JP2004222747A - 芳香器 - Google Patents
芳香器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004222747A JP2004222747A JP2003010371A JP2003010371A JP2004222747A JP 2004222747 A JP2004222747 A JP 2004222747A JP 2003010371 A JP2003010371 A JP 2003010371A JP 2003010371 A JP2003010371 A JP 2003010371A JP 2004222747 A JP2004222747 A JP 2004222747A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- fragrance
- gel
- aroma
- carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
【課題】芳香器の使用時に、芳香成分の揮散面となる香料担持体の表面積の経時的な減縮を抑制し、芳香成分の揮散量の経時的な低減を抑制すること。
【解決手段】芳香器１０であって、芳香成分を含有する非流動性の香料担持体（ゲル１５）をケース１１内に装填し、該香料担持体の外周面をケース１１の内壁面に付着させ、該香料担持体に通気路１５Ａを貫通形成し、該通気路１５Ａの一端開口をケース１１の外気吸入口１６に、他端開口をケース１１の排気口１７に連通させてなるもの。
【選択図】 図１
【解決手段】芳香器１０であって、芳香成分を含有する非流動性の香料担持体（ゲル１５）をケース１１内に装填し、該香料担持体の外周面をケース１１の内壁面に付着させ、該香料担持体に通気路１５Ａを貫通形成し、該通気路１５Ａの一端開口をケース１１の外気吸入口１６に、他端開口をケース１１の排気口１７に連通させてなるもの。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は芳香器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
特許文献１に記載の如く、芳香器として、芳香成分を含浸するゲルをケース内に装填し、ケースの開封状態でゲルの外周面を外方に向けて開放し、ゲル内の芳香成分をゲルの外周面から外方に揮散させるものがある。
【０００３】
【特許文献１】
特開２０００−７０３５２（［００３８］、［００３９］、図１、図２）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献１の芳香器では、使用経過とともにゲル内の芳香成分がゲルの外周面から揮散するに従い、ゲルの外周径が徐々に縮小する。このため、芳香成分の揮散面になるゲルの表面積が経時的に大きく減縮し、結果として芳香成分の揮散量は経時的に大きく低減し、香りは次第に弱くなる。
【０００５】
本発明の課題は、芳香器の使用時に、芳香成分の揮散面となる香料担持体の表面積の経時的な減縮を抑制し、芳香成分の揮散量の経時的な低減を抑制することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、芳香成分を含有する非流動性の香料担持体をケース内に装填し、該香料担持体の外周面をケースの内壁面に付着させ、該香料担持体に通気路を貫通形成し、該通気路の一端開口をケースの外気吸入口に、他端開口をケースの排気口に連通させてなる芳香器である。
【０００７】
【発明の実施の形態】
（第１実施形態）（図１〜図３）
芳香器１０は、使用開始前段階まで、図３のケース組立体１０Ａと、キャップ１８とを分離（又は結合でも可）して有する。
【０００８】
ケース組立体１０Ａは、図４（Ｂ）のように直径方向の両端を平面裁頭状（平面状に切断）にした球状体からなるケース１１を有し、ケース１１の下端開口に底蓋１２を嵌着し、ケース１１の上端開口に中蓋１３を嵌着し、中蓋１３に一体に設けた円筒（角筒でも可）状の中栓１４をケース１１の直径上に通して底蓋１２の中央開口（外気吸入口１６）に嵌合し、ケース１１の内部にはゲル１５を装填している。ゲル１５は、本発明の芳香成分を含有する非流動性の香料担持体を構成する。
【０００９】
ケース組立体１０Ａは、製造段階で、中蓋１３を嵌着したケース１１の中蓋１３の側を下位に置く倒立状態で、ケース１１の底蓋１２が嵌着されていない開口からゲル１５を注入する。ケース組立体１０Ａは、ケース１１を正立状態に反転して底蓋１２を嵌着し、ゲル１５を固化させ、図３の状態にする。
【００１０】
ケース組立体１０Ａにおいて、ゲル１５は、ケース１１の球面状内壁面に外周面を付着させてこの外周面を球面状にし、外周面に続く下面を底蓋１２の平面状底面に付着させてこの下面を平面状にし、外周面に続く上面をケース１１の上部空間に接する水平面としている。
【００１１】
ゲル１５は、中栓１４によりその中心軸に沿う通気路１５Ａを貫通形成される。ケース組立体１０Ａから中蓋１３及び中栓１４を取外したとき、ゲル１５は通気路１５Ａを外気に開放し、通気路１５Ａの一端開口をケース１１に嵌着してある底蓋１２の中央開口たる外気吸入口１６に、他端開口を中蓋１３が嵌着されていたケース１１の上端開口たる排気口１７に連通する。尚、底蓋１２は外気流通口１６Ａを備える。
【００１２】
キャップ１８は、中蓋１３及び中栓１４が取外されたケース組立体１０Ａにおけるケース１１の排気口１７に被着され、外気流通口１７Ａを備える。
【００１３】
芳香器１０の使用手順は以下の如くになる。
（１）ケース組立体１０Ａのケース１１から中蓋１３及び中栓１４を撤去し、ゲル１５の内部に通気路１５Ａを貫通形成する。
【００１４】
（２）ケース１１の中蓋１３が嵌着されていた排気口１７にキャップ１８を被着する。ゲル１５の芳香成分がゲル１５の上面及び通気路１５Ａの表面から揮散し、芳香成分は空気より軽いとき、通気路１５Ａの中を上昇し、これに伴なって通気路１５Ａの中に外気吸入口１６から排気口１７に向かって貫通する上昇外気流が形成せしめられる。これにより、ゲル１５の芳香成分はゲル１５の上面及び通気路１５Ａの表面から外気流にのって継続的に揮散し、排気口１７から外方空間に放散する（図１）。尚、ゲル１５の芳香成分が空気より重いものにあっては、芳香成分は通気路１５の中を下降し、外気吸入口１６が排気口となり、排気口１７が排気吸入口になる。
【００１５】
（３）芳香器１０の上述（２）の使用経過により、ゲル１５は上面及び通気路１５Ａの表面の芳香成分を外気流にのせて揮散させ、ゲル１５の上面レベルを徐々に下げ、通気路１５Ａの内径を徐々に拡大する（図２）。ゲル１５はケース１１の内壁面に付着している外周面に外気が触れることがなく、ゲル１５の外周面からの揮散による外周径の縮小を生じない。これにより、ゲル１５は外周径を縮小せず、ゲル１５のレベルを徐々に下げ、通気路１５Ａの内径を徐々に拡大させつつ芳香成分の揮散を続ける。
【００１６】
しかるに、本実施形態によれば、以下の作用効果がある。
▲１▼芳香器１０の使用経過により、外気がゲル１５の中央の通気路１５Ａを貫通し、ゲル１５の芳香成分がこの気流に接する通気路１５Ａの表面から揮散していくと、通気路１５Ａの内径が徐々に拡大する（図２）。このため、芳香成分の揮散面になるゲル１５の表面積は経時的に拡張する傾向になり（然らざるといえども、ゲル１５の外周面から揮散する従来例に比して、ゲル１５の芳香成分の揮散面になる表面積の減縮率は極めて小さく、減縮抑制傾向を呈する）、結果として、芳香成分の揮散量が経時的に大きく低減することを回避できる。
【００１７】
▲２▼中栓１４が芳香器１０の物流段階で作用する外力の衝撃に対し、ゲル１５の通気路１５Ａの内面を内側から支えてその崩れを効果的に防止できる。
【００１８】
▲３▼中栓１４が、使用開始前段階の芳香器１０において、ゲル１５の通気路１５Ａの内面からケース１１の内部空間への芳香成分の揮散を防ぐ。従って、ケース１１の内部空間の芳香成分濃度が使用開始前段階から高くなることを防ぎ、使用開始時に開封されたケース１１の排気口１７から大量の芳香成分が一度に流出することを回避し、使用開始当初の香りを過度に強くせず、穏かな香りにすることができる。
【００１９】
（第２実施形態）（図４）
第２実施形態の芳香器１０が第１実施形態と異なる点は、図４に示す如く、ケース１１の内壁面にリブ２１を突出形成し、ゲル１５をリブ２１に付着させたことにある。リブ２１は、ケース１１における中栓１４の軸方向に沿う縦断面で上下方向に延びる円弧状をなし、ケース１１における中栓１４の軸に直交する横断面の周方向に沿う複数位置のそれぞれに設けられる。但し、リブ２１は、ケース１１の縦断面の上下方向複数位置のそれぞれに設けられる、ケース１１の横断面の周方向に連続する円環状をなすものでも良い。
【００２０】
第２実施形態の芳香器１０によれば、ゲル１５はケース１１の内壁面のリブ２１を含む凹凸面に深くからみ着く如くに強固に付着し、ゲル１５は芳香器１０の使用経過によってもケース１１の内壁面から脱落せずに付着し続ける。このため、ゲル１５はケース１１の内壁面に付着している外周面の側で外気に触れない状態を持続され、ゲル１５の外周面からの揮散による外周径の縮小を阻止し、ゲル１５の表面積の経時的な減縮効果、又は減縮抑制効果のより確実を図ることができる。
【００２１】
（第３実施形態）（図５）
第３実施形態の芳香器１０が第１実施形態と異なる点は、第１実施形態において一体化されていた中蓋１３と中栓１４を、別体の中蓋３１と中栓３２に代えたことにある。
【００２２】
ケース組立体１０Ａは、底蓋１２を嵌着し、この底蓋１２の中央開口（外気吸入口１６）に中栓３２の下端部を嵌着し、ケース１１の底蓋１２側を下位に置く正立状態で、ケース１１の中蓋３１が嵌着されていない開口（排気口１７）からゲル１５を注入する。その後、中蓋３１を嵌着し、ゲル１５を固化させ、図５のケース組立体１０Ａとする。ケース組立体１０Ａの製造段階で、ケース１１を反転する必要がない。
【００２３】
本発明において、ケース内に装填される香料担持体は、非流動性物質であれば良く、ゲルに限らず固形物でも良い。
【００２４】
【発明の効果】
本発明によれば、芳香器の使用時に、芳香成分の揮散面となる香料担持体の表面積の経時的な減縮を抑制し、芳香成分の揮散量の経時的な低減を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は第１実施形態の芳香器の使用開始状態を示す断面図である。
【図２】図２は芳香器の使用経過状態を示す断面図である。
【図３】図３は芳香器の使用開始前状態を示す断面図である。
【図４】図４は第２実施形態の芳香器の使用開始状態を示し、（Ａ）は断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【図５】図５は第３実施形態の芳香器の使用開始前状態を示す断面図である。
【符号の説明】
１０ 芳香器
１１ ケース
１４ 中栓
１５ ゲル
１５Ａ 通気路
１６ 外気吸入口
１７ 排気口
２１ リブ
３２ 中栓
【発明の属する技術分野】
本発明は芳香器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
特許文献１に記載の如く、芳香器として、芳香成分を含浸するゲルをケース内に装填し、ケースの開封状態でゲルの外周面を外方に向けて開放し、ゲル内の芳香成分をゲルの外周面から外方に揮散させるものがある。
【０００３】
【特許文献１】
特開２０００−７０３５２（［００３８］、［００３９］、図１、図２）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献１の芳香器では、使用経過とともにゲル内の芳香成分がゲルの外周面から揮散するに従い、ゲルの外周径が徐々に縮小する。このため、芳香成分の揮散面になるゲルの表面積が経時的に大きく減縮し、結果として芳香成分の揮散量は経時的に大きく低減し、香りは次第に弱くなる。
【０００５】
本発明の課題は、芳香器の使用時に、芳香成分の揮散面となる香料担持体の表面積の経時的な減縮を抑制し、芳香成分の揮散量の経時的な低減を抑制することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、芳香成分を含有する非流動性の香料担持体をケース内に装填し、該香料担持体の外周面をケースの内壁面に付着させ、該香料担持体に通気路を貫通形成し、該通気路の一端開口をケースの外気吸入口に、他端開口をケースの排気口に連通させてなる芳香器である。
【０００７】
【発明の実施の形態】
（第１実施形態）（図１〜図３）
芳香器１０は、使用開始前段階まで、図３のケース組立体１０Ａと、キャップ１８とを分離（又は結合でも可）して有する。
【０００８】
ケース組立体１０Ａは、図４（Ｂ）のように直径方向の両端を平面裁頭状（平面状に切断）にした球状体からなるケース１１を有し、ケース１１の下端開口に底蓋１２を嵌着し、ケース１１の上端開口に中蓋１３を嵌着し、中蓋１３に一体に設けた円筒（角筒でも可）状の中栓１４をケース１１の直径上に通して底蓋１２の中央開口（外気吸入口１６）に嵌合し、ケース１１の内部にはゲル１５を装填している。ゲル１５は、本発明の芳香成分を含有する非流動性の香料担持体を構成する。
【０００９】
ケース組立体１０Ａは、製造段階で、中蓋１３を嵌着したケース１１の中蓋１３の側を下位に置く倒立状態で、ケース１１の底蓋１２が嵌着されていない開口からゲル１５を注入する。ケース組立体１０Ａは、ケース１１を正立状態に反転して底蓋１２を嵌着し、ゲル１５を固化させ、図３の状態にする。
【００１０】
ケース組立体１０Ａにおいて、ゲル１５は、ケース１１の球面状内壁面に外周面を付着させてこの外周面を球面状にし、外周面に続く下面を底蓋１２の平面状底面に付着させてこの下面を平面状にし、外周面に続く上面をケース１１の上部空間に接する水平面としている。
【００１１】
ゲル１５は、中栓１４によりその中心軸に沿う通気路１５Ａを貫通形成される。ケース組立体１０Ａから中蓋１３及び中栓１４を取外したとき、ゲル１５は通気路１５Ａを外気に開放し、通気路１５Ａの一端開口をケース１１に嵌着してある底蓋１２の中央開口たる外気吸入口１６に、他端開口を中蓋１３が嵌着されていたケース１１の上端開口たる排気口１７に連通する。尚、底蓋１２は外気流通口１６Ａを備える。
【００１２】
キャップ１８は、中蓋１３及び中栓１４が取外されたケース組立体１０Ａにおけるケース１１の排気口１７に被着され、外気流通口１７Ａを備える。
【００１３】
芳香器１０の使用手順は以下の如くになる。
（１）ケース組立体１０Ａのケース１１から中蓋１３及び中栓１４を撤去し、ゲル１５の内部に通気路１５Ａを貫通形成する。
【００１４】
（２）ケース１１の中蓋１３が嵌着されていた排気口１７にキャップ１８を被着する。ゲル１５の芳香成分がゲル１５の上面及び通気路１５Ａの表面から揮散し、芳香成分は空気より軽いとき、通気路１５Ａの中を上昇し、これに伴なって通気路１５Ａの中に外気吸入口１６から排気口１７に向かって貫通する上昇外気流が形成せしめられる。これにより、ゲル１５の芳香成分はゲル１５の上面及び通気路１５Ａの表面から外気流にのって継続的に揮散し、排気口１７から外方空間に放散する（図１）。尚、ゲル１５の芳香成分が空気より重いものにあっては、芳香成分は通気路１５の中を下降し、外気吸入口１６が排気口となり、排気口１７が排気吸入口になる。
【００１５】
（３）芳香器１０の上述（２）の使用経過により、ゲル１５は上面及び通気路１５Ａの表面の芳香成分を外気流にのせて揮散させ、ゲル１５の上面レベルを徐々に下げ、通気路１５Ａの内径を徐々に拡大する（図２）。ゲル１５はケース１１の内壁面に付着している外周面に外気が触れることがなく、ゲル１５の外周面からの揮散による外周径の縮小を生じない。これにより、ゲル１５は外周径を縮小せず、ゲル１５のレベルを徐々に下げ、通気路１５Ａの内径を徐々に拡大させつつ芳香成分の揮散を続ける。
【００１６】
しかるに、本実施形態によれば、以下の作用効果がある。
▲１▼芳香器１０の使用経過により、外気がゲル１５の中央の通気路１５Ａを貫通し、ゲル１５の芳香成分がこの気流に接する通気路１５Ａの表面から揮散していくと、通気路１５Ａの内径が徐々に拡大する（図２）。このため、芳香成分の揮散面になるゲル１５の表面積は経時的に拡張する傾向になり（然らざるといえども、ゲル１５の外周面から揮散する従来例に比して、ゲル１５の芳香成分の揮散面になる表面積の減縮率は極めて小さく、減縮抑制傾向を呈する）、結果として、芳香成分の揮散量が経時的に大きく低減することを回避できる。
【００１７】
▲２▼中栓１４が芳香器１０の物流段階で作用する外力の衝撃に対し、ゲル１５の通気路１５Ａの内面を内側から支えてその崩れを効果的に防止できる。
【００１８】
▲３▼中栓１４が、使用開始前段階の芳香器１０において、ゲル１５の通気路１５Ａの内面からケース１１の内部空間への芳香成分の揮散を防ぐ。従って、ケース１１の内部空間の芳香成分濃度が使用開始前段階から高くなることを防ぎ、使用開始時に開封されたケース１１の排気口１７から大量の芳香成分が一度に流出することを回避し、使用開始当初の香りを過度に強くせず、穏かな香りにすることができる。
【００１９】
（第２実施形態）（図４）
第２実施形態の芳香器１０が第１実施形態と異なる点は、図４に示す如く、ケース１１の内壁面にリブ２１を突出形成し、ゲル１５をリブ２１に付着させたことにある。リブ２１は、ケース１１における中栓１４の軸方向に沿う縦断面で上下方向に延びる円弧状をなし、ケース１１における中栓１４の軸に直交する横断面の周方向に沿う複数位置のそれぞれに設けられる。但し、リブ２１は、ケース１１の縦断面の上下方向複数位置のそれぞれに設けられる、ケース１１の横断面の周方向に連続する円環状をなすものでも良い。
【００２０】
第２実施形態の芳香器１０によれば、ゲル１５はケース１１の内壁面のリブ２１を含む凹凸面に深くからみ着く如くに強固に付着し、ゲル１５は芳香器１０の使用経過によってもケース１１の内壁面から脱落せずに付着し続ける。このため、ゲル１５はケース１１の内壁面に付着している外周面の側で外気に触れない状態を持続され、ゲル１５の外周面からの揮散による外周径の縮小を阻止し、ゲル１５の表面積の経時的な減縮効果、又は減縮抑制効果のより確実を図ることができる。
【００２１】
（第３実施形態）（図５）
第３実施形態の芳香器１０が第１実施形態と異なる点は、第１実施形態において一体化されていた中蓋１３と中栓１４を、別体の中蓋３１と中栓３２に代えたことにある。
【００２２】
ケース組立体１０Ａは、底蓋１２を嵌着し、この底蓋１２の中央開口（外気吸入口１６）に中栓３２の下端部を嵌着し、ケース１１の底蓋１２側を下位に置く正立状態で、ケース１１の中蓋３１が嵌着されていない開口（排気口１７）からゲル１５を注入する。その後、中蓋３１を嵌着し、ゲル１５を固化させ、図５のケース組立体１０Ａとする。ケース組立体１０Ａの製造段階で、ケース１１を反転する必要がない。
【００２３】
本発明において、ケース内に装填される香料担持体は、非流動性物質であれば良く、ゲルに限らず固形物でも良い。
【００２４】
【発明の効果】
本発明によれば、芳香器の使用時に、芳香成分の揮散面となる香料担持体の表面積の経時的な減縮を抑制し、芳香成分の揮散量の経時的な低減を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は第１実施形態の芳香器の使用開始状態を示す断面図である。
【図２】図２は芳香器の使用経過状態を示す断面図である。
【図３】図３は芳香器の使用開始前状態を示す断面図である。
【図４】図４は第２実施形態の芳香器の使用開始状態を示し、（Ａ）は断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【図５】図５は第３実施形態の芳香器の使用開始前状態を示す断面図である。
【符号の説明】
１０ 芳香器
１１ ケース
１４ 中栓
１５ ゲル
１５Ａ 通気路
１６ 外気吸入口
１７ 排気口
２１ リブ
３２ 中栓
Claims (3)
- 芳香成分を含有する非流動性の香料担持体をケース内に装填し、該香料担持体の外周面をケースの内壁面に付着させ、該香料担持体に通気路を貫通形成し、該通気路の一端開口をケースの外気吸入口に、他端開口をケースの排気口に連通させてなる芳香器。
- 前記ケースの内壁面にリブを突出し、前記香料担持体を該リブに付着させる請求項１に記載の芳香器。
- 前記ケースの外気吸入口の側から排気口の側に渡る中栓を設け、該中栓は前記香料担持体の通気路を形成するとともに、芳香器の使用段階で該ケースから抜去可能にされる請求項１又は２に記載の芳香器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003010371A JP2004222747A (ja) | 2003-01-17 | 2003-01-17 | 芳香器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003010371A JP2004222747A (ja) | 2003-01-17 | 2003-01-17 | 芳香器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004222747A true JP2004222747A (ja) | 2004-08-12 |
Family
ID=32899596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003010371A Pending JP2004222747A (ja) | 2003-01-17 | 2003-01-17 | 芳香器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004222747A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009082387A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | 揮散器及び揮散剤収容器 |
| WO2009057538A1 (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-07 | Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. | 揮散剤収容器および揮散器 |
| WO2009057539A1 (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-07 | Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. | 揮散剤収容器、揮散器および揮散器の製造方法 |
| JP2010142459A (ja) * | 2008-12-19 | 2010-07-01 | Shozo Endo | 揮散性物質放出器および製造方法 |
| JP2010253198A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Shozo Endo | 揮散性物質放出器および製造方法 |
| KR101756212B1 (ko) * | 2015-09-22 | 2017-07-10 | 최순극 | 방향제 용기 |
| CN107088232A (zh) * | 2017-05-19 | 2017-08-25 | 福建省沉瑜香香文化开发有限公司 | 一种可调控的自由组合式香薰机 |
| WO2020026662A1 (ja) * | 2018-07-30 | 2020-02-06 | ソニー株式会社 | 香料保持構造体及び香り提供装置 |
| JP2021016579A (ja) * | 2019-07-19 | 2021-02-15 | エステー株式会社 | 揮散装置 |
-
2003
- 2003-01-17 JP JP2003010371A patent/JP2004222747A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009082387A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | 揮散器及び揮散剤収容器 |
| WO2009057538A1 (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-07 | Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. | 揮散剤収容器および揮散器 |
| WO2009057539A1 (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-07 | Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. | 揮散剤収容器、揮散器および揮散器の製造方法 |
| JP2009106416A (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-21 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | 揮散剤収容器および揮散器 |
| JP2009106417A (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-21 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | 揮散剤収容器、揮散器および揮散器の製造方法 |
| JP2010142459A (ja) * | 2008-12-19 | 2010-07-01 | Shozo Endo | 揮散性物質放出器および製造方法 |
| JP2010253198A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Shozo Endo | 揮散性物質放出器および製造方法 |
| KR101756212B1 (ko) * | 2015-09-22 | 2017-07-10 | 최순극 | 방향제 용기 |
| CN107088232A (zh) * | 2017-05-19 | 2017-08-25 | 福建省沉瑜香香文化开发有限公司 | 一种可调控的自由组合式香薰机 |
| WO2020026662A1 (ja) * | 2018-07-30 | 2020-02-06 | ソニー株式会社 | 香料保持構造体及び香り提供装置 |
| JPWO2020026662A1 (ja) * | 2018-07-30 | 2021-08-12 | ソニーグループ株式会社 | 香料保持構造体及び香り提供装置 |
| JP7268681B2 (ja) | 2018-07-30 | 2023-05-08 | ソニーグループ株式会社 | 香料保持構造体及び香り提供装置 |
| JP2021016579A (ja) * | 2019-07-19 | 2021-02-15 | エステー株式会社 | 揮散装置 |
| JP7286455B2 (ja) | 2019-07-19 | 2023-06-05 | エステー株式会社 | 揮散装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2004222747A (ja) | 芳香器 | |
| EP2701752B1 (en) | Centrifugal fan device | |
| TW200407177A (en) | Wick-based delivery system with wick having sections of varying porosities | |
| US7959132B2 (en) | Apparatus for emitting a chemical agent | |
| JP4299026B2 (ja) | 芳香器 | |
| JP2006288330A (ja) | 薬剤揮散容器 | |
| JP6896407B2 (ja) | 揮散装置 | |
| JP4323834B2 (ja) | 芳香器 | |
| JP2009149350A (ja) | 薬剤揮散容器 | |
| JP4307868B2 (ja) | 芳香器 | |
| JP4234456B2 (ja) | 芳香装置 | |
| JP6804950B2 (ja) | 揮散装置 | |
| JP2589749Y2 (ja) | 芳香剤容器用中栓 | |
| JP4853917B2 (ja) | 芳香剤放散容器 | |
| JP4671670B2 (ja) | 芳香剤容器 | |
| JP2005261771A (ja) | 芳香器 | |
| KR200444801Y1 (ko) | 용기의 밀봉장치 | |
| JPH019572Y2 (ja) | ||
| JPH05285205A (ja) | 液体芳香剤用容器 | |
| JP3900309B2 (ja) | 揮散器 | |
| WO2021261336A1 (ja) | 薬液揮散器 | |
| JP5078943B2 (ja) | 芳香剤容器 | |
| JP4685421B2 (ja) | 拡散器 | |
| JPS6124266Y2 (ja) | ||
| JPH0220550U (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051228 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081118 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090324 |