JP2004348895A - 車載再生装置及びその制御方法、制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

車載再生装置及びその制御方法、制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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能久 武田
Naoya Koga
直哉 古賀
Akira Inoue
明 井上
Kazuyoshi Sukai
和義 須貝
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Abstract

【課題】多数のマルチメディアデータの中から適切なマルチメディアデータを選択することができる再生装置及びその制御方法、プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】車載再生装置100は、環境情報取得部170から車両の環境情報を取得し、この取得した環境情報に基づいて、再生時の環境に合わせたマルチメディアデータを、記憶部130に記憶された多数のマルチメディアデータの中から選択する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のマルチメディアデータを再生する車載再生装置及びその制御方法、制御プログラム及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車載用の楽曲再生装置においては、HDD(ハードディスクドライブ)を具備し、このHDDに所定の圧縮フォーマットで圧縮された楽曲データを記憶して再生できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−141855号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、HDDに記録可能な楽曲数は膨大であり、その中から使用者が所望の曲を探すのは煩雑な問題があった。このため、使用者が忘れた楽曲などは、二度と再生されない可能性が高く、HDDに記憶された多数の楽曲資源を有効利用できなくなってしまう。一方、この種の楽曲再生装置には、HDDに記憶された多数の楽曲をランダム再生する機能を具備するものもある。しかしながら、ランダム再生の場合は、使用者の好みに合わない楽曲が選曲される場合があり、好みの曲が選曲されるまでスキップ操作を行う等、煩雑な作業が必要となり、結局、選曲操作が煩雑になってしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、多数の楽曲などのマルチメディアデータの中から適切なマルチメディアデータを選択することができる車載再生装置及びその制御方法、制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、複数のマルチメディアデータを選択的に再生する車載再生装置において、再生時の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得手段と、前記環境情報取得手段が取得した環境情報に基づいて、前記環境に合わせたマルチメディアデータを、前記複数のマルチメディアデータの中から選択する選択手段とを有することを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記選択手段は、前記選択の際に、使用者との間で対話を行う対話手段を有し、前記対話に基づいて前記選択を行うことを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、前記環境情報取得手段は、前記環境情報として、車両周辺の天気、現在の時間帯、車両の走行状況、車両の周辺環境又は車両内の乗員に関する情報のいずれか一つ以上の情報を取得する。
【0009】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、前記環境情報取得手段は、車両周辺の天気及び走行状況に関する情報を検出する検出手段、現在時刻を計時する時刻計時手段、車両の位置情報を取得する位置情報取得手段の少なくともいずれかを有し、この手段から取得した情報を、前記環境情報として取得することを特徴とする。
【0010】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の構成において、前記選択手段は、環境情報と、前記複数のマルチメディアデータとを対応づけたテーブルを記憶し、このテーブルに基づいて、前記取得した環境情報から、前記マルチメディアデータを選択することを特徴とする。
【0011】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の構成において、前記選択手段は、通信ネットワークを介して外部のサーバとの間で通信を行う通信手段を有し、この通信手段を介して前記サーバから前記テーブルのデータを取得することを特徴とする。
【0012】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の構成において、前記マルチメディアデータは、楽曲データを含むことを特徴とする。
【0013】
また、請求項8に記載の発明は、複数のマルチメディアデータを選択的に再生する車載再生装置の制御方法において、再生時の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得手順と、前記取得した環境情報に基づいて、前記環境に合わせたマルチメディアデータを、前記複数のマルチメディアデータの中から選択する選択手順とを有することを特徴とする。
【0014】
また、請求項9に記載の発明は、複数のマルチメディアデータをコンピュータにより選択的に再生する車載再生装置を制御するための制御プログラムにおいて、コンピュータに、再生時の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得手順と、前記取得した環境情報に基づいて、前記環境に合わせたマルチメディアデータを、前記複数のマルチメディアデータの中から選択する選択手順とを実行させることを特徴とする。
【0015】
また、請求項10に記載の発明は、複数のマルチメディアデータをコンピュータにより選択的に再生する車載再生装置を制御するための制御プログラムを記録した記録媒体において、コンピュータに、再生時の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得手順と、前記取得した環境情報に基づいて、前記環境に合わせたマルチメディアデータを、前記複数のマルチメディアデータの中から選択する選択手順とを実行させるための制御プログラムを記録したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。以下に示す実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
(1) 第1実施形態
図1は、本実施形態に係る車載再生装置を含む通信システムの概要構成を示す図である。この通信システム1は、配信サーバ10と、複数の車載再生装置100とを有している。なお、同図には、配信サーバ10と車載再生装置100とを、各々1台ずつ例示しているが、その台数は任意である。
【0017】
配信サーバ10は、一般的なコンピュータシステムから構成され、楽曲データを通信ネットワーク4を介して車載再生装置100に配信するものであり、多数の楽曲データが格納されたデータベース11を備えている。
【0018】
車載再生装置100は、自動車などの車両に搭載され、使用者(運転者、同乗者など)の指示に応じて配信サーバ10から楽曲データをダウンロードし、取得した楽曲データを再生する。
【0019】
図示のように、この車載再生装置100は、制御部110と、通信装置120と、記憶部130とを備えている。制御部110は、CPU、ROM、RAMなどを備え、車載再生装置100の各部を制御する。
【0020】
通信装置120は、通信ネットワーク4に接続された各種端末装置とデータ通信するものである。より具体的には、通信装置120は、例えば携帯電話機あるいは無線LAN(Local Area Network)通信装置などの移動通信装置に相当し、無線通信網3を介して当該無線通信網3あるいはインターネット2に接続された各種端末とデータ通信する。本実施形態では、この通信装置120は、特に配信サーバ10とデータ通信することで、この配信サーバ10からマルチメディアデータとしての楽曲データを受信する。
【0021】
記憶部130は、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置を備え、制御部110により実行される各種制御プログラムや、配信サーバ10から受信した多数の楽曲データ、合成音声用のテキストデータ、地図データなどが記憶される。
【0022】
楽曲再生部140は、制御部110の制御の下、記憶部130に記憶された楽曲データを再生し、アナログ音声信号をミキサ141に出力する。アンプ142は、ミキサ141からのアナログ音声信号を増幅してスピーカ143に出力する。スピーカ143は、アンプ142から入力されたアナログ音声信号に応じて放音する。
【0023】
マイク150は、収音装置であり、本実施形態では、使用者が発した音声を収音し、アナログ音声信号をアンプ151に出力する。アンプ151は、入力されたアナログ音声信号を増幅してA/D変換器152に出力する。A/D変換器152は、入力されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、VR153に出力する。
【0024】
VR(Voice Recognition:音声認識部)153は、入力されたデジタル音声信号に基づいて音声認識処理を実行し、その認識結果を制御部110に出力する。実施形態では、制御部110が、このVR153を介して使用者が発生した音声を取得し、この音声の内容に応じて車載再生装置100の各部を制御する。
【0025】
操作部154は、電源のオンオフを指示する操作ボタンなどの操作子を具備し、操作子の操作を制御部110に通知する。制御部110は、この操作部154の操作に応じて車載再生装置100の電源のオン/オフ処理などを行う。
【0026】
TTS(Text To Speech:音声変換部)160は、制御部110の制御の下、記憶部130に記憶されたテキストデータに基づいて音声変換処理を実行し、そのテキストデータのテキストを読み上げるデジタル音声信号を生成する。このTTS160は、男声又は女声などの複数種類の声色でデジタル音声信号を生成する機能を具備し、使用者が予め設定した声色でデジタル音声信号を生成する。
【0027】
D/A変換器161は、入力されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、ミキサ141を介してアンプ142に出力する。これにより、この車載再生装置100は、楽曲或いは合成音声をスピーカ143から放音する。
【0028】
環境情報取得部(環境情報取得手段)170は、この楽曲再生時の環境(状況、状態を含む)に関する情報(以下、環境情報という。)を取得し、制御部110に出力する。この環境情報取得部170は、車両周辺の天気及び車両の走行状況に関する情報を取得するセンサ部(検出手段)171と、現在時刻を計時する時刻計時部(時刻計時手段)172と、車両の位置情報を取得するGPS(Global Positioning System)部(位置情報取得手段)173とを有している。
【0029】
より具体的には、センサ部171は、車両の天気に関するものとして、照度、湿度、ワイパー動作速度を検出する複数のセンサを備え、また、車両の走行状況に関するものとして、車速パルスを検出するセンサを備えている。また、時刻計時部172は、リアルタイムクロックが適用され、GPS部173は、図示を省略したGPSアンテナを介してGPS衛星からの電波を受信して車両の現在位置を算出する。本実施形態では、制御部110が、センサ部171の出力に基づいて、ワイヤ動作速度が所定速度以上の場合に雨と特定し、雨でない場合、照度、湿度に基づき晴れか曇りかを総合的に判断し、車速パルスに基づき渋滞か否かを特定する。また、制御部110は、時刻計時部172が計時した時刻に基づいて、現在の時間帯が、朝、昼、夜のいずれに該当するかを検出する。さらに、制御部110は、GPS部173が算出した位置情報に基づいて記憶部130に記憶された地図データを参照し、車両の周辺環境が、市街地、田舎、山、川、海のいずれに該当するかを検出する。なお、本実施形態で用いる地図データは、市街地、田舎、山、川、海の位置を示す情報を含んでおり、制御部110が、位置情報で示される位置が、いずれの位置及びその近辺に属するかを判別することで、車両の周辺環境を特定する。
【0030】
また、本実施形態では、運転時の環境に応じて最適な楽曲データを選択するための楽曲選択テーブル200が記憶部130に記憶される。図2は、この楽曲選択テーブル200の一例を示す図である。同図に示すように、楽曲選択テーブル200は、天気、時間帯、走行状況、周辺環境からなる環境情報と、楽曲データの曲名(楽曲データ特定用の識別情報)とを対応づけたテーブルである。この環境情報と楽曲データとの対応関係は、例えば、天気が晴れの場合は明るい雰囲気の曲、曇りの場合は沈んだ雰囲気の曲、雨の場合は落ち着いた雰囲気の曲、時間帯が朝の場合はさわやかな曲、渋滞の時はいらいらが解消できるような曲といったように、環境が人に与える雰囲気と曲調や歌詞などが一致する楽曲、若しくは、その環境で選ぶ可能性が高いと予想される楽曲を対応づけて記述している。本実施形態では、この楽曲選択テーブル200を配信サーバ10から受信する。なお、この楽曲選択テーブル200を使用者が編集したり、新規に作成できるようにしてもよく、また、複数の異なる楽曲選択テーブル200を記憶部130に記憶し、使用者の好みに応じて使用する楽曲選択テーブル200を切り換え可能にしてもよい。
【0031】
次に、実施形態の動作を説明する。この車載再生装置100は、電源が投入されると、制御部110が記憶部130に記憶された制御プログラムを読み出して実行する。本実施形態では、まず、制御部110は、使用者からの指示の入力を待ち受け、例えば音声指示を入力すると、その指示に応じて、指示された楽曲を再生する通常再生処理、ダウンロード処理、おすすめ曲再生処理のいずれかを実行する。
【0032】
より具体的には、制御部110は、マイク150を介して入力した音声から得たテキストが所定のテキスト(例えば曲名)に該当する場合は、その曲名の楽曲データを記憶部130から読み出して再生する。このとき、制御部110は、記憶部130のテキストデータに基づいて例えば「(曲名)を再生してもよいですか」の合成音声をスピーカ143から放音し、使用者から肯定表現の音声(「はい」、「うん」、「YES」)が入力されるのを待って再生を開始する(通常再生処理)。また、制御部110は、マイク150を介して入力した音声から得たテキストが所定のテキスト(例えばダウンロード)に該当する場合は、曲名の入力を求めるべく、所定の合成音声を放音し、使用者から音声により曲名が入力されると、その曲名の楽曲データを配信サーバ10から受信する(ダウンロード処理)。これにより、制御部110は、使用者との間で対話を行う対話手段として機能する。
【0033】
また、制御部110は、マイク150を介して入力した音声から得たテキストが、おすすめ曲再生処理の実行開始を指示するテキストに該当する場合、おすすめ曲再生処理を開始する。図3は、おすすめ曲再生処理を示すフローチャートである。
【0034】
まず、制御部110は、天気、時間帯、走行状況、周辺環境からなる環境情報を取得更新する環境情報更新処理を実行する(ステップSa1)。図4は、環境情報更新処理を示すフローチャートである。この環境情報更新処理においては、制御部110は、センサ部171から天気及び車両の走行状況に関する情報(照度、湿度、ワイパー動作速度、車速パルス)を取得し(ステップSb1)、時刻計時部172から現在時刻を取得し(ステップSb2)、GPS部173から車両の位置情報を取得する(ステップSb3)。次に、制御部110は、これら取得した情報に基づいて、天気、時間帯、走行状況、周辺環境からなる環境情報を特定し、記憶部130の所定エリアに格納する(ステップSb4)。これにより、制御部110は、現在の環境情報を取得することができる。
【0035】
次いで、制御部110は、記憶部130のテキストデータに基づいて「おすすめの曲はどうですか」の合成音声をスピーカ143から放音し(ステップSa2)、音声入力があるまで待機する(ステップSa3)。そして、音声入力があれば、制御部110は、その入力音声から得たテキストが肯定表現(「はい」、「うん」、「YES」)に該当するか否かを音声認識する(ステップSa4)。このように、この車載再生装置100は、対話用の合成音声を放音することにより、使用者との対話によって処理を順次進めることができる。
【0036】
このステップSa4の処理において、入力音声が肯定表現に該当すると判断された場合、制御部110は、記憶部130の所定エリアに格納した最新の環境情報に基づいて楽曲選択テーブル200を参照し、その環境情報に対応づけられた楽曲データを選択(特定)し(ステップSa5)、その楽曲データを記憶部130から読み出して再生を開始する(ステップSa6)。なお、図3に示したように、環境情報に対応づけられた楽曲データが複数存在する場合は、予め定めた順またはランダムに一曲を選択し、若しくは、それらの曲の再生順を決定し、楽曲データを再生する。これにより、制御部110は、多数の楽曲データの中からおすすめの曲を選択する選択手段として機能する。
【0037】
以上説明したように、本実施形態の車載再生装置100においては、再生時の現在の環境情報を取得し、おすすめの曲を、この環境情報に基づいて記憶部130に記憶された多数の楽曲データの中から選択するので、再生時の環境に応じて使用者が所望する可能性が高い楽曲データを選択することができる。従って、使用者が所望する楽曲を、使用者の指示を入力することなく自動で選曲することが可能となる。また、使用者との間で対話をしながら曲選択を行うので、使用者はハンドルから手を離すことなく円滑に曲選択や曲再生を指示することができる。
(2) 第2実施形態
第2実施形態に係る車載再生装置100Aが、第1実施形態に係る車載再生装置100と異なる点は、おすすめ曲再生処理において、曲の再生前後(或いは再生中)に話題や曲紹介の音声を出力し、あたかもディスクジョッキー(以下、DJという。)が存在するかのような音声を放音するようにした点である。具体的には、この車載再生装置100Aにおいては、記憶部130に、DJの素材となるマルチメディアデータとしての複数の話題データを格納すると共に、運転時の環境に応じて最適な話題データを選択するための話題選択テーブル210を格納している。本実施形態では、この話題データは、話題や曲紹介の内容を記述したテキストデータ若しくは音声データが適用される。
【0038】
図5は、話題選択テーブル210の一例を示す図である。同図に示すように、話題選択テーブル210は、天気、時間帯、走行状況、周辺環境を組み合わせた環境情報と、話題データ(図5に示すDJ(話題データ特定用の識別情報))とを対応づけたテーブルである。この組み合わせは、実際のDJが環境に応じて選択するであろう話題、曲紹介方法の話題データを、その環境と対応づけたものである。なお、この楽曲選択テーブル200や話題データは、配信サーバ10から受信する。
【0039】
次に、おすすめ曲再生処理の動作を説明する。図6及び図7は、おすすめ曲再生処理を示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、第1実施形態とステップSa1〜Sa4までの処理は同一であるため、以下、ステップSa4以降の処理を説明する。
【0040】
ステップSa4の処理において、入力音声が肯定表現に該当すると判断された場合、制御部110は、記憶部130のテキストデータに基づいて「DJを入れますか」の合成音声をスピーカ143から放音し(ステップSc5)、音声入力があるまで待機する(ステップSc6)。そして、音声入力があれば、制御部110は、その音声から得たテキストが肯定表現(「はい」、「うん」、「YES」)に該当するか、否定表現(「いいえ」、「しない」、「NO」)に該当するかを判断する(ステップSc7)。この判断において、肯定表現に該当すると判断された場合、制御部110は、記憶部130の所定エリアに格納した最新の環境情報に基づいて話題選択テーブル210を参照し、その環境情報に対応づけられた話題データを選択(特定)すると共に(ステップSc8)、その環境情報に基づいて楽曲選択テーブル200を参照し、その環境情報に対応づけられた楽曲データを選択(特定)する(ステップSc9)。次いで、制御部110は、選択した楽曲データの再生に先立って、選択した話題データを再生し、その再生後(あるいは再生中)に楽曲データの再生を開始する(ステップSc10)。これにより、話題や曲紹介の音声が出力された後(あるいは再生中に)に、曲が再生されて、あたかもDJが存在しているかのように楽曲を再生することができる。本実施形態では、特に、再生時の環境に最適な話題や曲紹介が提供されて、かつ、その環境に最適な曲が選曲されるので、従来に比してより楽しい音楽環境を提供することができる。
【0041】
一方、ステップSc7の判断において、否定表現に該当すると判断された場合、制御部110は、記憶部130の所定エリアに格納した最新の環境情報に基づいて楽曲選択テーブル200を参照し、その環境情報に対応づけられた楽曲データを特定(選択)し(ステップSa5)、その楽曲データを記憶部130から読み出して再生する(ステップSa6)。これにより、第1実施形態と同様に、使用者が所望する楽曲だけを再生することも可能となっている。
(3) 変形例
上述の各実施形態においては、運転時の環境に応じて楽曲を選択する場合について述べたが、運転時の環境に応じてDJ用のデータだけを選択するようにしてもよい。要は、マルチメディアデータを環境に応じて選択すればよい。また、マルチメディアデータは、上記データ以外に動画のデータであってもよい。
【0042】
また、上述の各実施形態においては、記憶部130(HDD)に記憶された複数のマルチメディアデータの中から使用者が所望するデータを選択する場合について述べたが、他の磁気記録媒体、光記録媒体、半導体記録媒体などに記録された複数のマルチメディアデータの中から環境に合わせたデータを選択する場合にも適用でき、また、配信サーバ10のデータベース11に蓄積されたマルチメディアデータの中から環境に合わせたデータを選択する場合にも適用することができる。
【0043】
また、上記実施形態においては、環境情報として、天気、現在の時間帯、車両の走行状況、車両の周辺環境に関する情報を取得する場合について述べたが、環境情報は、要は、使用者の気分や感情に影響する様々な情報のいずれかであればよく、上記情報のいずれか一つでもよく、また、上記以外の情報を取得するようにしてもよい。例えば、車両内の乗員人数を検出するために重量センサを設けたり、使用者に対して乗員人数、関係(夫婦、恋人、子供が乗っているか否か、)を合成音声で問い合わせ、このようにして取得した環境に合わせた楽曲を選択するようにしてもよい。
【0044】
また、上述の各実施形態においては、マルチメディアデータの中からデータを選択するための制御プログラムや対話を行うための制御プログラムを予め車載再生装置100、100Aに格納しておく場合について述べたが、この制御プログラムを、上記した磁気記録媒体、光記録媒体、半導体記録媒体などのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納し、コンピュータが記録媒体からこの制御プログラムを読み取って実行するようにしてもよい。また、この制御プログラムを通信ネットワーク上の配信サーバ10などからダウンロードできるようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】
上述したように本発明は、多数の楽曲などのマルチメディアデータの中から使用者が所望するマルチメディアデータを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る車載再生装置を含む通信システムの概要構成を示す図である。
【図2】楽曲選択テーブルの一例を示す図である。
【図3】おすすめ曲再生処理を示すフローチャートである。
【図4】環境情報更新処理を示すフローチャートである。
【図5】第2実施形態に係る話題選択テーブルの一例を示す図である。
【図6】第2実施形態に係るおすすめ曲再生処理を示すフローチャートである。
【図7】図6の続きのフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信システム
4 通信ネットワーク
10 配信サーバ
11 データベース
100、100A 車載再生装置
110 制御部
120 通信装置
130 記憶部
140 楽曲再生部
150 マイク
170 環境情報取得部
171 センサ部
172 時刻計時部
173 GPS部
200 楽曲選択テーブル
210 話題選択テーブル

Claims (10)

  1. 複数のマルチメディアデータを選択的に再生する車載再生装置において、
    再生時の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得手段と、
    前記環境情報取得手段が取得した環境情報に基づいて、前記環境に合わせたマルチメディアデータを、前記複数のマルチメディアデータの中から選択する選択手段と
    を有することを特徴とする車載再生装置。
  2. 前記選択手段は、前記選択の際に、使用者との間で対話を行う対話手段を有し、前記対話に基づいて前記選択を行うことを特徴とする請求項1に記載の車載再生装置。
  3. 前記環境情報取得手段は、前記環境情報として、車両周辺の天気、現在の時間帯、車両の走行状況、車両の周辺環境又は車両内の乗員に関する情報のいずれか一つ以上の情報を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の車載再生装置。
  4. 前記環境情報取得手段は、車両周辺の天気及び走行状況に関する情報を検出する検出手段、現在時刻を計時する時刻計時手段、車両の位置情報を取得する位置情報取得手段の少なくともいずれかを有し、この手段から取得した情報を、前記環境情報として取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の車載再生装置。
  5. 前記選択手段は、環境情報と、前記複数のマルチメディアデータとを対応づけたテーブルを記憶し、このテーブルに基づいて、前記取得した環境情報から、前記マルチメディアデータを選択することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車載再生装置。
  6. 前記選択手段は、通信ネットワークを介して外部のサーバとの間で通信を行う通信手段を有し、この通信手段を介して前記サーバから前記テーブルのデータを取得することを特徴とする請求項5に記載の車載再生装置。
  7. 前記マルチメディアデータは、楽曲データを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の車載再生装置。
  8. 複数のマルチメディアデータを選択的に再生する車載再生装置の制御方法において、
    再生時の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得手順と、
    前記取得した環境情報に基づいて、前記環境に合わせたマルチメディアデータを、前記複数のマルチメディアデータの中から選択する選択手順と
    を有することを特徴とする車載再生装置の制御方法。
  9. 複数のマルチメディアデータをコンピュータにより選択的に再生する車載再生装置を制御するための制御プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    再生時の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得手順と、
    前記取得した環境情報に基づいて、前記環境に合わせたマルチメディアデータを、前記複数のマルチメディアデータの中から選択する選択手順と
    を実行させるための制御プログラム。
  10. 複数のマルチメディアデータをコンピュータにより選択的に再生する車載再生装置を制御するための制御プログラムを記録した記録媒体において、
    コンピュータに、
    再生時の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得手順と、
    前記取得した環境情報に基づいて、前記環境に合わせたマルチメディアデータを、前記複数のマルチメディアデータの中から選択する選択手順と
    を実行させるための制御プログラムを記録した記録媒体。
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