JP2004217084A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基本目標電流値設定部11は、車速Vおよび操舵トルクTに基づいて基本目標電流値を設定する。これに対して、ダンピング制御のための補正およびその他の補正が加えられることにより、目標電流値が求められる。この目標電流値は、異常判定部22において、制御異常しきい値と比較され、目標電流値の絶対値が制御異常しきい値の絶対値を超える場合に、フェールセーフ処理部23の働きによって、電動モータMへの給電が停止される。制御異常しきい値設定部21は、車速Vに応じて、制御異常しきい値を可変設定する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電動モータが発生する駆動力をステアリング機構に伝達して操舵補助する構成の電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動モータの駆動力をステアリング機構に機械的に伝達することによって操舵補助する電動パワーステアリング装置が従来から用いられている。電動モータは、ステアリングホイールに加えられる操舵トルクに応じて設定される目標電流値に基づいて制御され、これによって、操舵トルクに応じた操舵補助力がステアリング機構に与えられる。
【0003】
目標電流値は、操舵トルクおよび車速に応じて定められるようになっていて、基本的に、操舵トルクの方向と同じ方向への操舵補助が行われるように目標電流値が定められる。操舵トルクおよび車速に対する目標電流値の基本特性は、アシスト特性とよばれ、アシストマップ(テーブル)として予めメモリに記憶されている。このアシストマップに基づいて、目標電流値の基本値が定められ、この基本値に対して、ダンピング制御などのための補正が施されることによって、目標電流値が定められる。
【0004】
このような電動パワーステアリング装置では、電動モータを制御するマイクロコンピュータの暴走を監視する演算監視ロジックが設けられている(下記特許文献1および特許文献2)。この演算監視ロジックの基本動作は、アシストマップを基準として、過剰な目標電流値や、操舵トルクとは逆方向の目標電流値が設定されたときに、マイクロコンピュータが暴走したものと判断して、フェールセーフ処理を行うことである。
【0005】
上記のダンピング制御は、高速走行時に作動させられ、電動モータの慣性モーメントの影響を排除するために、目標電流値を低減させたり、目標電流値を操舵トルクの方向とは逆方向の値へと補正したりする制御であるため、マイクロコンピュータに異常がない場合でも、操舵トルクの方向と目標電流値の方向とが不一致となる場合がある。そこで、実際の演算監視ロジックは、操舵トルクの方向と目標電流値に対応した操舵補助方向とが不一致のときには、目標電流値の絶対値が所定の制御異常しきい値以上となることを条件にフェールセーフ処理を行うようになっている。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−270822号公報
【特許文献2】
特開平6−270823号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ダンピング制御は主として高速走行時において作動させられる制御であるのに、上述の制御異常しきい値は、車速域によらずに一定値とされている。そのため、低速走行時や停車時において、操舵トルクの方向に整合しない目標電流値が設定されても、すみやかにフェールセーフ動作を行わせることができない。とくに、据え切り時に、制御異常しきい値に近い絶対値を有し、操舵トルク方向とは反対方向への操舵補助に対応した目標電流値が設定されると、予期しない操舵補助または操舵(セルフステア)が生じて、運転者に違和感を与えるおそれがある。
【0008】
そこで、この発明の目的は、操舵違和感を生じさせることなく、異常発生時の処理を行うことができる電動パワーステアリング装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、操作部材(1)に加えられた操舵トルクに応じて電動モータ(M)を制御し、この電動モータが発生する駆動力をステアリング機構(3)に伝達して操舵補助する電動パワーステアリング装置であって、上記操作部材に加えられる操舵トルクを検出してトルク信号を出力するトルク検出手段(5)と、このトルク検出手段が検出する操舵トルクに基づいて、上記電動モータの目標駆動値を設定する目標駆動値設定手段(11,13,14)と、この目標駆動値設定手段によって設定された目標駆動値に基づいて上記電動モータを駆動するモータ駆動手段(16,30)と、当該電動パワーステアリング装置が搭載された車両の車速を検出する車速検出手段(7)と、上記目標駆動値設定手段によって設定された目標駆動値に対応した操舵補助方向が上記トルク検出手段によって検出される操舵トルクの方向とは異なる場合に、上記目標駆動値の絶対値が制御異常判定しきい値の絶対値以上かどうかを判定する判定手段(22)と、上記制御異常判定しきい値を上記車速検出手段が検出する車速に応じて変更するしきい値変更手段(21)と、上記判定手段が、上記目標駆動値の絶対値が制御異常判定しきい値の絶対値以上であると判定したときに、上記電動モータの駆動を禁止する駆動禁止手段(23)とを含むことを特徴とする電動パワーステアリング装置である。なお、括弧内の英数字は後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
【0010】
この発明によれば、目標駆動値に対応した操舵補助方向と操舵トルクの方向とが不一致の場合における制御異常判定の基準となる制御異常判定しきい値が、車速に応じて変更される。これによって、車速に応じて適切な制御異常判定を行うことができるから、操舵違和感を生じさせることなく、異常発生時の処理を適切に行うことができる。
上記目標駆動値設定手段は、車速に応じて目標駆動値を可変設定する手段を含んでいてもよい。たとえば、上記目標駆動値設定手段は、所定の高速走行時において、目標駆動値の絶対値を減少させたり、目標駆動値の符号(操舵補助方向に対応する)を変更させる補正手段(たとえばダンピング制御手段)を含んでいてもよい。
【0011】
また、上記しきい値変更手段は、車速が小さいほど上記制御異常判定しきい値を小さく設定するものであることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の電気的構成を示すブロック図である。操作部材としてのステアリングホイール1に加えられた操舵トルクは、ステアリングシャフト2を介して、ステアリング機構3に伝達される。ステアリング機構3には、電動モータMから発生する駆動力が、操舵補助力として、ギヤ機構を介して、またはダイレクトドライブ方式によって、機械的に伝達されるようになっている。
【0013】
ステアリングシャフト2は、ステアリングホイール1側に結合された入力軸2Aと、ステアリング機構3側に結合された出力軸2Bとに分割されていて、これらの入力軸2Aおよび出力軸2Bは、トーションバー4によって互いに連結されている。トーションバー4は、ステアリングホイール1に加えられた操舵トルクTに応じてねじれを生じるものであり、このねじれの方向および量は、トルクセンサ5によって検出されるようになっている。このトルクセンサ5の出力信号は、第1のマイクロコンピュータ10に入力されている。
【0014】
この第1のマイクロコンピュータ10には、トルクセンサ5の出力信号のほかにも、当該電動パワーステアリング装置が搭載された車両の車速Vを検出する車速センサ7の出力信号、電動モータMの端子間電圧を検出するモータ端子電圧検出部8の出力信号、および電動モータMに流れる電流(モータ電流)を検出するモータ電流検出部9の出力信号も入力されている。
この電動パワーステアリング装置には、第1のマイクロコンピュータ10のほかに、この第1のマイクロコンピュータ10に暴走等の異常が生じたときに、このことを検知してフェールセーフ処理を実行するための第2のマイクロコンピュータ20(またはカスタムIC)が備えられている。
【0015】
第1のマイクロコンピュータ10は、トルクセンサ5によって検出される操舵トルクTおよび車速センサ7によって検出される車速Vに応じた目標電流値を設定し、この目標電流値に基づいてモータドライバ30を制御することにより、電動モータMに適切な駆動電流を与える。これにより、操舵トルクTおよび車速Vに応じた操舵補助力が、ステアリング機構3に与えられることになる。
第1のマイクロコンピュータ10は、プログラム処理によって実現される機能処理部を実質的に備えている。これらの機能処理部には、操舵トルクTおよび車速Vに応じた基本目標電流値を設定する基本目標電流値設定部11、モータ端子電圧検出部8およびモータ電流検出部9からの信号に基づいて電動モータMの回転角速度ωを演算するモータ角速度演算部12、車速Vおよびモータ角速度演算部12によって求められたモータ回転角速度ωに基づいてダンピング制御補正値を演算するダンピング制御部13、基本目標電流値設定部11によって設定された基本目標電流値をダンピング制御部13およびその他の補正制御部17によって生成される各補正値で補正することによって目標電流値を求める補正処理部14、この補正処理部14が生成する目標電流値とモータ電流検出部9が検出するモータ電流値との偏差を求める偏差演算部15、ならびに偏差演算部15によって求められた偏差に基づいて、モータドライバ30に与えるべき制御信号(たとえば、PWM(Pulse Width Modulation)制御信号)を生成する制御信号生成部16が含まれる。
【0016】
制御信号生成部16が生成する制御信号は、アナログスイッチ等からなる開閉手段28を介してモータドライバ30に与えられるようになっている。この開閉手段28は、通常時には閉状態に保持され、第1のマイクロコンピュータ10に異常が生じると、第2のマイクロコンピュータ20の制御によって、開状態に切り換えられる。これにより、第1のマイクロコンピュータ10に異常が生じると、モータドライバ30への制御信号の供給が停止され、その結果、電動モータMへの給電が停止される。
【0017】
第2のマイクロコンピュータ20は、制御異常しきい値を設定する制御異常しきい値設定部21と、この制御異常しきい値設定部21が設定する制御異常しきい値と補正処理部14が生成する目標電流値とを比較することにより、第1のマイクロコンピュータ10に異常が生じているか否かを判定する異常判定部22と、この異常判定部22によって第1のマイクロコンピュータ10に異常が生じていると判定されたことに応答して、開閉手段28を開状態に切り換えるためのフェールセーフ処理を実行するフェールセーフ処理部23とを有している。
【0018】
制御異常しきい値設定部21には、車速センサ7によって検出される車速情報が入力されていて、車速Vに応じて制御異常しきい値が可変設定されるようになっている。
図2は、基本目標電流値設定部11の働きを説明するための図であり、操舵トルクTに対する基本目標電流値の関係(基本アシスト特性曲線:図2の例では折れ線)が示されている。操舵トルクTは、たとえば右方向への操舵のためのトルクが正の値にとられ、左方向への操舵のためのトルクが負の値にとられている。また、基本目標電流値は、電動モータMから右方向操舵のための操舵補助力を発生させるべきときには正の値とされ、電動モータMから左方向操舵のための操舵補助力を発生させるべきときには負の値とされる。
【0019】
基本目標電流値は、操舵トルクの正の値に対しては正の値をとり、操舵トルクの負の値に対しては負の値をとる。操舵トルクが−T1〜T1(たとえば、T1=0.4N・m)の範囲(トルク不感帯)の微小な値のときには、基本目標電流値は零とされる。また、基本目標電流値は、車速センサ7によって検出される車速Vが大きいほど、その絶対値が小さく設定されるようになっている。これにより、低速走行時には大きな操舵補助力を発生させることができ、高速走行時には操舵補助力を小さくすることができる。
【0020】
図3は、制御異常しきい値設定部21の働きを説明するための図である。制御異常しきい値設定部21は、基本目標電流値設定部11が設定する基本アシスト特性曲線に対応した制御異常しきい値曲線を設定する。図3の例では、制御異常しきい値曲線は、一対の折れ線からなっている。すなわち、制御異常しきい値設定部21は、基本アシスト特性曲線Lに対して、目標電流値の座標軸の正方向および負方向にそれぞれずれた第1制御異常しきい値曲線L1および第2制御異常しきい値曲線L2を設定する。
【0021】
第1制御異常しきい値曲線L1および第2制御異常しきい値曲線L2は、制御異常しきい値が操舵トルクに応じて変化するように定められている。具体的には、折れ線の屈曲点および端点P11,P12,P13,P14;P21,P22,P23,P24が、メモリ(図示せず)に記憶されていて、制御異常しきい値設定部21は、屈曲点および端点P11〜P14,P21〜P24の間を直線補間することによって、折れ線からなる第1制御異常しきい値曲線L1および第2制御異常しきい値曲線L2を設定するようになっている。
【0022】
基本アシスト特性曲線Lは、車速Vに応じて変化するので、これに合わせて、第1,第2制御異常しきい値曲線L1,L2における傾斜線部の傾きを規定する端点P14,P24が車速Vに応じて可変設定されるようになっている。
図3のグラフにおいて、第1象限内で目標電流値が第1制御異常しきい値曲線L1を上回る場合に対応する領域A1は、操舵補助が過剰な領域である。同様に、第3象限内で目標電流値が第2制御異常しきい値曲線L2を下回る(絶対値において上回る)場合に対応する領域A2は、操舵補助が過剰な領域である。
【0023】
一方、第4象限内で目標電流値が第2制御異常しきい値曲線L2の第4象限に位置する部分を下回る場合に対応する領域A3は、操舵トルクの方向と操舵補助の方向とが逆転している領域である。同様に、第2象限内で目標電流値が第1制御異常しきい値曲線L1の第2象限に位置する部分を上回る場合に対応する領域A4は、操舵トルクの方向と操舵補助の方向とが逆転している領域である。
さらに、第2制御異常しきい値曲線L2の第1象限に位置する部分を目標電流値が下回る場合に対応する領域A5は、操舵トルクに対して目標電流値が異常に小さいかまたは操舵トルクと操舵補助方向とが逆転する領域である。同様に、第1制御異常しきい値曲線L1の第3象限に位置する部分を目標電流値が上回る場合に対応する領域A6は、操舵トルクに対して目標電流値の絶対値が異常に小さいかまたは操舵トルクと目標電流値に対応した操舵補助方向とが逆転する領域である。
【0024】
これらの領域A1〜A6のうち、低速走行時または停車時において、フェールセーフ処理が確定するまでの間の逆アシストが問題となるのは、領域A3,A4である。そこで、制御異常しきい値設定部21は、領域A3,A4に対応する第1制御異常しきい値曲線L1および第2制御異常しきい値曲線L2の各一部分L1A,L2Aを、車速Vに応じて可変設定するようになっている。
図4は、第1制御異常しきい値曲線L1および第2制御異常しきい値曲線L2の上記部分L1A,L2Aの設定例を説明するための図である。上記部分L1A,L2Aは、いずれも操舵トルクによらずに制御異常しきい値が一定値k,−k(単位はアンペア。ただし、kは定数であり、k>0である。)をとる直線によって表わすことができる。そこで、当該一定値k,−kが、車速Vに応じて可変設定される。すなわち、車速Vの増加に応じて、定数kが、所定の下限値(たとえば2アンペア)から所定の上限値(たとえば5アンペア)まで漸増(この実施形態ではリニアに増加)するように定められる。これにより、低速走行時または停車時には定数kが小さな値とされるとともに、高速走行時には定数kが上記所定の上限値とされる。
【0025】
これによって、低速走行時または停車時には、操舵トルクの方向とは反対方向の操舵補助力を発生させるような目標電流値が設定されると、異常判定部22によって速やかに異常ありとの判定がなされ、フェールセーフ処理部23によりフェールセーフ処理が実行されることによって、電動モータMが速やかに停止される。一方、中高速走行時には、ダンピング制御の結果として設定される逆アシスト方向の目標電流値に対しては、異常判定部22によって、異常ありとの誤った判定がされることがない。このようにして、ダンピング制御を良好に行い、かつ、低速走行時または停車時において異常が生じたときには、操舵違和感を生じさせることなくフェールセーフ処理を行うことができる。
【0026】
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は他の形態で実施することもできる。たとえば、上述の実施形態では、第1および第2の制御異常しきい値曲線L1,L2の上記部分L1A,L2Aは、絶対値が等しい電流値を規定する直線とされているが、これらの絶対値は異なっていてもよい。
また、上記の実施形態では、電動モータMを制御するための目標駆動値として目標電流値を用いているが、目標電圧値や操舵補助力の目標値であるアシストトルク目標値を目標駆動値として用いてもよい。
【0027】
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】基本目標電流値設定部の働きを説明するための図であり、操舵トルクに対する基本目標電流値の関係が示されている。
【図3】制御異常しきい値設定部の働きを説明するための図である。
【図4】車速に応じた制御異常しきい値の設定例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
3 ステアリング機構
4 トーションバー
5 トルクセンサ
7 車速センサ
8 モータ端子電圧検出部
9 モータ電流検出部
10 第1のマイクロコンピュータ
11 基本目標電流値設定部
12 モータ角速度演算部
13 ダンピング制御部
14 補正処理部
15 偏差演算部
16 制御信号生成部
20 第2のマイクロコンピュータ
21 制御異常しきい値設定部
22 異常判定部
23 フェールセーフ処理部
28 開閉手段
30 モータドライバ
M 電動モータ
Claims (1)
- 操作部材に加えられた操舵トルクに応じて電動モータを制御し、この電動モータが発生する駆動力をステアリング機構に伝達して操舵補助する電動パワーステアリング装置であって、
上記操作部材に加えられる操舵トルクを検出してトルク信号を出力するトルク検出手段と、
このトルク検出手段が検出する操舵トルクに基づいて、上記電動モータの目標駆動値を設定する目標駆動値設定手段と、
この目標駆動値設定手段によって設定された目標駆動値に基づいて上記電動モータを駆動するモータ駆動手段と、
当該電動パワーステアリング装置が搭載された車両の車速を検出する車速検出手段と、
上記目標駆動値設定手段によって設定された目標駆動値に対応した操舵補助方向が上記トルク検出手段によって検出される操舵トルクの方向とは異なる場合に、上記目標駆動値の絶対値が制御異常判定しきい値の絶対値以上かどうかを判定する判定手段と、
上記制御異常判定しきい値を上記車速検出手段が検出する車速に応じて変更するしきい値変更手段と、
上記判定手段が、上記目標駆動値の絶対値が制御異常判定しきい値の絶対値以上であると判定したときに、上記電動モータの駆動を禁止する駆動禁止手段とを含むことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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