JP2004223779A - 射出成形用金型のゲート構造 - Google Patents

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JP2004223779A JP2003011853A JP2003011853A JP2004223779A JP 2004223779 A JP2004223779 A JP 2004223779A JP 2003011853 A JP2003011853 A JP 2003011853A JP 2003011853 A JP2003011853 A JP 2003011853A JP 2004223779 A JP2004223779 A JP 2004223779A
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Masami Kitayama
正己 北山
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Abstract

【課題】圧力損失がゲート構造に生じることがなく、製品(成形品)の品質を向上することができる射出成形用金型のゲート構造を提供する。
【解決手段】垂直方向に設けられたスプルー部1の下端にランナー部2の左端付近を接続する。ランナー部は、水平方向に設けられ、ランナー部2の右端付近の下側に截頭円錐筒状の第1ゲート部3aを垂直方向に接続する。第1ゲート部の下端に第1ゲート部の中心軸に対して30°〜45°傾斜して截頭円錐筒状の第2ゲート部3bを接続する。第2ゲート部の下端をオモ板4の製品部4aの側面に接続する。第2ゲート部の最大径は、第1ゲート部の最小径よりも小さい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出成形用金型のゲート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の射出成形用金型のゲート構造について説明する。
【0003】
1.第1の従来の技術
まず、2プレートタイプの金型のゲート構造について図4を参照して説明する。金型は、固定側(射出成形機に取り付けられる。)と可動側とから構成されるが、固定側が2枚のプレートから構成されるタイプを2プレートタイプという。
【0004】
固定側金型21は、第1プレート22と、第1プレート22の下に配設される第2プレート23とから構成される。
【0005】
可動側金型31は、可動側取付板32と、可動側取付板32上の中央に載置される一体の下突出板33及び上突出板34(製品を製品部から排出するために必要な部材)と、可動側取付板32上の左右両側付近に載置される一対のスペーサブロック35と、各スペーサブロック35上に載置されるオモ板36とから構成される。
【0006】
第1プレート22の上面から垂直方向に第2プレート23を貫通してオモ板36の上面を若干掘った位置までスプルー部25を設ける。また、スプルー部25に接続して、第2プレート23の下面に水平方向にランナー部26を設ける。更に、ランナー部26の先端に接続して、オモ板36の上面を若干掘った位置まで傾斜したゲート部26aを設ける。更に、オモ板36の上面を掘って製品部36aを設け、ゲート部26aを製品部36aの側面に接続する。
【0007】
射出成形機(図示せず)のノズルから溶融した樹脂をスプルー部25の上端入口に流入させる。すると、樹脂は、スプルー部25とランナー部26を経て製品部36aに充填される。樹脂が製品部36aにおいて冷却されると、製品が成形されて完成する。
【0008】
2.第2の従来の技術
次に、3プレートタイプの金型のゲート構造について図5を参照して説明する。第2の従来の技術については、前述した第1の従来の技術と同様な点の説明を省略し、相違する点のみの説明を行う。
【0009】
固定側金型21は、第1プレート22と、第1プレート22の下側中央に内包される第2プレート23と、第1プレート22及び第2プレート23の各下に配設される第3プレート24とから構成される。
【0010】
第1プレート22の上面から垂直方向に第2プレート23の下面までスプルー部25を設ける。また、スプルー部25に接続して、第3プレート24の上面に水平方向に、第1ランナー部27を設ける。更に、第1ランナー部27の先端付近に接続して、第3プレート24の下面まで垂直方向に第2ランナー部28を設ける。更に、オモ板36の上面を掘って製品部36aを設け、第2ランナー部28の下端のゲート部28aを製品部36aの上面に接続する。
【0011】
3.第3の従来の技術
続いて、他の3プレートタイプの金型のゲート構造について図6を参照して説明する。第3の従来の技術については、前述した第2の従来の技術と同様な点の説明を省略し、相違する点のみの説明を行う。
【0012】
第2ランナー部28の下端を、水平方向に設けられた第3ランナー部29に接続する。第3ランナー部29の先端に傾斜したゲート部29aを設け、ゲート部29aを製品部36aの側面に接続する。
【0013】
4.従来のスライド構造を有するキャビティ
オモ板36の上面の中央には、縦方向にスライド溝36bが設けられ、また、オモ板36の左右両側からスライド溝36bに向かって一対のゲート駒37a,37bが固定されている。一対のスライドコア38a,38bが、スライド溝36bに挿入される。スライドコア38aは、上方に、スライドコア38bは、下方に、それぞれスライドすることができる。オモ板36の上面と、一対のゲート駒37a,37bの各一面と、一対のスライドコア38a,38bの各一面と、第2プレート23又は第3プレート24の各下面とによって、製品部36aが構成される。
【0014】
このようなキャビティでは、スライド部にはゲートを配置することができないため、スライド部以外にゲートが配置されている。
【0015】
なお、2プレートタイプの射出成形用金型におけるゲート構造は、諸文献に記載されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0016】
また、3プレートタイプの射出成形用金型におけるゲート構造も、諸文献に記載されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0017】
【特許文献1】
特開平5−138692号公報
【0018】
【特許文献2】
特開平8−309802号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
第1の従来の技術は、樹脂を製品部にその側面から流入させるが、2プレートタイプである。第2の従来の技術は、3プレートタイプであるが、樹脂を製品部にその上面から流入させる。第3の従来の技術は、3プレートタイプで、樹脂を製品部にその側面から流入させるが、樹脂の流路を第2ランナー部と第3ランナー部のゲート部との2箇所によって絞るため、圧力損失がゲート構造に生じる。
【0020】
そこで、本発明は、第3の従来の技術の欠点を改良し、圧力損失がゲート構造に生じることがなく、製品(成形品)の品質を向上することができる射出成形用金型のゲート構造を提供しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、次の手段を採用する。
【0022】
1.射出成形機のノズルから射出された樹脂を受け入れるスプルー部と、前記樹脂を製品部に流入させるゲート部と、前記スプルー部と前記ゲート部との間を接続するランナー部とから構成され、前記ゲート部は、前記ランナー部と連設される第1ゲート部と、前記第1ゲート部と連設され、かつ、前記製品部の側面と接続する第2ゲート部とから構成され、前記第1ゲート部は、前記ランナー部側が大径の截頭円錐筒状に形成され、前記第2ゲート部は、前記第1ゲート部側が大径の截頭円錐筒状に形成され、前記第2ゲート部の最大径は前記第1ゲート部の最小径よりも小さく形成され、前記第2ゲート部の中心軸は前記第1ゲート部の中心軸に対して傾斜している射出成形用金型のゲート構造。
【0023】
2.前記第2ゲート部の中心軸が前記第1ゲート部の中心軸に対して傾斜する角度が30°〜45°である前記1記載の射出成形用金型のゲート構造。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の2つの実施の形態例の射出成形用金型のゲート構造について説明する。
【0025】
まず、第1実施の形態例について図1と図2を参照して説明する。これは、3プレートタイプであるが、第1〜第3プレートの図示を省略する。また、従来の技術と同様な点の説明も省略する。
【0026】
垂直方向に設けられたスプルー部1の下端にランナー部2の左端付近を接続する。ランナー部2は、水平方向に設けられ、ランナー部2の右端付近の下側に截頭円錐筒状の第1ゲート部3aを垂直方向に接続する。第1ゲート部3aの下端に第1ゲート部3aの中心軸に対して30°〜45°傾斜して截頭円錐筒状の第2ゲート部3bを接続する。傾斜角度の数値範囲は、射出成形分野の技術知識に立脚して推察することにより算出される。第1ゲート部3aのランナー部2側の直径は、第1ゲート部3aの第2ゲート部3b側の直径よりも大きい。第2ゲート部3bの下端をオモ板4の製品部4aの側面に接続する。第2ゲート部3bの第1ゲート部3a側の直径は、第2ゲート部3bの製品部4a側の直径よりも大きい。また、第2ゲート部3bの最大径は、第1ゲート部3aの最小径よりも小さい。
【0027】
図2は、製品部4aの左側面に一方のスライドコア5aが位置する状態を示す。この状態で、第1〜第3プレートを引き上げると、第2ゲート部3bの先端と製品部4aの左側面との接続が切断される。この後、次回の成形に備えてスライドコア5aは、左方にスライドする。
【0028】
次に、第2実施の形態例について図3を参照して説明する。第2実施の形態例では、第1実施の形態例におけるランナー部2を延長し、ランナー部2の右端付近の下側に第3ゲート部3cを垂直方向に連設する。第3ゲート部3cの下端は、製品部4aと接続する。このように構成すると、樹脂は、製品部4aに短時間で充填される。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、樹脂の流路は、1箇所のゲート部(截頭円錐筒状に形成された第1ゲート部と、これに連設される截頭円錐筒状に形成された第2ゲート部)によってしか絞られないので、ゲート構造に生じる圧力損失が減少する。したがって、樹脂が製品部に容易かつ迅速に充填されるため、製品(成形品)の品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態例の射出成形用金型のゲート構造の要部であり、(A)は全体の断面図、(B)はゲート部の拡大斜視図を、それぞれ示す。
【図2】図1(A)の同ゲート構造と一方のスライドコアの断面図である。
【図3】本発明の第2実施の形態例の要部の断面図である。
【図4】従来の2プレートタイプの射出成形用金型のゲート構造の断面図である。
【図5】従来の3プレートタイプの射出成形用金型のゲート構造の断面図である。
【図6】従来の他の3プレートタイプの射出成形用金型のゲート構造の断面図である。
【図7】従来のスライド構造を有するキャビティの平面図である。
【符号の説明】
1 スプルー部
2 ランナー部
3a 第1ゲート部
3b 第2ゲート部
3c 第3ゲート部
4 オモ板
4a 製品部
5a スライドコア

Claims (2)

  1. 射出成形機のノズルから射出された樹脂を受け入れるスプルー部と、前記樹脂を製品部に流入させるゲート部と、前記スプルー部と前記ゲート部との間を接続するランナー部とから構成され、
    前記ゲート部は、前記ランナー部と連設される第1ゲート部と、前記第1ゲート部と連設され、かつ、前記製品部の側面と接続する第2ゲート部とから構成され、
    前記第1ゲート部は、前記ランナー部側が大径の截頭円錐筒状に形成され、前記第2ゲート部は、前記第1ゲート部側が大径の截頭円錐筒状に形成され、前記第2ゲート部の最大径は前記第1ゲート部の最小径よりも小さく形成され、前記第2ゲート部の中心軸は前記第1ゲート部の中心軸に対して傾斜していることを特徴とする射出成形用金型のゲート構造。
  2. 前記第2ゲート部の中心軸が前記第1ゲート部の中心軸に対して傾斜する角度が30°〜45°であることを特徴とする請求項1記載の射出成形用金型のゲート構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010264693A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Muto Technology Hanoi Co Ltd 樹脂成形用金型のゲート構造

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