JP2004219417A - 可聴周波調整方式の音響効果ベースの診断システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、可聴周波調整方式の音響効果ベースの診断システムおよび方法を提供する。
【解決手段】 音響表現信号を生成するために、装置(112)から音響を収集するように構成された音響収集装置(210)と、
定められた帯域幅の範囲外にある前記音響表現信号の第1の周波数範囲を、前記定められた帯域幅の範囲内にある別の対応する第2の周波数範囲に移して、調整済み音響表現信号を生成するように構成された音響信号調整装置(300)と、
前記調整済み音響表現信号に基づいて、前記定められた帯域幅の範囲内の周波数を持つ可聴周波音響を生成するように構成された音響生成装置(250)と、
を備える音響効果ベースの診断を容易ならしめるシステム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可聴周波調整方式の音響効果ベースの診断シルテムおよび方法に関する。
可動部品を持つ各機械の寿命を通じて、部品が摩耗または故障する日がやってくる。このような日がやってくると、摩耗または故障した部品を、だれかが、修理するか、または取り替えなければならない。そうでなければ、この機械の有効寿命は終わる。この機械が、その実用寿命を延ばすためには、このような故障の原因を特定する必要がある。
このことは、可動部品および/または消耗品を持つ広範な装置および機械について、当てはまる。例えば、これは、エンジン、スキャナ、クレーン、鉛筆削り、トラック、船、トランスミッション(伝動装置)、自動販売機、プリンタ、ジュークボックス、エレベータ、エアコン、ファックス機、ポンプ、列車、コピー機などについて、当てはまる。
〔異常動作〕
本明細書では、異常動作とは、規則正しく、生産的で、かつ有用な機能に合致しない、装置または機械の動作をさす。特に、このような機能は、実効性能に合致するものである。例えば、自動車のブレーキでは、金属と擦れ合う金属音は、おそらく、異常動作の徴候である。これらのブレーキは、なおも使用でき、かつ動作できても、その働きは、妨げられる。この騒音は、異常動作の徴候である。
簡潔のために、この説明は、事務機械での異常動作に焦点を合わせている。さらに具体的に言えば、この説明は、通常、事務所または家庭の環境において認められるプリンタ(例えば、レーザ・プリンタまたはインクジェット・プリンタ)に焦点を合わせている。
〔プリンタ異常動作のトラブルシューティング〕
プリンタ用の代表的なトラブルシューティングのシナリオは、顧客が、電話でテクニカル・サポート・センターに助けを求めることを含む。顧客は、電話を使って、その問題点を技術者に説明する。技術者の目標は、その問題を解決することである。
しかしながら、技術者は、顧客の所見および解釈から集められた情報しか持たないことが一般的である。
例えば、顧客は、この状態を、「ペーパージャム(paper jam、紙詰まり)」であると述べることがある。しばしば、技術者は、プリンタの動作中、いつジャム(紙詰まり)が発生したか尋ねる。通常、技術者は、「プリンタがわずかに給紙した後に、プリンタが紙にしわを寄せ始める」という、この例とそっくりの返事を受け取る。それゆえ、技術者は、プリンタ動作についての顧客の所見および解釈に頼らなければならない。
その結果、顧客と技術者との間のリモート・トラブルシューティングでは、要望通りに、効率的にまたは効果的にトラブルの原因を見つけ出せないこともある。それゆえ、トラブルシューティングのオンサイト訪問(出張修理)が必要になることがある。
フィールド技術者は、プリンタの異常動作をじかに見ることができるから、オンサイト訪問により、トラブルに対して、極めて効率的で、かつ素早い解決が得られることが多い。しかしながら、オンサイト訪問は、リモート・トラブルシューティングと比べて、実に費用がかかることもある。オンサイト訪問は、出張、人件費、養成、機器のような多額の間接費を含む。
このような二段階トラブルシューティング手法(リモート手法、次にオンサイト手法)には大きな欠点がある。これらの欠点のなかには、次のものがある。
・オンサイト訪問費用、
・フィールド技術者(field technician)とリモート技術者(remote technician)の人件費、
・フィールド技術者とリモート技術者を養成する費用、
・養成されたフィールド技術者とリモート技術者の不足。
保証期間中であるときに、製造者は、トラブルシューティングの時間および出費の一部または全部の負担(オンサイト訪問を含む)をこうむる。保証期間が終了した後では、トラブルシューティングの要求(特に、オンサイト訪問)が少なくなることから、総営業費と間接費が減らされる。このことは、財源を、他の仕事に使えるようにする。
〔従来のトラブルシューティングの欠点のいくつか〕
従来のトラブルシューティングでは、リモート技術者は、通常、その場の未熟な観察者の所見および解釈に頼っている。従来のリモート・トラブルシューティングは、オンサイト訪問よりも安価であるとは言え、オンサイト専門家(例えば、フィールド技術者)を持つことよりも効果的でなく、また効率的でもない(問題解決に関して)。
本明細書に記述されるものは、少なくとも一部、装置または機械の音響効果に基づいて、そのような装置または機械の動作の診断を容易ならしめる技術である。
一実施形態では、本発明は、音響表現信号を生成するために、装置から音響を収集するように構成された音響収集装置(sound−gatherer)、定められた帯域幅の範囲外にある音響表現信号の第1の周波数範囲を、この定められた帯域幅の範囲内にある別の対応する第2の周波数範囲に移して、調整済み音響表現信号を生成するように構成された音響信号調整装置(sound−signal−conditioner)、その調整済み音響表現信号に基づいて、この定められた帯域幅の範囲内の周波数を持つ可聴周波音響を生成するように構成された音響生成装置(sound−producer)を備える、音響効果ベースの診断を容易ならしめるシステムを含むことがある。
他の実施形態では、本発明は、装置から音響を収集して、その収集された音響を表現する信号を生成すること、定められた帯域幅の範囲外にある音響表現信号の第1の周波数範囲を、この定められた帯域幅の範囲内にある別の対応する第2の周波数範囲に移して、その収集された音響を表現する信号を調整すること、この調整から得られた調整済み音響表現信号に基づいて、この定められた帯域幅の範囲内の周波数を持つ可聴周波音響を生成することを含む、音響効果ベースの診断を容易ならしめる方法を含むことがある。
さらに他の実施形態では、本発明は、定められた音響帯域幅に周波数が含まれる調整済み音響を表現する信号を得ること、この定められた音響帯域幅の範囲内の周波数が、その帯域幅の範囲外に移されるように、調整済み音響を表現する信号を元の状態に戻すこと、この装置に関連する1つまたは複数の音響効果ベースの故障サイン(fault−signature)を得ること、これらの1つまたは複数の得られた故障サインに基づいて、元の状態に戻された音響表現信号を分析することを含む、音響効果ベースの診断を容易ならしめる方法を、コンピュータでの実行時に実施するコンピュータ実行可能な命令を持つコンピュータ読取り可能媒体を備えることがある。
さらに他の実施形態では、本発明は、定められた音響帯域幅に周波数が含まれる調整済み音響を表現する信号を得ること、この定められた音響帯域幅の範囲外の周波数が、その帯域幅の範囲内に移されるように、調整済み音響を表現する信号を元の状態に戻すこと、この装置に関連する1つまたは複数の音響効果ベースの故障サインを得ること、これらの1つまたは複数の得られた故障サインに基づいて、元の状態に戻された音響表現信号を分析することを含む、音響効果ベースの診断を容易ならしめる方法を含むことがある。
さらに他の実施形態では、本発明は、装置の動作により生成された音響を収集して、その収集された音響を音響表現信号に変換するように構成された音響収集装置、定められた帯域幅の範囲外にある音響表現信号の第1の周波数範囲を、この定められた帯域幅の範囲内にある別の対応する第2の周波数範囲に移して、調整済み音響表現信号を生成するように構成された音響信号調整装置、この定められた音響帯域幅の範囲外の周波数が、その帯域幅の範囲内に移されるように、調整済み音響を表現する信号を元の状態に戻すように構成された音響状態復帰装置(sound−deconditioner)、この元の状態に戻された音響を表現する信号を分析して、この装置の1つまたは複数の故障状態の可能性を判定するように構成された音響分析装置(sound analyzer)、装置のデータベースとつながって、装置のデータベースから、装置に関連する1つまたは複数の故障サインを得るように構成された故障サイン・データベース・インターフェースを備える音響効果ベースの診断アーキテクチャであって、このデータベースから得られた1つまたは複数の故障サインに基づいて、この元の状態に戻された音響を表現する信号を音響分析装置で分析する診断アーキテクチャを含むことがある。
以下の説明は、可聴周波調整方式の音響効果ベースの診断の1つまたは複数の模範的な実施を記述している。本発明者らは、これらの模範的な実施を例証とするつもりである。本発明者らは、これらの模範的な実施に、この請求された本発明の範囲を限定させるつもりはない。もっと適切に言えば、本発明者らは、この請求された本発明も、現在または将来の他の技術とともに、他のやり方で実施されるかもしれないと考えている。
可聴周波調整方式の音響効果ベースの診断の一実施形態の一例は、「模範的な診断」と呼ばれることがある。
全図面を通じて同じ番号を使用して、同じ要素および特徴を参照する。
〔序説〕
便宜上、説明をわかりやすくするために、本明細書中の説明の大部分は、事務機械とコンピュータ周辺装置に焦点を合わせている。2つの普通の例は、プリンタとスキャナである。それゆえ、「事務機械」、「コンピュータ周辺装置」、または「周辺装置」という語は、列挙されてないが、ただし本来、類似している他の装置とともに、プリンタとスキャナを含むことが明白である。
しかしながら、特に明示しない限り、本明細書中の説明は、特に音響が異常動作状態を表わすときに、このような音響を生成するあらゆる装置および機械に当てはまる。例えば、プリンタ、スキャナ、コンピュータ周辺装置、コピー機、ファクシミリ機、コンピュータなどの普通の事務機械は、このような分類に入る。それゆえ、「事務機械」という語は、列挙されてないが、ただし本来、類似している他の装置とともに、本明細書に列挙された上記装置を含むことが明白である。
以下は、特に音響が異常動作状態を表わすときに、このような音響を生成するもののうち、このような分類に入るその他類似の装置および機械を、限定することなく、例示としてのみ挙げたものである。
・オーディオ・コンポーネント
・電子機器
・エンジン
さらに、特に指示しない限り、本明細書中に用いられる「音響」という語は、聞き取れる音と聞き取れない音を両方とも含む。言い替えれば、「音響」は、人間に聞き取れる音、および、人間に聞き取れる範囲よりも低い(すなわち、可聴下周波)音と、人間に聞き取れる範囲よりも高い(すなわち、可聴上周波)音を含む。
〔模範的な音響効果ベースのリモート診断アーキテクチャ〕
図1は、音響効果ベースのリモート診断アーキテクチャ100を示している。図1は、互いに遠く離れていそうな2つのサイト、すなわち、顧客サイト110とコール・センタ・サイト150を含む。これらのサイト名は、便宜上、例証として用いられている。もちろん、これらのサイト名は、限定するつもりはない。本明細書では、「リモート(遠く離れている)」とは、時間および/または空間による隔たりをさす。
音響効果ベースのリモート診断アーキテクチャ100を用いて、プリンタの異常動作の音響に基づいて、このような動作を自動的に診断することがある。言い替えれば、これは、異常動作の音響効果に基づいている。別法として、これは、異常動作の手動診断を容易ならしめることがある。
顧客が、プリンタ112の問題に直面するときに、顧客は、通常、テクニカル・サポートに電話をかける。従来の手法では、リモート技術者(例えば、技術者160)は、顧客の所見および解釈に制限される。次に、模範的な診断では、リモート技術者は、実際に、プリンタの異常動作を聞くことがある。別法として、この音響は、自動的に分析されて、そのような自動分析の結果がリモート技術者に提供される。
このような音響効果ベースのリモート診断アーキテクチャ100の範囲内では、図2の可聴周波調整ユニット200を用いて、その異常動作中にプリンタが発する音響の広帯域スペクトルを取り込む。さらに、可聴周波調整ユニット200は、取り込まれた音響スペクトルを再生するが、ただし、狭帯域に定められた周波数帯内で再生する。
顧客サイト110は、被測定事務機械、すなわちプリンタ112を含む。プリンタ112が異常動作をするときに、プリンタ112は音響120を発する。可聴周波調整ユニット200を、プリンタ112の近くに置くと、可聴周波調整ユニット200は、音響120を受け取って、処理する。可聴周波調整ユニット200は、音響120の調整済み標本(サンプル)122である新たな音響を発する。この調整済み標本122を、電話機114で受け取り、それを電話網インフラ130により送る。
通常、呼出しは、顧客サイト110から、電話網インフラ130を経て、コール・センタ・サイト150に行われる。建物152は、コール・センタ・サイトの建物または場所を表わしている。コール・センタ154は、それ自体、建物154に入っていることがある。
コール・センタ154は、音響効果分析装置400および/またはリモート技術者160という2つの構成要素を含む。音響効果分析装置400は、調整済み標本122が電話網インフラ130により送られるときに、調整済み標本122の電気信号を受け取る。音響効果分析装置400は、その伝送信号から、上記の調整済み標本122を再生する。音響効果分析装置400は、この標本を元の状態に戻して、元の音響120の全部または一部を再生する。
音響効果分析装置400は、この音響を分析して、異常動作の音響効果に基づいて、異常動作を自動的に診断し、かつ/または、この音響の手動診断を容易ならしめる。リモート技術者160は、この分析結果を解釈し、かつ/または、これ自体の分析を実行し、次に、顧客とやり取りする。
〔音響の調整〕
電話網インフラ130は、音響を表現する信号を搬送する。本明細書では、このような信号は、音響表現信号と呼ばれる。
しかしながら、電話網インフラ130は、限られた帯域幅の範囲内の信号しか搬送しない。送られる周波数は、約3,000ヘルツの帯域幅に制限される。代表的な電話網インフラの全域では、約400ヘルツよりも低く、かつ約3,400ヘルツよりも高い信号周波数はどれも送られない。
可聴周波調整ユニット200は、音響120を電話網インフラ130により送るときに、その音響表現信号の周波数が、代表的な電話伝送スペクトルの範囲内に入るように、音響120を調整する。ここでは、この調整済み音響122は、電話伝送スペクトルの範囲外にあるはずの未調整の周波数を持った音響を含む。その結果、調整により、電話伝送スペクトルよりも高い/低い音響(可聴上周波音/可聴下周波音)を、電話網インフラ130により、音響表現信号を介して送ることができる。
可聴周波調整はまた、機械の「低く重々しい連続音」が発生する低周波の可聴周波スペクトルでの「よりきれいな」信号も提供するために用いられることがある。
〔可聴周波調整ユニット〕
図1と図2に示されるように、可聴周波調整ユニット200は、模範的な実施形態において、円形のホッケー・パック状の筐体を含む携帯用の装置であることもある。可聴周波調整ユニット200は、音響効果ベースのリモート診断アーキテクチャ100の構成要素の一部を収容している。これは、ある実施の一例である。しかしながら、このユニットは、他のほとんどのサイズおよび形状の筐体を持つこともある。
この種の携帯用装置は、ユーザまたはフィールド技術者が、プリンタの異常動作のトラブルシューティングに用いるのに便利である。ほぼ、図1と図2に示されるとおりに、この装置は、プリンタ112と電話受話器114との間に置かれることがある。別法として、可聴周波調整ユニット200は、一時的にまたは恒久的にプリンタに結合される装置であることもある。
さらに、可聴周波調整ユニット200の構成要素の1つまたは複数は、プリンタ自体に組み入れられることもある。
図2に示されるように、可聴周波調整ユニット200は、音響120を収集するマイクロホン210を含む。これは、例えば、コンタクト・マイクロホンまたは振動トランスデューサであることもある。このマイクロホン、およびその関連構成要素(または、音響収集機能を果たす他の装置)は、本明細書では音響収集装置とも呼ばれる。
このユニットは、入ってくる音響120を処理する可聴周波調整モジュール300を含む。可聴周波調整モジュール300は、図3に焦点を合わせた下記セクションに述べられている。この可聴周波調整モジュール300と、その関連構成要素(または、音響収集機能を果たす他の装置)は、本明細書では可聴周波調整装置または音響信号調整装置とも呼ばれる。
さらに、このユニットは、外部デジタル装置(例えば、コンピュータ)に接続する入出力(I/O)システム220も含む。このユニットはまた、後で再生するか、または送るために、音響表現を記憶させるメモリ(記憶媒体)230も含むことがある。このユニットは、バッテリなどの内部電源240を含む。別法として、このユニットは、外部電源への接続線を含むことがある。
さらに、可聴周波調整ユニット200はまた、可聴周波調整モジュール300の出力に基づいて、調整済み音響122を発生させるスピーカ250も含む。このスピーカ、および、その関連構成要素(または、音響生成機能を果たす他の装置)は、本明細書では音響生成装置とも呼ばれる。
ユニット200は、可聴周波フィードバックおよび漂遊ノイズの拾い込み(stray noise pick−up)を防止するために、音響的に減衰させる材料で構成されることもある。例えば、このユニットは、音響収集部分(マイクロホン210を用いる)と音響生成部分(スピーカ250を用いる)との間に、音響的に減衰させる壁面260を含むことがある。
マイクロホン210は、被測定プリンタ112から、聞こえる距離内に設置されるが、音響効果ベースのリモート診断アーキテクチャ100の他の構成要素のほぼすべては、このプリンタから遠く離れて設置されることがある。
〔可聴周波調整ユニットの模範的な使用法〕
図1と図2に示される実施形態では、可聴周波調整ユニット200のマイクロホン210は、被測定装置(例えば、プリンタ112)に対して配置される。電話のマイクロホン(電話受話器)114は、このユニットの反対側に対して配置される。
機械の振動(例えば、音響120)は、マイクロホン210により捕えられる。マイクロホン210は、この音響を音響表現信号に変換する。可聴周波調整モジュール300は、音響表現信号を増幅し、低周波および/または高周波を強め、その結果を、搬送周波数と混合して伝送を向上させ、高周波および/または低周波をフィルタリングし、もう一度、増幅して、スピーカ250に出力する。スピーカ250は、この調整済み音響表現信号を実際の音響に変換する。
スピーカ250を、電話受話器114の近くに置き(例えば、電話受話器114に押し当て)、その出力をリモート・サイト(例えば、コールセンタ154)に送って、そこで、スペクトル分析が行われる。それゆえ、電話受話器は、その調整済み音響を受け取って、それを、音響表現信号に変換する。オプションとして、その出力は、PDA、またはPDAの近くのラップトップ・コンピュータに送られて(I/Oシステム220を通じて)、その音響表現信号をオンサイトで分析する。
〔可聴周波調整モジュール〕
図3は、可聴周波調整モジュール(音響信号調整装置)300の模範的な一実施形態の詳細と、I/Oシステム220の詳細を示している。
モジュール300は、図3に示されるやり方で構成された電子回路であることもある。モジュール300は、マイクロホン210から音響表現信号を受け取る。モジュール300は、もとの音響表現信号(音響120を表現するもの)を増幅する可聴周波プリアンプ312と、可聴周波圧縮器314を含む。
モジュール300は、信号を所定の経路で低域フィルタ、高域フィルタ、またはバイパス・ラインに送るセレクタ・スイッチ320を含むことがある。モジュール300はまた、低域フィルタ330または高域フィルタ336も組み込んでいて、混合されて、送られる好ましい周波数範囲を、その音響表現信号から選択することがある。モジュール300は、これらの選択された周波数を局部発振器334に付加するミキサ332を持っている。局部発振器334は、それらの周波数に対して搬送信号(例えば、約2000Hz)を提供する。
モジュール300は、最終調整済み周波数範囲を選択し、無関係の高周波および低周波を排除する帯域フィルタ337を持つことがある。別の方法として、このモジュールは、フィルタとスイッチの他の組合せを用いて、異なる帯域幅に対して調整することがある。スイッチがバイパス位置にある場合には、増幅および圧縮された信号は、フィルタリングも混合もなく、送られることがある。
この調整済み信号は、PAアンプ340を用いて増幅されて、スピーカ250は、適宜に、その調整済み信号に基づいて音響を生成する。この音響は、その調整済み音響である。
図3は、外部デジタル装置(例えば、コンピュータ)に接続するI/Oシステム220を示している。I/Oシステム220は、その調整済み信号をデジタル表現に変換するアナログ・デジタル(A/D)変換器222を含む。この表現は、I/Oポート224を通じて、他の装置(例えば、コンピュータ)に送られることがある。
別の方法として、このデジタル化された調整済み信号は、メモリ230に記憶させる。
〔音響効果分析装置〕
図4は、コールセンタ154の音響効果分析装置400を示している。電話受話器114は、その調整済み音響を表現する信号を、電話網インフラ130を介して、コールセンタ154に送る。音響効果分析装置400は、この入力音響信号を受け取る。少なくとも1つの実施では、音響効果分析装置400は、音響効果分析用に1つまたは複数のプログラム・モジュールを有するパーソナル・コンピュータである。
音響効果分析装置400は、ディジタイザまたはPCサウンド・カードに、電話接続線またはマイクロホンを介して可聴周波入力がある。音響効果分析装置400は、調整済みサウンドを表現する入力信号を増幅する増幅器405を含む。増幅器405は、ハードウェア、ソフトウェア、または、ハードウェアとソフトウェアの或る組合せを通じて構築されることがある。増幅器405、およびその関連構成要素(または、信号増幅機能を果たす他の装置)は、本明細書では音響信号状態復帰装置とも呼ばれる。
音響効果分析装置400は、スペクトル・アナライザ410を持っている。これは、可聴周波スペクトル分析ルーチン(例えば、FFTルーチン、すなわち高速フーリエ変換)を含むことがある。音響効果分析装置400は、テストでは特定のタイプの被測定装置に対して、故障スペクトル「指紋」(または、「サイン」)のデータベース420を持っている。このようなサインは、公知の故障状態の間に発せられる音響を表現する記憶された波形またはデータである。
音響効果分析装置400は、所定の間隔で零交差タイムスライスFFT(高速フーリエ変換)を用いて、この増幅された入力音響表現信号を処理することで、プリンタ・ノイズを分析する場合がある。例えば、音響効果分析装置400は、100msecのタイムスライスを使用するかもしれない。
音響効果分析装置400の誤差分析ルーチンは、この分析された入力音響と、データベース420中のエントリを比較する。音響効果分析装置400は、その結果を表示する出力ルーチンであることもある。これらの機能は、比較器430および/または故障診断装置440によって果たされる。
この出力は、リモート技術者160に提示されることがある。この技術者は、単に、この診断の結果を顧客に報告するだけのこともある。別法として、この技術者は、さらに、音響効果分析装置400の結果を分析して、追加結論を下すことがある。この技術者は、このような結論を顧客に報告する。
他の代替実施形態では、技術者160は、音響効果分析装置400が調整し、かつ/または元の状態に戻したものと同一の入力音響を聞いて、技術者160自身の結論を引き出す。このような人による結論は、音響効果分析装置400の結果といっしょに用いられることもある。人による診断と、音響効果分析装置400の診断との比較は、技術者を養成するのに用いられることがある。このような比較は、音響効果分析装置400を微調整するのにも用いられることがある。
〔音響分析装置の動作のあらまし〕
音響分析装置は、増幅された音響表現信号を、とりわけ知られている機械状態に対する一連のスペクトル・サイン(spectral signature)に分割する。スペクトル一致(スペクトル照合)は、特定のサインに対する「完全一致のパーセント」として記録される。この一致ファイルは、機械の故障、警告、誤差状態、提案された保守処置のルックアップ・テーブルに対応づけられる。この表にまとめられた結果が、要約され、技術者160に表示されて、処置が取られる。
別の方法として、このシステムは、完全に自動化されて、その結果が、電子メールまたは音声応答ユニットを介して、顧客に送られる。
〔予測予防保守〕
模範的な診断は、プリンタの現在の異常動作状態の診断に加えて、近い将来に、この異常状態の開始も予測することもある。プリンタが正常に動作しているように見えても、プリンタは、近い将来、保守または修理の必要を示す自動警報音を発することがある。例えば、歯車からの小さなきしる音は、その歯車が、2、3ヶ月以内に取替えを必要とすることを示すことがある。
模範的な診断では、予防保守は、プリンタが発している音響に基づいて、故障予測から効果的に行われることがある。これは、問題が起こる前に、その問題について、ユーザに保守を予定させることで、ダウンタイムを減らすのに役立つことになる。
〔データベース〕
それぞれの問題状態(「故障」)は、通常、固有の可聴周波サイン(「故障サイン」)を持つであろう。それぞれの予測される問題状態は、また、通常、それ自体の固有の可聴周波サイン(「予測故障サイン」)も持つであろう。これらの故障サインは、ちょっとしたヒューリスティック(発見的方法)を用いて、経験的に決定できる。言い替えれば、一連の多数の実験(または、現場テスト)は、それぞれの被測定装置に行われて、様々な故障状態および予測故障状態の音響を記録する。これらの故障サインを用いる自動トラブルシューティングは、専門技術者の経験および知識に基づいて、改善されることがある。
このような故障サインは、リレーショナル・データベースにおいて、分類されて、関連づけられることがある。診断アルゴリズムは、ノイズ信号と、1つまたは複数の故障サインを比較して、1つまたは複数の現在または将来の問題状態の発生に関して、結論を引き出す。
〔異常動作音の遅延分析〕
模範的な診断の別の実施例では、プリンタの音響を録音することがある。この録音が蓄積される。この録音は、音響処理センタに送られるか、または配信される。
この実施例では、プリンタの動作音響は、手動または自動で録音される(例えば、MP3様式)。この音響ファイルは、プリンタにリンクされたコンピュータにより処理されることがある。別の方法として、この音響ファイルは、リモート音響処理センタに送られる(例えば、電子メールを介して)ことがある。
伝統的なデジタル・オーディオ様式(例えば、MP3)は、人間に聞き取れる範囲で最適化されるから、この様式で記憶させる前に信号を調整すれば、さらに広い帯域幅が取り込まれる。
〔模範的な診断の方法論的実施〕
図5は、音響効果ベースのリモート診断アーキテクチャ100(または、その或る部分)によって実行される模範的な診断の方法論的実施を示している。この方法論的実施は、ハードウェア、ソフトウェア、または、ハードウェアとソフトウェアの組合せで行われることがある。
図5の510において、模範的な診断は、被測定装置から発せられる音響を得る。本明細書では、被測定装置の主要例はプリンタであるが、ただし、その主要例は、特に音響が異常動作状態を表わすときに、このような音響を生成する装置または機械であればどんなものであってもよい。
512において、入力された音響を調整する。514において、その調整済み音響を表現する信号を、電話網インフラ130により送る。
図5の516において、模範的な診断は、その調整済み音響を表現する信号を受け取る。518において、模範的な診断は、その調整済み音響を表現する信号を元の状態に戻して(例えば、信号増幅により)、元の調整されてない音響を表現する信号を得る。
520において、模範的な診断は、故障サイン・データベース中のデータにアクセスする。このデータベースは、現時故障と予測故障の双方の故障サインを含むことがある。データベース420は、それらの故障サインを記憶させるために、模範的な診断が使用できる構成要素の主要例である。
522において、模範的な診断は、このデータベースから得られた1つまたは複数の故障サインを用いて、入力音響を分析する。この診断は、このような分析に基づいて、現在の故障状態が発生しているかどうか、またその故障状態とは何か判定する。別の方法として、この診断は、報告書に、特定の故障の可能性を与えるだけのこともある。524において、この診断は、そのような判定の結果を示す。この診断は、その結果をリモート技術者に示すこともある。
模範的な診断は、オプションとして、将来の故障状態が発生しているかどうか、またその故障状態とは何か判定することがある。別の方法として、この診断は、報告書に、特定の故障の可能性を与えるだけのこともある。526において、この診断は、そのような判定の結果を示す。この診断は、その結果をリモート技術者に示すこともある。
このプロセスは、530において終了する。
〔模範的なプリンタ・アーキテクチャ〕
図6は、模範的な診断において利用できる模範的な印刷装置600の様々な構成要素を示している。
プリンタ(印刷装置)600は、1つまたは複数のプロセッサ602、EEPROM(電気的にデータ書込み・消去可能なPROM)604、ROM606(消去不能)、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)608を含む。プリンタ600は、EEPROM604とROM606を持つものが図示されているが、特定のプリンタは、これらのメモリ構成要素のうちの1つしか含まないこともある。さらに、図示されてはいないが、システムバスが、通常、印刷装置600内の様々な構成要素を接続している。
プリンタ600はまた、ROM606に格納された固定メモリ・モジュールとして実装されるファームウェア構成要素630も備えている。ファームウェア630は、ソフトウェアのようにプログラムされ、テストされて、プリンタ600といっしょに配布される。ファームウェア630は、プリンタ600内のハードウェアの動作を調整するように実施できるものであって、そこには、このような動作を実行するのに用いられるプログラミング構成物が入っている。
プロセッサ(1つまたは複数)602は、様々な命令を処理して、プリンタ600の動作を制御し、また、他の電子装置およびコンピューティング装置とやり取りする。メモリ構成要素であるEEPROM604、ROM606、RAM608は、設定情報、フォント、テンプレート、印刷されるデータ、およびメニュー構造体情報のような様々な情報および/またはデータを格納している。図示されてはいないが、特定のプリンタは、EEPROM604やROM606の代りに、あるいは、EEPROM604やROM606に加えて、フラッシュ・メモリ素子も含むこともある。
プリンタ600はまた、ディスクドライブ612、ネットワーク・インターフェース614、シリアル/パラレル・インターフェース616も含む。ディスクドライブ612は、印刷されているデータ、あるいは、プリンタ600で維持される他の情報を追加的に格納する。プリンタ600は、RAM608とディスクドライブ612を両方とも持つものが示されているが、特定のプリンタは、プリンタの記憶要求に応じて、RAM608かディスクドライブ612のいずれかを含むことがある。例えば、安価なプリンタは、ディスクドライブ612を含まずに、小容量のRAM608を含み、それにより、プリンタの製造費用を削減してもよい。
ネットワーク・インターフェース614は、プリンタ600とデータ通信網とを接続する。ネットワーク・インターフェース614により、共通データ通信網に結合された装置は、共通データ通信網を介して、プリンタ600に、プリントジョブ、メニュー・データ、および他の情報を送ることができる。同様に、シリアル/パラレル・インターフェース616は、プリンタ600と、他の電子装置またはコンピューティング装置との間に、直接にデータ通信路を提供する。プリンタ600は、ネットワーク・インターフェース614とシリアル/パラレル・インターフェース616を持つものが図示されているが、特定のプリンタは、インターフェース構成要素を1つしか含まないことがある。
プリンタ600はまた、印刷ユニット618も含む。印刷ユニット618は、プリントジョブに対応する印刷データにより、紙、プラスチック、布地などの印刷媒体にインク(例えば、液体インク、トナーなど)を選択的に塗布するように配置された機構を含む。例えば、印刷ユニット618は、ドラムまたはベルトの中間面にトナーを選択的に塗布させる従来のレーザ印刷機構を含むこともある。次に、この中間面は、制御されるやり方でトナーを印刷媒体に転写させるように、印刷媒体のすぐ近くに導かれる。次に、印刷媒体上のトナーは、例えば、熱エネルギーをトナーに選択的に加えることで、さらに恒久的に印刷媒体に定着される。
印刷ユニット618はまた、例えば、両面への印刷が求められるときに印刷媒体を選択的にひっくり返すことで、両面印刷をサポートするように構成されることもある。当業者であれば、多数の異なるタイプの印刷ユニットが利用できることと、本発明の目的では、印刷ユニット618が、これらの異なるタイプをどれでも含められることが理解されよう。
プリンタ600はまた、ユーザ・インターフェースとメニュー・ブラウザ620、および表示パネル622も含む。ユーザ・インターフェースとメニュー・ブラウザ620により、プリンタ600のユーザは、プリンタのメニュー構造体をナビゲートすることができる。ユーザ・インターフェース620は、インジケータ、あるいは、プリンタのユーザが操作する一連のボタン、スイッチ、または他の選択できる制御装置であることもある。表示パネル622は、プリンタ600の状態、および、メニュー構造体を通じてユーザが利用できる現行オプションに関して、情報を提供するグラフィカル・ディスプレイである。
プリンタ600は、ソフトウェアのアプリケーションまたはアプレットが実行できるランタイム環境を提供するアプリケーション・コンポーネント624を含むことがあり、また、通常は含んでいる。模範的なランタイム環境は、JVM(Java Virtual Machine)である。当業者であれば、多数の異なるタイプのランタイム環境が利用できることが理解されよう。ランタイム環境は、様々なインターフェースを定義できるようにすることで、プリンタ600の拡張性を容易ならしめ、それにより、アプリケーション・コンポーネント624が、プリンタと対話可能になる。
〔模範的なコンピュータ・アーキテクチャ〕
図7は、模範的な診断を実施するのに利用できる模範的なコンピューティング装置700の様々な構成要素を示している。
コンピュータ700は、1つまたは複数のプロセッサ702、データを入出力するインターフェース704、ユーザ入力装置706を含む。プロセッサ(1つまたは複数)702は、様々な命令を処理して、コンピュータ700の動作を制御するが、一方、インターフェース704は、コンピュータ700が他の電子装置およびコンピューティング装置とやり取りする機構を提供する。ユーザ入力装置706は、コンピュータ700に接続して、情報をコンピュータ700に入力するキーボード、マウス、ポインティング・デバイス、または他の機構を含む。
コンピュータ700はまた、メモリ708(例えば、ROMおよび/またはROM)、ディスクドライブ710、フロッピー・ディスクドライブ712、CD−ROMドライブ714も含む。メモリ708、ディスクドライブ710、フロッピー・ディスクドライブ712、CD−ROMドライブ714は、コンピュータ700用のデータ記憶機構を提供する。図示されてはいないが、システムバスは、通常、コンピューティング装置700内の様々な構成要素を接続する。
以上本発明の各実施例について説明したが、実施例の理解を容易にするために、実施例ごとの要約を以下に列挙する。
〔1〕 音響表現信号を生成するために、装置(112)から音響を収集するように構成された音響収集装置(210)と、
定められた帯域幅の範囲外にある前記音響表現信号の第1の周波数範囲を、前記定められた帯域幅の範囲内にある別の対応する第2の周波数範囲に移して、調整済み音響表現信号を生成するように構成された音響信号調整装置(300)と、
前記調整済み音響表現信号に基づいて、前記定められた帯域幅の範囲内の周波数を持つ可聴周波音響を生成するように構成された音響生成装置(250)と、
を備える音響効果ベースの診断を容易ならしめるシステム(200)。
〔2〕 前記定められた帯域幅が、人間に聞き取れる範囲内にあることを特徴とする〔1〕に記載のシステム(200)。
〔3〕 前記定められた帯域幅が、通常、電話網インフラにより送られる音響表現信号の一範囲であることを特徴とする〔1〕に記載のシステム(200)。
〔4〕 前記音響収集装置(210)が、マイクロホン、コンタクト・マイクロホン、振動トランスデューサから成る一群から選択されることを特徴とする〔1〕に記載のシステム(200)。
〔5〕 前記調整済み音響をデジタル化して、前記音響を記憶媒体(230)に記憶させるように構成されたデジタル音響記憶装置(storer)をさらに備えることを特徴とする〔1〕に記載のシステム(200)。
〔6〕 定められた音響帯域幅に周波数が含まれる調整済み音響を表現する信号を得るステップ(516)と、
前記定められた音響帯域幅の範囲外の周波数が、前記帯域幅の範囲内に移されるように、調整済み音響を表現する前記信号を元の状態に戻すステップ(518)と、
前記装置に関連する1つまたは複数の音響効果ベースの故障サインを得るステップ(520)と、
前記1つまたは複数の得られた故障サインに基づいて、前記元の状態に戻された音響表現信号を分析するステップ(522)と、
を有する、音響効果ベースの診断を容易ならしめる方法。
〔7〕 前記分析するステップの結果に基づいて、故障状態の表示を生成するステップをさらに有することを特徴とする〔6〕に記載の方法。
〔8〕 前記分析するステップの結果に基づいて、故障状態の可能性を判定するステップをさらに有することを特徴とする〔6〕に記載の方法。
〔9〕 前記故障状態が、現在の故障状態であることを特徴とする〔8〕に記載の方法。
〔10〕 前記故障状態が、将来の故障状態であることを特徴とする〔8〕に記載の方法。
リモート診断を図式的に示す。 可聴周波調整ユニットの構成要素を示す略図である。 図2の可聴周波調整ユニットの可聴周波調整モジュール構成要素を示す概略図である。 コール・センタでの音響分析装置の構成要素を示すブロック図である。 故障状態を検出する分析法を示す流れ図である。 プリンタ・アーキテクチャを図式的に示したものである。 コンピューティング装置を図式的に示したものである。
符号の説明
112 装置
200 システム
210 音響収集装置
230 記憶媒体
250 音響生成装置
300 音響信号調整装置

Claims (10)

  1. 音響表現信号を生成するために、装置から音響を収集するように構成された音響収集装置と、
    定められた帯域幅の範囲外にある前記音響表現信号の第1の周波数範囲を、前記定められた帯域幅の範囲内にある別の対応する第2の周波数範囲に移して、調整済み音響表現信号を生成するように構成された音響信号調整装置と、
    前記調整済み音響表現信号に基づいて、前記定められた帯域幅の範囲内の周波数を持つ可聴周波音響を生成するように構成された音響生成装置と、
    を備える音響効果ベースの診断を容易ならしめるシステム。
  2. 前記定められた帯域幅が、人間に聞き取れる範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記定められた帯域幅が、通常、電話網インフラにより送られる音響表現信号の一範囲であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 前記音響収集装置が、マイクロホン、コンタクト・マイクロホン、振動トランスデューサから成る一群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 前記調整済み音響をデジタル化して、前記音響を記憶媒体に記憶させるように構成されたデジタル音響記憶装置をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 定められた音響帯域幅に周波数が含まれる調整済み音響を表現する信号を得るステップと、
    前記定められた音響帯域幅の範囲外の周波数が、前記帯域幅の範囲内に移されるように、調整済み音響を表現する前記信号を元の状態に戻すステップと、
    前記装置に関連する1つまたは複数の音響効果ベースの故障サインを得るステップと、
    前記1つまたは複数の得られた故障サインに基づいて、前記元の状態に戻された音響表現信号を分析するステップと、
    を有する、音響効果ベースの診断を容易ならしめる方法。
  7. 前記分析するステップの結果に基づいて、故障状態の表示を生成するステップをさらに有することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記分析するステップの結果に基づいて、故障状態の可能性を判定するステップをさらに有することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  9. 前記故障状態が、現在の故障状態であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記故障状態が、将来の故障状態であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
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