JP2004226703A - 情報提供装置および情報提供プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】TTS独特の違和感を感じるのを低減する。
【解決手段】音楽情報が記憶されている音楽記憶媒体111と、テキスト情報を受信する第1の通信手段101と、第1の通信手段101により受信したテキスト情報を音声情報に変換する音声合成部149と、音声情報と音楽情報とを重ね合せるTTSミキシング部143と、TTSミキシング部143により重ね合わされた音声情報と音楽情報を出力する出力部141とを有し、取得したテキスト情報を音声情報に変換し、変換した音声情報と音楽情報とを重ね合せて提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両に搭載される車載情報提供装置等の情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献】特開2001−343979号。
【0003】
車両の運転中に聴きたい交通情報、天気予報、ニュース、トークなどの情報や音楽の提供順序を、車外のパーソナル・コンピュータなどからユーザーがあらかじめ設定し、運転中、ユーザーが設定した順番に従って上記情報や音楽を提供するという車載情報提供装置が、上記特許文献に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献にも記載されているように、情報提供の方法については、通信コストや通信速度を考慮すると、車載情報提供装置にテキスト情報を送信し、車載情報提供装置内の音声合成装置で音声を合成して読み上げる方法が一般的である。しかし、上記特許文献に記載してある通り、TTS(Text to speech)による情報読み上げを行うと、ユーザーはTTS独特の違和感を感じてしまう。
【0005】
本発明の目的は、TTS独特の違和感を感じるのを低減できる情報提供装置および情報提供プログラムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、取得したテキスト情報を音声情報に変換し、変換した音声情報と音楽情報とを重ね合せて提供するという構成を備えている。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、TTS独特の違和感を感じるのを低減することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、情報提供装置として、車両に搭載した車載情報提供装置を例に挙げて説明するが、これに限定されないことはもちろんである。
実施の形態1
図1に実施の形態1の構成図を示す。
まず、車載機側、すなわち、車載情報提供装置について説明する。
【0009】
第1の通信手段101は、例えば携帯電話のようなものであり、情報取得部131で決められた情報を情報局(センター)に要求したり、要求に応じた情報局からのテキスト情報を取得するために情報局との通信を行う手段である。
【0010】
現在地検出手段(現在地取得手段)102は、例えばGPS(グローバルポジショニングシステム)のようなものであり、天気情報や交通情報などを取得する際に利用する現在地情報を取得する手段である。
【0011】
出力音楽提供手段110は、出力制御部146の指示に従い音楽を提供する手段であり、音楽記憶媒体111と出力音楽決定部112とで構成される。音楽記憶媒体111は、例えば、CD(コンパクトディスク)やMD(ミニディスク)、HD(ハードディスク)、DVD(デジタルヴァーサティルディスク)といった音楽そのものを記憶しておく媒体であり、出力制御部146からの指示により音楽そのものを出力部141へ提供する。出力音楽決定部112は、出力部141がユーザーに音楽を提供するごとに(統合的な出力決定手段120がユーザーに音楽の提供を決定するごとに)、次に提供する音楽を決定する部分であり、ユーザーからの指定がなければCDやMDなどのトラック(Track)順に、ユーザーがランダム指定すればランダムに、ユーザーが再生曲順を指定すれば指定された順に提供する音楽を決定し、決定された音楽情報(トラックNo.(ナンバー)など)を提供音楽記憶部147に記憶させる部分である。
【0012】
統合的な出力決定手段120は、最終出力決定部121で構成され、出力終了検出部142から音楽または情報用番組表の出力が終了したことを知らせる出力終了信号を受信すると、情報用番組表作成部135からの情報用番組表の有無を知らせる情報フラグにより、情報用番組表を提供するか、音楽を提供するか決定し、出力制御部146に指示する部分である。また、出力制御部146に音楽の提供を指示すると、出力音楽決定部112に対し、音楽の出力を決定したことを通知する。
【0013】
出力情報提供手段130は、所定時間ごとに第1の通信手段101を経由して情報を取得し、取得した情報をもとにBGM(バックグランドミュージック)やDJ(ディスクジョッキー)を決定してユーザーに提供する情報用番組表を作成したり、情報用番組表をユーザーに提供するために出力制御部146の指示に従い、DJやBGMそのもの、およびテキスト情報を提供する手段であり、情報取得部131とDJ・BGM選択部132とテキスト情報記憶部133とDJ・BGM記憶部134と情報用番組表作成部135とで構成される。情報取得部131は、取得する情報カテゴリを決定し、第1の通信手段101を用いて所定時間ごとに情報局に接続してテキスト情報を取得する。その際、必要であれば現在地情報を現在地検出手段102から取得し、情報局に送る。ここで取得するテキスト情報は、交通情報やニュースなどの一般情報のほか、お店の広告などを含んでいても良い。DJ・BGM選択部132は、情報用番組表作成部135で情報用番組表を作成する際、情報として使われるテキスト情報をもとにDJやBGMをDJ・BGM記憶部134の中から選択する部分である。選択の方法として、テキスト情報内のキーワードからBGMを選択する方法や、テキスト情報にあらかじめつけられているフラグなどを参照して選択する方法などを用いる。テキスト情報記憶部133は、HDやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))、RAM(ランダムアクセスメモリ)などの記憶装置であり、情報取得部131が取得したテキスト情報を一時的に記憶しておき、出力制御部146の指示に従い、テキスト情報を音声合成部149へ提供する部分である。DJ・BGM記憶部134は、HD、CD、DVD、CFなどの記憶装置であり、テキスト情報記憶部133と共通であっても良いし、音楽記憶媒体111の一部を利用しても良い。DJ・BGM記憶部134には、音楽の前後につけるDJやTTSのバックに流すBGMが記憶されており、出力制御部146の指示に従い、DJやBGMそのものを提供する部分である。また、ここで言うBGMとは、人の声の入っていない、いわゆるバックグラウンドミュージックのほか、自然界の音、例えば、波の音や川のせせらぎ、鳥の鳴き声などであっても良い。情報用番組表作成部135は、情報取得部131で取得したテキスト情報をもとに、テキスト情報にあったDJとBGMとをDJ・BGM選択部132で選択させて情報用番組を作成し、情報用番組表記憶部148に記憶させる部分である。ここで、情報用番組表とは、図7に示されるようなDJ・BGM・TTSを組み合せた進行表であり、この情報用番組表に従って出力手段140がユーザーに情報を提供する。情報提供の動作については図4にフローで示す(後述)。
【0014】
出力手段140は、統合的な出力決定手段120の指示に従い、音楽および情報用番組表の出力を行い、音楽や情報などをユーザーに提供する手段であり、出力部141と出力終了検出部142とTTSミキシング部143とTTS開始制御部144とBGM終了制御部145と出力制御部146と提供音楽記憶部147と情報用番組表記憶部148と音声合成部149とで構成される。出力部141は、スピーカーなどの出力装置であり、音楽や情報をユーザーの耳に聞こえるように出力する部分である。出力終了検出部142は、音楽の1トラック、または情報用番組表の1つの番組が終了したことを検出し、統合的な出力決定手段120に終了を知らせる部分である。TTSミキシング部143は、出力制御部146の指示に従い、音声合成部149で合成されたTTSとBGMとをミキシングする(重ね合せる)部分であり、出力部141からユーザーにBGMとミキシングされたTTSを提供する。TTS開始制御部144は、BGMにTTSをミキシングする開始タイミングを制御する部分であり、BGMを再生した後、所定時間後にTTSのミキシングを開始させる部分である。BGM終了制御部145は、TTSのミキシングが終わった後、BGMの終了を制御する部分であり、TTS終了後、所定時間後にBGMのフェードアウトを開始させる部分である。出力制御部146は、統合的な出力決定手段120の指示に従い、提供音楽記憶部147もしくは情報用番組表記憶部148にある最新音楽または情報用番組表の再生を開始させる部分である。また、出力制御部146は、操作取得手段(操作検出手段)106の操作を受け、ボリュームの変更や音楽、情報のリピート、スキップ処理を行う機能も持つ。提供音楽記憶部147は、出力音楽決定部112で決定された次に再生させる音楽の情報を記憶しておく部分であり、統合的な出力決定手段120の指示を受けた出力制御部146により出力が決定される。情報用番組表記憶部148は、情報用番組表作成部135で作成された情報用番組表を記憶しておく部分であり、統合的な出力決定手段120の指示を受けた出力制御部146により出力が決定される。音声合成部149は、TTS開始制御部144のTTS開始指示によりテキスト情報記憶部133に記憶されているテキスト情報をTTSに変換する。
【0015】
操作取得手段106は、スイッチや音声認識などのユーザーの操作を受ける手段であり、提供中の音楽、情報のリピート、スキップ、ボリュームの変更などのユーザー操作を受け付ける。
【0016】
次に、情報局側について説明する。
第2の通信手段103は、車載機と情報のやり取りをする通信手段である。処理手段104は、記憶手段105にある多数の情報の中から、第2の通信手段103経由で受信した車載機の要求する情報を抽出し、第2の通信手段103経由で車載機に送信する手段である。記憶手段105は、車載機に送られる様々な情報を記憶しておく手段である。
【0017】
図2〜図6に実施の形態1の動作フローを示す。
図2にメインタスクのフローを示す。
メインタスクが起動されると、図1に示した出力音楽決定部112は、最初に再生させる音楽を決定し(201)、決定された音楽情報(トラックNo.など)を提供音楽記憶部147に記憶させて再生準備をする(202)。そして、統合的な出力決定手段120の指示により出力制御部146が音楽の再生開始を指示し、出力部141から提供する(203)。また、統合的な出力決定手段120は、出力制御部に音楽出力の指示を与えた後、出力音楽決定部112に次に再生させる音楽を決定するよう指示し、出力音楽決定部112は、次に再生させる音楽を決定する(204)。出力音楽決定部112で決定された、次に再生させたい音楽情報は、提供音楽記憶部147に記憶されて、再生準備をさせる(205)。再生が終了すると、出力終了検出部142が音楽の出力終了を検出し、統合的な出力決定手段120に送る(206)。統合的な出力決定手段120は、音楽の出力終了を受け、出力情報提供手段130からの情報フラグをチェックする(207)。情報フラグがあれば、情報用番組表の再生を行う(208)。情報用番組表再生については、後で図4のフローで示す。情報フラグがなければ、出力決定手段120は、出力制御部146に、205にて準備された音楽の再生開始を指示する(203)。
【0018】
図3に情報取得タスクのフローを示す。
情報取得タスクはメインタスクとは独立して動作しており、所定時間ごとに情報局にアクセスして情報を取得し、情報用番組表を作成するタスクである。起動されると、情報取得部131は、情報取得タイマーをスタートさせ(301)、所定時間経過したら(302)、情報取得タイマーを一時停止し(303)、取得する情報カテゴリを決定し(304)、決定された情報カテゴリのテキスト情報を第1の通信手段101を経由して情報局から取得する(305、306)。この時、取得する情報が交通情報や天気情報など現在地情報を必要とするものであれば、現在地検出手段102から現在地情報を取得して情報局へ接続し、情報を取得する。取得されたテキスト情報はテキスト情報記憶部133に記憶される。テキスト情報が取得されると、情報用番組表作成部135は、DJ・BGM記憶部134に記憶されているDJとBGMの属性を取得し(307)、取得した情報カテゴリから情報の前後に入れるDJ(308、309)と、TTSのバックに流すBGM(310)を決定し、図7に示すような情報用番組表として形成し、情報用番組表記億部148に記憶する(311)。情報用番組の作成が終わると、情報用番組表作成部135は、メインタスクに情報用番組表の準備ができたことを知らせる情報フラグを立てる(312)。情報フラグが立っている状態で、出力終了検出部142が出力終了を検出すると、統合的な出力決定手段120は、情報用番組表の再生を開始し、情報用番組表が終了すると、情報フラグを消す(208、図4)。情報取得タスクでは、情報取得部131が情報フラグの状態を監視し、状態フラグが消えると(313)、再び情報取得タイマーをスタートさせ情報取得の状態に入る(301)。
【0019】
図4に情報用番組表再生フローを示す。
情報用番組表再生フローは、メインタスクにおいて音楽の再生が終了し、かつ、情報フラグが立っている状態でのみ使われるフローで、情報用番組表の内容をユーザーに提供するものである。情報用番組表が図7に示されるような構成であったとすると、まず、出力制御部146は、情報用番組表記億部148から最新の情報用番組表を参照し、最初に出力するトラック−1の情報を取得し、再生準備をする(401)。ここでは、情報前DJ−1がそれに当り、情報前DJ−1の再生準備をする。この実施の形態1では、情報用番組表に記されている情報は、ファイル名で書かれているが、DJ・BGM記憶部134のDJやBGMに番号が振られていれば、その番号を情報用番組表に記述しておく方法であっても良い。次に、出力制御部146は、DJ・BGM記憶部134内の情報前DJ−1にアクセスして出力部141から情報前DJ−1の出力を開始する(402)。出力を開始すると、出力制御部146は現在出力しているものがBGMかどうかチェックする(403)。今回は、情報前DJ−1を出力しているので、次トラックであるBGM−1の再生準備をする(404)。ここで、もし次トラックが存在しなければ、終了フラグを立てて終了通知を行う(406)のだが、今回は、BGM−1が存在するので、終了フラグは立てずに情報前DJ−1の再生終了を待つ(407)。情報前DJ−1の再生が終了すると、終了フラグが立っているかどうかチェックする(408)。今回は終了フラグを立ててないので、DJ・BGM記憶部134にアクセスし、次トラックであるBGM−1の再生を開始する(411)。BGM−1の再生が開始されると、現在再生しているのがBGMかどうかチェックする(403)。今回は、再生トラック=BGMなので、出力制御部146は、TTS開始制御部144にTTSの開始を制御するように指示し、TTS開始制御部144は、情報再生タイマーをスタートさせる(412)。また、出力制御部146は、情報再生タイマーの動作中に次トラックであるTTS−1の再生準備を行う(413)。TTS開始制御部144の情報再生タイマーがタイムアウトし(414)、情報再生タイマーがタイムアウトしたことが出力制御部146に伝えられると、出力制御部146は、テキスト記憶部133から提供されるTTS−1のテキスト情報を音声合成部149でTTSに変換し、TTSミキシング部143を使ってTTS−1のミキシング再生を開始する(415)。TTS再生中にユーザーが操作した場合、操作フローへ移る(417)。操作フローについては、後で図5を用いて説明する。TTS−1のミキシング再生が終了し、この再生中にユーザーの操作がなかった(418)とすると、出力制御部146は、次トラックであるTTS−2の再生準備を行い(419)、次トラックがTTSかどうかチェックする(420)。今回は、次トラックがTTS−2であるので、TTS−2のミキシング再生を開始する(415)。先ほどと同様にTTS再生中にユーザー操作がないとすると、TTS−2の終了を待って(418)、次トラックである情報後DJ−1の再生準備をし(419)、次トラックがTTSかどうかチェックする(420)。今回は、情報後DJ−1であるので、出力制御部146は、BGM終了制御部145にBGMの終了を制御するように指示し、BGM終了制御部145は、BGM終了タイマーをスタートさせる(421)。また、出力制御部146は、BGM終了タイマーの動作中に次トラックのチェックを行う(422)。今回は、419で情報後DJ−1が次トラックとして再生準備されているので、終了フラグは立てずにBGM終了タイマーのタイムアウトを待つ(422)。422で次トラックがないと判断されるのは、TTS終了後、情報終了後のDJを挟まずに音楽に戻る場合である。BGM終了タイマーがタイムアウトすると(424)、BGM終了制御部145は、出力制御部146にBGM終了タイマーがタイムアウトしたことを伝え、出力制御部146は、BGMをフェードアウトさせ(425)、BGM終了後、終了フラグのチェックを行う(408)。今回は、終了フラグを立ててないので、出力制御部146は、DJ・BGM記憶部134内の情報後DJ−1にアクセスして出力部141から情報後DJ−1の出力を開始し(411)、再生しているのがBGMかどうかチェックする(403)。再生しているのはBGMではないので、次トラックの再生準備をする(404)。しかし、情報用番組表は、情報後DJ−1で終わっているため、次トラックの準備はせずに終了フラグを立てる(406)。情報後DJ−2の再生終了(407)後、終了フラグの有無をチェックし(408)、終了フラグが立っている状態なので情報フラグを消して(409)情報用番組表再生フローは終了する(410)。
【0020】
図5に操作フローを示す。
このフローは、TTS再生中に図6に示すユーザー操作取得タスクでユーザー操作を受ける(416)ことで使われるフローであり、TTS再生中にユーザーから操作された、巻戻しまたは前トラックボタンの1度押しで再生中の情報の頭から再生をやりなおす(リピート)、巻戻しまたは前トラックボタンの2度押しで前の情報の頭から再生する(バック)、早送りまたは次トラックボタンの1度押しで次の情報の頭から再生する(スキップ)の3種類の動作フローについて示している。ユーザー操作が入ると、出力制御部146は、ユーザーの操作情報を取得し(501)、巻戻しまたは前トラックボタンの1度押しかどうかをチェックし(502)、ユーザーの操作がリピートであれば、BGMとTTSの出力レベルを調節してTTSの出力レベルを上げ(503)、再生中のTTSを頭から再生する準備をし(504)、TTSのミキシング再生を開始する(415)。早送りまたは次トラックボタンの1度押しかどうかをチェックし(505)、ユーザーの操作がスキップであれば、情報用番組表(図7)の次トラックの情報を取得し(506)、次トラックの再生準備をする(507)。例えば、再生中のTTSが図7中のTTS−1であったとすると、出力制御部146は、情報用番組表記億部148から次トラックの情報であるTTS−2を取得し(506)、再生準備をする(507)。そして、次トラックがTTSかどうかチェックする(508)。今回は、次トラックがTTS−2であるので、BGMはそのまま流しつづけてTTS−2のミキシング再生を開始する(415)。再生中のTTSが図7中のTTS−2であったとすると、出力制御部146は、情報用番組表記億部148から次トラックの情報である情報後DJ−1を取得し(506)、再生準備をする(507)。そして、次トラックがTTSかどうかチェックする(508)。今回は、次トラックがDJであるので、BGMをフェードアウトし(509)、情報後DJ−1の再生を開始する(411)。巻戻しまたは前トラックボタンの2度押しかどうかをチェックし(510)、ユーザーの操作がバックであれば、情報用番組表(図7)の前トラックの情報を取得する(511)。例えば、再生中のTTSが図7中のTTS−1であったとすると、出力制御部146は、情報用番組表記億部148から前トラックの情報である情報前DJ−1を取得する(511)。そして、前トラックがTTSかどうかチェックする(512)。今回は、前トラックがDJであるので、BGMをフェードアウトし(515)、2トラック前である情報前DJ−1の再生準備をし(516)、情報前DJ−1を再生する(411)。再生中のTTSが図7中のTTS−2であったとすると、出力制御部146は、情報用番組表記億部148から前トラックの情報であるTTS−1を取得する(511)。そして、前トラックがTTSかどうかチェックする(512)。今回は、TTS−1であるので、BGMとTTSの出力レベルを変更し、TTSの出力を上げ(513)、前トラックであるTTS−1の再生準備をして(514)、TTS−1のミキシング再生を開始する(415)。
【0021】
図6にユーザー操作取得タスクを示す。
このタスクは、操作取得手段106と連動されており、ユーザー操作情報を出力制御部146に伝える。起動されると(601)、早送りスイッチが押されたか(602)、次トラックスイッチが押されたか(604)、巻戻しスイッチが押されたか(606)、前トラックスイッチが押されたか(609)チェックする。早送りスイッチ、次トラックスイッチが押されると、それぞれは早送りイベント(603)、次トラックイベント(605)を送信する。出力制御部146は、早送りイベント、次トラックイベントを受けると、スキップであると判断する(505)。巻戻しスイッチ、前トラックスイッチが押されると、それぞれ押された回数を記憶し(607、610)、押された回数と共に、巻戻しイベント(608)、前トラックイベント(611)を送信する。出力制御部146は、巻戻しイベント、前トラックイベントを受けると、押された回数により、押された回数が1回であればリピートであると判断し(502)、押された回数が2回以上であればバックであると判断する(510)。
【0022】
図7に情報用番組表の例を示す。
情報用番組表は、図1の情報用番組表作成部135で作成され、情報用番組表記億部148に記憶される。情報用番組表は、ユーザーに情報用番組を提供する際の進行を表したもので、DJ、BGM、TTSとで構成されている。メインタスクで情報用番組表の再生がされると(208)、情報用番組表に従ったDJ、BGM、TTSが提供される。
【0023】
上記実施の形態1では、情報局からテキスト情報を取得する方法を記しているが、テキスト情報の取得方法として、情報局との通信だけでなく、見えるラジオやテレビの文字放送などから取得するテキスト情報であっても良く、テキスト情報の取得方法は問わない。
【0024】
上記のように、本実施の形態1の情報提供装置では、取得したテキスト情報を音声情報に変換し、変換した音声情報と音楽情報とを重ね合せて提供するという構成になっている。また、本実施の形態1の車載情報提供装置は、音楽を記憶する音楽記憶媒体111と、第1の通信手段101と、音声合成部149と、TTSミキシング部143と、出力部141を有するという構成になっている。なお、図1の音楽記憶媒体111が、特許請求の範囲の音楽情報が記憶されている記憶手段に相当し、第1の通信手段101がテキスト情報を受信する通信手段に相当し、音声合成部149が受信したテキスト情報を音声情報に変換する変換手段に相当し、TTSミキシング部143が音声情報と音楽情報とを重ね合せる重ね合せ手段に相当し、出力部141が音声情報と音楽情報を出力する出力手段に相当する。このような構成により、TTS独特の違和感を低コストで低減し、TTSの聞きやすさを向上することができる。
【0025】
前述の特許文献にも記載されているように、情報提供の方法については、通信コストや通信速度を考慮すると、車載情報提供装置にテキスト情報を送信し、車載情報提供装置内の音声合成装置で音声を合成して読み上げる方法が一般的である。しかし、上記特許文献に記載してある通り、TTSによる情報読み上げを行うと、ユーザーはTTS独特の違和感を感じてしまい、また、自分の設定した好きな音楽を心地よく聞いていた後に、自分で設定した欲しいと思っている情報であってもTTSで提供されることにより、それまでの心地よい気分を壊してしまう(違和感を感じてしまう)といった問題を解決することができる。
【0026】
また、情報取得部131と、出力音楽決定部112とを有し、出力音楽決定部112によりテキスト情報の内容によって選択された音楽情報と音声情報とを重ね合せて提供するという構成になっている。なお、情報取得部131が、特許請求の範囲のテキスト情報の内容を識別する識別手段に相当し、出力音楽決定部112が識別手段による識別結果に基づいて音楽情報を決定する決定手段に相当する。このような構成により、情報の内容によってBGMが使い分けられているので、ユーザーはBGMにより情報の内容を識別することができ、TTSの内容を理解しやすくなる。
【0027】
また、ユーザが音声情報のスキップ、リピート等の操作を行う操作手段(図示省略)と、操作取得手段106と、出力制御部146とを有し、音声情報の出力中、操作取得手段106がスキップ、リピート等の所定の操作を検知した場合、操作を音声情報に関する操作に対してのみ有効とする(すなわち、操作手段の操作にかかわらず、音楽情報を流す)という構成になっている。なお、操作取得手段106が、特許請求の範囲の操作手段の操作を検知する検知手段に相当し、出力制御部146が、操作に従って音声情報の出力の制御をする出力制御手段に相当する。このような構成により、ユーザーはTTSを操作してもBGMは途切れることなく聞くことができ、TTSの違和感を低減することができる。
【0028】
また、音声情報のスキップ、リピートの操作を行う操作手段と、出力制御部146とを有し、音声情報の提供中、リピートの操作をした場合、出力制御部146により、音声情報と音楽情報の少なくとも一方の出力レベル(ボリューム)を調整し、音声情報の出力レベルを音楽情報の出力レベルに対して相対的に上げるという構成になっている。なお、出力制御部146が、特許請求の範囲の音声情報および音楽情報の出力レベルを制御する出力制御手段に相当する。このような構成により、リピート操作時にBGMとTTSの出力レベルを変更することで、リピートされたTTS情報をユーザーがより正確に取得しやすくなり、ユーザーが聞き逃したTTS情報を容易に聞き取ることができる。また、TTSミキシング部143は、音声情報の出力レベルに応じて音楽情報の出力レベルを制御する。例えば、音楽情報の出力レベルを音楽情報の出力レベルより所定量小さく制御する。これにより、音楽情報を聴き取りやすくすることができる。なお、BGMを音声情報と重ね合せる場合には、それまで聴いていた音楽情報の提示を中断し、その後にBGMを音声情報と重ね合せて提示することになる。あらかじめ用意されたBGMは、曲の内容や出力レベルが決められているために、BGMについては特に出力レベルの制御は行わない。
【0029】
また、音声情報と音楽情報とを重ね合せる際、音楽情報の出力開始後、所定の時間経過後に、音声情報の出力の開始を制御する出力制御部146を有するという構成になっている。このような構成により、TTS開始前にBGMが流れることで、ユーザーはTTSが始まることを認識することができ、TTSを認識しやすくすることができる。
【0030】
また、重ね合せた音声情報と音楽情報の前後の少なくとも一方に、DJ音声を挿入するという構成になっている。このように、TTS情報の前後にDJを加えることで、ユーザーはラジオ感覚でTTS情報を聞くことができる。
【0031】
また、受信するテキスト情報は、交通情報、天気情報、ニュースを含む一般情報の他に、広告情報を含むという構成になっている。これにより、ユーザーは交通情報、天気情報、ニュースを含む一般情報の他、広告情報を得ることができる。
【0032】
また、取得したテキスト情報または変換した音声情報を所定の長さに分割し、分割した音声情報の間に、音楽情報とは別の第2音楽情報を挟み込むという構成になっている。このような構成により、TTSとTTSの間に音楽を挟むことで、ユーザーは連続してTTSを長時間聞くことはなくなり、TTS独特の違和感を低減し、TTS情報を取得しやすくすることができる。
【0033】
また、音声情報の出力の終了を検知する検知手段である出力終了検出部142と、出力終了検出部142により音声情報の出力の終了を検知し、所定の時間が経過した後、音楽情報をフェードアウトする出力制御図146とを有するという構成になっている。このように、TTS終了後所定時間経過後にBGMをフェードアウトすることで、ユーザーはTTS情報の終わりを認識し、次の情報や音楽をスムーズに(違和感なく自然に)聞くことができる。
【0034】
また、本実施の形態1における車載情報提供装置の情報提供プログラムは、コンピュータを、テキスト情報を取得する手段、取得したテキスト情報を音声情報に変換する手段、変換した音声情報と音楽情報とを重ね合せる手段、および重ね合せた音声情報と音楽情報を提供する手段として機能させるようになっている。
【0035】
実施の形態2
図8に実施の形態2の構成図を示す。
【0036】
まず、車載機側について説明する。
【0037】
第1の通信手段101は、例えば携帯電話のようなものであり、操作取得手段106からのユーザー操作を取得した情報取得部131が取得する情報を情報局に要求したり、要求に応じた情報局からのテキスト情報を取得するために情報局との通信を行う手段である。
【0038】
現在地検出手段102は、例えばGPSのようなものであり、天気情報や交通情報などを取得する際に利用する現在地情報を取得する手段である。
【0039】
操作取得手段106は、スイッチや音声認識などのユーザーの操作を受ける手段であり、ユーザーからの情報リクエストやTTS情報の操作を受け付ける。
【0040】
出力音楽提供手段110は、出力制御部146の指示に従い、音楽を提供する手段であり、音楽記憶媒体111と出力音楽決定部112とで構成される。音楽記憶媒体111は、例えば、CDやMD、HD、DVDといった音楽そのものを記憶しておく媒体であり、出力制御部146からの指示により音楽そのものを出力部141へ提供する。出力音楽決定部112は、出力部141が音楽の出力を開始するごとに、次に提供する音楽を決定する部分であり、ユーザーからの指定がなければCDやMDなどのトラック順に、ユーザーがランダム指定すればランダムに、ユーザーが再生曲順を指定すれば指定された順に提供する音楽を決定する部分である。
【0041】
出力情報提供手段130は、ユーザー操作を受けてユーザーの要求する情報を取得し、取得したテキスト情報を記憶しておく手段で、情報取得部131と、テキスト情報記憶部133とで構成される。情報取得部131は、操作取得手段106からのユーザー操作を取得し、ユーザーの望んでいる情報を第1の通信手段101を用いて取得する。その際、必要であれば現在地情報を現在地検出手段102から取得し、情報局に送る。ここでユーザーの取得するテキスト情報は、交通情報やニュースなどの一般情報のほか、お店の広告などを含んでいても良い。テキスト情報記憶部133は、HDやCF、RAMなどの記憶装置であり、情報取得部131が取得したテキスト情報を一時的に記憶しておき、出力制御部146の指示に従い、テキスト情報を音声合成部149へ提供する部分である。
【0042】
出力手段140は、通常は出力音楽提供手段110から提供される音楽を出力しているが、出力情報提供手段130でユーザーから要求された情報の出力準備ができると、音楽の出力を制御し、TTSと音楽とをミキシングしてユーザーに提供する手段で、出力部141、TTSミキシング部143、出力制御部146、音声合成部149とで構成される。出力部141は、スピーカーなどの出力装置であり、音楽や情報をユーザーの耳に聞こえるように出力する部分である。TTSミキシング部143は、出力制御部146の指示に従い、音声合成部149で合成されたTTSと出力制御された音楽とをミキシングする部分であり、出力部141からユーザーに音楽とともにミキシングされたTTSを提供する。出力制御部146は、出力情報提供手段120の情報提供する準備ができるのを受けて音楽の出力を制御し、TTS開始を指示したり、TTS終了後に音楽の出力制御を元に戻す機能を持つ。また、ユーザー操作を受け、TTS再生中にリピート操作されると、TTSと音楽の出力レベルを変更する機能も持つ。音声合成部149は、出力制御部146の指示によりテキスト情報記憶部133に記憶されているテキスト情報をTTSに変換する。
【0043】
次に、情報局側について説明する。
第2の通信手段103は、車載機と情報のやり取りをする通信手段である。処理手段104は、記憶手段105にある多数の情報の中から、第2の通信手段103経由で受信した車載機の要求する情報を抽出し、第2の通信手段103経由で車載機に送信する手段である。記憶手段105は、車載機に送られる様々な情報を記憶しておく手段である。
【0044】
図9〜図13に実施の形態2の動作フローを示す。
図9に音楽再生タスクのフローを示す。
音楽再生タスクが起動されると、図8に示した出力音楽決定部112は、再生する音楽を決定する(201)。次に、出力制御部146は、決定された音楽の出力を準備し(202)、出力部141から音楽の再生を開始する(203)。音楽再生が開始されると、出力音楽決定部112は、次に再生させる音楽を決定し(204)、再生準備をする(205)。音楽の再生中に出力情報提供手段130から割り込み情報の準備ができたことを伝える割り込み準備完了フラグを受信すると(206)、再生中の音楽を出力制御する(207)。音楽の出力制御方法は、ボリュームを制御する方法(図11)と、人の声の周波数帯をカットする方法(図12)と、テンポを制御する方法(図13)とが考えられる。ボリュームを制御する場合、図11に示すように、まず、割り込み準備フラグを消し(401)、音楽のボリュームが所定レベルになるまでフェードアウトしてボリュームを下げ(402)、割り込み開始フラグを立てる(403)。この割り込み開始フラグにより、割り込み情報タスク(図10)がTTSのミキシング再生を開始することとなる。割り込み情報タスク(図10)がTTSの再生を終了すると、TTS終了フラグを立て、音楽再生タスク(図9)は、そのTTS終了フラグを受けて(208)、所定レベルに下げていた音楽の出力レベルを元のレベルに戻るまでフェードインさせて音楽出力制御を終了する(209)。その後、通常の音楽再生を行い、割り込み準備完了フラグを監視し(206)、音楽の再生が終了したら、次の音楽の再生を開始する(203)。ここで、たとえTTS再生中に音楽が終了してしまっても、音楽出力制御された状態(音楽のボリュームが下げられている状態)で次の音楽が再生され、TTSとミキシングされるようになっている。
【0045】
図10に割り込み情報タスクのフローを示す。
割り込み情報タスクが起動されると、ユーザーからの情報要求操作待ち状態となり(301)、ユーザーから情報要求されると、情報取得部131は、第1の通信手段101経由で情報局と接続し(302)、テキスト情報を取得する(303)。テキスト情報の取得が完了すると、情報割り込みの準備ができたことを伝える割り込み準備完了フラグを立てる(304)。割り込み情報タスク(図10)が割り込み準備完了フラグを立てると音楽再生タスク(図9)は音楽の出力制御を開始し、情報の割り込みが可能となった時点で割り込み開始フラグを立てる。割り込み情報タスク(図10)は、割り込み開始フラグを受けてTTSミキシング再生を開始する(306)。TTSミキシング再生中に、ユーザーからのリピート操作が入った場合、TTSと音楽の出力レベルを変更し、TTSの出力レベルを上げ(308)、再生中のTTSを頭から再生する(309)。このとき、音楽はリピートを行わず、そのまま流し続けている。TTSの再生中は常にユーザーからのリピート操作を監視し(307)、TTSの再生が終了すると、TTS終了フラグを立て(311)、ユーザーからの情報要求操作待ち状態となる(301)。
【0046】
図11〜13は図9中の音楽出力制御について示したもので、それぞれ、ボリューム制御(図11)、声の周波数帯カット(図12)、音楽のテンポ制御(図13)である。
【0047】
上記のように、本実施の形態1の情報提供装置では、少なくとも音声情報の出力中、音楽情報の出力中の人間の声の周波数帯域を削除する出力制御部146を有するという構成になっている。このように、音楽情報の出力中の人間の声の周波数帯域を削除することにより、TTSの内容が聞き取りやすくなる。
【0048】
また、少なくとも前記音声情報の出力中、音楽情報のテンポを変更する出力制御部146を有するという構成になっている。このように、音楽情報のテンポを変更することにより、TTSの内容が聞き取りやすくなる。
【0049】
ユーザーが情報を必要とするのは、あらかじめ設定しておいた情報やタイミングだけでなく、常には必要ないが、特定の条件でのみ必要な情報、例えば、知らない場所での観光情報など、または、突発で欲しい情報、例えば渋滞に入ったときの交通情報などもある。その場合、あらかじめ提供順序を設定しておくことは不可能であり、ユーザーが必要なときに操作して情報を取得することが必要である。また、ユーザーの操作だけでなく、優先度の高い情報、例えば、この先の経路で事故有りなどの情報が情報局に入れば、情報局は、車載機に情報を送り、ユーザーに提供することも考えられ、音楽などの再生中に上記情報を割り込ませる必要がある。さらに、情報提供の方法については、上述の特許文献にも記述があるように、通信コストや速度を考えると、車載機にテキスト情報を送信し、車載機内の音声合成装置で合成して読み上げる方法が一般的である。しかし、何の処理も加えず音楽などの再生中に割り込みでTTSによる情報読み上げを行うと、たとえユーザーが必要だと思い取得した情報や優先度の高い情報であってもユーザーはTTS独特の違和感を感じてしまい、心地よく音楽を聞いていた雰囲気を壊してしまうといった問題があるが、本実施の形態2では、この問題を解決でき、音楽を聞いていた時の雰囲気を壊すことなく、割り込みによるTTS情報を提供することができる。
【0050】
実施の形態3
図14に実施の形態3の構成図を示す。
まず、車載機側について説明する。
第1の通信手段701は、例えば携帯電話のようなものであり、操作取得手段706からのユーザー操作を取得した情報取得部721が取得する情報を情報局に要求したり、要求に応じた情報局からのテキスト情報を取得するために情報局との通信を行う手段である。
【0051】
現在地検出手段702は、例えばGPSのようなものであり、天気情報や交通情報などを取得する際に利用する現在地情報を取得する手段である。
【0052】
操作取得手段706は、スイッチや音声認識などのユーザーの操作を受ける手段であり、ユーザーからの情報リクエストやTTS情報の操作を受け付ける。
【0053】
出力音楽提供手段710は、音楽出力制御部735の指示に従い音楽を提供する手段であり、音楽記憶媒体711と出力音楽決定部712とで構成される。音楽記憶媒体711は、例えば、CDやMD、HD、DVDといった音楽そのものを記憶しておく媒体であり、音楽出力制御部735からの指示により音楽そのものを出力部731へ提供する。出力音楽決定部712は、出力部731が音楽の出力を開始するごとに、次に提供する音楽を決定する部分であり、ユーザーからの指定がなければCDやMDなどのトラック順に、ユーザーがランダム指定すればランダムに、ユーザーが再生曲順を指定すれば指定された順に提供する音楽を決定する部分である。
【0054】
出力情報提供手段720は、ユーザー操作により情報を取得し、情報のバックに流すBGMとともに出力手段130に提供する手段で、情報取得部721と、BGM選択部722と、テキスト情報記憶部723と、BGM記憶部724とで構成される。情報取得部721は、操作取得手段706からのユーザー操作を取得し、ユーザーの望んでいる情報を第1の通信手段701を用いて取得する。その際、必要であれば現在地情報を現在地検出手段702から取得し、情報局に送る。ここでユーザーの取得するテキスト情報は、交通情報やニュースなどの一般情報のほか、お店の広告などを含んでいても良い。BGM選択部722は、BGM記憶部724に記憶されているBGMの中からTTSのバックに流すBGMを決定する。ランダムであっても、BGMの決定方法は、取得した情報カテゴリによって決められる方法であっても良い。テキスト情報記憶部723は、HDやCF、RAMなどの記憶装置であり、情報取得部721が取得したテキスト情報を一時的に記憶しておき、音楽出力制御部735の指示に従い、テキスト情報を音声合成部736へ提供する部分である。BGM記憶部724は、HD、CD、DVD、CFなどの記憶装置であり、テキスト情報記憶部723と共通であっても良いし、音楽記憶媒体711の一部を利用しても良い。BGM記憶部724には、TTSのバックに流すBGMが記憶されており、BGM出力制御部734の指示に従い、BGMそのものを提供する部分である。また、ここで言うBGMとは、人の声の入っていない、いわゆるバックグラウンドミュージックのほか、自然界の音、例えば、波の音や川のせせらぎ、鳥の鳴き声などであっても良い。
【0055】
出力手段730は、通常は音楽提供手段710から提供される音楽を出力しているが、出力情報提供手段720でユーザーから要求された情報の出力準備ができると、音楽の出力を制御し、ユーザーに情報を提供する手段で、出力部731、TTSミキシング部732、TTS開始制御部733、BGM出力制御部734、音楽出力制御部735、音声合成部736とで構成される。出力部731は、スピーカーなどの出力装置であり、音楽や情報をユーザーの耳に聞こえるように出力する部分である。TTSミキシング部732は、TTS開始制御部733の指示に従い、音声合成部736で合成されたTTSとBGMとをミキシングする部分であり、出力部731からユーザーにBGMとともにミキシングされたTTSを提供する。TTS開始制御部733は、BGMの出力開始から所定時間後にTTSの出力を開始させる部分である。BGM出力制御部734は、音楽出力制御部735からの割り込み開始フラグを受けるとBGMの出力を開始させ、また、TTSの出力が終了したらBGMをフェードアウトして終了させる機能を持つ。音楽出力制御部735は、出力情報提供手段720の情報提供する準備ができる(割り込み準備完了フラグ)のを受けて音楽をフェードアウトして一時停止し、TTSの終了が通知(TTS終了フラグ)されると、一時停止していた場所からフェードインして音楽の再生を開始する。音声合成部736は、TTS開始制御部733の指示によりテキスト情報記憶部723に記憶されているテキスト情報をTTSに変換する。
【0056】
次に、情報局側について説明する。
第2の通信手段703は、車載機と情報のやり取りをする通信手段である。処理手段704は、記憶手段705にある多数の情報の中から、第2の通信手段703経由で受信した車載機の要求する情報を抽出し、第2の通信手段703経由で車載機に送信する手段である。記憶手段705は、車載機に送られる様々な情報を記憶しておく手段である。
【0057】
図15〜図18に実施の形態3の動作フローを示す。
図15に音楽再生タスクのフローを示す。
音楽再生タスクが起動されると、図14に示した出力音楽決定部712は、最初に再生させる音楽を決定する(801)。次に、音楽出力制御部735は、決定された音楽の出力を準備し(802)、出力部731から音楽の再生を開始する(803)。音楽再生が開始されると、出力音楽決定部712は、次に再生させる音楽を決定し(804)、再生準備をする(805)。音楽の再生中に、出力情報提供手段720から割り込み情報の準備ができたことを伝える割り込み準備完了フラグを受信すると、音楽の出力制御をする(807)。音楽の出力制御の方法は、図17に示すフェードアウトで、音楽再生タスク(図15)は、割り込み情報タスク(図16)からの割り込み準備完了フラグを受けると、割り込み準備完了フラグを消し(1001)、音楽をフェードアウトし(1002)、フェードアウトが終了すると音楽を一時停止して割り込み開始フラグを立てる(1003)。割り込み情報タスク(図16)は、割り込み開始フラグを受けてBGMを再生し、TTSとBGMのミキシング再生を開始する。割り込み情報タスク(図16)からの割り込みが終了すると、割り込み情報タスク(図16)は、TTS終了フラグを立てる。音楽再生タスク(図15)は、TTS終了フラグを受けると、音楽出力制御を終了する(809)。終了の方法は、図18に示すようにTTS終了フラグを消し(1101)、音楽を一時停止させていたポイントからフェードインして音楽の再生を開始する(1102)。その後、通常の音楽再生を行い、割り込み準備完了フラグを監視し(806)、音楽の再生が終了したら、次の音楽の再生を開始する(803)。
【0058】
図16に割り込み情報タスクのフローを示す。
割り込み情報タスクが起動されると、ユーザーからの情報要求操作待ち状態となり(901)、ユーザーから情報要求されると、情報取得部721は、第1の通信手段701経由で情報局と接続し(902)、テキスト情報を取得する(903)。テキスト情報の取得が完了すると、情報割り込みの準備ができたことを伝える割り込み準備完了フラグを立てる(904)。割り込み情報タスク(図16)が割り込み準備完了フラグを立てると音楽再生タスク(図15)は音楽の出力制御を開始し、情報の割り込みが可能となった時点で割り込み開始フラグを立てる。割り込み情報タスク(図16)は、割り込み開始フラグを受けてBGM選択部722で決められたBGMをBGM記憶部724から取得し、BGMの再生を開始する(906)。BGMの再生が始まると、TTS開始制御部733は、TTS開始のタイミングをはかり、所定時間経過すると(907)、TTSミキシング部732にTTSのミキシング再生を要求し、出力部731からTTSとBGMのミキシング再生が開始される(908)。TTS再生中に、ユーザーからのリピート操作を監視し、ユーザーからのリピート操作が入った場合(909)、TTSと音楽の出力レベルを変更し、TTSの出力レベルを上げ(910)、再生中のTTSを頭から再生する(911)。このとき、BGMについてはリピートを行わず、そのまま流し続けている。TTSの再生中は常にユーザーからのリピート操作を監視し(909)、TTSの再生が終了すると(912)、BGMをフェードアウトさせ(913)、TTS終了フラグを立てて(914)、ユーザーからの情報要求操作待ち状態となる(901)。
【0059】
図17、図18は、それぞれ図15中の音楽出力制御(807)と音楽出力制御終了(809)について示したものである。
【0060】
上記のように、本実施の形態3では、音楽情報が、BGMとこのBGMとは異なる第2音楽情報とからなり、BGMおよび第2音楽情報の出力を制御するBGM出力制御部734、音楽出力制御部735と、BGMおよび第2音楽情報並びに音声情報の終了を検知する検知手段(図示省略)とを有し、音楽出力制御部735により出力の制御をした第2音楽情報と音声情報とを重ね合せて出力し、記音声情報の出力中に、第2音楽情報が終了したことを前記検知手段が検知した場合、BGMを音声情報とを重ね合せて出力し、音声情報の出力の終了を前記検知手段が検知した場合、BGMをフェードアウトし、第2音楽情報を出力するという構成になっている。このような構成により、音楽を聞いていた時の雰囲気を壊すことなく、割込みによるTTS情報を提供することができる。
【0061】
実施の形態4
図19に実施の形態4の構成図を示す。
まず、車載機側について説明する。
第1の通信手段1201は、例えば携帯電話のようなものであり、操作取得手段1206からのユーザー操作を取得した情報取得部1221が取得する情報を情報局に要求したり、要求に応じた情報局からのテキスト情報を取得するために情報局との通信を行う手段である。
【0062】
現在地検出手段1202は、例えばGPSのようなものであり、天気情報や交通情報などを取得する際に利用する現在地情報を取得する手段である。
【0063】
操作取得手段1206は、スイッチや音声認識などのユーザーの操作を受ける手段であり、ユーザーからの情報リクエストやTTS情報の操作を受け付ける。
【0064】
出力音楽提供手段1210は、音楽出力制御部1236の指示に従い、音楽を提供する手段であり、音楽記憶媒体1211と出力音楽決定部1212とで構成される。音楽記憶媒体1211は、例えば、CDやMD、HD、DVDといった音楽そのものを記憶しておく媒体であり、音楽出力制御部1236からの指示により音楽そのものを出力部1231へ提供する。出力音楽決定部1212は、出力部1231が音楽の出力を開始するごとに、次に提供する音楽を決定する部分であり、ユーザーからの指定がなければCDやMDなどのトラック順に、ユーザーがランダム指定すればランダムに、ユーザーが再生曲順を指定すれば指定された順に提供する音楽を決定する部分である。
【0065】
出力情報提供手段1220は、ユーザー操作により情報を取得し、TTS再生中に音楽が終わった場合に、情報のバックに流すBGMとともに出力手段1230に提供する手段で、情報取得部1221と、BGM選択部1222と、テキスト情報記憶部1223と、BGM記憶部1224とで構成される。情報取得部1221は、操作取得手段1206からのユーザー操作を取得し、ユーザーの望んでいる情報を第1の通信手段1201を用いて取得する。その際、必要であれば現在地情報を現在地検出手段1202から取得し、情報局に送る。ここでユーザーの取得するテキスト情報は、交通情報やニュースなどの一般情報のほか、お店の広告などを含んでいても良い。BGM選択部1222は、BGM記憶部1224に記憶されているBGMの中からTTS再生中に音楽が終わってしまった場合にTTSのバックに流すBGMを決定する。BGMの決定方法は、ランダムであっても、取得した情報カテゴリによって決められる方法であっても良い。テキスト情報記憶部1223は、HDやCF、RAMなどの記憶装置であり、情報取得部1221が取得したテキスト情報を一時的に記憶しておき、音楽出力制御部1236の指示に従い、テキスト情報を音声合成部1237へ提供する部分である。BGM記憶部1224は、HD、CD、DVD、CFなどの記憶装置であり、テキスト情報記憶部1223と共通であっても良いし、音楽記憶媒体1211の一部を利用しても良い。BGM記憶部1224には、TTS再生中に音楽が終わってしまった場合にTTSのバックに流すBGMが記憶されており、BGM出力制御部1235の指示に従い、BGMそのものを提供する部分である。また、ここで言うBGMとは、人の声の入っていない、いわゆるバック・グラウンド・ミュージックのほか、自然界の音、例えば、波の音や川のせせらぎ、鳥の鳴き声などであっても良い。
【0066】
出力手段1230は、通常は音楽提供手段1210から提供される音楽を出力しているが、出力情報提供手段1220でユーザーから要求された情報の出力準備ができると、音楽の出力を制御し、ユーザーに情報を提供する手段で、出力部1231、音楽出力終了検出部1232、TTSミキシング部1233、TTS開始制御部1234、BGM出力制御部1235、音楽出力制御部1236、音声合成部1237とで構成される。出力部1231は、スピーカーなどの出力装置であり、音楽や情報をユーザーの耳に聞こえるように出力する部分である。TTSミキシング部1233は、TTS開始制御部1234の指示に従い、音声合成部1237で合成されたTTSと音楽やBGMとをミキシングする部分であり、出力部1231からユーザーに音楽やBGMとともにミキシングされたTTSを提供する。TTS開始制御部1234は、TTSの開始タイミングを制御する。BGM出力制御部1235は、TTSの再生中に音楽が終了するとBGMの出力を開始させ、また、TTSの出力が終了したらBGMをフェードアウトして終了させる。音楽出力制御部1236は、出力情報提供手段1220の情報提供する準備ができるのを(割り込み準備完了フラグを)受けて音楽出力を制御し、TTSの終了が(TTS終了フラグにより)通知されると、音楽の制御を終了して通常の音楽再生を開始する。音声合成部1237は、TTS開始制御部1234の指示によりテキスト情報記憶部1223に記憶されているテキスト情報をTTSに変換する。
【0067】
次に、情報局側について説明する。
第2の通信手段1203は、車載機と情報のやり取りをする通信手段である。処理手段1204は、記憶手段1205にある多数の情報の中から、第2の通信手段1203経由で受信した車載機の要求する情報を抽出し、第2の通信手段1203経由で車載機に送信する手段である。記憶手段1205は、車載機に送られる様々な情報を記憶しておく手段である。
【0068】
図20、図21に実施の形態4の動作フローを示す。
図20に音楽再生タスクのフローを示す。
音楽再生タスクが起動されると、出力音楽決定部1212は、最初に再生させる音楽を決定する(1301)。次に、音楽出力制御部1236は、決定された音楽の出力を準備し(1302)、出力部1231から音楽の再生を開始する(1303)。音楽再生が開始されると、出力音楽決定部1212は、次に再生させる音楽を決定し(1304)、次に再生させる音楽の再生準備をする(1305)。音楽の再生中に出力情報提供手段1220から割り込み情報の準備ができたことを伝える割り込み準備完了フラグを受信すると(1306)、音楽の出力制御をする(1307)。音楽の出力制御の方法は、実施の形態1で示したのと同じで、ボリューム制御(図11)と、人の声の周波数帯カット(図12)と、テンポ制御(図13)である。また、TTS再生中に音楽が終わった場合、音楽の再生を一時停止させる。音楽再生タスク(図20)は、割り込み情報タスク(図21)から割り込み情報が終了したことを知らせるTTS終了フラグを受けると、音楽出力制御を終了し(1309)、通常の音楽再生を行い、割り込み準備完了フラグを監視し(1306)、音楽の再生が終了したら次の音楽の再生を開始する(1303)。
【0069】
図21に割り込み情報タスクのフローを示す。割り込み情報タスクが起動されると、ユーザーからの情報要求操作待ち状態となり(1401)、ユーザーから情報要求されると、情報取得部1221は、第1の通信手段1201経由で情報局と接続し(1402)、テキスト情報を取得する(1403)。テキスト情報の取得が完了すると、情報割り込みの準備ができたことを伝える割り込み準備完了フラグを立てる(1404)。割り込み情報タスク(図21)が割り込み準備完了フラグを立てると音楽再生タスク(図20)は音楽の出力制御を開始し、情報の割り込みが可能となった時点で割り込み開始フラグを立てる。割り込み情報タスク(図21)は、割り込み開始フラグを受けて出力制御された音楽とTTSとをミキシングして再生する(1406)。音楽の終了をチェックし(1407)、TTS再生中に音楽が終わってしまった場合、音楽を一時停止し(1408)、BGM選択部1222で決められたBGMをBGM記憶部1224から取得し、BGMを再生する(1409)。
【0070】
ユーザー操作をチェックし(1410)、TTS再生中にユーザーからのリピート操作が入った場合、TTSと音楽の出力レベルを変更し、TTSの出力レベルを上げ(1411)、再生中のTTSを頭から再生する(1412)。このとき、バックに流れている音楽もしくはBGMについてはリピートを行わず、そのまま流し続けている。TTSの再生中は常に音楽の終了(1407)とユーザーからのリピート操作(1410)を監視し、TTSの再生が終了すると、BGMが再生中かどうかをチェックし(1414)、BGM再生中であればBGMをフェードアウトさせ(1415)、TTS終了フラグを立てて(1416)、ユーザーからの情報要求操作待ち状態となる(1401)。
【0071】
上記のように、本実施の形態4では、音楽情報の出力を制御する音楽出力制御部1236、BGM出力制御部1235と、音声情報の出力の終了を検知する検知手段(図示省略)とを有し、音楽情報が、BGMとこのBGMとは異なる第2音楽情報とからなり、音楽出力制御部1236により、音声情報の出力を開始する前に、第2音楽情報をフェードアウトし、その後、TTSミキシング部1233および出力部1231により、音声情報とBGMとを重ね合せた情報を提供し、前記検知手段により音声情報の出力の終了を検知した後、BGM出力制御部1235により、BGMをフェードアウトして第2音楽情報をフェードインするという構成になっている。このような構成により、音楽を聞いていた時の雰囲気を壊すことなく、割込みによるTTS情報を提供することができる。
【0072】
以上本発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1のメインタスクの動作フローである。
【図3】本発明の実施の形態1の情報取得タスクの動作フローである。
【図4】本発明の実施の形態1の情報用番組表再生のフローである。
【図5】本発明の実施の形態1の操作フローである。
【図6】本発明の実施の形態1のユーザー操作取得タスクの動作フローである。
【図7】本発明の実施の形態1の情報用番組表の一例である。
【図8】本発明の実施の形態2の構成図である。
【図9】本発明の実施の形態2における音楽再生タスクの動作フローである。
【図10】本発明の実施の形態2における割り込み情報タスクの動作フローである。
【図11】本発明の実施の形態2および4における音楽出力制御(ボリューム制御)の動作フローである。
【図12】本発明の実施の形態2および4における音楽出力制御(周波数カット)の動作フローである。
【図13】本発明の実施の形態2および4における音楽出力制御(テンポ制御)の動作フローである。
【図14】本発明の実施の形態3の構成図である。
【図15】本発明の実施の形態3における音楽再生タスクの動作フローである。
【図16】本発明の実施の形態3における割り込み情報タスクの動作フローである。
【図17】本発明の実施の形態3における音楽出力制御の動作フローである。
【図18】本発明の実施の形態3における音楽出力制御終了の動作フローである。
【図19】本発明の実施の形態4の構成図である。
【図20】本発明の実施の形態4における音楽再生タスクの動作フローである。
【図21】本発明の実施の形態4における割り込み情報タスクの動作フローである。
【符号の説明】
101…第1の通信手段
102…現在地検出手段
103…第2の通信手段
104…処理手段
105…記憶手段
106…操作取得手段
110…出力音楽提供手段
111…音楽記憶媒体
112…出力音楽決定部
120…統合的な出力決定手段
121…最終出力決定部
130…出力情報提供手段
131…情報取得部
132…DJ・BGM選択部
133…テキスト情報記憶部
134…DJ・BGM記憶部
135…情報用番組表作成部
140…出力手段
141…出力部
142…出力終了検出部
143…TTSミキシング部
144…TTS開始制御部
145…BGM終了制御部
146…出力制御部
147…提供音楽記憶部
148…情報用番組表記憶部
149…音声合成部
701…第1の通信手段
702…現在地検出手段
703…第2の通信手段
704…処理手段
705…記憶手段
706…操作取得手段
710…出力音楽提供手段
711…音楽記憶媒体
712…出力音楽決定部
720…出力情報提供手段
721…情報取得部
722…BGM選択部
723…テキスト情報記憶部
724…BGM記憶部
730…出力手段
731…出力部
732…TTSミキシング部
733…TTS開始制御部
734…BGM出力制御部
735…音楽出力制御部
736…音声合成部
1201…第1の通信手段
1202…現在地検出手段
1203…第2の通信手段
1204…処理手段
1205…記憶手段
1206…操作取得手段
1210…出力音楽提供手段
1211…音楽記憶媒体
1212…出力音楽決定部
1220…出力情報提供手段
1221…情報取得部
1222…BGM選択部
1223…テキスト情報記憶部
1224…BGM記憶部
1230…出力手段
1231…出力部
1232…音楽出力終了検出部
1233…TTSミキシング部
1234…TTS開始制御部
1235…BGM出力制御部
1236…音楽出力制御部
1237…音声合成部

Claims (16)

  1. 取得したテキスト情報を音声情報に変換し、変換した前記音声情報と音楽情報とを重ね合せて提供することを特徴とする情報提供装置。
  2. 音楽情報が記憶されている記憶手段と、
    テキスト情報を受信する通信手段と、
    前記通信手段により受信したテキスト情報を音声情報に変換する変換手段と、
    前記音声情報と前記音楽情報とを重ね合せる重ね合せ手段と、
    前記重ね合せ手段により重ね合された前記音声情報と前記音楽情報を出力する出力手段とを有することを特徴とする請求項1記載の情報提供装置。
  3. 前記テキスト情報の内容を識別する識別手段と、
    前記識別手段による識別結果に基づいて前記音楽情報を決定する決定手段とを有し、
    前記決定手段により前記テキスト情報の内容によって選択された前記音楽情報と、前記音声情報とを重ね合せて提供することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  4. 操作を行う操作手段と、
    前記操作手段の前記操作を検知する検知手段と、
    前記操作に従って前記音声情報の出力の制御をする出力制御手段とを有し、
    前記音声情報の出力中、前記検知手段が所定の操作を検知した場合、前記操作を前記音声情報に関する前記操作に対してのみ有効とする請求項2記載の情報提供装置。
  5. 前記音声情報のスキップ、リピートの操作を行う操作手段と、
    前記音声情報および前記音楽情報の出力レベルを制御する出力制御手段を有し、
    前記音声情報の提供中、前記リピートの操作をした場合、前記出力制御手段により、前記音声情報と前記音楽情報の少なくとも一方の出力レベルを調整し、前記音声情報の出力レベルを前記音楽情報の出力レベルに対して相対的に上げることを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  6. 前記重ね合せ手段は、前記音声情報の出力レベルに応じて前記音楽情報の出力レベルを制御することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  7. 前記音声情報と前記音楽情報とを重ね合せる際、前記音楽情報の出力開始後、所定の時間経過後に、前記音声情報の出力の開始を制御する出力制御手段を有することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  8. 重ね合せた前記音声情報と前記音楽情報の前後の少なくとも一方に、DJ音声を挿入することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  9. 受信する前記テキスト情報は、交通情報、天気情報、ニュースを含む一般情報の他に、広告情報を含むことを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  10. 少なくとも前記音声情報の出力中、前記音楽情報の出力中の人間の声の周波数帯域を削除する出力制御手段を有することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  11. 少なくとも前記音声情報の出力中、前記音楽情報のテンポを変更する出力制御手段を有することを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  12. 取得した前記テキスト情報または変換した前記音声情報を所定の長さに分割し、分割した前記音声情報の間に、前記音楽情報とは別の第2音楽情報を挟み込むことを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  13. 前記音声情報の出力の終了を検知する検知手段と、
    前記検知手段により前記音声情報の出力の終了を検知し、所定の時間が経過した後、前記音楽情報をフェードアウトする出力制御手段とを有することを特徴とする請求項2または12記載の情報提供装置。
  14. 前記音楽情報が、BGMと前記BGMとは異なる第2音楽情報とからなり、
    前記BGMおよび前記第2音楽情報の出力を制御する出力制御手段と、
    前記BGMおよび前記第2音楽情報並びに前記音声情報の終了を検知する検知手段とを有し、
    前記出力制御手段により出力の制御をした前記第2音楽情報と、前記音声情報とを重ね合せて出力し、
    前記音声情報の出力中に、前記第2音楽情報が終了したことを前記検知手段が検知した場合、
    前記BGMを前記音声情報とを重ね合せて出力し、
    前記音声情報の出力の終了を前記検知手段が検知した場合、前記BGMをフェードアウトし、前記第2音楽情報を出力することを特徴とする請求項2または12記載の情報提供装置。
  15. 前記音楽情報の出力を制御する出力制御手段と、
    前記音声情報の出力の終了を検知する検知手段とを有し、
    前記音楽情報が、BGMと前記BGMとは異なる第2音楽情報とからなり、
    前記出力制御手段により、前記音声情報の出力を開始する前に、前記第2音楽情報をフェードアウトし、
    その後、前記重ね合せ手段および出力手段により、前記音声情報と前記BGMとを重ね合せた情報を提供し、
    前記検知手段により前記音声情報の出力の終了を検知した後、前記出力制御手段により、前記BGMをフェードアウトして前記第2音楽情報をフェードインすることを特徴とする請求項2または12記載の情報提供装置。
  16. コンピュータを、テキスト情報を取得する手段、取得したテキスト情報を音声情報に変換する手段、変換した前記音声情報と音楽情報とを重ね合せる手段、および重ね合せた前記音声情報と前記音楽情報を提供する手段として機能させるための情報提供プログラム。
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