JP2007336085A - 予告生成装置、予告生成方法、予告生成サーバ、予告生成プログラム、および記録媒体 - Google Patents

予告生成装置、予告生成方法、予告生成サーバ、予告生成プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツの再生が中断されたあとにおいて、ユーザがコンテンツの続きを知りたくなる気持ちを抑える。
【解決手段】ユーザが入力デバイス3を通じて、コンテンツの再生を中断させる操作を行ったとき、入力制御部10が、この操作を受け付ける。予告生成範囲設定部13は、コンテンツの中断位置以降を対象に、コンテンツの今後の展開を説明する予告を生成する。制御部2は、生成された予告をディスプレイ4やスピーカ5を通じて再生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツから予告を生成する予告生成装置、予告生成方法、予告生成サーバ、予告生成プログラム、および記録媒体に関する。
近年、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、あるいは携帯型の動画再生装置などを用いて、外出中に動画や電子書籍等の電子コンテンツを楽しむことができる。
しかし外出中のコンテンツ利用は、目的地への移動中に行うことが多い。そのため、目的地に到着するまでに、コンテンツの全てを利用できず、途中で終了せざるを得ないことがよくある。
そこで、ユーザがコンテンツの利用を途中で中断した場合であっても、コンテンツ利用の利便性を高める技術がいくつか開発されている。その一例として、コンテンツのあらすじを生成しユーザに提示する技術がある。
特許文献1には、文書データに基づいて文書を表示する表示部と、表示すべき文書データの文書構造を解析する文書解析手段と、上記表示部における表示の制御を行う表示制御手段とを備え、上記文書解析手段が、前回の表示が終了した時点で表示されていた該文書データにおける表示位置を示す前回表示位置、および文書構造の解析結果に基づいて表示開始位置を特定し、上記表示制御手段が、上記表示開始位置に基づいて文書データの表示を行うように制御することを特徴とする情報表示装置が開示されている。
この装置を利用すれば、ユーザは、読書を再開する際に前回の読書内容を効率よく把握できる。
特許文献2には、電子化された書籍データを提示する電子書籍提示装置であって、前記電子書籍データを含む情報を提示するための提示手段と前記提示手段に提示された前記書籍データの読書が中断された後、前記書籍データを前記提示手段に提示して読書を再開する際に、前記書籍データの読書中断した中断部分までの内容を解説するための解説データを、読書を中断した際から読書再開する際までの経過時間の長さに基づいて、予め準備された該中断部分に対応する異なる複数の前記解説データ中から選択して前記提示手段に提示する提示制御手段とを備えた、電子書籍提示装置が開示されている。
この装置によれば、電子化された書籍データを提示しながらの読書が中断されて、その後、再度提示して読書再開された際に、読書中断の際から読書再開の際までの経過時間に関わらず、書籍データの読書中断部分までの内容を速やかに思い起こさせることができる。
特許文献3には、一連の文章データにおいて、あらすじを構成する部分を第1の文字列データで記憶するとともに、これ以外の部分を前記第1の文字列データと区別可能な第2の文字列データで記憶した文章データ記憶手段と、前記文章データ記憶手段から、前記第1の文字データを選択的に読み出して連続させることにより、あらすじデータを生成するあらすじデータ生成手段と、を備えたことを特徴とするあらすじ生成装置が開示されている。
この装置によれば、必要となる記憶容量をより少なくしつつ、しかも多様性のあるあらすじを作成あるいは表示できる。
特許文献4には、ユーザの読書を行う読書速度を特定する速度特定手段と、前記電子書籍の内容の中から、前記内容の構成が区切られた区切位置を検出する位置検出手段と、ユーザが読み終えることが可能な前記電子書籍の限界読書位置を、前記速度特定手段によって特定された読書速度に基づいて導出する限界位置導出手段と、前記電子書籍が表示されているときに、前記位置検出手段によって検出された区切位置のうち、前記限界位置導出手段によって導出された限界読書位置の直前にある区切位置を、読書終了位置として推定する終了位置推定手段とを備えることを特徴とする電子書籍装置が開示されている。
この装置によれば、限られた時間内において電子書籍の読書が行われる場合に、その時間内においてユーザに無理なく電子書籍の区切の良い位置で読書を終了させることによって、ユーザに対する利便性を向上できる。
特開2006−31269号公報(2006年2月2日公開) 特開2001−222540号公報(2001年8月17日公開) 特開2002−297634号公報(2002年10月11日公開) 特開2005−346701号公報(2005年12月15日公開)
ユーザによる外出中のコンテンツ利用は、目的地への移動中に行われることが多い。そのため目的地に到着するまでに、コンテンツの全てを利用しきれず、利用を途中で終了せざるを得ないことがよくある。もしコンテンツが面白くなり始めたときに中断せざるを得ないなら、ユーザは続きが気になってしまう。
屋内においてコンテンツを利用するときでも、途中で外出等によりコンテンツの利用を中断する場合には、同様の問題が起こりうる。
特許文献1〜4の技術では、コンテンツの利用を中断した箇所以降の内容は、ユーザにわからない。そのため、中断時に続きを知りたくなる気持ちを抑えることはできない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、コンテンツの再生が中断されたあとにおいて、ユーザがコンテンツの続きを知りたくなる気持ちを考慮し、ユーザの利便性を高めることのできる予告生成装置、予告生成方法、予告生成サーバ、予告生成プログラム、および記録媒体を提供することにある。
(予告生成装置)
本発明に係る予告生成装置は、上記の課題を解決するために、
再生中のコンテンツの再生を中断した位置である再生中断位置を特定する中断位置特定手段と、
上記コンテンツに関する、上記再生中断位置以降の予告を生成する予告生成手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、中断位置特定手段は、再生中のコンテンツの中断位置を特定する。たとえば、コンテンツの再生中にユーザが再生中断操作を行った時点における、コンテンツの現在の再生位置を、コンテンツの再生中断位置として特定する。あるいは、コンテンツの利用終了予定時刻から逆算した所定の時刻を、再生中断位置として特定することもできる。
予告生成手段は、中断されたコンテンツに関する、再生中断位置以降の予告を生成する。このとき、コンテンツが予告再生装置にあらかじめ用意されていれば、コンテンツのうち再生中断位置以降から所定間隔でデータの一部を抽出し連結することによって、コンテンツの今後の展開をまとめて説明する予告を生成する。たとえばコンテンツがストリーミング配信される類のものであり、本体があらかじめ予告生成装置に用意されていない場合であっても、コンテンツの再生中断位置以降をネットワークを通じて取得することにより、予告を作成することもできる。あるいは、コンテンツとは別に用意される、予告作成用の付加データを利用しても、予告を作成できる。
これにより、コンテンツの中断後にこの予告を再生すれば、コンテンツの閲覧者は、予告の閲覧を通じて、コンテンツの今後の展開について、一定の内容理解を得ることができる。したがって、コンテンツの続きが気になってしまうといった、ユーザの欲求不満を抑えることができる。つまり予告生成装置は、ユーザがコンテンツの続きを知りたくなる気持ちを考慮し、ユーザの利便性を高めることができる効果を奏する。
(予告生成方法)
本発明に係る予告生成方法は、上記の課題を解決するために、
再生中のコンテンツの再生を中断した位置である再生中断位置を特定する中断位置特定ステップと、
上記コンテンツに関する、上記再生中断位置以降の予告を生成する予告生成ステップとを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係る予告生成装置と同様の作用・効果を奏する。
(コンテンツの区切りにおいて中断を促す)
また、本発明に係る予告生成装置では、
上記コンテンツの再生位置が、上記コンテンツにあらかじめ設定されている区切りの箇所に来たとき、上記コンテンツの再生中断をユーザに喚起する中断喚起手段をさらに備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、中断喚起手段は、コンテンツの再生位置が、コンテンツにあらかじめ設定されている区切りの箇所に来たとき、コンテンツの再生中断をユーザに喚起する。これにより予告生成装置は、ユーザに、コンテンツ閲覧のメリハリを与えることができる。
また、本発明に係る予告生成装置は、
予告生成範囲を設定する予告生成範囲設定手段をさらに備え、
上記予告生成手段は、
上記中断位置以降のうち、上記予告生成範囲に含まれる箇所を用いて上記予告を生成することが好ましい。
上記の構成によれば、予告生成範囲設定手段は、予告生成範囲を予告生成装置に設定する。予告生成手段は、設定された予告生成範囲を考慮して、予告を生成する。具体的には、コンテンツの中断位置以降のうち、設定された予告生成範囲に含まれる箇所を用いて予告を生成する。逆に言えば、コンテンツの中断位置以降のうち、設定された予告生成範囲に含まれない箇所は、予告生成に用いない。
以上のように、予告生成装置は、予告を生成する予告生成範囲を柔軟に変更できる。したがって、たとえばコンテンツの最後の方を除いた箇所を予告生成範囲として設定するなどして、予告の生成に適した箇所のみを、予告生成範囲として設定できる。これにより予告生成装置は、ユーザの希望やコンテンツの内容に応じた最適な予告を生成できる効果を奏する。
(予告の再生時間内に再生が終了する予告を生成)
また、本発明に係る予告生成装置は、
上記予告を再生する時間である予告再生時間を設定する予告再生時間設定手段をさらに備え、
上記予告生成手段は、
上記設定された予告再生時間内に再生が終了する上記予告を生成することを特徴とすることが好ましい。
上記の構成によれば、予告再生時間設定手段は、予告を再生する時間である予告再生時間を設定する。たとえばこの時間を2分として設定する。予告生成手段は、設定された予告再生時間内に再生が終了する予告を生成する。たとえば予告生成時間として2分が設定されたなら、2分以内に再生が終了する予告を生成する。
以上のように、予告生成装置は、再生可能な時間内に再生が終了する予告を生成する。つまりこの予告の再生は、ユーザがコンテンツを利用できる時間内にかならず終了する。したがって予告生成装置は、ユーザが最後まで閲覧できる予告を確実に生成できる効果を奏する。
(コンテンツの終了予定時刻までに再生が終了する予告を生成)
また、本発明に係る予告生成装置は、
上記コンテンツの再生が終了する予定の時刻であるコンテンツ再生終了予定時刻を特定するコンテンツ再生終了予定時刻特定手段と、
上記コンテンツの再生を中断した時点における時刻を、コンテンツの再生中断時刻として特定するコンテンツ再生中断時刻特定手段とをさらに備え、
上記予告再生時間設定手段は、
上記コンテンツ再生終了予定時刻と、上記コンテンツ再生中断時刻とに基づき、上記予告再生時間を設定することが好ましい。
上記の構成によれば、コンテンツ再生終了予定時刻特定手段は、コンテンツの再生が終了する予定の時刻であるコンテンツ再生終了予定時刻を特定する。たとえば、ユーザが設定した時刻を、コンテンツ再生終了予定時刻として特定したり、あるいは予告生成装置に記憶されている各種の情報に基づきコンテンツ再生終了予定時刻を特定したりする。
また、コンテンツ再生中断時刻特定手段は、コンテンツの再生を中断した時点における時刻を、コンテンツ再生中断時刻として特定する。たとえば、コンテンツの再生が中断したときに、予告生成装置に備えられているローカルクロックから現在の時刻を取得し、これをコンテンツ再生中断時刻と特定する。
こうして特定された、コンテンツ利用終了予定時刻と、コンテンツ再生中断時刻とに基づき、予告再生時間設定手段は、予告の再生時間を設定する。具体的には、コンテンツ利用終了予定時刻から現在の時刻を差し引いた時間を、予告再生時間として特定する。たとえば、コンテンツ再生終了予定時刻が2時10分であり、現在の時刻が2時7分だとすると、予告再生時間特定手段は、予告再生時間として3分間を特定する。
予告生成手段は、予告再生時間以内に再生が終了する予告を生成する。上記の例で言えば、3分以内に再生が終了する予告を生成する。
以上のように、予告生成装置は、コンテンツの中断後、コンテンツの再生が終了する予定の時刻までに再生が終了する予告を生成する。つまりこの予告の再生は、ユーザがコンテンツの利用できる時間内にかならず終了する。したがって予告生成装置は、ユーザが最後まで閲覧できる予告を確実に生成できる効果を奏する。
(予告の再生を開始する時刻を特定)
また、本発明に係る予告生成装置は、
上記予告再生時間および上記コンテンツ再生終了予定時刻を用いて、上記予告の再生を開始する時刻である予告再生開始時刻を特定する予告再生開始時刻特定手段と、
予告生成装置における現在の時刻が上記予告再生開始時刻になったとき、上記コンテンツの再生を中断し、ユーザに上記予告の再生開始を喚起する予告再生開始喚起手段とをさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、予告再生開始時刻特定手段は、予告再生時間およびコンテンツ再生終了予定時刻を用いて、予告の再生を開始する時刻である予告再生開始時刻を特定する。具体的には、コンテンツ利用終了予定時刻から予告再生時間だけさかのぼった時刻を、予告再生開始時刻として特定する。たとえば、コンテンツ利用終了予定時刻が2時10分であり、予告再生時間が3分間だとすると、予告再生開始時刻特定手段は、予告再生開始時間として2時7分を特定する。
予告再生開始喚起手段は、予告生成装置における現在の時刻が予告再生開始時刻になったとき、コンテンツの再生を中断し、ユーザに予告の再生開始を喚起する。この喚起に応じてユーザが予告の再生開始を選択したとき、たとえば予告生成手段が予告を生成する。
以上のように、予告生成装置は、コンテンツ利用終了予定時刻までに再生終了する予告を、ユーザの意思に応じて生成できる。予告を生成するかしないかを、すなわちユーザの判断によって選択するので、ユーザの意図により応じて予告を生成できる効果を奏する。
(コンテンツの閲覧速度から最適な予告再生時間を特定)
また、本発明に係る予告生成装置は、
ユーザのコンテンツ閲覧速度を測定するコンテンツ閲覧速度測定手段をさらに備え、
上記予告生成手段は、
上記予告再生時間および上記コンテンツ閲覧速度を用いて、上記予告再生時間以内にユーザの閲覧が完了する量の予告を生成することが好ましい。
上記の構成によれば、コンテンツ閲覧速度測定手段は、ユーザのコンテンツ閲覧速度を測定する。速度の測定方法は、従来よく知られている任意手法を用いればよい。
予告生成手段は、予告再生時間およびコンテンツ閲覧速度を用いて、予告再生時間以内にユーザの閲覧が完了する量の予告を生成する。具体的には、たとえばユーザの読書速度が、1分間に100文字だとする。また、予告再生時間が3分だとする。このとき予告生成手段は、300文字分の予告を生成する。
これにより予告生成装置は、ユーザが残りの時間内に確実に閲覧できる予告を生成できる効果を奏する。
(予告を自動的に再生)
また、本発明に係る予告生成装置は、
上記生成された予告を、上記コンテンツの再生中断後に自動的に再生する予告再生手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、予告再生手段は、生成された予告を自動的に再生する。この予告を閲覧したユーザは、コンテンツの中断後に、コンテンツの今後の展開について、詳しい理解を短時間で得ることができる。
(予告の再生をユーザに選択させる)
また、本発明に係る予告生成装置は、
ユーザの指示に応じて、上記生成された予告を再生する予告再生手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、予告再生手段は、生成された予告を、ユーザによる指示に応じて再生する。すなわちユーザによる指示があったときに、予告を再生する。この予告を閲覧したユーザは、コンテンツの中断後に、コンテンツの今後の展開について、詳しい理解を短時間で得ることができる。
本発明に係る予告再生システムは、上記の課題を解決するために、
コンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、上記コンテンツについての予告を生成する予告生成サーバとを含み、
上記コンテンツ再生装置は、
再生中のコンテンツの再生中断位置を特定する中断位置特定手段と、
少なくとも、上記コンテンツの再生中断位置と、上記コンテンツを特定できる情報とを上記予告生成サーバに送信する送信手段と、
上記予告生成サーバから送信される上記予告を受信する受信手段とを備え、
上記予告生成サーバは、
上記送信されたコンテンツの再生中断位置と、上記送信された上記コンテンツを特定できる情報とを受信する受信手段と、
上記情報の特定する上記コンテンツに関する、上記再生中断位置以降の予告を生成する予告生成手段と、
上記生成された予告を、上記予告生成装置に送信する送信手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、コンテンツの再生が中断されたあとにおいて、ユーザがコンテンツの続きを知りたくなる気持ちを考慮し、ユーザの利便性を高めることのできる予告生成シスムを提供できる。なお、予告生成サーバは、上述したいずれかの予告生成装置に備えられている各手段をさらに備えていてもよい。これにより、予告生成装置が単独で実現する各種の処理を、システムレベルでも実現できる。
なお、上記予告生成装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記予告生成装置をコンピュータにおいて実現する予告生成プログラム、およびその予告生成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る予告再生装置は、再生中のコンテンツに関する、再生中断の位置以降の予告を生成する予告生成手段を備えているため、コンテンツの再生が中断されたあとにおいて、ユーザがコンテンツの続きを知りたくなる気持ちを考慮し、ユーザの利便性を高めることのできる効果を奏する。
本発明の一実施形態について、図1〜図13を参照して以下に説明する。なお、以下では、本発明に係る予告生成装置の機能を有するコンテンツ再生装置1を説明の対象とする。
<コンテンツ再生装置1の概要>
コンテンツ再生装置1は、コンテンツを再生する装置である。コンテンツ再生装置1は、コンテンツの再生中に、再生を中断することができる。このとき、中断位置以降の、コンテンツについての予告を生成し、再生する。ユーザは、再生された予告を、コンテンツの再生中断後に閲覧する。
これにより、ユーザは、コンテンツの中断位置以降の展開が気になるのを抑えることができる。また、コンテンツの続きを読みたい気持ちを持つことができる。したがって、コンテンツが再生途中のまま放置されずに、最後まで再生できることが可能になり、コンテンツ利用の利便性を向上できる。
(コンテンツの定義)
本発明でいうコンテンツとは、デジタルデータ形式のテキスト、映像(動画)、画像、音楽(音声)などに相当する。それぞれのみからなるものであってもよく、それぞれを適宜組み合わせた構造のものであってもよい。
映像コンテンツには、たとえばストリーミング配信されるものが該当する。音楽コンテンツには、たとえば楽曲、音楽、音声、および朗読などが該当する。テキストコンテンツには、たとえば電子書籍が該当する。画像コンテンツには、たとえば電子コミックが該当する。
(予告のデータ形式)
本発明でいう予告とは、コンテンツの再生を中断した以降の展開について、一定の説明(内容示唆)をユーザに提示するものである。予告は、コンテンツから生成される。したがって予告も、コンテンツと同じようにデジタルデータである。予告のデータ形式は、テキスト、映像、画像、および音声のいずれであってもよい。または、これらの組み合わせであってもよい。
(予告の生成方法)
コンテンツ再生装置1は、予告を、任意の手法を用いてコンテンツから生成できる。たとえばコンテンツに、コンテンツの内容を表す付加データがあらかじめ付加されているとする。このようなデータは、たとえばBML(Broadcast Markup Language)データまたはメタデータであればよい。このとき、付加データを適宜組み合わせて、予告を生成する。
または、コンテンツデータとは別に、あらかじめ用意されている予告生成用データを用いてもよい。この場合、まずデータを取得した上で、取得したデータを編集して予告を生成すればよい。
コンテンツそのものから、予告を生成してもよい。このとき、各種のシーン切り換え検出手法、盛り上がり検出、または言語解析手法などによって、コンテンツの一部を抽出する。そして、抽出した部分を組み合わせたり繋ぎ合わせたりして、予告を生成する。
このとき、言語解析手法を可能とするソフトウェアとして、「http://pcweb.mycom.co.jp/news/2006/02/08/012.html」に掲載されているものを利用できる。
<コンテンツ再生装置1の構成>
本実施形態に係るコンテンツ再生装置1について、図1を参照にして以下に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生装置1の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、コンテンツ再生装置1は、制御部2、入力デバイス3、ディスプレイ4、およびスピーカ5を備えている。
(制御部2)
制御部2は、コンテンツ再生装置1が内部において実行する処理を受け持つ。制御部2は、より詳しくは、図1に示すように、入力制御部10(コンテンツ再生中断時刻特定手段、コンテンツ再生終了予定時刻特定手段)、表示制御部11(予告再生手段)、音再生制御部12(予告再生手段)、予告生成範囲設定部13(予告生成範囲設定手段)、予告再生時間設定部14(予告再生時間設定手段)、および予告生成部15(予告生成手段)を備えている。
これらの各部材がどのような機能を持ち、どのような処理を実行するのかについては、後述する。
(入力デバイス3)
入力デバイス3は、情報をコンテンツ再生装置1に入力したり、ディスプレイ4に表示されている情報を選択するためにユーザが用いたりする装置である。たとえばマウスやキーボードとして実現される。
(ディスプレイ4)
ディスプレイ4は、情報を表示しユーザに提示する装置である。たとえば液晶表示装置やプラズマ表示装置として実現される。
(スピーカ5)
スピーカ5は、入力された音信号の表す音を再生する装置である。いわゆるステレオスピーカやモノラルスピーカに相当する。
<コンテンツ再生処理>
コンテンツ再生装置1が、コンテンツの再生を中断したあとに予告を生成しかつ再生するときの処理について、図2を参照して以下に説明する。図2は、コンテンツ再生装置1が、コンテンツの再生を中断したあとに予告を生成しかつ再生するときの処理の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、ユーザが、コンテンツ再生装置1に再生させるコンテンツを、入力デバイス3を用いて選択する。この選択を、入力制御部10が受け付ける(ステップS20)。
コンテンツ再生装置1において、各種のコンテンツが、図示しないメモリにあらかじめ記憶されている。そこで制御部2は、入力制御部10が受け付けたコンテンツをメモリから読み出し、再生する(ステップS21)。たとえば、コンテンツが電子書籍であれば、表示制御部11が電子書籍をメモリから読み出し、ディスプレイ4に表示する。これによりユーザは、ディスプレイ4を通じて電子書籍を閲覧する、すなわち読む。
つぎに入力制御部10が、ユーザが入力デバイス3を通じて、コンテンツの再生を中断させる操作を行ったか否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22における判定の結果が「偽」であるとき(No)、図2に示す処理はステップS21に戻る。このとき制御部2はコンテンツを再生する。このようにして、ステップS22に示す処理において「真」の結果を得るまで、制御部2はコンテンツを繰り返し再生する。
(予告生成範囲の設定)
ステップS22における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、予告生成範囲設定部13が、再生中のコンテンツの予告を再生する範囲を設定する(ステップS23)。
具体的には、まず予告生成範囲設定部13は、入力デバイス等の操作によりしおりを挟む動作等を行った位置、つまりコンテンツの再生を中断した位置を特定する。つぎに、特定した位置からコンテンツの最後までの範囲のうち所定の範囲を、予告生成範囲として設定する。たとえば、特定した位置からコンテンツの最後までの全てを、予告生成範囲として設定してもよいし、中断位置から10ページ先までの範囲を、予告生成範囲として設定してもよい。予告生成範囲の設定についての具体例は、後述する。
つぎに予告再生時間設定部14が、予告再生時間を設定する(ステップS24)。ここでいう「予告再生時間」とは、コンテンツ再生装置1が予告の再生を完了するための要する時間のことである。
(予告の生成)
つぎに予告生成部15が、予告を生成する(ステップS25)。このとき予告生成部15は、コンテンツのうち、予告生成範囲設定部13によって設定された予告生成範囲の部分を、メモリから取得する。予告生成部15は、取得した部分から、予告再生時間で再生が完了する予告を生成する。予告の生成方法は上述した通りなので、詳細を省略する。
最後に制御部2は、生成された予告を再生する(ステップS26)。この処理の詳細については、図3を参照して後述する。
<予告再生処理>
コンテンツ再生装置1は、生成した予告を、コンテンツの中断後、自動で再生できる。または、ユーザに、予告を再生するかしないかを選択させることもできる。
コンテンツ再生装置1が予告を再生するときの処理について、図3を参照して以下に説明する。図3は、コンテンツ再生装置1が予告を再生するときの処理の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、制御部2は、予告の自動再生がコンテンツ再生装置1に設定されているか否かを判定する(ステップS30)。ステップS30における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、制御部2は、生成した予告を再生する(ステップS32)。
一方、ステップS30における判定の結果が「偽」であるとき(No)、入力制御部10は、ユーザによって、予告の再生が選択されたか否かを判定する(ステップS31)。
ステップS31における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、制御部2は予告を再生する(ステップS32)。一方、ステップS31における判定の結果が「偽」であるとき(No)、制御部2は予告を再生しない。すなわち図3に示す処理は終了する。
(作用・効果)
以上のように、コンテンツ再生装置1は、コンテンツの再生を中断したあと、中断位置以降の予告を生成し、再生する。したがってユーザは、再生された予告を通じて、中断位置以降の今後の展開をある程度、知ることができる。これにより、コンテンツの再生が中断されたあとにおいて、ユーザがコンテンツの続きを知りたくなる気持ちを抑えることができる。
(予告生成範囲の設定タイミング)
なお、上述した予告生成範囲は、ユーザが事前に、すなわちコンテンツの再生前の時点において、コンテンツ再生装置1にあらかじめ設定しておいてもよい。このとき予告生成範囲設定部13は、コンテンツの中断位置からコンテンツの終了位置までの間における、ユーザによって指定された範囲を、予告生成範囲として設定する。
または、コンテンツ再生装置1は、コンテンツ再生の中断後、予告を生成する前に、予告生成範囲をユーザに選択させることもできる。このときユーザは、コンテンツ再生装置1から提示された複数の候補範囲のうち、いずれか1つを予告生成範囲として選択すればよい。または、複数を選択してもよい。
<予告の具体例>
上述したように、予告生成部15は、テキストや画像などの各種のデータ形式のコンテンツから、予告を生成できる。そこで、予告生成部15が生成する予告の具体例について、それぞれ図面を参照して説明する。
(テキストコンテンツについての予告)
図4(a)は、テキストコンテンツ40を示す図である。図4(b)は、固有名詞を含むテキストによって構成される予告41を示す図である。図4(c)は、話言葉によって構成される予告42を表す図である。
予告生成部15は、テキストコンテンツ40から予告41または予告42を生成する。たとえば、予告生成のルールとして、固有名詞を含むテキストをコンテンツから抽出することが、コンテンツ再生装置1にあらかじめ定められているとする。このとき予告生成部15は、テキストコンテンツ40のうち、固有名詞を含むテキストのみを抽出し、互いに連結して予告41を生成する。
表示制御部11がディスプレイ4に予告41を表示すると、ユーザは、テキストコンテンツ40の中断位置以降における、各人物について言及されている箇所を読むことができる。したがって、テキストコンテンツ40の今後の展開について、非常に詳しく知ることが出来る。
一方、予告生成のルールとして、話言葉のテキストをコンテンツから抽出することが、コンテンツ再生装置1にあらかじめ定められているとする。このとき予告生成部15は、テキストコンテンツ40のうち、話言葉を含むテキストのみを抽出する。たとえば話言葉であることを示す所定の記号に囲まれたテキストを抽出する。予告生成部15は、抽出したテキストを互いに連結して予告42を生成する。
表示制御部11がディスプレイ4に予告42を表示すると、ユーザは、テキストコンテンツ40の中断位置以降における、各人物が会話する箇所を読むことができる。したがって、テキストコンテンツ40の今後の展開について、概略的に知ることができる。すなわち核心的な箇所について知ることがないので、コンテンツの今後の展開について興味を失うことがない。
(動画コンテンツについての予告)
図5(a)は、複数のシーン51〜56によって構成される動画コンテンツ50を示す図である。図5(b)は、音声のある複数のシーン51、54、および56によって構成される予告58を示す図である。図5(c)は、固有名詞を含むシーン以外のシーン51および56によって構成される予告59を示す図である。
図5(a)に示すように、動画コンテンツ50は、複数のシーン51〜56によって構成されている。これらのうち、シーン51、54、および56には、音声が含まれている。なお制御部2は、動画コンテンツ50を、進行方向57の向きに再生する。すなわち、シーン51から順に、動画コンテンツ50を再生する。
ここで、予告生成のルールとして、音声を含むシーンをコンテンツから抽出することが、コンテンツ再生装置1にあらかじめ定められているとする。このとき予告生成部15は、動画コンテンツ50のうち、音声を含むシーン51、54、および56を抽出し、互いに連結して、図5(b)に示す予告58を生成する。
したがって、予告58は、シーン51、54、および56が連結した構造を取っている。制御部2が予告58を再生するとき、表示制御部11は、シーン51、54、および56を続けてディスプレイ4に表示する。一方、音再生制御部12は、各シーンに含まれている音声を、スピーカ5を通じて再生する。
したがってユーザは、動画コンテンツ50の中断位置以降における、各人物が話している場面の画像をそれぞれ閲覧し、かつ、各人物が話している言葉を聴くことができる。これにより、動画コンテンツ50の中断位置以降における、今後の展開について、非常に詳しく知ることが出来る。
一方、予告生成のルールとして、固有名詞に言及した音声以外の音声を含むシーンをコンテンツから抽出することが、コンテンツ再生装置1にあらかじめ定められているとする。このとき予告生成部15は、動画コンテンツ50のうち、シーン51および56を抽出し、互いに連結して、図5(c)に示す予告58を生成する。シーン54は固有名詞の音声を含んでいるので、抽出しない。
したがって予告59は、シーン51および56が連結した構造を取っている。制御部2が予告59を再生するとき、表示制御部11は、シーン51および56を続けてディスプレイ4に表示する。一方、音再生制御部12は、各シーンに含まれている音声を、スピーカ5を通じて再生する。
したがってユーザは、動画コンテンツ50の中断位置以降における、各人物が話している場面の画像をそれぞれ閲覧し、かつ、話している言葉を聴くことができる。しかし、固有名詞を知ることはできない。これにより、動画コンテンツ50の中断位置以降における、今後の展開について、概略的に知ることができる。
(各ページの最初のコマを組み合わせた予告)
図6(a)は、複数のページ61〜63によって構成される漫画コンテンツ60を示す図である。図5(b)は、各ページの最初のコマ64、65、および66によって構成される予告68を示す図である。
図6(a)に示すように、漫画コンテンツ60は、複数のページ61〜63によって構成されている。各ページは、それぞれ、複数のコマ(画像)を含んでいる。たとえば、ページ61は最初すなわち右上のコマ64を含み、ページ62は最初すなわち右上のコマ65を含みページ63は最初すなわち右上のコマ66を含んでいる。
なお制御部2は、漫画コンテンツ60を、進行方向67の向きに再生する。すなわち、ページ61から順に、漫画コンテンツ60をディスプレイ4に表示する。
ここで、予告生成のルールとして、各ページに含まれる最初のコマをコンテンツから抽出することが、コンテンツ再生装置1にあらかじめ定められているとする。このとき予告生成部15は、漫画コンテンツ60から最初のコマ64〜66を抽出し、互いに連結して、図6(b)に示す予告68を生成する。
表示制御部11がディスプレイ4に予告68を表示すると、ユーザは、漫画コンテンツ60の中断位置以降における、各ページの最初のコマを、コマ64、65、および66の順に閲覧できる。したがって、漫画コンテンツ60の今後の展開について、短時間で非常に詳しく知ることができる。
(吹き出しのあるコマを組み合わせた予告)
図7(a)は、複数のページ71〜73によって構成される漫画コンテンツ70を示す図である。図7(b)は、各ページに含まれている、吹き出しのあるコマ74、75、および76によって構成される予告78を示す図である。
図7(a)に示すように、漫画コンテンツ70は、複数のページ71〜73によって構成されている。各ページは、それぞれ、複数のコマ(画像)を含んでいる。たとえば、ページ71は、吹き出しのあるコマ74および75を含み、ページ72は吹き出しのあるコマ76を含み、ページ73は吹き出しのあるコマ77を含んでいる。
なお制御部2は、漫画コンテンツ70を、進行方向77の向きに再生する。すなわち、ページ71から順に、漫画コンテンツ70をディスプレイ4に表示する。
ここで、予告生成のルールとして、各ページに含まれている、吹き出しのあるコマをコンテンツから抽出することが、コンテンツ再生装置1にあらかじめ定められているとする。このとき予告生成部15は、漫画コンテンツ70から各ページ含まれている、吹き出しを有するコマ74〜77を抽出し、互いに連結して、図7(b)に示す予告78を生成する。
表示制御部11がディスプレイ4に予告78を表示すると、ユーザは、コンテンツ70の中断位置以降における、各ページに含まれている吹き出しのあるコマを、コマ74、75、および76の順に閲覧できる。したがって、テキストコンテンツ70の今後の展開について、短時間で非常に詳しく知ることができる。
(音声コンテンツについての予告)
図8(a)は、複数の部分音声81〜85によって構成される音声コンテンツ80を示す図である。図8(b)は、音声コンテンツ80に含まれている、音量の大きい部分音声82および84によって構成される予告87を示す図である。
図8(a)に示すように、音声コンテンツ80は、複数の部分音声81〜85によって構成されている。これらのうち、部分音声81、83、および85の音量は、いずれも、コンテンツ再生装置1にあらかじめ定められている基準音量よりも小さい。一方、部分音声82および84の音量は、いずれも基準音量よりも大きい。
制御部2は、音声コンテンツ80を、進行方向86の向きに再生する。すなわち、部分音声81から順に、音声コンテンツ80の表す音声をスピーカ5を通じて再生する。
ここで、予告生成のルールとして、各ページに含まれている、基準音量よりも音量の大きい部分音声を音声コンテンツから抽出することが、コンテンツ再生装置1にあらかじめ定められているとする。このとき予告生成部15は、コンテンツ80に含まれている部分音声82および84を抽出し、互いに連結して、図8(b)に示す予告87を生成する。
音再生制御部12は、生成された予告87を、進行方向88に沿ってスピーカ5を通じて再生する。したがってユーザは、音声コンテンツ80の中断位置以降における、基準音量よりも音量が大きい部分音声82および84を、順に聴くことになる。したがって、音声コンテンツ80の今後の展開について、短時間で非常に詳しく知ることができる。
(音声予告の他の例)
コンテンツ再生装置1において、設定された予告再生時間が10分であり、コンテンツの残りが5曲(再生時間は5曲合わせて15分)だとする。このとき予告生成部15は、曲ごとにそれぞれ2分の予告を生成する。そして、2分の予告を5曲分、続けて再生する。たとえば、曲の前後1分ずつを抽出し、抽出した部分を繋げて予告を生成する。または、曲の開始後、1分ごとに20秒ずつ抽出し、抽出した箇所をそれぞれ繋げて予告を生成する。
なお、予告生成部15は、音声コンテンツが声を含むものであるなら、声のトーンがあらかじめ定められている基準トーンよりも高い箇所、あるいは声の大きさがあらかじめ定められている基準音量よりも大きい箇所を抽出し、抽出した箇所を組み合わせて予告を生成する。逆に、声のトーンがあらかじめ定められている基準トーンよりも低い箇所、あるいは声の大きさがあらかじめ定められている基準音量よりも小さい箇所を抽出し、抽出した箇所を組み合わせて予告を生成してもよい。
<視覚的表示>
(プログレスバーの表示)
表示制御部11は、ユーザがコンテンツを利用している間、コンテンツの現在の再生位置を視覚的にディスプレイ4に表示できる。さらに、コンテンツの利用終了予定時刻までにおける、コンテンツの中断予想位置も、同様に表示できる。
このとき表示制御部11は、図9に示すプログレスバー90をディスプレイ4に表示する。そこで、表示制御部11がディスプレイ4に表示するプログレスバー90について、図9を参照して以下に説明する。図9は、表示制御部11がディスプレイ4に表示するプログレスバー90を示す図である。
この図に示すように、表示制御部11は、コンテンツの再生中に、プログレスバー90をディスプレイ4に表示する。図中、「0%」とあるのはコンテンツの最初の再生位置を示し、「100%」とあるのはコンテンツの最後の再生位置を示す。
表示制御部11は、コンテンツの再生が進むにつれて、「0%」の表示位置から、現在の再生位置91までをグレースケール表示する。これにより、ユーザに、コンテンツの現在の再生位置が、コンテンツ全体の中でどこにあるのかを、一目で理解させることができる。
同時に表示制御部11は、今の再生速度で制御部2がコンテンツを再生し続けたときに、コンテンツの再生がどの位置において終了するのかを、再生中断予想位置92として表示する。これにより、あとどのくらいの時間でコンテンツの再生が中断するのかを、ユーザに一目で理解させることができる。
<予告生成範囲の事前設定処理>
コンテンツ再生装置1において、予告生成範囲設定部13は、ユーザによってあらかじめ指定された範囲に基づき、予告生成範囲を設定できる。そこで、ユーザが予告生成範囲をコンテンツ再生装置1に設定する場合において、コンテンツ再生装置1が予告を生成し再生するときの処理について、図10を参照して以下に説明する。図10は、ユーザが予告生成範囲をコンテンツ再生装置1に設定する場合において、コンテンツ再生装置1が予告を生成し再生するときの処理の流れを示すフローチャートである。
(予告生成範囲の設定)
この図に示すように、ユーザは、入力デバイス3を通じて、コンテンツ再生装置1に予告生成範囲を設定する。コンテンツ再生装置1において、入力制御部10がこの設定を受け付ける。(ステップS100)。
つぎにユーザは、再生するコンテンツを選択する(ステップS101)。コンテンツ再生装置1は、選択されたコンテンツを再生する(ステップS102)。
制御部2は、入力制御部10が受け付けたコンテンツをメモリから読み出し、再生する。たとえば、コンテンツが電子書籍であれば、表示制御部11が電子書籍をメモリから読み出し、ディスプレイ4に表示する。これによりユーザは、ディスプレイ4を通じて電子書籍を閲覧する、すなわち読む。
つぎに入力制御部10が、ユーザが入力デバイス3を通じて、コンテンツの再生を中断させる操作を行ったか否かを判定する(ステップS103)。
ステップS103における判定の結果が「偽」であるとき(No)、図10に示す処理はステップS102に戻る。このとき制御部2はコンテンツを再生する。このようにして、ステップS103に示す処理において「真」の結果を得るまで、制御部2はコンテンツを繰り返し再生する。
ステップS103における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、予告生成範囲設定部13がコンテンツの中断位置を特定する。つぎに予告生成範囲設定部13は、特定した中断位置よりあとに、ユーザの設定した予告生成範囲があるか否かを判定する(ステップS104)。
ステップS104における判定の結果が「偽」であるとき(No)、図10に示す処理は終了する。すなわち予告生成部15は予告を生成しない。したがって、ユーザがコンテンツの再生を中断したあとにおいて、コンテンツ再生装置1は予告を再生しない。
(予告生成範囲の設定)
一方、ステップS104における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、予告生成範囲設定部13は予告生成範囲を設定する(ステップS105)。具体的には、特定した中断位置から、コンテンツの終了位置までの間における、ユーザの設定した予告生成範囲を、実際の予告を生成する上で利用される予告生成範囲として抽出する。
つぎに予告再生時間設定部14が、予告再生時間を設定する(ステップS106)。つぎに予告生成部15が予告を生成する(ステップS107)。このとき予告生成部15は、コンテンツのうち、予告生成範囲設定部13によって設定された予告生成範囲の部分を、メモリから取得する。予告生成部15は、取得した部分から、予告再生時間で再生が完了する予告を生成する。
最後に制御部2は、生成された予告を再生する(ステップS108)。この処理の詳細については、図3に示す通りである。
(作用・効果)
このように、ユーザは、コンテンツから予告を生成するとき、予告生成の対象として含めたい範囲である予告生成範囲を、コンテンツの再生前において、コンテンツ再生装置1に事前に設定することができる。
コンテンツがたとえば章立てのものであれば、ユーザは、予告生成範囲を章単位でコンテンツ再生装置1に設定できる。ユーザは、予告生成範囲をページ数やページ番号として設定してもよい。または、コンテンツの内容に基づき、予告生成範囲を設定してもよい。
また、コンテンツの再生を中断した位置が、コンテンツの終了位置にかなり近い位置、たとえばコンテンツの開始位置から90%以上が終了した位置だとする。このときコンテンツがミステリーものだとすれば、その位置以降には犯人を特定する情報を含んでいる可能性が極めて高い。そこで予告生成部15は、予告を生成しない措置を取る。これにより、ユーザがコンテンツの核心部分の展開を、コンテンツの本編を閲覧する前に判ってしまい、興味を失って先を閲覧する意欲を無くなってしまうことを防止できる。
なおコンテンツ再生装置1は、コンテンツ再生中断後であって、予告を生成する前において、上述した予告生成範囲をユーザに設定させてもよい。すなわち、予告生成範囲設定のタイミングは、コンテンツ選択処理の前に限定されない。
(内容に基づき予告生成範囲を指定)
なお、予告生成範囲設定部13は、予告生成範囲を設定するとき、コンテンツの内容を考慮することもできる。たとえば、コンテンツに、内容を説明するための付加データが付加されているとする。このとき予告生成範囲設定部13は、当該データを解析することによって、どこまでを予告生成範囲に含めてよいのかを決定する。
たとえばある場面が、「だれが犯人なのかが明らかになる場面」だとする。このとき、犯人が分かる前までの範囲で予告を生成することが好ましい。そこで予告生成範囲設定部13は、コンテンツのうち、中断箇所から当該場面までを、予告生成範囲として設定する。
(コンテンツ内容の特徴)
また、コンテンツ再生装置1が、内容的に連関して続いていく、いわゆるシリーズもののコンテンツを再生しているとする。このとき各コンテンツに共通する、特徴的なシーンについての情報が、コンテンツ再生装置1のメモリにあらかじめ記憶されている。予告生成範囲設定部13は、そのシーンを参照して予告生成範囲を設定する。
たとえば、推理物のコンテンツに登場する特定人物が突然に眠りだすシーンや、あるいは歴史物のコンテンツに登場する特定人物が権威ある特定の持ち物を取り出し周囲の人達に披露するシーンなど、シリーズもののコンテンツには、数多くの人に一般によく知られ、かつ今後の展開をユーザに確信を持って知らしめる著名シーンが毎回含まれていることがある。そこで、このようなコンテンツを対象にした予告についての予告生成範囲を設定するとき、予告生成範囲設定部13は、まず、パターン解析によって、コンテンツ内における著名シーンの出現位置を特定する。この出現位置は、コンテンツの重要な内容、特に結末を明らかにする重要な場面を数多く含んでいる。そこで予告生成範囲設定部13は、特定した出現箇所よりあとを、予告生成範囲の設定から外す。すなわち、特定した出現箇所より前までを、予告生成範囲の設定の対象とする。
このように予告生成範囲設定部13は、パターン解析によって、「戦いが始まる前まで」、あるいは「推理が始まる前まで」などのように、内容に基づき、予告生成範囲を制限する。これにより、生成された予告を閲覧したユーザが、コンテンツの結末を知ってしまい、興が冷めてしまうことを防止できる。
<最適な予告再生時間の決定>
ユーザは、コンテンツ再生装置1に、コンテンツの終了予定時刻を設定できる。このときコンテンツ再生装置1は、設定されたコンテンツ利用終了予定時刻、およびコンテンツの再生が中断された時点における現在時刻を基に、予告を再生できる時間を決定する。そして、決定した時間内に再生している終了する予告を生成することもできる。
以上を実現するための処理について、図11を参照して以下に説明する。図11は、ユーザがコンテンツ再生装置1にコンテンツ利用終了予定時刻を設定する場合における、コンテンツ再生装置1が予告を生成し再生するときの処理の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、ユーザは、入力デバイス3を通じて、コンテンツ再生装置1に、コンテンツ利用終了予定時刻を設定する。コンテンツ再生装置1において、入力制御部10が、この設定を受け付ける。(ステップS110)。
つぎに、ユーザは、再生するコンテンツを選択する(ステップS111)。制御部2は、入力制御部10が受け付けたコンテンツをメモリから読み出し、再生する(ステップS112)。たとえば、コンテンツが電子書籍であれば、表示制御部11が電子書籍をメモリから読み出し、ディスプレイ4に表示する。これによりユーザは、ディスプレイ4を通じて電子書籍を閲覧する、すなわち読む。
つぎに入力制御部10が、ユーザが入力デバイス3を通じて、コンテンツの再生を中断させる操作を行ったか否かを判定する(ステップS113)。
ステップS113における判定の結果が「偽」であるとき(No)、図11に示す処理はステップS112に戻る。このとき制御部2はコンテンツを再生する。このようにして、ステップS113に示す処理において「真」の結果を得るまで、制御部2はコンテンツを繰り返し再生する。
ステップS113における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、予告生成範囲設定部13が予告生成範囲を設定する(ステップS114)。このときの設定方法は、上述したいずれのものでもよい。たとえば具体的には、特定した中断位置から、コンテンツの終了位置までの間の全てを、予告生成範囲として設定する。
つぎに予告再生時間設定部14が、コンテンツの再生を中断した時点における、現在の時刻を特定し、設定する(ステップS115)。このとき予告再生時間設定部14は、たとえば、コンテンツ再生装置1に備えられているローカルクロックを参照する。
予告生成部15は、ユーザがコンテンツ再生装置1に設定したコンテンツ利用終了予定時刻、および取得した現在の時刻を用いて、予告再生時間を決定する(ステップS116)。すなわち、コンテンツ利用終了予定時刻から現在の時刻を差し引いた時間を、予告再生時間として決定する。
つぎに予告生成部15が予告を生成する(ステップS117)。このとき予告生成部15は、コンテンツのうち、予告生成範囲設定部13によって決定された予告生成範囲の部分を、メモリから取得する。予告生成部15は、取得した部分から、予告再生時間で再生が完了する予告を生成する。
最後にコンテンツ再生装置1は、生成した予告を再生する(ステップS118)。この処理の詳細については、図3に示す通りである。
(作用・効果)
以上のように、予告生成部15は、予告を生成するとき、コンテンツを再生できる時間を考慮する。すなわち、コンテンツの再生を中断した時点において、予告を再生できる残り時間を設定する。これにより予告生成部15は、設定した予告再生時間以内に終了する予告を生成する。
たとえば、ユーザが電車に乗って、目的地に2時10分に到着する予定だとする。このとき2時10分が、コンテンツ利用終了予定時刻としてコンテンツ再生装置1に設定される。したがってコンテンツ再生装置1は、2時10分に、予告の再生を含めたコンテンツの利用を終了する。そこで、コンテンツ再生装置1は、コンテンツの再生位置を監視し、中断した時間に合わせた予告を生成する。たとえば、コンテンツの再生を2時7分に中断したとき、予告生成部15は、3分以内に再生が終了する予告を生成する。
(コンテンツ利用終了予定時刻の設定)
コンテンツ再生装置1は、ユーザの入力によらない他の手法によって、コンテンツ利用終了予定時刻を取得し設定することもできる。
たとえばユーザが、バスや電車などの交通機関を利用して移動しているときに、コンテンツ再生装置1を用いてコンテンツを利用しているとする。このとき、コンテンツ再生装置1に記憶されている所定の情報を参照して、ユーザの目的地を特定する。たとえば、
・コンテンツ再生装置1内に記憶された乗車券データ
・目的地検索サイトから検索した目的地の情報
などから、目的地を特定する。具体的には、下車予定の駅、乗り換え予定の駅、あるいは経由する駅などを特定する。
ここでコンテンツ再生装置1が、定期券機能を有しているとする。このときコンテンツ再生装置1は、まず、出発駅に入札した時刻を、定期券機能の管理する定期券データから取得する。そして、取得した時刻以降において、一番早く出発する電車の運行スケジュールを参照する。これによりコンテンツ再生装置1は、下車駅に到着する時刻を決定し、決定した時刻を、コンテンツ利用終了予定時刻として設定する。
また、ユーザが乗り換え案内ソフトを用いて、電車の運行スケジュールを調べたとする。このときユーザは、行き先および時刻表を指定している。そこでコンテンツ再生装置1は、指定された時刻表に基づき、行き先に到着する時刻を取得し、取得した時刻をコンテンツ利用終了予定時刻として設定する。
また、コンテンツ再生装置1にナビゲーション機能が搭載されているとする。このときコンテンツ再生装置1は、目的地に到着する予定の時間を、ナビゲーション機能から参照して取得し、コンテンツ利用終了予定時刻として設定する。
(スケジュールの利用)
また、コンテンツ再生装置1が、ユーザのスケジュールを管理するためのスケジュール機能を有しているとする。そして、ユーザは、外出するまで、あるいは会議が始まるまでの空き時間の間、コンテンツを利用できるとする。
このとき、ユーザがコンテンツの利用を開始するとき、または、コンテンツの利用を中断するときに、コンテンツ再生装置1は、スケジュール機能を通じて、ユーザの直近のスケジュールを参照する。そして参照したスケジュールから、スケジュールの予定開始時刻を取得する。たとえば、外出予定時刻や、会議の開始時刻を取得する。これによりコンテンツ再生装置1は、取得した予定時刻や開始時刻をコンテンツ利用終了予定時刻として設定する。
(時間内で再生できる量の予告を再生)
なお、予告生成部15は、予告再生時間以内に再生できる量の予告を生成すればよい。このときコンテンツ再生装置1は、ユーザが予告を閲覧できる時間以内に、予告の再生を終了できる。したがってユーザは残された時間内に、予告を全て閲覧できる。
なお、予告生成部15が生成した予告を、コンテンツ再生装置1にあらかじめ設定されている、通常の再生速度で再生した場合、予告再生時間設定部14によって設定された予告再生時間を超えてしまうとする。このとき制御部2は、予告の再生速度を、あらかじめ定められている通常の速度よりも早く再生すればよい。たとえば、設定された予告再生時間以内に再生が完了する速度で、予告を再生する。
たとえば、予告再生時間が3分だとする。このとき予告生成部15は、通常の再生速度で再生すれば3分で終了する量の予告を生成する。または、予告生成部15が、通常の再生速度で再生すれば5分で再生する予告を生成した場合、制御部2は、当該予告の再生が3分以内で終了する速度、すなわちより早い速度で予告を再生すればよい。
たとえば制御部2の再生するコンテンツが、ページ単位で再生する形式のものだとする。このとき予告生成部15は、たとえば通常のページ送り速度で再生すれば3分で終了する予告を生成する。または、予告生成部15が、通常のページ送り速度で再生すれば5分で再生する予告を生成した場合、制御部2は、当該予告のページ送りが3分以内で終了する速度、すなわちより早い速度で再生すればよい。
(再生速度から予告量を決定)
なお、予告生成部15は、コンテンツを閲覧する速度に基づき、生成する予告の量を決定してもよい。このとき、電子書籍や電子コミックなどをユーザが読む速さを測定する。測定方法として、特開平1−94382に開示された技術を用いることができる。
予告生成部15は、測定した速度から、残り時間(すなわち予告を読むことのできる時間)内においてユーザがコンテンツを閲覧することが可能な予告量を決定する。たとえばコンテンツがテキスト形式であれば、文字数を決定する。一方、コンテンツが静止画の組み合わせのものなら、ページ数を決定する。そして、決定した文字数またはページ数の予告を生成する。
たとえばユーザの読書速度が、1分間に100文字だとする。また、予告再生時間が3分だとする。このとき予告生成部15は、300文字分の予告を生成する。
たとえばユーザの読書速度が、1分間に3ページだとする。また、予告再生時間が2分だとする。このとき予告生成部15は、6ページ分の予告を生成する。
<予告再生前の中断喚起>
ユーザは、コンテンツ再生装置1に、コンテンツの終了予定時刻を設定するとともに、予告の再生時間も設定できる。このとき制御部2は、設定されたコンテンツ利用終了予定時刻、および予告再生時間を基に、予告の再生を開始する時刻を設定する。そして、選択した時刻になったとき、コンテンツの再生を中断して、予告を再生することを、ユーザに促すことができる。
以上を実現するための処理について、図12を参照して以下に説明する。図12は、ユーザがコンテンツ再生装置1にコンテンツ利用終了予定時刻および予告再生時間を設定する場合における、コンテンツ再生装置1が予告を生成し再生するときの処理の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、ユーザは、入力デバイス3を通じて、コンテンツ再生装置1にコンテンツ利用終了予定時刻を設定する。コンテンツ再生装置1において、入力制御部10がこの設定を受け付ける。(ステップS120)。
つぎにユーザは、入力デバイス3を通じて、コンテンツ再生装置1に予告再生時間を設定する。コンテンツ再生装置1において、入力制御部10がこの設定を受け付ける。(ステップS121)。
つぎに制御部2は、コンテンツ再生装置1に設定された予告再生時間およびコンテンツ利用終了予定時刻を用いて、予告再生開始時間を設定する(ステップS122)。具体的には、コンテンツ利用終了予定時刻から予告再生時間をさかのぼった時刻を、予告再生開始時間として設定する。たとえば、コンテンツ利用終了予定時刻が2時10分であり、予告再生時間が3分間だとすると、制御部2は、予告再生開始時間として2時7分を設定する。
つぎに、ユーザは、再生するコンテンツを選択する(ステップS123)。制御部2は、入力制御部10が受け付けたコンテンツをメモリから読み出し、再生する(ステップS124)。たとえば、コンテンツが電子書籍であれば、表示制御部11が電子書籍をメモリから読み出し、ディスプレイ4に表示する。これによりユーザは、ディスプレイ4を通じて電子書籍を閲覧する、すなわち読む。
つぎに制御部2が、コンテンツ再生装置1における現在の時刻が、設定した予告再生開始時間になったか否かを判定する(ステップS125)。
ステップS125における判定の結果が「偽」であるとき(No)、図12に示す処理はステップS124に戻る。このとき制御部2はコンテンツを再生する。このようにして、ステップS125に示す処理において「真」の結果を得るまで、制御部2はコンテンツを繰り返し再生する。
一方、ステップS125における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、制御部2は、ユーザにコンテンツの中断を喚起する(ステップS126)。このときユーザに、コンテンツ再生の中断を促すメッセージを通知する。たとえば表示制御部11が、「本編の再生を中断し、予告を再生してもよいですか?」とのメッセージを、ディスプレイ4に表示する。あるいは同様の内容の音声を、音再生制御部12がスピーカ5を通じて発する。
つぎに入力制御部10が、ユーザが入力デバイス3を通じて、コンテンツの再生を中断させる操作を行ったか否かを判定する(ステップS127)。
ステップS127における判定の結果が「偽」であるとき(No)、図12に示す処理はステップS126に戻る。このとき制御部2は、コンテンツの再生中断をユーザに喚起する。このようにして、ステップS127に示す処理において「真」の結果を得るまで、コンテンツ再生装置1は、コンテンツの再生中断をユーザに繰り返し喚起する。
なお、中断喚起後、一定時間が経過したときには、制御部2は予告を再生することなく、コンテンツの再生を終了してもよい。
一方、ステップS127における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、予告生成範囲設定部13が、予告生成範囲を設定する(ステップS128)。このときの設定方法は、上述したいずれのものでもよい。たとえば、具体的には、特定した中断位置から、コンテンツの終了位置までの間の全てを、予告生成範囲として設定する。
この時点において、コンテンツ再生装置1には、ユーザによってすでに予告再生時間が設定されている。そこで予告再生時間設定部14が予告再生時間を設定するまでもなく、予告生成部15が予告を生成する(ステップS129)。このとき予告生成部15は、コンテンツのうち、予告生成範囲設定部13によって設定された予告生成範囲の部分を、メモリから取得する。予告生成部15は、取得した部分から、予告再生時間で再生が完了する予告を生成する。
最後にコンテンツ再生装置1は、生成した予告を再生する(ステップS130)。この処理の詳細については、図3に示す通りである。
(作用・効果)
以上のようにコンテンツ再生装置1は、予告再生時間が設定された場合、コンテンツ利用終了予定時刻に、予告をかならず再生できるように、再生の中断をユーザに促すことができる。このとき、ユーザは、事前に予告再生用時間(たとえば1分)をコンテンツ再生装置1に設定する。
たとえば、ユーザが2時10分に目的地に到着する予定だとする。このとき制御部2は、ローカルクロックを適宜参照して、現在の時刻を随時、確認する。そして、設定されたコンテンツ利用終了予定時刻の1分前、すなわち2時9分になったときに、ユーザに、コンテンツを再生の中断を促すメッセージを通知する。たとえば、「本編の再生を中断し、予告を再生してもよいですか?」とディスプレイ4に表示する。あるいは同様の内容の音声を、スピーカ5を通じて発する。
なお、ユーザは、再生するコンテンツを選択するたびに、予告再生時間を毎回、設定してもよい。あるいは、デフォルトの共通設定として、コンテンツの種類に関わらず適用される予告再生時間を、あらかじめコンテンツ再生装置1に設定しておいてもよい。この場合、予告生成部15は、設定された予告再生時間を、コンテンツから予告を生成する全ての状況において、共通して用いる。
なお、制御部2は、コンテンツ再生の中断をユーザに促すことなく、コンテンツの再生を自動的に中断してもよい。このとき制御部2は、予告によって生成された予告を、コンテンツの再生中断後ただちに再生する。
(適当な区切りでの中断通知)
シーンや章が変わるところ等、予告を再生するのに適した、区切りの良いところで中断を通知してくれる。1分の予告再生が設定されていても2時8分に章やシーンが切り替わったらそこで中断が促される。
<コンテンツ再生システム>
なお、本発明は、いわゆるサーバ・クライアント型のシステムとしても実現できる。すなわち係るシステムでは、コンテンツの中断位置をコンテンツ再生装置がサーバに送信する。サーバは、コンテンツおよび中断位置を特定し、各種条件を加味して予告を生成する。そして、生成した予告をコンテンツ再生装置に送信する。
なお、コンテンツ再生装置は、ユーザによる中断操作を受け付けたときに、コンテンツの再生を中断すればよい。または、コンテンツをストリーミング再生するときには、通信状態が規定の基準状態を下回ったときに、自動的に中断してもよい。あるいは、複数の通信回線の状態に応じて中断してもよい。たとえば、サーバからコンテンツを取得する際に用いる通信回線を、第一の通信回線から第二の通信回線に切り替えるタイミングにおいて、コンテンツの再生を中断してもよい。
以下に本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生システム130について、図13を参照にして以下に説明する。図13は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生システム130の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、コンテンツ再生システム130は、コンテンツ再生装置1aおよび予告生成サーバ20によって構成されている。
(コンテンツ再生装置1a)
コンテンツ再生装置1aの構成は、上述したコンテンツ再生装置1と基本的に同じである。しかし、制御部2aを備えている点において、コンテンツ再生装置1とは異なる。またコンテンツ再生装置1aは、予告生成サーバ20とデータ通信するため、アンテナ6を備えている。
制御部2aは、入力制御部10、表示制御部11、および音再生制御部12を備えているが、予告生成に関わる各部材(予告生成範囲設定部13、予告再生時間設定部14、および予告生成部15)を備えていない。さらに、制御部2aは、アンテナ6を通じてデータを送受信する通信部16(送信手段、受信手段)をさらに備えている。
(予告生成サーバ20)
予告生成サーバ20は、制御部21および無線アンテナ22を備えている。ここで制御部21は、通信部23(送信手段、受信手段)、予告生成範囲設定部24、予告再生時間設定部25、および予告生成部26を備えている。
予告生成範囲設定部24は予告生成範囲設定部13と同じ機能を持つ。予告再生時間設定部25は予告再生時間設定部14と同じ機能を持つ。予告生成部26は予告生成部15と同じ機能を持つ。
予告生成サーバ20は、コンテンツ再生装置1aからのリクエストに答えて、予告を生成し、コンテンツ再生装置1aに送信する。
具体的には、コンテンツ再生装置1aがコンテンツの再生を中断する。このとき制御部2aは、コンテンツの中断位置を特定する。これにより通信部16は、コンテンツの中断位置、およびコンテンツ再生装置1aが再生していたコンテンツを特定できる情報を、無線アンテナ6を通じて予告生成サーバ20に出力する。
予告生成サーバ20において、コンテンツ再生装置1aから送信された情報を、通信部23が無線アンテナ22を通じて受信する。通信部23は、受信した情報を予告生成範囲設定部24に出力する。
予告生成サーバ20において、コンテンツ再生装置1aが再生していたコンテンツと同じコンテンツが、図示しないメモリに記憶されている。そこで予告生成範囲設定部24は、入力された、コンテンツを特定できる情報から、コンテンツを特定する。つぎに、入力された中断位置情報から、コンテンツにおける再生中断位置を特定する。これにより、予告を生成するための範囲を設定する。
つぎに予告再生時間設定部25が、予告再生時間を設定する。このとき、もしコンテンツ再生装置1aから、予告再生時間を設定するために必要な情報が送信されていた場合、その情報を加味した上で、予告再生時間を設定する。
予告生成範囲設定部24によって予告生成範囲が設定され、予告再生時間設定部25によって予告再生時間が設定されると、予告生成部26が、予告を生成する。予告生成方法は、上述した予告生成部15が実行する方法と同じである。予告生成部26は、生成した予告を通信部23に出力する。
通信部23は、無線アンテナ22を通じて、入力された予告をコンテンツ再生装置1aに出力する。コンテンツ再生装置1aにおいて、通信部16が、予告生成サーバ20から送信された予告を受信する。通信部16は、受信した予告を、予告のデータ形式に応じて、表示制御部11および音再生制御部12の少なくともいずれかに出力する。これによりコンテンツ再生装置1aは、予告生成サーバ20によって生成された予告を、ディスプレイ4やスピーカ5を通じて再生する。
以上のコンテンツ再生システム130では、各コンテンツ再生装置1aが、予告生成機能を有する必要がない。したがって、各コンテンツ再生装置1aの消費電力や実行速度をより高めることができる。
なお、予告生成サーバ20は、コンテンツ再生装置1aに記憶されているコンテンツと同じコンテンツを、必ずしも自身のメモリにあらかじめ記憶しておく必要は無い。たとえば、予告を生成するとき、他のサーバ装置から、予告生成の対象であるコンテンツを適宜、取得してもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
(要約と予告との違い)
予告生成部15が生成する予告は、通常知られている「要約」や「あらすじ」とは異なるものにすることができる。すなわち、コンテンツの先の展開が分からないように、人名や固有名詞を伏せた予告を生成すればよい。または、章立てのコンテンツから予告を生成するときは、あらかじめ定められている特定の後半の章を、予告生成の対象に含めないようにしてもよい。
通常、要約は、コンテンツの先の展開を明確にユーザに理解させることが求められる。したがって要約は、登場人物を特定する用語や、当該人物の言動についての説明を含んでいる。しかし予告生成部15が生成する予告は、これらが分からない内容のものでもよい。すなわち、コンテンツの先の展開についての大筋をユーザに提示するレベルのものでよい。
(辞書の利用)
予告生成部15がコンテンツの予告を生成するとき、コンテンツのうち、特定の用語を含まない部分のみを、予告生成の対象にしてもよい。ここでいう特定の用語とは、コンテンツの先の展開を知らしめる、核心に関わる用語のことである。すなわちこのような用語、あるいは用語に関わる部分を、予告生成の対象として除外する。そこで以下では、上記の特定用語を「除外用語」と表現する。
予告生成部15が、コンテンツから、除外用語を含めない予告を生成するとき、当該用語を記憶する辞書が、コンテンツ再生装置1aのメモリにあらかじめ用意されている。除外用語の例として、人名や固有名詞がある。
あるいはコンテンツ再生装置1aは、コンテンツのうち再生済みの箇所から、除外用語を抽出し、当該抽出した除外用語を記憶した辞書を適宜メモリに生成してもよい。
予告生成部15は、上述した辞書を参照して除外用語を特定する。そして、コンテンツから予告を生成するとき、
・予告に除外用語を含めない
・除外用語を判別不能な状態に変更する
・除外用語を含む部分を予告に含めない
などの措置を取ることができる。除外用語を含む部分の特定は、コンテンツのデータ形式に依存しない。すなわちテキスト、映像、画像、音声などのうち、除外用語を含む部分をコンテンツから抽出すればよい。
以上の処理によって、予告生成部15は、除外用語または除外用語に関わる部分を判別できない予告を生成できる。したがって、コンテンツの先の展開を、ユーザに完全に理解させることがない。
(特定人物の関係する部分を抽出)
または、予告生成部15は、辞書から、あらかじめ定められている人物を特定してもよい。つぎに、特定した人物が関係する部分のみをコンテンツから抽出する。最後に、抽出した部分を組み合わせて、当該コンテンツについての予告を生成する。
コンテンツにおける、特定人物の関係する部分には、
・当該人物について述べた文や文章
・当該人物の登場する映像や画像
・当該人物が話す音声
が該当する。
予告生成部15は、映像コンテンツからは、音声の無いシーンのみを抽出すればよい。このとき、抽出したシーンを組み合わせて、当該映像コンテンツについての予告を生成すればよい。
予告生成部15は、テキストコンテンツからは、話し言葉のないシーンのみを抽出すればよい。このとき抽出した各シーンを組み合わせて、当該テキストコンテンツについての予告を生成すればよい。
予告生成部15は、各ページが複数のコマからなる、いわゆるコミック形式のコンテンツからは、吹き出しの内コマのみを抽出すればよい。このとき抽出した各コマを組み合わせて、当該コミック形式のコンテンツについての予告を生成すればよい。
(その他の構成)
なお、本発明を、以下の構成としても実現できる。
(第1構成)
電子コンテンツを再生可能な電子コンテンツ再生装置において、
電子コンテンツを記憶する記憶手段と、
前記電子コンテンツの再生中断位置を記憶する中断位置記憶手段と、
前記中断位置記憶手段に記憶された前記再生中断位置以降の電子コンテンツの内容の予告を生成する予告生成手段と、
再生中断時に前記予告を出力する予告出力手段とを備え、
電子コンテンツの再生を中断したときに再生中断位置以降の電子コンテンツの内容の予告を自動的に生成し、予告出力手段に予告を出力することを特徴とする電子コンテンツ再生装置。
(第2構成)
前記予告生成手段は、範囲を指定する予告生成範囲設定手段を備えることを特徴とする前記第1の構成に係る電子コンテンツ再生装置。
(第3構成)
電子コンテンツ利用を終了すべき電子コンテンツ利用終了予定時刻を特定する利用終了時刻予定特定手段と、
中断時の時間を計測する中断時刻特定手段と
前記予告生成手段は前記利用終了予定時刻特定手段により特定された時間から前記中断時刻特定手段により特定された中断時刻を差し引いた時間内に予告再生が完了するように予告を生成する(予告生成制御手段を備えた)ことを特徴とする前記第1の構成に係る電子コンテンツ再生装置。
(第4構成)
電子コンテンツ利用を終了すべき電子コンテンツ利用終了予定時刻を特定する利用終了予定時刻特定手段と、
予告再生時間を設定する予告再生時間設定手段と
前記利用終了予定時刻から前記予告再生時間設定手段により設定された時間を差し引いた時刻に電子コンテンツ利用中断させる、あるいは中断の督促を行う、利用中断制御手段を備えたことを特徴とする上記第1または第2の構成に係る電子コンテンツ再生装置。
(第5構成)
コンテンツ利用速度を計測するコンテンツ利用速度計測手段を備え、中断時刻とコンテンツ利用終了予定時刻から予告再生可能時間を計測し、前記予定再生可能時間と前記コンテンツ利用速度から前記予告再生可能時間内で利用することができる予告を生成することを特徴とする上記第1の構成に係る電子コンテンツ再生装置。
(第6構成)
上記利用中断制御手段は、コンテンツの内容の区切り位置で中断を促す、コンテンツ内容解析手段を備えたことを特徴とする上記第5の構成に係る電子コンテンツ再生装置。
(第7構成)
前記予告生成手段で生成された予告は自動で再生される(自動再生手段を備える)ことを特徴とする上記第1または第2の構成に係る電子コンテンツ再生装置。
(第8構成)
コンテンツを中断した中断位置を電子コンテンツ再生装置からコンテンツサーバに送信し、サーバでコンテンツと中断位置を特定後、各種条件を加味して予告を生成し、生成した予告をコンテンツ再生装置におくるシステム。
(予告生成プログラムおよび記録媒体)
最後に、コンテンツ再生装置1に含まれている各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわちコンテンツ再生装置1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、この制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記制御プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記制御プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。
この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても達成できる。この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアであるコンテンツ再生装置1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。コンテンツ再生装置1にこの記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしてのコンテンツ再生装置1(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードをコンテンツ再生装置1に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわちこの記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
またコンテンツ再生装置1は、通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介してコンテンツ再生装置1に供給する。この通信ネットワークは、コンテンツ再生装置1にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえば、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、あるいは携帯型や据え置き型の動画再生装置などを用いて、動画や電子書籍などのコンテンツを再生できる各種の装置として、幅広く利用できる。
本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生装置の要部構成を示すブロック図である。 コンテンツ再生装置が、コンテンツの再生を中断したあとに予告を生成しかつ再生するときの処理の流れを示すフローチャートである。 コンテンツ再生装置が予告を再生するときの処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、テキストコンテンツを示す図であり、(b)は、固有名詞を含むテキストによって構成される予告を示す図であり、(c)は、話言葉によって構成される予告を表す図である。 (a)は、複数のシーンによって構成される動画コンテンツを示す図であり、(b)は、音声のある複数のシーンによって構成される予告を示す図であり、(c)は、固有名詞を含むシーン以外のシーンによって構成される予告を示す図である。 (a)は、複数のページによって構成される漫画コンテンツを示す図であり、(b)は、各ページの最初のコマによって構成される予告を示す図である。 (a)は、複数のページによって構成される漫画コンテンツを示す図であり、(b)は、各ページに含まれている、吹き出しのあるコマによって構成される予告を示す図である。 (a)は、複数の部分音声によって構成される音声コンテンツを示す図であり、(b)は、音声コンテンツに含まれている、音量の大きい部分音声によって構成される予告を示す図である。 表示制御部がディスプレイに表示するプログレスバーを示す図である。 ユーザが予告生成範囲をコンテンツ再生装置に設定する場合において、コンテンツ再生装置が予告を生成し再生するときの処理の流れを示すフローチャートである。 ユーザがコンテンツ再生装置にコンテンツ利用終了予定時刻を設定する場合における、コンテンツ再生装置が予告を生成し再生するときの処理の流れを示すフローチャートである。 ユーザがコンテンツ再生装置にコンテンツ利用終了予定時刻および予告再生時間を設定する場合における、コンテンツ再生装置が予告を生成し再生するときの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生システムの要部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,1a コンテンツ再生装置1(予告生成装置)
2,2a 制御部(コンテンツ閲覧速度測定手段)
10 入力制御部(コンテンツ再生中断時刻特定手段、コンテンツ再生終了予定時刻特定手段)
11 表示制御部(予告再生手段)
12 音再生制御部(予告再生手段)
13 予告生成範囲設定部(予告生成範囲設定手段)
14 予告再生時間設定部(予告再生時間特定手段)
15 予告生成部(予告生成手段)
16 通信部(送信手段、受信手段)
20 予告生成サーバ
22 無線アンテナ
23 通信部(送信手段、受信手段)
24 予告生成範囲設定部
25 予告再生時間設定部
26 予告生成部

Claims (14)

  1. 再生中のコンテンツの再生を中断した位置である再生中断位置を特定する中断位置特定手段と、
    上記コンテンツに関する、上記再生中断位置以降の予告を生成する予告生成手段とを備えていることを特徴とする予告生成装置。
  2. 上記コンテンツの再生位置が、上記コンテンツにあらかじめ設定されている区切りの箇所に来たとき、上記コンテンツの再生中断をユーザに喚起する中断喚起手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の予告生成装置。
  3. 予告生成範囲を設定する予告生成範囲設定手段をさらに備え、
    上記予告生成手段は、
    上記中断位置以降のうち、上記予告生成範囲に含まれる箇所を用いて上記予告を生成することを特徴とする請求項1に記載の予告生成装置。
  4. 上記予告を再生する時間である予告再生時間を設定する予告再生時間設定手段をさらに備え、
    上記予告生成手段は、
    上記予告再生時間内に再生が終了する上記予告を生成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の予告生成装置。
  5. 上記コンテンツの再生が終了する予定の時刻であるコンテンツ再生終了予定時刻を特定するコンテンツ再生終了予定時刻特定手段と、
    上記コンテンツの再生を中断した時点における時刻を、コンテンツの再生中断時刻として特定するコンテンツ再生中断時刻特定手段とをさらに備え、
    上記予告再生時間設定手段は、
    上記コンテンツ再生終了予定時刻と、上記コンテンツ再生中断時刻とに基づき、上記予告再生時間を設定することを特徴とする請求項4に記載の予告生成装置。
  6. 上記予告再生時間および上記コンテンツ再生終了予定時刻を用いて、上記予告の再生を開始する時刻である予告再生開始時刻を特定する予告再生開始時刻特定手段と、
    予告生成装置における現在の時刻が上記予告再生開始時刻になったとき、上記コンテンツの再生を中断し、上記予告の再生開始をユーザに喚起する予告再生開始喚起手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項5に記載の予告生成装置。
  7. ユーザのコンテンツ閲覧速度を測定するコンテンツ閲覧速度測定手段をさらに備え、
    上記予告生成手段は、
    上記予告再生時間および上記コンテンツ閲覧速度を用いて、上記予告再生時間以内にユーザの閲覧が完了する量の予告を生成することを特徴とする請求項4に記載の予告生成装置。
  8. 上記生成された予告を、上記コンテンツの再生中断後に自動的に再生する予告再生手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の予告生成装置。
  9. ユーザの指示に応じて、上記生成された予告を再生する予告再生手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の予告生成装置。
  10. コンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、上記コンテンツについての予告を生成する予告生成サーバとを含む予告生成システムであって、
    上記コンテンツ再生装置は、
    再生中の上記コンテンツにおける再生中断位置を特定する中断位置特定手段と、
    少なくとも、上記コンテンツの再生中断位置と、上記コンテンツを特定できる情報とを、上記予告生成サーバに送信する送信手段と、
    上記予告生成サーバから送信される上記予告を受信する受信手段とを備え、
    上記予告生成サーバは、
    上記送信されたコンテンツの再生中断位置と、上記送信された上記コンテンツを特定できる情報とを受信する受信手段と、
    上記情報の特定する上記コンテンツに関する、上記再生中断位置以降の予告を生成する予告生成手段と、
    上記生成された予告を、上記予告生成装置に送信する送信手段とを備えていることを特徴とする予告生成システム。
  11. 上記予告生成サーバが、請求項1〜7のいずれか1項に記載の予告生成装置に備えられている各手段をさらに備えていることを特徴とする請求項10に記載の予告生成システム。
  12. 再生中のコンテンツの再生を中断した位置である再生中断位置を特定する中断位置特定ステップと、
    上記コンテンツに関する、上記再生中断位置以降の予告を生成する予告生成ステップとを含んでいることを特徴とする予告生成方法。
  13. 請求項1から9のいずれか1項に記載の予告生成装置を動作させる予告生成プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための予告生成プログラム。
  14. 請求項13に記載の予告生成プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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