JP2004220014A - ピアノのアクション - Google Patents
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Abstract
【課題】 ジャックとシャンクローラとの間に生じる摩擦力を容易に調整し、それにより、適度なレットオフ荷重、ひいては優れたタッチ感を得ることができるピアノのアクションを提供する。
【解決手段】 押鍵された鍵2で突き上げられることにより上方に回動するウィッペン3と、このウィッペン3に回動自在に取り付けられ、ウィッペン3の回動に伴い、ハンマー10を突き上げることにより回動させるとともに、このハンマー10が弦Sを打弦する前にハンマー10から抜けるジャック5と、を備え、ジャック5は、L字状に形成され、上下方向に延びるハンマー突上部5aを有し、ハンマー突上部5aは、ハンマー10を突き上げる頂面5cと、弦Sを打弦する前にハンマー10から抜けるR面5dと、を有し、頂面5cおよびR面5dがシボ加工されている。
【選択図】 図2
【解決手段】 押鍵された鍵2で突き上げられることにより上方に回動するウィッペン3と、このウィッペン3に回動自在に取り付けられ、ウィッペン3の回動に伴い、ハンマー10を突き上げることにより回動させるとともに、このハンマー10が弦Sを打弦する前にハンマー10から抜けるジャック5と、を備え、ジャック5は、L字状に形成され、上下方向に延びるハンマー突上部5aを有し、ハンマー突上部5aは、ハンマー10を突き上げる頂面5cと、弦Sを打弦する前にハンマー10から抜けるR面5dと、を有し、頂面5cおよびR面5dがシボ加工されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、鍵の押鍵に伴って作動し、ハンマーを回動させることにより、打弦を行わせるピアノのアクションに関する。
図6は、従来の一般的なグランドピアノのアクションを示している。このアクション51は、鍵2の後部に載置された回動自在のウィッペン3と、ウィッペン3に回動自在に取り付けられたレペティションレバー4およびジャック55と、両者4、55を復帰方向(同図の反時計方向)に付勢するレペティションスプリング6とを備えている。また、レペティションレバー4およびジャック55の移動をそれぞれ規制するドロップスクリュー7およびレギュレーティングボタン8などを有している。さらに、レペティションレバー4の前部には、シャンクローラ9を介してハンマー10が載置されている。
この離鍵状態から、鍵2が押鍵されると、ウィッペン3が突き上げられることにより回動し、レペティションレバー4およびジャック55がウィッペン3と一緒に上方に移動する。これらの移動に伴い、まず、レペティションレバー4がシャンクローラ9を摺動させながらこれを介してハンマー10を押し上げ、上方に回動させる。次いで、レペティションレバー4がドロップスクリュー7に係合することにより、ジャック55がシャンクローラ9を介してハンマー10を突き上げる。その後、ハンマー10が、上方に張られた弦Sを打弦する直前まで回動した時点で、ジャック55が、レギュレーティングボタン8に係合することによって、シャンクローラ9から抜ける。このジャック55の抜けによって、レットオフ感が付与される。そして、ハンマー10は、アクション51および鍵2との連結を解かれ、自由回動状態で弦Sを打弦する。
一般に、ピアノのタッチ感は、鍵2を弱打したときの鍵2およびアクション51などの動き始めのときの荷重変化が小さく、ジャック55が抜ける際に適度なレットオフ荷重が得られるのが好ましいとされており、特にレットオフ荷重は、弱打をコントロールする上で非常に重要となる。このレットオフ荷重を大きく左右する要素は、ジャック55とシャンクローラ9との間に作用する摩擦力であり、この摩擦力が小さすぎる場合には、レットオフ荷重は小さくなり、また、摩擦力が大きすぎる場合には、レットオフ荷重は大きくなる。
しかし、ジャック55が、木材または合成樹脂などで構成されるなど、ジャック55およびシャンクローラ9の材質があらかじめ決まっているので、構成される材質によりおおよその摩擦力が決まってしまい、適度なレットオフ荷重が得られないことがある。また、演奏者によっては、特別なレットオフ荷重を好む者もいる。このため、ジャック55の摩擦力を調整するために、例えば、ジャック55が木材の場合においては、硬質な金属棒で適度に擦り磨くことによって、また、合成樹脂の場合においては、シャンクローラ9に例えば、フッ素樹脂の粉や液体などを塗布することによって、摩擦力をそれぞれ小さくしている。
また、アップライトピアノのアクションのジャックとして、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。このジャックは、合成樹脂で構成され、バットスキンとの接触面である頭部面が平面になっており、その頭部面になし地仕上げを施したものである。それにより、ジャックとバットスキンとの間に適度な摩擦力を生じるようにすることにより、鍵を押鍵したときに、ジャックの突上げ力がバットに十分伝わるようにしている。
しかし、前述したピアノのアクション51では、ジャック55とシャンクローラ9との間の摩擦力の調整を、ジャック55の擦り磨きや、シャンクローラ9へのフッ素樹脂の粉等の塗布によって行っているので、その調整を感覚的に行わざるを得ず、適度な摩擦力を得るのに非常に手間がかかる。また、上述した調整方法では、摩擦力を小さくすることしかできないため、一度調整を行うと、もとの状態に戻すことができないとともに、摩擦力が小さすぎる場合には調整を行うことができない。さらに、特許文献1に記載のジャックでは、バットスキンの貼り方やその材質が摩擦力に影響を及ぼすため、摩擦力の調整がやはり必要になるのに対し、ジャックの頭部面に直接、なし地仕上げが施されているので、摩擦力を容易に調整することができない。さらに、長期にわたって使用した場合に、それに伴いジャックの頭部面の摩耗が進むことによって摩擦力が不足するおそれがあり、その場合にも、摩擦力の調整が困難になってしまう。さらには、頭部面が平面になっているので、ジャックがバットスキンからスムーズに抜けにくく、適度なレットオフ荷重が得られにくくなる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、ジャックとシャンクローラとの間に生じる摩擦力を容易に調整し、それにより、適度なレットオフ荷重、ひいては優れたタッチ感を得ることができるピアノのアクションを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明は、前後方向に延びる鍵の押鍵に伴って作動し、ハンマーを回動させることにより、弦の打弦を行わせるピアノのアクションであって、押鍵された鍵で突き上げられることにより上方に回動するウィッペンと、このウィッペンに回動自在に取り付けられ、ウィッペンの回動に伴い、ハンマーを突き上げることにより回動させるとともに、このハンマーが弦を打弦する前にハンマーから抜けるジャックと、を備え、ジャックは、L字状に形成され、上下方向に延びるハンマー突上部を有し、ハンマー突上部は、ハンマーを突き上げる頂面と、弦を打弦する前にハンマーから抜けるR面と、を有し、頂面およびR面がシボ加工されていることを特徴とする。
この構成によれば、ジャックのハンマー突上部に形成されたR面により、ジャックがシャンクローラから抜けやすくなる。また、ハンマー突上部の頂面およびR面にシボ加工がされているので、シボの矢高を適切に設定することによって、シャンクローラとの間に生じる摩擦力を適正に設定することができ、それにより、適度なレットオフ荷重、ひいては優れたタッチ感を得ることができる。
この場合、ハンマー突上部の頂面およびR面を含む部分が着脱自在であることが好ましい。
この構成によれば、ハンマー突上部の頂面およびR面を含む部分が着脱自在であるので、この着脱自在の部分として、様々な矢高を持つようにシボ加工された複数種類のものをあらかじめ用意することで、所望の摩擦力が得られるものを選択するだけで、摩擦力の調整をさらに容易に行うことができる。また、頂面およびR面の摩耗が進むことによって摩擦力が不足するようになった場合には、その部分を交換するだけで適度な摩擦力を回復させることができるとともに、摩擦力が小さすぎる場合においての調整も容易に行うことができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態によるグランドピアノのアクション1を示している。なお、以下の説明では、アクション1の構成要素のうち、図5に示した従来のアクション51と同じ構成のものについては、同じ参照番号を用いるものとする。
同図に示すように、このグランドピアノのアクション1は、前後方向に延びる鍵2の支点(図示せず)よりも後方で且つ鍵2の上方に配置されており、後端部を中心として回動自在のウィッペン3と、ウィッペン3に回動自在に取り付けられたレペティションレバー4およびジャック5と、両者4、5を復帰方向(同図の反時計方向)に付勢するレペティションスプリング6とを備えている。また、レペティションレバー4およびジャック5の移動をそれぞれ規制するドロップスクリュー7およびレギュレーティングボタン8などを有している。
このアクション1は、鍵2を載置する筬(図示せず)の左右端部にそれぞれ設けられたブラケット11(図1に一方のみ図示)に取り付けられている。左右のブラケット11、11間には、ウィッペンレール12が渡されており、このウィッペンレール12にねじ止めした各ウィッペンフレンジ13に、ウィッペン3の後端部が回動自在に取り付けられている。ウィッペン3は、前後方向に延び、中央部に下方に突出するウィッペンヒール15を有するとともに、鍵2の上面後部に設けられたキャプスタンスクリュー14に、ウィッペンヒール15を介して載置されている。
レペティションレバー4は、斜め前上がりに前後方向に延びており、その中央部でウィッペン3に回動自在に取り付けられている。レペティションレバー4の前部の所定位置には、上下方向に貫通するジャック案内孔4aが前後方向に延びるように形成されている。
ジャック5は、ポリアセタールなどの耐摩耗性に優れた合成樹脂の射出成形品で構成されている。図2に示すように、ジャック5は、上下方向に延びる断面矩形状のハンマー突上部5aと、その下端から前方にほぼ直角に延びるレギュレーティングボタン当接部5bとから、L字状に形成されており、その角部においてウィッペン3に回動自在に取り付けられている。図1に示すように、ハンマー突上部5aの上端部は、レペティションレバー4のジャック案内孔4aに、前後方向に移動自在に係合するとともに、離鍵状態においては、シャンクローラ9と微小な間隔を存して対向している。
また、ハンマー突上部5aは、平坦な頂面5cと、その上端部の後ろ側の角部に、頂面5cに連なるように形成されたR面5dと、を有している。頂面5cおよびR面5dには、それらの全面にわたって均一にシボ加工がされている。このシボは、例えば、金型にあらかじめシボ用の凹凸を付けることによって、射出成形の際に形成される。また、シボの矢高は、例えば、1〜20μmであり、シャンクローラ9との間に適正な摩擦力が得られるものが選択される。
また、ジャック5のハンマー突上部5aの中間部には、ジャックボタンスクリュー16が、前後方向に貫通した状態で進退自在に螺合している。ジャックボタンスクリュー16の先端部には、ジャックボタン17が一体に設けられており、このジャックボタン17は、離鍵状態では、ウィッペン3に立設されたスプーン18に当接している。したがって、このジャックボタンスクリュー16を回すことによって、離鍵状態におけるジャック5の角度位置を調整することが可能である。
一方、ハンマー10は、前後方向に延びるハンマーシャンク19と、その先端に取り付けたハンマーヘッド20で構成されており、ハンマーシャンク19の基端部において、ハンマーシャンクレール21にねじ止めしたハンマーシャンクフレンジ22に回動自在に取り付けられている。シャンクローラ9は、例えば、内側のクロスとその外側に巻いたスキンとから円柱状に形成されており、ハンマーシャンク19の下面前部の所定位置に取り付けられている。シャンクローラ9は、レペティションレバー4の上面のジャック案内孔4a付近に、これをまたいだ状態で載置されている。また、ハンマーシャンクフレンジ22の下面には、レペティションレバー4の上方への回動を規制するドロップスクリュー7が進退自在に螺合し、レバースキン23を貼り付けたレペティションレバー4の前端部と所定の間隔をもって対向している。
ハンマーシャンクレール21の下面には、レギュレーティングレール24がねじ止めされており、また、レギュレーティングレール24の下面に、ジャック5の上方への回動を規制するレギュレーティングボタン8が進退自在に螺合しており、ジャック5のレギュレーティングボタン当接部5bの前端部と所定の間隔をもって対向している。
次に、上記構成のアクション1の動作を、図1を参照しながら説明する。図1に示す離鍵状態から鍵2が押鍵されると、ウィッペン3が突き上げられることにより回動し、レペティションレバー4およびジャック5がウィッペン3と一緒に上方に移動する。これらの移動に伴い、まず、レペティションレバー4がシャンクローラ9を摺動させながらこれを介してハンマー10を押し上げ、上方に回動させる。次いで、レペティションレバー4がドロップスクリュー7に係合することにより、その回動が阻止されることで、ジャック5のハンマー突上部5aの上端部がジャック案内孔4aよりも突出し、頂面5cがシャンクローラ9に当接することによりハンマー10を突き上げる。その後、ハンマー10が、上方に張られた弦Sを打弦する直前まで回動した時点で、ジャック5のレギュレーティングボタン当接部5bが、レギュレーティングボタン8に係合する。これに伴い、ジャック5の上方への移動が阻止されることで、ジャック5は、図1の時計方向に回動し、ジャック突上部5aのR面5dを介してシャンクローラ9から抜ける。これにより、ハンマー10は、アクション1および鍵2との連結を解かれ、自由回動状態で弦Sを打弦する。
以上のように、本実施形態によれば、ジャック5のハンマー突上部5aにR面5dが形成されているので、このR面5dによって、ジャック5がシャンクローラ9から抜けやすくなる。また、ハンマー突上部5aの頂面5cおよびR面5dの全面にわたって均一にシボ加工がされているので、シボの矢高を適切に設定することによって、シャンクローラ9との間に生じる摩擦力を適正に設定することができ、それにより、適度なレットオフ荷重、ひいては優れたタッチ感を得ることができる。なお、ハンマー10の重さは低音域のものほど大きいので、シボの矢高を、音域に応じて、低音域のものほど小さく設定してもよい。
図3は、本実施形態による上述した効果を確認するために、ジャック5に対して行ったレットオフ荷重の測定結果を、比較例とともに示している。実施形態のジャック5は、ポリアセタールで構成されるとともに、ハンマー突上部5aの頂面5cおよびR面5dの全面にわたって、矢高6μmのシボを均一に形成したものである。これに対し、比較例のジャックは、同じポリアセタールで構成される一方、シボは省略されている。また、実施形態および比較例について、各5個の試験体を用意し、測定によって得られたレットオフ荷重のそれぞれの平均値を図示した。
同図に示すように、この試験結果によれば、実施形態のジャック5では、比較例のジャックよりも、レットオフ荷重が6.3gfが増加しており、シボの形成によってレットオフ荷重をコントロールできることが確認された。
図4は、本発明の第2実施形態によるグランドピアノのアクションのジャック35を示している。本実施形態は、上述した第1実施形態と比較し、ハンマー突上部35aの構成のみが異なる。すなわち、第1実施形態では、ハンマー突上部5a全体が、レギュレーティングボタン当接部5bと一体に形成されているのに対し、この第2実施形態では、ハンマー突上部35aは、レギュレーティングボタン当接部35bと一体の突上部本体35eと、その先端に取り付けられた、頂面35cおよびR面35dを含む先端部35fとによって構成されている。この先端部35fの頂面35cおよびR面35dには、第1実施形態と同様にシボ加工がされている。
図5に示すように、先端部35fには、下方に突出する断面矩形状の突起35gが形成され、突上部本体35eの上面には、突起35gに対応する凹部35hが形成されている。そして、先端部35fは、その突起35gを突上部本体35eの凹部35hに嵌合させた状態で、突上部本体35eの側方からねじ36を締め付けることによって、突上部本体35eに着脱自在に取り付けられている。また、先端部35fとして、例えば1〜20μmの範囲内の互いに異なるシボの矢高を有する複数種類のものがあらかじめ用意されている。したがって、これらの複数種類の先端部35fの中から、所望の摩擦力が得られるものを選択するだけで、シャンクローラ9との間に生じる摩擦力を容易に調整し、それにより、適度なレットオフ荷重、ひいては優れたタッチ感を得ることができる。また、頂面35cおよびR面35dの摩耗が進むことによって摩擦力が不足するようになった場合には、先端部35fを交換するだけで適度な摩擦力を回復させることができるとともに、摩擦力が小さすぎる場合においての調整も容易に行うことができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の形態で実施することができる。例えば、説明した実施形態では、ジャック5、35の頂面5c、35cおよびR面5d、35dの全面にわたって均一にシボ加工がされているが、シボ加工を頂面およびR面に対して部分的に行ってもよい。
また、第2実施形態では、ジャック35の突上部本体35eに先端部35fを着脱自在に取り付けるのにねじ36を併用しているが、着脱自在の取付方法は任意である。例えば、ねじ36を省略し、突起35gと凹部35hを互いにきつく嵌合するように形成することによって着脱自在としてもよい。さらに、本実施形態は、ハンマー突上部35aの先端部35fが着脱自在に構成されているが、ハンマー突上部35a全体を着脱自在としてもよい。
さらに、説明した実施形態は、本発明をグランドピアノのアクションに適用した例であるが、これに代えてアップライトピアノに適用してもよいことは、もちろんである。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部を適宜、変更することが可能である。
1 アクション
2 鍵
3 ウィッペン
5 ジャック
5a ハンマー突上部
5c 頂面
5d R面
10 ハンマー
35 ジャック
35a ハンマー突上部
35c 頂面
35d R面
35e 突上部本体
35f 先端部
S 弦
2 鍵
3 ウィッペン
5 ジャック
5a ハンマー突上部
5c 頂面
5d R面
10 ハンマー
35 ジャック
35a ハンマー突上部
35c 頂面
35d R面
35e 突上部本体
35f 先端部
S 弦
Claims (2)
- 前後方向に延びる鍵の押鍵に伴って作動し、ハンマーを回動させることにより、弦の打弦を行わせるピアノのアクションであって、
押鍵された前記鍵で突き上げられることにより上方に回動するウィッペンと、
このウィッペンに回動自在に取り付けられ、当該ウィッペンの回動に伴い、前記ハンマーを突き上げることにより回動させるとともに、このハンマーが前記弦を打弦する前に当該ハンマーから抜けるジャックと、を備え、
当該ジャックは、L字状に形成され、上下方向に延びるハンマー突上部を有し、
当該ハンマー突上部は、前記ハンマーを突き上げる頂面と、前記弦を打弦する前に前記ハンマーから抜けるR面と、を有し、前記頂面および前記R面がシボ加工されていることを特徴とするピアノのアクション。 - 前記ハンマー突上部の前記頂面および前記R面を含む部分が着脱自在であることを特徴とする請求項1に記載のピアノのアクション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003429669A JP2004220014A (ja) | 2002-12-26 | 2003-12-25 | ピアノのアクション |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002377634 | 2002-12-26 | ||
JP2003429669A JP2004220014A (ja) | 2002-12-26 | 2003-12-25 | ピアノのアクション |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004220014A true JP2004220014A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=32911166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003429669A Pending JP2004220014A (ja) | 2002-12-26 | 2003-12-25 | ピアノのアクション |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004220014A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006285175A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-10-19 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | ピアノのアクション |
-
2003
- 2003-12-25 JP JP2003429669A patent/JP2004220014A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006285175A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-10-19 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | ピアノのアクション |
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