JP2012191463A - プロジェクタ - Google Patents
プロジェクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012191463A JP2012191463A JP2011053678A JP2011053678A JP2012191463A JP 2012191463 A JP2012191463 A JP 2012191463A JP 2011053678 A JP2011053678 A JP 2011053678A JP 2011053678 A JP2011053678 A JP 2011053678A JP 2012191463 A JP2012191463 A JP 2012191463A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zoom ratio
- image
- projector
- image data
- optical lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
Abstract
【課題】 画像データ入出力装置に記録された縦構図の画像を、横長のアスペクト比を持つ表示装置に出力した場合、画像の長辺が表示装置の短辺に収まるように表示されるため、縦構図で表示される画像は横構図で表示される画像と比べ小さく表示されてしまう。
【解決手段】 プロジェクタは転送された画像データに含まれる付帯情報(Exif情報)から画像データが縦構図あるいは横構図で投射するか判定し、その判定結果によって縦または横構図の画像が同じ表示寸法になるよう光学レンズのズーム比を変化させる。
【選択図】 図5
【解決手段】 プロジェクタは転送された画像データに含まれる付帯情報(Exif情報)から画像データが縦構図あるいは横構図で投射するか判定し、その判定結果によって縦または横構図の画像が同じ表示寸法になるよう光学レンズのズーム比を変化させる。
【選択図】 図5
Description
本発明は、デジタルカメラなどの画像データ入出力装置内に、縦構図あるいは横構図画像が混在している場合、プロジェクタがそれらと接続して画像を表示する際に、ユーザーに違和感無く鑑賞させるための表示法に関わるものである。
デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話に代表される画像データ入出力装置は、撮像素子の高画素化、データ記憶装置の大容量化への進化を続け、記録する画像一枚あたりの解像度やファイルサイズも飛躍的に増大した。
同時に、テレビやプロジェクタなどの画像表示装置の高解像度化・高画質化と歩調を合わせるように、画像データ入出力装置が有する有線/無線のインターフェースも高速化し、相互に直接接続して映像を鑑賞する機会がますます増えてきている。
また近年、表示装置のひとつであるプロジェクタには投射レンズにズーム機構が搭載され、スクリーンサイズに合うようにユーザーが表示画面の大きさを任意に変更することが可能である。(特許文献1).
ディスプレイにおいては、表示装置側で表示できる範囲を可変にすることは物理的に不可能だが、画面に回転機構を備えることで、縦構図または横構図で画像の大きさを変えることなく表示することが可能である。
ディスプレイにおいては、表示装置側で表示できる範囲を可変にすることは物理的に不可能だが、画面に回転機構を備えることで、縦構図または横構図で画像の大きさを変えることなく表示することが可能である。
一方、デジタルで記録された画像データには、撮影日時、レンズの絞り値、焦点距離、シャッター速度、測光モード、ホワイトバランス、画像圧縮率、保存ファイル形式、縦構図/横構図、サムネイル画像が付帯データとして保存されている。
画像データ入出力装置とプリンタ装置を直接接続して印刷する際は、画像データと共に前記の付帯情報をプリント装置に送信することで、適切な印刷条件の設定が可能になっている。
デジタルカメラに代表される画像データ入出力装置は、銀塩写真の時代から、定位置で横構図の撮影できるようなアスペクト比を採用している。また、テレビやプロジェクタなどの画像表示装置側も基本的には定位置で横長のアスペクト比を採用している。
このため、画像データ入出力装置に記録された縦構図の画像を、前述の表示装置に出力した場合、画像の長辺が表示装置の短辺に収まるように表示されるため、縦構図で表示される画像は横構図で表示される画像と比べ小さく表示されてしまう。
これに対してディスプレイでは、縦構図の画像を映し出す際に画面自体を90度回転させて、画像の長辺とディスプレイの長辺の向きを合わせ、最大限画面を使うことを可能にしている製品も登場している。しかし、大型のディスプレイになるほど重量や強度の面で構造が複雑になると共に筐体の大型化、ユーザーの操作性が低下することが考えられ、実現するのは困難である。
一方、プロジェクタでは、前記ディスプレイのように画面を回転させる機能は無いが、投射画面全体の大きさを可変できる光学ズームレンズ機構を備える製品も多い。しかし、この機能は初期の表示画面サイズを決める際にのみ用いられ、表示する画像によって投射レンズのズーム比を可変にするような使用法は未だ存在しない。
仮にこれを実現しようとしても、画像データのみでは縦構図か横構図かの判断はできず、実現しようとすれば高度な画像処理技術が必要とされ、安易に実現できない。
本発明は上記問題を鑑みてなされたものであり、プロジェクタが投射する画像データの構図を自動的に判別して、ユーザーに鑑賞しやすい環境を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明では有線または無線でデータ通信を行なう手段を持ち、画像データを通信先の機器に転送できる画像データ入出力装置と直接通信接続が可能なプロジェクタで、投射画像サイズを任意に変倍できる光学ズームレンズを有し、転送された画像データの付帯情報から画像データが縦構図あるいは横構図で投射するか判定することが可能であり、その判定結果によって縦または横構図の画像が同じ表示寸法になるよう光学レンズのズーム比を変化させる機能を有する。
画像データの解像度がプロジェクタの最大表示解像度と比較して、ある閾値を下回る場合は、劣化画像を拡大表示することつながるため、縦または横構図によって前記光学レンズのズーム比を変化させず、一定に保つ機能を有する。
初期の光学レンズのズーム比が、投射画面のアスペクト比(長辺/短辺)を乗じた際に、光学レンズが可動し得る最大のズーム比を超えてしまう場合、構図によって変化させるズーム比の上限を前記最大ズーム比に自動的に修正する機能を有する。
または、初期の光学レンズのズーム比が、投射画面のアスペクト比(長辺/短辺)を乗じた際に、光学レンズが可動し得る最大のズーム比を超えてしまう場合は、縦または横構図画像を同じ表示サイズで投射できないため、これを防ぐ目的で最大ズーム比にアスペクト比の逆数(短辺/長辺)を乗じたものに初期のズーム比を自動的に修正する機能を有する。
または、初期の光学レンズのズーム比を拡大された際の構図のズーム比とみなし、スクリーンの制約でこれ以上のズーム比になることを防ぐ目的のために、ズーム比にアスペクト比の逆数(短辺/長辺)を乗じたものに、初期のズーム比を自動的に修正する機能を有する。
前記初期の光学レンズのズーム比を自動的に修正する機能を、前記画像データ入出力装置との接続を検知した際に、自動的に行なう機能を有する。
本発明によれば、画像データ入出力装置とプロジェクタを接続した際、入出力装置から送られてくる画像データが縦または横どちらの構図であったとしても、プロジェクタが投射する画像のサイズが同じになるように光学レンズのズーム比を自動的に調節することが可能である。
また、画像データの解像度がプロジェクタの表示解像度に比べ著しく小さい場合は、構図による光学レンズのズーム比調整を止めて、表示画像が見難くなることを防ぐことが可能である。
さらに、初期の光学レンズのズーム比によって、画像データの構図が変わり光学レンズの可動範囲を超えてズーム比が設定されることを未然に防ぐために、初期の光学レンズのズーム比を最適な値に設定することが可能である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。ここでは、画像データ入出力装置の一例としてデジタルカメラの場合を挙げて説明する。ただし、本形態において例示される構成部品の寸法、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、すべてが以下に示す実施例に限定されるものではない。
[カメラの構成]
図1は、プロジェクタに接続する一眼レフタイプのデジタルカメラを示す。それぞれ正面図(a)、側面図(b)、及び背面図(c)である。
図1は、プロジェクタに接続する一眼レフタイプのデジタルカメラを示す。それぞれ正面図(a)、側面図(b)、及び背面図(c)である。
図1において、101はカメラ部、102はレンズ部、105はストロボ発光部、106は複数のバッテリーを装填できるバッテリーグリップであり、バッテリーグリップはカメラ本体に任意に着脱することが可能である。107はPCやテレビ、プロジェクタ等の画像表示装置と無線で通信接続するためのアンテナ内蔵の高速無線通信装置であり、ここでは着脱が可能である。107はカメラ本体101に内蔵されている例もある。108はビデオ信号を出力するための出力端子であり、109はプリンタやPC等の周辺装置と接続するための有線の高速デジタルデータ通信ポートである。
カメラ部101には、レリーズ釦103、撮影モードを選択できるモード設定ダイアル104、撮影した画像やカメラの設定状態を表示する大型LCDパネル119、光学ファインダ118が設けられている。また、カメラ部101には、AEロックや再生縮小機能兼用の釦114、AF測距点選択や再生拡大兼用の釦115、LCDに表示されるメニューを選択する十字釦117、メニュー項目を選択するセット釦116が設けられている。更に、カメラ部101には、メニューを表示するための釦110、ファイル情報の表示/非表示の切り換えを行なう釦111、一定枚数の画像をスキップ表示させる釦112、画像消去釦113、カメラと直接通信接続したプリンタや表示装置に画像データの転送を転送し、印刷や表示を開始させるボタン120が設けられている。
図2は、図1に示すカメラ部101の電気回路構成と各信号処理の流れを模式的に示した図である。
図2において、201は1チップ型のマイクロコンピュータであり、カメラ全体の動作を制御する(以下、カメラ制御マイコンという)。
204は被写体との距離を測定する焦点検出センサー(AFセンサー)である。203は被写体の輝度を測定する測光センサー(AEセンサー)である。焦点検出センサー204及び測光センサー203の出力信号は、カメラ制御マイコン201のA/Dコンバータに入力されてデジタルデータに変換された後、マイコン内で処理される。
202は、画像処理専用の1チップ型のマイクロコンピュータである(以下、画像処理マイコンという)。
画像処理マイコン202は、カメラ制御マイコン201からの指令に従って、タイミングジェネレータ(TG)220を制御する。TG220は画像処理マイコン202が撮像データを円滑に受け渡しできるように、AFE(Analog Front End)221、CCD等の光電変換素子からなる撮像素子222の動作タイミングを調整する。撮像素子222から出力される撮像信号はAFE221によってデジタルデータに変換され、メモリ219に一時的にバッファリングされる。メモリ219はSDRAM等の高速アクセス可能な大容量の揮発性メモリである。
メモリ219に格納された撮像データはそのままのRAW形式(非圧縮フォーマット)で記録メディア217に記録される。更に、各種の補正/補間、色変換、ゲイン調整、圧縮/伸張処理等の現像処理を施した後のJPEG形式(圧縮フォーマット)で記録メディア217に記録することも可能である。
記録メディア217はコンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカードや小型ハードディスク等である。記録メディア217はカメラ部101に対して着脱可能とされ、PCやプリンタ等の他の装置に装着又は接続することで画像データを移動することができる。218は上記記録メディア217以外の不揮発性メモリであり、画像処理マイコン202で使用されるプログラムコードやデータを格納している。
206は小型LCDパネルであり、大型LCDパネル119とは別に撮影枚数や日付情報、露出情報等を表示するものである。
223は画像処理制御マイコン202に撮影時の日時情報を送信するクロック回路を有するICである。
無線通信装置107は無線通信制御IC 229と送受信用のアンテナ230から成り、有線でカメラ本体101内の画像処理マイコンと通信接続されている。
[プロジェクタの構成]
図3は、本発明に係る実施形態のプロジェクタを示す上面図(a)、側面図(b)、(c)である。
図3は、本発明に係る実施形態のプロジェクタを示す上面図(a)、側面図(b)、(c)である。
図2(a)において、301はプロジェクタ本体、302は投影する画像を出力する光学レンズである。303は電源釦、304は投影画像の大きさや歪みを自動調整するための設定釦、305は映像信号の入力を選択する釦、306はメニューの表示、選択、決定を行なう複数の釦である。光学レンズ202はズーム機構が搭載され、投射される画像の表示サイズを任意に変更することが可能である。
図2(b)において、310はプロジェクタ内部の熱を排気するための大型の排気口であり、排気の流れを一定方向に調整するためのフィンが排気口に取り付けられている。ここから機器内の投影ランプや高速動作回路にて発生した大量の熱を排気する。
図3(c)において、311はアナログ画像データ入力端子、312はデジタルの画像データ入力端子である。313はカメラや外部ストレージデバイスなどの画像データ入出力装置と有線で接続するための高速デジタルデータ通信ポートである。314はコンポジットビデオ信号の入力端子、315はSビデオ信号に代表される高画質用アナログビデオ信号の入力端子、316はアナログ音声信号を外部から入力するための端子である。317は内蔵する高速無線通信回路に接続するためのポートであり、外部アンテナが接続する。
図4は、図3に示すプロジェクタ本体部301の電気回路構成と各信号処理の流れを模式的に示した図である。
401はアナログまたはデジタルのフォーマットで入力された映像信号をパネルドライバ駆動用の信号に変換処理するための1チップ型のマイクロコンピュータである(以下、映像信号処理マイコンという)。
映像信号処理マイコンは、アナログ映像入力端子311、またはデジタル映像入力端子312からの入力を検知すると、各入力端子から入力された映像信号をデコードしてパネルドライバ413を駆動するための信号を出力する。液晶パネル418はパネルドライバからの信号を受けて、映像をパネル上に表示する。本実施例では、パネルはR、G、Bの3板式とし、それぞれにパネルドライバを有する構成となっている。
402は有線の高速デジタルデータ通信ポート313、または無線高速デジタルデータ通信ポート317と接続したアンテナから受信した画像データを映像信号のフォーマットに変換し、映像信号処理マイコン406にデータを出力するためのマイコンである(以下、通信制御マイコンという)。無線通信ポート317には受信感度向上のため、外部アンテナ405を接続することが可能である。アンテナを本体内に内蔵するものもある。
403はプロジェクタの動作全体を統括して制御するマイコン(以下、プロジェクタ制御マイコンという)である。
410はプロジェクタの投影面までの距離を測定するためのAFセンサーである。プロジェクタ制御マイコン403はAFセンサーからの信号を受け、投影画像が合焦するように、モータドライバ412を制御し、フォーカス・ズームモータ411を駆動して、レンズユニット417を適切に制御する。
416はプロジェクタ内部に取り付けられている温度センサーであり、プロジェクタ制御マイコンが本体内の温度を検知して、冷却ファン414の回転数を制御する。415は投影ランプ419の制御用コントロール回路であり、ランプの点灯・消灯を制御する。
409はプロジェクタのAC電源であり、タッチパネルの電源釦303の電源切換をプロジェクタ制御マイコンが検出し、AC電源をON/OFF制御する。
406、407、408は揮発・不揮発性のメモリであり、それぞれ接続先のマイコンのプログラムを格納、または投影画像データのフレーム用バッファとして使用される。
[実施例]
次に、前述したデジタルカメラとプロジェクタの組み合わせで、本発明に関わる実施形態について説明する。
次に、前述したデジタルカメラとプロジェクタの組み合わせで、本発明に関わる実施形態について説明する。
カメラに電池を装填し、電源スイッチをONにする。このとき電池はカメラ本体101の電池ホルダに装填してもよいし、複数の電池を装填できるバッテリーグリップ106に入れてカメラ本体に装着してもよい。
一方、プロジェクタも電源を投入し、適切な投射画面寸法になるように光学レンズのズーム比を調整しておく。このときの投射用光学レンズのズーム比を初期のズーム比αと呼ぶ。
図6(a)は初期のズーム比αでスクリーンへ投射した際の画面寸法を示したものである。ズーム比1でスクリーンへ投射した際の縦、横寸法をそれぞれA、Bとすれば、ズーム比αで投射した際の投射画面の寸法はそれぞれ、α×A、α×Bになっている。また投射画面のアスペクト比をσとすれば、σは時式で定義する。
σ=B/A (式1)
通常、プロジェクタの投射画面は横長のアスペクトであることが多いため、図6ではσ>1の時を示している。
通常、プロジェクタの投射画面は横長のアスペクトであることが多いため、図6ではσ>1の時を示している。
この状態でカメラ側の有線の高速デジタルデータ通信ポート109とプロジェクタ側の有線の高速デジタルデータ通信ポート313を専用ケーブルで接続すると、相互認識のための初期通信が始まる。この状態がフローチャート図5のステップS501である。
通信が確立した後、プロジェクタ制御マイコン403は光学レンズの初期のズーム比を第1のズーム比αとして記憶する(S502)。次に第1のズーム比αとアスペクト比σを乗算し(S503)、この値が光学レンズの可動しうる最大のズーム比を超えていないかどうか確認する(S504)。
もし演算結果が最大のズーム比を超えていなければ、プロジェクタ制御マイコン401はこの数値を第2のズーム比βとして記憶しておく(S505)。逆に最大ズーム比βを超えてしまった場合は、最大のズーム比を第2のズーム比βとして記憶しておく(S515)。
次にプロジェクタへ画像データ転送を開始するカメラ側の釦120が押され、プロジェクタ側にデータが転送される(S506)。プロジェクタは映像信号処理マイコン401で画像データ内に付帯する撮影情報を取得し(S507)、画像データが縦または横構図で撮影されたものか確認する。
仮に横構図で撮影された画像データと判定されれば、画像を回転させずに液晶パネル418に合った解像度にリサイズされ(S516)、第1の光学ズーム比αに光学レンズを設定の上(S517)、画像がスクリーンに投射される(S512)。
一方、縦構図で撮影された画像データと判定された場合は、映像信号処理マイコン401は画像を90度回転させて液晶パネル418に合った解像度にリサイズする(S509)。さらに転送された画像データの解像度がプロジェクタの液晶パネル418の持つ解像度の半分以下かどうかを確認する(S510)。
カメラから転送されてきた画像データの解像度が液晶パネルの解像度の半分以下であれば、S509で行なったリサイズ処理で画素の補完がうまく行かずモザイク状の表示が目立つ可能性がある。さらに横構図と同じ表示寸法にするために画像を光学レンズで拡大しようとすると、劣化画像が強調されてしまうことになる。ユーザーにとっては表示が見苦しく感じられてしまうため、このような場合は第2のズーム比βにせず、第1のズーム比αの設定で投射表示する(S517、S512)。
転送された画像データがプロジェクタの液晶パネル解像度の半分以上であれば、前記のようなモザイク状の画像劣化は起きにくいと判断し、第2のズーム比βに光学レンズを設定し、横構図と同じ表示寸法で投射する(S511、S512)。
ここで、元画像の解像度が液晶パネルの表示解像度よりも小さいことによる投射画像へ劣化の影響度は、映像信号処理マイコン401内の信号処理や光学レンズ202の性能にも依存するため、S510で判定するための閾値は本実施例の値の限りではない。
カメラから次の画像転送がある場合は(S513)、再度S507に戻って処理を繰り返し、画像転送が無い場合は完了する(S514)。
図6(b)に縦構図の画像を第2のズーム比βで表示した際の画像表示寸法を示す。ここで、第2のズーム比βに光学レンズを設定すると、横構図と縦構図の画面が同じ表示寸法になることを示しておく。簡単のため、横構図で表示する画像は投射画像寸法と同じ大きさに表示されるとする。
先に述べたように、βが光学レンズの可動しうる最大のズーム比を超えていない前提では、βは次式で定義している。
β=α×σ (式2)
したがって、第2のズーム比βに設定した際の縦構図画像の表示寸法C、Dは次のようになる。
したがって、第2のズーム比βに設定した際の縦構図画像の表示寸法C、Dは次のようになる。
C=β×A
=α×σ×A (式3)
=αB (式4)
D=C/σ
=αB×A/B
=αA (式5)
当然ではあるが、式3より本実施例の場合は縦構図の場合のほうが横構図の画像を表示する場合よりも画面全体が拡大されて投射されることになる。
=α×σ×A (式3)
=αB (式4)
D=C/σ
=αB×A/B
=αA (式5)
当然ではあるが、式3より本実施例の場合は縦構図の場合のほうが横構図の画像を表示する場合よりも画面全体が拡大されて投射されることになる。
βが光学レンズの可動しうる最大のズーム比を超えてしまう場合は、可動しうる最大のズーム比にβを設定するため、縦構図と横構図では表示画像寸法は一致しないが、構図の変化による表示画面寸法の差異を可能な限り抑えることが出来る。
また、プロジェクタの投射スクリーンサイズが小さく、初期の表示画面に対してスクリーンに余裕がない環境では、フローチャートのS502、S503でプロジェクタ光学レンズの初期のズーム比を第2のズーム比βとして設定し、初期のズーム比にアスペクト比の逆数σ-1(<1)乗じたものを第1のズーム比αと設定するようにする。
こうすることで縦構図の際に初期のズーム比で表示され、横構図の際はσ-1倍縮小されたズーム比で画像を投射するため、初期のズーム比で設定した表示寸法を超過することは無くなる。
101 カメラ本体
102 レンズ部
107 高速無線通信装置
301 プロジェクタ本体
302 投影レンズ
310 排気口
102 レンズ部
107 高速無線通信装置
301 プロジェクタ本体
302 投影レンズ
310 排気口
Claims (6)
- 有線または無線でデータ通信を行なう手段を持ち、画像データを通信先の機器に転送できる画像データ入出力装置と、投射画像サイズを任意に変倍できる光学ズームレンズ機構を持ち、かつ画像データ入出力装置に対して有線または無線で通信することが可能であり、かつ画像データを受信し、その画像データに付帯する情報から画像が縦構図あるいは横構図で投射するか判定することが可能であり、その判定結果によって縦または横構図両方の画像が同じ表示寸法になるよう光学レンズのズーム比を変化させることを特徴とするプロジェクタ。
- 画像データの解像度がプロジェクタの最大表示解像度と比較して、ある閾値を下回る場合には、縦構図または横構図での画像投射時に光学レンズのズーム比を変化させず、一定に保つことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
- 初期の光学レンズのズーム比が、投射画面のアスペクト比(長辺/短辺)を乗じた際に、光学レンズが可動し得る最大のズーム比を超えてしまう場合、構図によって変化させるズーム比の上限を前記最大ズーム比に自動的に修正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロジェクタ。
- 初期の光学レンズのズーム比が、投射画面のアスペクト比(長辺/短辺)を乗じた際に、光学レンズが可動し得る最大のズーム比を超えてしまう場合、最大ズーム比にアスペクト比の逆数(短辺/長辺)を乗じたものに初期のズーム比を自動的に修正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロジェクタ。
- 初期の光学レンズのズーム比を構図によって変化させるズーム比の上限とみなし、このズーム比にアスペクト比の逆数(短辺/長辺)を乗じたものに、初期のズーム比を自動的に修正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロジェクタ。
- 前記初期の光学レンズのズーム比を自動的に修正する機能を、前記画像データ入出力装置との接続を検知した際に、自動的に行なうことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のプロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011053678A JP2012191463A (ja) | 2011-03-11 | 2011-03-11 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011053678A JP2012191463A (ja) | 2011-03-11 | 2011-03-11 | プロジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012191463A true JP2012191463A (ja) | 2012-10-04 |
Family
ID=47084143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011053678A Withdrawn JP2012191463A (ja) | 2011-03-11 | 2011-03-11 | プロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012191463A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105915872A (zh) * | 2016-06-06 | 2016-08-31 | 苏州佳世达光电有限公司 | 图像的输出方法及投影装置 |
CN111726513A (zh) * | 2019-03-19 | 2020-09-29 | 杭州海康威视数字技术股份有限公司 | 成像设备的变焦方法、装置及成像设备 |
US11132768B2 (en) | 2019-01-17 | 2021-09-28 | Seiko Epson Corporation | Method for controlling display device, display device, and display system |
-
2011
- 2011-03-11 JP JP2011053678A patent/JP2012191463A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105915872A (zh) * | 2016-06-06 | 2016-08-31 | 苏州佳世达光电有限公司 | 图像的输出方法及投影装置 |
US11132768B2 (en) | 2019-01-17 | 2021-09-28 | Seiko Epson Corporation | Method for controlling display device, display device, and display system |
CN111726513A (zh) * | 2019-03-19 | 2020-09-29 | 杭州海康威视数字技术股份有限公司 | 成像设备的变焦方法、装置及成像设备 |
US11588974B2 (en) | 2019-03-19 | 2023-02-21 | Hangzhou Hikvision Digital Technology Co., Ltd. | Zooming method for imaging device, and image processing method and imaging device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5383356B2 (ja) | 撮像装置、情報処理装置、撮像装置の制御方法、情報処理装置の制御方法、及びコンピュータプログラム | |
KR102072731B1 (ko) | 촬영 장치, 그 제어 방법, 및 컴퓨터 판독가능 저장매체 | |
JP5435104B2 (ja) | 情報処理装置、表示装置および情報処理装置の制御方法 | |
JP2006217074A (ja) | 撮像装置及びそのプログラム | |
JP2011103659A (ja) | カメラモジュール | |
JP2010226496A (ja) | 撮影装置およびライブビュー表示方法 | |
JP2006174412A (ja) | 撮像装置 | |
JP2007081465A (ja) | 遠隔装置及び撮像装置 | |
JP2005236883A (ja) | 撮影装置 | |
JP2007208903A (ja) | 撮影システム及び撮影指示装置 | |
JP2007306224A (ja) | デジタルカメラ | |
JP2006279739A (ja) | 魚眼レンズを備えた撮像装置及びそのプログラム | |
JP2012191463A (ja) | プロジェクタ | |
JP5868038B2 (ja) | 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 | |
JP2009065320A (ja) | 撮像装置 | |
US10250760B2 (en) | Imaging device, imaging system, and imaging method | |
JP2006295316A (ja) | 撮像装置及び撮像方法及びプログラム及び記憶媒体 | |
JP2011029879A (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
JP2005223588A (ja) | デジタルカメラ及びデジタルカメラの制御方法 | |
JP2005051298A (ja) | ディジタルカメラ及びテンプレートデータ構造 | |
JP6941744B2 (ja) | 画像処理装置、撮影装置、画像処理方法及び画像処理プログラム | |
US8902124B2 (en) | Digital image signal processing apparatus for displaying different images respectively on display units and method of controlling the same | |
WO2020161969A1 (ja) | 画像処理装置、撮影装置、画像処理方法及び画像処理プログラム | |
JP2017073741A (ja) | 被写体の軌跡を撮像する撮像装置及び撮像装置の制御方法 | |
JP4828486B2 (ja) | デジタルカメラ、撮影方法及び撮影プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140513 |