JP2004225479A - 電動スライドドア装置 - Google Patents

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JP2003017647A
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Eiji Kawashima
英二 川嶋
Masaru Yano
賢 矢野
Takuma Fuji
琢磨 藤
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】車両に設けられる電動スライドドア装置の構造を簡素化するとともに、装置全体の寸法をコンパクト化する。
【解決手段】電動モータ40の駆動力をスライドドア1に伝達する駆動ドラム(駆動力伝達機構)7と、この電動モータ40の回転力をこの駆動ドラム7に減速して伝える減速ギア機構20と、駆動ドラム7に伝えられる電動モータ40の回転力を断続する電磁クラッチ50とを備え、スライドドア1を自動的に開閉する電動スライドドア装置において、電磁クラッチ50を電動モータ40と同軸上にかつ減速ギア機構20との間に配置し、電磁クラッチ50を電動モータ40に組み付けてユニット化した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のスライドドアを自動的に開閉する電動スライドドア装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
▲1▼従来、この種の電動スライドドア装置として、特許文献1に開示されたものは、図4に示すように、 軸方向を鉛直方向に向けて配置させた電磁クラッチ36dを挟んでその水平方向に離間して、軸を鉛直方向に向けた駆動プーリ32と、軸方向を水平方向に向けたウォームギヤ38を有する電動モータ37とを配置させ、電磁クラッチ36dの駆動入力側に同軸に結合された第1伝達ギヤ36cとウォームギヤ38とを、出力ギヤ36k,36aとアイドルギヤ36bを介して連結し、電磁クラッチ36dの駆動出力側に同軸に結合された第2伝達ギヤ36eと駆動プーリ32に同軸に結合されたリダクションギヤ36jとを噛合させている。
【0003】
この場合、騒音の点で有利なように電動モータ37の出力軸37aにウォームギヤ38を設けるとともに、手動でスライドドアを開閉できるように電動モータ37の駆動力の伝達経路の途中に電磁クラッチ36dを有した構造を採用しながら、装置の高さ寸法を小さくしている。
【0004】
▲2▼従来の電動スライドドア装置として、特許文献2に開示されたものは、図5の(a)に示すように、スライドドア61にヒンジ62を介して連結されるワイヤ63を駆動するパワーユニット64を備えている。このパワーユニット64は、正逆両方向に回転作動する電動モータ65と、ワイヤ63を駆動する駆動ドラム67と、駆動ドラム67に伝えられる電動モータ65の回転力を断続する楔ローラー型双方向回転クラッチ68とを備える。この回転クラッチ68は機械的に作動し、スライドドア61を手動で開閉する電動モータ65の停止時に自動的に解放作動するようになっている。これにより、電磁クラッチが不要になる。
【0005】
図5の(b)に示すように、回転クラッチ68を構成する駆動カム体69や複数のローラー70等の機構が駆動ドラム67内に収められ、ユニット化されている。
【0006】
【特許文献1】
特許3143381号
【特許文献2】
特開2002−195310号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、▲1▼の従来装置にあっては、電磁クラッチ36dが減速ギア機構を構成する伝達経路の途中に介装されるため、横方向の寸法が大きくなるとともに、構造が複雑化する。さらに、電磁クラッチの組み付け作業に手間がかかるという問題点があった。
【0008】
また、▲2▼の従来装置にあっては、駆動ドラム67内に回転クラッチ68が収められるため、駆動ドラム67の大型化を招くという問題点があった。
【0009】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、車両に設けられる電動スライドドア装置の構造を簡素化するとともに、装置全体の寸法をコンパクト化することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、電動モータの駆動力をスライドドアに伝達する駆動力伝達機構と、この電動モータの回転力をこの駆動力伝達機構に減速して伝える減速ギア機構と、駆動力伝達機構に伝えられる電動モータの回転力を断続する電磁クラッチとを備え、スライドドアを自動的に開閉するとともに手動で開閉できるようにした電動スライドドア装置に適用する。
【0011】
そして、電磁クラッチを電動モータと同軸上にかつ減速ギア機構との間に配置し、電磁クラッチを電動モータに予め組み付けてユニット化したことを特徴とするものとした。
【0012】
第2の発明は、第1の発明において、電動モータはその駆動力が取り出されるモータ出力軸と、このモータ出力軸が貫通するブラケットとを備え、このブラケットに電磁クラッチの電磁石を取り付けたことを特徴とするものとした。
【0013】
【発明の作用および効果】
第1の発明によると、電磁クラッチが電動モータと同軸上に設けられることにより、装置の構造を簡素化してコンパクト化がはかれ、車両の限られたスペースに設けることが可能となる。
【0014】
電磁クラッチが電動モータに組み付けられることにより、パワーユニットの組み立て行程で電磁クラッチの組み付け作業が不要になり、生産性を高めて製品のコストダウンがはかれる。
【0015】
さらに、電磁クラッチが電動モータに組み付けられることにより、両者の間でコントローラを一元化して設け、それぞれの制御動作を相互して設定することが容易に行える。
【0016】
第2の発明によると、電動モータのブラケットに電磁クラッチの電磁石を取り付けることにより、コンパクト化がはかれるとともに、電動モータと電磁クラッチの間でリード線をまとめて配線することが可能となり、構造の簡素化がはかれる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0018】
まず、図3の(a),(b),(c)に本発明が適用可能な電動スライドドア装置の一例を示す。電動スライドドア装置は、スライドドア1にヒンジ2を介して連結されるワイヤ3と、このワイヤ3を車両6の側面に沿って案内する前後のシーブユニット4,5と、ワイヤ3を駆動するパワーユニット10とによって構成される。
【0019】
パワーユニット10は、正逆両方向に回転作動する電動モータ40と、ワイヤ3を駆動する駆動ドラム7と、電動モータ40の回転力をこの駆動ドラム7に減速して伝える減速ギア機構20とを備え、スライドドア1を自動的に開閉させる。
【0020】
パワーユニット10は、電動モータ40の駆動力をスライドドア1に伝達する駆動力伝達機構として、ワイヤ3を駆動する駆動ドラム7を備える。
【0021】
さらに、パワーユニット10は、駆動ドラム7に伝えられる電動モータ40の回転力を断続する電磁クラッチを備え、スライドドア1を手動で開閉する場合に電磁クラッチを解放するようになっている。
【0022】
本発明は、電磁クラッチを電動モータ40と同軸上にかつ減速ギア機構20との間に配置し、電磁クラッチを電動モータ40に組み付けてユニット化したことを要旨とする。以下、その具体的な例につき図1、図2に示したパワーユニット10の実施の形態を説明する。
【0023】
減速ギア機構20は、駆動ドラム7と同軸上に結合される出力ギア22と、この出力ギア22に噛み合う入力ギア21とを有する。この出力ギア22と入力ギア21は、ギアハウジング23に収装される。入力ギア21のギアシャフト26はギアハウジング23に対のベアリング24,25によって回転可能に支持される。
【0024】
電動モータ40は、外側のケースを構成する有底筒状の金属製ヨーク41と、このヨーク41の内側にマグネットホルダ49を介して固定される複数の図示しないマグネットと、各マグネットの内側に回転可能に設けられるロータと、このロータの駆動力を取り出すモータ出力軸46とを備える。モータ出力軸46は対のベアリング48によって回転可能に支持される。電動モータ40はモータ出力軸46を貫通させるブラケット42を備え、このブラケット42にベアリング48が取り付けられる。ロータ43は、整流子44から供給される電流が巻線に流れることにより、マグネットとの間に磁力が働き、モータ出力軸46を回転駆動する。
【0025】
電磁クラッチ50は、モータ出力軸46に結合されるクラッチ入力軸51と、入力ギア21のギアシャフト26に結合されるクラッチ出力軸53と、このクラッチ出力軸53に板バネ54を介して結合されるクラッチ板52と、クラッチ入力軸51にクラッチ板52を吸着する電磁石56とを備える。クラッチ出力軸53はベアリング57を介してモータ出力軸46に回転可能に支持される。
【0026】
こうして電磁クラッチ50は電動モータ40と同軸上にかつ減速ギア機構20との間に配置され、電動モータ40に組み付けられ、電動モータ40とユニット化して設けられる。
【0027】
樹脂製のブラケット42は円筒状のヨーク41の開口部を塞ぐように設けられ、モータ出力軸46を貫通させる。ブラケット42は内側の面44aに整流子44に摺接する図示しないブラシが取り付けられるとともに、外側の面44bに電磁クラッチ50の電磁石56が取り付けられる。
【0028】
ブラケット42にはブラシ及び電磁石56にそれぞれ導通し図示しないコントローラへと延びるリード線が配設される。
【0029】
スライドドア1を自動的に開閉する場合、コントローラが電磁石56を通電する。これに伴って電磁クラッチ50は図2に示すようにクラッチ出力軸53にクラッチ板52を吸着し、モータ出力軸46とギアシャフト26を結合する。続いて、コントローラが電動モータ40を回転作動させることにより、電動モータ40の回転力が減速ギア機構20を介して駆動ドラム7に伝えられ、スライドドア1が自動的に開閉される。
【0030】
スライドドア1を手動で開閉する場合、コントローラが電磁石56を非通電状態にし、電磁クラッチ50が図1に示すようにクラッチ板52をクラッチ出力軸53から離す。これにより、モータ出力軸46とギアシャフト26の結合を解除し、電動モータ40がスライドドア1の開閉作動を拘束しない。
【0031】
電動スライドドア装置のパワーユニット10は、電磁クラッチ50が電動モータ40と同軸上に設けられることにより、その構造を簡素化してコンパクト化がはかれ、車両の限られたスペースに設けることが可能となる。
【0032】
電磁クラッチ50が電動モータ40と予めユニット化して設けられることにより、パワーユニット10の組み立て行程で電磁クラッチ50の組み付け作業が不要になり、生産性を高められる。
【0033】
さらに、電磁クラッチ50と電動モータ40がユニット化して設けられることにより、両者の間でコントローラを一元化して設け、それぞれの制御動作を相互して設定することが容易に行える。
【0034】
パワーユニット10は、一つのブラケット42に電動モータ40のブラシと電磁クラッチ50の電磁石56をそれぞれ取り付けることにより、コンパクト化がはかれるとともに、リード線をまとめて配線することが可能となり、構造の簡素化がはかれる。
【0035】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すパワーユニットの断面図。
【図2】同じくクラッチ接続状態を示すパワーユニットの断面図。
【図3】本発明が適用される電動スライドドア装置の構成を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図。
【図4】従来例を示すパワーユニットの断面図。
【図5】(a)は従来例を示す電動スライドドア装置の構成図、(b)は同じくパワーユニットの断面図。
【符号の説明】
1 スライドドア
3 ワイヤ
7 駆動ドラム(駆動力伝達機構)
10 パワーユニット
20 減速ギア機構
40 電動モータ
42 ブラケット
46 モータ出力軸
50 電磁クラッチ
56 電磁石

Claims (2)

  1. 電動モータの駆動力をスライドドアに伝達する駆動力伝達機構と、この電動モータの回転力をこの駆動力伝達機構に減速して伝える減速ギア機構と、駆動力伝達機構に伝えられる電動モータの回転力を断続する電磁クラッチとを備え、スライドドアを自動的に開閉するとともに手動で開閉できるようにした電動スライドドア装置において、
    前記電磁クラッチを前記電動モータと同軸上にかつ前記減速ギア機構との間に配置し、電磁クラッチを電動モータに組み付けたことを特徴とする電動スライドドア装置。
  2. 前記電動モータはその駆動力が取り出されるモータ出力軸と、このモータ出力軸が貫通するブラケットとを備え、このブラケットに前記電磁クラッチの電磁石を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の電動スライドドア装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010095964A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Shiroki Corp パワードア
JP2010095965A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Shiroki Corp パワードア

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