JP2004218444A - 車載無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載無線通信装置100にて、携帯電話400と車両の間が離れているときには、走行用エンジンの始動の遠隔操作を禁止するフェールセーフ機能を実現することができる。
【解決手段】車載無線通信装置100において、携帯電話400と車両との間の距離が一定距離以上であることが判定したとき(S531)、走行用エンジンの始動を禁止させるようになっているので、携帯電話から100からエンジン始動コマンドを受信しても(S520)、携帯電話400と車両の間が離れているときには、走行用エンジンの始動の遠隔操作を禁止するフェールセーフ機能を実現することができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話との間の無線通信により車両の走行用エンジンの始動を許可する車載無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車載無線通信装置では、エンジンの始動の遠隔操作するために車両走行用エンジンを始動させる始動信号を携帯端末から受信すると、車両のシフトポジションの状態、パーキングブレーキの状態、イグニッションキースイッチのスイッチ状態などの各状態に応じて、車両走行用エンジンの始動を許可するか否かを判定するものが提案されている。
【0003】
また、エンジンの始動の遠隔操作の安全性を向上させるために、携帯端末から受信される始動信号に基づき車両走行用エンジンを始動させても、エンジン回転数、水温、油温、油圧等に異常が生じていることを判定したときには、車両走行用エンジンの駆動を停止させる車載無線通信装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
さらに、以上のようなエンジンの始動の遠隔操作の可能範囲を広げるため、携帯端末として携帯電話を用い、この携帯電話から始動信号を移動体通信網の基地局を通して車載無線通信装置に送信させる携帯電話システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−105373号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2001−317398号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の携帯電話システムでは、移動体通信網の基地局が無線通信可能な範囲内に車両および携帯電話が位置すれば、車両および携帯電話の間が離れていても、エンジンの始動の遠隔操作を行うことができる。
【0008】
このため、例えば、車両を駐車場等に駐車したまま県外などの遠隔地に旅行に出かけた際に、携帯電話により誤って遠隔操作によりエンジンを始動させてしまうと、ユーザが、旅行から帰らない限り車両付近に立ち寄らないので、エンジンを始動させたことに気付かない可能性がある。この場合、ユーザの旅行期間に亘りエンジンが駆動を継続させてしまうことになる。
【0009】
本発明は、上記点に鑑み、携帯電話と車両の間が離れているときには、エンジンの始動の遠隔操作を禁止するフェールセーフ機能を有するようにした車載無線通信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、車両の走行用エンジンを始動させるための始動信号を携帯電話から受信する受信手段を有し、受信される始動信号に応じて、走行用エンジンを始動させる車載無線通信装置であって、受信手段は、携帯電話の位置情報を始動信号とともに携帯電話から受信するものであり、車両の位置情報を検出する位置検出手段と、受信される携帯電話の位置情報と検出される車両の位置情報とに基づき、携帯電話と車両との間の距離が一定距離以上であるか否かを判定する距離判定手段と、を有し、携帯電話と車両との間の距離が一定距離以上であることを距離判定手段が判定したとき、走行用エンジンの始動を禁止させるようになっていることを特徴とする。
【0011】
このように、携帯電話と車両との間の距離が一定距離以上であることを距離判定手段が判定したとき、走行用エンジンの始動を禁止させるようになっているので、車載無線通信装置が、携帯電話から始動信号を受信しても、携帯電話と車両の間が離れているときには、走行用エンジンの始動の遠隔操作を禁止するフェールセーフ機能を実現することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明では、車両内部及び車両周囲の少なくとも一方の一酸化炭素の濃度を検出するガスセンサと、検出される少なくとも一方の一酸化炭素の濃度が基準レベル以上であるか否かを判定する濃度判定手段と、を有し、携帯電話と車両との間の距離が一定距離未満であることを距離判定手段が判定しても、検出される少なくとも一方の一酸化炭素の濃度が基準レベル以上であることを濃度判定手段が判定したときには、走行用エンジンの動作を禁止するようになっていることを特徴とする。
【0013】
これにより、始動信号に応じて走行用エンジンを始動させて車両内部及び車両周囲の少なくとも一方が一酸化炭素の高濃度になることを未然に防ぐことができる。
【0014】
請求項3に記載の発明では、車両の燃料タンク内に存在する走行用燃料の残量を検出する残量検出手段と、検出される走行用燃料の残量が一定量未満であるか否かを判定する残量判定手段と、を有し、携帯電話と車両との間の距離が一定距離未満であることを距離判定手段が判定しても、検出される走行用燃料の残量が一定量未満であることを残量判定手段が判定したときには、走行用エンジンの動作を禁止するようになっていることを特徴とする。
【0015】
これにより、燃料タンク内に一定量の走行用燃料を残すことが可能になるので、一定量の走行用燃料分、車両を走行させることが可能になる。
【0016】
請求項4に記載の発明では、走行用エンジンの始動を禁止するために操作される操作手段と、走行用エンジンの始動を禁止するために操作手段が操作された否かを操作判定手段と、を有し、携帯電話と車両と の間の距離が一定距離未満であることを距離判定手段が判定し、かつ、走行用エンジンの始動を禁止するために操作手段が操作されたことを操作判定手段が判定したときには、走行用エンジンの始動を禁止するようになっていることを特徴とする。
【0017】
これにより、走行用エンジンの始動を禁止するために操作手段が予め操作されていれば、携帯電話と車両との間の距離が一定距離未満であっても、走行用エンジンの始動を行わないようすることができる。
【0018】
請求項5に記載の発明では、走行用エンジンの始動を禁止する禁止ゾーンの位置情報を示すゾーンデータを記憶する記憶手段と、記憶されるゾーンデータと検出される車両の位置情報とに基づき、禁止ゾーンに車両が駐車されているか否かを判定する駐車判定手段と、を有し、携帯電話と車両との間の距離が一定距離未満であることを距離判定手段が判定しても、禁止ゾーンに車両が駐車されていることを駐車判定手段が判定したときには、走行用エンジンの始動を禁止するようになっていることを特徴とする。
【0019】
これにより、禁止ゾーンに車両が駐車されているときには、携帯電話と車両との間の距離が一定距離未満であっても、走行用エンジンの始動を行わないようすることができる。
【0020】
請求項6に記載の発明では、走行用エンジンの動作が停止状態である場合には、走行用エンジンの動作の停止を示す通知信号を携帯電話に送信する送信手段を有することを特徴とする。
【0021】
これにより、携帯電話が通知信号に基づき、走行用エンジンの動作停止をユーザに通知することが可能になる。
【0022】
請求項7に記載の発明では、車両内部及び車両周囲の少なくとも一方に人体が存在する否かを判定する人体判定手段と、車両内部及び車両周囲の少なくとも一方に警報を発生する警報発生手段と、を有し、携帯電話と車両との間の距離が一定距離未満であることを距離判定手段が判定し、かつ車両内部及び車両周囲の少なくとも一方に人体が存在することを人体判定手段が判定したときには、警報発生手段により警報を発生させた後に、走行用エンジンを始動させるようになっていることを特徴とする。
【0023】
これにより、車両内部及び車両周囲の少なくとも一方に人が存在するにも関わらず、走行用エンジンを、突然、始動させて、人を驚かすことを未然に抑制することができる。
【0024】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1に、本発明に係る車載無線通信装置が適用される遠隔制御通信システムの全体構成を示す。
【0026】
先ず、遠隔制御通信システムの概略について図1を用いて説明する。携帯電話400がエンジン始動コマンドを移動体通信事業者の基地局210aに送信すると、この基地局210aで受信されるエンジン始動コマンドは、公衆回線220およびデータセンタ230に送られる。
【0027】
このデータセンタ230は、車両の走行用エンジンを遠隔制御により始動させるサービスをユーザに提供する事業者によって管理されており、データセンタ230のサーバが、エンジン始動コマンド(ユーザの識別コードを含む)に基づき、携帯電話400のユーザが予め登録されていることを判定すると、エンジン始動コマンドを公衆回線220および基地局210bを通して車載無線通信装置100に送る。
【0028】
この車載無線通信装置100では、通信モジュール120が車載アンテナ130を通してエンジン始動コマンドを受信すると、遠隔制御装置110が、通信モジュール120で受信されるエンジン始動コマンドに基づき、走行用エンジンを始動させるか否かを判定する。
【0029】
次に、車載無線通信装置100の遠隔制御装置110の構成について図2を用いて説明する。
【0030】
遠隔制御装置110は、マイクロコンピュータ111aおよびメモリ111bから構成されている。マイクロコンピュータ111aには、人体検出部300、COガスセンサ301、GPS受信部302、モード切替スイッチ303および残燃料検出センサ304が繋がっている。
【0031】
人体検出部300は、車室内から車両周辺に向けて送信波(例えば超音波や電波)を送信させるとともに、この送信される送信波の反射波を車室内で受信する送受信部を有し、送信波に対して位相のオフセットしている反射波を送受信部により受信されたとき、車室内及び車両周辺の一定領域のうちいずれか一方に、人体が存在することを判定する。
【0032】
このように人体の存在を判定する理由は、車室内及び車両周辺の一定領域のうちいずれか一方に移動体が存在して、かつ、この移動体によって送信波が反射される場合には、ドップラー効果によって送信波に対して位相がオフセットされた反射波を発生するからである。そして、本実施形態においては、車室内及び車両周辺の一定領域のうちいずれか一方に存在する移動体としては、人体が想定されている。
【0033】
COセンサ301は、車室内の一酸化炭素の濃度を検出するセンサエレメントと、車両周辺の一酸化炭素の濃度を検出するセンサエレメントとから構成されている。なお、センサエレメントとしては、例えば電気化学式ガスセンサ(根本特殊科学製)或いは、接触燃焼式COセンサ(根本特殊科学製)などを用いてもよい。
【0034】
GPS受信部302は、3つ以上のGPS用人工衛星(以下、GPS衛星という)の個々からそれぞれ受信される時刻信号に応じて、車両の位置情報(以下、車両位置情報という)を求める。
【0035】
具体的には、各時間信号は、各GPS衛星から送信開始される時刻をそれぞれ示しており、GPS受信部302は、各GPS衛星から時間信号が車両へ到達するのに要する到達時間をGPS衛星毎に求めるとともに、GPS衛星毎の到達時間に基づき車両および各GPS衛星の間の距離をGPS衛星毎に求め、GPS衛星毎の距離に基づいて車両位置情報を求める。
【0036】
モード切替スイッチ303は、例えば、車速計等が配置される計器盤の中央部に備えられ、車両の走行用エンジンを遠隔操作により始動することを許可したり、禁止するために操作されるスイッチである。
【0037】
残燃料検出センサ304は、燃料タンク内の走行用燃料(例えばガソリン)の上面に浮くフロートと、燃料タンク内でフロートの高さを検出するポテンショメータと、ポテンショメータの検出に応じて燃料タンク内の走行用燃料の残量を算出する算出部とから構成される。
【0038】
そして、マイクロコンピュータ111aには、イモビラザECU310、電源供給装置311および始動警報装置312が繋がっており、イモビラザECU310は、エンジン制御装置320に対して走行用エンジンの始動許可、および始動禁止等を指令する。エンジン制御装置320は、走行用エンジンの始動装置を制御したり、走行用エンジンの各アクチュエータを制御する。
【0039】
電源供給装置311は、車載バッテリBaから直接的に給電されて、エンジン制御装置320に対して電力供給および電力供給の停止のうち一方いずれかを行う。このことにより、エンジン制御装置320は、イグニッションスイッチIGを介する車載バッテリBaからの電力供給を受けていなくても、電力供給を受けることができる。また、始動警報装置312は、車室内外に音声などで警報を発生させることができる。
【0040】
さらに、マイクロコンピュータ111aには、車両LAN330を介してボデーECU331、ドアECU332などの各ECUが繋がっており、各ECUには、ドアの開閉状態、イグニッションスイッチの状態、エンジンルームのフードの開閉状態、パーキングブレーキの作動状態、シフトポジションの状態等を検出する各センサが繋がっている。各センサとしては、例えば常開型スイッチなどが用いられる。
【0041】
また、マイクロコンピュータ111aは、後述するように、携帯電話400から送信されるエンジン始動コマンドを受信すると、車両位置情報と携帯電話の位置情報(以下、携帯位置情報という)とに基づき、走行用エンジンを始動させるか否かを判定する処理を実行する。メモリ111bは、電力供給されずにデータ保持できる不揮発性メモリ、電力供給されてデータ保持できるDRAMなどから構成され、マイクロコンピュータ111aの処理に伴うデータを記憶するとともに、コンピュータプログラムを記憶する。また、メモリ111bには、走行用エンジンを始動させるのが禁止されている全国の禁止ゾーンの位置情報が記憶されている。
【0042】
次に、携帯電話400の概略構成について図1を用いて説明する。携帯電話400は、アンアテナ401、無線部402、GPS受信部403、操作部404、音声処理部405、マイク406、スピーカ407、表示部408および制御部409から構成されている。
【0043】
無線部402は、アンアテナ401を介して基地局210aから送信される下り通信信号を受信するとともに、上り通信信号をアンアテナ401から基地局210aに送信させる。
【0044】
GPS受信部403は、GPS受信部302と実質的に同様に、3つ以上のGPS用人工衛星からそれぞれ受信される時刻信号に基づき、携帯電話400自身の位置情報を算出する。
【0045】
操作部404は、各スイッチを備えており、各スイッチには、電話番号を入力するために数字入力機能、通話を開始及び終話させる機能、車両のエンジンの始動を遠隔操作する機能などが割り付けられている。
【0046】
音声処理部405は、マイク406により検出されるユーザの送話音声信号を、上り通信信号としての送信デジタル信号にアナログ−デジタル変換するとともに、下り通信信号を受話音声信号にデジタル−アナログ変換して受話音声信号に基づきスピーカ407から受話音声を出力させる。また、表示部408は、液晶パネル等から構成されて、後述するエンジン停止理由等を文字表示する。
【0047】
制御部409は、マイクロコンピュータおよびメモリから構成されて、マイクロコンピュータは、基地局210aとの無線通信を介して通話を行うための通話処理に加えて、後述するように、基地局210aとの無線通信を介して車両の走行用エンジンを始動させるための遠隔操作処理などを行う。メモリは、不揮発性メモリ、DRAM等から構成されて、マイクロコンピュータの処理に伴うデータを記憶するとともに、コンピュータプログラムを記憶する。
【0048】
次に、本実施形態の遠隔制御通信システムの作動について図3(a)乃至(c)、図4を用いて説明する。
【0049】
図3(a)は携帯電話400のマイクロコンピュータによる遠隔操作処理を示すフローチャート、図3(b)はデータセンタのサーバの中継処理を示すフローチャート、図3(c)は車載無線通信装置の遠隔制御装置110の制御処理を示すフローチャートである。
【0050】
先ず、携帯電話400の操作部404に対して、ユーザが、車両の走行用エンジンを遠隔制御により始動させるための操作を行うと、マイクロコンピュータが、GPS受信部403から携帯位置情報を取得するとともに、この携帯位置情報およびエンジン始動コマンドを無線部402によりアンテナ401から送信させる(S500)。ここで、エンジン始動コマンドには、ユーザの識別を示す識別コードが含まれている。
【0051】
このような携帯位置情報およびエンジン始動コマンドは、基地局210aおよび公衆回線220を経てデータセンタ230に受信される(S510)。
【0052】
ここで、データセンタ230のサーバには、複数の識別コードが予め登録されており、予め登録されている登録識別コードのうちいずれかに、エンジン始動コマンドに含まれる識別コードが一致するとき、サーバは、携帯電話400のユーザが登録済みであるとしてS511でYESと判定する。なお、ユーザが登録済みであるか否かの判定では、識別コードに加えて、パスワードを用いるようにしてもよい。
【0053】
その後、サーバが、エンジン始動コマンド及び携帯位置情報を公衆回線220を通して基地局210bに転送する(S512)。このため、基地局210bが、エンジン始動コマンド及び携帯位置情報を受信すると、このエンジン始動コマンド及び携帯位置情報を車載無線通信装置100に送信する。
【0054】
この車載無線通信装置100では、遠隔制御装置110のマイクロコンピュータ111aが、車載アンテナ130および通信モジュール120を通してエンジン始動コマンド及び携帯位置情報を受信すると(S520)、GPS受信部302などから取得される車両位置情報、携帯位置情報等の情報を用いて、現在の車両状況が、エンジン始動の許可条件を満たしているか否かを判定する(S521)。このエンジン始動の許可条件の判定処理(S521)の詳細については、後述する。
【0055】
ここで、マイクロコンピュータ111aは、現在の車両状況がエンジン始動の許可条件を満たしているとしてS521でYESと判定したとき、イモビラザECU310を介してエンジン制御装置320にエンジン始動を許可するように指示する(S522)。
【0056】
これに加えて、マイクロコンピュータ111aは、電源供給装置311によって、エンジン制御装置320に対する電力供給を開始させる。このため、エンジン制御装置320は、エンジン制御装置320から供給される電力に基づき、走行用エンジンの始動装置および各アクチュエータの制御を開始する。このことにより、エンジン始動コマンドの受信に応じて、走行用エンジンを始動させることになる。
【0057】
これに加えて、マイクロコンピュータ111aは、走行用エンジンが始動したことを示すエンジン始動通知信号を通信モジュール120によって車載アンテナ130から送信させる(S523)。これに伴い、エンジン始動通知信号が基地局210bで受信されると、このエンジン始動通知信号が公衆回線220、データセンタ230、基地局210aを介して携帯電話400に送信される。
【0058】
このため、携帯電話400では、アンテナ401を介して無線部402でエンジン始動通知信号が受信されると、制御部409のマイクロコンピュータがエンジン始動通知信号に基づき、走行用エンジンが始動したことを示す音声を音声処理部405によりスピーカ407から出力させる。また、制御部409のマイクロコンピュータが、走行用エンジンが始動したことを示す文字情報を表示部408に表示させる。
【0059】
また、マイクロコンピュータ111aは、現在の車両状況がエンジン始動の許可条件を満たしていないとしてS521でNOと判定したとき、イモビラザECU310を介してエンジン制御装置320にエンジン始動を禁止するように指示する(S524)。したがって、エンジン制御装置320が走行用エンジンを始動させない。
【0060】
この場合も、マイクロコンピュータ111aは、エンジン始動通知信号の場合と同様、走行用エンジンが停止していることを示すエンジン停止通知信号を通信モジュール120によって車載アンテナ130から送信させる(S525)。これに伴い、エンジン停止通知信号が、基地局210b、公衆回線220、データセンタ230、基地局210aを介して携帯電話400に送信される。このため、携帯電話400では、アンテナ401を介して無線部402でエンジン停止通知信号が受信されると、制御部409のマイクロコンピュータがエンジン停止通知信号に基づき、走行用エンジンが停止していることを示す音声を音声処理部405によりスピーカ407から出力させる。また、制御部409のマイクロコンピュータが、走行用エンジンが停止していることを示す文字情報を表示部408に表示させる。
【0061】
その後、コマンド受信処理(S520)、始動許可条件満足判定処理(S521)、エンジン始動許可処理(S522)、エンジン始動禁止処理(S524)、通信処理(S522)および通信処理(525)を繰り返す。このため、現在の車両状況がエンジン始動の許可条件を満たしていれば、エンジンが始動され、車両状況がエンジン始動の許可条件を満たしていなければ、エンジンが始動されない。
【0062】
次に、遠隔制御装置110のマイクロコンピュータ111aによるエンジン始動の許可条件の判定処理(S521)の詳細について図4を参照して説明する。図4は、図3(c)中のステップ521の処理の詳細を示すフローチャートである。
【0063】
先ず、エンジン始動コマンドとともに携帯電話400から受信された携帯位置情報と、GPS受信部302から取得される車両位置情報とに基づき、携帯電話400及び車両の間の距離を算出するとともに(S530)、この算出距離が一定距離(例えば2km)以上であるか否かを判定する(S531)。携帯電話と車両との間の算出距離が一定距離以上であるときNOと判定して、現在の車両状況がエンジン始動の許可条件を満たしていないとする。
【0064】
ここで、携帯電話400と車両との間の算出距離が一定距離未満であることを判定したとき、COセンサ301により検出される車室内の一酸化炭素の濃度、及び車室外の一酸化炭素の濃度のうち少なくとも一方が、基準レベル(例えば50ppm:OSHA:米国室内環境基準参照)以上であるか否かを判定する(S532)。
【0065】
そして、車室内及び車室外のうち少なくとも一方の一酸化炭素の濃度が、基準レベル以上であるときNOと判定して、現在の車両状況がエンジン始動の許可条件を満たしていないとする。また、車室内及び車室外の双方の一酸化炭素の濃度が、基準レベル未満であるときYESと判定して、メモリ111bの許可フラグがセット状態である否かを判定する(S533)。
【0066】
ここで、許可フラグは、走行用エンジンの始動の遠隔制御を許可するか否かを示すフラグであり、モード切替スイッチ303が走行用エンジンの始動の遠隔制御を許可するように予め操作されていれば、許可フラグがセット状態となり、モード切替スイッチ303が走行用エンジンの始動の遠隔制御を許可するように操作されていていなければ、許可フラグがリセット状態となる。
【0067】
このため、許可フラグがリセット状態であるとき、走行用エンジンの始動の遠隔制御が許可されていなくNOと判定して、現在の車両状況がエンジン始動の許可条件を満たしていないとする。また、許可フラグがセット状態であるときYESと判定して、残燃料検出センサ304により検出される走行用燃料の残量が一定量(例えば5リットル)未満であるか否かを判定する(S534)。
【0068】
ここで、残燃料検出センサ304により検出される走行用燃料の残量が一定量未満であるときにはNOと判定して、現在の車両状況がエンジン始動の許可条件を満たしていないとする。また、残燃料検出センサ304により検出される走行用燃料の残量が一定量以上であるときにはYESと判定して、メモリ111bから呼び出される禁止ゾーンの位置情報とGPS受信部302から取得される車両位置情報とに基づき、禁止ゾーンに車両が駐車されているか否かを判定する(S535)。
【0069】
ここで、禁止ゾーンに車両が駐車されているときYESと判定して、現在の車両状況がエンジン始動の許可条件を満たしていないとする。また、禁止ゾーン以外のゾーンに車両が駐車されているとき、人体検出部300によって車室内及び車両周辺の一定領域のうちいずれか一方に人体が存在する否かを判定させる(S536)。
【0070】
ここで、車室内及び車両周辺の一定領域のうちいずれにも人体が存在していないことを人体検出部300が判定したとき、現在の車両状況がエンジン始動の許可条件を満たしているとと判定して、直ちに、電源供給装置311によってエンジン制御装置320に対する電力供給を開始させるとともに、イモビライザーECU310により、エンジン制御装置320に対してエンジンの始動を許可する。これに伴い、エンジン制御装置320が、走行用エンジンの始動装置および各アクチュエータの制御を開始するので、走行用エンジンが始動することになる。
【0071】
また、車室内及び車両周辺の一定領域のうちいずれか一方に人体が存在していることを人体検出部300が判定したとき、走行用エンジンを始動させることを車室内外に通知するために始動警報装置312によって音声で警報を発生させてから(S537)、上述と同様に、電源供給装置311によってエンジン制御装置320に対する電力供給を開始させるとともに、イモビライザーECU310により、エンジン制御装置320に対してエンジンの始動を許可する。これにより、始動警報装置312によって音声で警報を発生させてから、走行用エンジンを始動させることになる。
【0072】
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
【0073】
(1)車載無線通信装置100において、携帯電話400と車両との間の距離が一定距離以上であることが判定したとき、走行用エンジンの始動を禁止させるようになっているので、携帯電話から100からエンジン始動コマンドを受信しても、携帯電話400と車両の間が離れているときには、走行用エンジンの始動の遠隔操作を禁止するフェールセーフ機能を実現することができる。
【0074】
(2)COセンサ301で検出される車両内部及び車両周囲の少なくとも一方の一酸化炭素の濃度が基準レベル以上であることが判定したときには、走行用エンジンの動作を禁止するようになっている。このため、エンジン始動コマンドの受信に応じて走行用エンジンを始動させたときに、走行用エンジンから放出される排気ガスにより、車両内部及び車両周囲の少なくとも一方が一酸化炭素の高濃度になることを未然に防ぐことができる。
【0075】
(3)残燃料検出センサ304により検出される走行用燃料の残量が一定量未満であることを判定したときには、携帯電話400と車両との間の距離が一定距離未満であっても、走行用エンジンの動作を禁止するようになっている。このため、燃料タンク内に一定量の走行用燃料を残すことが可能になるので、一定量の走行用燃料分、車両を走行させることが可能になる。
【0076】
(4)走行用エンジンの始動を禁止するためにモード切替スイッチ303が予め操作されていれば、許可フラグがリセット状態になり、携帯電話400と車両との間の距離が一定距離未満であっても、走行用エンジンの始動を行わないようすることができる。
【0077】
(5)携帯電話400と車両との間の距離が一定距離未満であっても、エンジンの始動を禁止する禁止ゾーンに車両が駐車されていることを判定したときには、走行用エンジンの始動を行わないようすることができる。
【0078】
(6)携帯電話400と車両との間の距離が一定距離未満であり、かつ車両内部及び車両周囲の少なくとも一方に人体が存在することを判定したときには、始動警報装置312により警報を発生させた後に、走行用エンジンを始動させるようになっている。これにより、車両内部及び車両周囲の少なくとも一方に人が存在するにも関わらず、走行用エンジンを、突然、始動させて、人を驚かすことを未然に抑制することができる。
【0079】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、上述の判定処理(S521)で、車両状況がエンジン始動の許可条件を満たしていれば、車両自身の静止状態を維持するために作動するパーキングブレーキが状態に関わらず、走行用エンジンを始動させるようにした例を示したが、これに限らず、次のようにしてもよい。
【0080】
すなわち、車両自身の静止状態を維持するためにパーキングブレーキが動作している状態であるならば、上述の判定処理(S521)で、車両状況がエンジン始動の許可条件を満たしていれば、走行用エンジンを始動させるようにする。しかし、寒冷地等では、パーキングブレーキが動作状態のまま車両を室外に放置しておくと、パーキングブレーキを構成する部品が凍結して、パーキングブレーキを操作により非動作状態に戻すことができなくなる可能性がある。そこで、ユーザによる設定により、パーキングブレーキが非作動状態であるとき、走行用エンジンの始動を許可するようにしてもよい。
【0081】
具体的には、走行用エンジンの始動を許可するために操作される操作部と、走行用エンジンの始動を許可するために操作部が操作されているか否かを判定する判定機能とを有し、携帯電話400と車両との間の距離が一定距離未満であることを判定して、かつ走行用エンジンの始動を許可するために操作部が操作されていることを判定したときには、車両自身の静止状態を維持するために作動するパーキングブレーキが非作動状態でも、走行用エンジンを始動させるようになっている。
【0082】
上述の実施形態では、車載無線通信装置100が、携帯電話400からエンジン始動コマンドを受信したあと、エンジン始動通知信号やエンジン停止通知信号を携帯電話400に送信して、携帯電話400により、走行用エンジンが始動したことや、走行用エンジンが停止していることをユーザに通知するようにした例について説明したが、これに加えて、次のようにしても良い。
【0083】
すなわち、携帯電話400によるエンジン始動コマンドの送信に関わりなく、携帯電話400に対して、ユーザが走行用エンジンの状態を知るための操作を行うと、携帯電話400が、エンジン状態要求コマンドを基地局210a、公衆回線220、データセンタ230、基地局210bを通して車載無線通信装置100に送るようにする。これに伴い、車載無線通信装置100が、走行用エンジンが始動したか或いは停止しているかを示す通知信号を、基地局210b、データセンタ230、公衆回線220、基地局210aを通して携帯電話400に転送するようにする。このため、携帯電話400が、ユーザが、通知信号に基づき、走行用エンジンが始動したか或いは停止しているかを通知できる。
【0084】
上述の実施形態では、携帯電話400からエンジン始動コマンドを送信しても、車載無線通信装置100からエンジン停止通知信号が送られてきて、携帯電話400により走行用エンジンが停止していることがユーザに通知されても、ユーザは、走行用エンジンが停止している停止理由が分からないと、不安になる可能性がある。そこで、次のように、携帯電話400が、車載無線通信装置100との間の無線通信に基づき、走行用エンジンの停止理由をユーザに通知するようにしてもよい。
【0085】
具体的には、携帯電話400に対して、ユーザがエンジン停止理由を知るための操作を行うと、携帯電話400が、理由要求コマンドを基地局210a、公衆回線220、データセンタ230、基地局210bを通して車載無線通信装置100に送るようにする。
【0086】
これに伴い、車載無線通信装置100が、走行用エンジンの停止理由を示す理由通知信号を、基地局210b、データセンタ230、公衆回線220、基地局210aを通して携帯電話400に転送する。ここで、停止理由では、S531乃至S535のうちいずれの判定処理で、車両状況がエンジン始動の許可条件を満たしていないと判定されたかを示すものである。このため、携帯電話400が、該理由通知信号に基づき、走行用エンジンの停止理由を表示部408の表示によりユーザに通知する。さらに、携帯電話400において、走行用エンジンの停止理由、すなわち、S531乃至S535の判定処理内容を、常時ユーザが閲覧可能になるようにしておくとよい。
【0087】
上述の実施形態において、車載無線通信装置100が、メモリ111bから呼び出される禁止ゾーンの位置情報、走行用エンジンの始動の遠隔制御を許可するか否かを示す許可フラグの状態、S531乃至S534の判定処理で用いられる基準値をなどを必要に応じてユーザが参照可能になるようにしてもよい。
【0088】
上述の実施形態において、ステップ531で携帯電話400と車両との間の距離が一定距離未満であると判定されても、その他のS532乃至S535の判定処理で、車両状況がエンジン始動の許可条件を満たしていないと判定されると、走行用エンジンを始動させないようにした例を示したが、これに限らず、S532乃至S535のうち、いずれかのステップの判定処理を選択的に用いて、車両状況がエンジンの始動の許可条件を満たしているか否かを判定しても良い。なお、S532乃至S536のうちいずれかのステップを用いるかについては、ユーザが選択できるようにすると好ましい。
【0089】
上述の実施形態においては、データセンタ230でユーザが予め登録されているか否かを判定したものを示したが、これに代えて、車載無線通信装置で、ユーザが予め登録されているか否かを判定するようにしてもよい。
【0090】
以下、上記実施形態と特許請求項の範囲の構成との対応関係について説明すると、S520の処理が受信手段に相当し、始動信号がエンジン始動コマンドに相当し、GPS受信部302が位置検出手段に相当し、S531の処理が距離判定手段に相当し、COセンサ301がガスセンサに相当し、S532の処理が濃度判定手段に相当し、残燃料検出センサ304が残量検出手段に相当し、S534の処理が残量判定手段に相当し、モード切替スイッチ303が操作手段に相当し、S533の処理が操作判定手段に相当し、メモリ111bが記憶手段に相当し、S535の処理が駐車判定手段に相当し、S525の処理が送信手段に相当し、人体検出部300が人体判定手段に相当し、始動警報装置312が警報発生手段に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠隔制御通信システムの実施形態の全体構成を示す図である。
【図2】図1の遠隔制御装置の構成を示す図である。
【図3】図1の遠隔制御装置のマイクロコンピュータの処理を示すフローチャートである。
【図4】図3の一部の処理の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…車載無線通信装置、110…遠隔制御装置、
111a…マイクロコンピュータ、111b…メモリ、
300…人体検出部、301…COガスセンサ、
302…GPS受信部、303…モード切替スイッチ、
304…残燃料検出センサ。

Claims (7)

  1. 車両の走行用エンジンを始動させるための始動信号を携帯電話から受信する受信手段を有し、
    前記受信手段による始動信号の受信に応じて、前記走行用エンジンを始動させる車載無線通信装置であって、
    前記受信手段は、前記携帯電話の位置情報を前記始動信号とともに前記携帯電話から受信するものであり、
    車両の位置情報を検出する位置検出手段と、
    前記受信される携帯電話の位置情報と前記検出される車両の位置情報とに基づき、前記携帯電話と車両との間の距離が一定距離以上であるか否かを判定する距離判定手段と、を有し、
    前記携帯電話と車両との間の距離が一定距離以上であることを前記距離判定手段が判定したとき、前記走行用エンジンの始動を禁止させるようになっていることを特徴とする車載無線通信装置。
  2. 車両内部及び車両周囲の少なくとも一方の一酸化炭素の濃度を検出するガスセンサと、
    前記検出される少なくとも一方の一酸化炭素の濃度が基準レベル以上であるか否かを判定する濃度判定手段と、を有し、
    前記携帯電話と車両との間の距離が一定距離未満であることを前記距離判定手段が判定しても、前記検出される少なくとも一方の一酸化炭素の濃度が基準レベル以上であることを前記濃度判定手段が判定したときには、前記走行用エンジンの動作を禁止するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の車載無線通信装置。
  3. 車両の燃料タンク内に存在する走行用燃料の残量を検出する残量検出手段と、
    前記検出される走行用燃料の残量が一定量未満であるか否かを判定する残量判定手段と、を有し、
    前記携帯電話と車両との間の距離が一定距離未満であることを前記距離判定手段が判定しても、前記検出される走行用燃料の残量が一定量未満であることを前記残量判定手段が判定したときには、前記走行用エンジンの動作を禁止するようになっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車載無線通信装置。
  4. 前記走行用エンジンの始動を禁止するために操作される操作手段と、
    前記走行用エンジンの始動を禁止するために前記操作手段が操作された否かを操作判定手段と、を有し、
    前記携帯電話と車両との間の距離が一定距離未満であることを前記距離判定手段が判定し、かつ、前記走行用エンジンの始動を禁止するために前記操作手段が操作されたことを前記操作判定手段が判定したときには、前記走行用エンジンの始動を禁止するようになっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の車載無線通信装置。
  5. 前記走行用エンジンの始動を禁止する禁止ゾーンの位置情報を示すゾーンデータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶されるゾーンデータと前記検出される車両の位置情報とに基づき、前記禁止ゾーンに車両が駐車されているか否かを判定する駐車判定手段と、を有し、
    前記携帯電話と車両との間の距離が一定距離未満であることを前記距離判定手段が判定しても、前記禁止ゾーンに車両が駐車されていることを前記駐車判定手段が判定したときには、前記走行用エンジンの始動を禁止するようになっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の車載無線通信装置。
  6. 前記走行用エンジンの動作が停止状態である場合には、前記走行用エンジンの動作の停止を示す通知信号を前記携帯電話に送信する送信手段を有することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1つに記載の車載無線通信装置。
  7. 車両内部及び車両周囲の少なくとも一方に人体が存在する否かを判定する人体判定手段と、
    前記車両内部及び車両周囲の少なくとも一方に警報を発生する警報発生手段と、を有し、
    前記携帯電話と車両との間の距離が一定距離未満であることを前記距離判定手段が判定し、かつ前記車両内部及び車両周囲の少なくとも一方に人体が存在することを前記人体判定手段が判定したときには、前記警報発生手段により警報を発生させた後に、前記走行用エンジンを始動させるようになっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の車載無線通信装置。
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