JP2004226956A - 像シフト装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】システムコントローラ100は、ペシャンプリズム30のXYステージ33の移動方向、移動量を検出するエンコーダ34、及び拡大光学系60のカム環の回転方向、回転量を検出するエンコーダ64の出力に基づいて、拡大画像の広角画像における像位置、拡大率を演算する。システムコントローラ100は、算出した拡大画像の像位置、拡大率に基づいて、ROM101に格納されたルックアップテーブルのデータを参照し、コマ収差補正レンズ41、非点収差補正レンズ42、非点収差補正レンズ群43の移動量、移動方向、及び補正レンズ71、第2のCCDカメラ72の傾斜角度を得て、その結果に基づいて駆動装置41a、42a、43c、71a、72bの駆動制御を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、対物光学系により広角画像を撮像するとともに、この広角画像の一部を抽出し、拡大した拡大画像を撮像する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内視鏡装置には、観察対象の広角視野の画像と、この広角視野の画像の任意の領域を拡大した画像とを表示するタイプのものがある。このタイプの内視鏡装置は、体内に挿入される硬性鏡に設けられた対物光学系により広角の光学像が形成され、硬性鏡が接続される操作部において、対物光学系からの光束が半透明鏡等を介して分岐される。分岐された光束の一方はリレー光学系を介して第1の撮像素子に再結像する。分岐された他方の光束は、拡大光学系を介して第2の撮像素子に再結像する。第1及び第2の撮像素子にはそれぞれ個別のTVモニタが接続される。これにより、観察者は観察対象を広角視野で観察するとともに、その一部の領域を拡大して観察することができる。
【0003】
上述の第2の撮像素子は、対物光学系を透過した光束の光軸に対して直交する方向に可動なよう支持されている。第2の撮像素子をこの直交方向に適宜動かすことにより、対物光学系により結像される広角の画像のうち、拡大光学系により拡大する領域を抽出することができる(例えば特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−332169号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
対物光学系により形成される広角画像の性能は、対物光学系の光軸の中心部と光軸から離れた周辺部では異なっている。すなわち、中心部では非点収差やディストーションがほとんど発生していない高性能な画像が形成されているが、周辺部では非点収差やディストーションが発生した画像が形成されている。従って、抽出される領域の位置によっては、画像が拡大光学系により拡大されることにより、収差等が強調されてしまう。すなわち、抽出される領域の位置によっては、非点収差やディストーションの影響が増大されてTVモニタに表示されるという問題がある。
【0006】
本発明は以上の問題を解決するものであり、対物光学系により結像される広角画像の一部を抽出して拡大する際、その抽出する位置にかかわらず、常時、高性能の拡大画像を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る像シフト装置は、対物光学系により形成される広角画像の一部の領域を拡大して拡大画像を結像するための拡大光学系と、対物光学系の光軸に対して垂直方向に移動することにより、拡大光学系により拡大される領域を抽出するシフト光学系と、対物光学系及びシフト光学系の収差補正を行うための収差補正手段と、広角画像における抽出領域の位置と拡大画像の拡大率とに基づいて、収差補正手段の駆動を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。以上の構成によれば、広角画像において抽出される領域の位置にかかわらず、収差が補正された高性能な拡大画像が常に得られる。
【0008】
好ましくは、制御手段は、シフト光学系の移動方向及び移動量に基づいて拡大画像の抽出領域の位置を算出し、拡大光学系の移動方向及び移動量に基づいて拡大率を算出する演算手段を有する。
【0009】
好ましくは、拡大画像の抽出領域の位置及び拡大率と、拡大画像の収差を補正できる収差補正手段の駆動量とを対応付けたデータを記憶する記憶手段を備え、制御手段は、上述の演算手段による算出結果に基づいて記憶手段のデータを参照し、収差補正手段の駆動量を取得する。このような記憶手段を備えることにより、収差補正手段の駆動量を演算する時間が短縮され、制御の迅速化が図られる。
【0010】
好ましくは、収差補正手段は、対物光学系のコマ収差、非点収差、及びシフト光学系の非点収差を補正するための第1の収差補正光学系と、シフト光学系のディストーションを補正するための歪曲収差補正手段とを備える。
【0011】
好ましくは、歪曲収差補正手段は、第2の収差補正光学系を有し、この第2の収差補正光学系と拡大画像が形成される撮像素子の結像面とを傾斜させることにより、ディストーションを補正する。
【0012】
好ましくは、第1の収差補正光学系は、2枚の平板状の光学素子を有し、この光学素子の傾斜角度及び傾斜方向を制御することにより、シフト光学系の非点収差が補正される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る第1実施形態が適用される内視鏡装置のブロック図である。内視鏡装置1は、患者の体内に挿入される硬性鏡10と、硬性鏡10が接続される像シフト装置20とを備える。硬性鏡10は像シフト装置20に対して着脱自在である。硬性鏡10内には、対物光学系11と、光源装置(図示せず)から供給される照明光を硬性鏡10の先端部に導くライトガイド(図示せず)が配設される。対物光学系11は、対物レンズ群12と複数のリレーレンズ13とを有する。対物レンズ群12は、広い範囲(例えば120°以上の画角度)の視野の像を形成可能なレトロフォーカス型の対物レンズとして構成されている。硬性鏡10の先端部から照射される照明光が被観察体で反射され、対物レンズ群12に入射すると、対物レンズ群12により結像面12aに被観察体の光学像が結像する。結像面12aに結像する光学像は、リレーレンズ13によりそれぞれの結像面13aに順次結像され、像シフト装置20に最も近いリレーレンズ13の結像面13aに結像される。
【0014】
対物光学系11を透過した光束は、像シフト装置20内に配設される半透明鏡21に入射する。半透明鏡21は、入射光の一部を反射させ、一部を透過させる。半透明鏡21に反射される光束は、折り返しミラー22により反射され、第1の再結像光学系23を介して第1のCCDカメラ24の撮像面24aに入射する。撮像面24aに再結像された光学像は、第1のCCDカメラ24において、光電変換された後、所定の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、第1のCCDカメラ24に接続されているTVモニタ(図示せず)に映し出される。これにより、観察者は被観察体の広角画像を視認することができる。
【0015】
半透明鏡21を透過する光束の光路上には、ペシャンプリズム30、第1の収差補正光学系40、フォーカスレンズ50、拡大光学系60、及び歪曲収差補正ユニット70が配設される。
【0016】
図2は、ペシャンプリズム30の斜視図である。ペシャンプリズム30は、ダハプリズム31と補助プリズム32とを有する。ダハプリズム31は、三角柱の一側面からダハ面31a、31bが突出し、かつダハ面31a、31bが交差する稜線31cが三角柱の底面と平行となるよう形成されたのと等価な形状を有する。補助プリズム32は四角柱状の形状を呈し、その一側面32aがダハプリズム31のダハ面31a、31b以外の一側面31dに対して平行に近接するよう配設される。
【0017】
半透明鏡21を透過する対物光学系11からの光束の光軸Axは、補助プリズム32の側面32bから垂直に入射し、側面32bに隣接する側面32a、32cにより2回折り曲げられ、補助プリズム32の側面32aとダハプリズム31の側面31dとを垂直に透過する。さらに、光軸Axは、ダハプリズム31内において側面31e、ダハ面31a、31b、側面31dにより折り曲げられ、側面31eから垂直に、すなわち補助プリズム32に入射するときの光軸Axと平行な方向に射出する。
【0018】
ペシャンプリズム30は、対物光学系11の光軸Axに直交するX方向と、このX方向及び光軸Axに直交するY方向において移動可能に保持される。対物光学系11の光軸Axと、ぺシャンプリズム30から射出された光束が第1の収差補正光学系40及びフォーカスレンズ50を介して導かれる拡大光学系60の光軸Bxとが一致するときのペシャンプリズム30の位置を「初期位置」とする。ペシャンプリズム30の移動方向に応じて、光軸Bxからみた光軸AxはX方向及びY方向に偏芯する。尚、ペシャンプリズム30の移動については後述する。
【0019】
ペシャンプリズム30から射出された光束は、第1の収差補正光学系40に導かれる。第1の収差補正光学系40は、コマ収差補正レンズ41、非点収差補正レンズ42、及び非点収差補正レンズ群43を有する。
【0020】
コマ収差補正レンズ41及び非点収差補正レンズ42は、それぞれペシャンプリズム30が初期位置から移動することにより変化する対物光学系11のコマ収差、非点収差を補正するためのレンズであり、それぞれX方向及びY方向に移動可能に保持される。コマ収差補正レンズ41及び非点収差補正レンズ42の移動は、駆動装置41a、42aにより行われる。駆動装置41a、42aは、DCモータやステッピングモータ等からなる駆動用アクチュエータ、この駆動用アクチュエータの駆動力を伝達するギア機構、及びX方向・Y方向のガイド機構を有する。尚、コマ収差補正レンズ41及び非点収差補正レンズ42は、ペシャンプリズム30が初期位置にあるとき、それぞれの光軸は、拡大光学系60の光軸Bxと一致するよう位置づけられる。
【0021】
非点収差補正レンズ群43は、ペシャンプリズム30が初期位置から移動することにより変化する対物光学系11の非点収差を補正するための光学素子群であり、2枚の平行平面板43a及び43bで構成される。平行平面板43a、43bは、拡大光学系60の光軸Bxを中心として、光軸に対して傾斜可能かつ光軸周りに回転可能に保持される。平行平面板43a、43bの傾斜駆動及び回転駆動は、駆動装置43cにより行われる。駆動装置43cは、DCモータやステッピングモータ等からなる駆動用アクチュエータ、この駆動用アクチュエータの駆動力を伝達するギア機構、及び各レンズ43a、43bの傾斜方向及び回転方向のガイド機構を有する。尚、ペシャンプリズム30が初期位置に位置するとき、レンズ43a、43bの姿勢は、互いに平行かつ拡大光学系60の光軸に対して垂直に保持される。
【0022】
第1の収差補正光学系40を射出した光束は、フォーカスレンズ50を介して拡大光学系60に入射する。フォーカスレンズ50及び拡大光学系60を構成する第1〜第3レンズ群61、62、63は、それぞれの光軸が一致するよう配設される。フォーカスレンズ50は光軸に沿って移動可能に保持されている。拡大光学系60の第1レンズ群61及び第2レンズ群62は、ズーム鏡筒60aにより、光軸に沿って移動可能に保持されている。ズーム鏡筒60aのカム環(図示せず)が光軸周りに回転すると、カム環に形成されている各カム溝に係合したカムフォロワを一体に有する第1及び第2レンズ群61、62が光軸方向に移動する。フォーカスレンズ50の駆動装置、及びカム環の駆動装置として、DCモータやステッピングモータ等を備えるフォーカシング用アクチュエータ、ズーミング用アクチュエータがそれぞれ用いられる。
【0023】
拡大光学系60から射出される光束は、歪曲収差補正ユニット70に導かれる。歪曲収差補正ユニット70は、像面を傾斜させるための補正レンズ71(第2の収差補正光学系)と第2のCCDカメラ72とを有する。
【0024】
補正レンズ71は、ペシャンプリズム30が初期位置にあるとき、その光軸が拡大光学系60の光軸Bxと一致するよう配設され、光軸Bxを中心として光軸Bxに対して傾斜可能に保持される。補正レンズ71の傾斜駆動は、駆動装置71aにより行われる。駆動装置71aは、DCモータやステッピングモータ等からなる駆動用アクチュエータ、この駆動用アクチュエータの駆動力を伝達するギア機構、及び補正レンズ71の傾斜方向のガイド機構を有する。
【0025】
第2のCCDカメラ72は、ペシャンプリズム30が初期位置にあるとき、拡大光学系60の光軸Bxがその撮像面72aの中心を垂直に貫くようよう配設される。すなわち、第2のCCDカメラ72の撮像面72aには、拡大光学系60により拡大された光学像が形成される。第2のCCDカメラ72は、補正レンズ71と同様、拡大光学系60の光軸Bxに対して、撮像面72aが傾斜可能に保持される。第2のCCDカメラ72の傾斜駆動は、駆動装置72bにより行われる。駆動装置72bは、DCモータやステッピングモータ等からなる駆動用アクチュエータ、この駆動用アクチュエータの駆動力を伝達するギア機構、及び第2のCCDカメラ72の傾斜方向のガイド機構を有する。
【0026】
ここでペシャンプリズム30の移動について説明する。ペシャンプリズム30は、駆動装置(図示せず)によって駆動されるXYステージ33により、XY面内で移動される。駆動装置は、Xステージ及びYステージのそれぞれについて、DCモータやステッピングモータ等からなる駆動用アクチュエータ、及びこの駆動用アクチュエータの駆動力を伝達するギア機構を有する。従って、Xステージ及びYステージは独立して駆動される。Xステージ及びYステージの各駆動装置は、像シフト装置20に設けられた操作部材(図示せず)に接続されている。この操作部材を観察者が適宜操作することにより、ペシャンプリズム30のX方向及びY方向における移動が行われる。
【0027】
ペシャンプリズム30が初期位置からXY面内で移動されるとき、ペシャンプリズム30から出た対物光学系11の光軸Axは、初期位置のペシャンプリズム30から出ていた対物光学系11の光軸に対してシフトされる。図2に示すように、ペシャンプリズム30を初期位置から側面32bに対して光軸AxをX方向における正の方(図2における左方向)へ距離wだけ移動させた場合、側面31eに対して光軸AxはX方向における負の方(図2における右方向)に距離wだけ移動する。これは、所定の位置に位置決めされた対物光学系11の光軸Axに対し、ペシャンプリズム30をX方向における負の方に距離wだけ移動させた場合に相当する。この場合、ペシャンプリズム30から出た後の対物光学系11の光軸Ax’は、ペシャンプリズム30に入射する前の光軸Ax’に対して、距離2wだけX方向の負の方向にシフトされる。また、ペシャンプリズム30をX方向における正の方へ移動する場合、対物光学系の光軸Axは、X方向における正の向きに、ペシャンプリズム30の移動量の2倍の量だけシフトされる。
【0028】
同様に、ペシャンプリズム30をY方向(図2の上下方向)に移動する場合、ペシャンプリズム30から出た後の対物光学系11の光軸Axは、ペシャンプリズム30に入る前の光軸Axに対して、ペシャンプリズム30が移動された向きに、ペシャンプリズム30の移動用の2倍の量だけシフトされる。
【0029】
ペシャンプリズム30がXY面内でシフトされると、ペシャンプリズム30から出た後の対物光学系11の光軸Axは、初期位置に対応して位置決めされる第1収差補正光学系40、フォーカスレンズ50、拡大光学系60、および補正レンズ71の光軸Bxを含む直線上からシフトされる。ペシャンプリズム30が初期位置にあるとき、ペシャンプリズム30から出た後の対物光学系11の光軸Axと光軸Bxは同軸となる。従って、対物光学系11の光軸上を進む光線は、ペシャンプリズム30から射出された後、光軸Bx上を進み、第2のCCDカメラ72の撮像面の中心に入射する。この状態から、ペシャンプリズム30がXY面内で移動すると、ペシャンプリズム30の射出光の光軸Axは、光軸Bxからシフトされる。従って、対物光学系11の光軸Ax上を進む光線は、ペシャンプリズム30から射出された後、光軸Bxからシフトした状態で第1収差補正光学系40に入射し、フォーカスレンズ50、拡大光学系60、及び補正レンズ71を介して、第2のCCDカメラ72の撮像面72aの中心からシフトした位置に入射する。
【0030】
ペシャンプリズム30が初期位置にあるとき光軸Bx上を進行して第2のCCDカメラ72の撮像面72aの中心に入射する光線が、ペシャンプリズム30のXY面内でシフトされることにより、光軸Bxが貫く撮像面72aの箇所からずれるので、第2のCCDカメラ72が撮像する像の範囲がシフトする。すなわち、拡大画像の広角画像における像位置が定まる。換言すれば、広角画像において拡大の対象となる領域が抽出される。
【0031】
システムコントローラ100は、像シフト装置20を全体的に制御するマイクロコンピュータである。すなわち、システムコントローラ100は中央処理ユニット(CPU)、種々のルーチンを実行するためのプログラム、常数等を格納する読出し専用メモリ(ROM)、データ等を一時的に格納する書込み/読出し自在なメモリ(RAM)から成る。
【0032】
システムコントローラ100には、エンコーダ34、64が接続されている。エンコーダ34は、ペシャンプリズム30のX方向及びY方向における駆動方向及び駆動量を検知するよう構成される。エンコーダ64はカム環の回転方向及び回転量を検知するよう構成される。システムコントローラ100は、エンコーダ34、64の出力に基づいて、第2のCCDカメラ72により撮像される拡大画像の像位置及び拡大率を算出する。
【0033】
システムコントローラ100には、コマ収差補正レンズ41の駆動装置41a、非点収差補正レンズ42の駆動装置42a、非点収差補正レンズ群43の駆動装置43c、像面を傾斜させる補正レンズ71の駆動装置71a、及び第2のCCDカメラ72の駆動装置72bがそれぞれ接続されている。
【0034】
また、システムコントローラ100にはルックアップテーブルが格納されたROM101が接続されている。ルックアップテーブルには、第2のCCDカメラ72により撮像される拡大画像の像位置及び拡大率と、上述の各駆動装置41a、42a、43c、71a、72bにより実行されるそれぞれの光学系等の駆動方向及び駆動量との対応を示すデータが格納されている。
【0035】
上述のように、ペシャンプリズム30の移動により拡大画像の広角画像における像位置は定まる。この像位置に応じて、対物光学系11のコマ収差、非点収差の量は変化し、それに応じてコマ収差を補正すべきコマ収差補正レンズ41の移動方向、移動量及び非点収差を補正すべき非点収差補正レンズ42の移動方向、移動量も変化する。ルックアップテーブルには、ペシャンプリズム30の移動方向・移動量と、ペシャンプリズム30の移動により定まる対物光学系11のコマ収差、非点収差を補正するために移動すべきコマ収差補正レンズ41及び非点収差補正レンズ42の移動方向・移動量とを関連付けたデータが格納されている。尚、非点収差補正レンズ42により補正される非点収差は、ペシャンプリズム30の後側に配設される上述の光学系全系の軸外(光軸は拡大光学系60の光軸Bx)の非点収差である。
【0036】
また、上述の対物光学系11の非点収差の量の変化に応じて、非点収差を補正すべき非点収差補正レンズ群43の傾斜角度・傾斜方向も変化する。ルックアップテーブルには、ペシャンプリズム30の移動方向・移動量と、ペシャンプリズム30の移動により定まる対物光学系11の非点収差を補正するために駆動すべき非点収差補正レンズ群43の傾斜角度・傾斜方向とを関連付けたデータが格納されている。尚、非点収差補正レンズ群43により補正される非点収差は、ペシャンプリズム30の後側に配設される上述の光学系全系の軸上(光軸は拡大光学系60の光軸Bx)の非点収差である。
【0037】
ペシャンプリズム30が移動し、拡大光学系60が移動すると、拡大画像の像位置及び拡大率が変化し、それに応じて対物光学系11のディストーションの量も変化する。従って、対物光学系11のディストーションを補正すべき補正レンズ71と第2のCCDカメラ72の撮像面72aの傾斜角度も変化する。ルックアップテーブルには、ペシャンプリズム30及び拡大光学系60の移動方向・移動量と、ペシャンプリズム30及び拡大光学系60の移動により定まる対物光学系11のディストーションを補正するために傾斜すべき補正レンズ71及び第2のCCDカメラ72の撮像面72aの傾斜角度とを関連付けたデータが格納されている。
【0038】
システムコントローラ100は、エンコーダ34の出力に基づいて算出した広角画像における拡大画像の像位置と、エンコーダ64の出力に基づいて算出した拡大画像の拡大率とを用いてルックアップテーブルを参照し、コマ収差補正レンズ41、非点収差補正レンズ42、非点収差補正レンズ群43、補正レンズ71、撮像面72aのそれぞれの駆動方向、駆動量、若しくは傾斜量を得る。そして、これらの参照結果に基づいて、上述の各駆動装置41a、42a、43c、71a、72bの駆動量を演算し、駆動信号を生成し、各駆動装置に出力する。
【0039】
以上のように、本実施形態によれば、ペシャンプリズム30及び拡大光学系60の移動に応じて変化する、拡大画像におけるコマ収差、非点収差、及びディストーションが、適宜補正される。従って、広角画像のどの領域を抽出して拡大しても、第2のCCDカメラ72により撮像され、TVモニタに映し出される拡大画像が良好なものとなる。
【0040】
尚、本実施形態において、上述の各補正光学系の駆動の演算において、フォーカスレンズ50の移動量を反映させる構成としてもよい。その場合、以下のように演算が行われる。フォーカスレンズ50の移動量を検出するエンコーダをシステムコントローラ100に接続させる。また、ROM101のルックアップテーブルに格納されるデータの構成を、ペシャンプリズム30の移動方向・移動量及びフォーカスレンズ50の移動方向・移動量と、ペシャンプリズム30及びフォーカスレンズ50の移動により定まる対物光学系11のコマ収差、非点収差を補正するために駆動すべきコマ収差補正レンズ41、非点収差補正レンズ42の移動方向・移動量、及び非点収差補正レンズ群43の傾斜角度・傾斜方向とを関連付けた構成とする。以上の構成により、フォーカシングの状況をも反映させた補正光学系の駆動が行われる。
【0041】
図3は、上述の実施形態の変形例を示すブロック図である。図3において、図1の構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付られている。この変形例においては、システムコントローラ100とは別に像移動量演算部102が設けられている。像移動量演算部102には、エンコーダ34、64が接続されている。すなわち、エンコーダ34、64の出力に基づく拡大画像の像位置と拡大率の算出は像移動量演算部102で実行される。システムコントローラ100では、像移動量演算部102から入力される拡大画像の像位置及び拡大率に基づいて、上述の各収差補正光学系及び第2のCCDカメラ72の駆動方向・駆動量を算出し、対応する各駆動装置に駆動信号を出力する。
【0042】
尚、各光学系の配置は図1に示すものに限られるものではない。図4に示す内視鏡装置2のように、ペシャンプリズム30の後方にフォーカスレンズ50、拡大光学系60を配置し、拡大光学系60と歪曲収差補正ユニット70との間に第1収差補正光学系80を配置する構成としてもよい。尚、図4に示す収差補正光学系80のコマ収差補正光学系81及び非点収差補正光学系82は、それぞれ図1の第1の収差補正光学系40のコマ収差補正光学系41及び非点収差補正光学系42と同様の光学素子である。また、駆動装置81a、82aによる駆動の態様も、図1の駆動装置41a、42aと同様である。
【0043】
図5は、本発明に係る第2実施形態が適用される監視カメラ90のブロック図である。図5において、図1と同様の構成要素には同一の符号が付されている。像シフト装置20には、レンズ鏡筒91が接続される。レンズ鏡筒91は像シフト装置20に対して着脱自在である。レンズ鏡筒91は、120°程度の画角を有する広角レンズである対物光学系92を備える。この対物光学系92により、監視対象空間の像が形成される。その他の構成は第1実施形態と同様である。観察者は、第1のCCDカメラ24に接続されているTVモニタ(図示せず)により、監視対象空間の広角画像を視認し、第2のCCDカメラ72に接続されているTVモニタ(図示せず)により、広角画像の任意の領域を拡大した画像を視認することができる。
【0044】
システムコントローラ100による制御は第1実施形態と同様である。すなわち、システムコントローラ100は、エンコーダ34、64からの入力に基づいてROM101のルックアップテーブルを参照し、駆動装置41a、42a、43c、71a、及び72bの駆動制御を行う。その結果、広角画像内の拡大領域の位置に応じて、コマ収差補正レンズ41、非点収差補正レンズ42、非点収差補正レンズ群43、補正レンズ71、及び第2のCCDカメラ72が駆動される。従って、第1実施形態と同様、拡大する領域の位置にかかわらず、常に良好な拡大画像が得られ、監視カメラ90による監視作業の信頼性が向上する。
【0045】
尚、上記の各実施形態は、いずれも対物光学系11、92を透過した光束を半透明鏡21により分岐させることにより、広角画像と、広角画像の一部の領域の拡大画像とを観察する構成を有しているが、これに限るものではない。対物光学系11を透過した光束を分岐させることなく拡大光学系60へ導き、拡大光学系60のズーム倍率を適宜制御することにより、広角画像及び拡大画像の形成を可能とする構成としてもよい。尚、この場合も、拡大画像を形成するにあたって、上記の各実施形態と同様、シフト光学系であるペシャンプリズム30により拡大する領域を抽出することは言うまでもない。
【0046】
また、第1及び第2実施形態において、ROM11は像シフト装置20に配設され、ROM11内のルックアップテーブルに格納された上述の諸データは参照されるのみであるが、これに限るものではない。例えば、像シフト装置20の筐体側面に外部コネクタを設け、外部コネクタを介してアクセス可能で、格納データの書換えが可能なメモリを像シフト装置20内に設け、このメモリに上述のルックアップテーブルを格納するシステム構成としてもよい。このようなシステム構成とすれば、像シフト装置20に装着される硬性鏡内の光学系の特性に合わせてルックアップテーブル内のデータを適宜変更することができ、特性の異なる複数種類の硬性鏡を同一の像シフト装置20に用いることが可能となる。
【0047】
あるいは、ROM11を硬性鏡10内に配設し、像シフト装置20に硬性鏡10を装着すると硬性鏡10内のROM11からルックアップテーブルの諸データが読み出され、像シフト装置20内のシステムコントローラ100へ入力されるシステム構成としてもよい。このようなシステム構成とすれば、光学系の特性の異なる硬性鏡を装着してもシステムコントローラ100で用いられるデータ内容の変更を意識する必要がなく、使用者の負担が軽減される。
【0048】
また、像シフト装置20内のROM11のルックアップテーブルに複数種類のデータを格納しておき、像シフト装置20に接続される硬性鏡の特性に合わせたデータを取り出し、システムコントローラ100に出力するシステム構成としてもよい。この場合、像シフト装置20において、接続された硬性鏡を自動識別する機構を硬性鏡の着脱部に設け、ROM11からのデータの抽出処理を自動化するとより効果的である。
【0049】
尚、第2実施形態の場合は、硬性鏡10に替えてレンズ鏡筒91において同様な作用をもたらすよう同様の構成とすればよい。
【0050】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、広角画像の一部を抽出して拡大画像を形成する装置において、常に高性能の拡大画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態が適用される内視鏡装置のブロック図である。
【図2】シフト光学系としてのペシャンプリズムの斜視図である。
【図3】像シフト装置の変形例を示すブロック図である。
【図4】像シフト装置における各光学系の配置の変形例を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る第2実施形態が適用される監視カメラのブロック図である。
【符号の説明】
1、2 内視鏡装置
10 硬性鏡
11 対物光学系
12 対物レンズ群
13 リレーレンズ
20 像シフト装置
30 ペシャンプリズム
40 第1の収差補正光学系
50 フォーカスレンズ
60 拡大光学系
70 歪曲収差補正ユニット
100 システムコントローラ
101 ROM
Claims (6)
- 対物光学系により形成される広角画像の一部の領域を拡大して拡大画像を結像するための拡大光学系と、
前記対物光学系の光軸に対して垂直方向に移動することにより、前記拡大光学系により拡大される前記領域を抽出するシフト光学系と、
前記対物光学系及び前記シフト光学系の収差補正を行うための収差補正手段と、
前記広角画像における前記領域の位置と前記拡大画像の拡大率とに基づいて、前記収差補正手段の駆動を制御する制御手段とを備えることを特徴とする像シフト装置。 - 前記制御手段は、前記シフト光学系の移動方向及び移動量に基づいて前記領域の位置を算出し、前記拡大光学系の移動方向及び移動量に基づいて前記拡大率を算出する演算手段を有することを特徴とする請求項1に記載の像シフト装置。
- 前記領域の位置及び前記拡大率と、前記拡大画像の収差を補正できる前記収差補正手段の駆動量とを関連付けたデータを記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記演算手段による算出結果に基づいて前記記憶手段のデータを参照し、前記収差補正手段の駆動量を取得することを特徴とする請求項2に記載の像シフト装置。
- 前記収差補正手段は、前記対物光学系のコマ収差、非点収差、及び前記シフト光学系の非点収差を補正するための第1の収差補正光学系と、前記シフト光学系のディストーションを補正するための歪曲収差補正手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の像シフト装置。
- 前記歪曲収差補正手段は、第2の収差補正光学系を有し、
この第2の収差補正光学系と前記拡大画像が形成される撮像素子の結像面とを傾斜させることにより、ディストーションを補正することを特徴とする請求項4に記載の像シフト装置。 - 前記第1の収差補正光学系は、2枚の平板状の光学素子を有し、この光学素子の傾斜角度及び傾斜方向を制御することにより、前記シフト光学系の非点収差が補正されることを特徴とする請求項5に記載の像シフト装置。
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