JP2004215882A - コイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】無端ベルトに長さ調整装置を付けたコイン搬送装置
【解決手段】本発明のコイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置は、コンベアフレーム30の両端に軸支されコンベアフレームの底板32上をコイン34が移送されるように無端ベルト40が巻き掛けられる2個の従動プーリ48と、コンベアフレームの下方におい無端ベルトを下方に引き出して無端ベルトの長さ調節するループ60を形成する2個のループ形成プーリ50と、この無端ベルトのループ内において無端ベルトを駆動する駆動プーリ58と、無端ベルトを拡張または縮小するように移動可能に軸支されたテンションプーリ54とからなるものであって、テンションプーリを水平に前進または後退させることによって、無端ベルトの長さの調整が極めて簡単にできる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のコイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置は、コンベアフレーム30の両端に軸支されコンベアフレームの底板32上をコイン34が移送されるように無端ベルト40が巻き掛けられる2個の従動プーリ48と、コンベアフレームの下方におい無端ベルトを下方に引き出して無端ベルトの長さ調節するループ60を形成する2個のループ形成プーリ50と、この無端ベルトのループ内において無端ベルトを駆動する駆動プーリ58と、無端ベルトを拡張または縮小するように移動可能に軸支されたテンションプーリ54とからなるものであって、テンションプーリを水平に前進または後退させることによって、無端ベルトの長さの調整が極めて簡単にできる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技場等で用いられるコイン等の搬送装置に用いられる無端ベルトの取付の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コイン等の搬送装置に用いられるコイン搬送用ベルトは、コイン12が横になって通過する幅を有し略々水平に固定された底板と、該底板の両側に立設された側板とからなる輸送フレーム10の底板中央に装着される。このコイン搬送用ベルトは無端ベルト14であって、輸送フレーム10の底面中央には、無端ベルトが遊嵌する溝16が設けられ、この溝16に無端ベルト14が、図示しないが輸送フレーム10の両端に軸支された駆動プーリおよび従動プーリに巻き掛けることにより装着されている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
また、メタル(コインのことをメタルとも言う。以下同じ。)販売機28を挟んで配置された遊技台12の下には、メタル回収コンベヤ14が水平に取り付けられ、各遊技台12からオーバーフローしたメタルが、メタル回収コンベヤ14の上に落下する。次いで、メタル回収コンベヤ14の上に回収されたメタルは、メタル回収コンベヤ14の一端に設けられたメタルリフタ18により、遊技台14の上位置まで運ばれる。メタルリフタ18により遊技台12の上方に上昇したメタルは、各遊技台12およびメタル販売機28へメタルを供給するメタル取込装置22を配置したメタル補給コンベヤ20が取り付けられている。(例えば、特許文献2参照)
【0004】
【特許文献1】
実公平7−41507号公報(第1頁第1欄第2行〜第7行[請求項1]、第2頁第4欄第9行〜第16行[実施例]、第1図、第2図)
【特許文献2】
特開2001−104541号公報(第3頁第3欄[0013]〜[0018][発明の実施の形態]、図1〜図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、遊技台に取り付けられるコイン搬送用ベルトや、メタル回収コンベヤあるいはメタル補給コンベヤに用いられる無端ベルトは、現地の取付状態によって、両端に軸支されるプーリの位置は取り付ける機台によって、長さが異なるため、無端ベルトの長さは、各々の現場に合わせて、接合しなければならない、という不都合がある。
【0006】
また、無端ベルトも長年使用していると、自然に延びてしまうため、これを放置すると、無端ベルトとプーリの間でスリップするようになるため、無端ベルトの延びた部分を切り取って接着し直さなければならないという問題点がある。
【0007】
本願発明は、遊技台に取り付けられるコイン搬送用ベルトや、メタル回収コンベヤあるいはメタル補給コンベヤに用いられる無端ベルトの上記の如き問題点を解決するためになされたものであって、無端ベルトを取りつける際に現場合わせの手間を必要とせず、かつ長年使用によって無端ベルトが伸びても、簡単に無端ベルトの長さの調整を容易にすることができるコイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発発明の請求項1に記載のコイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置であって、
コインを搬送できる幅の底板と該底板の両側に立設された側板とで構成されるコンベアフレームと、
前記コンベアフレームの両端に軸支され前記コンベアフレームの前記底板上をコインが移送されるように無端ベルトが巻き掛けられる2個の従動プーリと、
前記コンベアフレームの下方において無端ベルトに接するように並んで2個軸支されその間から前記無端ベルトを下方に引き出して前記無端ベルトの長さ調節ループを形成する2個のループ形成プーリと、
前記2個のループ形成プーリにより形成された無端ベルトのループ内において軸支され巻き取った無端ベルトを巻き掛けてループ前記無端ベルトを駆動する駆動プーリと、
前記2個のループ形成プーリにより形成された無端ベルトのループ内において前記駆動プーリと前記何れかのループ形成プーリの間において前記無端ベルトを巻き掛けられると共に前記無端ベルトを張設するうよに弾力的にに軸支されたテンションプーリとからなることを特徴とするコイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置である。
【0009】
また、本発明の請求項2に記載のコイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置は、請求項1の発明において、前記駆動プーリは駆動部取付板を介して前記コンベアフレームの前記側板に軸支され、前記テンションプーリはおよび前記ループ形成プーリはテンション部取付板を介して前記コンベアフレームの前記側板に軸支されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】
コイン搬送装置は、一般的には、少なくとも一個以上のコインを搬送できる幅の底板と該底板の両側に立設された側板とで構成されるコンベアフレームと、コンベアフレームの両端にはプーリが軸支されコンベアフレームの底板上をコインが移送されるように無端ベルトが巻き掛けられる。2個のプーリのいずれか一方はモータの出力軸が取り付けられた駆動プーリであり、他方は従動プーリである。
【0011】
これに対して本願発明では、コンベアフレームの下方において、回転する無端ベルトに接するように並んで設けた2個のループ形成プーリを軸支した。そのため、この2個のループ形成プーリの間から無端ベルトを下方に引き出して、無端ベルトの長さ調節ループを形成することができる。
【0012】
この2個のループ形成プーリにより形成された無端ベルトのループ内においては、いずれか一方のループ形成プーリから巻き取った無端ベルトを巻き掛けてループ内の無端ベルトを駆動する駆動プーリが取り付けられる。そのため、ループ内の無端ベルトは、ループ内を一周して他方のループ形成プーリへ巻き取られる。
【0013】
また、この2個のループ形成プーリにより、下方に引き出され形成された無端ベルトのループ内においては、駆動プーリに巻き取られた無端ベルトは、他方のループ形成プーリに巻き取られるが、その間には無端ベルトのループの長さを調節するテンションプーリが弾力的でかつ移動可能に軸支されている。
【0014】
そのため、複数の遊技台を配列したブロック(島と称する)にコイン搬送装置を取り付ける際に、予め寸法を測定しておけば、取り付ける際に、無端ベルトの長さがある程予測出来るので、無端ベルトを予め測定した長さにして接着することができる。また、無端ベルトを張設する際に、テンションプーリが弾力的でかつ移動可能に軸支されているので、無端ベルトのループの長さを容易に調節することができる。
【0015】
また、長年の使用で無端ベルトが延びた場合は、従来は取り替える必要があったが、本発明ではループ内の無端ベルトを拡張または縮小するように移動可能に軸支されたテンションプーリが設けられているので、テンションプーリによって無端ベルトの長さを拡張すれば、無端ベルトを交換することなく、直ちに対応することが可能である。
【0016】
【発明の実施の態様】
本発明の実施の態様について、以下図面に従って説明する。図1は本発明の一実施例の各プーリの配置とそれに巻き掛けられた無端ベルトを示す側面図、図2は図1の側面図のA−A線における断面図、図3はテンションプーリとその取付構造を示す断面図である。
【0017】
図2において、コンベアフレーム30の底板32はコイン34を横にして自由に通過できる幅の板であって、その両側には側板36aおよび36bが立設されている。また、底板32の上には、無端ベルト40が張設され、コイン34を載せて走行するようになっている。
【0018】
また、図1および図2に示されているように、コンベアフレーム30の一方の側板36aには、テンション部取付板42および駆動部取付板44のそれぞれ上端部が取りつけられ、もう一方の側板36bにはカバー46が取りつけられている。コンベアフレーム30の両端には、従動プーリ48が軸支され、これに無端ベルト40が巻き掛けられ、コンベアフレーム30の底板の中を無端ベルト40が走行するようになっている。
【0019】
テンション部取付板42には、2個のループ形成プーリ50aおよび50bが横に並んで軸支され、それぞれ従動プーリ48からの無端ベルト40を巻き取りあるいは巻き戻すようになっている。一方のループ形成プーリ50aから引き出された無端ベルト40は、駆動プーリ58およびテンションプーリ54に巻き掛けられた後、他方のループ形成プーリ50bに巻き取られ、無端ベルト40長さ調節ループ60が形成される。
【0020】
さらに、テンション部取付板42には、図3のテンション部52の縦断面図に示すように、内面にねじ山を設けた貫通孔64を貫設したボルト支持部材62が固定されている。テンション調節ボルト56はボルト支持部材62の貫通孔64に螺入貫通し、先端部はテンションプーリ54の軸支金具68に設けたボルト挿入孔70に、回転可能な状態で挿入されいる。
【0021】
ボルト支持部材62の貫通孔64のテンションプーリ側の出口端と、テンションプーリ54の軸支金具68に設けた支持孔70の出口端には、それぞれスプリング受け座72および74が設けられ、この間にスプリング76が取り付けられ、このスプリング76の中をテンション調節ボルト56が貫通している。
【0022】
駆動部44には駆動プーリ58が軸支され、図示しないモータにより回転し、ループ形成プーリ50から無端ベルト40を巻き取ったり、あるいはテンションプーリ54からの無端ベルト40を巻き取ったりする。無端ベルト40は、二つのループ形成プーリ50の間で、駆動プーリ58およびテンションプーリ54に巻き掛けられるので、無端ベルト40により長さ調整用のループ60が形成される。
【0023】
本実施例の作動について説明すると、図1に示したように、コンベアフレーム30の両端に軸支された従動プーリ48には、コンベアフレーム30を貫通するように無端ベルト40が巻き掛けられる。両端の従動プーリ50に巻き掛けられた無端ベルト40は、いずれも2個並んだループ形成プーリ50に巻き取られる。
【0024】
一方のループ形成プーリ50aに巻き取られた無端ベルト40は、駆動プーリ58に巻き取られる。駆動プーリ58に巻き取られた無端ベルト40はテンションプーリ54に巻き取られ、他方のループ形成プーリ54に巻き掛けられ他方のループ形成プーリ50bに巻き掛けられるので、無端ベルト40は、ループ形成プーリ50aと50bの間で、無端ベルトの長さ調節用のループ60が形成される。
【0025】
一方、テンションプーリ54はテンションボルト56にテンションプーリ支持金具68を介して軸支されているので、テンションボルト56を回転することにより水平方向に前進または後退する。これにより、各プーリに巻き掛けられた無端ベルト40の長さが長ければテンションボルト54をテンションベルト調整金具62に螺入することによりテンションプーリ54を前進させて、容易に無端ベルト40の長さを調整できる。
【0026】
また逆に短すぎて無端ベルト40を装着することができない場合は、テンションベルト54をテンションベルト調整金具52から螺出することにより、無端ベルト40の長さ調整用のループ60を縮小できるので、いずれの場合も無端ベルト40の長さの調整が極めて簡単にできる。
【0027】
【発明の効果】
本発明のコイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置は、コンベアフレームの両端に軸支されコンベアフレームの底板上をコインが移送されるように無端ベルトが巻き掛けられる2個の従動プーリと、コンベアフレームの下方におい無端ベルトを下方に引き出して無端ベルトの長さ調節ループを形成する2個のループ形成プーリと、この無端ベルトのループ内において無端ベルトを駆動する駆動プーリと、無端ベルトを拡張または縮小するように移動可能に軸支されたテンションプーリとからなるものであって、テンションプーリを水平に前進または後退させることによって、無端ベルトの長さの調整が極めて簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の各プーリの配置とそれに巻き掛けられた無端ベルトを示す側面図である。
【図2】図1の側面図のA−A線における断面図である。
【図3】テンションプーリとその取付構造をしめす断面図である。
【符号の説明】
30・・・・・コンベヤフレーム
32・・・・・底板
34・・・・・コイン
36・・・・・側板
40・・・・・無端ベルト
42・・・・・テンション部取付板
44・・・・・駆動部取付板
46・・・・・カバー
48a、48b・・・・・駆動プーリ
50a、50b・・・・・ループ形成プーリ
52・・・・・テンション調節金具
54・・・・・テンションプーリ
56・・・・・テンション調節ボルト
58・・・・・駆動プーリ
60・・・・・長さ調節用ループ
62・・・・・ボルト支持部材
64・・・・・貫通孔
70・・・・・テンション調節ボルトの挿入口
72、74 ・・・・・スプリング受け座
76・・・・・スプリング
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技場等で用いられるコイン等の搬送装置に用いられる無端ベルトの取付の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コイン等の搬送装置に用いられるコイン搬送用ベルトは、コイン12が横になって通過する幅を有し略々水平に固定された底板と、該底板の両側に立設された側板とからなる輸送フレーム10の底板中央に装着される。このコイン搬送用ベルトは無端ベルト14であって、輸送フレーム10の底面中央には、無端ベルトが遊嵌する溝16が設けられ、この溝16に無端ベルト14が、図示しないが輸送フレーム10の両端に軸支された駆動プーリおよび従動プーリに巻き掛けることにより装着されている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
また、メタル(コインのことをメタルとも言う。以下同じ。)販売機28を挟んで配置された遊技台12の下には、メタル回収コンベヤ14が水平に取り付けられ、各遊技台12からオーバーフローしたメタルが、メタル回収コンベヤ14の上に落下する。次いで、メタル回収コンベヤ14の上に回収されたメタルは、メタル回収コンベヤ14の一端に設けられたメタルリフタ18により、遊技台14の上位置まで運ばれる。メタルリフタ18により遊技台12の上方に上昇したメタルは、各遊技台12およびメタル販売機28へメタルを供給するメタル取込装置22を配置したメタル補給コンベヤ20が取り付けられている。(例えば、特許文献2参照)
【0004】
【特許文献1】
実公平7−41507号公報(第1頁第1欄第2行〜第7行[請求項1]、第2頁第4欄第9行〜第16行[実施例]、第1図、第2図)
【特許文献2】
特開2001−104541号公報(第3頁第3欄[0013]〜[0018][発明の実施の形態]、図1〜図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、遊技台に取り付けられるコイン搬送用ベルトや、メタル回収コンベヤあるいはメタル補給コンベヤに用いられる無端ベルトは、現地の取付状態によって、両端に軸支されるプーリの位置は取り付ける機台によって、長さが異なるため、無端ベルトの長さは、各々の現場に合わせて、接合しなければならない、という不都合がある。
【0006】
また、無端ベルトも長年使用していると、自然に延びてしまうため、これを放置すると、無端ベルトとプーリの間でスリップするようになるため、無端ベルトの延びた部分を切り取って接着し直さなければならないという問題点がある。
【0007】
本願発明は、遊技台に取り付けられるコイン搬送用ベルトや、メタル回収コンベヤあるいはメタル補給コンベヤに用いられる無端ベルトの上記の如き問題点を解決するためになされたものであって、無端ベルトを取りつける際に現場合わせの手間を必要とせず、かつ長年使用によって無端ベルトが伸びても、簡単に無端ベルトの長さの調整を容易にすることができるコイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発発明の請求項1に記載のコイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置であって、
コインを搬送できる幅の底板と該底板の両側に立設された側板とで構成されるコンベアフレームと、
前記コンベアフレームの両端に軸支され前記コンベアフレームの前記底板上をコインが移送されるように無端ベルトが巻き掛けられる2個の従動プーリと、
前記コンベアフレームの下方において無端ベルトに接するように並んで2個軸支されその間から前記無端ベルトを下方に引き出して前記無端ベルトの長さ調節ループを形成する2個のループ形成プーリと、
前記2個のループ形成プーリにより形成された無端ベルトのループ内において軸支され巻き取った無端ベルトを巻き掛けてループ前記無端ベルトを駆動する駆動プーリと、
前記2個のループ形成プーリにより形成された無端ベルトのループ内において前記駆動プーリと前記何れかのループ形成プーリの間において前記無端ベルトを巻き掛けられると共に前記無端ベルトを張設するうよに弾力的にに軸支されたテンションプーリとからなることを特徴とするコイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置である。
【0009】
また、本発明の請求項2に記載のコイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置は、請求項1の発明において、前記駆動プーリは駆動部取付板を介して前記コンベアフレームの前記側板に軸支され、前記テンションプーリはおよび前記ループ形成プーリはテンション部取付板を介して前記コンベアフレームの前記側板に軸支されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】
コイン搬送装置は、一般的には、少なくとも一個以上のコインを搬送できる幅の底板と該底板の両側に立設された側板とで構成されるコンベアフレームと、コンベアフレームの両端にはプーリが軸支されコンベアフレームの底板上をコインが移送されるように無端ベルトが巻き掛けられる。2個のプーリのいずれか一方はモータの出力軸が取り付けられた駆動プーリであり、他方は従動プーリである。
【0011】
これに対して本願発明では、コンベアフレームの下方において、回転する無端ベルトに接するように並んで設けた2個のループ形成プーリを軸支した。そのため、この2個のループ形成プーリの間から無端ベルトを下方に引き出して、無端ベルトの長さ調節ループを形成することができる。
【0012】
この2個のループ形成プーリにより形成された無端ベルトのループ内においては、いずれか一方のループ形成プーリから巻き取った無端ベルトを巻き掛けてループ内の無端ベルトを駆動する駆動プーリが取り付けられる。そのため、ループ内の無端ベルトは、ループ内を一周して他方のループ形成プーリへ巻き取られる。
【0013】
また、この2個のループ形成プーリにより、下方に引き出され形成された無端ベルトのループ内においては、駆動プーリに巻き取られた無端ベルトは、他方のループ形成プーリに巻き取られるが、その間には無端ベルトのループの長さを調節するテンションプーリが弾力的でかつ移動可能に軸支されている。
【0014】
そのため、複数の遊技台を配列したブロック(島と称する)にコイン搬送装置を取り付ける際に、予め寸法を測定しておけば、取り付ける際に、無端ベルトの長さがある程予測出来るので、無端ベルトを予め測定した長さにして接着することができる。また、無端ベルトを張設する際に、テンションプーリが弾力的でかつ移動可能に軸支されているので、無端ベルトのループの長さを容易に調節することができる。
【0015】
また、長年の使用で無端ベルトが延びた場合は、従来は取り替える必要があったが、本発明ではループ内の無端ベルトを拡張または縮小するように移動可能に軸支されたテンションプーリが設けられているので、テンションプーリによって無端ベルトの長さを拡張すれば、無端ベルトを交換することなく、直ちに対応することが可能である。
【0016】
【発明の実施の態様】
本発明の実施の態様について、以下図面に従って説明する。図1は本発明の一実施例の各プーリの配置とそれに巻き掛けられた無端ベルトを示す側面図、図2は図1の側面図のA−A線における断面図、図3はテンションプーリとその取付構造を示す断面図である。
【0017】
図2において、コンベアフレーム30の底板32はコイン34を横にして自由に通過できる幅の板であって、その両側には側板36aおよび36bが立設されている。また、底板32の上には、無端ベルト40が張設され、コイン34を載せて走行するようになっている。
【0018】
また、図1および図2に示されているように、コンベアフレーム30の一方の側板36aには、テンション部取付板42および駆動部取付板44のそれぞれ上端部が取りつけられ、もう一方の側板36bにはカバー46が取りつけられている。コンベアフレーム30の両端には、従動プーリ48が軸支され、これに無端ベルト40が巻き掛けられ、コンベアフレーム30の底板の中を無端ベルト40が走行するようになっている。
【0019】
テンション部取付板42には、2個のループ形成プーリ50aおよび50bが横に並んで軸支され、それぞれ従動プーリ48からの無端ベルト40を巻き取りあるいは巻き戻すようになっている。一方のループ形成プーリ50aから引き出された無端ベルト40は、駆動プーリ58およびテンションプーリ54に巻き掛けられた後、他方のループ形成プーリ50bに巻き取られ、無端ベルト40長さ調節ループ60が形成される。
【0020】
さらに、テンション部取付板42には、図3のテンション部52の縦断面図に示すように、内面にねじ山を設けた貫通孔64を貫設したボルト支持部材62が固定されている。テンション調節ボルト56はボルト支持部材62の貫通孔64に螺入貫通し、先端部はテンションプーリ54の軸支金具68に設けたボルト挿入孔70に、回転可能な状態で挿入されいる。
【0021】
ボルト支持部材62の貫通孔64のテンションプーリ側の出口端と、テンションプーリ54の軸支金具68に設けた支持孔70の出口端には、それぞれスプリング受け座72および74が設けられ、この間にスプリング76が取り付けられ、このスプリング76の中をテンション調節ボルト56が貫通している。
【0022】
駆動部44には駆動プーリ58が軸支され、図示しないモータにより回転し、ループ形成プーリ50から無端ベルト40を巻き取ったり、あるいはテンションプーリ54からの無端ベルト40を巻き取ったりする。無端ベルト40は、二つのループ形成プーリ50の間で、駆動プーリ58およびテンションプーリ54に巻き掛けられるので、無端ベルト40により長さ調整用のループ60が形成される。
【0023】
本実施例の作動について説明すると、図1に示したように、コンベアフレーム30の両端に軸支された従動プーリ48には、コンベアフレーム30を貫通するように無端ベルト40が巻き掛けられる。両端の従動プーリ50に巻き掛けられた無端ベルト40は、いずれも2個並んだループ形成プーリ50に巻き取られる。
【0024】
一方のループ形成プーリ50aに巻き取られた無端ベルト40は、駆動プーリ58に巻き取られる。駆動プーリ58に巻き取られた無端ベルト40はテンションプーリ54に巻き取られ、他方のループ形成プーリ54に巻き掛けられ他方のループ形成プーリ50bに巻き掛けられるので、無端ベルト40は、ループ形成プーリ50aと50bの間で、無端ベルトの長さ調節用のループ60が形成される。
【0025】
一方、テンションプーリ54はテンションボルト56にテンションプーリ支持金具68を介して軸支されているので、テンションボルト56を回転することにより水平方向に前進または後退する。これにより、各プーリに巻き掛けられた無端ベルト40の長さが長ければテンションボルト54をテンションベルト調整金具62に螺入することによりテンションプーリ54を前進させて、容易に無端ベルト40の長さを調整できる。
【0026】
また逆に短すぎて無端ベルト40を装着することができない場合は、テンションベルト54をテンションベルト調整金具52から螺出することにより、無端ベルト40の長さ調整用のループ60を縮小できるので、いずれの場合も無端ベルト40の長さの調整が極めて簡単にできる。
【0027】
【発明の効果】
本発明のコイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置は、コンベアフレームの両端に軸支されコンベアフレームの底板上をコインが移送されるように無端ベルトが巻き掛けられる2個の従動プーリと、コンベアフレームの下方におい無端ベルトを下方に引き出して無端ベルトの長さ調節ループを形成する2個のループ形成プーリと、この無端ベルトのループ内において無端ベルトを駆動する駆動プーリと、無端ベルトを拡張または縮小するように移動可能に軸支されたテンションプーリとからなるものであって、テンションプーリを水平に前進または後退させることによって、無端ベルトの長さの調整が極めて簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の各プーリの配置とそれに巻き掛けられた無端ベルトを示す側面図である。
【図2】図1の側面図のA−A線における断面図である。
【図3】テンションプーリとその取付構造をしめす断面図である。
【符号の説明】
30・・・・・コンベヤフレーム
32・・・・・底板
34・・・・・コイン
36・・・・・側板
40・・・・・無端ベルト
42・・・・・テンション部取付板
44・・・・・駆動部取付板
46・・・・・カバー
48a、48b・・・・・駆動プーリ
50a、50b・・・・・ループ形成プーリ
52・・・・・テンション調節金具
54・・・・・テンションプーリ
56・・・・・テンション調節ボルト
58・・・・・駆動プーリ
60・・・・・長さ調節用ループ
62・・・・・ボルト支持部材
64・・・・・貫通孔
70・・・・・テンション調節ボルトの挿入口
72、74 ・・・・・スプリング受け座
76・・・・・スプリング
Claims (2)
- コイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置であって、
コインを搬送できる幅の底板(32)と該底板(32)の両側に立設された側板(36)とで構成されるコンベアフレーム(30)と、
前記コンベアフレーム(30)の両端に軸支され前記コンベアフレーム(30)の前記底板(32)上をコイン(34)が移送されるように無端ベルト(40)が巻き掛けられる2個の従動プーリ(48)と、
前記コンベアフレーム(30)の下方において無端ベルト(40)に接するように並んで2個軸支されその間から前記無端ベルト(40)を下方に引き出して前記無端ベルト(40)の長さ調節ループを形成する2個のループ形成プーリ(50)と、
前記2個のループ形成プーリ(50)により形成された無端ベルト(40)のループ内において軸支され巻き取った無端ベルト(40)を巻き掛けて前記無端ベルトを駆動する駆動プーリ(58)と、
前記2個のループ形成プーリ(50)により形成された無端ベルトのループ内において前記駆動プーリ(58)と前記何れかのループ形成プーリの間において前記無端ベルト(40)を巻き掛けられると共に前記無端ベルト(40)を張設するように弾力的に軸支されたテンションプーリ(54)、
とからなることを特徴とするコイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置。 - 前記駆動プーリ(58)は駆動部取付板(44)を介して前記コンベアフレーム(30)の前記側板(36)に軸支され、前記テンションプーリおよび前記ループ形成プーリ(50)はテンション部取付板(42)を介して前記コンベアフレーム(30)の前記側板(36)に軸支されていることを特徴とする請求項1に記載コイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003006793A JP2004215882A (ja) | 2003-01-15 | 2003-01-15 | コイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003006793A JP2004215882A (ja) | 2003-01-15 | 2003-01-15 | コイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004215882A true JP2004215882A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=32897068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003006793A Pending JP2004215882A (ja) | 2003-01-15 | 2003-01-15 | コイン搬送装置に装着されたベルトの長さ調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004215882A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012139332A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機のメダル補給装置 |
KR101725055B1 (ko) * | 2015-11-24 | 2017-04-10 | 주식회사 메디코어스 | 엑스선 발생부와 검출부를 와이어 연결로 동기화하는 엑스선 골밀도 측정기 |
-
2003
- 2003-01-15 JP JP2003006793A patent/JP2004215882A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012139332A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機のメダル補給装置 |
KR101725055B1 (ko) * | 2015-11-24 | 2017-04-10 | 주식회사 메디코어스 | 엑스선 발생부와 검출부를 와이어 연결로 동기화하는 엑스선 골밀도 측정기 |
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