JP2006091516A - アップライトピアノのアクション - Google Patents

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Abstract

【課題】 単純な構成で鍵の連打性を向上させることができるアップライトピアノのアクションを提供する。
【解決手段】 鍵4で突き上げられることによって上方に回動するウィッペン6と、ウィッペン6に設けられ、ハンマー突上げ部7bがハンマー3に係合する係合位置と、ハンマー3から外れた離脱位置とに回動するジャック7と、押鍵時にハンマー突上げ部7bが接近する側に設けられた支持部材15と、ジャック7を係合位置側に付勢するためのばね10と、押鍵時にジャック7をばね10の付勢力に抗して離脱位置側に回動させることによって、ハンマー3から離脱させるためのレギュレティングボタン13と、ハンマー突上げ部7bに設けられ、ジャック7がハンマー3から離脱したときに、支持部材15に当接することによってジャック7を係合位置側に付勢するためのスプリング部7cと、を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、鍵の押鍵に伴って作動し、ハンマーを回動させることにより打弦を行わせるアップライトピアノのアクションに関する。
従来のアップライトピアノのアクションとして、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。このアクションは、鍵の後端部の上方に設けられており、鍵の後端部に載置されたウィッペン、ウィッペンに回動自在に設けられたジャック、ウィッペンとジャックの間に設けられたジャックスプリング、およびレギュレティングボタンなどを備えている。ジャックは、基部と、基部からほぼ直角に上下方向に延びるハンマー突上げ部とからL字型に形成され、離鍵状態では、ハンマー突上げ部がハンマーのバットに係合するとともに、基部がレギュレティングボタンに下方から対向している。
このようなアップライトピアノの鍵を押鍵すると、ウィッペンが、鍵の後端部に突き上げられることにより、ジャックとともに上方に回動する。それにより、ハンマーがジャックによって突き上げられ、ハンマーは、鉛直に張られた後方の弦に向かって回動する。そして、ジャックが、レギュレティングボタンに当接することにより、ジャックスプリングの付勢力に抗してウィッペンに対して回動することによって、ハンマーから外れ、その後、ハンマーが弦を打弦する。一方、離鍵時においては、ウィッペンおよびジャックが押鍵時と逆方向に回動するのに伴い、ジャックは、ジャックスプリングの付勢力により、ウィッペンに対して元の位置に復帰し、ハンマーに係合するようになる。それにより、再度、押鍵されたときに、ハンマーの突き上げが可能な状態に戻る。
このようなアクションには、以下のような問題がある。すなわち、例えば、トリルを行うときのように同じ鍵を速く連打する場合に、ハンマーに打弦を行わせるためには、ジャックが、速やかに離鍵時の位置に復帰することが必要である。しかし、上述した従来のアクションでは、ジャックが、ウィッペンとの間に設けられたジャックスプリングのみによって離鍵位置に復帰するので、ジャックスプリングの付勢力が不足すると、復帰動作に遅れが生じる場合がある。このため、鍵の連打性に限界があり、ジャックが復帰時に鍵の動作に十分に追随できず、演奏者の意図に従った演奏ができないおそれがある。
このような不具合を解消するために、ジャックスプリングのばね力を増大させることが考えられる。しかし、基部の長さが短く、そのためジャックの回動支点からばねの付勢力の作用点までの距離が短いので、付勢力を大きくするには、ジャックスプリングのばね力を大きくする必要がある。このため、ばね力の製造時のばらつきや経年変化によるずれに応じて付勢力が変化しやすく、その調整に手間を要する。
また、ジャックスプリングのばね力は、押鍵時には、ウィッペンに反力として作用するので、このばね力を変化させると、押鍵時の静的荷重に影響を及ぼすことにより、所望のタッチ感を得られないおそれがある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、単純な構成で鍵の連打性を向上させることができるアップライトピアノのアクションを提供することを目的としている。
特開平6−83326号公報 (第3〜5頁、第1,2図)
この目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発明は、鍵の押鍵に伴って作動し、ハンマーを回動させることにより打弦を行わせるアップライトピアノのアクションであって、鍵の押鍵時に、鍵で突き上げられることによって上方に回動するウィッペンと、基部および上下方向に延びるハンマー突上げ部を有し、ウィッペンに回動自在に設けられ、ハンマーを突き上げるためにハンマー突上げ部がハンマーに係合する係合位置と、ハンマー突上げ部がハンマーから外れた離脱位置とに回動するジャックと、押鍵時にジャックが離脱位置側に回動したときにハンマー突上げ部が接近する側に、ハンマー突上げ部に対向するように設けられた支持部材と、ウィッペンとジャックの基部との間に設けられ、ジャックを係合位置側に付勢するためのばねと、押鍵時に、ジャックを、ばねの付勢力に抗して離脱位置側に回動させることによって、ハンマーから離脱させるレギュレティングボタンと、ジャックおよび支持部材の一方に設けられ、押鍵時に、ジャックがハンマーから離脱したときに、ハンマーおよび支持部材の他方に当接することによって、ジャックを係合位置側に付勢するスプリング部と、を備えていることを特徴とする。
このアップライトピアノのアクションによれば、離鍵状態では、ジャックが係合位置に位置しており、そのハンマー突上げ部がハンマーに係合している。この状態から鍵が押鍵されると、ウィッペンが鍵で突き上げられることによって、ウィッペン、およびウィッペンに設けられたジャックがともに上方に回動する。それにより、ハンマーは、ジャックによって突き上げられることにより回動する。ウィッペンおよびジャックの上方への回動中に、ジャックの基部がレギュレティングボタンに当接すると、ジャックは、離脱位置側に回動する。
ジャックが離脱位置側に回動する際には、ジャックは、ジャックとウィッペンの間に設けられたばねの付勢力に抗して離脱位置側に回動する。それにより、ジャックがハンマーから離脱し、ジャックによって突き上げられたハンマーは、打弦を行う。また、ジャックがハンマーから離脱したときには、ジャックのハンマー突上げ部および支持部材の一方に設けられたスプリング部が他方に当接することによって、スプリング部のばね力により、ジャックが係合位置側に付勢される。
一方、離鍵時には、ウィッペンおよびジャックがともに下方に回動する。その際、ジャックは、押鍵時に離脱位置側へ回動したことにより、スプリング部およびばねの付勢力によって係合位置側に回動し、係合位置に素早く復帰し、ハンマーの突き上げが可能な状態に戻る。
以上のように、押鍵時、ジャックがハンマーから離脱したときに、ジャックとウィッペンの間の既存のばねに加え、ジャックと支持部材の間のスプリング部によって、係合位置側へのより大きな付勢力がジャックに作用するので、ジャックは、より素早く係合位置に復帰することができる。したがって、例えばトリルを行う場合のように、同じ鍵が連続的に速く押鍵された場合であっても、ジャックの動作を鍵の動作に遅れることなく確実に追随させることができるので、鍵の連打性を向上させることができる。
また、ばねおよびスプリング部の双方により、ジャックに作用する付勢力を調整することができるので、ばねのみで調整する場合よりも、付勢力の大きさをきめ細かく調整することができるとともに、容易に付勢力を一定に保つことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のアップライトピアノのアクションにおいて、レギュレティングボタンが取り付けられたレギュレティングレールをさらに備え、記支持部材は、レギュレティングレールにより構成されていることを特徴とする。
このアップライトピアノのアクションによれば、レギュレティングボタンを取り付けるためのレギュレティングレールが設けられており、このレギュレティングレールが、支持部材として用いられる。このようなレギュレティングレールは、レギュレティングボタンを取り付けるために通常、設けられる既存のものである。したがって、このレギュレティングレールを支持部材として利用することにより、支持部材を新たに設ける必要がないため、アクションを、製造コストを大きく増加させることなく、低コストで実現することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載のアップライトピアノのアクションにおいて、ジャックは、上下方向に延びるハンマー突上げ部を有し、スプリング部は、ハンマー突上げ部と一体成形され、ハンマー突上げ部の上端部および下端部の一方から、ハンマー突上げ部との間に間隙を存した状態で突出していることを特徴とする。
このアップライトピアノのアクションによれば、スプリング部は、ジャックの上下方向に延びるハンマー突上げ部と一体成形されることにより設けられており、ハンマー突上げ部の上端部または下端部からハンマー突上げ部との間に間隔を存するように突出している。押鍵時にジャックが離脱位置側に回動するときには、ジャックは、このスプリング部が支持部材に当接し、支持部材からの反力によって撓むことにより、ジャックに係合位置側への付勢力が与えられる。このように、単純な構成でジャックに作用する付勢力を増大させることができるとともに、スプリング部がジャックのハンマー突上げ部と一体成形されていることにより、部品点数および組立て工数を削減でき、その分、アクションを低コストで製造することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のアップッライトピアノのアクションにおいて、ジャックは、ハンマー突上げ部とスプリング部の間に設けられ、スプリング部の形状を保持するためのスプリング部保形用ばねをさらに有していることを特徴とする。
このアップライトピアノのアクションによれば、スプリング部とハンマー突上げ部の間に設けられたスプリング部保形用ばねにより、スプリング部の形状が保持される。例えば、ジャックが合成樹脂などの高分子材料で構成されている場合、機械的な性質として粘弾性を有しているため、スプリング部に継続的に荷重が作用し、変形が繰り返されると、その変形が残留し、もとの形状に復元しなくなる結果、スプリング部の所要のばね力を維持できなくなるおそれがある。これを防止するためにスプリング部保形用ばねが設けられており、これにより、スプリング部の変形が残留するのを防止することができるので、ジャックを係合位置側へ付勢するスプリング部による付勢力の大きさを維持することができる。したがって、鍵の連打性を良好に維持することができる。
また、スプリング部の変形が残留し、そのばね力が変化したとしても、スプリング部保形用ばねが設けられ、そのばね力が付加されるので、ジャックに作用する付勢力全体の所要の大きさを維持することができる。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載のアップライトピアノのアクションにおいて、スプリング部保形用ばねは、スプリング部の先端部と基端部付近との間に延びる板ばねで構成されていることを特徴とする。
このアップライトピアノのアクションによれば、スプリング部の形状は、スプリング部とハンマー突上げ部の間において、スプリング部の先端部と基端部付近の間に延びるように設けられた板ばねによって保持される。このように、単に板ばねを設けるだけの単純な構成で、スプリング部の形状、ひいては鍵の連打性を維持することができる。また、板ばねは、ハンマー突上げ部とスプリング部の間の間隙を利用して設けられるので、アクションを、全体としてコンパクトに構成することができる。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のアップライトピアノのアクションにおいて、ジャックは、炭素繊維を含有した合成樹脂で構成されていることを特徴とする。
このアップライトピアノのアクションによれば、炭素繊維を含有した合成樹脂により、ジャックが構成されている。それにより、ジャックの剛性の向上および軽量化を図ることができる。その結果、ジャックの動作を軽快にすることができ、鍵の連打性をより向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態によるアップライトピアノのアクション1、鍵盤2およびハンマー3などを、離鍵状態において示している。鍵盤2は、左右方向(図1の奥行方向)に並んだ多数の鍵4(1つのみ図示)によって構成されており、各鍵4は、前後方向(図1の左右方向)のほぼ中央において、筬5に揺動自在に支持されている。
アクション1は、鍵盤2の後端部の上方において、筬5の左右端部にそれぞれ設けたブラケット(図示せず)に取り付けられ、両ブラケットの間に延びるように設けられている。アクション1は、ウィッペン6やジャック7などを有していて、これらは、鍵4ごとに設けられている(ともに1つのみ図示)。左右のブラケットの間には、センターレール16およびハンマーレール17などが渡されており、このセンターレール16に鍵4ごとにねじ止めされたウィッペンフレンジ12およびバットフレンジ24に、ウィッペン6の後端部およびハンマー3の下端部が、それぞれ回動自在に取り付けられている。
ウィッペン6は、例えば炭素繊維を含有した合成樹脂によって所定の形状に形成されており、その前部から下方に延びるヒール部6aを有していて、対応する鍵4の上面後端部に設けられたキャプスタンボタン4aに、ヒール部6aを介して載置されている。また、ウィッペン6の上面前端部には、バックチェックワイヤ9aが立設されていて、その先端部にバックチェック9が取り付けられている。また、ウィッペン6の上面後端部には、後述するダンパー25を駆動するためのスプーン11が立設されている。また、このスプーン11のすぐ前方には、前述したウィッペンフレンジ12が配置されており、このウィッペンフレンジ12の上部が、センターレール16に固定されている。
ジャック7は、例えば炭素繊維を含有した合成樹脂によってL字形に形成されており、図2に示すように、前後方向に延びる基部7aと、基部7aの後端部から上方に延びるハンマー突上げ部7bを有している。ハンマー突上げ部7bの長さは、基部7aよりも大きくなっており、その上端部からは、スプリング部7cが突出している。スプリング部7cは、ハンマー突上げ部7bとの間に間隙を存し、この間隙が下方に向かって広がるように、ハンマー突上げ部7bに対して若干、斜めに延びており、その先端部は、基部7aの上方に位置している。スプリング部7cは、このような構成により、弾性を有している。
以上のようなジャック7は、例えば射出成形によって一体成形されており、その基部7aとハンマ突上げ部7bとの角部において、ウィッペン6のバックチェックワイヤ9aよりも後方の位置に回動自在に取り付けられている。また、基部7aとウィッペン6の間には、ジャックスプリング10(ばね)が取り付けられている。このジャックスプリング10は、コイルばねで構成され、押鍵時に、後述するようにジャック7を付勢するためのものであり、所定のばね力を有している。
ジャック7の基部7aの上方には、レギュレティングボタン13が設けられている。このレギュレティングボタン13は、センターレール16に設けられた複数のレギュレティングブラケット14(1つのみ図示)と、その前端部に取り付けられ、左右方向に延びるレギュレティングレール15(支持部材)を介して、鍵4ごとに設けられている。このレギュレ−ティングレール15の後面には、緩衝材として、例えばフェルト15aが貼り付けられている。
ハンマー3は、バット20、ハンマーシャンク21、およびハンマーヘッド22などを有している。バット20は、その下端部において、前述したバットフレンジ24に回動自在に取り付けられており、このバットフレンジ24の下端部がセンターレール16に固定されている。それにより、ハンマー3が回動自在になっている。ハンマーシャンク21は、バット20の上面に立設されており、その上端部にハンマーヘッド22が取り付けられていて、図1に示す離鍵状態では、ハンマーシャンク21がハンマーレール17に後方から当接し、ハンマーヘッド22が鉛直に張られた後方の弦Sに対向している。また、バット20の前面には、キャッチャー23が取り付けられており、キャッチャー23は、前述したバックチェック9の後方に位置し、これと対向している。また、バット20には、バットスプリング(図示せず)が設けられており、これにより、ハンマー3が図1の時計方向に付勢されている。また、この離鍵状態では、前述したジャック7のハンマー突上げ部7bがバット20に下方から係合している。ジャック7のこのような位置が係合位置である。
また、アクション1の後方には、ダンパー25が鍵4ごとに設けられている(1つのみ図示)。ダンパー25は、ダンパーフレンジ25bを介してセンターレール16に回動自在に取り付けられたダンパーレバー25cと、ダンパーレバー25cの上側にダンパーワイヤ25dを介して取り付けられたダンパーヘッド25aと、ダンパー25を弦S側に付勢するダンパーレバースプリング25eなどで構成されている。このダンパー25は、離鍵時に、ダンパーレバースプリング25eの付勢力によって、ダンパヘッド25aが弦Sに当接することにより止音するためのものである。また、ダンパー25は、ダンパーペダル(図示せず)に連結されており、演奏時にダンパーペダルが踏み込まれると、ダンパーヘッド25aが弦Sから離れた状態に保持されることによって、演奏音にダンパーペダル効果が付与される。
以下、上述したアクション1およびハンマー3などの押鍵の開始から終了までの一連の動作について説明する。演奏者により離鍵状態の鍵4が押鍵されると、鍵4は、図1の時計方向に回動し、その後端部に載置されたウィッペン6は、鍵4によって突き上げられることにより、上方(反時計方向)に回動する。このウィッペン6の回動に伴い、ウィッペン6に設けられたジャック7などがともに回動し、ハンマー3は、ジャック7のハンマー突上げ部7bによって突き上げられることにより、後方の弦Sに向かって反時計方向に回動する。
ウィッペン6が所定の角度、回動したときに、ジャック7の基部7aの前端部が、レギュレティングボタン13に下方から当接する。ウィッペン6がさらに回動するのに従い、ジャック7は、レギュレティングボタン13によって上方への回動が規制されることにより、ウィッペン6に対して時計方向に回動する。この回動に伴い、スプリング部7cの先端部が、前方のレギュレティングレール15に接近するとともに、ジャック7とウィッペン6の間のジャックスプリング10が圧縮される。すなわち、レギュレティングボタン13は、ジャック7を、ジャックスプリング10による係合位置側への付勢力に抗して回動させる。
さらに押鍵が進み、ジャック7がレギュレティングボタン13に当接した状態でさらに時計方向に回動することにより、ハンマー突上げ部7bがバット20から前方に外れ、ハンマー3から離脱する。これにより、鍵4のタッチ重さからハンマー3の重量分が急激に失われることにより、演奏者にレットオフ感が付与される。ハンマー3は、ジャック7によって突き上げられ、慣性によって回動し、弦Sを打弦することによりこれを振動させることによって、演奏音を発生させる。そして、バットスプリングの付勢力によって、時計方向に復帰回動し、キャッチャー23がバックチェック9に係止され、その動作が一旦、停止する。
一方、ジャック7は、ハンマー3から外れたときに、そのスプリング部7cの先端部が、レギュレティングレール15に当接し、これを押圧する。このときのジャック7の位置が離脱位置であり、その際、スプリング部7cは、レギュレティングレール15によって支持され、図3に示すように、レギュレティングレール15からの反力により、弾性を有するスプリング部7c自体が撓むことによって、ジャック7が係合位置側に付勢される。このように、ジャック7は、ハンマー3から外れて離脱した直後には、ジャックスプリング10およびスプリング部7cの両者を併せた付勢力によって、係合位置側に強く付勢された状態になり、その結果、押鍵の終了を待たずに係合位置側に速やかに復帰回動を開始する。
押鍵が終了し、鍵4が離鍵されると、鍵4およびウィッペン6は、押鍵時とは逆方向にそれぞれ回動する。ジャック7は、鍵4およびウィッペン6が離鍵状態に復帰するよりも早く係合位置に復帰し、このときの離脱位置から係合位置に復帰するまでの時間は、前述したジャックスプリング10およびスプリング部7cのばね力が大きいほど短くなる。一方、ウィッペン6の復帰回動によりバックチェック9がキャッチャー23から離れることにより、ハンマーシャンク21がハンマーレール17に当接するとともに、バット20がジャック7のハンマー突上げ部7bに係合し、ハンマー3が離鍵状態に復帰する。このように、ウィッペン6および鍵4が元の離鍵状態に復帰することによって、押鍵時および離鍵時の一連の動作が終了する。
また、例えば、トリルを行う場合のように、同じ鍵4を連打する場合には、鍵4は、離鍵された後、離鍵状態に完全に復帰する前に再度、押鍵される。前述したように、ジャック7は、ジャックスプリング10の付勢力に加えて、スプリング部7cの付勢力により、押鍵の終了を待たずに係合位置側に速やかに復帰回動することができるので、ジャック7は、鍵4の動作に遅れることなく追随し、再度の押鍵のときには、すでに係合位置、すなわちハンマー3の突上げ可能な位置に復帰している。したがって、ジャック7は、鍵4の連打に良好に応答してハンマー3を突上げ、ハンマー3による打弦を連続的に行わせる。
以上のように、トリルを行う場合のように、同じ鍵4が連続的に速く押鍵された場合であっても、ジャック7の動作を鍵4の動作に遅れることなく確実に追随させることができ、それにより鍵4の連打性を向上させることができる。
また、ジャックスプリング10およびスプリング部7cの双方により、ジャック7に作用する付勢力を付与すること、およびスプリング部7cが合成樹脂の成形品で構成されていることにより、その付勢力のばらつきが小さいことから、付勢力全体としてのばらつきや経年変化を抑制でき、したがって、従来のジャックスプリング10のみで行う場合よりも、付勢力の調整を容易に行うことができる。また、スプリング部7cによる付勢力は、ジャック7がハンマー3から離脱した直後に付与されるので、レットオフ荷重を増大させないなど、鍵4の静的荷重にほとんど影響を及ぼさない。したがって、鍵4のタッチ感を変化させることなく、連打性を向上させることができる。
また、レギュレティングレール15は、レギュレティングボタン13を取り付けるために通常、設けられる既存のものであり、このレギュレティングレール15を、ジャック7が離脱位置側に回動する際のスプリング部7cの支持部材として利用している。さらに、ジャック7に作用する付勢力を増大させるためのスプリング部7cが、ジャック7と一体成形されている。以上のように、スプリング部7cおよびこれを支持する支持部材を別個に設ける必要がないので、アクション1を、製造コストを大きく増加させることなく低コストで実現することができる。また、部品点数および組立て工数は、従来と同じであるため、その分、アクション1を低コストで製造することができる。
さらに、ジャック7が、炭素繊維を含有した合成樹脂により構成されていることにより、高剛性化および軽量化している。したがって、ジャック7は、軽快に動作するので、離鍵時により短時間で係合位置に復帰でき、その結果、鍵4の連打性をより向上させることができる。
次に、上述したアクション1の第1の変形例について説明する。この変形例は、基本的に第1実施形態のアクション1と同様の構成を有しており、ジャック30の構成のみが異なるので、以下、共通する構成要素については同じ符号を用い、第1実施形態のジャック7との相違点を中心として説明する。
図4に示すように、この変形例のジャック30は、例えば炭素繊維を含有した合成樹脂によって構成され、第1実施形態のジャック7と同様に、L字形に一体成形された基部30a、ハンマー突上げ部30b、およびスプリング部30cを有している。また、ハンマー突上げ部30bとスプリング部30cの間の間隙には、例えば金属製の板ばね31(スプリング部保形用ばね)が取り付けられていて、この板ばね31は、スプリング部30cの先端部と基端部付近の間に延びている。
スプリング部30cには、板ばね31を取り付けるための上下2つの取付け溝32a,32bが形成されている。これらの取付け溝32a,32bは、スプリング部30cの先端部のハンマー突上げ部30b側と、基端部のハンマー突上げ部30bとの接続部付近とにおいて、それぞれ左右方向にわたって設けられており、これらの取付け溝32a,32bに、板ばね31の下端部および上端部がそれぞれはめ込まれている。他の構成は、上述した第1実施形態のアクション1と同様である。
以上の構成によれば、押鍵時に、ジャック30が、レギュレティングボタン13によって離脱位置側に回動させられ、レギュレーティングレール15に当接したときに、第1実施形態と同様に、ジャックスプリング10、およびスプリング部30cによる付勢力がジャック30に作用する。その際、スプリング部30cが撓むのに伴い、板ばね31がスプリング部30cとともに撓むことによって、ジャック7に作用する付勢力が付加され、強化される。また、ジャック30の離脱位置側への回動の際、スプリング部30cが撓んだときには、スプリング部30cには、レギュレティングレール15からの反力と、板ばね31からの前方への付勢力が作用する。上述したように、ジャック30は合成樹脂により構成されており、基本的には、その機械的な性質として粘弾性を有していて、撓み変形が繰り返されることにより、その変形が残留するおそれがある。しかし、スプリング部30cに撓み変形が生じたときには、この変形を打ち消し、元の形状に復元するように板ばね31からの付勢力が作用するため、スプリング部30cの変形が繰り返されても、離鍵状態のときには元の形状が維持される。
以上のように、スプリング部30cとハンマー突上げ部30bの間に板ばね31を設けるだけの単純な構成で、スプリング部30cの形状が維持されるので、スプリング部30cの変形が残留するのを防止することができる。それにより、スプリング部30cのばね力の経時的な低下を防止することができ、ジャック30を係合位置側へ付勢するスプリング部30cの付勢力の大きさを維持することができる。その結果、鍵4の連打性を低下させることなく良好に維持することができる。また、板ばね31は、ハンマー突上げ部30bとスプリング部30cの間の間隙を利用して設けられるので、アクション1を、全体としてコンパクトに構成することができる。
また、スプリング部30cの変形が残留し、そのばね力が変化したとしても、板ばね31が設けられている分、ジャック30に作用する付勢力が強化されているので、付勢力全体の所要の大きさを維持することができる。
次に、上述したアクション1の第2の変形例について説明する。この変形例のアクションは、基本的に第1実施形態のアクション1と同様の構成を有しており、ジャック40と他の一部の構成のみが異なるので、以下、共通する構成要素については同じ符号を用い、第1実施形態との相違点を中心として説明する。
図5に示すように、この変形例のアクションは、後述するように、ジャック40の離脱位置を規定するストップレール41(支持部材)を有するタイプのものである。このアクションのジャック40は、第1実施形態のジャック7と同様に、例えば炭素繊維を含有する合成樹脂によって構成され、L字形に一体成形された基部40a、ハンマー突上げ部40b、およびスプリング部40cを有している。このスプリング部40cは、ハンマー突上げ部40bの上端部から突出し、ハンマー突上げ部40bとの間に間隙を存した状態で、その中央まで下方に延びている。
また、ストップレール41は、スプリング部40cの前方に、これと対向するように所定の間隔を隔てて設けられている。このストップレール41は、左右のブラケットの間に渡されており、その後面には、例えば緩衝材としてフェルト41aが貼り付けられている。他の構成は、上述した第1実施形態のアクション1と同様である。
以上の構成によれば、押鍵時にレギュレティングボタン13によってジャック40が離脱位置側に回動させられる際、ジャック40は、ジャックスプリング10によって、係合位置側に付勢される。また、ジャック40が離脱位置に達したときに、そのスプリング部40cがストップレール41に当接し、これを押圧する。それにより、スプリング部40cは、ストップレール41によって支持され、ストップレール41からの反力により、弾性を有するスプリング部40c自体が撓むことによって、ジャック40が係合位置側に付勢される。このように、ジャック40は、ハンマー3から外れて離脱位置に達したときには、ジャックスプリング10およびスプリング部40cの両者によって、係合位置側に強く付勢された状態になる。それにより、押鍵の終了を待たずに係合位置側に速やかに復帰回動を開始し、これ以降は、第1実施形態のジャック7と同じ動作を行う。
以上のように、ストップレール41を有するタイプのアクションであっても、これをジャック40の支持部材として利用することにより、アクションを低コストで実現することができる。
なお、本発明は、説明した各実施形態および変形例に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、各実施形態および変形例では、ジャックのハンマー突上げ部にスプリング部を設けているが、これに限定されることなく、例えば、スプリング部としてのコイルばねや板ばねなどを、レギュレティングレール15またはストップレール41に設けてもよい。また、各実施形態および変形例では、ジャックのスプリング部は、ハンマー突上げ部の上端部から下方に延びるものとして説明したが、これに限定されることなく、例えば下端部から上方に延びるように設けてもよい。また、各実施形態および変形例では、スプリング部を含むジャックは、一体成形されたものとして説明したが、これに限定されることなく、例えば、金属製のスプリング部をインサート成形してもよい。
また、第1変形例では、板ばね31を設けることにより、スプリング部30cの粘弾性による変形の残留を防止しているが、これに限定されることなく、例えばコイルばねなどの他の形状のばねを用いることも可能である。さらに、第2変形例のジャック40に、スプリング部40cの形状を保持するためのばねを適用することも可能である。また、実施形態で示したウィッペンやジャックなどの各構成部品の材質などは、あくまで例示であり、他の適当な材質を採用することが可能である。その他、細部の構成を、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することが可能である。
本発明の第1実施形態によるアクションなどを、離鍵状態において示す側面図である。 図1のアクションのジャックおよびその付近を、離鍵状態において示す部分拡大図である。 図1のアクションのジャックおよびその付近を、押鍵時において示す部分拡大図である。 図1のアクションの第1変形例のジャックおよびその付近を、離鍵状態において示す側面図である。 図1のアクションの第2変形例のジャックおよびその付近を、離鍵状態において示す側面図である。
符号の説明
1 アクション
2 鍵盤
3 ハンマー
4 鍵
6 ウィッペン
7 ジャック
7a 基部
7b ハンマー突上げ部
7c スプリング部
10 ジャックスプリング(ばね)
13 レギュレティングボタン
15 レギュレティグレール(支持部材)
30 ジャック
30a 基部
30b ハンマー突上げ部
30c スプリング部
31 板ばね(スプリング部保形用ばね)
40 ジャック
40a 基部
40b ハンマー突上げ部
40c スプリング部
41 ストップレール(支持部材)

Claims (6)

  1. 鍵の押鍵に伴って作動し、ハンマーを回動させることにより打弦を行わせるアップライトピアノのアクションであって、
    前記鍵の押鍵時に、当該鍵で突き上げられることによって上方に回動するウィッペンと、
    基部および上下方向に延びるハンマー突上げ部を有し、前記ウィッペンに回動自在に設けられ、前記ハンマーを突き上げるために前記ハンマー突上げ部が前記ハンマーに係合する係合位置と、前記ハンマー突上げ部が前記ハンマーから外れた離脱位置とに回動するジャックと、
    押鍵時に前記ジャックが前記離脱位置側に回動したときに前記ハンマー突上げ部が接近する側に、当該ハンマー突上げ部に対向するように設けられた支持部材と、
    前記ウィッペンと前記ジャックの前記基部との間に設けられ、当該ジャックを前記係合位置側に付勢するためのばねと、
    押鍵時に、前記ジャックを、前記ばねの付勢力に抗して前記離脱位置側に回動させることによって、前記ハンマーから離脱させるレギュレティングボタンと、
    前記ジャックおよび前記支持部材の一方に設けられ、押鍵時に、前記ジャックが前記ハンマーから離脱したときに、前記ハンマーおよび前記支持部材の他方に当接することによって、前記ジャックを前記係合位置側に付勢するスプリング部と、
    を備えていることを特徴とするアップライトピアノのアクション。
  2. 前記レギュレーティングボタンが取り付けられたレギュレティングレールをさらに備え、
    前記支持部材は、当該レギュレティングレールにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載のアップライトピアノのアクション。
  3. 前記スプリング部は、前記ハンマー突上げ部と一体成形され、当該ハンマー突上げ部の上端部および下端部の一方から、前記ハンマー突上げ部との間に間隙を存した状態で延びていることを特徴とする請求項1または2に記載のアップライトピアノのアクション。
  4. 前記ジャックは、前記ハンマー突上げ部と前記スプリング部の間に設けられ、前記スプリング部の形状を保持するためのスプリング部保形用ばねをさらに有していることを特徴とする請求項3に記載のアップライトピアノのアクション。
  5. 前記スプリング部保形用ばねは、前記スプリング部の先端部と基端部付近との間に延びる板ばねで構成されていることを特徴とする請求項4に記載のアップライトピアノのアクション。
  6. 前記ジャックは、炭素繊維を含有した合成樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のアップライトピアノのアクション。
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