JP2004223375A - 粉粒体の散布装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】散布ロール(1)が、駆動軸方向(X)に分割された複数のパーツ(2)の組合せにより形成され、各パーツは個々独立して回転する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、粉粒体の散布装置に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、外装材の基材表面に砂、骨材等の粉粒体を均一にもランダムにも散布することのできる粉粒体の散布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
外壁材、屋根材等の外装材には様々な表面化粧が施されており、基材表面に砂、骨材等の粉粒体を散布し、自然石調の外観とすることが行われている。そのために用いられる装置として、凹状の充填部を表面に有し、回転により充填部に充填された粉粒体を基材表面に散布する散布ロールを備えた粉粒体の散布装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−291227号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献に記載された粉粒体の散布装置は、基材表面に粉粒体を均一に散布することを意図して開発されたものであり、粉粒体をランダムに散布することはできない。粉粒体のランダムな散布は、変化に富んだ意匠を有する外装材の実現に有効である。だが、上記特許文献に記載された粉粒体の散布装置の場合、粉粒体のランダムな散布を行うには、充填部のパターンが部位により異なる散布ロールを作製しなければならず、コスト負担が大きくなる。
【0005】
この出願の発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、外装材の基材表面に砂、骨材等の粉粒体を均一にもランダムにも散布することのできる粉粒体の散布装置を提供することを解決すべき課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、凹状の充填部を表面に有し、回転により充填部に充填された粉粒体を基材表面に散布する散布ロールを備えた粉粒体の散布装置において、散布ロールは、駆動軸方向に分割された複数のパーツの組合せにより形成され、各パーツは個々独立して回転することを特徴とする粉粒体の散布装置(請求項1)を提供する。
【0007】
また、この出願の発明は、各パーツが表面に有する充填部のパターンが異なること(請求項2)、各パーツは組合せ自在であり、交換可能であること(請求項3)をそれぞれ一態様として提供する。
【0008】
以下、図面に沿ってこの出願の発明の粉粒体の散布装置についてさらに詳しく説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、この出願の発明の粉粒体の散布装置における散布ロールの一形態を示した側面図である。
【0010】
たとえば図1に示したように、この出願の発明の粉粒体の散布装置では、散布ロール(1)が、駆動軸方向(X)に分割された複数のパーツ(2)の組合せにより形成されている。そして、各パーツ(2)は個々独立して回転するようになっている。たとえば図2及び3に示したように、各パーツ(2)はそれ自身駆動軸(3)を有し、各駆動軸(3)に回転力が伝達されるようになっている。より具体的には、あるパーツ(2)は円筒形状を有し、駆動軸(3)も円筒形状とし、また、あるパーツ(2)は円柱形状を有し、駆動軸(3)も円柱形状とすることができる。そして、円柱形状の駆動軸(3)の外径を最小とし、円筒形状の駆動軸(3)の外径を次第に大きくすることにより、嵌め込み式で各パーツ(2)を組み合わせることができ、しかも各パーツ(2)の間隔の調整も可能となる。
【0011】
以上の散布ロール(1)の各パーツ(2)には、図1に示したように、表面に凹状の充填部(4)が形成されている。この充填部(4)に砂、骨材等の粉粒体が溜められ、回転により粉粒体が充填部(4)から落下し、基材表面に粉粒体が散布される。
【0012】
各パーツ(2)に形成される充填部(4)は、ディンプル状、溝状等の各種の形状とすることができる。また、そのパターンは同一とする他、異なるものとすることができる。
【0013】
充填部(4)のパターンが同一であるパーツ(2)を組み合わせ、散布ロール(1)を形成する場合には、各パーツ(2)の回転を一致させることにより基材表面に砂、骨材等の粉粒体を均一に散布することができる。各パーツ(2)の回転を一致させず、あるものは速く、あるものは遅く回転させると、粉粒体の散布量に差が生ずるため、基材表面に散布される粉粒体は均一でなくなる。また、パーツ(2)間で回転方向を異ならせることにより、粉粒体の散布状態を異ならせることができる。さらに、図1に示したように、充填部(4)のパターンが異なるパーツ(2)を組み合わせて散布ロール(1)を形成する場合には、基材表面に散布される粉粒体の状態はより不均一となり、ランダムとなる。たとえば、図4に示したようなグラデーション状の粉粒体の散布も可能となる。外装材の意匠が多種多様となり、新規意匠の作成が容易となる。
【0014】
そして、この出願の発明の粉粒体の散布装置では、各パーツ(2)は組合せ自在とすることができ、また、交換可能とすることができる。これにより、砂、骨材等の粉粒体を散布する散布ロール(1)の作製コストを低減することが可能となる。
【0015】
もちろん、この出願の発明は、以上の実施形態によって限定されるものではない。粉粒体の種類及び粒径、散布装置及び散布ロールの具体的な構成及び構造等の細部については様々な態様が可能であることはいうまでもない。
【0016】
【発明の効果】
以上詳しく説明したとおり、この出願の発明によって、外装材の基材表面に砂、骨材等の粉粒体を均一にもランダムにも散布することが可能となる。また、それを低コストで実現することもできる。さらに、外装材の意匠が多種多様となり、新規意匠の作成が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の粉粒体の散布装置における散布ロールの一形態を示した側面図である。
【図2】散布ロールの具体的な形態を示した要部斜視図である。
【図3】図2に示した散布ロールの断面図である。
【図4】この出願の発明の粉粒体の散布装置による粉粒体の散布形態を示した平面図である。
【符号の説明】
1 散布ロール
2 パーツ
3 駆動軸
4 充填部
Claims (3)
- 凹状の充填部を表面に有し、回転により充填部に充填された粉粒体を基材表面に散布する散布ロールを備えた粉粒体の散布装置において、散布ロールは、駆動軸方向に分割された複数のパーツの組合せにより形成され、各パーツは個々独立して回転することを特徴とする粉粒体の散布装置。
- 各パーツが表面に有する充填部のパターンが異なる請求項1記載の粉粒体の散布装置。
- 各パーツは組合せ自在であり、交換可能である請求項1又は2記載の粉粒体の散布装置。
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CN112916345B (zh) * | 2021-01-20 | 2022-03-08 | 温州瑞腾智能机械有限公司 | 一种高分子非沥青基卷材置沙设备及制图方法 |
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