JP2004225775A - ソレノイドバルブ - Google Patents
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Abstract
【課題】コア内に入り込んだ流体によって連結スリーブが変形しないようにして、連結スリーブの耐久性を高める。
【解決手段】第1,第2コア1,2の筒状壁1a,2aにアーマチュア3を進退自在に収容すると共に、両コア1,2を軸方向の離間距離が維持されるように連結スリーブ4で連結する。連結スリーブ4の外周に電磁コイル5を配置し、その磁束の通る磁路を第1コア1、アーマチュア3、第2コア2によって構成する。第1コア1と第2コア2の少なくとも一方の筒状壁1a,2aの端部に、連結スリーブ4の内周面に当接し、かつ、相手コアに対して軸方向の隙間を持って対峙する磁性体製の薄肉の保護壁17を設ける。両コア1,2間の空間部に臨む連結スリーブ4の面積を保護壁17によって狭め、連結スリーブ4に作用する空間部内の作動液による力を小さくする。
【選択図】 図1
【解決手段】第1,第2コア1,2の筒状壁1a,2aにアーマチュア3を進退自在に収容すると共に、両コア1,2を軸方向の離間距離が維持されるように連結スリーブ4で連結する。連結スリーブ4の外周に電磁コイル5を配置し、その磁束の通る磁路を第1コア1、アーマチュア3、第2コア2によって構成する。第1コア1と第2コア2の少なくとも一方の筒状壁1a,2aの端部に、連結スリーブ4の内周面に当接し、かつ、相手コアに対して軸方向の隙間を持って対峙する磁性体製の薄肉の保護壁17を設ける。両コア1,2間の空間部に臨む連結スリーブ4の面積を保護壁17によって狭め、連結スリーブ4に作用する空間部内の作動液による力を小さくする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、流体の圧力制御や流量制御等に用いられるソレノイドバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のソレノイドバルブとして、筒状壁を有する一対のコアを軸方向に離間して配置し、これらのコアの筒状壁にアーマチュアを進退自在に収容すると共に、コアの外周側に電磁コイルを配置した基本構造のものがある。
【0003】
このソレノイドバルブは、流体通路を開閉操作するための弁体がアーマチュアに連結されると共に、そのアーマチュアがスプリングによって閉弁方向、または、開弁方向に付勢されている。そして、電磁コイルで発生した磁束は一方のコアからアーマチュアを介して他方のコアへとの流れ、このとき、アーマチュアは通電電流に比例した力で磁路を拡大するようにスプリングの力に抗して軸方向に変位する。
【0004】
このようなソレノイドバルブにおいては、電磁コイルの発生磁束がアーマチュアの外周面と各コアの間の径方向隙間(エアギャップ)を流れるため、制御精度を高めるためにはこのエアギャップは勿論のこと、両コアの軸方向の離間距離をも厳密に管理しなければならない。このため、従来、組付性の低下を招くことなく、両コアの軸方向の離間距離を正確に管理することのできるソレノイドバルブが案出されている。
【0005】
この従来のソレノイドバルブは、両コアが非磁性体製の連結スリーブによって一体に連結され、これらがアッセンブリ状態で電磁コイルのボビン内に組付けられている。したがって、両コア間の軸方向の位置関係は連結スリーブによって一定に維持され、両コアの軸方向の端面を通しての磁束漏れは防止される。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−188744号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のソレノイドバルブは、アーマチュアとコアの間に径方向の微小隙間が設けられているため、アーマチュアに連結された弁体が流体通路を開くと、その通路を流れる流体が径方向の微小隙間を通して連結スリーブの内面側に流れ込み、その流体の圧力が肉薄のスリーブの広い範囲に作用する。また、組付けの関係で連結スリーブとボビン等の電磁バルブ側部材との間には径方向の隙間が設けられているため、流体の圧力が連結スリーブの内側に作用すると、連結スリーブは拡径方向に変形し、この変形が繰り返されると連結スリーブの劣化が生じ易くなる。
【0008】
そこでこの出願の発明は、コア内に入り込んだ流体によって連結スリーブが変形しないようにして、連結スリーブの耐久性を高めることのできるソレノイドバルブを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するための手段として、この出願の一つの発明は、第1コアと第2コアの少なくとも一方の筒状壁の端部に、連結スリーブの内周面に当接し、かつ、相手コアに対して軸方向の隙間を持って対峙する磁性体製の薄肉の保護壁を設けるようにした。
【0010】
この発明の場合、連結スリーブの内周面のうちの、流体圧力の作用面が保護壁によって狭められるため、連結スリーブの壁面に作用する流体による力はその分小さくなる。したがって、連結スリーブは流体の圧力によって変形しにくくなり、従来のものに比較して耐久性が確実に向上する。また、コアの筒状壁の端部に磁性体を設けると、相手コアとの軸方向隙間が狭ってその分磁束漏れの可能性が高まるが、保護壁は肉薄であるため、その保護壁を通した磁束漏れは殆ど生じることがない。
【0011】
前記保護壁は第1コアと第2コアの少なくとも一方の筒状壁に一体に形成し、その保護壁と相手コアとの軸方向隙間は、第1コアとアーマチュア、第2コアとアーマチュアの各径方向隙間よりも大きく設定することが好ましい。
【0012】
この場合、保護壁をコアと別に用意する必要がないため、部品管理が容易になると共に組付作業も不用となり、その分コストの削減を図ることができる。また、保護壁と相手コアとの軸方向隙間がアーマチュアと各コア間のエアギャップよりも大きいため、保護壁を通しての磁束漏れを確実に防止することができる。
【0013】
また、この出願の別の発明は、第1,第2コアの筒状壁の端部間に非磁性材料を介装するようにした。
【0014】
この発明の場合、非磁性材料によって作動流体が連結スリーブの肉薄部分に直接作用しないようにすることができるため、連結スリーブの変形を確実に防止することができる。また、第1,第2コアの間に介装されるのは非磁性材料であるため、両コアをバイパスするような磁束漏れは生じなくなる。
【0015】
前記アーマチュアと非磁性材料には、相互に当接してアーマチュアの軸方向変位を規制するストッパ部を設けるようにしても良い。
【0016】
この場合、両コア間に介装した非磁性材料をストッパと共用することができるため、部品点数の削減による製造コストの削減を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、この出願の発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は、請求項1,2に対応する発明の実施形態(第1の実施形態)であり、この実施形態のソレノイドバルブは、軸方向に相互に離間して配置され、夫々筒状壁1a,2aを有する第1コア1及び第2コア2と、この両コア1,2の筒状壁1a,2aに進退自在に収容された円柱状のアーマチュア3と、前記第1,第2コア1,2の筒状壁1a,2aの外周面に嵌合状態で溶接固定された連結スリーブ4と、この連結スリーブ4とコア1,2の外周側に配置された電磁コイル5と、この電磁コイル5と前記コア1の周域を囲繞するケーシング6と、を備えている。尚、第1,第2コア1,2とアーマチュア3は磁性材料によって形成され、連結スリーブ4は金属製の非磁性材料によって形成されている。
【0019】
第1コア1は有底円筒状に形成され、第2コア2は全体が円筒状に形成されており、第2コア2の先端部には弁座部材7が嵌着固定されている。弁座部材7には、油圧装置の供給通路(図示せず。)に分岐接続される流体通路8が形成されると共に、この流入通路8の端部に弁座9が設けられている。そして、第2コア2の先端部の周壁には、弁座9を通り抜けた作動流体をドレーン通路10に排出するためのドレーンボート11が設けられている。また、第2コア2の筒状壁2aの基端部(図中上端部)には段差状の凹部12が設けられ、この凹部12に前記アーマチュア3の一部が進入可能とされている。
【0020】
また、アーマチュア3の弁座部材7側の端面には操作ロッド13が連結され、その操作ロッド13の先端部に弁座9を開閉するための弁部14(弁体)が一体に設けられている。そして、弁座部材7と操作ロッド13の間にはスプリング15が介装され、弁座部材7とアーマチュア3がこのスプリング15の力によって常時開弁方向(図中上方)に付勢されるようになっている。
【0021】
したがって、アーマチュア3は、電磁コイル5が通電されない間は図示するように第1コア1の底部側に最大に変位し、その外周面と第2コア2の凹部12とのオーバーラップは最小となっている。また、電磁コイル5で発生した磁束は
第1コア1、アーマチュア3、第2コア2を磁路として通るが、その磁路は、アーマチュア3と第1,第2コア1,2との各径方向隙間(エアギャップ)をその一部に含む。このため、アーマチュア3が第2コア2方向に変位して凹部12との軸方向のオーバーラップが増大すると、前記磁路の磁路抵抗はその変位に応じて減少することとなる。このソレノイドバルブは、電磁コイル5の通電電流に応じて磁路抵抗を減少させる方向にアーマチュア3に吸引力が作用する。
【0022】
また、アーマチュア3の第1コア1の底部側の端面には非磁性体から成るストッパ突起16が結合され、そのストッパ突起16が第1コア1の底部に当接することでアーマチュア3の軸方向変位が規制されるようになっている。
【0023】
ところで、第2コア2の筒状壁2aの端部外周には、筒状壁2aの一般部よりも薄肉の保護壁17が一体に延設されている。この保護壁17は第2コア2が連結スリーブ4に溶接固定された状態で同スリーブ4の内周面に密接し、両コア1,2間の空間部に臨む連結スリーブ4の内周面の面積を減少させるようになっている。
【0024】
尚、第1コア1と第2コア2は連結スリーブ4によって相互に連結された状態で電磁コイル5のボビン18の内側に配置されるが、連結スリーブ4とボビン18の間には組付けの関係で若干の隙間ができている。
【0025】
このソレノイドバルブは以上のような構成であるため、電磁コイル5の通電制御によって弁座9の開閉量が操作されると、供給通路からドレーン通路10への作動液の排出量が調整され、その結果、供給通路の後流側の圧力が制御される。
【0026】
このソレノイドバルブの場合、操作ロッド13と第2コア2、第2コア2の凹部12とアーマチュア3の各間に径方向の隙間が設けられているため、開弁時に流体通路8から第2コア2内に入り込んだ作動液はこれらの隙間を通って両コア1,2間の空間部に入り込む。しかし、この空間部においては、第2コア2に延設された保護壁17が連結スリーブ4の内周面に密接し、この空間部に直接臨む連結スリーブ4の面積が非常に小さくなっている。このため、連結スリーブ4の内周面のうちの、作動液の圧力が作用する領域が小さくなることから、連結スリーブ4には変形が生じにくくなる。
【0027】
したがって、このソレノイドバルブにおいては、経時使用によっても連結スリーブ4に劣化が生じにくく、従来のものに比較して大幅に耐久性が向上する。
【0028】
そして、このソレノイドバルブの場合、第2コア2の端部に保護壁17を一体に形成したことから、第1コア1と第2コア2の間の磁束漏れが心配されるが、保護壁2の肉厚は薄く設定されているため、実際には殆ど磁束の漏れが生じることがない。特に、この実施形態においては、保護壁17と第1コア1との軸方向の隙間をアーマチュア3と各コア1,2との径方向隙間よりも大きく設定しているため、保護壁17と第1コア1の間の磁束漏れを確実に防止することができる。
【0029】
また、この実施形態の場合、保護壁17を第2コア2のみに形成したが第1コア1と第2コア2の両方に形成するようにしても良い。また、保護壁17は必ずしもコア1,2と一体に形成しなくても同様の効果を得ることができるが、上記の実施形態のように一体に形成するようにした場合には、部品点数を削減して低コスト化を図ることができる。
【0030】
つづいて、図2に示す請求項3,4に対応する発明の実施形態(第2の実施形態)について説明する。尚、図1に示した第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し、重複する部分については説明を省略するものとする。
【0031】
この実施形態のソレノイドバルブは、バルブとしての基本的な構造と機能は第1の実施形態のものとほぼ同様であるが、連結スリーブ104とアーマチュア103の構造と機能が若干異なっている。
【0032】
即ち、連結スリーブ104は、軸方向全域が一定肉厚ではなく、その略中央部が軸方向内側に膨出して形成され、その膨出部20が第1コア1と第2コア2の筒状壁1a,2aの端部間に挟持されるようにして介装されている。そして、連結スリーブ104は第1の実施形態と同様に非磁性材料によって構成されているが、この実施形態の場合、若干の弾性を有する樹脂材料によって形成されている。
【0033】
また、アーマチュア103は基本的には円柱形状であるが、その第2コア2側の端部には、径方向外側にフランジ状に張り出したストッパ部21が形成されている。そして、第2コア2の筒状壁2aの端部には、アーマチュア103を進退自在に収容するための凹部12が形成されているが、この凹部12はストッパ部21に合わせたサイズに形成されている。
【0034】
また、連結スリーブ104の膨出部20のうちの、第2コア2側の内周縁部には凹状に段差面22が設けられている。この段差面22は、アーマチュア103のストッパ部21が当接してアーマチュア103の軸方向変位を規制する相手ストッパ部となっている。尚、この実施形態の場合、ストッパ部21と段差面22がアーマチュア103のストッパとして機能するため、アーマチュア103の第1コア1側の端部にはストッパ突起は設けられていない。
【0035】
このソレノイドバルブの場合も、操作ロッド13と第2コア2、第2コア2の凹部12とアーマチュア103の各間に径方向の隙間が設けられているため、開弁時には流体通路8から第2コア2内に入り込んだ作動液が第2コア2の凹部12の上方側に回り込む。しかし、このソレノイドバルブにおいては、第1コア1と第2コアの間の空間部に位置される部分が連結スリーブ104の膨出部20によって肉厚にされ、かつ、膨出部20が第1コア1と第2コア2に密接することで連結スリーブ104の肉薄部分への作動液の回り込みが阻止されているため、作動液の圧力によって連結スリーブ104が変形する不具合は生じない。
【0036】
したがって、このソレノイドバルブの場合にも、経時使用によって連結スリーブ104に劣化が生じることがなく、耐久性を確実に向上させることができる。
【0037】
また、このソレノイドバルブにおいては、アーマチュア103にストッパ部21部を設ける一方で、連結スリーブ104の膨出部20に段差面22を設け、これらによってアーマチュア104のストッパを構成するようにしているため、部品点数を削減することができると共に、装置全体のコンパクト化を図ることができる。つまり、このソレノイドバルブの場合、膨出部22がアーマチュア103と接触しても磁束の流れに影響を与えることのない非磁性材料であることに着目し、その膨出部22を利用したストッパ構造を第1,第2コア1,2間の空間部に配置したものであるため、磁性材料から成る別体のストッパ部品を追加する必要がないうえ、ストッパ構造を配置するための特別なスペースを確保する必要もない。
【0038】
さらに、この実施形態の場合、連結スリーブ104を樹脂材料で形成したため、ストッパ部21が段差面22に当接する際の衝撃を樹脂材料の弾性によって吸収することができるという利点がある。したがって、振動騒音の発生を低減することができる。
【0039】
また、この実施形態のソレノイドバルブは、第1コア1と第2コア2の間に非磁性材料である膨出部20を介装したため、コア2に薄肉の保護壁17を延設する第1の実施形態のものに比較して両コア1,2間をバイパスするような磁束漏れが発生することがなく、アーマチュア103をより精度良く制御することができるという利点がある。
【0040】
尚、この発明の実施形態は以上説明したものに限るものではなく、例えば、図2に示した実施形態では、連結スリーブ104に膨出部20を形成してその膨出部20を第1,第2コア1,2間に配置したが、連結スリーブ104に膨出部20を設けずに別の非磁性材料を両コア間に介装するようにしても良い。ただし、上記の実施形態のように連結スリーブ104に膨出部20を形成するようにした場合には、部品点数を削減することができるうえ、連結スリーブ104の肉薄部への作動液の回り込みをより確実に防止することができる。
【0041】
次に、上記の各実施形態から把握し得る請求項に記載以外の発明について、以下にその作用効果と共に記載する。
【0042】
(イ) 前記磁性材料は連結スリーブに一体に形成された径方向内側の膨出部であることを特徴とする請求項3または4に記載のソレノイドバルブ。
【0043】
この場合、部品点数を削減することができるうえ、磁性材料と連結スリーブの間に流体が入り込む不具合を無くすことができる。
【0044】
(ロ) 前記非磁性部材を樹脂材料によって形成したことを特徴とする請求項4に記載のソレノイドバルブ。
【0045】
この場合、ストッパ部相互の当接時の衝撃を樹脂材料の弾性によって緩衝することができる。したがって、静粛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の第1の実施形態を示す断面図。
【図2】この出願の発明の第2の実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
1…第1コア
2…第2コア
1a,2a…筒状壁
3,103…アーマチュア
4,104…連結スリーブ
5…電磁コイル
8…流体通路
14…弁部(弁体)
17…保護壁
20…膨出部(非磁性材料)
21…ストッパ部
22…段差面(ストッパ部)
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、流体の圧力制御や流量制御等に用いられるソレノイドバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のソレノイドバルブとして、筒状壁を有する一対のコアを軸方向に離間して配置し、これらのコアの筒状壁にアーマチュアを進退自在に収容すると共に、コアの外周側に電磁コイルを配置した基本構造のものがある。
【0003】
このソレノイドバルブは、流体通路を開閉操作するための弁体がアーマチュアに連結されると共に、そのアーマチュアがスプリングによって閉弁方向、または、開弁方向に付勢されている。そして、電磁コイルで発生した磁束は一方のコアからアーマチュアを介して他方のコアへとの流れ、このとき、アーマチュアは通電電流に比例した力で磁路を拡大するようにスプリングの力に抗して軸方向に変位する。
【0004】
このようなソレノイドバルブにおいては、電磁コイルの発生磁束がアーマチュアの外周面と各コアの間の径方向隙間(エアギャップ)を流れるため、制御精度を高めるためにはこのエアギャップは勿論のこと、両コアの軸方向の離間距離をも厳密に管理しなければならない。このため、従来、組付性の低下を招くことなく、両コアの軸方向の離間距離を正確に管理することのできるソレノイドバルブが案出されている。
【0005】
この従来のソレノイドバルブは、両コアが非磁性体製の連結スリーブによって一体に連結され、これらがアッセンブリ状態で電磁コイルのボビン内に組付けられている。したがって、両コア間の軸方向の位置関係は連結スリーブによって一定に維持され、両コアの軸方向の端面を通しての磁束漏れは防止される。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−188744号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のソレノイドバルブは、アーマチュアとコアの間に径方向の微小隙間が設けられているため、アーマチュアに連結された弁体が流体通路を開くと、その通路を流れる流体が径方向の微小隙間を通して連結スリーブの内面側に流れ込み、その流体の圧力が肉薄のスリーブの広い範囲に作用する。また、組付けの関係で連結スリーブとボビン等の電磁バルブ側部材との間には径方向の隙間が設けられているため、流体の圧力が連結スリーブの内側に作用すると、連結スリーブは拡径方向に変形し、この変形が繰り返されると連結スリーブの劣化が生じ易くなる。
【0008】
そこでこの出願の発明は、コア内に入り込んだ流体によって連結スリーブが変形しないようにして、連結スリーブの耐久性を高めることのできるソレノイドバルブを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するための手段として、この出願の一つの発明は、第1コアと第2コアの少なくとも一方の筒状壁の端部に、連結スリーブの内周面に当接し、かつ、相手コアに対して軸方向の隙間を持って対峙する磁性体製の薄肉の保護壁を設けるようにした。
【0010】
この発明の場合、連結スリーブの内周面のうちの、流体圧力の作用面が保護壁によって狭められるため、連結スリーブの壁面に作用する流体による力はその分小さくなる。したがって、連結スリーブは流体の圧力によって変形しにくくなり、従来のものに比較して耐久性が確実に向上する。また、コアの筒状壁の端部に磁性体を設けると、相手コアとの軸方向隙間が狭ってその分磁束漏れの可能性が高まるが、保護壁は肉薄であるため、その保護壁を通した磁束漏れは殆ど生じることがない。
【0011】
前記保護壁は第1コアと第2コアの少なくとも一方の筒状壁に一体に形成し、その保護壁と相手コアとの軸方向隙間は、第1コアとアーマチュア、第2コアとアーマチュアの各径方向隙間よりも大きく設定することが好ましい。
【0012】
この場合、保護壁をコアと別に用意する必要がないため、部品管理が容易になると共に組付作業も不用となり、その分コストの削減を図ることができる。また、保護壁と相手コアとの軸方向隙間がアーマチュアと各コア間のエアギャップよりも大きいため、保護壁を通しての磁束漏れを確実に防止することができる。
【0013】
また、この出願の別の発明は、第1,第2コアの筒状壁の端部間に非磁性材料を介装するようにした。
【0014】
この発明の場合、非磁性材料によって作動流体が連結スリーブの肉薄部分に直接作用しないようにすることができるため、連結スリーブの変形を確実に防止することができる。また、第1,第2コアの間に介装されるのは非磁性材料であるため、両コアをバイパスするような磁束漏れは生じなくなる。
【0015】
前記アーマチュアと非磁性材料には、相互に当接してアーマチュアの軸方向変位を規制するストッパ部を設けるようにしても良い。
【0016】
この場合、両コア間に介装した非磁性材料をストッパと共用することができるため、部品点数の削減による製造コストの削減を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、この出願の発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は、請求項1,2に対応する発明の実施形態(第1の実施形態)であり、この実施形態のソレノイドバルブは、軸方向に相互に離間して配置され、夫々筒状壁1a,2aを有する第1コア1及び第2コア2と、この両コア1,2の筒状壁1a,2aに進退自在に収容された円柱状のアーマチュア3と、前記第1,第2コア1,2の筒状壁1a,2aの外周面に嵌合状態で溶接固定された連結スリーブ4と、この連結スリーブ4とコア1,2の外周側に配置された電磁コイル5と、この電磁コイル5と前記コア1の周域を囲繞するケーシング6と、を備えている。尚、第1,第2コア1,2とアーマチュア3は磁性材料によって形成され、連結スリーブ4は金属製の非磁性材料によって形成されている。
【0019】
第1コア1は有底円筒状に形成され、第2コア2は全体が円筒状に形成されており、第2コア2の先端部には弁座部材7が嵌着固定されている。弁座部材7には、油圧装置の供給通路(図示せず。)に分岐接続される流体通路8が形成されると共に、この流入通路8の端部に弁座9が設けられている。そして、第2コア2の先端部の周壁には、弁座9を通り抜けた作動流体をドレーン通路10に排出するためのドレーンボート11が設けられている。また、第2コア2の筒状壁2aの基端部(図中上端部)には段差状の凹部12が設けられ、この凹部12に前記アーマチュア3の一部が進入可能とされている。
【0020】
また、アーマチュア3の弁座部材7側の端面には操作ロッド13が連結され、その操作ロッド13の先端部に弁座9を開閉するための弁部14(弁体)が一体に設けられている。そして、弁座部材7と操作ロッド13の間にはスプリング15が介装され、弁座部材7とアーマチュア3がこのスプリング15の力によって常時開弁方向(図中上方)に付勢されるようになっている。
【0021】
したがって、アーマチュア3は、電磁コイル5が通電されない間は図示するように第1コア1の底部側に最大に変位し、その外周面と第2コア2の凹部12とのオーバーラップは最小となっている。また、電磁コイル5で発生した磁束は
第1コア1、アーマチュア3、第2コア2を磁路として通るが、その磁路は、アーマチュア3と第1,第2コア1,2との各径方向隙間(エアギャップ)をその一部に含む。このため、アーマチュア3が第2コア2方向に変位して凹部12との軸方向のオーバーラップが増大すると、前記磁路の磁路抵抗はその変位に応じて減少することとなる。このソレノイドバルブは、電磁コイル5の通電電流に応じて磁路抵抗を減少させる方向にアーマチュア3に吸引力が作用する。
【0022】
また、アーマチュア3の第1コア1の底部側の端面には非磁性体から成るストッパ突起16が結合され、そのストッパ突起16が第1コア1の底部に当接することでアーマチュア3の軸方向変位が規制されるようになっている。
【0023】
ところで、第2コア2の筒状壁2aの端部外周には、筒状壁2aの一般部よりも薄肉の保護壁17が一体に延設されている。この保護壁17は第2コア2が連結スリーブ4に溶接固定された状態で同スリーブ4の内周面に密接し、両コア1,2間の空間部に臨む連結スリーブ4の内周面の面積を減少させるようになっている。
【0024】
尚、第1コア1と第2コア2は連結スリーブ4によって相互に連結された状態で電磁コイル5のボビン18の内側に配置されるが、連結スリーブ4とボビン18の間には組付けの関係で若干の隙間ができている。
【0025】
このソレノイドバルブは以上のような構成であるため、電磁コイル5の通電制御によって弁座9の開閉量が操作されると、供給通路からドレーン通路10への作動液の排出量が調整され、その結果、供給通路の後流側の圧力が制御される。
【0026】
このソレノイドバルブの場合、操作ロッド13と第2コア2、第2コア2の凹部12とアーマチュア3の各間に径方向の隙間が設けられているため、開弁時に流体通路8から第2コア2内に入り込んだ作動液はこれらの隙間を通って両コア1,2間の空間部に入り込む。しかし、この空間部においては、第2コア2に延設された保護壁17が連結スリーブ4の内周面に密接し、この空間部に直接臨む連結スリーブ4の面積が非常に小さくなっている。このため、連結スリーブ4の内周面のうちの、作動液の圧力が作用する領域が小さくなることから、連結スリーブ4には変形が生じにくくなる。
【0027】
したがって、このソレノイドバルブにおいては、経時使用によっても連結スリーブ4に劣化が生じにくく、従来のものに比較して大幅に耐久性が向上する。
【0028】
そして、このソレノイドバルブの場合、第2コア2の端部に保護壁17を一体に形成したことから、第1コア1と第2コア2の間の磁束漏れが心配されるが、保護壁2の肉厚は薄く設定されているため、実際には殆ど磁束の漏れが生じることがない。特に、この実施形態においては、保護壁17と第1コア1との軸方向の隙間をアーマチュア3と各コア1,2との径方向隙間よりも大きく設定しているため、保護壁17と第1コア1の間の磁束漏れを確実に防止することができる。
【0029】
また、この実施形態の場合、保護壁17を第2コア2のみに形成したが第1コア1と第2コア2の両方に形成するようにしても良い。また、保護壁17は必ずしもコア1,2と一体に形成しなくても同様の効果を得ることができるが、上記の実施形態のように一体に形成するようにした場合には、部品点数を削減して低コスト化を図ることができる。
【0030】
つづいて、図2に示す請求項3,4に対応する発明の実施形態(第2の実施形態)について説明する。尚、図1に示した第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し、重複する部分については説明を省略するものとする。
【0031】
この実施形態のソレノイドバルブは、バルブとしての基本的な構造と機能は第1の実施形態のものとほぼ同様であるが、連結スリーブ104とアーマチュア103の構造と機能が若干異なっている。
【0032】
即ち、連結スリーブ104は、軸方向全域が一定肉厚ではなく、その略中央部が軸方向内側に膨出して形成され、その膨出部20が第1コア1と第2コア2の筒状壁1a,2aの端部間に挟持されるようにして介装されている。そして、連結スリーブ104は第1の実施形態と同様に非磁性材料によって構成されているが、この実施形態の場合、若干の弾性を有する樹脂材料によって形成されている。
【0033】
また、アーマチュア103は基本的には円柱形状であるが、その第2コア2側の端部には、径方向外側にフランジ状に張り出したストッパ部21が形成されている。そして、第2コア2の筒状壁2aの端部には、アーマチュア103を進退自在に収容するための凹部12が形成されているが、この凹部12はストッパ部21に合わせたサイズに形成されている。
【0034】
また、連結スリーブ104の膨出部20のうちの、第2コア2側の内周縁部には凹状に段差面22が設けられている。この段差面22は、アーマチュア103のストッパ部21が当接してアーマチュア103の軸方向変位を規制する相手ストッパ部となっている。尚、この実施形態の場合、ストッパ部21と段差面22がアーマチュア103のストッパとして機能するため、アーマチュア103の第1コア1側の端部にはストッパ突起は設けられていない。
【0035】
このソレノイドバルブの場合も、操作ロッド13と第2コア2、第2コア2の凹部12とアーマチュア103の各間に径方向の隙間が設けられているため、開弁時には流体通路8から第2コア2内に入り込んだ作動液が第2コア2の凹部12の上方側に回り込む。しかし、このソレノイドバルブにおいては、第1コア1と第2コアの間の空間部に位置される部分が連結スリーブ104の膨出部20によって肉厚にされ、かつ、膨出部20が第1コア1と第2コア2に密接することで連結スリーブ104の肉薄部分への作動液の回り込みが阻止されているため、作動液の圧力によって連結スリーブ104が変形する不具合は生じない。
【0036】
したがって、このソレノイドバルブの場合にも、経時使用によって連結スリーブ104に劣化が生じることがなく、耐久性を確実に向上させることができる。
【0037】
また、このソレノイドバルブにおいては、アーマチュア103にストッパ部21部を設ける一方で、連結スリーブ104の膨出部20に段差面22を設け、これらによってアーマチュア104のストッパを構成するようにしているため、部品点数を削減することができると共に、装置全体のコンパクト化を図ることができる。つまり、このソレノイドバルブの場合、膨出部22がアーマチュア103と接触しても磁束の流れに影響を与えることのない非磁性材料であることに着目し、その膨出部22を利用したストッパ構造を第1,第2コア1,2間の空間部に配置したものであるため、磁性材料から成る別体のストッパ部品を追加する必要がないうえ、ストッパ構造を配置するための特別なスペースを確保する必要もない。
【0038】
さらに、この実施形態の場合、連結スリーブ104を樹脂材料で形成したため、ストッパ部21が段差面22に当接する際の衝撃を樹脂材料の弾性によって吸収することができるという利点がある。したがって、振動騒音の発生を低減することができる。
【0039】
また、この実施形態のソレノイドバルブは、第1コア1と第2コア2の間に非磁性材料である膨出部20を介装したため、コア2に薄肉の保護壁17を延設する第1の実施形態のものに比較して両コア1,2間をバイパスするような磁束漏れが発生することがなく、アーマチュア103をより精度良く制御することができるという利点がある。
【0040】
尚、この発明の実施形態は以上説明したものに限るものではなく、例えば、図2に示した実施形態では、連結スリーブ104に膨出部20を形成してその膨出部20を第1,第2コア1,2間に配置したが、連結スリーブ104に膨出部20を設けずに別の非磁性材料を両コア間に介装するようにしても良い。ただし、上記の実施形態のように連結スリーブ104に膨出部20を形成するようにした場合には、部品点数を削減することができるうえ、連結スリーブ104の肉薄部への作動液の回り込みをより確実に防止することができる。
【0041】
次に、上記の各実施形態から把握し得る請求項に記載以外の発明について、以下にその作用効果と共に記載する。
【0042】
(イ) 前記磁性材料は連結スリーブに一体に形成された径方向内側の膨出部であることを特徴とする請求項3または4に記載のソレノイドバルブ。
【0043】
この場合、部品点数を削減することができるうえ、磁性材料と連結スリーブの間に流体が入り込む不具合を無くすことができる。
【0044】
(ロ) 前記非磁性部材を樹脂材料によって形成したことを特徴とする請求項4に記載のソレノイドバルブ。
【0045】
この場合、ストッパ部相互の当接時の衝撃を樹脂材料の弾性によって緩衝することができる。したがって、静粛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の第1の実施形態を示す断面図。
【図2】この出願の発明の第2の実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
1…第1コア
2…第2コア
1a,2a…筒状壁
3,103…アーマチュア
4,104…連結スリーブ
5…電磁コイル
8…流体通路
14…弁部(弁体)
17…保護壁
20…膨出部(非磁性材料)
21…ストッパ部
22…段差面(ストッパ部)
Claims (4)
- 筒状壁を有する第1コアと、
この第1コアの筒状壁の端部に対峙する筒状壁を有し、第1コアに対して軸方向に離間して配置された第2コアと、
前記第1,第2コアの筒状壁に進退自在に収容される一方で、流体通路を開閉操作する弁体に連結されたアーマチュアと、
前記第1,第2コアの軸方向の離間距離を一定に維持するように両者を連結する非磁性体製の連結スリーブと、
この連結スリーブの外周側に配置され、通電によって前記第1コア、アーマチュア、第2コアを通る磁束を発生する電磁コイルと、を備え、
前記アーマチュアが、電磁コイルに通電する電流に応じて第1,第2コアとの外周面でのオーバーラップを変化させるように軸方向に変位し、それによって流体通路を開閉操作するソレノイドバルブにおいて、
前記第1コアと第2コアの少なくとも一方の筒状壁の端部に、連結スリーブの内周面に当接し、かつ、相手コアに対して軸方向の隙間を持って対峙する磁性体製の薄肉の保護壁を設けたことを特徴とすることを特徴とするソレノイドバルブ。 - 前記保護壁を第1コアと第2コアの少なくとも一方の筒状壁に一体に形成すると共に、その保護壁と相手コアとの軸方向隙間を、第1コアとアーマチュア、第2コアとアーマチュアの各径方向隙間よりも大きく設定したことを特徴とする請求項1に記載のソレノイドバルブ。
- 筒状壁を有する第1コアと、
この第1コアの筒状壁の端部に対峙する筒状壁を有し、第1コアに対して軸方向に離間して配置された第2コアと、
前記第1,第2コアの筒状壁に進退自在に収容される一方で、流体通路を開閉操作する弁体に連結されたアーマチュアと、
前記第1,第2コア間の軸方向の離間距離を一定に維持するように両者を連結する非磁性体製の連結スリーブと、
この連結スリーブの外周側に配置され、通電によって前記第1コア、アーマチュア、第2コアを通る磁束を発生する電磁コイルと、を備え、
前記アーマチュアが、電磁コイルに通電する電流に応じて第1,第2コアとの外周面でのオーバーラップを変化させるように軸方向に変位し、それによって流体通路を開閉操作するソレノイドバルブにおいて、
前記第1,第2コアの筒状壁の端部間に非磁性材料を介装したことを特徴とすることを特徴とするソレノイドバルブ。 - 前記アーマチュアと非磁性材料に、相互に当接してアーマチュアの軸方向変位を規制するストッパ部を設けたことを特徴とする請求項3に記載のソレノイドバルブ。
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JP2003013012A JP2004225775A (ja) | 2003-01-22 | 2003-01-22 | ソレノイドバルブ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101536190B1 (ko) * | 2014-05-09 | 2015-07-30 | 주식회사 만도 | 브레이크시스템용 솔레노이드밸브 |
-
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- 2003-01-22 JP JP2003013012A patent/JP2004225775A/ja active Pending
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