マスタファイル15、所要時間マスタファイル16、系統マスタファイル17、順路マスタファイル18、運行パターンマスタファイル19を備えて構成される。各マスタファイルは、HD(Hard Disk)等の大容量の記憶媒体に格納されている。
【0019】
バスダイヤ作成手段11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)等を備えて、CPUの統括的な制御下において、記憶手段14に記憶されているシステムプログラム及びバスダイヤ作成装置10に対応する各種アプリケーションプログラムの中から指定されたアプリケーションプログラムをRAMに展開し、入力手段12から入力される指示に従って各構成部に対する指示やデータの転送を実行する。また、バスダイヤ作成手段11は、記憶手段14に記憶されたバスダイヤ生成処理プログラム及びバスダイヤ作成処理プログラムとの協働により、後述するバスダイヤ生成処理及びバスダイヤ作成処理を実現する。
【0020】
入力手段12は、カーソルキー、数字入力キー、機能キー等の指示入力に必要なキーを有するキーボード及びマウスを備えた入力装置であり、押下されたキーの押下信号やマウスによりポイントされた位置信号をバスダイヤ作成手段11に出力する。
【0021】
表示手段13は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、縦横2軸で構成される座標が設定されている。表示手段13は、入力手段12から入力されるデータや、バスダイヤ作成手段11内の図示しないRAMに展開された表示データ等を表示する。表示手段13の画面上のデータ表示位置は、バスダイヤ作成手段11による座標位置の指定によって制御される。例えば、表示手段13は、ダイヤ作成画面(図12参照)を表示する場合に、縦軸に停留所、横軸に時刻を割り当てて表示したり、停留所と時刻の交点を結んだ筋ダイヤの表示を行う。
【0022】
なお、表示手段13の表示画面は、タッチパネル等の座標入力タブレット装置と一体的に設けられる構成としてもよい。この場合、当該座標入力タブレット装置は、透明電極が配置された感圧式(抵抗膜圧式)の入力装置であり、手指や専用ペン等により押下された力点の位置座標を電圧値により検出し、検出された位置座標をバスダイヤ作成手段11に出力する。
【0023】
記憶手段14は、プログラムやデータ等が予め記憶されている図示しない記憶媒体を有し、この記憶媒体は、磁気的、光学的記憶媒体若しくは半導体メモリにより構成される。この記憶媒体は、記憶手段14に固定的に設けられたものでもよいし、記憶手段14に着脱自在に装着されるものでもよい。記憶手段14は、システムプログラム、バスダイヤ作成装置10に対応する各種アプリケーションプログラム、バスダイヤ生成処理プログラム、バスダイヤ作成処理プログラム、表示手段13に表示するための画面表示用データ、バスダイヤ生成処理プログラム及びバスダイヤ作成処理プログラムを起動するためのアイコンの画像データであるバスダイヤ生成・作成アイコン画像データ等を格納する。
【0024】
また、記憶手段14は、バスダイヤ作成手段11により実行された各種処理の結果データを記憶する。例えば、記憶手段14は、ダイヤデータ情報テーブル14a、便時刻データテーブル14b、時刻データテーブル14c、筋ダイヤ表示色データ14d、発行済みの便番号のデータ等を記憶している。
【0025】
図2に、ダイヤデータ情報テーブル14aの一例を示す。図示のとおり、ダイヤデータ情報テーブル14aには、ダイヤ番号と、改正日と、コメントとが対応付けて格納されている。
【0026】
図3に、便時刻データテーブル14bの一例を示す。便時刻データテーブル14bには、ダイヤ番号、系統番号、運行パターン番号、便番号、往復区分、発時刻、着時刻が、対応付けて記憶されている。同図は、ダイヤ番号「1」、系統番号「00001」、運行パターン番号「1」、の便(便番号「001〜005...」)が、10分間隔で発車する場合を示している。
【0027】
図4に、時刻データテーブル14cの一例を示す。時刻データテーブル14cには、ダイヤ番号、系統番号、運行パターン番号、便番号、往復区分、順番、停留所番号、発時刻が、対応付けて記憶されている。同図には、ダイヤ番号「1」、系統番号「00001」、運行パターン番号「1」、の便(便番号「001」)について、往復の区分と、順番「1〜7…」の順に停車する停留所の停留所番号及び発時刻が例示されている。
【0028】
停留所マスタファイル15は、バスの停留所の情報を格納するデータベースである。図5に停留所マスタファイル15に格納された情報の一例を示す。同図に示すように、停留所マスタファイル15には、停留所を識別するための停留所番号と停留所名称とが対応付けて記憶されている。
【0029】
所要時間マスタファイル16は、バスの停留所間の所要時間の情報を格納するデータベースである。図6に所要時間マスタファイル16に格納された情報の一例を示す。同図に示すように、所要時間マスタファイル16には、出発地の停留所(以下、「自停留所」という。)を識別するための自停留所番号と、自停留所名称と、次の停留所(以下、「至停留所」という。)を識別するための至停留所番号と、至停留所名称と、所要時間1〜5とが対応付けて記憶されている。また、所要時間マスタファイル16には、所要時間設定カレンダ16a(図7(a)参照)が格納されている。
【0030】
ここで、道路の混雑状況は、季節、曜日、時間帯等の条件によって異なるため、停留所間の所要時間も条件により異なる。このため、図6に示すように、所要時間マスタファイル16には所要時間1〜5の5区分の所要時間が記憶されている。所要時間の区分を設定することによって、予め予測可能な道路の混雑状況を加味してバスダイヤを作成することが可能となる。
【0031】
図7(a)は、所要時間設定カレンダ16aを示す図である。所要時間設定カレンダ16aは、1日ごとの所要時間の情報を格納するカレンダであり、それぞれの日について時間帯ごとの所要時間区分が設定されている。例えば、図7(a)の2002年11月1日の時間帯ごとの所要時間区分を、図7(b)に示す。同図に示すように、2002年11月1日の所要時間区分は、5:00〜7:00は「2」、7:00〜9:00は「3」、9:00〜17:00及び19:00〜22:00は「1」、17:00〜19:00は「4」、22:00〜23:00は「5」、に設定されている。
【0032】
系統マスタファイル17は、バスの系統の情報を格納するデータベースである。図8に系統マスタファイル17に格納された情報の一例を示す。同図に示すように、系統マスタファイル17には、系統を識別するための識別番号と、系統名称と、系統の最初の停留所を識別するための始発番号、最初の停留所の名称である始発名称、系統の目的地の停留所を識別するための行先番号、目的地の停留所の名称である行先名称が対応付けて記憶されている。
【0033】
順路マスタファイル18は、バスの順路の情報を格納するデータベースである。図9に順路マスタファイル18に格納された情報の一例を示す。同図に示すように、順路マスタファイル18には、系統番号と、系統名称と、往復の区分と、順路とが対応付けて記憶されている。順路の情報としては、各系統においてバスが停車する順番に停留所の名称が格納されている。
【0034】
運行パターンマスタファイル19は、バスの運行パターンの情報を格納するデータベースである。図10に運行パターン19に格納された情報の一例を示す、同図に示すように、運行パターンマスタファイル19には、運行パターンを識別するための運行パターン番号と、曜日、祝日、休学日、年末年始等、季節や曜日等により異なる複数の運行パターンとが対応付けて記憶されている。
【0035】
ここで、バスダイヤ生成・作成アイコン画像データとは、図示しないバスダイヤ生成・作成アイコンを表示手段13に表示するための画像データである。バスダイヤ生成・作成アイコンは、バスダイヤ生成処理プログラム及びバスダイヤ作成処理プログラムを起動するためのアイコンであり、入力手段12からの入力によってこのアイコンが選択されると、表示手段13にダイヤ作成画面(図12参照)が表示される。
【0036】
次に、図11を参照して、バスダイヤを作成するために必要な処理について説明する。図11は、バスダイヤを作成するための手順を示すフローチャートである。同図に示すように、まず、停留所マスタファイル15、所要時間マスタファイル16、系統マスタファイル17、順路マスタファイル18、運行パターンマスタファイル19の各マスタファイルの情報の設定を行う。具体的には、停留所マスタファイル15には停留所の情報を設定し、所要時間マスタファイル16には停留所間をバスが走行する際の所要時間を設定し、系統マスタファイル17にはバスの運行系統別の停留所の情報を設定し、順路マスタファイル18には運行系統別の停留所の順路に関る情報を設定し、運行パターンマスタファイル19には運行パターンの情報を設定する。これらの各マスタに設定された情報の詳細については、図面を参照して後述する。
【0037】
上記のように各マスタの情報を設定した後、バスダイヤ作成装置10によって後述するバスダイヤ生成処理及びバスダイヤ作成処理が実行される。これにより、バスダイヤが作成される。
【0038】
以下、バスダイヤ作成装置10の動作を説明する。
バスダイヤ作成装置10の電源が投入された場合に、記憶手段14からバスダイヤ生成・作成アイコン画像データが読み出され、表示手段13に図示しないバスダイヤ生成・作成アイコンが表示される。次いで、バスダイヤ生成・作成アイコンがダブルクリック等の操作入力により選択されたことが検知された場合に、表示手段13にダイヤ作成画面が表示される。そして、入力手段12からの指示入力に従って、バスダイヤ作成手段11と記憶手段14に記憶されたバスダイヤ生成処理プログラム及びバスダイヤ作成処理プログラムとの協働により、バスダイヤ生成処理及びバスダイヤ作成処理が実行される。
【0039】
ここで、ダイヤ作成画面について説明する。図12にダイヤ作成画面の表示例を示す。同図に示すように、ダイヤ作成画面において、画面左端部には、選択された系統の往路の停留所が順路どおりに並べて表示され、画面右端部には、復路の停留所が順路どおりに並べて表示され、メニューバーMBの下の画面上端部には、時刻が表示される。ダイヤ作成処理において生成された筋ダイヤは、バスダイヤ作成手段11により指示された画面上の座標位置に表示される。
【0040】
例えば、表示手段13の左右方向をX軸、上下方向にY軸を設定した場合に、バスダイヤ作成画面には、往路の停留所がY軸方向に並べて配置され、時刻がX軸方向に配されて表示される。このとき、各停留所の発時刻が算出された後、各停留所間の表示位置により定まるY軸方向の値と、各停留所の発時刻により定まるX軸方向の値とで決定される座標位置が算出される。そして、この座標位置を順路どおりに接続することによりグラフ化して筋ダイヤを表示する。筋ダイヤは、ラッシュの時間帯には緩やかな傾斜となり、閑散の時間帯には急な傾斜となる。
【0041】
また、ダイヤ作成画面には、メニューバーMBが表示される。操作者がメニューバーMBを押下入力した場合に表示されるメニューについて、図13を参照して説明する。図13(a)は、メニューバーMBの「ダイヤの作成」が選択された場合に表示されるメニューを示す図である。同図に示すように、ダイヤを追加するための「ダイヤの追加」と、便を追加作成するための「便作成」と、ラウンドダイヤを作成するための「ラウンドダイヤ作成」の各メニューが表示される。
【0042】
図13(b)は、メニューバーMBの「表示」が選択された場合に表示されるメニューを示す図である。同図に示すように、「表示」が選択された場合に、停留所マスタファイル15の情報を表示するための「停留所マスタ表示」と、所要時間マスタファイル16の情報を表示するための「所要時間マスタ表示」と、系統マスタファイル17の情報を表示するための「系統マスタ表示」と、順路マスタファイル18の情報を表示するための「順路マスタ表示」と、運行パターンマスタファイル19の情報を表示するための「運行パターンマスタ表示」と、バスダイヤ作成処理において作成された筋ダイヤの表示色を変更するための「表示色の変更」の各メニューが表示される。ユーザは、これらのメニューを選択すると、各マスタの情報を参照することができる。
【0043】
次に、バスダイヤ生成処理及びバスダイヤ作成処理について説明する。
図14は、バスダイヤ生成処理を示すフローチャートである。同図に示すように、ダイヤ作成画面のメニューバーMBの「ダイヤの追加」が選択された場合に(ステップS1;YES)、ダイヤの変更画面(図12参照)がダイヤ作成画面上に重ねて表示される(ステップS2)。
【0044】
図15に、この段階におけるダイヤの変更画面の表示例を示す。同図に示すように、ダイヤの変更画面には、ダイヤの情報を表示するダイヤ情報一覧表示部151、ダイヤ番号とダイヤの改正日とコメントを入力又は表示するためのダイヤ情報入力欄152、「ダイヤ追加」ボタン153、「適用」ボタン154、「中止」ボタン155、「OK」ボタン156、「キャンセル」ボタン157、が表示される。ステップS2において、「適用」ボタン154及び「中止」155ボタンは非アクティブな状態で表示される。
【0045】
次いで、ダイヤの変更画面のダイヤ情報入力欄152に、ダイヤ番号、改正日、コメントが入力されて「ダイヤ追加」ボタン153が押下されたと判別された場合に(ステップS3;YES)、入力された新規ダイヤの情報がダイヤ情報一覧表示部151に追加表示される(ステップS4)。
【0046】
例えば、図15に示すように、ダイヤ情報入力欄152において、ダイヤ番号「1」、改正日「2001/10/01」、コメント「平成13年10月1日改正」が入力されて、「ダイヤ追加」ボタン153が押下された場合、この入力データがダイヤ情報一覧表示部151に新たに表示されることとなる。
【0047】
次に、「OK」ボタン156が押下されたか否かが判別される(ステップS5)。「OK」ボタン156が押下されないと判別された場合は(ステップS5;NO)、「キャンセル」ボタン157が押下されたか否かが更に判別される(ステップS6)。ここで、「キャンセル」ボタン157が押下されたと判別された場合(ステップS6;YES)、ステップS8に移行し、押下されないと判別された場合(ステップS6;NO)、ステップS5に戻る。
【0048】
一方、「OK」ボタン156が押下されたと判別された場合には(ステップS5;YES)、ダイヤ情報入力欄152に入力されたデータが、記憶手段14内のダイヤデータ情報テーブル14aに格納される(ステップS7)。そして、ダイヤの変更画面の表示が終了されて(ステップS8)、バスダイヤ生成処理が終了する。
【0049】
続いて、バスダイヤ作成処理について説明する。
図16〜図18は、バスダイヤ作成処理を示すフローチャートである。各図に示すように、ダイヤ作成画面のメニューバーMBの「ラウンドダイヤ作成」が選択されたと判別された場合に(ステップS21;YES)、ダイヤの変更画面がダイヤ作成画面上に重ねて表示される(ステップS22)。このとき、ダイヤの変更画面に表示された「ダイヤ追加」ボタン153は、非アクティブな状態で表示される。
【0050】
次いで、ダイヤの変更画面のダイヤ情報一覧表示部151に表示されたダイヤが選択されたか否かが判別される(ステップS23)。ダイヤが選択されたと判別されると(ステップS23;YES)、選択されたダイヤの情報がダイヤ情報入力欄152に表示される(ステップS24)。次に、「適用」ボタン154が押下されたか否かが判別されて(ステップS25)、押下されないと判別された場合は(ステップS25;NO)、「中止」ボタン155が押下されたか否かが更に判別される(ステップS26)。「中止」ボタン155が押下されないと判別された場合は(ステップS26;NO)、ステップS25に戻る。一方、「中止」ボタン155が押下されたと判別された場合は(ステップS26;YES)、ダイヤ情報入力欄152に表示された情報がクリアされて(ステップS27)、ステップS23に戻る。
【0051】
ステップS25において、「適用」ボタン154が押下されたと判別された場合には(ステップS25;YES)、選択されたダイヤがバスダイヤ作成手段11内のRAMに記憶され(ステップS28)、「OK」ボタン156が押下されたか否かが判別される(ステップS29)。「OK」ボタン156が押下されないと判別された場合は(ステップS29;NO)、「キャンセル」ボタン157が押下されたか否かが更に判別されて(ステップS30)、押下されないと判別された場合には(ステップS30;NO)、ステップS29に戻る。一方、「キャンセル」ボタン157が押下されたと判別された場合には(ステップS30;YES)、ステップS28においてRAMに記憶されたダイヤの情報とステップS24においてダイヤ情報入力欄152に表示された情報がクリアされ(ステップS31)、バスダイヤ作成処理が終了する。
【0052】
一方、ステップS29において「OK」ボタン156が押下されたと判別されると(ステップS29;YES)、系統選択画面がダイヤ作成画面上に重ねて表示される(ステップS32)。
【0053】
図19に系統選択画面を示す。図示するように、系統選択画面には、系統番号、系統名称、始発番号、始発名称、行先番号、行先名称、系統を選択するための選択記号SE、「OK」ボタン181が表示される。操作者は、入力手段12により選択記号SEを所望の系統に移動させて、「OK」181を押下することにより系統を選択する。
【0054】
系統選択画面において、系統が選択記号SEにより選択されて「OK」ボタン181が押下されたと判別されると(ステップ33;YES)、選択された系統の情報がバスダイヤ作成手段11内のRAMに記憶される(ステップS34)。次に、ステップS21における選択内容が「便作成」である場合は(ステップS35;便作成)、図17のステップS36に移行する。一方、ステップS21における選択内容が「ラウンドダイヤ作成」である場合は(ステップS35;ラウンドダイヤ作成)、図18のステップS51に移行する。
【0055】
図17に示す便作成の処理において、系統選択画面の表示が終了され、便作成画面がダイヤ作成画面上に重ねて表示される(ステップS36)。
図20に便作成画面を示す。同図に示すように、便作成画面には、発時刻及び往復の区分の情報を指定する欄、これらの欄に入力した情報を確定して便を追加するための「便追加」ボタン191、便作成画面を閉じるための「閉じる」ボタン192が表示される。
【0056】
便作成画面において情報が入力されて「便追加」ボタン191が押下されたと判別され(ステップS37;YES)、さらに「閉じる」ボタン192が押下されたと判別されると(ステップS38;YES)、入力された情報がバスダイヤ作成手段11内のRAMに記憶され、便作成画面の表示が終了される(ステップS39)。
【0057】
次いで、系統マスタファイル17及び順路マスタファイル18が参照されて、ステップS34においてRAMに記憶された系統について、往路又は復路の停留所の情報が読みだされ、便番号が発行される。また、発行された便番号が記憶手段14に記憶される(ステップS40)。このとき、同一系統において便番号が重複することがないように、系統ごとの発行済みの便番号が記憶手段14に記憶されて管理される。
【0058】
次いで、RAMに記憶された発時刻とステップS40において読み出された停留所の情報とに基づき、所要時間マスタファイル16及び所要時間設定カレンダ16aが参照され、次の停留所までの所要時間が読み出される(ステップS41)。その後、次停留所までの所要時間が発時刻に加算され、加算後の時刻が次停留所の発時刻としてRAMに記憶される(ステップS42)。
【0059】
続いて、次停留所の有無が判別される(ステップS43)。次停留所があると判別された場合は(ステップS43;YES)、ステップS41に戻り、次停留所がないと判別された場合には(ステップS43;NO)、ステップS44に移行する。
【0060】
ステップS44において、RAMに記憶された各停留所と当該停留所の発時刻の交点となる表示手段13上の座標が算出され、ダイヤ作成画面においてこの交点座標が順路どおりに結ばれて筋ダイヤが表示される。また、筋ダイヤが作成された便の情報は、便時刻データテーブル14b及び時刻データテーブル14cに格納され(ステップS44)、バスダイヤ作成処理が終了する。
【0061】
一方、ステップS35において、図18に示すステップS51に移行した場合には、系統選択画面の表示が終了され、ラウンドダイヤ作成画面が表示される。ここで、ラウンドダイヤとは、ある系統を一定の時間間隔ごとに運行するダイヤをいう。例えば、系統番号「00001」の系統を10分ごとに出発するダイヤ等がラウンドダイヤに相当する。
【0062】
図21にラウンドダイヤ作成画面を示す。同図に示すように、ラウンドダイヤ作成画面には、運行開始時刻、運行終了時刻、運行間隔、往復の区分、運行パターンの各情報を指定する欄、これらの欄に入力した情報を確定して便を追加するための「便追加」ボタン196、ラウンドダイヤ作成画面を閉じるための「閉じる」ボタン197が表示される。
【0063】
ラウンドダイヤ作成画面において、情報が入力されて「便追加」ボタン196が押下されたと判別され(ステップS52;YES)、さらに「閉じる」ボタン197が押下されたと判別されると(ステップS53;YES)、入力された情報がバスダイヤ作成手段11内のRAMに記憶され、ラウンドダイヤ作成画面の表示が終了される(ステップS54)。
【0064】
次に、系統マスタファイル17及び順路マスタファイル18が参照されて、ステップS34においてRAMに記憶された系統について、往復の停留所の情報が読み出されるとともに、便番号が発行される。また、発行された便番号が記憶手段14に記憶される(ステップS55)。このとき、同一系統において便番号が重複することがないように、系統ごとの発行済みの便番号が記憶手段14に記憶されて管理される。
【0065】
次いで、ステップS55において読み出された停留所の情報及び発時刻(始発のバス停については、ステップS54においてRAMに記憶された運行開始時間を発時刻とする。)に基づいて、所要時間マスタファイル16及び所要時間設定カレンダ16aが参照され、次の停留所までの所要時間が読み出される(ステップS56)。その後、次停留所までの所要時間が発時刻に加算され、加算後の時刻が次停留所の発時刻としてRAMに記憶される(ステップS57)。
【0066】
続いて、次停留所の有無が判別される(ステップS58)。次停留所があると判別された場合は(ステップS58;YES)、ステップS56に戻り、次停留所がないと判別された場合には(ステップS58;NO)、ステップS59に移行する。
【0067】
ステップS59において、ステップS54でRAMに記憶した運行間隔の時間が、現在処理されている便の始発の停留所における発時刻に加算される(ステップS59)。次いで、加算後の時刻がステップS54でRAMに記憶した運行終了時刻を過ぎているか否かが判別される(ステップS60)。加算後に得られた時刻が運行終了時刻を過ぎていないと判別された場合は(ステップS60;NO)、この時刻が次の便の始発の停留所における発時刻に設定され、次の便の便番号が発行される。また、次の便の発時刻と発行された便番号の情報が記憶手段14に記憶され(ステップS61)、ステップS56に戻る。
【0068】
一方、ステップS60において、運行間隔に設定された時間を始発の停留所の発時刻に加算した後の時刻が、運行終了時刻を過ぎていると判別された場合には(ステップS60;YES)、ダイヤ作成画面において、RAMに記憶された各便の各停留所と当該停留所の発時刻の交点となる表示手段13上の座標が算出され、この交点座標が順路どおりに結ばれて筋ダイヤが表示される。また、筋ダイヤが作成された便の情報は、便時刻データテーブル14b及び時刻データテーブル14cに格納される(ステップS62)。
【0069】
そして、入力手段12からの指示入力に応じて、次の系統のダイヤを作成するか否かが判別されて(ステップS63)、次の系統のダイヤを作成する場合には(ステップS63;YES)、ステップS32に戻り、作成しない場合には(ステップS63;NO)、バスダイヤ作成処理が終了する。
【0070】
また、バスダイヤ作成処理の終了後、ダイヤ作成画面のメニューバーMBの「表示」のメニュー「表示色の変更」が選択された場合には、ダイヤ作成画面の上に表示色の変更画面が重ねて表示される。図22は、表示色の変更画面の表示例を示す図である。同図に示すように、表示色の変更画面には、運行を選択するための運行パターン表示部201、筋ダイヤの色見本を表示する色サンプル表示部202、「色変更」ボタン203、「OK」ボタン204、「キャンセル」ボタン205が表示される。
【0071】
操作者は、筋ダイヤの表示色を変更する場合には、運行パターン表示部201で運行パターンを選択してから「色変更」ボタン203を押下して、色サンプル表示部202において色を選択し、「OK」ボタン204を押下する。すると、運行パターン別の筋ダイヤの表示色が、筋ダイヤ表示色データ14dとして記憶手段14に格納される。一方、「キャンセル」ボタン205が押下された場合は、筋ダイヤの表示色が変更されずに、表示色の変更画面の表示が終了される。
【0072】
以上のように、バスダイヤ作成装置10は、停留所マスタファイル15、所要時間マスタファイル16、系統マスタファイル17、順路マスタファイル18、運行パターンマスタファイル19に格納された情報を参照して、入力手段12を介して入力される操作者の指示に従い、バスダイヤを生成する。また、生成したバスダイヤのデータとして、操作者により選択された系統について、運行開始時刻、運行終了時刻、運行間隔、往復区分、運行パターンに基づいて筋ダイヤを生成し、作成した筋ダイヤをダイヤ作成画面に表示する。更に、作成したダイヤの情報を、便時刻データテーブル14b及び時刻データテーブル14cに保存する。また、操作者の指示に従って、筋ダイヤの表示色を変更し、運行パターン別の筋ダイヤの表示色を記憶手段14に記憶する。
【0073】
したがって、筋ダイヤを表示する際に複雑な接続演算を実行する必要がなく、バス停ごとの発時刻を算出して、算出した点を線で結ぶことにより筋ダイヤを作成するため、バスダイヤを短時間で自動的に作成することが可能となる。
【0074】
また、季節や曜日や時間帯等の条件により異なる道路の混雑状況を加味して停留所間の所要時間を決定し、バスダイヤを作成するため、バスの運行業務を円滑に実行するために役立てることができる。
【0075】
また、バスダイヤを作成処理の結果生成される便時刻データ14bを仕業表(乗務員の業務を定める表)の作成に利用したり、時刻表データ14cを停留所ごとの時刻表の作成に利用して、後方業務に役立てることができる。
【0076】
更に、ダイヤ作成画面において、運行パターンごとに表示色を設定して筋ダイヤを表示できるため、操作者にとって運行パターンが識別しやすく、ダイヤ作成に関る作業効率を向上させることができる。
【0077】
なお、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0078】
[変形例]
例えば、上記実施の形態においては、所要時間マスタファイル16に、停留所間の所要時間の情報として異なる所要時間1〜5を設定しておき、季節や曜日や時間帯等の条件に応じた所要時間を読み出してバスダイヤを作成する例を説明したが、所要時間マスタファイル16に基本の所要時間(1種類)のみが設定されている場合にも、条件に応じたバスダイヤの作成を実現することができる。この場合には、例えば、条件に応じた演算式を記憶手段14に格納しておき、この演算式と基本の所要時間を利用して、条件に応じた所要時間を算出することによりバスダイヤを作成する。
【0079】
図23に、条件に応じた所要時間を算出するための演算式の例を示す。所要時間マスタファイル16から読み出した基本の所要時間が所要時間1である場合、バスダイヤ作成手段11は、例えば図23(a)に示すように、閑散時には所要時間1から所定の時間を減算し、ラッシュ時には所要時間1に所定の時間を加算することにより、条件に応じた所要時間を算出する。このため、道路の混雑状況を加味したバスダイヤを作成することができる。
また、例えば、図23(b)や(c)に示すように、基本の所要時間1を所定の数値により乗算又は除算することにより、条件に応じた所要時間を算出することとしてもよい。
【0080】
その他、本実施の形態におけるバスダイヤ作成装置10の細部構成、および詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0081】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、バスダイヤを短時間で自動的に作成することが可能となる。
【0082】
請求項2又は3に記載の発明によれば、季節や曜日や時間帯に応じて異なる道路の混雑状況を加味してバスダイヤを作成できる。また、これによりバスの運行業務の円滑な実行に役立てることができる。
【0083】
請求項4に記載の発明によれば、作成したバスダイヤの情報を後方業務に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したバスダイヤ作成装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】ダイヤデータ情報テーブルを示す図である。
【図3】便時刻データテーブルを示す図である。
【図4】時刻データテーブルを示す図である。
【図5】停留所マスタファイルに格納された情報の一例を示す図である。
【図6】所要時間マスタファイルに格納された情報の一例を示す図である。
【図7】(a)は所要時間マスタファイルに格納された所要時間設定カレンダを示す図であり、(b)は所要時間設定カレンダに格納されたの一日分の情報を示す図である。
【図8】系統マスタファイルに格納された情報の一例を示す図である。
【図9】順路マスタファイルに格納された情報の一例を示す図である。
【図10】運行パターンマスタファイルに格納された情報の一例を示す図である。
【図11】バスダイヤを作成するための手順を示すフローチャートである。
【図12】ダイヤ作成画面の表示例を示す図である。
【図13】ダイヤ作成画面のメニューバーについて、(a)は「ダイヤの作成」が選択された場合に表示されるメニューを示す図であり、(b)は「表示」が選択された場合に表示されるメニューを示す図である。
【図14】バスダイヤ生成処理を示すフローチャートである。
【図15】ダイヤの変更画面の表示例を示す図である。
【図16】バスダイヤ作成処理を示すフローチャートである。
【図17】バスダイヤ作成処理の続きを示すフローチャートである。
【図18】バスダイヤ作成処理の続きを示すフローチャートである。
【図19】系統選択画面の表示例を示す図である。
【図20】便作成画面の一例を示す図である。
【図21】ラウンドダイヤ作成画面の表示例を示す図である。
【図22】表示色の変更画面の表示例を示す図である。
【図23】他の実施例における所要時間算出テーブルを示す図である。
【符号の説明】
10 バスダイヤ作成装置
11 バスダイヤ作成手段
12 入力手段
13 表示手段
14 記憶手段
14a ダイヤデータ情報テーブル
14b 便時刻データテーブル
14c 時刻データテーブル
14d 筋ダイヤ表示色データ
15 停留所マスタファイル
16 所要時間マスタファイル
16a 所要時間設定カレンダ
17 系統マスタファイル
18 順路マスタファイル
19 運行パターンマスタファイル
151 ダイヤ情報一覧表示部
152 ダイヤ情報入力欄
153 「ダイヤ追加」ボタン
154 「適用」ボタン
155 「中止」ボタン
156,181,204 「OK」ボタン
157,205 「キャンセル」ボタン
191,196 「便追加」ボタン
192,197 「閉じる」ボタン
201 運行パターン表示部
202 色サンプル表示部
203 「色変更」ボタン
MB メニューバー
SE 選択記号
Claims (4)
- バスの運行ダイヤを自動的に作成するバスダイヤ作成装置であって、
停留所間の所要時間の情報と、複数の系統の順路に含まれる停留所の情報とを記憶する記憶手段と、
系統と、運行開始時刻と、運行終了時刻と、運行間隔とを入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された系統の順路に含まれる停留所の情報を前記記憶手段から読み出す停留所情報読出手段と、
前記停留所情報読出手段により読み出された停留所の情報に基づいて、各停留所間の所要時間の情報を前記記憶手段から読み出す所要時間情報読出手段と、
前記入力手段により入力された運行開始時刻と、前記停留所情報読出手段により読み出された停留所の情報と、前記所要時間情報読出手段により読み出された所要時間の情報とに基づいて、前記入力手段により入力された運行間隔により前記運行終了時刻まで運行可能なバス便について前記各停留所における発時刻を算出する算出手段と、
前記停留所情報読出手段により読み出された停留所の情報と、前記算出手段により算出された発時刻に基づいて、座標が設定された表示手段における座標を指定し、この指定した座標を接続することにより前記表示手段にダイヤを表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とするバスダイヤ作成装置。 - 前記記憶手段は、前記所要時間の情報として、季節や曜日や時間帯に応じて異なる時間を記憶することを特徴とする請求項1に記載のバスダイヤ作成装置。
- 前記算出手段は、
季節や曜日や時間帯に応じて、前記所要時間情報読出手段により読み出された所要時間に所定の時間を加算又は減算する第1算出手段及び/又は当該所要時間に所定の数値を乗算又は除算する第2算出手段を備え、
前記第1算出手段及び/又は前記第2算出手段により算出された所要時間の情報と、前記入力手段により入力された運行開始時刻と、前記停留所情報読出手段により読み出された停留所の情報とに基づいて、前記入力手段により入力された運行間隔により前記運行終了時刻まで運行可能なバス便について前記各停留所における発時刻を算出することを特徴とする請求項1に記載のバスダイヤ作成装置。 - 前記算出手段により算出された前記各停留所における発時刻を記憶するバスダイヤ情報記憶手段を備える特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のバスダイヤ作成装置。
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- 2003-01-22 JP JP2003013643A patent/JP2004227241A/ja active Pending
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