JP2004222017A - 撮像装置及び携帯通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影後の特別な作業を要することなく、所望の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を得ることが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】デジタルカメラ5は、被写体を撮像して基本画像データとして出力する。テンキー6には、所定の加工・エフェクト処理が対応付けられている。撮影モード時にテンキー6が押圧操作されると、画像処理部は、基本画像データに、所定の加工・エフェクト処理を施して、加工画像データを生成する。
【選択図】 図1
【解決手段】デジタルカメラ5は、被写体を撮像して基本画像データとして出力する。テンキー6には、所定の加工・エフェクト処理が対応付けられている。撮影モード時にテンキー6が押圧操作されると、画像処理部は、基本画像データに、所定の加工・エフェクト処理を施して、加工画像データを生成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置及びこれを備えた携帯通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラによる写真撮影は、撮影画像に対して容易に加工・エフェクト処理を施すことが可能である点で、銀塩フィルムによる写真撮影よりも便利である。また、最近では、デジタルカメラ機能が搭載された携帯電話機やPDAなどの携帯通信端末が数多く提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、携帯電話機やPDAなどの携帯通信端末で撮影された写真画像は、デジタルカメラ専用機以上に、他人とのコミュニケーションの手段として用いられることが多い。このため、デジタルカメラ機能を有する機器にとって、加工・エフェクト機能は、今後重要な機能及び要素の一つとして期待されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−50999号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
デジタルカメラは、銀塩フィルムよりも何倍も多くの画像を簡単に且つ安価に撮影することが可能であるため、ユーザは銀塩カメラに比して多数の画像を撮影する傾向にある。
【0006】
しかしながら、撮影画像に対する加工・エフェクト処理は、各撮影画像に対して手作業で行わなければならず、撮影枚数の増大は、加工・エフェクト作業に要する労力及び時間の増大を招き、その作業が煩雑となる。
【0007】
また、比較的小さな液晶やインターフェースを有するPDAや携帯電話機などの携帯通信端末を使用した場合、加工・エフェクト処理を施すことがユーザにとって煩雑な作業となる。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、撮影後の特別な作業を要することなく、所望の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を得ることが可能な撮像装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮像装置は、撮像手段と、入力手段と、画像加工処理手段と、を備える。撮像手段は、被写体を撮像して第1の画像データとして出力する。入力手段は、所定の画像加工処理に対応するシャッタボタンを有する。画像加工処理手段は、シャッタボタンが操作されたとき、第1の画像データに、操作されたシャッタボタンに対応した所定の画像加工処理を施して第2の画像データを生成する。
【0010】
上記構成では、シャッタボタンが操作されると、画像加工処理手段は、撮像手段から出力される第1の画像データに、所定の画像加工処理を施して第2の画像データを生成する。このため、ユーザは、撮影後の特別な作業を要することなく、シャッタボタンを操作するだけで、所定の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を得ることができる。従って、撮影枚数が増大した場合であっても、加工・エフェクト作業に要する労力及び時間を全く要することがなく、利便性が著しく向上する。また、撮影操作のみで所定の加工・エフェクト処理が行われるため、液晶や入力ボタンやキー等が比較的小さな携帯用機器に搭載された撮像装置へ適用することにより、このような携帯用機器であっても、所定の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を簡単に得ることができる。
【0011】
入力手段は、異なる画像加工処理にそれぞれ対応する複数のシャッタボタンを有しても良く、画像加工処理手段は、第1の画像データに、操作されたシャッタボタンに対応した画像加工処理を施しても良い。
【0012】
上記構成では、ユーザが、複数のシャッタボタンの中から所望の画像加工処理に対応しているシャッタボタンを選択し、これを操作することにより、所望の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を得ることができる。
【0013】
撮像装置は、シャッタボタンへ所望の画像加工処理を割り当てる設定手段を備えても良い。
【0014】
上記構成では、シャッタボタンに設定される画像加工処理をユーザの要望に応じて変更することができるので、シャッタボタンの数を増大させることなく、様々な加工・エフェクト処理を施すことができる。
【0015】
撮像装置は、表示手段と、シャッタボタンに対応する画像加工処理を表示手段に表示させる処理表示制御手段と、を備えても良い。
【0016】
上記構成では、表示手段に表示された画像加工処理を視認することにより、シャッタボタンに対応している画像加工処理を認識することができ、その確認を容易に行うことができる。
【0017】
撮像装置は、表示手段と、第2の画像データに基づく画像を表示手段に表示させる加工画像表示制御手段と、を備えても良い。
【0018】
上記構成では、ユーザは、撮影後に表示手段を視ることにより、加工・エフェクト処理が施された画像を確認することができる。
【0019】
また、撮像装置は、シャッタボタンが操作されたとき、第2の画像データを記憶する記憶手段を備えても良い。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】
本実施形態は、撮像装置が搭載されたいわゆるカメラ付き携帯電話機(携帯通信端末、以下端末と略称する)1であり、図1(a)〜(c)に示すように、筐体2と、表示部3と、複数の入力操作キーを有する操作部4と、デジタルカメラ5と、を備えている。
【0022】
図1(a)に示すように、筐体2の前面(正面)2aの上部には、例えば液晶ディスプレイのような平面表示デバイスによって構成された表示部3が配置されている。筐体2の前面2aの下部には、「1」〜「9」及び「0」の数字と「*」及び「♯」の記号がそれぞれ表示された12個のいわゆるテンキー6が、横3列で縦4列に配置されている。テンキー6と表示部3との間には、中央のジョグダイヤル7と、その両外側の左右の方向キー7a,7bとが配置されている。ジョグダイヤル7は、回転動作可能な押圧スイッチである。方向キー7a,7bの左側には、通話キー8が、右側には電源キー/終話キー9がそれぞれ配置されている。テンキー6の下方にはマイク(図示外)のための孔10が、表示部3の上方にはスピーカ(図示外)のための孔11がそれぞれ形成されている。
【0023】
図1(b)に示すように、筐体2の一側面(正面2aに向かって右側の側面)2bには、押圧操作されるサイドキー12が設けられている。上記テンキー6とジョグダイヤル7と方向キー7a,7bと通話キー8と電源/終話キー9とサイドキー12とが、操作部4を構成している。
【0024】
図1(c)に示すように、筐体2の後面(裏面)2cには、デジタルカメラ5のレンズが配置されている。デジタルカメラ5は、被写体の像を受光面に結像させて光電変換し、基本画像データ(第1の画像データ)を生成して出力する。
【0025】
図1(a)に示すジョグダイヤル7と、図1(b)に示すサイドキー12とは、共にデジタルカメラ5の通常のシャッタボタン(撮影画像に特に加工・エフェクト処理を施さない場合のシャッタボタン)として機能する。すなわち、撮影モードにおいて、ジョグダイヤル7又はサイドキー12が押圧操作されたときは、デジタルカメラ5が出力する基本画像データ(第1の画像データ)に基本的な画像処理(例えば、画素数の変更、シャープネス補正、ガンマ補正、コントラスト補正、ホワイトバランス補正等)が施された状態で、表示部3への表示やフレームメモリ17(図2に示す)への記録が行われる。
【0026】
本実施形態では、これらのジョグダイヤル7やサイドキー12に加えて、図1(a)に示すテンキー6の一部又は全部が特殊なシャッタボタンとして機能する。すなわち、テンキー6の一部又は全部には、予め所定の画像加工・エフェクト処理が対応付けられており、テンキー6の一つを選択して押すことにより、デジタルカメラ5が出力する基本画像データに、上記基本的な処理に加えて、押されたテンキー6に対応する所定の画像加工・エフェクト処理が施される。そして、得られた加工画像データ(第2の画像データ)に基づいた画像の表示部3への表示や、加工画像データのフレームメモリ17(図2に示す)への記録が行われる。ここで、所定の画像加工・エフェクト処理とは、例えば、デジタルカメラ5からの画像を+90°(時計回りに90°)回転させる処理や、−90°(反時計回りに90°)回転させる処理や、ソフトフォーカスをかけた色彩に変更する処理や、セピア調の色彩に変更する処理や、白黒の色彩に変更する処理や、画面の周縁にフレームを挿入する処理や、所定の文字を含んだいわゆる吹き出し部を挿入する処理などがある。なお、二つ以上のテンキー6を同時に押すことにより、異なった画像加工・エフェクト処理を同時に施すことも可能である。
【0027】
図2に示すように、端末1には、上記操作部4やデジタルカメラ5に加えて、ストロボ装置13と、処理制御部14と、メモリ15と、画像処理部16と、フレームメモリ17と、圧縮解凍部18と、インターフェース19と、送受信部20と、アンテナ21と、通信コネクタ22と、D/A変換器23と、が設けられている。
【0028】
デジタルカメラ5は、被写体像を受光面に合焦させるフォーカス調節部や、露光量を調節する絞り調節部や、露光時間を調節するシャッタースピード調節部や、画角を調節するズーム調節部などを有している。ストロボ装置13は、フラッシュを発光して被写体の明るさを補う。
【0029】
処理制御部14は、端末1全体の統括制御を行う。すなわち、処理制御部14は、画像データのサンプリングタイミング制御や、ストロボ装置13の制御や、絞りやシャッタースピード等を含む露光制御や、フォーカス制御や、ズーム制御や、ホワイトバランスの設定や、画像データの記録制御や、通信制御や、表示制御や、画像データの画素数変換処理や、画像データの各種変換処理や、省電力モードの設定や解除、等の制御を行う。メモリ15は、端末1の動作プログラムや各種定数、撮像条件を示すパラメータ、画像の性質を示すパラメータ等が記憶されているROMと、プログラム実行時の作業領域となる記憶手段であるRAMとから構成され、処理制御部14に接続されている。
【0030】
画像処理部16は、基本画像データに対して、画素数の変更、シャープネス補正、ガンマ補正、コントラスト補正、ホワイトバランス補正等の基本的な処理を行う。さらに、所定の画像加工・エフェクト処理が対応付けられたテンキー6が押されたときには、その加工・エフェクト処理を施して加工画像データ(第2の画像データ)を生成する。フレームメモリ17は、画像処理部16で基本的な処理が施された基本画像データや、加工・エフェクト処理が施された加工画像データを一時的に記憶する。
【0031】
圧縮解凍部18は、画像データ等の情報を、JPEGやMPEGに代表される手法で圧縮制御したり、処理制御部14の指示により圧縮したデータを伸張展開制御する処理を行う。インターフェース19は、着脱可能な外部の記録媒体24に対する画像データの記録や読み出しのためにデータを変換する。記録媒体24は、例えば、メモリーカードやMO等の半導体や磁気記録媒体や光記録媒体である。
【0032】
送受信部20は、他の機器と画像データ等を送受信する場合に、処理制御部14からの指令により画像データやディレクトリの情報データ等を符号化、複合化し、アンテナ21や通信コネクタ22を介して、搬送波に乗せて送受信したり、通信コネクタ22を介して入出力する。通信コネクタ22は、画像データ等の情報の送受信を相互に行う他の機器とケーブルで接続され、該機器との間で情報を電気信号又は光信号に変換して有線にて通信を行う。このような送受信部20を介して、画像ファイルや、RAM、ROM、フレームメモリ17に記憶されているデータを他の機器に送信したり、他の機器から情報を受信してメモリ15やフレームメモリ17に記憶させる。
【0033】
D/A変換器23は、画像データを表示部3に表示するためのD/A変換を行う。
【0034】
なお、詳しい説明は省略するが、操作部4、処理制御部14、メモリ15、送受信部20、アンテナ21等は、端末1の基本的な機能である電話機機能のために関連した要素としても機能する。
【0035】
さらに、処理制御部14は、ユーザからの入力に応じて、端末1全体を電話機モードや撮影モードなどの所定のモードに設定する。また、撮影モードでは、表示部3の表示制御や、後述する設定エフェクト群の変更等を行う。
【0036】
次に、撮影モードについて説明する。
【0037】
端末1は、標準状態では電話機としての機能を優先させるため、電話機モードに設定されており、所定の操作部4を操作することにより、適宜撮影モードに設定される。
【0038】
撮影モードでは、図3に示すように、表示部3の一側領域(上部領域)3aには、デジタルカメラ5が撮像している画像(いわゆるプレビュー画像)が動画又は間欠画として表示される。係る状態で、ジョグダイヤル7又はサイドキー12が押圧操作されると、これらのシャッタボタンとして機能により、表示されているプレビュー画像がそのまま撮影画像として静止状態で表示されると共に、対応する画像データが記録される。
【0039】
表示部3の他側領域(下部領域)3bには、設定エフェクト群27が表示される。例えば、「1」〜「9」の数字が表示された9つのテンキー6をシャッタボタンとして機能させるように設定している場合、表示部3の他側領域3bには、9つのエフェクト(9つのテンキー6に対応する加工・エフェクト処理の内容の簡易表示)がテンキー6と同じ配列で表示される。各エフェクト26には、それぞれ対応するテンキー6の番号(例えば、「1」)と、対応付けられている加工・エフェクトの内容(例えば、「A」)とが表示される。この例では、9つのテンキー6の全てに対して異なる加工・エフェクト(「A」〜「I」)が割り当てられている。
【0040】
ユーザは、撮影画像に所定の加工・エフェクト処理を施したいときには、表示部3の一側領域3aに表示された画像を視ながら端末1の位置を調整してデジタルカメラ5を所望の位置に合わせ、設定エフェクト群27を視て希望する加工・エフェクト処理に対応したテンキー6を選択し、その選択したテンキー6を押圧操作する。テンキー6が押圧操作されると、対応する加工・エフェクト処理が施された画像が撮影画像として静止状態で表示部3の一側領域3aに表示されると共に、対応する画像データ(加工画像データ)が記録される。
【0041】
例えば、数字「1」のテンキー6aに、−90°(反時計回りに90°)回転させる処理が対応付けられている場合、テンキー6aに対応するエフェクト26aの「A」の部分(図3に示す)には、−90°回転させる処理を表す記号や文字が表示される。そして、図4に示すように、端末1を起立状態(正規位置)から−90°回転させた状態で撮影を行う場合には、ユーザは数字「1」のテンキー6aを押圧操作すれば良い。この場合、プレビュー画像は、端末1を正規位置にした状態で、被写体の上下と画像の上下がそのまま対応しているいわゆる正立像ではなく、図5(a)に示すように、正立像から+90°回転した状態となるが、数字「1」のテンキー6aを押圧操作することで、図5(a)の状態から−90°回転させる処理が施され、図5(b)に示すように、正立像が撮影画像として静止状態で表示されると共に、対応する加工画像データ(正立像の画像データ)が記録される。なお、この場合、表示される撮影画像の大きさは、表示部3の表示可能領域の大きさに応じて適宜拡大又は縮小される。
【0042】
テンキー6に割り当てられる加工・エフェクト処理には、上記−90°回転させる処理の他、+90°(時計回りに90°)回転させる処理や、ソフトフォーカスをかけた色彩に変更する処理や、セピア調の色彩に変更する処理や、白黒の色彩に変更する処理や、画面の周縁にフレームを挿入する処理や、所定の文字を含んだいわゆる吹き出し部を挿入する処理などがある。これらのうち、フレームを挿入する処理や吹き出し部を挿入する処理では、フレームや吹き出し部の位置に被写体を合わせることが好ましい。そこで、本実施形態では、フレームの概略位置を示すフレーム位置基準線28と吹き出しの概略位置を示す吹き出し位置基準線29とが、表示部3の一側領域3aに表示されている。ユーザは、プレビュー画像をフレーム位置基準線28や吹き出し位置基準線29に合わせて調整することにより、フレームや吹き出しが的確な位置に配置された撮影画像を得ることができる。
【0043】
また、本実施形態の処理制御部14は、撮影モードにおいて、ユーザからの入力に応じて、キー割り当て設定モードへ移行させる。キー割り当て設定モードでは、各テンキー6への加工・エフェクト処理の割り当てが、ユーザからの操作によって適宜変更される。なお、キー割り当て設定モードの詳細については、後述する。
【0044】
次に、図6に示すフローチャートを参照して、本実施形態の作用を説明する。
【0045】
図6に示す制御は、端末1をON状態とすることによってスタートし、ステップS1へ進む。ステップS1では、撮影モードに設定されているかどうかを判断する。撮影モードに設定されている場合には、ステップS2へ進む。一方、撮影モードに設定されていない(電話機モード等の他のモードに設定されている)場合には、ステップS1に止まり、撮影モードに設定されるまで以後のステップには進まない。
【0046】
ステップS2では、表示部3に現在の設定エフェクト群27を表示し、ステップS3へ進む。
【0047】
ステップS3では、現在の設定エフェクト群27を変更するかどうか(各テンキー6への加工・エフェクト処理の割り当てを設定し直すかどうか)という内容(例えば、「現在の設定を変更する?」)を表示部3に表示し、ユーザからの入力を待つ。ユーザは、ステップS2で表示された現在の設定エフェクト群27を視て、変更する(YES)か変更しない(NO)かの何れかを選択し、所定の操作部4を操作する。変更すると選択された場合には、ステップS4へ進み、キー割り当て設定モードに移行する。変更しないと選択された場合には、ステップS14へ進み、撮影モードにおける処理を実行する。
【0048】
ステップS4では、割り当てキー数(シャッタボタンとして機能させるテンキー6の数)の設定をユーザへ要求する。例えば、「割り当てキー数は?」と表示部3に表示し、ユーザからの入力を待つ。テンキー6等の操作により割り当てキー数が設定されると、ステップS5へ進む。
【0049】
ステップS5では、設定の変更をフルカスタムアサインで行うかどうかという内容(例えば、「フルカスタムアサイン?」)を表示部3に表示し、ユーザからの入力を待つ。ユーザは、フルカスタムアサインで行う(YES)か行わない(NO)かの何れかを選択し、所定の操作部4を操作する。フルカスタムアサインで行うと選択された場合には、ステップS6へ進む。
【0050】
ステップS6では、図7に示すように、設定可能な全てのエフェクト(「A」、「B」、「C」、・・・、「a」、「b」、「c」・・・)26と、一つのエフェクト26を囲むように表示されるカーソル31とを表示部3に表示し、ステップS7からステップS8へと進む。
【0051】
ユーザは、ステップS7において、ジョグダイヤル7と左右の方向キー7a,7bとを操作してカーソル31を希望するエフェクト26に合わせ、ステップS8において、カーソル31に合っているエフェクト26に対応させるテンキー6を一つ選択して押す。テンキー6が押されると、ステップS9へ進む。
【0052】
ステップS9では、選択を終了するかどうか(キー割り当て設定モードを終了するかどうか)という内容(例えば、「選択終了?」)を表示部3に表示し、ユーザからの入力を待つ。ユーザは、終了する(YES)か続行する(NO)かの何れかを選択し、所定の操作部4を操作する。終了すると選択された場合には、ステップS10へ進み、終了しないと選択された場合には、ステップS6へ戻り、さらにフルカスタムアサインでの設定を行う。
【0053】
このようなフルカスタムアサイン(ステップS6〜ステップS9)によれば、エフェクト26とテンキー6との対応を自由に設定することができる。
【0054】
一方、ステップS5でフルカスタムアサインで行わないと選択された場合には、ステップS11へ進み、設定の変更を一括選択アサインで行う。
【0055】
ステップS11は、図8に示すように、設定可能な全てのエフェクト(「A」、「B」、「C」、・・・、「a」、「b」、「c」・・・)26が配列されたエフェクト平面32を表示し、ステップS12へ進む。
【0056】
ステップS12では、ステップS4で予め設定された割り当てキー数に対応した数のエフェクト26を囲む大きさのカーソル33を表示し、ステップS13へ進む。例えば、ステップS4で割り当てキー数が「9」と設定された場合、9個のエフェクト26(縦横3列ずつ)を囲む大きさのカーソル33を表示する。
【0057】
ユーザは、ステップS13において、ジョグダイヤル7と左右の方向キー7a,7bとを操作してカーソル33を希望する位置に合わせ、所定の操作部4を操作することにより、カーソル33の位置を決定し、ステップS10へ進む。このとき、決定されたカーソル33に囲まれている9個のエフェクト26が、それぞれ対応する位置のテンキー6に割り当てられる。例えば、図8に示す位置でカーソル33が決定された場合、「1」のテンキー6には「g」のエフェクト26が、「2」のテンキー6には「h」のエフェクト26が、「3」のテンキー6には「i」のエフェクト26が、「4」のテンキー6には「A」のエフェクト26が、「5」のテンキー6には「B」のエフェクト26が、「6」のテンキー6には「C」のエフェクト26が、「7」のテンキー6には「D」のエフェクト26が、「8」のテンキー6には「E」のエフェクト26が、「9」のテンキー6には「F」のエフェクト26がそれぞれ割り当てられる。
【0058】
このような一括選択アサイン(ステップS11〜ステップS13)によれば、エフェクト26同士の位置関係は予め固定されているが、簡単な操作で複数のテンキー6に対する複数のエフェクト26を一度に設定することができ、手軽に様々なエフェクト26を楽しむことができる。
【0059】
ステップS10では、設定エフェクト群27を表示し、ステップS14の撮影モードへ進む。
【0060】
撮影モードでは、通常の撮影を行う場合には、ジョグダイヤル7又はサイドキー12を、撮影画像に所望の加工・エフェクト処理を施したい場合には、希望する加工・エフェクト処理に対応したテンキー6を、それぞれ押圧操作して、シャッタボタンとして機能させる。
【0061】
なお、上記各ステップにおける判断や制御は、処理制御部14(図2に示す)が行う。また、キー割り当て設定モードで行われる各表示は、表示部3のどの領域に表示されても良い。
【0062】
このように、本実施形態によれば、ユーザは、希望する加工・エフェクト処理に対応したテンキー6を選択して押圧操作するだけで、対応する加工・エフェクト処理が施された画像が撮影画像として表示されると共に、対応する加工画像データが記録される。このため、ユーザは、撮影後の特別な作業を要することなく、所定のテンキー6を押圧操作するだけで、所定の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を得ることができる。従って、撮影枚数が増大した場合であっても、加工・エフェクト作業に要する労力及び時間を全く要することがなく、利便性が著しく向上する。
【0063】
撮影操作のみで所定の加工・エフェクト処理が行われるため、表示部3や操作部4等が比較的小さく操作性や視認性があまり良くない端末1であっても、煩雑な作業を要することなく、所定の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を簡単に得ることができる。
【0064】
キー割り当て設定モードにより、テンキー6に設定される画像加工・エフェクト処理をユーザの要望に応じて変更することができるので、数が限定されているテンキー6を使用した場合であっても、様々な加工・エフェクト処理に対応することができる。
【0065】
撮影モードでは、そのときの設定エフェクト群27が表示部3に表示されるので、表示されたエフェクト26を視認することにより、各テンキー6に対応している画像加工処理を認識することができ、その確認を容易に行うことができる。
【0066】
撮影モードでは、テンキー6が押圧操作されたとき、対応する加工・エフェクト処理が施された画像が撮影画像として静止状態で表示部3に表示されるので、ユーザは、撮影画像を視ることにより、加工・エフェクト処理が的確に施された否かを確認することができる。
【0067】
複数のテンキー6にそれぞれ異なった加工・エフェクト処理を予め割り当てておくことができるので、一つのシャッタボタンに加工・エフェクト処理を都度設定してから撮影を行う方法に比べ、撮影に要する時間を低減することができる。従って、急な撮影であっても十分に対応することができ、シャッターチャンスを逃すことなく撮影を行うことができる。また、フレーム方向の変更(画像の回転加工処理)は、撮影する寸前の構図の決定に左右される。このため、一つのシャッタボタンに加工・エフェクト処理を都度設定してから撮影を行う方法では、構図を決めてから施す処理を設定しなければならず、撮影時の作業が繁雑となる。これに対し、複数のテンキー6にそれぞれ異なった加工・エフェクト処理を予め割り当てておけば、撮影時には所定のテンキー6を選択して押圧操作するだけで済むので、撮影時の作業の簡素化を図ることができる。
【0068】
撮影後に、加工・エフェクト作業を行うことなく、直ぐにメール等に添付して送信したり、プリントアウトして楽しむことができる。
【0069】
テンキー6は、端末1の基本的な機能である電話機機能のために設けられており、このテンキー6をシャッタボタンとして機能させるため、シャッタボタンを別途設ける必要が無く、既存のハードフェアの活用を図ることができる。
【0070】
なお、上記実施形態では、端末1として携帯電話機を例に挙げて説明したが、音声通信機能を持つPDA(Personal Digital Assistant)などの他の携帯通信端末やデジタルカメラ専用機など、撮像機能を有する機器であれば、本発明を適用することができる。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、撮影後の特別な作業を要することなく、所定のシャッタボタンを操作するだけで、所定の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の端末を模式的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)を矢印Ib方向から視た側面図、(c)は(b)をIc方向から視た裏面図である。
【図2】図1の端末のブロック構成図である。
【図3】図1の端末の撮影モード時の表示部を模式的に示す正面図である。
【図4】図1の端末による撮影時の状態を模式的に示す斜視図である。
【図5】図1の端末の表示部を模式的に示す拡大正面図であり、(a)は加工・エフェクト処理が施されていない通常の撮影画像を示し、(b)は加工・エフェクト処理が施された撮影画像を示している。
【図6】本実施形態の制御を示すフローチャートである。
【図7】フルカスタムアサインのエフェクトの配列を表す模式図である。
【図8】一括選択アサインのエフェクト平面を表す模式図である。
【符号の説明】
1…携帯通信端末(携帯電話機)
3…表示部
4…操作部
5…デジタルカメラ
6…テンキー
7…ジョグダイヤル
12…サイドキー
14…処理制御部
16…画像処理部
26…エフェクト
27…設定エフェクト群
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置及びこれを備えた携帯通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラによる写真撮影は、撮影画像に対して容易に加工・エフェクト処理を施すことが可能である点で、銀塩フィルムによる写真撮影よりも便利である。また、最近では、デジタルカメラ機能が搭載された携帯電話機やPDAなどの携帯通信端末が数多く提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、携帯電話機やPDAなどの携帯通信端末で撮影された写真画像は、デジタルカメラ専用機以上に、他人とのコミュニケーションの手段として用いられることが多い。このため、デジタルカメラ機能を有する機器にとって、加工・エフェクト機能は、今後重要な機能及び要素の一つとして期待されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−50999号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
デジタルカメラは、銀塩フィルムよりも何倍も多くの画像を簡単に且つ安価に撮影することが可能であるため、ユーザは銀塩カメラに比して多数の画像を撮影する傾向にある。
【0006】
しかしながら、撮影画像に対する加工・エフェクト処理は、各撮影画像に対して手作業で行わなければならず、撮影枚数の増大は、加工・エフェクト作業に要する労力及び時間の増大を招き、その作業が煩雑となる。
【0007】
また、比較的小さな液晶やインターフェースを有するPDAや携帯電話機などの携帯通信端末を使用した場合、加工・エフェクト処理を施すことがユーザにとって煩雑な作業となる。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、撮影後の特別な作業を要することなく、所望の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を得ることが可能な撮像装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮像装置は、撮像手段と、入力手段と、画像加工処理手段と、を備える。撮像手段は、被写体を撮像して第1の画像データとして出力する。入力手段は、所定の画像加工処理に対応するシャッタボタンを有する。画像加工処理手段は、シャッタボタンが操作されたとき、第1の画像データに、操作されたシャッタボタンに対応した所定の画像加工処理を施して第2の画像データを生成する。
【0010】
上記構成では、シャッタボタンが操作されると、画像加工処理手段は、撮像手段から出力される第1の画像データに、所定の画像加工処理を施して第2の画像データを生成する。このため、ユーザは、撮影後の特別な作業を要することなく、シャッタボタンを操作するだけで、所定の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を得ることができる。従って、撮影枚数が増大した場合であっても、加工・エフェクト作業に要する労力及び時間を全く要することがなく、利便性が著しく向上する。また、撮影操作のみで所定の加工・エフェクト処理が行われるため、液晶や入力ボタンやキー等が比較的小さな携帯用機器に搭載された撮像装置へ適用することにより、このような携帯用機器であっても、所定の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を簡単に得ることができる。
【0011】
入力手段は、異なる画像加工処理にそれぞれ対応する複数のシャッタボタンを有しても良く、画像加工処理手段は、第1の画像データに、操作されたシャッタボタンに対応した画像加工処理を施しても良い。
【0012】
上記構成では、ユーザが、複数のシャッタボタンの中から所望の画像加工処理に対応しているシャッタボタンを選択し、これを操作することにより、所望の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を得ることができる。
【0013】
撮像装置は、シャッタボタンへ所望の画像加工処理を割り当てる設定手段を備えても良い。
【0014】
上記構成では、シャッタボタンに設定される画像加工処理をユーザの要望に応じて変更することができるので、シャッタボタンの数を増大させることなく、様々な加工・エフェクト処理を施すことができる。
【0015】
撮像装置は、表示手段と、シャッタボタンに対応する画像加工処理を表示手段に表示させる処理表示制御手段と、を備えても良い。
【0016】
上記構成では、表示手段に表示された画像加工処理を視認することにより、シャッタボタンに対応している画像加工処理を認識することができ、その確認を容易に行うことができる。
【0017】
撮像装置は、表示手段と、第2の画像データに基づく画像を表示手段に表示させる加工画像表示制御手段と、を備えても良い。
【0018】
上記構成では、ユーザは、撮影後に表示手段を視ることにより、加工・エフェクト処理が施された画像を確認することができる。
【0019】
また、撮像装置は、シャッタボタンが操作されたとき、第2の画像データを記憶する記憶手段を備えても良い。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】
本実施形態は、撮像装置が搭載されたいわゆるカメラ付き携帯電話機(携帯通信端末、以下端末と略称する)1であり、図1(a)〜(c)に示すように、筐体2と、表示部3と、複数の入力操作キーを有する操作部4と、デジタルカメラ5と、を備えている。
【0022】
図1(a)に示すように、筐体2の前面(正面)2aの上部には、例えば液晶ディスプレイのような平面表示デバイスによって構成された表示部3が配置されている。筐体2の前面2aの下部には、「1」〜「9」及び「0」の数字と「*」及び「♯」の記号がそれぞれ表示された12個のいわゆるテンキー6が、横3列で縦4列に配置されている。テンキー6と表示部3との間には、中央のジョグダイヤル7と、その両外側の左右の方向キー7a,7bとが配置されている。ジョグダイヤル7は、回転動作可能な押圧スイッチである。方向キー7a,7bの左側には、通話キー8が、右側には電源キー/終話キー9がそれぞれ配置されている。テンキー6の下方にはマイク(図示外)のための孔10が、表示部3の上方にはスピーカ(図示外)のための孔11がそれぞれ形成されている。
【0023】
図1(b)に示すように、筐体2の一側面(正面2aに向かって右側の側面)2bには、押圧操作されるサイドキー12が設けられている。上記テンキー6とジョグダイヤル7と方向キー7a,7bと通話キー8と電源/終話キー9とサイドキー12とが、操作部4を構成している。
【0024】
図1(c)に示すように、筐体2の後面(裏面)2cには、デジタルカメラ5のレンズが配置されている。デジタルカメラ5は、被写体の像を受光面に結像させて光電変換し、基本画像データ(第1の画像データ)を生成して出力する。
【0025】
図1(a)に示すジョグダイヤル7と、図1(b)に示すサイドキー12とは、共にデジタルカメラ5の通常のシャッタボタン(撮影画像に特に加工・エフェクト処理を施さない場合のシャッタボタン)として機能する。すなわち、撮影モードにおいて、ジョグダイヤル7又はサイドキー12が押圧操作されたときは、デジタルカメラ5が出力する基本画像データ(第1の画像データ)に基本的な画像処理(例えば、画素数の変更、シャープネス補正、ガンマ補正、コントラスト補正、ホワイトバランス補正等)が施された状態で、表示部3への表示やフレームメモリ17(図2に示す)への記録が行われる。
【0026】
本実施形態では、これらのジョグダイヤル7やサイドキー12に加えて、図1(a)に示すテンキー6の一部又は全部が特殊なシャッタボタンとして機能する。すなわち、テンキー6の一部又は全部には、予め所定の画像加工・エフェクト処理が対応付けられており、テンキー6の一つを選択して押すことにより、デジタルカメラ5が出力する基本画像データに、上記基本的な処理に加えて、押されたテンキー6に対応する所定の画像加工・エフェクト処理が施される。そして、得られた加工画像データ(第2の画像データ)に基づいた画像の表示部3への表示や、加工画像データのフレームメモリ17(図2に示す)への記録が行われる。ここで、所定の画像加工・エフェクト処理とは、例えば、デジタルカメラ5からの画像を+90°(時計回りに90°)回転させる処理や、−90°(反時計回りに90°)回転させる処理や、ソフトフォーカスをかけた色彩に変更する処理や、セピア調の色彩に変更する処理や、白黒の色彩に変更する処理や、画面の周縁にフレームを挿入する処理や、所定の文字を含んだいわゆる吹き出し部を挿入する処理などがある。なお、二つ以上のテンキー6を同時に押すことにより、異なった画像加工・エフェクト処理を同時に施すことも可能である。
【0027】
図2に示すように、端末1には、上記操作部4やデジタルカメラ5に加えて、ストロボ装置13と、処理制御部14と、メモリ15と、画像処理部16と、フレームメモリ17と、圧縮解凍部18と、インターフェース19と、送受信部20と、アンテナ21と、通信コネクタ22と、D/A変換器23と、が設けられている。
【0028】
デジタルカメラ5は、被写体像を受光面に合焦させるフォーカス調節部や、露光量を調節する絞り調節部や、露光時間を調節するシャッタースピード調節部や、画角を調節するズーム調節部などを有している。ストロボ装置13は、フラッシュを発光して被写体の明るさを補う。
【0029】
処理制御部14は、端末1全体の統括制御を行う。すなわち、処理制御部14は、画像データのサンプリングタイミング制御や、ストロボ装置13の制御や、絞りやシャッタースピード等を含む露光制御や、フォーカス制御や、ズーム制御や、ホワイトバランスの設定や、画像データの記録制御や、通信制御や、表示制御や、画像データの画素数変換処理や、画像データの各種変換処理や、省電力モードの設定や解除、等の制御を行う。メモリ15は、端末1の動作プログラムや各種定数、撮像条件を示すパラメータ、画像の性質を示すパラメータ等が記憶されているROMと、プログラム実行時の作業領域となる記憶手段であるRAMとから構成され、処理制御部14に接続されている。
【0030】
画像処理部16は、基本画像データに対して、画素数の変更、シャープネス補正、ガンマ補正、コントラスト補正、ホワイトバランス補正等の基本的な処理を行う。さらに、所定の画像加工・エフェクト処理が対応付けられたテンキー6が押されたときには、その加工・エフェクト処理を施して加工画像データ(第2の画像データ)を生成する。フレームメモリ17は、画像処理部16で基本的な処理が施された基本画像データや、加工・エフェクト処理が施された加工画像データを一時的に記憶する。
【0031】
圧縮解凍部18は、画像データ等の情報を、JPEGやMPEGに代表される手法で圧縮制御したり、処理制御部14の指示により圧縮したデータを伸張展開制御する処理を行う。インターフェース19は、着脱可能な外部の記録媒体24に対する画像データの記録や読み出しのためにデータを変換する。記録媒体24は、例えば、メモリーカードやMO等の半導体や磁気記録媒体や光記録媒体である。
【0032】
送受信部20は、他の機器と画像データ等を送受信する場合に、処理制御部14からの指令により画像データやディレクトリの情報データ等を符号化、複合化し、アンテナ21や通信コネクタ22を介して、搬送波に乗せて送受信したり、通信コネクタ22を介して入出力する。通信コネクタ22は、画像データ等の情報の送受信を相互に行う他の機器とケーブルで接続され、該機器との間で情報を電気信号又は光信号に変換して有線にて通信を行う。このような送受信部20を介して、画像ファイルや、RAM、ROM、フレームメモリ17に記憶されているデータを他の機器に送信したり、他の機器から情報を受信してメモリ15やフレームメモリ17に記憶させる。
【0033】
D/A変換器23は、画像データを表示部3に表示するためのD/A変換を行う。
【0034】
なお、詳しい説明は省略するが、操作部4、処理制御部14、メモリ15、送受信部20、アンテナ21等は、端末1の基本的な機能である電話機機能のために関連した要素としても機能する。
【0035】
さらに、処理制御部14は、ユーザからの入力に応じて、端末1全体を電話機モードや撮影モードなどの所定のモードに設定する。また、撮影モードでは、表示部3の表示制御や、後述する設定エフェクト群の変更等を行う。
【0036】
次に、撮影モードについて説明する。
【0037】
端末1は、標準状態では電話機としての機能を優先させるため、電話機モードに設定されており、所定の操作部4を操作することにより、適宜撮影モードに設定される。
【0038】
撮影モードでは、図3に示すように、表示部3の一側領域(上部領域)3aには、デジタルカメラ5が撮像している画像(いわゆるプレビュー画像)が動画又は間欠画として表示される。係る状態で、ジョグダイヤル7又はサイドキー12が押圧操作されると、これらのシャッタボタンとして機能により、表示されているプレビュー画像がそのまま撮影画像として静止状態で表示されると共に、対応する画像データが記録される。
【0039】
表示部3の他側領域(下部領域)3bには、設定エフェクト群27が表示される。例えば、「1」〜「9」の数字が表示された9つのテンキー6をシャッタボタンとして機能させるように設定している場合、表示部3の他側領域3bには、9つのエフェクト(9つのテンキー6に対応する加工・エフェクト処理の内容の簡易表示)がテンキー6と同じ配列で表示される。各エフェクト26には、それぞれ対応するテンキー6の番号(例えば、「1」)と、対応付けられている加工・エフェクトの内容(例えば、「A」)とが表示される。この例では、9つのテンキー6の全てに対して異なる加工・エフェクト(「A」〜「I」)が割り当てられている。
【0040】
ユーザは、撮影画像に所定の加工・エフェクト処理を施したいときには、表示部3の一側領域3aに表示された画像を視ながら端末1の位置を調整してデジタルカメラ5を所望の位置に合わせ、設定エフェクト群27を視て希望する加工・エフェクト処理に対応したテンキー6を選択し、その選択したテンキー6を押圧操作する。テンキー6が押圧操作されると、対応する加工・エフェクト処理が施された画像が撮影画像として静止状態で表示部3の一側領域3aに表示されると共に、対応する画像データ(加工画像データ)が記録される。
【0041】
例えば、数字「1」のテンキー6aに、−90°(反時計回りに90°)回転させる処理が対応付けられている場合、テンキー6aに対応するエフェクト26aの「A」の部分(図3に示す)には、−90°回転させる処理を表す記号や文字が表示される。そして、図4に示すように、端末1を起立状態(正規位置)から−90°回転させた状態で撮影を行う場合には、ユーザは数字「1」のテンキー6aを押圧操作すれば良い。この場合、プレビュー画像は、端末1を正規位置にした状態で、被写体の上下と画像の上下がそのまま対応しているいわゆる正立像ではなく、図5(a)に示すように、正立像から+90°回転した状態となるが、数字「1」のテンキー6aを押圧操作することで、図5(a)の状態から−90°回転させる処理が施され、図5(b)に示すように、正立像が撮影画像として静止状態で表示されると共に、対応する加工画像データ(正立像の画像データ)が記録される。なお、この場合、表示される撮影画像の大きさは、表示部3の表示可能領域の大きさに応じて適宜拡大又は縮小される。
【0042】
テンキー6に割り当てられる加工・エフェクト処理には、上記−90°回転させる処理の他、+90°(時計回りに90°)回転させる処理や、ソフトフォーカスをかけた色彩に変更する処理や、セピア調の色彩に変更する処理や、白黒の色彩に変更する処理や、画面の周縁にフレームを挿入する処理や、所定の文字を含んだいわゆる吹き出し部を挿入する処理などがある。これらのうち、フレームを挿入する処理や吹き出し部を挿入する処理では、フレームや吹き出し部の位置に被写体を合わせることが好ましい。そこで、本実施形態では、フレームの概略位置を示すフレーム位置基準線28と吹き出しの概略位置を示す吹き出し位置基準線29とが、表示部3の一側領域3aに表示されている。ユーザは、プレビュー画像をフレーム位置基準線28や吹き出し位置基準線29に合わせて調整することにより、フレームや吹き出しが的確な位置に配置された撮影画像を得ることができる。
【0043】
また、本実施形態の処理制御部14は、撮影モードにおいて、ユーザからの入力に応じて、キー割り当て設定モードへ移行させる。キー割り当て設定モードでは、各テンキー6への加工・エフェクト処理の割り当てが、ユーザからの操作によって適宜変更される。なお、キー割り当て設定モードの詳細については、後述する。
【0044】
次に、図6に示すフローチャートを参照して、本実施形態の作用を説明する。
【0045】
図6に示す制御は、端末1をON状態とすることによってスタートし、ステップS1へ進む。ステップS1では、撮影モードに設定されているかどうかを判断する。撮影モードに設定されている場合には、ステップS2へ進む。一方、撮影モードに設定されていない(電話機モード等の他のモードに設定されている)場合には、ステップS1に止まり、撮影モードに設定されるまで以後のステップには進まない。
【0046】
ステップS2では、表示部3に現在の設定エフェクト群27を表示し、ステップS3へ進む。
【0047】
ステップS3では、現在の設定エフェクト群27を変更するかどうか(各テンキー6への加工・エフェクト処理の割り当てを設定し直すかどうか)という内容(例えば、「現在の設定を変更する?」)を表示部3に表示し、ユーザからの入力を待つ。ユーザは、ステップS2で表示された現在の設定エフェクト群27を視て、変更する(YES)か変更しない(NO)かの何れかを選択し、所定の操作部4を操作する。変更すると選択された場合には、ステップS4へ進み、キー割り当て設定モードに移行する。変更しないと選択された場合には、ステップS14へ進み、撮影モードにおける処理を実行する。
【0048】
ステップS4では、割り当てキー数(シャッタボタンとして機能させるテンキー6の数)の設定をユーザへ要求する。例えば、「割り当てキー数は?」と表示部3に表示し、ユーザからの入力を待つ。テンキー6等の操作により割り当てキー数が設定されると、ステップS5へ進む。
【0049】
ステップS5では、設定の変更をフルカスタムアサインで行うかどうかという内容(例えば、「フルカスタムアサイン?」)を表示部3に表示し、ユーザからの入力を待つ。ユーザは、フルカスタムアサインで行う(YES)か行わない(NO)かの何れかを選択し、所定の操作部4を操作する。フルカスタムアサインで行うと選択された場合には、ステップS6へ進む。
【0050】
ステップS6では、図7に示すように、設定可能な全てのエフェクト(「A」、「B」、「C」、・・・、「a」、「b」、「c」・・・)26と、一つのエフェクト26を囲むように表示されるカーソル31とを表示部3に表示し、ステップS7からステップS8へと進む。
【0051】
ユーザは、ステップS7において、ジョグダイヤル7と左右の方向キー7a,7bとを操作してカーソル31を希望するエフェクト26に合わせ、ステップS8において、カーソル31に合っているエフェクト26に対応させるテンキー6を一つ選択して押す。テンキー6が押されると、ステップS9へ進む。
【0052】
ステップS9では、選択を終了するかどうか(キー割り当て設定モードを終了するかどうか)という内容(例えば、「選択終了?」)を表示部3に表示し、ユーザからの入力を待つ。ユーザは、終了する(YES)か続行する(NO)かの何れかを選択し、所定の操作部4を操作する。終了すると選択された場合には、ステップS10へ進み、終了しないと選択された場合には、ステップS6へ戻り、さらにフルカスタムアサインでの設定を行う。
【0053】
このようなフルカスタムアサイン(ステップS6〜ステップS9)によれば、エフェクト26とテンキー6との対応を自由に設定することができる。
【0054】
一方、ステップS5でフルカスタムアサインで行わないと選択された場合には、ステップS11へ進み、設定の変更を一括選択アサインで行う。
【0055】
ステップS11は、図8に示すように、設定可能な全てのエフェクト(「A」、「B」、「C」、・・・、「a」、「b」、「c」・・・)26が配列されたエフェクト平面32を表示し、ステップS12へ進む。
【0056】
ステップS12では、ステップS4で予め設定された割り当てキー数に対応した数のエフェクト26を囲む大きさのカーソル33を表示し、ステップS13へ進む。例えば、ステップS4で割り当てキー数が「9」と設定された場合、9個のエフェクト26(縦横3列ずつ)を囲む大きさのカーソル33を表示する。
【0057】
ユーザは、ステップS13において、ジョグダイヤル7と左右の方向キー7a,7bとを操作してカーソル33を希望する位置に合わせ、所定の操作部4を操作することにより、カーソル33の位置を決定し、ステップS10へ進む。このとき、決定されたカーソル33に囲まれている9個のエフェクト26が、それぞれ対応する位置のテンキー6に割り当てられる。例えば、図8に示す位置でカーソル33が決定された場合、「1」のテンキー6には「g」のエフェクト26が、「2」のテンキー6には「h」のエフェクト26が、「3」のテンキー6には「i」のエフェクト26が、「4」のテンキー6には「A」のエフェクト26が、「5」のテンキー6には「B」のエフェクト26が、「6」のテンキー6には「C」のエフェクト26が、「7」のテンキー6には「D」のエフェクト26が、「8」のテンキー6には「E」のエフェクト26が、「9」のテンキー6には「F」のエフェクト26がそれぞれ割り当てられる。
【0058】
このような一括選択アサイン(ステップS11〜ステップS13)によれば、エフェクト26同士の位置関係は予め固定されているが、簡単な操作で複数のテンキー6に対する複数のエフェクト26を一度に設定することができ、手軽に様々なエフェクト26を楽しむことができる。
【0059】
ステップS10では、設定エフェクト群27を表示し、ステップS14の撮影モードへ進む。
【0060】
撮影モードでは、通常の撮影を行う場合には、ジョグダイヤル7又はサイドキー12を、撮影画像に所望の加工・エフェクト処理を施したい場合には、希望する加工・エフェクト処理に対応したテンキー6を、それぞれ押圧操作して、シャッタボタンとして機能させる。
【0061】
なお、上記各ステップにおける判断や制御は、処理制御部14(図2に示す)が行う。また、キー割り当て設定モードで行われる各表示は、表示部3のどの領域に表示されても良い。
【0062】
このように、本実施形態によれば、ユーザは、希望する加工・エフェクト処理に対応したテンキー6を選択して押圧操作するだけで、対応する加工・エフェクト処理が施された画像が撮影画像として表示されると共に、対応する加工画像データが記録される。このため、ユーザは、撮影後の特別な作業を要することなく、所定のテンキー6を押圧操作するだけで、所定の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を得ることができる。従って、撮影枚数が増大した場合であっても、加工・エフェクト作業に要する労力及び時間を全く要することがなく、利便性が著しく向上する。
【0063】
撮影操作のみで所定の加工・エフェクト処理が行われるため、表示部3や操作部4等が比較的小さく操作性や視認性があまり良くない端末1であっても、煩雑な作業を要することなく、所定の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を簡単に得ることができる。
【0064】
キー割り当て設定モードにより、テンキー6に設定される画像加工・エフェクト処理をユーザの要望に応じて変更することができるので、数が限定されているテンキー6を使用した場合であっても、様々な加工・エフェクト処理に対応することができる。
【0065】
撮影モードでは、そのときの設定エフェクト群27が表示部3に表示されるので、表示されたエフェクト26を視認することにより、各テンキー6に対応している画像加工処理を認識することができ、その確認を容易に行うことができる。
【0066】
撮影モードでは、テンキー6が押圧操作されたとき、対応する加工・エフェクト処理が施された画像が撮影画像として静止状態で表示部3に表示されるので、ユーザは、撮影画像を視ることにより、加工・エフェクト処理が的確に施された否かを確認することができる。
【0067】
複数のテンキー6にそれぞれ異なった加工・エフェクト処理を予め割り当てておくことができるので、一つのシャッタボタンに加工・エフェクト処理を都度設定してから撮影を行う方法に比べ、撮影に要する時間を低減することができる。従って、急な撮影であっても十分に対応することができ、シャッターチャンスを逃すことなく撮影を行うことができる。また、フレーム方向の変更(画像の回転加工処理)は、撮影する寸前の構図の決定に左右される。このため、一つのシャッタボタンに加工・エフェクト処理を都度設定してから撮影を行う方法では、構図を決めてから施す処理を設定しなければならず、撮影時の作業が繁雑となる。これに対し、複数のテンキー6にそれぞれ異なった加工・エフェクト処理を予め割り当てておけば、撮影時には所定のテンキー6を選択して押圧操作するだけで済むので、撮影時の作業の簡素化を図ることができる。
【0068】
撮影後に、加工・エフェクト作業を行うことなく、直ぐにメール等に添付して送信したり、プリントアウトして楽しむことができる。
【0069】
テンキー6は、端末1の基本的な機能である電話機機能のために設けられており、このテンキー6をシャッタボタンとして機能させるため、シャッタボタンを別途設ける必要が無く、既存のハードフェアの活用を図ることができる。
【0070】
なお、上記実施形態では、端末1として携帯電話機を例に挙げて説明したが、音声通信機能を持つPDA(Personal Digital Assistant)などの他の携帯通信端末やデジタルカメラ専用機など、撮像機能を有する機器であれば、本発明を適用することができる。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、撮影後の特別な作業を要することなく、所定のシャッタボタンを操作するだけで、所定の加工・エフェクト処理が施された撮影画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の端末を模式的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)を矢印Ib方向から視た側面図、(c)は(b)をIc方向から視た裏面図である。
【図2】図1の端末のブロック構成図である。
【図3】図1の端末の撮影モード時の表示部を模式的に示す正面図である。
【図4】図1の端末による撮影時の状態を模式的に示す斜視図である。
【図5】図1の端末の表示部を模式的に示す拡大正面図であり、(a)は加工・エフェクト処理が施されていない通常の撮影画像を示し、(b)は加工・エフェクト処理が施された撮影画像を示している。
【図6】本実施形態の制御を示すフローチャートである。
【図7】フルカスタムアサインのエフェクトの配列を表す模式図である。
【図8】一括選択アサインのエフェクト平面を表す模式図である。
【符号の説明】
1…携帯通信端末(携帯電話機)
3…表示部
4…操作部
5…デジタルカメラ
6…テンキー
7…ジョグダイヤル
12…サイドキー
14…処理制御部
16…画像処理部
26…エフェクト
27…設定エフェクト群
Claims (6)
- 被写体を撮像して第1の画像データとして出力する撮像手段と、
所定の画像加工処理に対応するシャッタボタンを有する入力手段と、
前記シャッタボタンが操作されたとき、前記撮像手段から出力された前記第1の画像データに、前記所定の画像加工処理を施して第2の画像データを生成する画像加工処理手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1記載の撮像装置であって、
前記入力手段は、異なる画像加工処理にそれぞれ対応する複数のシャッタボタンを有し、
前記画像加工処理手段は、前記第1の画像データに、操作されたシャッタボタンに対応した画像加工処理を施すことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の撮像装置であって、
前記シャッタボタンへ所望の画像加工処理を割り当てる設定手段を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載の撮像装置であって、
表示手段と、
前記シャッタボタンに対応する画像加工処理の内容を前記表示手段に表示させる処理表示制御手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載の撮像装置であって、
表示手段と、
前記第2の画像データに基づく画像を前記表示手段に表示させる加工画像表示制御手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1〜請求項5の何れかに記載の撮像装置を備えたことを特徴とする携帯通信端末。
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