JP2004223880A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP2004223880A
JP2004223880A JP2003014327A JP2003014327A JP2004223880A JP 2004223880 A JP2004223880 A JP 2004223880A JP 2003014327 A JP2003014327 A JP 2003014327A JP 2003014327 A JP2003014327 A JP 2003014327A JP 2004223880 A JP2004223880 A JP 2004223880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
ink chamber
common ink
introduction hole
flat plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003014327A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Ito
敦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2003014327A priority Critical patent/JP2004223880A/ja
Publication of JP2004223880A publication Critical patent/JP2004223880A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】インク滴を安定して噴射できるとともに、積層構造形成時の接着剤のはみ出しによる断面積の小さい流路の目詰まりを防止することである。
【解決手段】共通インク室7から圧力室36毎に対応して設けられる接続流路45に、共通インク室7側に開口する導入孔44と、接続流路45中で最も大きな流路抵抗となるよう断面積を小さくして形成された絞り部43とを含み、共通インク室7のインクの流れの最下流側に位置する接続流路45では、その導入孔44の共通インク室7側の開口が共通インク室7の最下流側の側壁7aに交差するかまたは前記開口の一部が共通インク室7の最下流側の側壁7aの一部に一致するよう構成するとともに、絞り部43と導入孔44の間には絞り部43より大きな断面積を有する付加流路46を設けることにより、上記課題を解決する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インク液をノズルから噴射して記録用紙等の記録媒体に記録を行う画像形成装置に適用可能なインクジェットヘッドの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オンデマンド型のインクジェットヘッドの先行技術として、特許文献1では、複数個のノズルを備えたノズルプレートと、この各ノズル毎の圧力室を備えたベースプレートと、外部のインク供給源からのインクを溜めた後に圧力室にインクを供給する共通インク室を備えたマニホールドプレートと、圧力室と共通インク室との間のインク通路となる貫通孔を備えたスペーサプレートとを積層したキャビティプレートの背面に、各圧力室毎に駆動させる圧電アクチュエータを接合してなる積層型のインクジェットヘッドが記載されており、前記圧力室のうち貫通孔に連通する箇所に、ベースプレートの板厚さの略半分をハーフエッチングして断面積を小さくした流量規制用の絞り部を一体的に形成したものが開示されている。
【0003】
上記共通インク室は、長い窓が2列に形成されており、絞り部に連通する貫通孔が各窓の長手方向に沿って配置され、インク供給源に接続されるインク供給孔が各窓の長手方向の一端に設けられている。そして、インク供給孔から共通インク室内に供給されたインクは、各貫通孔に分配され、絞り部、圧力室を経て、ノズルから噴射される。
【0004】
この構成では、圧電アクチュエータの駆動により、圧力室の容積を変化させて、インク滴を噴射する場合に、前記絞り部では断面積を小さくすることでインク流に抵抗を与え、これにより圧力室から共通インク室へのインクの戻り量を少なくしてインク滴の噴射を安定して発生させると共に、インク滴噴射後に前記絞り部を経由して共通インク室から圧力室へ速やかにインクを供給して、ノズル部分におけるメニスカスを短時間で復帰させようとしている。
【0005】
一方、特許文献2には、特許文献1のように複数枚のプレートからなるインクジェットヘッドでは、各プレートの表面に接着剤を塗布して積層固定する場合に、複数枚のプレートを積層状態で挟持しまたは押圧すると、プレートの表面に層状に貼着されている接着剤の余分なものが、各プレートにおける圧力室やインク流路等の貫通孔や凹所にはみ出した状態で接着剤が固化することが問題となることが記載されている。そのため、特許文献2では、貫通孔や凹所を細い逃がし溝で囲み、毛細管現象で逃がし溝に先に接着剤が入り込むようにして、上記貫通孔や凹所が接着剤で塞がれるのを防止しようとしている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−246744号公報(段落番号0023及び図4〜図6参照)
【特許文献2】
特開2002−96477号公報(段落番号0007及び図7参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の構成では、共通インク室内のインクはインク供給孔から窓の長手方向に沿って分配されるので、図9(a)に示すように、プレート83(図9(b)参照)の板厚さを貫通するように穿設された複数の貫通孔80にはインクの流れ(矢印A)により上流、 下流の配置の差が生じることになる。なお、図9(a)では、貫通孔80のうち最下流側の貫通孔を符号80aで示している。また、図9(b)に示す貫通孔80aの断面の簡略図(図9(a)のI Xb−I Xb線矢視断面図)のように、共通インク室内のインク流の最下流側に位置する貫通孔80aの開口が、共通インク室7の最下流側の板厚方向の内壁である側壁7aより内方側に形成されていると、プレート83には、前記最下流側の側壁7aと貫通孔80aの開口との間に上方が出っ張った段差部82ができてしまう。
【0008】
このような構成によると、最下流側の貫通孔80aでインクはその大部分が図9(b)の矢印Cのように流れるので、前記段差部82にインクが澱んでしまうことに加え、段差部82に気泡が溜まりやすく、装置側に取り付けられたパージ機構でノズル側からインクを吸引しても、前記段差部82における気泡を吸引により完全に排出することが困難であった。そのため、最下流側の貫通孔80aの開口を共通インク室7の最下流端の側壁7aに近づけて段差部82をなくし、インクの澱みや気泡の溜まりを防ぐことが望まれていた。
【0009】
しかしながら、特許文献2に記載されているように、積層されたプレートを接着剤で貼着すると、接着剤がはみ出すことが知られている。図9(b)に示すような共通インク室を形成する場合には、共通インク室を備えるプレート83と貫通孔80を備えるプレート84を接着剤で貼着する。上述したように段差部82をなくすために最下流側の貫通孔80aの開口を最下流側の側壁7aに近づけると、貫通孔80a近傍では、プレート83の下面もしくはプレート84の上面に、特許文献2のような接着剤の逃がし溝を設けるスペースが確保できず、プレート83、84の界面からはみ出した接着剤が、共通インク室7側から貫通孔80a内に入り込み易くなってしまう。特に、貫通孔80aのすぐそばに断面積の小さな絞り部が連続していると、毛細管現象でこの絞り部に貫通孔80aを通って液状の接着剤が入り込み目詰まりを生じさせることが問題であった。
【0010】
本発明は、このような従来技術の問題を解決し、インク滴を安定して噴射できるとともに、積層構造形成時の接着剤のはみ出しによる断面積の小さい流路の目詰まりを防止することを技術的課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明のインクジェットヘッドは、インクを噴射する複数のノズルと、このノズルのそれぞれに対応して設けられた圧力室と、インクタンクから供給されたインクを前記圧力室に分配する共通インク室と、前記共通インク室から前記各圧力室に対応して設けられる接続流路とを有する積層構造のインクジェットヘッドであって、該インクジェットヘッドは、前記共通インク室を形成する第1の平板と、該第1の平板の一側に隣接して接着固定される第2の平板とを少なくとも有し、前記各接続流路には、共通インク室側に開口する導入孔と、該導入孔よりも圧力室側において接続流路中で最も大きな流路抵抗となるように断面積を小さくして形成された絞り部とを含み、前記第2の平板における前記第1の平板側には、前記各接続流路における導入孔の開口が形成され、前記接続流路のうち前記共通インク室のインクの流れの最下流側に位置する接続流路では、その導入孔の共通インク室側の開口が共通インク室の最下流側の側壁に交差するかまたは前記開口の一部が共通インク室の下流側の側壁の一部に一致するように構成するとともに、絞り部と導入孔の間には絞り部より大きな断面積を有する付加流路を設けたものである。
【0012】
そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットヘッドにおいて、前記導入孔の群は、直線状に配置されるとともに、前記付加流路は、共通インク室の最下流側に位置する接続流路の絞り部の延びる方向から屈曲した方向に形成されるようにしたものである。
【0013】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のインクジェットヘッドにおいて、前記共通インク室の最下流側に位置する接続流路の導入孔では、開口面積をその他の接続流路における導入孔の開口面積よりも大きく設定するようにしたものである。
【0014】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、前記第2の平板には、その広幅面と平行状に凹状に形成された絞り部と、当該平板の板厚を貫通するように形成された導入孔とを有し、共通インク室の最下流側に位置する接続流路では、前記第2の平板の広幅面に絞り部と連通するように凹状に形成された付加流路が、絞り部と導入孔との間に設けられているものである。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、前記第2の平板には前記接続流路のうち導入孔のみを有し、該第2の平板と前記圧力室を有する平板との間に介挿される第3の平板には、絞り部及び付加流路を有するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図7は、本発明の第1の実施の形態による圧電式インクジェットヘッド6を示す。図1は第1の実施の形態の圧電式のインクジェットヘッドを示す分解斜視図、図2はキャビティユニットの分解斜視図、図3はキャビティユニットの分解部分的拡大斜視図、図4は圧力室と接続流路と共通インク室の分解斜視図、図5は図1のV−V線矢視で示すインクジェットヘッドの一部拡大断面図、図6(a)は共通インク室と導入孔の位置関係を示す平面図、図6(b)は図6(a)のVI b−VI b線矢視で示すインクジェットヘッドの一部拡大断面図、図7は圧電アクチュエータの積層構造を示す分解斜視図、図8は共通インク室と導入孔のその他の位置関係を示す平面図である。
【0017】
図1において、金属板製のキャビティユニット10に対して接合されるプレート型の圧電アクチュエータ20の上面には、外部機器との接続のために、フレキシブルフラットケーブル40が接着剤にて重ね接合されているものであり、最下層のキャビティユニット10の下面側に開口されたノズル35から下向きにインクが噴出するものとする。
【0018】
前記キャビティユニット10は、図2〜図5に示すように構成されている。すなわち、ノズルプレート11、ダンパープレート12、二枚のマニホールドプレート13X,13Y、2枚のスペーサプレート14X,14Y及びベースプレート15の合計7枚の薄い板をそれぞれ接着剤にて重ね接合して積層した構造としている。
【0019】
実施形態では、合成樹脂製のノズルプレート11を除き、各プレート12、13X,13Y、14X,14Y,15は、42%ニッケル合金鋼板製で、50μm〜150μm程度の厚さを有する。前記ノズルプレート11には、微小径(実施形態では25μm程度)のインク噴出用のノズル35が微小間隔で多数個穿設されている。このノズル35は、当該ノズルプレート11における第1の方向(長辺方向)に沿って千鳥配列状で2列に配列されている。
【0020】
また、前記ベースプレート15には、図3に示すように、複数の圧力室36がベースプレート15の長辺(前記第1の方向)に沿って千鳥配列で2列に穿設されている。圧力室36の具体的な形状が図3及び図4に示されているが、図3に示すように、各圧力室36は、その長手方向がベースプレート15の長手方向と直交するようにして細幅に形成されている。
【0021】
各圧力室36における先端部36aはベースプレート15の短辺方向の略中央部に位置しており、この各先端部36aは、二枚のスペーサプレート14X,14Y,二枚のマニホールドプレート13X,13Y及びダンパープレート12に同じく千鳥状配列にて穿設されているインク流路としての微小径の貫通孔37を介してノズルプレート11における前記千鳥状配列のノズル35に連通している。
【0022】
図3に示すように、二枚のマニホールドプレート13X,13Yのうち、スペーサプレート14Yの下面に隣接する上側マニホールドプレート13Xには、その長手方向に沿って長い2つのインク室半部13a,13aが前記ノズル35の列の両側に沿って延びるように板厚さを貫通して形成されている。他方、ノズルプレート11側に位置する下側マニホールドプレート13Yには、前記インク室半部13a,13aと同じ平面形状の2つのインク室半部13b,13bが、上側マニホールドプレート13Xの上側にのみ開放するように凹み形成されている。
【0023】
この構成で、上下2枚のマニホールドプレート13X,13Yを積層し、その上側に下側スペーサプレート14Yを積層することにより、図3及び図5に示すように、貫通孔37の列の外側に1つずつ、合計2つの共通インク室7、7が密閉状に形成される。
【0024】
ベースプレート15の下面に隣接する上側スペーサプレート14Xには、各圧力室36の他端部36bに対応する位置にインク供給孔としての連通路38が穿設されており、この各連通路38が各圧力室36の他端部36bに接続される。
【0025】
前記共通インク室7から前記各圧力室36に対応して接続流路45が設けられる。即ち、前記各接続流路45には、共通インク室36側に開口する導入孔44と、該導入孔44よりも圧力室36側において接続流路45中で最も大きな流路抵抗となるように断面積を小さくして形成された絞り部43とを含む。
【0026】
実施形態では、前記上側スペーサプレート14Xの下面に隣接する下側スペーサプレート14Yには、当該プレートの平面に平行状の細長い絞り部43が、圧力室36の長手方向と略平行状に、上側に開放するように凹み形成されている。
【0027】
この絞り部43の一端部43aは、図4及び図5に示すように、下側スペーサプレート14Yの板厚さを貫通して形成された導入孔44に繋がり、絞り部43は導入孔44を介して共通インク室7に連通している。また、絞り部43の他端部43bは前記連通路38に接続される。絞り部43の流路抵抗は、その断面積を小さく形成することで、圧力室36と共通インク室7の間の接続流路45(連通路38、絞り部43、導入孔44)及び圧力室36中で最も大きく設定されている。
【0028】
前記上側マニホールドプレート13Xが請求項における前記共通インク室7を形成する第1の平板であり、下側スペーサプレート14Yが請求項における第1の平板の一側に隣接して接着固定される第2の平板に相当する。
【0029】
従って、第2の平板である下側スペーサプレート14Yの下面側に前記各接続流路45における導入孔44の開口が形成されて、各接続流路45は共通インク室7と連通している。
【0030】
なお、前記実施の形態では、1枚の下側スペーサプレート14Yに絞り部43と導入孔44とを設けたが、下側スペーサプレート14Yの機能を2枚のスペーサプレートで構成してもよい。この場合には、2枚のうち上側となるスペーサプレート(請求項の第3の平板に相当)には、このプレートの平面に平行状の細長い絞り部を板厚さを貫通させて形成し、2枚のうち下側となるスペーサプレート(請求項の第2の平板に相当)には、このプレートの板厚さを貫通させて導入孔44を形成し、絞り部43と導入孔44が接続されるように2枚のプレートを接着によって積層する。積層に際しては、従来技術の特許文献2のように、絞り部や導入孔を接着剤の逃がし溝で囲むことで、接着剤の入り込みが防止される。
【0031】
図3に示すように、マニホールドプレート13X,13Yのすぐ下に位置するダンパプレート12には、ダンパ溝12c,12cが凹み形成されている。このダンパ溝12c,12cはマニホールドプレート13Y側に向けてのみ開放するように形成され、その位置及び形状は前記共通インク室7、7と一致させている。
【0032】
従って、マニホールドプレート13X,13Y及びダンパプレート12を接合したときには、マニホールドプレート13Yのインク室半部13bを凹設してある底板部(ダンパ部42)に前記ダンパ溝12c,12cが位置する。ここで、マニホールドプレート13Yは適宜弾性変形し得る金属素材であるため、ダンパ部42は共通インク室7側にもダンパ溝12c側にも自由に振動することができる。この構成により、後述するインク噴射時に、圧力室36で発生した圧力変動が共通インク室7に伝播しても、ダンパ部42が弾性変形して振動することにより、前記圧力変動を吸収減衰させるというダンパ効果を奏するし、圧力変動が他の圧力室36へ伝播するというクロストークも防止できる。
【0033】
図2に示すように、共通インク室7、7の端部に対応する位置において、ベースプレート15及び2枚のスペーサプレート14X,14Yに、2つのインク供給孔39a,39aと、インク供給孔39b〜39cとが穿設され、外部等のインクタンクからインクが供給される。そのため、インク供給孔39cが設けられている側が、共通インク室7のインクの流れの上流側となる。インクは共通インク室7、7に供給された後、図5に示すように、下側スペーサプレート14Yの導入孔44から絞り部43、連通路38を経由して各圧力室36に他端部36bから分配供給される。そして、後述するように、圧電アクチュエータ20の駆動により各圧力室36内から前記貫通孔37を通って、当該圧力室36に対応するノズル35に至るという構成になっている。
【0034】
共通インク室7では、インク供給孔39a(〜39c)から供給されたインクが導入孔44に分配されるため、図4及び図6(a)の矢印Aのようなインクの流れが発生する。この実施の形態では、長く形成された共通インク室7の一方の端部がインク供給孔となっているため、共通インク室7の他方の端部に位置する導入孔44aが最下流側となる。
【0035】
他の実施形態として、長く形成された共通インク室7の中央にインク供給孔が設けられている場合には、共通インク室の両方の端部の導入孔がいずれも最下流側となり、1つの共通インク室に2つの最下流側の導入孔が存在する。すなわち、最下流側となる導入孔の数や位置は、共通インク室の形状やインク供給孔の位置に応じて適宜変更される。
【0036】
最下流側の導入孔44aは、他の導入孔44から、それら導入孔どうしの間隔よりも大きい間隔をおいて位置し、その開口は、図6(a)及び図6(b)に示すように、共通インク室7の最下流側の板厚方向の壁面である側壁7aと交差するように形成されている。即ち、キャビティユニットの平面視において、導入孔44aの開口面積の一部(大部分)が共通インク室7内に重なり、開口面積の他の一部は上側マニホールドプレート13Xの上面に重なるように配置される。この構成では、図6(b)の断面図に示すように、導入孔44aの開口と側壁7aとの間に、上方が出っ張るような段差部が形成されないのでインクが矢印Bのように流れるため、共通インク室7の上面角部に気泡の溜まり部が生じない。なお、この導入孔44aと最下流側の側壁7aとの位置関係を、図8に示すように導入孔44aの開口の一部が側壁7aの一部に一致するように構成した場合にも、共通インク室7の上面角部に気泡の溜まり部が生じない。
【0037】
また、最下流側の接続流路45aでは、図4及び図6(b)に示すように、導入孔44aと絞り部43との間に、絞り部43よりも断面積の大きな付加流路46を設けている。この付加流路46は、毛細管作用が働き難い断面積を有し、最下流側の導入孔44aを伝って、絞り部43に接着剤が入り込むのを防止するために設けられている。すなわち、上側マニホールドプレート13Xと下側スペーサプレート14Yとを接着剤にて接合するとき、共通インク室7の側壁7aと一部重複する導入孔44aを伝って、毛細管現象にて断面積の小さい絞り部43に接着剤が入り込んで、その小さい断面積を接着剤にて塞ぐのを防止するために、前記導入孔44aに接続する付加流路46は、毛細管現象が生じない程度に断面積を大きくし、できるだけ長さを長くするようにしている。また、最下流側の接続流路45aでは、導入孔44aの共通インク室7側の開口径D2も、図4に示すように、その他の接続流路45の導入孔44の開口径D1より大きく(D2>D1)形成し、開口面積が大きくなることで、毛細管作用が働き難いようにしている。
【0038】
付加流路46は、下側スペースプレート14Yの絞り部43が形成されている広幅面と同一面側に、平行状に凹状に形成されているが、この実施の形態では、絞り部43の幅H1より付加流路46の幅H2を大きく(H2>H1)しているので、絞り部43と付加流路46をエッチングする際に、同じ深さにエッチングするだけで付加流路46の断面積を絞り部43より大きく形成することができる。しかし、付加流路46はこの形状に限定するものではなく、この他に付加流路46の深さ及び/または幅寸法を絞り部43より大きくすることで、付加流路46の断面積を大きくしてもよい。
【0039】
各導入孔44(44a)は各圧力室36に対応させて設けられているため、導入孔44の群は、下側スペーサプレート14Yの短辺方向の中央寄りに2列の直線状に配列されることが製造上望ましい。そのため、付加流路46が設けられる最下流側の接続流路45aでも導入孔44aを上記直線を維持する位置に設けることが求められる。従って、付加流路46を設ける場合に、限られた配置スペースで流路の長さを長くとるために、付加流路46は、絞り部43の延びる方向から屈曲させて設けられている。図6(a)では、付加流路46を絞り部43の延びる方向から略直角に屈曲させて下側スペーサプレート14Yの長手方向に一致する方向に形成しているが、この形状に限定するものではなく、曲線状に形成してもよい。
【0040】
一方、前記圧電アクチュエータ20は、図1、図5及び図7に示すように、複数枚の圧電シート21、22と、トップシート23とを積層した構造で、1枚の厚さが30μm程度の各圧電シート21、22のうち最下段の圧電シート21の上面(広幅面)には、前記キャビティユニット10における各圧力室36に対応した箇所ごとに細幅の個別電極24が、第1の方向(長辺方向)に沿って列状に形成され、各個別電極24は前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って各圧電シートの長辺の端縁部近傍まで延びている。下から偶数段目の圧電シート22の上面(広幅面)には、複数個の圧力室36に対して共通のコモン電極25が形成されており、最上段のトップシート23の上面には、その長辺の端縁部に沿って、前記個別電極24の各々に対して電気的に接続される表面電極26と、前記各コモン電極25に対して電気的に接続される表面電極27とが設けられている。
【0041】
前記各シート21、22、23の長辺に沿う側縁には、個別電極24の一端部24aに対応する位置の凹み溝30と、コモン電極25の一端部25aに対応する位置の凹み溝31とが、圧電シートの積層方向に延びるように形成され、凹み溝30内には個別電極24と表面電極26とを電気的に接続する側面電極(図示せず)が形成され、凹み溝31内にはコモン電極25と表面電極27とを電気的に接続する側面電極(図示せず)が形成されている。なお、捨てパターンの電極28、29は個別電極24の一端部、コモン電極25の一端部25aの箇所に上下に相当する位置に設けられている(図7参照)。
【0042】
圧電アクチュエータ20は、特開平4−341853号公報に開示されたものと同様に、より多くの圧電シートを積層した構造とすることもできる。
【0043】
そして、このような構成のプレート型の圧電アクチュエータ20における下面(圧力室36と対面する広幅面)全体に、接着剤層としてのインク非浸透性の合成樹脂材からなる接着剤シート(図示せず)を予め貼着し、次いで、前記キャビティユニット10に対して、当該圧電アクチュエータ20が、その各個別電極を前記キャビティユニット10における各圧力室36の各々に対応させて接着・固定される。また、この圧電アクチュエータ20における上側の表面には、前記フレキシブルフラットケーブル40が重ね押圧されることにより、このフレキシブルフラットケーブル40における各種の配線パターン(図示せず)が、前記各表面電極26、27に電気的に接合される。
【0044】
この構成において、圧電シート21、22の積層方向の個別電極24に挟まれた部分を活性部(圧力発生部)として、その電極に電圧を印加することにより、各圧力室36に対して圧電歪みを発生し、圧力室36内のインクに噴射エネルギーを与え、この圧力室36内のインクが、ノズル35から液滴状に噴出して、所定の印字が行われる。
【0045】
このとき、共通インク室7の最下流側に位置する導入孔44aの開口が、共通インク室7の最下流側の側壁7aに交差するように構成しているため、共通インク室7の最下流側でも、図6(b)の矢印Bのように、インクは澱みを生じることなくスムーズに流れ、気泡が溜まりにくい。また、溜まったとしてもパージ機構(図示していない)を動作させてノズル35側から吸引すると、気泡を速やかに排出することができる。
【0046】
また、共通インク室7の最下流側に位置する接続流路45aでは、絞り部43より共通インク室7に近い位置に絞り部43より断面積の大きな付加流路46が長い長さで設けられるとともに、導入孔44aの共通インク室7側の開口面積も大きくしている。そのため、上側マニホールドプレート13Xと下側スペーサプレート14Yを接着剤で貼着する際に接着剤がはみ出した場合でも、共通インク室7側から毛細管現象による接着剤の入り込みが生じないので、断面積の小さい絞り部43があっても目詰まりする心配がない。
【0047】
また、最下流側の共通インク室7側の導入孔44aの開口面積はその他の導入孔44の開口面積より大きいので、上側マニホールドプレート13Xと下側スペーサプレート14Yを積層させる際に位置ズレを多少発生したとしても、共通インク室7の最下流側の側壁7aと導入孔44aの開口との交差が外れにくくなる。すなわち、プレートの積層に多少の位置ずれがあっても、挿入孔44aと側壁7aが図6に示すような位置関係を維持できるので、側壁7a近傍における気泡の排出性も損なわれない。
【0048】
また、上記構成では、ベースプレート15及び下側スペーサプレート14Yを平面視で観察した場合に、圧力室36と絞り部43とが重複するように配置され、かつ絞り部43の延びる方向の長さを圧力室36の長さより短く設定されており、かつ、圧力室36におけるインク流れの上流側端部(他端部36b)と、絞り部43のインク流れの下流側端部(他端部43b)と、前記連通路38とが互いに重複するように配置されている。換言すると、ノズル35からのインク滴の噴射の場合に、絞り部43におけるインク流れの方向と、圧力室36でのインク流れの方向とが、折り返し部である連通路38を介して逆になり、絞り部43から圧力室36内へインク流が折り返して供給されるように構成したものであるので(図5参照)、従来のように圧力室36におけるインク噴射時のインク流れ方向の上流側端部に、そのインク流れ方向に長い絞り部を形成する場合に比べて、圧力室全体の長さが短くなるので、圧力室の延びる方向(インクジェットヘッドの幅方向)のベースプレート15等の長さを短く形成できて、インクジェットヘッド1をコンパクトに製作できるという効果を奏する。
【0049】
また、絞り部43から圧力室36内にインクが流入する際に、絞り部43によって高速になったインク流が圧力室36内に直接向かないから、圧力室36内に渦流を生じさせることが少なく、それによる気泡の発生も少なくなる。
【0050】
そして、上記のように構成することにより、圧電アクチュエータ20の駆動にて、圧力室36の長手方向(両端部36aと36bを結ぶ方向)にインクの圧力波が生じる。このとき、圧力室36から共通インク室7へのインクの戻りを規制するための流路抵抗の最も大きい部分である絞り部を下側スペーサプレート14Yの平面に沿って長く形成することができるから、共通インク室7側から圧力室36側へのインク流れに抵抗を与える絞り作用(インク流れの絞り抵抗値)を適切になるようにきめ細かく設定できる。
【0051】
【発明の作用・効果】
以上に説明したように、請求項1に記載の発明のインクジェットヘッドは、インクを噴射する複数のノズルと、このノズルのそれぞれに対応して設けられた圧力室と、インクタンクから供給されたインクを前記圧力室に分配する共通インク室と、前記共通インク室から前記各圧力室に対応して設けられる接続流路とを有する積層構造のインクジェットヘッドであって、該インクジェットヘッドは、前記共通インク室を形成する第1の平板と、該第1の平板の一側に隣接して接着固定される第2の平板とを少なくとも有し、前記各接続流路には、共通インク室側に開口する導入孔と、該導入孔よりも圧力室側において接続流路中で最も大きな流路抵抗となるように断面積を小さくして形成された絞り部とを含み、前記第2の平板における前記第1の平板側には、前記各接続流路における導入孔の開口が形成され、前記接続流路のうち前記共通インク室のインクの流れの最下流側に位置する接続流路では、その導入孔の共通インク室側の開口が共通インク室の最下流側の側壁に交差するかまたは前記開口の一部が共通インク室の下流側の側壁の一部に一致するように構成するとともに、絞り部と導入孔の間には絞り部より大きな断面積を有する付加流路を設けたものである。
【0052】
これにより、共通インク室のインクの流れの最下流側で、気泡が溜まりうる段差部が形成されないようにしたので、インクの滞りをなくし気泡の排出性を高めることができるとともに、付加流路を絞り部より断面積を大きくして絞り部と導入孔の間に設けたので、第1の平板と第2の平板とを接着するときに、最下流側の導入孔を通じて絞り部に接着剤が入りこむ毛細管現象を防止でき、最下流側で断面積の小さな絞り部が目詰まりすることがなくなるという効果が得られる。
【0053】
また、断面積を小さくした絞り部を設けることで、共通インク室側から圧力室側へのインク流れに抵抗を与える絞り作用(インク流れの絞り抵抗値)を適切に設定でき、圧力室から共通インク室へのインクの戻り量を少なくしてインク滴の噴射を安定して発生させることができる。
【0054】
そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットヘッドにおいて、前記導入孔の群は、直線状に配置されるとともに、前記付加流路は、共通インク室の最下流側に位置する接続流路の絞り部の延びる方向から屈曲した方向に形成されるようにしたものであるので、付加流路の長さを限られた配置スペースであっても、できるだけ長く設定することができ、共通インク室の最下流側の導入孔を通じて絞り部に接着剤が入り込む毛細管現象を防止する効果の確実性が高められる。
【0055】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のインクジェットヘッドにおいて、前記共通インク室の最下流側に位置する接続流路の導入孔では、開口面積をその他の接続流路における導入孔の開口面積よりも大きく設定するようにしたものであるので、最下流側の導入孔への毛細管現象による接着剤の入り込み防止の確実性をさらに高めることができるとともに、前記両平板の接着時に最下流側の導入孔と共通インク室の最下流側の側壁との位置ズレが多少発生しても、気泡の排出性を損なうことを防止することができる。
【0056】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、前記第2の平板には、その広幅面と平行状に凹状に形成された絞り部と、当該平板の板厚を貫通するように形成された導入孔とを有し、共通インク室の最下流側に位置する接続流路では、前記第2の平板の広幅面に絞り部と連通するように凹状に形成された付加流路が、絞り部と導入孔との間に設けられているものであるので、接続流路における絞り部と導入孔、また共通インク室の最下流側に位置する接続流路にあっては絞り部と導入孔と付加流路を同じ平板に形成しているため、積層構造における接着層を減らして積層の手間も減らすことができるとともに、付加流路の形成のための平板を別途設ける必要がなく製造も簡略化できるという効果を奏する。
【0057】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、前記第2の平板には前記接続流路のうち導入孔のみを有し、該第2の平板と前記圧力室を有する平板との間に介挿される第3の平板には、絞り部及び付加流路を有するものであるので、第3の平板の板厚を貫通するように絞り部と付加流路を形成すると、絞り部と付加流路の深さの調節が不要となり、製造工程が簡略化できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の圧電式のインクジェットヘッドを示す分解斜視図である。
【図2】キャビティユニットの分解斜視図である。
【図3】キャビティユニットの分解部分的拡大斜視図である。
【図4】圧力室と接続路と共通インク室の分解斜視図である。
【図5】図1のV−V線矢視で示すインクジェットヘッドの一部拡大断面図である。
【図6】(a)は共通インク室と導入孔の位置関係を示す平面図、(b)は(a)のVI b−VI b線矢視で示すインクジェットヘッドの一部拡大断面図である。
【図7】圧電アクチュエータの積層構造を示す分解斜視図である。
【図8】共通インク室と導入孔のその他の位置関係を示す平面図である。
【図9】(a)従来のインクジェットヘッドの共通インク室と導入孔の位置関係を示す平面図、(b)は(a)のI Xb−I Xb線矢視で示すインクジェットヘッドの一部拡大断面図である。
【符号の説明】
6 インクジェットヘッド
7 共通インク室
7a 最下流側の側壁部
10 キャビティユニット
11 ノズルプレート
12 ダンパープレート
12c ダンパ溝
13X,13Y マニホールドプレート
13a、13b インク室半部
14X,14Y スペーサプレート
15 ベースプレート
20 圧電アクチュエータ
21、22 圧電シート
23 トップシート
24 個別電極
25 コモン電極
26 表面電極
27 表面電極
28,29 捨てパターンの電極
30、31 凹み溝
35 ノズル
36 圧力室
36a 先端部
36b 他端部
37 貫通孔
38 連通路
39a〜39d インク供給孔
40 フレキシブルフラットケーブル
43 絞り部
43a 一端部
43b 他端部
44 導入孔
44a 最下流側の導入孔
45 接続流路
46 付加流路
80、80a 貫通孔
82 段差部
83、84 プレート

Claims (5)

  1. インクを噴射する複数のノズルと、
    このノズルのそれぞれに対応して設けられた圧力室と、
    インクタンクから供給されたインクを前記圧力室に分配する共通インク室と、前記共通インク室から前記各圧力室に対応して設けられる接続流路とを有する積層構造のインクジェットヘッドであって、
    該インクジェットヘッドは、前記共通インク室を形成する第1の平板と、該第1の平板の一側に隣接して接着固定される第2の平板とを少なくとも有し、
    前記各接続流路には、共通インク室側に開口する導入孔と、該導入孔よりも圧力室側において接続流路中で最も大きな流路抵抗となるように断面積を小さくして形成された絞り部とを含み、
    前記第2の平板における前記第1の平板側には、前記各接続流路における導入孔の開口が形成され、
    前記接続流路のうち前記共通インク室のインクの流れの最下流側に位置する接続流路では、その導入孔の共通インク室側の開口が共通インク室の最下流側の側壁に交差するかまたは前記開口の一部が共通インク室の下流側の側壁の一部に一致するように構成するとともに、絞り部と導入孔の間には絞り部より大きな断面積を有する付加流路を設けたことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記導入孔の群は、直線状に配置されるとともに、前記付加流路は、共通インク室の最下流側に位置する接続流路の絞り部の延びる方向から屈曲した方向に形成されることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記共通インク室の最下流側に位置する接続流路の導入孔では、その開口の面積をその他の接続流路における導入孔の開口の面積よりも大きく設定したことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記第2の平板には、その広幅面と平行状に凹状に形成された絞り部と、当該平板の板厚を貫通するように形成された導入孔とを有し、
    共通インク室の最下流側に位置する接続流路では、前記第2の平板の広幅面に絞り部と連通するように凹状に形成された付加流路が、絞り部と導入孔との間に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記第2の平板には前記接続流路のうち導入孔のみを有し、該第2の平板と前記圧力室を有する平板との間に介挿される第3の平板には、絞り部及び付加流路を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットヘッド。
JP2003014327A 2003-01-23 2003-01-23 インクジェットヘッド Pending JP2004223880A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003014327A JP2004223880A (ja) 2003-01-23 2003-01-23 インクジェットヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003014327A JP2004223880A (ja) 2003-01-23 2003-01-23 インクジェットヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004223880A true JP2004223880A (ja) 2004-08-12

Family

ID=32902411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003014327A Pending JP2004223880A (ja) 2003-01-23 2003-01-23 インクジェットヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004223880A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006175741A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Brother Ind Ltd インクジェットヘッド及びその製造方法
JP2006326868A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Brother Ind Ltd 板状部材構造およびその製造方法
US7611231B2 (en) 2004-10-28 2009-11-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet printhead
US11845279B2 (en) 2020-11-17 2023-12-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid discharge head

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7611231B2 (en) 2004-10-28 2009-11-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet printhead
JP2006175741A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Brother Ind Ltd インクジェットヘッド及びその製造方法
US7566119B2 (en) 2004-12-22 2009-07-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet printhead and method of producing the same
JP4662027B2 (ja) * 2004-12-22 2011-03-30 ブラザー工業株式会社 インクジェットヘッド及びその製造方法
JP2006326868A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Brother Ind Ltd 板状部材構造およびその製造方法
US11845279B2 (en) 2020-11-17 2023-12-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid discharge head

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5980300B2 (ja) 液滴射出装置
JP3918928B2 (ja) インクジェットプリンタヘッド
KR100738102B1 (ko) 압전 방식의 잉크젯 프린트헤드
JP2007176161A (ja) 吐出タイミング決定方法及び液滴吐出方法
JP4224822B2 (ja) インクジェットプリンタヘッド
JP2006198903A (ja) インクジェットヘッド
JP4735817B2 (ja) インクジェットヘッド
WO2016067880A1 (ja) インクジェットヘッド及びプリンタ
JP4235819B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド
JP2005059436A (ja) インクジェットヘッド
JP2002137386A (ja) インクジェットプリンタヘッド
JP2004223880A (ja) インクジェットヘッド
JP3812309B2 (ja) インクジェットプリンタヘッド
JP4662027B2 (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
JP4962352B2 (ja) 液滴吐出ヘッド
JP2003011356A (ja) インクジェットプリンタヘッド
JP4662023B2 (ja) インクジェットヘッド
JP4000465B2 (ja) 薄板状部品の積層接着構造
JP4947259B2 (ja) インクジェットヘッド
JP4923809B2 (ja) インクジェットプリンタ用ヘッド及びインクジェットプリンタ
JP4178383B2 (ja) インクジェットヘッド
JP5013042B2 (ja) インクジェットヘッド
KR20070079296A (ko) 압전 방식의 잉크젯 프린트헤드
JPH07323541A (ja) マルチノズルインクジェットヘッド
JP4998664B2 (ja) インクジェットヘッド