JP2004219161A - 鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置及び荷重測定方法 - Google Patents

鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置及び荷重測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鉄道車両の走行時に、実際に軸受に負荷されるラジアル荷重の大きさ、発生頻度(全走行区間に対する負荷率)、円周方向の負荷分布等を測定可能として、実使用条件に適した軸受の設計に反映できるデータを得られる鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置及び荷重測定方法を提供する。
【解決手段】本発明の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置10は、鉄道車両車軸5に使用される軸受12に負荷されるラジアル荷重を測定するものであって、鉄道車両車軸5を支持する軸受12を内装した軸箱体11と台車7との間に配されており、軸箱体11と頭上ばね座13との間に配された複数個のロードセル14,14を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置及び荷重測定方法に関し、より詳細には、鉄道車両の走行時に軸受に負荷されるラジアル荷重を測定し、実使用条件に最適な車軸軸受を開発するのに用いられる鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置及び荷重測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道車両の走行時に軸受に負荷される荷重を測定する荷重測定装置としては、図9に示すように、転がり軸受70の近傍のハウジング71に、アコースティックエミッションセンサ72,加速度センサ73,温度センサ74,荷重センサ75を設け、稼働中の各々の信号を、各アンプ類を介してパソコン76内に取り込み、パソコン内に先に入力してある各荷重負荷レベルでの破壊に至るまでの加速度,AE値,温度上昇のデータベースと比較することによって、その時点での損傷状態,余寿命を評価するようにしている。
【0003】
このような荷重測定装置では、転がり軸受70に加わる荷重方向に対応する、ハウジング71の軸受近傍位置に軸方向の孔を設け、この内側にひずみゲージを貼り、さらにこの近傍ハウジングの軸方向両サイドにひずみゲージを貼り、これらの出力を種々計算することにより、径方向荷重,軸方向荷重,曲げ荷重を測定する。AE値,加速度は、軸受近傍ハウジング表面にアコースティックエミッションセンサ72及び加速度センサ73を取り付けている。
そして、任意の負荷レベル,負荷形態で稼働している転がり軸受70の、残存寿命を、転がり軸受70の稼働時点でのアコースティックエミッション,加速度,温度上昇を計測することにより高精度に予測するようにしている(例えば、下記特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−159151号公報(第2頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載された荷重測定装置では、軸受の設計に際して、走行時の振動によって増加する荷重を考慮し荷重係数(fw)を用いて軸受荷重を暫定的に設定している。そのため、鉄道車両車軸軸受の場合、実走行時の軸受荷重が不明であるとともに、軸受の各列に掛かる荷重が不明であり、設定している荷重係数の妥当性が明確でないという問題点があった。
また、走行試験で車両車軸に負荷されている荷重の測定は行われてはいるが、測定システムが大掛かりになって測定を容易に行うことができず、軸受1個当たりの荷重を正確に得ることができず、軸受の各列に負荷される荷重が不明である等の問題点もあった。
【0006】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、鉄道車両の走行時に、実際に軸受に負荷されるラジアル荷重の大きさ、発生頻度(全走行区間に対する負荷率)、円周方向の負荷分布等を測定可能として、実使用条件に適した軸受の設計に反映できるデータを得られる鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置及び荷重測定方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る請求項1記載の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置は、鉄道車両の車軸を回動自在に支承する軸受に負荷されるラジアル荷重を測定する鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置であって、前記軸受の外輪に嵌合し前記軸受を収容する軸箱体と台車との間に配されていることを特徴とする。
【0008】
前記構成の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置によれば、軸箱体と台車との間に配された荷重測定装置が用いられる。
したがって、軸箱体と台車との間で鉄道車両車軸を支持する複列タイプの各列毎のラジアル荷重を測定することにより、実走行時に軸受に負荷されるラジアル荷重の大きさ、発生頻度(全走行区間に対する負荷率)を容易に測定することができる。
また、各種走行条件における実測データに基づいて鉄道車両車軸の軸受設計が可能となり、軸受の長寿命化及び軸受のメンテナンス期間の延長が可能となる。
更に、ベンチ試験のデータと実車のデータとの一致度を高めたベンチ試験条件を設定することができ、精度の高いベンチ試験を行うことができる。
【0009】
また、本発明に係る請求項2記載の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置は、請求項1記載の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置であって、前記軸箱体は、頭上ばね座に係止された頭上ばねを介して台車に結合されており、該軸箱体と前記頭上ばね座との間に配された複数個のロードセルからなることを特徴とする。
【0010】
前記構成の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置によれば、軸箱体と頭上ばね座との間に配された複数個のロードセルを用いて荷重測定が行われる。
したがって、複数個のロードセルを、鉄道車両車軸を支持する複列タイプの各列毎に配して負荷荷重を測定することにより軸受の最適設計が可能となり、軸受の長寿命化、メンテナンス期間の延長化を図ることができる。
【0011】
また、本発明に係る請求項3記載の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置は、請求項2記載の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置であって、前記ロードセルは、鉄道車両車軸の車輪側の列と反車輪側の列とに配列され、前記鉄道車両の前記軸受に負荷されるラジアル荷重を測定することを特徴とする。
【0012】
前記構成の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置によれば、鉄道車両車軸軸受の車輪側の列と反車輪側の列とに配列されたロードセルを用いてラジアル荷重の測定が行われる。
したがって、車輪側の列に配されたロードセルと、反車輪側の列に配されたロードセルを用いて負荷荷重を測定することにより軸受の最適設計が可能となり、軸受の長寿命化、メンテナンス期間の延長化を図ることができる。
【0013】
また、本発明に係る請求項4記載の鉄道車両車軸軸受の荷重測定方法は、請求項1乃至3のいずれかに記載の荷重測定装置を用いて、鉄道車両の軸受に負荷されるラジアル荷重の測定を行うことを特徴とする。
【0014】
前記構成の鉄道車両車軸軸受の荷重測定方法によれば、軸箱体と台車との間に配された荷重測定装置を用いた荷重測定方法によりラジアル荷重の測定が行われる。
したがって、軸箱体と台車との間で鉄道車両車軸を支持する複列タイプ軸受の各列毎のラジアル荷重を測定することにより、軸受の最適設計が可能となり、軸受の長寿命化、メンテナンス期間の延長化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置の実施形態を図1乃至図6に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置の正面図、図2は図1に示す鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置の縦断側面図、図3は図1に示す鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置における軸箱体部分の平面図である。図4は本発明の第2実施形態に係る鉄道車両車軸軸受における軸箱体部分の荷重測定装置の平面図、図5は図3及び図4におけるロードセルの構成を示し、(a)は断面図であり、(b)は平面図である。図6は本発明の第3実施形態に係る鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置の正面図、図7は図6に示す鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置における軸箱体部分の平面図、図8は図7におけるロードセルの側面図である。
なお、第2実施形態以下の各実施形態において、既に説明した部材等と同様な構成・作用を有する部材等については、図中に同一符号または相当符号を付することにより、説明を簡略化或いは省略する。
【0016】
図1及び図2に示すように、本発明に係る第1実施形態の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置10は、軸箱体11と、車軸5が内嵌され軸箱体11が外嵌される複列の円すいころ軸受12,12と、軸箱体11上に配された頭上ばね座13と、軸箱体11と頭上ばね座13との間に配された4個のロードセル14,15と、頭上ばね座13と台車7との間に配された頭上ばね16と、から構成されている。車軸5は、単一の台車に2個或いは3個配されている。
【0017】
図2及び図3に示すように、軸箱体11は、本体部11aと、前部蓋11bと、後部蓋11cとから四角形の箱形状に形成されている。本体部11aの中央部には、軸受装着部11dが形成されており、軸受装着部11d内に複列の円すいころ軸受12,12が配されている。
軸箱体11の本体部11aの上面には、4個のロードセル14,15を収納するための4個の座ぐり部11eが形成されている。各座ぐり部11eは、円柱形状の凹状をなし、複列の円すいころ軸受12,12の軸方向中心位置に対して4等配して設けられている。
【0018】
各座ぐり部11eは、各ロードセル14,15の位置決めだけでなく、軸箱体11上面と頭上ばね座13との間にロードセル14,15を収納できうる高さが測定に必要なロードセル高さを満足しないために、座ぐり加工を行うことによってロードセル14,15を収納可能としている。
また、各座ぐり部11eの底部には、キー溝11fが形成されており、各キー溝11fにキー17が挿入されることによって、各ロードセル14,15が位置決めされるとともに回り止めされて、各ロードセル14,15が軸箱体11の上面に固定されている。なお、ロードセル14,15の位置決めは、廻り止めピンと穴による構造でも良い。
【0019】
頭上ばね座13は、略四角形又は円形の板形状をなし、平面に形成された底面13aがロードセル14,15上に配されている。頭上ばね座13は頭上ばね16から受けたラジアル荷重を4個のロードセル14,15に平均的に与える。
【0020】
4個のロードセル14,15は、同一規格であり、測定荷重を受ける受圧面(不図示)が上下両端に設定されたロードセル本体(不図示)と、ロードセル本体の外周面に貼着される複数個の歪みゲージユニット(不図示)と、ロードセル本体の外周面に貼着された歪みゲージユニットの周囲を密閉して覆う金属製の保護カバー(不図示)と、を備えている。
複数個の歪みゲージユニットは、ホイートストンブリッジ回路を構成しており、ホイートストンブリッジ回路により、各ロードセル14,15の位置で複列の円すいころ軸受12,12に作用するラジアル荷重によるロードセル本体の変形を電気抵抗の変化に変換し、ラジアル荷重に比例した抵抗変化による電圧変動出力を検出する。
【0021】
頭上ばね16は、台車7と頭上ばね座13との間に配されており、台車7と車軸5との間における振動を吸収する。通常、頭上ばね16は、軸箱体11に対し、予め定められた荷重を負荷している。頭上ばね16は、この場合、ねじりコイルばねであるが、ねじりコイルばねに代えて板ばねや空気ばね等の緩衝手段を用いても良い。
【0022】
図2に示すように、軸箱体11において、前部蓋11bは、本体部11aの反車輪6側に固定されており、後部蓋11cは、本体部11aの車輪6側に固定されている。
【0023】
複列円すいころ軸受12,12は、軸箱体11内において、各内輪18,18間に内輪間座19を介して背面合わせで組み付けられており、各内輪18,18は、反車輪6側に配されたカラー20と、車輪6側に配されたカラー21とによって支持されている。
また、単一の外輪22は、車輪6側に配されたカラー23と本体部11aとによって支持されている。各円すいころ軸受12,12は、各内輪18,18と外輪22との間に転動自在に配された複数の円すいころ24を有し、円すいころ24を転動自在に保持する一対の保持器25,25とを有する。
【0024】
図3に示すように、各座ぐり部11eには、配線引き出し溝11gが連通形成されており、各配線引き出し溝11gから各ロードセル14,15に備えた信号線(不図示)が引き出される。そして、4個のロードセル14,15のうち、2個のロードセル14,14が反車輪6側の列に配され、残りの2個のロードセル15,15が車輪6側の列に配されている。
次に、本実施形態のロードセルの構成をロードセル14について説明する。
図5に示すように、ロードセル14の構成は、円筒状のロードセル本体の上下面に突状の受圧面14a,14bが各々8個均等に設けられており、この受圧面14a,14b間の外周壁及び内周壁に歪ゲージGが貼着されている。
【0025】
このような鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置10を用いた荷重測定方法では、反車輪6側の列に配された2個のロードセル14,14と、車輪6側の列に配された2個のロードセル15,15とによって、各列毎に複列の円すいころ軸受12,12に負荷されるラジアル荷重が計測される。そして、各列毎の測定結果によって、実走行時に円すいころ軸受12,12に負荷されるラジアル荷重、及び円すいころ軸受12,12の各列に負荷されるラジアル荷重が測定される。
【0026】
また、各列毎のロードセル14,15への負荷荷重によって、ラジアル荷重の傾きを測定することができる。各列のラジアル荷重の測定により、負荷が不均等である場合は、円すいころ軸受12,12における外輪22,内輪18,18の相対的な傾きが発生し、円すいころ24の転がり接触面にエッジロードが発生することが予測できるため、クラウニング部の長さやころ長さやころ径等の内部設計要素を設定することにより軸受の最適設計を実施することができる。
また、ベンチ試験の試験条件を設定することができるので、ベンチ試験と実車との整合性を高めることができる。更に、車軸軸受の軸箱体11の型式には、上述したものの他に、ウイング式や片ばね式や軸梁式があるが、荷重測定装置10は全ての型式に適用可能である。
【0027】
本実施形態の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置10及び荷重測定方法によれば、軸箱体11と台車7との間に配されていて、軸箱体11と頭上ばね座13との間に配された4個のロードセル14,15を車輪6側の列と反車輪6側の列とに配列した荷重測定方法によりラジアル荷重の測定が行われる。
したがって、車輪6側の列に配されたロードセル14,14と、反車輪6側の列に配されたロードセル15,15を用いてラジアル荷重を測定することにより軸受の最適設計が可能となり、軸受の長寿命化、メンテナンス期間の延長化を図ることができる。
【0028】
次に、本発明に係る第2実施形態を図2及び図4に基づいて説明する。
図2及び図4に示すように、第2実施形態の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置30は、軸箱体11の本体部11aの上面に、3個のロードセル14,15,18を収納するための3個の座ぐり部11hが形成されており、各座ぐり部11hが円柱形状の凹状をなし、複列の円すいころ軸受12,12の軸方向中心位置に対して3等配して設けられている。この場合は、軸箱体11における本体部11aの板厚が大きくなっていて、最小肉厚部分に座ぐり加工を行ったとしても強度面が十分である際に適している。
【0029】
3個のロードセル14,15,18のうち、ロードセル14が反車輪6側の列に配され、ロードセル15が車輪6側の列に配されるとともに、残りの1個のロードセル18が前記両ロードセル14,15の複列中心位置で且つ車軸5の中心軸に対して該ロードセル14,15と対称な位置に配されている(図2参照)。
そして、このような鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置30を用いた荷重測定方法では、反車輪6側の列に配されたロードセル14と、車輪6側の列に配されたロードセル15と、複列中心に配されたロードセル18によって、複列の円すいころ軸受12,12の各列毎及び軸受中心に負荷されるラジアル荷重が計測される。
そして、各ロードセル毎の測定結果によって、実走行時に円すいころ軸受12,12に負荷されるラジアル荷重、及び円すいころ軸受12,12の各列に負荷されるラジアル荷重が測定される。また、各ロードセル14,15,18への負荷荷重によって、ラジアル荷重の傾きを測定することができる。
なお、本実施形態のロードセル14,15,18の構成は、上述した第1実施形態のロードセル14,15(図5参照)と同じ構成のロードセルを使用しているので説明を省略する。
【0030】
次に、本発明に係る第3実施形態を図6乃至図8に基づいて説明する。
図6に示すように、第3実施形態の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置40は、軸箱体11の本体部11aの上面に、ロードセル収納用のリング形状の単一の座ぐり部11jが形成されており、座ぐり部11jが円環形状の凹状をなし、複列の円すいころ軸受12,12の軸方向中心位置に対し円周方向に等配して設けられている。この場合は、軸箱体11における本体部11aの板厚が大きくなっていて、最小肉厚部分に座ぐり加工を行ったとしても強度面が更に十分である際に適している。
【0031】
図7に示すように、リング形状の座ぐり部11jに、リング形状で複数個のロードセル機能をもつ単一構造のロードセル41が装着されている。ロードセル41は、反車輪6側の列に半分が配され、残りの半分が車輪6側の列に配される。
図8に示すように、ロードセル41の構成は、円環形状のロードセル本体の上下面に突状の受圧面41a,41bが各々6個均等に設けられている。この上面側の受圧面41aと下面側の受圧面41bでは30°ずらして突設されており、各々受圧面41a,41bの反対側のロードセル本体面上には一対の歪ゲージG,Gが貼着されている。
このような鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置40を用いた荷重測定方法では、反車輪6側の列に配されたロードセル41の半分と、車輪6側の列に配されたロードセル41の半分とによって、各列毎に複列の円すいころ軸受12,12に負荷されるラジアル荷重が計測される。
そして、各列毎の測定結果によって、実走行時に円すいころ軸受12,12に負荷されるラジアル荷重、及び円すいころ軸受12,12の各列に負荷されるラジアル荷重が測定される。また、各列毎のロードセル41への負荷荷重によって、ラジアル荷重の傾きを測定することができる。
【0032】
なお、本発明に係る鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。例えば、装備されるロードセルの個数については、より増やすことによって検出精度の向上を図ることができるが、ロードセルの装備数の増大に伴ってコストアップするので、取付スペースや要求される検出精度、予算に応じて適当な個数に設定するのが好ましい。
また、軸受の型式については、図示した複列の円すいころ軸受に代えて、複列の円筒ころ軸受や複列の自動調心ころ軸受、或いは円筒ころ軸受と単列ラジアル軸受との組合せ軸受を用いても良いが、円すいころ軸受は、ラジアル荷重に加えてアキシアル荷重も同一軸受で負荷することができるので、特に好ましい。更に、RCT軸受やRCC軸受等の密封軸受を用いても良い。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置及び荷重測定方法によれば、軸箱体と台車との間に配された荷重測定装置が用いられる。
したがって、軸箱体と台車との間で鉄道車両車軸を支持する複列タイプの各列毎のラジアル荷重を測定することにより、軸受の最適設計が可能となり、軸受の長寿命化、メンテナンス期間の延長化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置の正面図である。
【図2】図1に示した鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置の縦断側面図である。
【図3】図1に示した鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置における軸箱体部分の平面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置における軸箱体部分の平面図である。
【図5】図3及び図4におけるロードセルの構成を示し、(a)は断面図であり、(b)は平面図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置の正面図である。
【図7】図6に示した鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置における軸箱体部分の平面図である。
【図8】図7におけるロードセルの側面図である。
【図9】従来の荷重測定装置の構成図である。
【符号の説明】
5 車軸(鉄道車両車軸)
6 車輪
7 台車
10,30,40 荷重測定装置
11 軸箱体
12 円すいころ軸受(軸受)
13 頭上ばね座
14,15,41 ロードセル
16 頭上ばね

Claims (4)

  1. 鉄道車両の車軸を回動自在に支承する軸受に負荷されるラジアル荷重を測定する鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置であって、
    前記軸受の外輪に嵌合し前記軸受を収容する軸箱体と台車との間に配されていることを特徴とする鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置。
  2. 前記軸箱体は、頭上ばね座に係止された頭上ばねを介して台車枠に結合されており、該軸箱体と前記頭上ばね座との間に配された複数個のロードセルからなることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置。
  3. 前記ロードセルは、鉄道車両車軸軸受の車輪側の列と反車輪側の列とに配列され、前記鉄道車両の前記軸受に負荷されるラジアル荷重を測定することを特徴とする請求項2記載の鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の荷重測定装置を用いて、鉄道車両の軸受に負荷されるラジアル荷重の測定を行うことを特徴とする鉄道車両車軸軸受の荷重測定方法。
JP2003004608A 2003-01-10 2003-01-10 鉄道車両車軸軸受の荷重測定装置及び荷重測定方法 Pending JP2004219161A (ja)

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